JP4552771B2 - 車両の安全装置 - Google Patents

車両の安全装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4552771B2
JP4552771B2 JP2005182896A JP2005182896A JP4552771B2 JP 4552771 B2 JP4552771 B2 JP 4552771B2 JP 2005182896 A JP2005182896 A JP 2005182896A JP 2005182896 A JP2005182896 A JP 2005182896A JP 4552771 B2 JP4552771 B2 JP 4552771B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
fender
bracket
vehicle
lifting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005182896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007001399A (ja
Inventor
頼光 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2005182896A priority Critical patent/JP4552771B2/ja
Priority to DE602006001692T priority patent/DE602006001692D1/de
Priority to EP06010428A priority patent/EP1736380B1/en
Priority to US11/448,846 priority patent/US7537272B2/en
Priority to CN2006100959131A priority patent/CN1895938B/zh
Publication of JP2007001399A publication Critical patent/JP2007001399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4552771B2 publication Critical patent/JP4552771B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、ボンネットフードの後部が持ち上げ装置により持ち上げ可能に構成された車両の安全装置に関し、車両の安全技術の分野に属する。
従来より、車両と歩行者との衝突発生時にボンネットフード上に跳ね上げられた歩行者が該ボンネットフード下方のエンジン等に該フードを介して間接的に接触して衝撃を受けるのを防止するため、ボンネットフードの後部を車体に対して持ち上げ可能に構成する場合があり、例えば、その具体構造として、特許文献1には、前記ボンネットフードの後部側端部下方でフェンダの上端部内側に、内部に備えたガス発生剤から発生したガスにより上方に伸長可能なエアシリンダ状のアクチュエータ(持ち上げ装置)を設けると共に、該アクチュエータの上方に、該アクチュエータからの持ち上げ圧力によりボンネットフードの後部が車体に対して持ち上げ可能となるヒンジ機構を設け、衝突発生時にアクチュエータを作動させることにより該衝突に際してボンネットフードの後部が持ち上がるように構成したものが開示されている。
特開2005−059799号公報
ところで、前記アクチュエータのガス発生剤としては例えば火薬が用いられる場合があり、この場合、その設置に際しては、安全上、外部から容易に手の届かない位置に設ける等の配慮が必要となるが、通常使用時においてはボンネットフードは閉じられているので、前記特許文献1に記載のものにおいても問題はない。
しかしながら、通常、ボンネットフード側端部とフェンダ上端部との間には、振動対策や寸法誤差対策として隙間が設けられているが、前記特許文献1に記載の取付構造のように、アクチュエータがフェンダ近傍のアクセスしやすい位置に設けられていると、あえて意識的に前記隙間に工具等をねじ込むことによりアクチュエータにアクセスすることが可能となる。最悪の場合、ボンネットを変形させて押し広げれば、アクチュエータが取り外されて盗まれる虞がある。
そこで、本発明は、持ち上げ装置への悪戯や該装置の盗難を防止可能な車両の安全装置を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、車体前側部を構成する左右のフェンダと、両フェンダの上部間を覆うボンネットフードとが備えられていると共に、該ボンネットフードの側端部下方に、該ボンネットフードの後部を車体に対して持ち上げる持ち上げ装置と、該ボンネットフードを回動可能に車体に支持するヒンジ手段とが備えられた車両の安全装置であって、前記ヒンジ手段の少なくとも一部は、前記フェンダと前記持ち上げ装置との間に位置するように設けられていると共に、前記持ち上げ装置は、ブラケットを介して車体に取り付けられ、該ブラケットに、前記フェンダの内側上部に隣接するように配置されて、前記持ち上げ装置が取り付けられる取付面部が設けられており、かつ、前記持ち上げ装置は、前記取付面部に上方から載置される取付座を有し、該取付座の上方から該取付座及び取付面部のボルト挿通孔を介して挿通されたボルトに該取付面部の下方からナットを螺合することにより、該取付面部に固定されていると共に、前記ブラケットは、車体のほぼ水平な部位の上方に、該部位によって上記ナットが下方から覆われるように固定されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する部分は、複数の部材から構成されており、これら複数の部材は、上下方向にオフセットして設けられていることを特徴とする。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する複数の部材は、一部が側方視で重畳するように配置されていることを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の発明において、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する複数の部材は、フェンダ上端部またはボンネットフード側端部に沿うように車体前後方向に設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記ブラケットと車体との複数の取付部のうちの少なくとも一部は、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する部分よりも車幅方向内側に配設されていることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、ヒンジ手段の少なくとも一部は、フェンダと持ち上げ装置との間に位置するように設けられているから、持ち上げ装置にアクセスしようとしてフェンダとボンネットフードとの隙間に工具等をねじ込んでも、ヒンジ手段によってそれよりも内側の持ち上げ装置へのアクセスが遮られることとなり、持ち上げ装置への悪戯や盗難が防止されることとなる。また、前記持ち上げ装置はブラケットを介して車体に取り付けられ、該ブラケットに、前記フェンダの内側上部に隣接するように配置されて前記持ち上げ装置が取り付けられる取付面部が設けられ、かつ、前記持ち上げ装置は前記取付面部に上方から載置される取付座を有し、該取付座の上方から該取付座及び取付面部のボルト挿通孔を介して挿通されたボルトに該取付面部の下方からナットを螺合することにより、該取付面部に固定されていると共に、前記ブラケットは、車体のほぼ水平な部位の上方に、該部位によって上記ナットが下方から覆われるように固定されているから、前記取付面部の上方から工具をねじ込んでも、取付面部の下面に位置するナットにアクセスできず、持ち上げ装置を単体でブラケットから取り外すことも困難となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する部分は、複数の部材から構成されており、これら複数の部材は、上下方向にオフセットして設けられているから、該ヒンジ手段によって、フェンダと持ち上げ装置との間が、上下方向の広い範囲にわたって遮られ、前記請求項1に記載の発明の効果が向上する。
そして、請求項3に記載の発明によれば、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する複数の部材は、一部が側方視で重畳するように配置されているから、工具等によりヒンジ手段に対して側方から強い力が加えられた場合における該ヒンジ手段の耐力が向上する。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する複数の部材は、フェンダ上端部またはボンネットフード側端部に沿うように車体前後方向に設けられているから、フェンダとボンネットフードとの隙間がヒンジ手段により車両前後方向に広い範囲で覆われることとなる。したがって、持ち上げ装置に対して側方でなく前方や後方の離れた位置からしかアクセスできなくなり、悪戯や盗難の防止効果が向上することとなる。
ところで、前記のように、持ち上げ装置をブラケットを介して車体に取り付ける場合、ブラケットの車体に対する取付部が容易にアクセス可能であると、ブラケットが、持ち上げ装置の取り付けられた状態で取り外される虞があり、悪戯されたり、盗難にあう虞がある。
しかし、請求項5に記載の発明によれば、前記ブラケットと車体との複数の取付部のうちの少なくとも一部は、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する部分よりも車幅方向内側に配設されているから、ヒンジ手段によりブラケットの取付部のうちの少なくとも前記一部にはアクセスが困難となり、持ち上げ装置の場合同様の効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1〜図3は、本実施の形態に係る車両1の前部を示す斜視図であり、これらの図に示すように、左右のフェンダ2,2の間には、エンジン3を収容するエンジンルーム4が設けられていると共に、一般的使用状態においては、図1に示すようにエンジンルーム4はボンネットフード5により覆われている。このボンネットフード5は、図2に示すように、ヒンジ機構10,10(後に別図を用いて詳述する)を介して後部を中心として回動可能に支持されており、これにより、前記エンジンルーム4内のメンテナンス等が可能なようになっている。また、図4に示すコントロールユニット20が、フロントバンパ6に設けられた衝突センサ21からの信号に基づいて衝突を検知すると、アクチュエータ30,30が作動され、図3に示すように、ボンネットフード5の後部が車体に対して持ち上げられるように構成されており、これにより、ボンネットフード5上に跳ね上げられた歩行者が該フード5を介してその下方のエンジン3等の物体に間接的に衝突するのが防止されるようになっている。
なお、前記衝突センサ21としては、例えば、圧力センサや加速度センサ等の一般的なセンサが利用可能である。また、衝突の発生が検知されたときでなく、衝突を予知したときにアクチュエータ30,30を作動させてもよい。
アクチュエータ30は、図5〜図8に示すように、上下方向にスライド可能に同心配置された複数の円筒体31…31を有すると共に、該円筒体31…31の内部に、火薬と、該火薬に点火する点火回路とを有し、前記コントロールユニット20から点火回路に通電されると、火薬が着火してガスを発生し、該ガスの圧力により、上記複数の円筒体31…31が上方に移動するようになっている(図11参照)。なお、各円筒体31…31の上端部には、内方の円筒体31…31が上方に抜けるのを防止すると共に、ガス漏れを防止するストッパが設けられている。
次に、前記ヒンジ機構10,10、及びアクチュエータ30,30等が設けられるエンジンルーム4の後部付近の構造について説明すると、図2、図5に示すように、左右のフェンダ2,2から、図示しないフロントサスペンションを収容するサスペンションタワー7,7が車幅方向内方に膨出して形成されている(なお、図5においては、一のフェンダ2側のみ図示しているが、他のフェンダ2側はこれとほぼ左右対称とされており、一方についてのみ説明する、なお、特に説明をする場合を除き、他の構成等についても以下同様とする)。
また、図5、図6に示すように、左右のフェンダ2,2間には、前記サスペンションタワー7,7の後方において、カウルフロントパネル41及びカウルリヤパネル42が車幅方向に延設されている。
これらのうち、カウルリヤパネル42は、図5〜図7に示すように、上方に開口する樋状とされ、前壁42aが前記サスペンションタワー7の側壁7aに固着されている。一方、カウルフロントパネル41は、カウルリヤパネル42に上方から載置され、上部が該カウルリヤパネル42の上部に固着され、下部が前記カウルリヤパネル42の底壁42bに固着されている。そして、前記サスペンションタワー7の側壁7aと、これらカウルフロントパネル41及びカウルリヤパネル42とにより、上方に向けて開口する樋状のカウル部43が形成されており、このカウル部43内に、図示しないワイパーリンクの補機等が収容固定されている。
また、図5、図6に示すように、左右のフェンダ2の後部におけるヒンジ機構10の取付位置には、フェンダ2と共に車体前側部を構成するカウルプレートアッパー44が設けられている。このカウルプレートアッパー44は、図6、図8に示すように、ヒンジ機構10が取り付けられる平面部44aと、該平面部44aの車外側側端から上方に延びる外側縦壁部44bと、車内側側端から下方に延びる内側縦壁部44cとを有し、車体へのヒンジ機構10の取付剛性が高まるように構成されている。
図5〜図8に示すように、アクチュエータ30を取り付ける取付部材45がカウル部43の開口に跨って設けられている。該取付部材45は、前記開口に跨って設けられたカウルレインフォースメント50と、該カウルレインフォースメント50に取り付けられたブラケット60とを有している。
カウルレインフォースメント50は、図5、図6に示すように、平面視略L字状の板状部材であり、図7にも併せて示すように、前端部が前記サスペンションタワー7の上部7bに載置され、後端部がカウルフロントパネル41の上壁41bに重ねて載置され、側端部がカウルプレートアッパー44に載置されている。
一方、ブラケット60は、図5〜図8に示すように、アクチュエータ30が取り付けられるほぼ水平な面を有する取付面部60aと、該取付面部60aの車内側側端部60iに設けられ、下方に折曲するフランジ60eと、該フランジ60eからさらに下方に延びる脚部60bとを有し、前記カウルレインフォースメント50の上方に配置されている。また、前記取付面部60aは、前記フェンダ2の内側においてその上部に隣接するように配置され、カウルレインフォースメント50を介してカウルプレートアッパー44上に載置されている。また、該取付面部60aの前端部は、サスペンションタワー7の上部7bにまで延び、カウルレインフォースメント50の前端部に重なった状態で載置されている。また、図7、図8に示すように、フランジ60eは、前記カウルレインフォースメント50の車内側側端部50iを覆った状態で近接して設けられている。
また、図5〜図8に示すように、ブラケット60及びカウルレインフォースメント50は、複数の取付部71〜75においてそれぞれボルト及びナットを用いて車体側等に固定されている。すなわち、取付部71において、ブラケット60の車外側側端部60oの後部が、前記カウルレインフォースメント50の車外側側端部50oの後部と共にカウルプレートアッパー44に固定され、取付部72において、ブラケット60の車外側側端部60oの前部が、前記カウルレインフォースメント50の車外側側端部50oの前部と共にサスペンションタワー7の上部7bに固定され、取付部73において、ブラケット60の前端部の車内側部分が、前記カウルレインフォースメント50の前端部ほぼ中央に固定され、取付部74において、ブラケット60の後端部が、前記カウルレインフォースメント50の後端部に固定され、取付部75(以後、内端側取付部75という)において、前記取付面部60aよりも下方に設けられた脚部60bの座部60cが、前記カウルリアパネル42の底壁42bに固定されている。
その場合に、図8に示すように、前記ブラケット60の取付面部60aとボンネットフード5のインナパネル5aとの間の上下方向距離Xは、該取付面部60aと前記内端側取付部75との間の上下方向距離Yよりも短くなるように設定されている。
次に、アクチュエータ30の、ブラケット60の取付面部60aへの取付について説明すると、該アクチュエータ30は、図7、図8に示すように、ブラケット60の取付面部60aに沿う形状とされた取付座30aを有し、該取付座30aを前記取付面部60aに上方から載置した状態で、これら取付座30a及び取付面部60aに設けられたボルト挿通孔に、取付面部60aの上方から複数のボルト32…32を挿通すると共に、これらのボルト32…32に取付面部60aの下方からナット33…33をそれぞれ螺合することにより該取付面部60aに固定されている。なお、これらのナット33…33の下方には、カウルレインフォースメント50が位置しており、ナット33…33を下方から覆っている。
また、図7、図8に示すように、ブラケット60の取付面部60aにおけるアクチュエータ30の下方には貫通孔60dが設けられており、該貫通孔60dにアクチュエータ30のコネクタ部30bが挿通されている。そして、カウルレインフォースメント50には、アクチュエータ30の配設位置よりも前方において、貫通孔50aが設けられており、コントロールユニット20からの電気信号をアクチュエータ30へ伝えるためのハーネス34が該貫通孔50aを通って前記コネクタ部30bに接続されている。
次に、ヒンジ機構10について説明する。すなわち、このヒンジ機構10は、図6〜図9に示すように、ボンネットフード5のインナパネル5aにボルト及びナットにより固定された断面コ字状のフード側ブラケット11と、カウルプレートアッパー44の平面部44aにボルト及びナットにより固定された車体側ブラケット12と、前端側がフード側ブラケット11の前部に連結ピン13を介して連結され、後端側が車体側ブラケット12の上部に支軸ピン14を介して連結されたリンク体15と、前記フード側ブラケット11の縦壁11aの後部とリンク体15の縦壁15aの後部との間に挿通され、所定以上の力が加わったときに破断可能なロックピン16とを有する。
その場合に、図7、図8に示すように、前記ヒンジ機構10を構成する部材であるボンネットフード側ブラケット11の縦壁11a、及びリンク体15の縦壁15aは、前記フェンダ2と前記アクチュエータ30との間に位置するように設けられている。また、これらの縦壁11a,15aは上下方向にオフセットして設けられていると共に、高さ方向中間部分が側方視で重畳するように配置されている。更に、アクチュエータ30下端(前記ブラケット60の取付面部60a)からヒンジ機構10の上端(前記ボンネットフード5のインナパネル5aの下面)までの距離X(前述の上下方向距離Xと同じ)は、アクチュエータ30下端からその上端までの距離Vと、ヒンジ機構10のリンク体15の下端(リンク体15の縦壁15aの下端)からヒンジ機構10の上端(前記ボンネットフード5のインナパネル5aの下面)までの距離Wを足し合わせた距離よりも短くなるように設定されている。
また、前記ヒンジ機構10におけるフェンダ2とアクチュエータ30との間に位置する上記縦壁11a,15aは、図6〜図8に示すように、フェンダ2の上端部及びボンネットフード5の側端部に沿って車体前後方向に設けられている。
そして、ブラケット45と車体側との複数の取付部71〜75のうち、取付部71,74,75は、前記ヒンジ機構10の上記縦壁11a,15aよりも車幅方向内側に配設されている。
次に、本実施の形態に係る車両1の安全装置の作用について説明する。
まず、本実施の形態に係るアクチュエータ30等の取付構造によれば、車両上方に向けて開口する樋状の開口に跨って、アクチュエータ30が取り付けられる取付部材45が上方から載置されて固定されているから、該取付部材45の取付、取り外し作業がカウル部43の上方から行うことができるようになる。したがって、エンジンルーム4側からの作業が不要となるだけでなく、例えば、カウル部43の内部にワイパーリンク等の補機が配設されている場合であっても、前記取付、取り外し作業を問題なく行うことができるようになる。また、カウル部43の剛性が高まることともなる。
次に、動作等について説明すると、まず、メンテナンス等に際して、車室内等に設けられた図示しないボンネットフード5の開閉操作レバー等を操作すると、図2に示すように、ボンネットフード5の前端部内面に設けられたストライカ8と、エンジンルーム4側に設けられたロック機構9との係合状態が解除される。そして、ボンネットフード5の前部を持ち上げると、ヒンジ機構10のフード側ブラケット11とリンク体15とがロックピン16によりロックされているので、図10に示すように、ボンネットフード5は支軸ピン14を中心としてすなわち該フード5の後部を中心として回動することとなる。
これに対し、車両走行中、該車両1への歩行者の衝突が発生すると、衝突センサ21からの信号に基づいてコントローラ20が衝突を検知し、アクチュエータ30の点火回路に電気信号が送出される。そうすると、アクチュエータ30内の火薬が爆発してガスが発生し、該ガスの圧力により円筒体31…31が上方にスライドしてアクチュエータ30が全体として上方に伸び、その先端(上端)の円筒体31がヒンジ機構10のリンク体15の受圧プレート15bに当接し、該受圧プレート15bが上方へ押圧されることとなる。その場合に、車両走行中においては、ボンネットフード5は、ストライカ8がロック機構9に係合しており、後部を中心として回動不可能な状態であるので、ロックピン16に切断力が加わることとなり、この切断力が所定力以上となったときに、ロックピン16が切断される。そして、その結果、図11に示すように、アクチュエータ30の円筒体31…31がさらに上方に延びて受圧プレート15bを上方へ押圧することとなり、この結果、リンク体15の前部が支軸ピン14を支点として上方へ回動し、連結ピン13及びフード側ブラケット11を介してボンネットフード5の後部が車体に対して持ち上がることとなる。そして、これにより、衝突した歩行者は、仮に車体前部へ跳ね上げられたとしても、ボンネットフード5の後部が持ち上がっているので、該ボンネットフード5下方のエンジン3等に間接的にも衝突するのが防止されることとなる。なお、本実施の形態によるヒンジ機構10のような構造の場合に、ボンネットフード5の後部が持ち上がると、その前端が車両後方側に若干移動することとなるが、これについては、ロック機構9を、ストライカ8の前後動を許容可能に構成しておくことにより吸収することができる。
その場合に、この図11に示すように、アクチュエータ30が取り付けられる取付部材45は、前記カウル部43の開口に跨って設けられたカウルレインフォースメント50と、ブラケット60との2重構造とされているので、該取付部材45の剛性が高まり、アクチュエータ30作動時の下方への反力によるたわみ等が抑制されることとなる。
また、カウルレインフォースメント50の前端部が、剛性の高いサスペンションタワー7の上部に載置されているから、アクチュエータ30作動時の反力をカウルレインフォースメント50を介してカウルフロントパネル41やカウルリヤパネル42だけでなく剛性の高いサスペンションタワー7にも分散することができる。そして、サスペンションタワー7を介してタイヤや路面にも分散することができる。また、サスペンションタワー7の剛性が向上することともなるので、サスペンションからの入力荷重を車体が確実に受け止めることができるようになり、車両1の走行安定性をも向上させることができる。
また、ブラケット60の前端部が、前記サスペンションタワー7の上部に、前記カウルレインフォースメント50の前端部に重なった状態で載置されているから、アクチュエータ30作動時の反力を、ブラケット60を介してサスペンションタワー7にも分散することができると共に、サスペンションタワー7を介してタイヤや路面にも分散することができる。また、サスペンションタワー7の剛性が向上することともなるので、サスペンションからの入力荷重を車体が確実に受け止めることができるようになり、車両1の走行安定性をも向上させることができる。
また、ヒンジ機構10は、図8に示すように、カウルプレートアッパー44に取り付けられていると共に、該カウルプレートアッパー44は取付部材45の下方にまで延びているから、アクチュエータ30作動時に、取付部材45を介してカウルプレートアッパー44が下方に付勢される。したがって、ボンネットフード5の後部が車体に対して持ち上がる際に、該ボンネットフード5に引きずられてヒンジ機構10が変形しながら持ち上がってしまうのが抑制され、ボンネットフード5の後部を車体に対して確実に持ち上げることができる。
さらに、前記ブラケット60の車内側側端部60iには、下方に折曲するフランジ60eが、前記カウルレインフォースメント50の車内側側端部50iに近接した状態で設けられているから、ブラケット60の剛性が向上すると共に、アクチュエータ30作動時に、その反力により仮にブラケット60の車内側の部分が、図8に仮想線で示すように、車外側側端部60o側を支点として下方に倒れ込んでたわんだとしても、カウルレインフォースメント50の車内側側端部50iに当接することとなって、それ以上にたわむのが防止されることとなる。加えて、アクチュエータ30下端(前記ブラケット60の取付面部60a)からヒンジ機構10の上端(前記ボンネットフード5のインナパネル5aの下面)までの距離X(前述の上下方向距離Xと同じ)は、アクチュエータ30下端からその上端までの距離Vと、ヒンジ機構10のリンク体15の下端(リンク体15の縦壁15aの下端)からヒンジ機構10の上端(前記ボンネットフード5のインナパネル5aの下面)までの距離Wを足し合わせた距離よりも短くなるように設定されているから、アクチュエータ30をヒンジ機構10の真下に配する場合であっても、車体側に影響を与えることなく、フード5が高くなることを抑えることができ、スタイリングと歩行者保護機能とを両立させることができる。
加えて、本実施の形態によれば、アクチュエータ30等の盗難が防止されることとなり、以下、その点について説明する。
すなわち、図8に示すように、ブラケット60の取付面部60aは、前記フェンダ2の内側上部に隣接するように配置されており、かつ、該ブラケット60をカウルリヤパネル42等の車体側部材にボルト締結する取付部71〜75のうち、内端側の取付部75が、フェンダ2から下方に遠く離れて設けられているから、フェンダ2の上端部とボンネットフード5の側端部との隙間Zに工具をねじ込んで、アクチュエータ30が取り付けられているブラケット60を取り外そうとしても、工具が内端側取付部75に届かない。したがって、ブラケット60ひいてはアクチュエータ30を取り外すことができず、該アクチュエータ30への悪戯や盗難が防止されることとなる。
また、前記ブラケット60の取付面部60aは略水平に設けられているから、フェンダ2とボンネットフード5との隙間Zから工具等を下方にねじ込もうとしても、該取付面部60aが障害となり、内端側取付部75に工具等が一層届きにくくなる。
そして、前記アクチュエータ30は、ブラケット60の取付面部60a上面に取り付けるための取付座30aを有し、該取付座30aの上方から取付座30a及び取付面部60aのボルト挿通孔を介して挿通されたボルト32…32に、取付面部60aの下方からナット33…33を螺合することにより該取付面部60aに固定されているから、該取付面部60aの上方から工具をねじ込んでも、取付面部60aの下面に位置するナット33…33にアクセスできず、アクチュエータ30を単体でブラケット60から取り外すことも困難となる。
さらに、図7、図8に示すように、アクチュエータ30を固定するナット33の下方には、カウルレインフォースメント50が位置しているから、該ナット33へ下方からアクセスしようとしても、カウルレインフォースメント50により阻まれることとなる。したがって、一層効果的にアクチュエータ30の盗難が防止されることとなる。
また、ブラケット60の取付面部60aとボンネットフード5のインナパネル5aとの間の上下方向距離Xは、該取付面部60aと内端側取付部75との間の上下方向距離Yよりも短くなるように設定されているから、フェンダ2とボンネットフード5との隙間に、工具類をさしこんでも内端側取付部75までのアクセスがしにくくなる共に、アクチュエータ30の作動ストロークを最大限生かすことができるようになる。
最後に、特許請求の範囲と実施の形態との対応について説明しておく。なお、符号の説明等により明らかなものは適宜省略する。すなわち、請求項1におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置するヒンジ手段の少なくとも一部は、ヒンジ機構10の縦壁11a,15aに相当し、請求項2における複数の部材は、同じくヒンジ機構10の縦壁11a,15aに相当する。
本発明は、ボンネットフードの持ち上げ装置を有する車両の安全装置に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係る安全装置が適用された車両の前部斜視図である。 同車両のボンネットフードを後部を中心として開いた状態における前部斜視図である。 同車両のボンネットフードの後部を車体に対して持ち上げた状態における前部斜視図である。 同車両の安全装置の制御構成図である。 アクチュエータ周辺の拡大斜視図である。 アクチュエータ周辺の平面図である。 図6のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。 ヒンジ機構の分解斜視図である。 ボンネットフードを後部を中心として開いた状態における図7相当の図である。 ボンネットフードの後部を車体に対して持ち上げた状態における図7相当の図である。
符号の説明
1 車両
2 フェンダ
3 エンジン
4 エンジンルーム
5 ボンネットフード
7 サスペンションタワー
7a 側壁
7b 上部
10 ヒンジ機構(ヒンジ手段)
11 ボンネットフード側ブラケット(フェンダと持ち上げ装置との間に位置するヒンジ手段の少なくとも一部、複数の部材)
11a ボンネットフード側ブラケットの縦壁
12 車体側ブラケット
13 連結ピン
14 支軸ピン
15 リンク体
15a リンク体の縦壁(フェンダと持ち上げ装置との間に位置するヒンジ手段の少なくとも一部、複数の部材)
16 ロックピン
20 コントロールユニット
21 衝突センサ
30 アクチュエータ(持ち上げ装置)
32 ボルト(取付座の上方から取付座及び取付面部のボルト挿通孔を介して挿通されたボルト)
33 ナット(取付面部の下方から螺合されるナット)
41 カウルフロントパネル
42 カウルリヤパネル
42a 前壁
42b 底壁
43 カウル部
44 カウルフロントアッパー
45 取付部材
50 カウルレインフォースメント
50i 車内側側端部
50o 車外側側端部
60 ブラケット
60a 取付面部
60b 脚部
60e フランジ
60i 車内側側端部
60o 車外側側端部
71 取付部(複数の取付部のうちの少なくとも一部)
72 取付部
73 取付部
74 取付部(複数の取付部のうちの少なくとも一部)
75 内端側取付部(複数の取付部のうちの少なくとも一部)
X ブラケットの水平面部とボンネットフードとの間の上下方向距離
Y ブラケットの水平面部と内端側取付部との間の上下方向距離
Z 隙間

Claims (5)

  1. 車体前側部を構成する左右のフェンダと、両フェンダの上部間を覆うボンネットフードとが備えられていると共に、該ボンネットフードの側端部下方に、該ボンネットフードの後部を車体に対して持ち上げる持ち上げ装置と、該ボンネットフードを回動可能に車体に支持するヒンジ手段とが備えられた車両の安全装置であって、
    前記ヒンジ手段の少なくとも一部は、前記フェンダと前記持ち上げ装置との間に位置するように設けられていると共に、
    前記持ち上げ装置は、ブラケットを介して車体に取り付けられ、
    該ブラケットに、前記フェンダの内側上部に隣接するように配置されて、前記持ち上げ装置が取り付けられる取付面部が設けられており、
    かつ、前記持ち上げ装置は、前記取付面部に上方から載置される取付座を有し、該取付座の上方から該取付座及び取付面部のボルト挿通孔を介して挿通されたボルトに該取付面部の下方からナットを螺合することにより、該取付面部に固定されていると共に、
    前記ブラケットは、車体のほぼ水平な部位の上方に、該部位によって上記ナットが下方から覆われるように固定されていることを特徴とする車両の安全装置。
  2. 請求項1に記載の車両の安全装置であって、
    前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する部分は、複数の部材から構成されており、
    これら複数の部材は、上下方向にオフセットして設けられていることを特徴とする車両の安全装置。
  3. 請求項2に記載の車両の安全装置であって、
    前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する複数の部材は、一部が側方視で重畳するように配置されていることを特徴とする車両の安全装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の車両の安全装置であって、
    前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する複数の部材は、フェンダ上端部またはボンネットフード側端部に沿うように車体前後方向に設けられていることを特徴とする車両の安全装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両の安全装置であって、
    前記ブラケットと車体との複数の取付部のうちの少なくとも一部は、前記ヒンジ手段におけるフェンダと持ち上げ装置との間に位置する部分よりも車幅方向内側に配設されていることを特徴とする車両の安全装置。
JP2005182896A 2005-06-23 2005-06-23 車両の安全装置 Expired - Fee Related JP4552771B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005182896A JP4552771B2 (ja) 2005-06-23 2005-06-23 車両の安全装置
DE602006001692T DE602006001692D1 (de) 2005-06-23 2006-05-19 Sicherheitseinrichtung an einem Fahrzeug
EP06010428A EP1736380B1 (en) 2005-06-23 2006-05-19 A safety device of a vehicle and a vehicle provided therewith
US11/448,846 US7537272B2 (en) 2005-06-23 2006-06-08 Safety device of vehicle
CN2006100959131A CN1895938B (zh) 2005-06-23 2006-06-23 车辆安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005182896A JP4552771B2 (ja) 2005-06-23 2005-06-23 車両の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007001399A JP2007001399A (ja) 2007-01-11
JP4552771B2 true JP4552771B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=37687388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005182896A Expired - Fee Related JP4552771B2 (ja) 2005-06-23 2005-06-23 車両の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4552771B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008011722A1 (de) * 2008-02-28 2009-09-03 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Scharnieranordnung für eine Motorhaube mit Fußgängerschutz
JP4934639B2 (ja) * 2008-06-04 2012-05-16 太平洋工業株式会社 ボンネット衝撃吸収装置
JP6024677B2 (ja) * 2014-01-29 2016-11-16 トヨタ自動車株式会社 フードヒンジ構造

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001018843A (ja) * 1999-07-08 2001-01-23 Honda Motor Co Ltd 車両用フード装置
JP2004249795A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Toyota Motor Corp リフトアップフード
JP2004352126A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Aisin Seiki Co Ltd リフトアップ装置
JP2005028931A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Toyota Motor Corp 衝突対象保護装置の制御装置
JP2005153653A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Nhk Spring Co Ltd アクティブフード装置の接合構造
JP2005153808A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Nhk Spring Co Ltd アクティブフード装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001018843A (ja) * 1999-07-08 2001-01-23 Honda Motor Co Ltd 車両用フード装置
JP2004249795A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Toyota Motor Corp リフトアップフード
JP2004352126A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Aisin Seiki Co Ltd リフトアップ装置
JP2005028931A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Toyota Motor Corp 衝突対象保護装置の制御装置
JP2005153653A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Nhk Spring Co Ltd アクティブフード装置の接合構造
JP2005153808A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Nhk Spring Co Ltd アクティブフード装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007001399A (ja) 2007-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1736380B1 (en) A safety device of a vehicle and a vehicle provided therewith
JP4779460B2 (ja) 車両の安全装置
US20100026051A1 (en) Vehicle front structure
EP1976729B1 (en) Airbag apparatus
JP2009083687A (ja) 自動車の前部構造
EP0807559B1 (en) Collision sensing apparatus
JP4943494B2 (ja) 車両衝突時の補機ガイド構造
KR20080031413A (ko) 에어백 장치
JP2003063445A (ja) 自動車の車体前部構造
JP4552771B2 (ja) 車両の安全装置
JP5151495B2 (ja) 自動車のフードストッパ構造
JP3982061B2 (ja) 自動車のフードはね上げ装置のアクチュエータ取り付け構造
JP4600175B2 (ja) 車両の安全装置
JP2010221783A (ja) 車両の歩行者保護装置
US11167806B2 (en) Vehicle front structure
JP2019093855A (ja) 衝突検出装置
KR20090102087A (ko) 차량의 센터 필러 구조
JP2002120762A (ja) 車両のフードヒンジ構造
JP4563868B2 (ja) エアバッグ取付部構造
CN220909420U (zh) 车门铰链组件及车辆
JP2019093854A (ja) 衝突検出装置
JP3716663B2 (ja) エアバッグセンサの配設構造
US10442391B2 (en) Motor vehicle comprising pedestrian airbag
JP2003312543A (ja) ステアリングサポートメンバの取付構造
KR19980028535U (ko) 자동차의 리어 플로어패널 보강구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080306

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100622

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4552771

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees