JP4552835B2 - キャパシタの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、キャパシタの製造方法に関し、特に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)に用いられる深孔スタック型キャパシタの製造方法に関する。
図1及び図2を参照して、DRAMに用いられる深孔スタック型キャパシタの従来技術による製造方法が説明される。図1は、従来技術によるDRAMのメモリ部100の断面図である。一般にDRAMは、図に示されるメモリ部100がアレイ状に配列されて構成されるメモリセルアレイと、素子分離領域を介してメモリ部100に隣接して設けられる周辺回路領域とによって構成される。以下の説明では、周辺回路領域の説明は省略される。
従来技術によるメモリ部100は、P型シリコン基板上に設けられたスイッチ部10とコンデンサ部20とを具備する。スイッチ部10は、p型シリコン基板101にnウエル102が、さらにその上層にpウエル103が設けられる。又、pウェルに隣接してnウェル102上に素子分離領域104が設けられる。メモリ部100は、他のメモリ部又は周辺回路領域と素子分離領域104を介して隣接して設けられる。
pウエル103にはワード線及びビット線に接続されるスイッチングトランジスタが設けられる。スイッチングトランジスタは、ビット線113に接続されたソース107を共有し、コンデンサ部20に接続するドレイン106及びドレイン108と、ゲート絶縁膜を介してゲート電極109及び110とから構成される2つのトランジスタを備える。ゲート電極109及び110は、多結晶シリコン上にタングステンシリサイドを積層したポリサイド構造もしくはタングステンを積層したポリメタル構造である。
スイッチングトランジスタの上には第一層間絶縁膜114が設けられる。第一層間絶縁膜114には、ソース109とビット線113とを接続するように所定の領域にビット線コンタクト112が設けられる。ビット線コンタクト112は、第一層間絶縁膜114に設けられたコンタクト孔に充填された多結晶シリコン、チタンシリサイド、窒化チタン及びタングステンによって構成される。更にビット線コンタクト112に接続するように窒化タングステン及びタングステンから構成されるビット線113が設けられる。又、ビット線113の上には第二層間絶縁膜201が設けられる。
第二層間絶縁膜201には、コンデンサ部20のキャパシタに接続されるシリコンプラグ202が設けられる。第一層間絶縁膜114には、スイッチングトランジスタのドレイン106及び108とシリコンプラグ202とが接続するように第一層間絶縁膜114の所定の領域にコンタクト111が設けられる。
第二層間絶縁膜201上には窒化シリコン膜203を介して第三層間絶縁膜204が設けられる。第二層間絶縁膜201上に設けられた窒化シリコン膜203と、第三層間絶縁膜204の所定の領域には深孔が設けられ、シリコンプラグ202に接続するように深孔内面に下部電極205が設けられる。下部電極205を含む全面に、キャパシタの誘電体206、更にその上面にキャパシタの上部電極207が設けられ、深孔スタック型キャパシタを構成する。上部電極207上には絶縁膜401を介して、窒化チタン、アルミニウム、窒化チタンから構成される配線層402が設けられる。
メモリ部100に設けられたキャパシタの上部電極207は、一部の領域で周辺回路領域に引出し配線として引き出され、上部電極207と配線層間の絶縁膜401の所定の領域に形成されたコンタクトを介して、配線層402に接続される。
以上のように、層間絶縁膜の形成、コンタクトの形成、配線層の形成を必要に応じて繰り返してメモリアレイを形成し、DRAMが構成される。
又、例えば、特開平11−026712号公報に深孔スタック型キャパシタを製造する方法に関連する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開平11−026712号公報
近年、半導体装置の大容量化が進展し、特にDRAMにおいては、最小加工寸法を100nmとするギガビット級メモリが製品化されつつある。又、最小加工寸法90nm以降に対応するDRAMの開発が進められている。このような素子の微細化に伴い、DRAMの主要構成要素であるキャパシタに許容される電極の表面積も必然的に縮小され、容量を確保することが困難な情況にある。
このような情況にあって、従来、深孔スタック型キャパシタで一般的に用いられている構造は、表面に凹凸(HSG:Hemispherical Silicon Grain)を有するシリコンを下部電極として、深さ2000nm程度の深孔内面に設け、その上に誘電体及び上部電極を形成している。HSGはキャパシタの容量を確保するために電極の表面積を拡大する目的で形成される。HSGを形成すると、シリコン電極底辺(深孔側壁)からHSGの頂上までの高さがおよそ80nmに及んでしまう。このため、微細化が進んで深孔の幅が狭くなるとHSGを形成する空間を確保するのが困難となってくる。
HSGが適用できなくなると、HSGで確保されていた面積拡大効果を、孔の深さを深くすることにより実現せざるを得なくなる。しかし、従来の深さ2000nmからさらに孔の深さを深くしようとすると、異方性ドライエッチングで深孔を形成する場合、形成する深孔にボーイング(孔の内部が膨らむ現象)形状(以下、単にボーイングと呼ぶ)が生じる問題が新たに発生してきた。
このボーイングに起因する問題を図2A〜図2Fを参照して説明する。図2A〜図2Fは、図1に示されるコンデンサ部20の製造過程の一連の流れを示す断面図である。
図2Aは、リソグラフィによるパターン形成前のコンデンサ部20の断面図である。酸化シリコンで構成される第二層間絶縁膜201の所定の位置に、多結晶シリコンのシリコンプラグ202が形成される。その後、第二層間絶縁膜201上に窒化シリコン膜203、及び厚さ3000nmの酸化シリコンの第三層間絶縁膜204が形成される。次いで、厚さ500nmのハードマスク210が形成された後、ホトレジスト211が形成される。図2Bを参照して、リソグラフィとドライエッチングによりハードマスク210にパターンが形成される。
図2Cは、ハードマスク210をマスクとして第三層間絶縁膜204と窒化シリコン膜203とをドライエッチングにより加工し、深孔500を形成したコンデンサ部20の断面図を示している。このドライエッチングにより、深孔開口部分のやや下の領域に、最大孔幅B1のボーイング502が発生する。この際、最大孔幅B1はマスク寸法L1よりも大きいため、マスク部分及びマスク近傍の第三層間絶縁膜204は、オーバーハング構造501となっていまう。
ここで、酸化シリコンのドライエッチングには、Cなどのガスプラズマを用いる。プラズマ中に生成されるイオンで酸化シリコンのSiとOの結合を切断し、FとSiを反応させることにより揮発性を有するSiF4を生成して除去することによりエッチングが進行する。エッチングに寄与する主なエッチャントはFイオンである。Fイオンは、プラズマのセルフバイアスもしくは意識的に印加されたバイアスでプラズマと基板の間に生じる電位差によって加速される。Fイオンは、基本的には基板に垂直に入射するが、エッチングの進行と共にハードマスクの肩に生じる傾斜で反跳され斜め入射するFイオンも増加する。この反跳Fイオンが開口部近傍の酸化シリコン側壁をエッチングしてしまうためにボーイングが生じると考えられる。この現象は、従来の比較的浅い孔では問題にならなかったが、より微細化するために開口部の径が小さくなり、又、容量を確保するために孔を深くするほど顕著に現れるようになってきた。
図2Dを参照して、ハードマスクを除去した後、下部電極205が全面に形成される。次いで、下部電極205が形成された深孔500内がホトレジスト210で充填される。図2Eを参照して、深孔500以外の表面に形成されている下部電極205が除去され、更に深孔500内を充填していたホトレジスト211が除去される。
図2Fを参照して、露出表面の全面にキャパシタの誘電体膜206と、上部電極207が形成される。この際、深孔500の開口部がボーイング502の最大孔幅B1よりも狭いオーバーハング構造501を成しているため、誘電体206を形成する際に、誘電体206のカバレッジが低下する(不均一化する)。又、ボーイング502の発生に起因して深孔500内の中央部に空隙503が形成される。
以上のように、従来技術による深孔スタック型キャパシタの製造方法では、異方性ドライエッチングで形成する深孔500の深さが深くなることによってボーイング502が必然的に発生する。ボーイング502が発生すると、深孔500の開口部がオーバーハング構造501となり、開口部の孔幅L1がボーイング502の最大孔幅B1より相対的に狭くなってしまう。その結果、その後の工程で、深孔500の開口部が塞がるまで上部電極207を形成しても、深孔500の内部に空隙が発生してしまい、機械的応力に対して極めて脆弱な構造になってしまう。具体的には、キャパシタ形成後の配線形成工程における絶縁膜401の応力、パッケージに組み込む場合のモールド樹脂による応力などの影響を受けやすくなる。このため、キャパシタ形成直後の試験では満足されるキャパシタ特性が得られても、パッケージに組んだ後の製品出荷前段階の品質試験では歩留まりが低下する問題が発生する。
又、深孔500の開口部分が狭く、オーバーハング構造501となると、キャパシタの下部電極205形成後に形成されるキャパシタ誘電体膜形成工程において、キャパシタ誘電体206のカバレッジの低下を引き起こし、強いてはキャパシタの信頼性の低下に繋がる。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下に述べられる手段を採用する。その手段を構成する技術的事項の記述には、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号が付加されている。但し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲を限定的に解釈するために用いてはならない。
本発明によるキャパシタの製造方法は、(1)スイッチ素子(10)に接続するプラグ(301)上に、層間絶縁膜(306)を堆積するステップと、(2)プラグ(301)の表面が露出するように、層間絶縁膜(306)に深孔(600、600’)を形成するステップと、(3)ステップ(2)において深孔(600、600’)の開口部に形成されたオーバーハング構造(601、601’)を除去するステップと、(4)深孔(600、600’)の内面に下部電極(307)を形成するステップと、(5)下部電極表面(307)に誘電体(308)を形成するステップと、(6)誘電体の表面に上部電極(309)を形成するステップとを具備する。
以上のような工程により、オーバーハング構造(601、601’)に起因するキャパシタ内に発生する空隙を防ぎ、誘電体(308)のカバレッジの低下が抑制されたキャパシタを作成することができる。
又、深孔(600)の開口部の大きさ(L1)が、ステップ(2)において深孔(600)に形成されたボーイング形状(602)における最大孔幅(B1)よりも大きくなるようにオーバーハング構造(601)を除去することが好ましい。
更に、ステップ(1)は、プラグ(302)上に第1の層間絶縁膜(304)を形成するステップと、第1の層間絶縁膜(304)上に、第1の層間絶縁膜(304)よりも湿式エッチング速度の速い第2の層間絶縁膜(305)を形成するステップとを含むことが好ましい。この際、湿式エッチングによってオーバーハング構造(600)を除去することが好ましい。
湿式エッチング速度の異なる層間絶縁膜を用いることで、開口部近傍の第2の層間絶縁膜(305)の方が、下層の第1の層間絶縁膜(304)よりも早く(大きく)エッチングされる。このため、深孔(600、600’)内に形成されたボーイング形状(602)における最大幅(B1)を拡幅するより速く開口部のハンドオーバー構造(601)を排除することができる。
又、他の態様に係るキャパシタの製造方法によれば、ステップ(3)は、深孔内の側壁の一部を保護するための保護材(612)を形成するステップと、保護材(612)が形成されていない深孔の開口部を除去するステップを含むことが好ましい。この際、保護材(312)の表面が、ボーイング形状(602)における最大孔幅(B1)の位置の深孔の内壁を完全に被覆し、オーバーハング構造(601)を被覆しない位置となるように保護材(312)を形成することが好ましい。
更に、他の態様に係るキャパシタの製造方法によれば、ステップ(2)は、ハードマスク(310’)によって層間絶縁膜(306)上にマスキング処理を施すステップと、ハードマスク(310’)の一部を除去し、深孔(600’)に形成されるボーイング形状(602’)における最大孔幅(B1)となる位置が、ハードマスク(310’)の側壁に位置するように層間絶縁膜(306)に深孔(600’)を形成するステップとを含み、ステップ(3)は、ハードマスク(310’)を除去するステップを備えることが好ましい。
このように、ボーイング形状(602’)に最大幅(B1)を有するハードマスク(310’)を除去することで、層間絶縁膜(306)をエッチングすることなくボーイング形状(602’)及び開口部に発生するオーバーハング構造(601’)を除去することができる。
本発明によれば、微細化された深孔スタック型構造のキャパシタ内に発生する空隙を防止し、深孔スタック型構造のキャパシタの品質を向上することができる。
又、キャパシタ誘電体膜のカバレッジ率を改善し、信頼性の高いキャパシタを形成することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態が説明される。図面において同一、又は類似の参照符号は、同一、類似、又は等価な構成要素を示している。
(DRAMの構成)
本発明によるDRAMは、深孔スタック型キャパシタを有するコンデンサ部30と、スイッチ部10とを備えるメモリ部1を具備する。メモリ部1はアレイ状に配列されてメモリセルアレイを構成し、図示しない周辺回路領域が隣接して設けられる。図3は、本発明によるメモリ部1の構造を示す断面図である。図3及び図4A〜図4Hを参照して、本発明によるメモリ部1の実施形態における構成及び製造方法が説明される。本発明によるメモリ部1は、P型基板101上に設けられ、ビット線113及びワード線109、110に接続されたスイッチ部10と、配線層402に接続されたコンデンサ部30とを具備する。スイッチ部10及び配線層402の構成は、従来技術におけるスイッチ部10と同様な構成なので説明は省略される。
ビット線113の上には第二層間絶縁膜301が設けられる。第二層間絶縁膜301には、コンデンサ部30のキャパシタに接続されるシリコンプラグ302が設けられる。第一層間絶縁膜114には、スイッチングトランジスタのドレイン106及び108とシリコンプラグ302とが接続するように第一層間絶縁膜114の所定の領域にコンタクト111が設けられる。
第二層間絶縁膜301上には窒化シリコン膜303を介して第三層間絶縁膜304と第四層間絶縁膜305が設けられる。第二層間絶縁膜301上に設けられた窒化シリコン膜303と、第三層間絶縁膜304及び第四層間絶縁膜305の所定の領域には深孔が設けられ、シリコンプラグ302に接続するように深孔内面に下部電極207が設けられる。下部電極307を含む全面に、キャパシタの誘電体308、更にその上面にキャパシタの上部電極309が設けられ、深孔スタック型キャパシタを構成する。上部電極309上には絶縁膜401を介して、窒化チタン、アルミニウム、窒化チタンから構成される配線層402が設けられる。
メモリ部1に設けられたキャパシタの上部電極309は、一部の領域で周辺回路領域に引出し配線として引き出され、上部電極309と配線層間の絶縁膜401の所定の領域に形成されたコンタクトを介して、配線層402に接続される。
以上のような構成のメモリ部1を繰り返してメモリアレイを形成し、DRAMが構成される。以下に、上記の構成のメモリ部1の製造方法が説明される。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態におけるキャパシタの製造方法では、最初に半導体基板表面の不純物拡散層に接続するシリコンプラグ302が形成された第二層間絶縁膜301上に、キャパシタが形成される第三層間絶縁膜304をCVD法により堆積する。その後、第三層間絶縁膜304より湿式エッチング速度が速い第四層間絶縁膜305を堆積する。この際、第三層間絶縁膜304は第4層絶縁膜305よりも厚く堆積される。更に、第四層間絶縁膜305の上にドライエッチングのマスクとなるハードマスク310を堆積する。リソグラフィとドライエッチングによりハードマスク310の所定の領域を前記第四層間絶縁膜305の最表面まで開口する。開口されたハードマスク310を用い、第三層間絶縁膜304と第四層間絶縁膜305の積層で構成された積層層間絶縁膜306をドライエッチングし、第三層間絶縁膜304の所定の位置にボーイング602を有するように深孔600を形成する。その後、深孔600の内径を拡大するため、湿式エッチングを行い、深孔600の口径を拡大する。その後、深孔内面を含む全面に下部電極材料をCVD法により堆積する。続いて、深孔内部をレジスト等で保護し、下部電極307の上面(配線層402側の面)を異方性ドライエッチング、もしくは化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により除去する。その後、下部電極307及び第四層間絶縁膜305の露出表面全面にキャパシタ誘電体308および上部電極309を形成してキャパシタを構成する。
図4A〜図4Hは、本発明によるコンデンサ部30の製造過程の一連の流れを示すコンデンサ部30の断面図である。以下、図4A〜図4Hを参照して、第1の実施の形態におけるキャパシタの製造方法が説明される。
図4Aは、ハードマスクに開口を形成する前の状態を示している。図4Aを参照して、酸化シリコンで構成された第二層間絶縁膜301の所定の領域に多結晶シリコンのシリコンプラグ302が形成される。この際、モノシラン(SiH)とホスフィン(PH)を原料ガスとするCVD法によりシリコン膜中にリンを含有させながら孔が埋まるように酸化シリコンが堆積され、孔以外の領域に形成されたシリコン膜がドライエッチング法により除去されることでシリコンプラグ302が形成される。ここでシリコンプラグ302は、多結晶シリコン状態で形成されたが、非晶質状態で形成された後に熱処理で多結晶化されることで形成されても構わない。又、モノシランに代えてジシラン(Si)を原料ガスに用いても構わない。
シリコンプラグ302が形成された後、ジクロルシラン(SiHCl)とアンモニア(NH)を原料ガスとするCVD法により厚さ50nm程度の窒化シリコン膜303が形成される。又、第二層間絶縁膜301上に窒化シリコン膜303が形成された後、プラグ用ホールが形成され、シリコンプラグ302が形成されても構わない。次に、テトラエトキシシラン(Si(OC)と酸素を原料ガスとするプラズマCVD法により厚さ2700nmの酸化シリコンの第三層間絶縁膜304が形成される。その後、第三層間絶縁膜304に比べて湿式エッチング速度が速い第四層間絶縁膜305が第三層間絶縁膜304上に形成される。例えば、テトラエトキシシラン(Si(OC)、トリエトキシボロン(TEB)、トリエチルホスフェート(TEOP)を原料ガスとし、減圧CVD法により厚さ300nmの酸化膜(BPSG)が第四層間絶縁膜305として堆積される。この際、BPSG膜を堆積後、700℃程度の熱処理が施されても良い。又、BPSGに代えてPSG膜、あるいは塗布系酸化膜であるSOG等を第四層間絶縁膜305としても良い。以上のように、第三層間絶縁膜304と第四層間絶縁膜305とを含む積層構造の層間絶縁膜306が形成される。第四層間絶縁膜305の形成後、CVD法により厚さ500nmのシリコン膜がハードマスク310として形成される。ハードマスク310は、シリコン膜に代えて非晶質炭素膜が用いられても良い。ハードマスク310の形成後、回転塗布法によりホトレジスト311が形成される。
図4Bを参照して、リソグラフィ法とドライエッチング法によりシリコンを加工し、ハードマスク310に所定のパターンが形成される。シリコンのドライエッチングには、Cl+HBr(臭化水素)+O混合ガスを用い、圧力10mtorr、プラズマパワー100w等の条件を用いることができる。基本的には塩素系のガスを用いる。
図4Cを参照して、第三層間絶縁膜304と第四層間絶縁膜305の積層から成る層間絶縁膜306を異方性ドライエッチングによりエッチングし、深孔309が形成される。酸化シリコンを含む積層層間絶縁膜306のドライエッチングには、C+Ar+O混合ガスを用い、圧力100mtorr、プラズマパワー1500wなどの条件を用いることができる。基本的にはフッ素(F)系のガスを用い、イオンの効果を引き出すためにパワーが高い条件を選択することが好ましい。この時、第三層間絶縁膜304の表面より、やや下方の位置にボーイング600が発生することが好ましい。又、ボーイング602における最大口径(最大孔幅)B1は、深孔600の開口部の口径(孔幅)L1よりも大きくなる。
図4Dは、ハードマスク310が除去されたコンデンサ部30の状態を示す断面図である。図4Dを参照して、ハードマスク310にシリコン膜が用いられている場合、残存したハードマスク310を除去するため、ホトレジストで、深孔600内を保護した後、全面ドライエッチバックして、積層絶縁膜306の表面に残存したシリコン膜が完全に除去される。この時のドライエッチングの条件は、例えば、Cl+HBr+Oの混合ガスを用い圧力0.6pa、プラズマパワー600W等である。又、ハードマスク310に非晶質炭素膜を用いた場合は、酸素単独ガスからなるガスプラズマで、容易に除去可能である。
図4Eを参照して、ハードマスク310が除去された後、湿式エッチングにより、深孔600のサイズが広げられる。深孔600のサイズを拡大するには、フッ化水素(HF)による湿式ウェットエッチを用いて行なう。この際、フッ化水素の代わりにフッ化アンモニウムを含有するフッ化水素、又は、アンモニア過酸化水素水を用いても良い。積層絶縁膜306は、第三層間絶縁膜304と第四層間絶縁膜305から構成され、第四層間絶縁膜の方が、相対的に第三層間絶縁膜より湿式エッチング速度が速いため、深孔309の開口部の口径L1の拡大量は、ボーイング602における最大口径(最大孔幅)B1の拡大量よりも大きくなる(L2−L1>B2−B1、但し、拡幅後の深孔600の開口部の口径(孔幅)をL2、ボーイング602における最大孔径(最大幅)をB2とする)。このため、隣接する深孔同士が、ボーイング310の最大位置でショートすることなく、深孔600の開口部の口径(孔幅)L1を拡大することが可能となる。又、深孔600の開口部の口径(孔幅)L1は、ボーイング602における最大口径(最大孔幅)B1より大きくすることができる(又は同等の大きさにすることができる)。すなわち、深孔600が形成された時にできたオーバーハング形状601を削除することができる。
図4Fを参照して、オーバーハング形状601が除去された深孔600の内面を含む露出面は、下部電極307で被覆される。深孔600底部のシリコンプラグ302表面に対し低抵抗化処理が行われた後、CVD法により厚さ30nm〜50nm程度のリン含有シリコン膜の下部電極307が形成される。この際、700℃で熱処理されることでシリコン膜が多結晶化し、導電性を持つ。尚、多結晶化の熱処理は、後の工程で代用することもできる。又は、CVD法により、厚さ30nm〜50nm程度のリン含有シリコン膜をアモルファス状態で堆積させた後、シラン(SiH)を照射し、熱処理を行って、下部電極307のグレインを成長させるHSGを用いることもできる。HSGを行なった場合は、下部電極307の表面リン(P)濃度を補うため、例えば、ホスフィン(PH3)が気相でドーピングされる。
図4Gを参照して、第四層間絶縁膜305の表面部分(深孔600内面を除く上面)に形成された下部電極307が除去される。以下の手順で下部電極307が除去される。先ず、深孔600内がホトレジストで保護される。この際、深孔600内に完全に保護されるように、回転塗布法によりホトレジストが形成される。その後、ホトレジストの表面が、第四層間絶縁膜305の表面部部分(深孔600内面を除く上面)より下に位置するように露光、現像処理を施した。その後、ドライエッチング法により、全面ドライエッチバックして表面の下部電極311が除去される。ドライエッチングの条件としては、例えば、Cl+HBr+Oの混合ガスを用いることができる。全面ドライエッチバックで下部電極307の表面を除去した後、深孔600内に残存したホトレジストを除去するため、Oアッシングが行われ、ホトレジストが除去される。
図4Hを参照して、誘電体308、及び上部電極309が形成されキャパシタが構成される。シリコンを含む下部電極311表面の自然酸化膜が除去されるように洗浄された後、コンデンサ部30は、750℃のNH雰囲気中で熱処理され、シリコン表面に厚さ1nmの窒化シリコンが形成される。次いで、ペンタエトキシタンタル(Ta(OC2H)と酸素を原料ガスとするCVD法により厚さ8nmの酸化タンタルが形成される。その後、750℃の亜酸化窒素(NO)雰囲気中で熱処理され、酸化タンタルの酸素補充と結晶化によって誘電体308が形成される。ここでは、酸化タンタルが形成された後の酸化性雰囲気での熱処理により、窒化シリコンは酸化され酸窒化シリコンとなっている。この状態で、塩化チタン(TiCl)とNHを原料ガスとするCVD法により誘電体を覆うように窒化チタンを含む上部電極309が形成される。
第1の実施の形態では、深孔600形成時にボーイング602が発生し、深孔600の開口部がオーバーハング形状601となっても、層間絶縁膜を湿式エッチングレートの異なる膜で積層に構成しているため、湿式エッチングによって深孔を拡幅すると、深孔開口部の口径(孔幅)L1の拡大量(L2−L1)が、ボーイングにおける最大口径(最大幅)B1の拡大量(B2−B1)よりも大きくなる。このため、深孔600拡幅後の開口部の口径(孔幅)L2が拡幅後のボーイングにおける最大口径(最大幅)B2よりも大きくなる(又は、同等の大きさとなる)。すなわち、湿式エッチングによってオーバーハング形状を改善することができる。従って、従来技術において発生した誘電体膜のカバレジ低下が生じることがなく、上部電極形成後も、空隙を生じることのないので、信頼性の高いキャパシタを得ることができる。
尚、本実施例では、下部電極にシリコン膜を用いたが、タングステン、窒化タングステンあるいはルテニウムなどの金属を用いても構わない。金属下部電極とすることにより、シリコン下部電極の場合に比べて容量を増大できる効果がある。これらの金属下部電極を用いる場合には、第二層間絶縁膜301に設けたシリコンプラグ表面にシリサイド化防止層を予め設けておけば良い。
又、誘電体308にはCVD法により形成する酸化タンタルに限らず、原子層蒸着法を用いても良い。この場合には成膜段階で良質な膜を形成できるので、酸化タンタルを成膜した後の酸化熱処理を省略、もしくは酸化熱処理温度を低減できる効果がある。更に原子層蒸着法により、酸化アルミニウムや酸化ハフニウムなどの材料を単層もしくは多層膜誘電体として用いることができる。これらの材料を誘電体308とする場合には、上記金属に加えて窒化チタンを下部電極307とできる利点がある。
又、上部電極309はCVD法で形成する窒化チタン単層としたが、スパッタ法で形成するタングステンなどとの積層膜であっても良い。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態におけるキャパシタの製造方法では、第1の実施の形態において、オーバーハング構造601を湿式エッチングによって削除する工程(開口部の口径(孔幅)L1を拡大する工程)の前に深孔600内をホトレジストで保護する工程が追加される製造方法である。
図5A〜図5Cは、第2の実施の形態におけるコンデンサ部30の製造過程の一連の流れを示すコンデンサ部30の断面図である。以下、図5A〜図5Cを参照して、第2の実施の形態におけるキャパシタの製造方法が説明される。
図5Aは、深孔600内部をホトレジストで充填した状態を示している。第1の実施の形態における図4A〜図4Dに示された方法に基づいて第三層間絶縁膜404と第四層間絶縁膜405の積層構造を備える積層層間絶縁膜406に、ボーイング602を有する深孔600が形成される。次いで、深孔600内を完全に埋めるように、回転塗布法によりホトレジストが塗布される。その後、ホトレジストの表面が、ボーイング602における最大口径(最大孔幅)B1の位置の深孔600の内壁を完全に被覆し、オーバーハング構造を被覆しない位置になるように露光、現像処理が施され、ホトレジスト312が形成される。この際、最大口径B1の位置が第四層間絶縁膜305近傍の第三層間絶縁膜304に位置することが好ましく、ホトレジスト312は、最大口径B1の位置を表面としてとするように形成されることが好ましい。
図5Bを参照して、ホトレジスト312で深孔600内を埋め、ホトレジスト312の表面が、ボーイング602における最大幅B1の位置の深孔600の内壁を完全に被覆されるように露光、現像処理が施された後、湿式エッチングにより、深孔600のオーバーハング構造601となっている開口部が拡大される。湿式エッチングには、フッ化水素(HF)、又は、フッ化アンモニウムを含有するフッ化水素が用いられる。ホトレジスト312が、最大幅B1の位置における深孔600の内壁を完全に被覆しているので、ボーイング602の最大幅B1を拡大することなく、深孔600のオーバーハング構造601となっている開口部のみを選択的に拡大することができる。
第1の実施の形態では、オーバーハング構造601となっている深孔600の開口部と同時に、ボーイング602における最大幅B1の層間絶縁膜部306も拡大する。そのため、深孔600の開口部のサイズ拡大は、ボーイング602における最大幅B1の位置で、隣接する深孔600同士が、ショートしないサイズまでしか拡大することが出来ない。しかし、第2の実施の形態では、ボーイング602における最大幅B1を拡大することがないので、隣接する深孔600同士のショートを防止することが可能であり、第1の実施の形態に比べ深孔600の開口部のサイズをより拡大することが可能であり、製造方法の自由度が増す利点がある。図5Cは、第1の実施の形態と同様に下部電極307、誘電体308、上部電極309を形成してキャパシタを構成した状態を示す。形成方法についての説明は、第1の実施の形態と同様なため省略される。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態におけるキャパシタの製造方法は、第1の実施の形態において、積層層間絶縁膜306に形成された深孔内に発生するボーイングをハードマスクの内壁に形成し、ハードマスクごとボーイング及びオーバーハング構造を削除する方法である。
図6A〜図6Fは、第3の実施の形態におけるコンデンサ部30の製造過程の一連の流れを示すコンデンサ部30の断面図である。以下、図6A〜図6Fを参照して、第3の実施の形態におけるキャパシタの製造方法が説明される。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、シリコンプラグ302が形成された後、シリコン窒化膜301が形成され、続いて、厚さ2700nmの酸化シリコンから構成される第三層間絶縁膜304と、厚さ300nmの第四層間絶縁膜305が堆積され、厚さ3000nmの積層層間絶縁膜506が形成される。尚、第三層間絶縁膜304と第四層間絶縁膜305は、湿式エッチング速度が異なる絶縁膜である。図6Aを参照して、CVD法により厚さ1000nmのシリコン膜が堆積されハードマスク310’が形成される。第3の実施の形態において形成されるハードマスク310’は、第1の実施の形態いおいて形成されたハードマスク310の厚さよりも厚く堆積される。ハードマスク310’には、シリコン膜に代えて、非晶質炭素膜を用いても良い。次いでハードマスク310’上に、回転塗布法によりホトレジスト311が形成される。
図6Bを参照して、リソグラフィ法とドライエッチング法によりシリコンを加工し、ハードマスク310’に所定のパターンが形成され、第四層間絶縁膜の最表面が露出されるまで開口される。
図6Cを参照して、第三層間絶縁膜304と第四層間絶縁膜305の積層から構成される積層層間絶縁膜306が異方性ドライエッチングによりエッチングされ、深孔600’が形成される。酸化シリコンを含む積層層間絶縁膜506のドライエッチングには、C5F8+Ar+O混合ガスが用いられ、圧力100mtorr、プラズマパワー1500wなどの条件で深孔600’が形成される。この時、ハードマスク310’の側壁の位置にボーイング602’が発生するように深孔600’が形成される。エッチングの進行と共にハードマスクの肩に生じる傾斜で反跳され斜め入射するFイオンが増加し、この反跳Fイオンが開口部近傍の側壁をエッチングしてしまうためにボーイング602’が生じると考えられるが、本実施の形態では、ハードマスク310’の厚さが第1の実施の形態よりも厚く堆積されているため、ボーイング602’の発生位置が、ハードマスク310’内の側壁に発生すると考えられる。ここで、ボーイング602’における最大口径(最大幅)B1は、深孔601’の開口部の口径(孔幅)L1よりも大きい。
図6Dを参照して、ハードマスク310’が除去されると同時にオーバーハング構造601及びボーイング602が除去される。ハードマスク310’を除去する方法は、第1の実施の形態と同様であるので、説明は省略される。第3に実施の形態では、深孔600’が形成される際に、必然的に発生するボーイング602’の最大幅B1の位置が、ハードマスク310’の側壁に位置するため、ハードマスク310’が除去されると、深孔600’の開口部は、オーバーハング形状をなしておらず、良好な逆テーパー形状となる。このため、第3の実施の形態では、深孔600’の開口部のサイズを拡大するための湿式エッチングは、行なっても、行なわなくても良い。ただし、ボーイング602’の位置が第四層間絶縁膜近傍で発生し、第四層間絶縁膜305にオーバーハング構造601’が残存する場合、湿式エッチングによって残存するオーバーハング構造601’を除去することは好適である。この際、第四層間絶縁膜305の湿式エッチング速度は第三層間絶縁膜304より速いことが好ましい。
図6Eを参照して、深孔に下部電極307が形成される。下部電極307の形成方法は、第1の実施の形態と同様であるため、説明は省略される。図5Fを参照して、下部電極307上に誘電体308及び上部電極309が形成され、キャパシタが構成される。本実施の形態によれば、オーバーハング構造601’が無い、良好な深孔形状であるため、誘電体膜308のカバレジ低下が生じない。又、上部電極309形成後も、空隙を生じることのないので、信頼性の高いキャパシタを得ることができる。
以上のように、本発明によるキャパシタの製造方法によれば、深孔形成時に発生するボーイングに起因する深孔開口部の狭いオーバーハング構造を改善することができる。このため、深孔内に空隙が生じることのない深孔スタック型キャパシタを製造することができる。又、キャパシタ誘電体膜のカバレッジ低下を起こさない信頼性の高い深孔形状を有する深孔スタック型キャパシタを製造することができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
図1は、従来技術におけるDRAMのメモリ部の構成を示す断面図である。 図2Aは、従来技術によるキャパシタの製造方法の流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図2Bは、従来技術によるキャパシタの製造方法の流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図2Cは、従来技術によるキャパシタの製造方法の流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図2Dは、従来技術によるキャパシタの製造方法の流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図2Eは、従来技術によるキャパシタの製造方法の流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図2Fは、従来技術によるキャパシタの製造方法の流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図3は、本発明におけるDRAMのメモリ部の構成を示す断面図である。 図4Aは、本発明によるキャパシタの製造方法の第1の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図4Bは、本発明によるキャパシタの製造方法の第1の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図4Cは、本発明によるキャパシタの製造方法の第1の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図4Dは、本発明によるキャパシタの製造方法の第1の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図4Eは、本発明によるキャパシタの製造方法の第1の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図4Fは、本発明によるキャパシタの製造方法の第1の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図4Gは、本発明によるキャパシタの製造方法の第1の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図4Hは、本発明によるキャパシタの製造方法の第1の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図5Aは、本発明によるキャパシタの製造方法の第2の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図5Bは、本発明によるキャパシタの製造方法の第2の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図5Cは、本発明によるキャパシタの製造方法の第2の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図6Aは、本発明によるキャパシタの製造方法の第3の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図6Bは、本発明によるキャパシタの製造方法の第3の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図6Cは、本発明によるキャパシタの製造方法の第3の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図6Dは、本発明によるキャパシタの製造方法の第3の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図6Eは、本発明によるキャパシタの製造方法の第3の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。 図6Fは、本発明によるキャパシタの製造方法の第3の実施の形態における流れを示すコンデンサ部の断面構造図である。
符号の説明
1、100:メモリ部
10:スイッチ部
20、30:コンデンサ部
101:シリコン基板
102:nウェル
103:pウェル
104:素子分離領域
105、109、110:ゲート電極
106、108:ドレイン
107:ソース
111:コンタクト
112:ビット線コンタクト
113:ビット線
114:第一層間絶縁膜
201、301:第二層間絶縁膜
202、302:シリコンプラグ
203、303:窒化シリコン膜
204、304:第三層間絶縁膜
205、307:下部電極
206、308:誘電体
207、309:上部電極
210、310、310’:ハードマスク
211、311、312:ホトレジスト
305:第四層間絶縁膜
306:積層層間絶縁膜
500、600、600’:深孔
501、601、601’:オーバーハング構造
502、602、602’:ボーイング

Claims (5)

  1. (1)スイッチ素子に接続するプラグ上に、第1の層間絶縁膜を堆積するステップと、
    (2)前記第1の層間絶縁膜上に、前記第1の層間絶縁膜よりも湿式エッチング速度の速い第2の層間絶縁膜を形成するステップと、
    )前記プラグの表面が露出するように、前記第1及び第2の層間絶縁膜を貫通する深孔を形成するステップと、
    前記湿式エッチングによって、前記ステップ()において前記深孔の開口部に形成されたオーバーハング構造を除去するステップと、
    )前記深孔の内面に下部電極を形成するステップと、
    )前記下部電極表面に誘電体を形成するステップと、
    )前記誘電体の表面に上部電極を形成するステップと
    を具備する
    キャパシタの製造方法。
  2. 請求項1に記載のキャパシタの製造方法において、
    前記ステップ(4)は、
    前記ステップ(3)において前記深孔の前記第2の層間絶縁膜に形成された開口部の大きさが、記深孔に形成されたボーイング形状における最大孔幅よりも大きくなるように前記オーバーハング構造を前記湿式エッチングによって除去す
    キャパシタの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のキャパシタの製造方法において、
    前記ステップ(3)と(4)の間に、前記深孔内の側壁の一部を保護するための保護材を形成するステップを具備し、
    前記ステップ(4)は、
    前記保護材が形成されていない前記深孔の開口部を前記湿式エッチングによって除去す
    キャパシタの製造方法。
  4. 請求項3に記載のキャパシタの製造方法において、
    前記保護材を形成するステップにおいて、前記保護材の表面が、前記深孔に形成されたボーイング形状における最大孔幅の位置から前記深孔の底部に至る内壁を完全に被覆し、前記オーバーハング構造を被覆しないように前記保護材を形成する
    キャパシタの製造方法。
  5. 請求項3又は4に記載のキャパシタの製造方法において、
    前記保護材として有機感光性膜を前記深孔に形成す
    キャパシタの製造方法。
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