JP4553084B2 - 物理量検出回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、コンデンサの電荷量の微小変化により物理量を検出する物理量検出回路に関する。
【0002】
【背景技術】
コンデンサを容量センサとして用い、コンデンサに蓄積された電荷量の微小変化を増幅することにより、力、重量、加速度、圧力等の物理量を計測する物理量検出回路がある。図16は、物理量検出回路1000の一例の回路図である。まず、この物理量検出回路1000の構造を説明する。
【0003】
物理量検出回路1000は、演算増幅器1100、容量センサ1200及び帰還容量1300を備える。容量センサ1200は、対向して配置されたダイヤフラムと電極板で構成されるコンデンサである。ダイヤフラム、電極板のうち一方が演算増幅器1100の反転入力端子に接続され、他方に電圧VBBが印加される。演算増幅器1100の出力端子と反転入力端子の間の帰還経路には帰還容量1300が接続されている。
【0004】
次に、物理量検出回路1000の動作を説明する。容量センサ1200のダイヤフラムが計測しようとする物理量により変位すると、容量センサ1200は微小容量変化ΔCをする。これを演算増幅器1100により増幅し、出力電圧Voを発生させ、負荷などの制御をするのである。出力電圧Voは次のとおりである。
【0005】
Vo=(容量センサの微小容量変化ΔC/帰還容量の容量)VBB
物理量検出回路の原理は、図16に示すとおりである。しかし、演算増幅器1100は大きな解放利得を有するため、物理量検出回路1000では、演算増幅器1100自身のオフセット電圧により出力電圧Voが飽和してしまい、物理量の検出ができなくなる。
【0006】
そこで、実用的には図17に示す物理量検出回路2000となる。物理量検出回路2000が図16に示す回路と違う点は、抵抗器1400を備えることである。抵抗器1400は帰還容量1300と並列に、演算増幅器1100の出力端子と反転入力端子の帰還経路に接続されている。抵抗器1400により演算増幅器1100に直流的に帰還がかかるようにして、出力電圧Voが飽和するのを防いでいるのである。
【0007】
さて、精度よく増幅するためには、抵抗器1400の抵抗値Rを次式のように設定する必要である。
【0008】
R≫1/(2πf・帰還容量の容量値)
記号fは、容量センサ1200の容量変化の周波数である。例えば、帰還容量1300の容量値を1pF、容量センサ1200の容量変化の周波数fを10kHzとした場合、インピーダンスZ=1/(2πf・帰還容量の容量値)≒16MΩとなる。例えば、抵抗値RをインピーダンスZの10倍以上とすると、抵抗値R=160MΩ以上となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、物理量検出回路2000は、電源をオンした時から物理量検出回路2000の動作が安定、つまり出力電圧VoがVBBになってから物理量の検出を開始する。電源をオンした時から物理量検出回路の動作が安定するまでの時間をスタートアップ時間という。スタートアップ時間は、低域遮断周波数が小さくなると長くなる。低域遮断周波数は、抵抗器の抵抗値と帰還容量の容量値の時定数で決まる。このため、環境温度が下がることにより、抵抗器1400の抵抗値が大きくなると、低域遮断周波数が小さくなる。
【0010】
図17に示す物理量検出回路2000は、抵抗器1400の抵抗値を大きくすることにより、高精度の増幅をしている。しかし、温度変化により抵抗器1400の抵抗値が大きくなりすぎた場合、低域遮断周波数が小さくなりすぎ、その結果、スタートアップ時間が長くなる。
【0011】
本発明は、低域遮断周波数が小さくなりすぎるのを防ぐことができる物理量検出回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、演算増幅器の反転入力端子に接続された第1素子の電荷量の変化により物理量を検出する、物理量検出回路であって、
前記反転入力端子と前記演算増幅器の出力端子との帰還経路に接続された帰還容量と、
抵抗として機能する複数の第2素子から選択された少なくとも一つから構成され、かつ、前記反転入力端子と前記出力端子との帰還経路に前記帰還容量と並列に接続される、第3素子と、
温度変化により前記複数の第2素子の選択を変更する、選択変更手段と、
を備える。
【0013】
本発明によれば、温度変化による第2素子の抵抗値の変化が生じても、複数の第2素子の選択を変更することにより第3素子の抵抗値を所定値にすることができるので、低温から高温まで安定した周波数特性を実現することができる。よって、例えば、低温であっても、低域遮断周波数が低くなりすぎるのを防ぐことができるので、スタートアップ時間を短縮することができる。なお、第1素子としては、例えば、圧電素子や容量変化が可能な容量素子がある。第2素子としては、例えば、ダイオードや抵抗器がある。
【0014】
(2)本発明には次の態様がある。
【0015】
前記複数の第2素子は、並列接続された複数のダイオードを含む。
【0016】
本発明はダイオードを抵抗として使用する。ダイオードは零電圧付近で高抵抗な素子として機能する。例えば、±数十mVにおいてダイオードの抵抗は数百MΩとなる。ダイオードは低温のとき、高温のときに比べて非常に抵抗値が大きくなる。例えば、−40℃のような低温のときの抵抗値は、1000GΩ以上であり、例えば、80℃のような高温のときの抵抗値は、約7GΩである。低域遮断周波数は、ダイオードの抵抗値と帰還容量の容量値で決まる時定数が大きくなると小さくなる。よって、低温時は、低域遮断周波数が小さくなりすぎ、この結果、スタートアップ時間が長くなる。本発明によれば、選択変更手段によりダイオードの選択を変更することができるので、低温から高温まで安定した周波数特性を実現することができる。
【0017】
(3)本発明には次の態様がある。
【0018】
前記選択変更手段は、電界効果トランジスタであり、
前記複数の第2素子は、前記電界効果トランジスタのソースを有する寄生ダイオードおよび前記電界効果トランジスタのドレインを有する寄生ダイオードを含む。
【0019】
本発明は、電界効果トランジスタを制御することにより、ソースを有する寄生ダイオード、ドレインを有する寄生ダイオードの選択を変更する。例えば、高温時、電界効果トランジスタをオフすることにより、ドレインを有する寄生ダイオードを選択し、抵抗として用い、低温時、電界効果トランジスタをオンすることにより、ソースを有する寄生ダイオードおよびドレインを有する寄生ダイオードを選択し、抵抗として用いる。ダイオードは接合面積が大きくなると抵抗値が小さくなるので、低温時、ソースを有する寄生ダイオード、ドレインを有する寄生ダイオードの両方を用いることにより、第3素子の抵抗値が大きくなりすぎるのを防ぐことができる。これにより、低域遮断周波数が小さくなりすぎるのを防ぐことができる。
【0020】
(4)本発明には次の態様がある。
【0021】
前記帰還容量は、複数の帰還容量から選択された少なくとも一つから構成され、
前記選択変更手段により、前記複数の帰還容量の選択が変更される。
【0022】
本発明によれば、温度変化により物理量検出回路の利得を可変にすることができる。温度が高くなると利得が大きくなるようにしてもよいし、逆に温度が高くなると利得が小さくなるようにしてもよい。
【0023】
(5)本発明は、演算増幅器の反転入力端子に接続された第1素子の電荷量の変化により物理量を検出する、物理量検出回路であって、
前記反転入力端子と前記演算増幅器の出力端子との帰還経路に接続された帰還容量と、
前記反転入力端子と前記出力端子との帰還経路に前記帰還容量と並列に接続されるように、そのソース、ドレインが前記出力端子、前記反転入力端子に接続される、第1電界効果トランジスタと、
前記ソースと前記ドレインとの間の電流を制御する制御手段と、
を備える。
【0024】
制御手段により、ソースとドレインとの間の電流を、例えば、0.1mA〜1mAのような微小電流にすると、第1電界効果トランジスタを抵抗値50MΩ〜500MΩの抵抗として機能させることができる。このため、本発明によれば、低温から高温まで安定した周波数特性を実現することができる。よって、例えば、低温であっても、低域遮断周波数が低くなりすぎるのを防ぐことができるので、スタートアップ時間を短縮することができる。制御手段としては、温度による電流の変化が小さいものであり、例えば、定電流回路、MOS電界効果トランジスタのインピーダンスをゲート電圧で制御するゲート電圧制御回路がある。
【0025】
(6)本発明には次の態様がある。
【0026】
前記制御手段は、前記第1電界効果トランジスタとでカレントミラー回路を構成する第2電界効果トランジスタを含む。
【0027】
カレントミラー回路により、第1電界効果トランジスタのソースとドレインとの間の電流を制御するので、微小電流であっても高精度な制御が可能となり、第1電界効果トランジスタの抵抗値を安定させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る物理量検出回路100の回路図である。
第1実施形態の特徴を簡単に説明すると、物理量検出回路100はダイオード部140を抵抗器の代わりに用いており、低温時はダイオード142、144を選択して使用し、高温時はダイオード144を選択して使用する。
【0029】
第1実施形態について詳細に説明する前に、ダイオードを抵抗器の代わりに用いる物理量検出回路について説明する。図2は、本願発明者によりなされた、特開2000-304631号公報に記載された物理量検出回路3000の回路図である。物理量検出回路2000の構成要素と同一要素については同一符号を付すことにより説明を省略する。物理量検出回路3000は、抵抗器1400の代わりにダイオード1500が用いられる。ダイオード1500は、演算増幅器1100の出力端子と反転入力端子の間の帰還経路に帰還容量1300と並列に接続されている。ダイオードは±数十mVにおいて、順方向、逆方向ともに抵抗値が数百MΩとすることができる。物理量検出回路3000は、ダイオードのこの特性を利用して抵抗器の代わりとしている。これにより、小面積で高抵抗値を実現できる。第1実施形態では、ダイオードに±数十mVが印加される範囲で使用されるので、ダイオードの向きは問題とならない。
【0030】
次に、温度が低くなると低域遮断周波数が小さくなることをグラフにより説明する。図3は、図2に示す物理量検出回路3000において、容量センサ1200の容量変化ΔCに対する物理量検出回路3000の出力振幅の周波数特性を示すグラフである。高い周波数側において、出力振幅が飽和している。飽和したときの出力振幅の大きさを基準(1)とした場合の周波数特性を示している。図3の特性曲線において、右上がりの特性を示す線とフラットな特性を示す線との交点での周波数が低域遮断周波数となる。図3の場合、80℃では約100Hz、25℃では約10Hzが低域遮断周波数である。図3のグラフから分かるように温度が低くなると低域遮断周波数が小さくなる。
【0031】
さて、図1に示す物理量検出回路100は、演算増幅器110、容量センサ120、帰還容量130、ダイオード部140、スイッチ150及び温度センサ160を備える。容量センサ120は第1素子の一例であり、容量変化可能なコンデンサである。容量センサ120は、例えば、ダイヤフラムと、このダイヤフラムと微小ギャップを隔てて対向している電極板と、を備える。ダイヤフラム、電極板のうち一方が演算増幅器110の反転入力端子に接続され、他方に電圧VBBが印加される。容量センサ120は、例えば、半導体マイクロマシニング技術により形成することができる。
【0032】
ダイオード部140は、第3素子の一例であり、演算増幅器110の出力端子と反転入力端子との帰還経路に帰還容量130と並列に接続されている。ダイオード部140は、第2素子の一例であるダイオード142、144を含む。ダイオード142、144は、演算増幅器110の出力端子と反転入力端子との帰還経路に並列に接続されている。
【0033】
スイッチ150はダイオード部140と接続されている。スイッチ150は選択変更手段の一例であり、第1実施形態ではn型またはp型MOS電界効果トランジスタが用いられる。スイッチ150のゲートは温度センサ160により制御される。所定温度より低くなるとスイッチ150がオンすることにより、ダイオード142、144が選択されるので、帰還電流はダイオード142、144に流れる。一方、所定温度より高くなるとスイッチ150がオフすることにより、ダイオード144が選択されるので、帰還電流はダイオード144に流れ、ダイオード142には流れない。以上が物理量検出回路100の構成である。物理量検出回路100の物理量を検出する動作は従来例と同じなので説明を省略する。
【0034】
次に、物理量検出回路100による効果を説明する。図4は、周波数と出力振幅との関係を示すグラフである。線Aは高温時にダイオード144のみに電流を流した場合であり、低域遮断周波数はfAとなる。線Bは低温時にダイオード144のみに電流を流した場合であり、低域遮断周波数はfBとなる。線Cは低温時にダイオード142、144の両方に電流を流した場合であり、低域遮断周波数はfCとなる。第1実施形態において、低温時の低域遮断周波数はfCとなり、高温時の低域遮断周波数はfAとなるので、低温時の低域遮断周波数を高温時の低域遮断周波数に近づけることができ、低温時の低域遮断周波数が低くなりすぎるのを防ぐことができる。
【0035】
次に、第1実施形態の温度と低域遮断周波数との関係を説明する。図5は、第1実施形態の温度と低域遮断周波数との関係を示すグラフである。所定温度TSWでスイッチ150のオン、オフを切り換えられる。所定温度TSW以下ではスイッチ150をオンし、ダイオード142、144の両方に電流を流すので、線Dのようになる。所定温度TSW以上ではスイッチ150をオフし、ダイオード144のみに電流を流すので、線Eのようになる。
【0036】
所定温度TSW以下において、帰還電流はダイオード142、144の両方に流れるので、ダイオード144の接合面積にダイオード142の接合面積を加えた値の接合面積をもつダイオードに電流を流していることになる。ダイオードは接合面積が大きくなると、抵抗が小さくなる。よって、低温時、ダイオード142、144の抵抗値が大きくなっても、ダイオード部140の抵抗値が大きくなりすぎるのを防ぐことができる。この結果、低域遮断周波数が小さくなりすぎるのを防ぐことができる。
【0037】
また、所定温度TSW以上において、帰還電流はダイオード144のみに流れるので、低域遮断周波数が高くなりすぎるのを防ぐことができる。図3をみれば分かるように、低域遮断周波数が高くなりすぎると、低い周波数の測定ができなくなるのである。例えば、80℃条件下、約500Hz以下の周波数の測定を精度良くできない。
【0038】
以上説明したように、第1実施形態によれば、低域遮断周波数が小さくなりすぎるのを防ぐことができるので、スタートアップ時間を短くすることができる。
また、低温から高温まで安定した周波数特性を実現することができる。これらの効果は以下に説明する他の実施形態にも当てはまる。
【0039】
なお、第1実施形態において、ダイオード144の接合面積を比較的小さくしているのは、高温時であってもダイオード部140(ダイオード144)の抵抗値を高抵抗(数MΩ)にするためである。一方、ダイオード142の接合面積を比較的大きくしているのは、低温時に、ダイオード部140(ダイオード142、144)の抵抗値が高くなりすぎるのを防ぐためである。よって、ダイオード142の接合面積は、ダイオード144の接合面積より、例えば、10〜100倍大きくする。
【0040】
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る物理量検出回路200の回路図である。
第1実施形態に係る物理量検出回路100の構成要素と同一要素については同一符号を付している。第2実施形態の特徴を簡単に説明すると、物理量検出回路200はダイオード部140及びスイッチ150を半導体基板に形成している。
【0041】
図7は、第2実施形態のダイオード部140及びスイッチ150が形成されたn型の半導体基板(SUB)の平面図である。図8は、図7のX1-X2線に沿った断面図である。半導体基板(SUB)にはバルク(B)となるpウェルが形成され、pウェルにはn+のドレイン(D)、n+のソース(S)が互いに間を設けて形成され、半導体基板(SUB)上にはゲート(G)が形成されている。ゲート(G)、ドレイン(D)、ソース(S)により構成されるMOS電界効果トランジスタがスイッチ150となる。n+のソース(S)はフローティングである。
【0042】
ダイオード142は、n+のソース(S)とpウェルにより形成される寄生ダイオードである。ダイオード144は、n+のドレイン(D)とpウェルにより形成される寄生ダイオードでありる。ダイオード142の接合面積を比較的大きくするためにn+のソース(S)の面積が大きくされている。ダイオード144の接合面積を比較的小さくするために、n+のドレイン(D)の面積が小さくされている。ダイオードの等価的な抵抗値の調節に重要なことは、接合面積と接合部の周囲長であり、形状に関しては問題とならない。
【0043】
n型の半導体基板(SUB)とpウェルにより寄生ダイオード170が形成される。n型の半導体基板(SUB)は、通常、回路において最も高い電位に固定され、pウェルは演算増幅器110の出力端子と接続されるため、寄生ダイオード170は回路動作上無視することができる。なお、スイッチ150としてnMOS電界効果トランジスタの代わりにpMOS電界効果トランジスタを用いることもできる。第2実施形態では、ダイオード部140及びスイッチ150を半導体基板に形成しているが、演算増幅器110、容量センサ120、帰還容量130、温度センサ160の少なくとも一つをこの半導体基板に形成してもよい。
【0044】
[第3実施形態]
図9は、本発明の第3実施形態に係る物理量検出回路300の回路図である。
第1実施形態に係る物理量検出回路100の構成要素と同一要素については同一符号を付している。第3実施形態では、ダイオード部140に第2素子の一例であるダイオード145、146、147、148が配置されている。ダイオード145、146、147、148は、演算増幅器110の出力端子と反転入力端子との帰還経路に並列に接続されている。スイッチ151、152、153は、選択変更手段の一例であり、ダイオード145、146、147、148の選択を変更する。スイッチ151、152、153は、n型またはp型MOS電界効果トランジスタが用いられる。図10は、第3実施形態のダイオード145、146、147、148及びスイッチ151、152、153が形成されたn型の半導体基板(SUB)の断面図である。
【0045】
図11は、第3実施形態の温度と低域遮断周波数との関係を示すグラフである。図9、10、11を用いてこの関係について説明する。スイッチ151、152、153のゲートは温度センサ160により制御される。温度Tが、温度T>所定温度TSW1の場合、スイッチ151、152、153がオフすることにより、ダイオード145が選択される。これにより、帰還電流はダイオード145のみに流れるので、線Aのようになる。温度Tが、所定温度TSW1>温度T>所定温度TSW2の場合、スイッチ151のみがオンすることにより、ダイオード145、146が選択される。これにより、帰還電流はダイオード145、146に流れるので、線Bのようになる。温度Tが、所定温度TSW2>温度T>所定温度TSW3の場合、スイッチ151、152がオンすることにより、ダイオード145、146、147が選択される。これにより、帰還電流はダイオード145、146、147に流れるので、線Cのようになる。温度Tが、所定温度TSW3>温度Tの場合、スイッチ151、152、153がオンすることにより、ダイオード145、146、147、148が選択される。これにより、帰還電流はダイオード145、146、147、148に流れるので、線Dのようになる。
【0046】
以上説明したように、第3実施形態によれば第1実施形態よりもダイオードの選択の種類が多いので、低域遮断周波数のバラツキを小さくすることができる。
よって、環境温度変動に対して、より安定動作させることができる。
【0047】
物理量検出回路300の物理量を検出する動作は従来例と同じなので説明を省略する。なお、第3実施形態において、ダイオードの接合面積は、ダイオード145、146、147、148の順で大きくなるが、これに限定されず、ダイオード145、146、147、148の接合面積は使用条件に応じて決めることができる。また、第3実施形態では、四つのダイオードを用いているが、四つより多くてもよいし、三つでもよい。
【0048】
[第4実施形態]
図12は、本発明の第4実施形態に係る物理量検出回路400の回路図である。第2実施形態に係る物理量検出回路200の構成要素と同一要素については同一符号を付している。第4実施形態では帰還容量131、132が演算増幅器110の出力端子と反転入力端子の間の帰還経路に並列に接続されている。高温時、低温時の出力電圧Voは以下の通りである。
【0049】
(1)スイッチ150がオフの場合(高温時)
選択される帰還容量は帰還容量132であり、選択されるダイオードはダイオード144である。よって、物理量検出回路400の出力電圧Voは、
Vo=(ΔC/CF132)VBB
となる。
【0050】
ΔC:容量センサ120の微小容量変化
CF132:帰還容量132の容量値
(2)スイッチ150がオンの場合(低温時)
選択される帰還容量は帰還容量131、132であり、選択されるダイオードはダイオード142、144である。よって、物理量検出回路400の出力電圧Voは、
Vo={ΔC/(CF131+CF132)}VBB
となる。
【0051】
ΔC:容量センサ120の微小容量変化
CF131:帰還容量131の容量値
CF132:帰還容量132の容量値
以上のように、温度センサ160により出力電圧を変えることができるので、物理量検出回路400の利得を温度により可変にすることができる。
【0052】
[第5実施形態]
図13は、本発明の第5実施形態に係る物理量検出回路500の回路図である。第4実施形態に係る物理量検出回路400の構成要素と同一要素については同一符号を付している。第5実施形態は第4実施形態と同様に、温度により出力電圧を変えることができ、また、低温時はダイオード142、144を選択し、高温時はダイオード144を選択する制御ができる。
【0053】
第5実施形態では帰還容量133、134の接続箇所が第4実施形態と異なる。スイッチ150がオンの場合、選択される帰還容量は帰還容量134である。
スイッチ150のオンにより帰還容量133の両端がショートするので、帰還容量133は動作しない。一方、スイッチ150がオフの場合、選択される帰還容量は、直列に接続された帰還容量133、134である。よって、第5実施形態は、スイッチ150のオン、オフによる出力電圧Voを第4実施形態と異ならせることができる。
【0054】
[第6実施形態]
図14は、本発明の第6実施形態に係る物理量検出回路600の回路図である。第1実施形態に係る物理量検出回路100の構成要素と同一要素については同一符号を付している。第6実施形態の特徴を簡単に説明すると、物理量検出回路600は、MOS電界効果トランジスタ191を抵抗器の代わりにしている。MOS電界効果トランジスタ191は、第1電界効果トランジスタの一例である。
【0055】
MOS電界効果トランジスタ191は、演算増幅器110の出力端子と反転入力端子との帰還経路に帰還容量130と並列に接続されている。MOS電界効果トランジスタ191は、第2電界効果トランジスタの一例であるMOS電界効果トランジスタ193とカレントミラー回路を構成している。これにより、MOS電界効果トランジスタ191の電流I191の制御を高精度に行うことができるので、MOS電界効果トランジスタ191の抵抗値の変動を小さくすることができる。
【0056】
MOS電界効果トランジスタ193には、電流源210から電流が供給される。電流源210は、MOS電界効果トランジスタ211、212、213、214、215、抵抗器216を含む。MOS電界効果トランジスタ212、213、214、215、抵抗器216で一般的な定電流回路を構成している。カレントミラー回路(MOS電界効果トランジスタ191、193)と電流源210で制御手段の一例を構成している。
【0057】
さて、MOS電界効果トランジスタ191を抵抗器の代わりに用いると述べたが、これを具体的数値で説明する。MOS電界効果トランジスタ211、212、213の(ゲート幅W/ゲート長L)を、
(W/L)211:(W/L)212:(W/L)213=1:10:10
とし、MOS電界効果トランジスタ191、193の(ゲート幅W/ゲート長L)を、
(W/L)191:(W/L)193=1:10
とする。
【0058】
また、MOS電界効果トランジスタ212のソースとドレインとの間の電流をI212とする。電流I212は、定電流回路により発生する電流でる。また、MOS電界効果トランジスタ211のソースとドレインとの間の電流をI211、MOS電界効果トランジスタ193のソースとドレインとの間の電流をI193、MOS電界効果トランジスタ191のソースとドレインとの間の電流をI191とする。
【0059】
MOS電界効果トランジスタ191、193でカレントミラー回路を構成しているので、電流I191と電流I193とはほぼ等しい。MOS電界効果トランジスタ211の電流I211が微小電流の場合、電流I211と電流I193とはほぼ等しいので、電流I211と電流I191とはほぼ等しくなる。よって、電流I212、電流I211、電流I193、電流I191の関係は次式となる。
【0060】
212:I211:I193:I191=100:10:10:1
212=0.1μAとすると、
212:I211:I193:I191=0.1μA:10mA:10mA:1mA
となる。
【0061】
一般的に、MOS電界効果トランジスタのオン抵抗ronは、次式の様に計算できる。
【0062】
【数1】
Figure 0004553084
W:チャネル幅、L:チャネル長、μ:移動度、Cox:単位面積当たりのゲート容量、Vgs:ゲート-ソース間電圧、Vth:しきい値電圧、Ids:ドレイン電流
MOS電界効果トランジスタ193において、I193=10nA、Vgs−Vth=0.1とすると、MOS電界効果トランジスタ193のインピーダンス(オン抵抗)は5MΩとなるので、MOS電界効果トランジスタ191のインピーダンス(オン抵抗)は50MΩとなる。また、上記のように計算では示さないが、同様の構成によりMOS電界効果トランジスタのサブスレッショルド領域を利用してもよい。
【0063】
以上のように、MOS電界効果トランジスタ191を高抵抗にすることができる。物理量検出回路600は、MOS電界効果トランジスタ191のこの特性を利用して抵抗器の代わりとしている。これにより、小面積で高抵抗値を実現できる。
【0064】
電流源210の定電流回路(MOS電界効果トランジスタ212、213、214、215、抵抗器216)により発生する電流は、ダイオードのインピーダンスと比較すると、温度変化の影響を受けにくい。例えば、電流I212の変化幅は、マイナス40℃からプラス80℃で2〜3倍程度に設定できる。したがって、インピーダンス(抵抗)の変化も数倍となるので、温度変化による低域遮断周波数の変動を小さくすることができる。図15は、温度と低域遮断周波数との関係を示すグラフである。線Aは物理量検出回路600の場合を示し、線Bは図2に示す物理量検出回路3000の場合を示している。グラフから分かるように、物理量検出回路600によれば、温度が低下しても低域遮断周波数が下がりすぎるのを防ぐことができる。さらに、電流源210を、温度に対してより安定(電流が変化しない)にすることで、温度変化による低域遮断周波数の変動をより小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る物理量検出回路の回路図である。
【図2】特開2000-304631号公報に記載された物理量検出回路の回路図である。
【図3】図2に示す物理量検出回路の周波数と出力振幅の関係を示すグラフである。
【図4】物理量検出回路の周波数と出力振幅との関係を示すグラフである。
【図5】第1実施形態に係る物理量検出回路の温度と低域遮断周波数との関係を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態に係る物理量検出回路の回路図である。
【図7】第2実施形態のダイオード部及びスイッチが形成されたn型の半導体基板(SUB)の平面図である。
【図8】図7のX1-X2線に沿った断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る物理量検出回路の回路図である。
【図10】第3実施形態のダイオード部及びスイッチが形成されたn型の半導体基板(SUB)の断面図である。
【図11】第3実施形態に係る物理量検出回路の温度と低域遮断周波数との関係を示すグラフである。
【図12】本発明の第4実施形態に係る物理量検出回路の回路図である。
【図13】本発明の第5実施形態に係る物理量検出回路の回路図である。
【図14】本発明の第6実施形態に係る物理量検出回路の回路図である。
【図15】本発明の第6実施形態に係る物理量検出回路の温度と低域遮断周波数との関係を示すグラフである。
【図16】従来の物理量検出回路の一例の回路図である。
【図17】従来の物理量検出回路の他の例の回路図である。
【符号の説明】
100 物理量検出回路
110 演算増幅器
120 容量センサ
130、131、132、133、134 帰還容量
140 ダイオード部
142、144、145、146、147、148 ダイオード
150、151、152、153 スイッチ
160 温度センサ
170 ダイオード
191、193 MOS電界効果トランジスタ
200 物理量検出回路
210 電流源
211、212、213、214、215 MOS電界効果トランジスタ
216 抵抗器
300、400、500、600 物理量検出回路
1000 物理量検出回路
1100 演算増幅器
1200 容量センサ
1300 帰還容量
1400 抵抗器
1500 ダイオード
2000 物理量検出回路
3000 物理量検出回路

Claims (5)

  1. 演算増幅器の反転入力端子に接続された第1素子の電荷量の変化により物理量を検出する、物理量検出回路であって、
    前記反転入力端子と前記演算増幅器の出力端子との帰還経路に接続された帰還容量と、
    抵抗として機能する複数の第2素子から選択された少なくとも一つから構成され、かつ、前記反転入力端子と前記出力端子との帰還経路に前記帰還容量と並列に接続される、第3素子と、
    温度変化により前記複数の第2素子の選択を変更する、選択変更手段と、
    を備える、物理量検出回路。
  2. 請求項1において、
    前記複数の第2素子は、並列接続された複数のダイオードを含む、物理量検出回路。
  3. 請求項1または2において、
    前記選択変更手段は、電界効果トランジスタであり、
    前記複数の第2素子は、前記電界効果トランジスタのソースを有する寄生ダイオードおよび前記電界効果トランジスタのドレインを有する寄生ダイオードを含む、物理量検出回路。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記帰還容量は、複数の帰還容量から選択された少なくとも一つから構成され、
    前記選択変更手段により、前記複数の帰還容量の選択が変更される、物理量検出回路。
  5. 演算増幅器の反転入力端子に接続された第1素子の電荷量の変化により物理量を検出する、物理量検出回路であって、
    前記反転入力端子と前記演算増幅器の出力端子との帰還経路に接続された帰還容量と、
    前記反転入力端子と前記出力端子との帰還経路に前記帰還容量と並列に接続されるように、そのソース、ドレインが前記出力端子、前記反転入力端子に接続される、第1電界効果トランジスタと、
    前記ソースと前記ドレインとの間の電流を制御する制御手段と、
    備え、
    前記制御手段は、
    前記第1電界効果トランジスタとでカレントミラー回路を構成する第2電界効果トランジスタと、
    前記第2電界効果トランジスタのソース又はドレインに電流を供給する定電流回路とを含む、物理量検出回路。
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