JP2019093855A - 衝突検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両前方からの衝突を検出するセンサが損傷することを防止すると共にフルラップ前面衝突における衝突を早期に検出する。【解決手段】衝突検出装置は、車体前部における車幅方向中央部に設けられて車両前方からの衝突を検出する中央部センサ50と、バンパレインフォースメント4と、バンパレインフォースメント4の車幅方向中央部における上下方向の端部から車体後方に延びるブラケット部材40とを備える。中央部センサ50は、バンパレインフォースメント4の前面部4aより車体後方においてブラケット部材40に備えられる。【選択図】図1

Description

本発明は、衝突検出装置に関し、特に車両前方からの衝突を検出する衝突検出装置に関する。
自動車等の車両では、車体前部に車両前方からの衝突を検出する加速度センサなどの衝突検出装置を設けて、衝突検出装置によって車両前方からの衝突を検出するとエアバック装置などの乗員保護装置を作動させて車室内の乗員を保護することが一般に行われている。
例えば特許文献1には、車体前部に配設される衝突検出装置として、車体前部において車幅方向に延びるバンパレインフォースメントの左端部、中間部及び右端部にそれぞれ車両前方からの衝突を検出するセンサとして車体前後方向の加速度を検出する加速度センサを設けるようにしたものが開示されている。
特開2014−61731号公報
近年、実際の前面衝突を想定した前面衝突の衝突モードとして所定速度で走行する車両をコンクリート製の障害物に車両前方の全部を正面衝突させるフルラップ前面衝突について衝突試験が行われ、衝突安全性能を評価すると共に衝突安全性能の評価に基づいて衝突安全性能の向上を図ることが行われている。
フルラップ前面衝突の衝突試験のような車両前方からの衝突が生じたときに、エアバック装置などの乗員保護装置を早期に作動させて車室内の乗員を保護するために車両前方からの衝突を早期に検出することが求められている。
これに対し、車両前方からの衝突を検出するセンサを車体の前端部に配置することで、車両前方からの衝突時に衝突を早期に検出することができるが、車両前方からの衝突を検出するセンサを車体の前端部に配置すると衝突時にセンサが損傷するおそれがある。
そこで、本発明は、車両前方からの衝突を検出するセンサが損傷することを防止すると共にフルラップ前面衝突における衝突を早期に検出することができる衝突検出装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、車両前方からの衝突を検出する衝突検出装置であって、車体前部における車幅方向中央部に設けられて車両前方からの衝突を検出する中央部センサと、車体前部において車幅方向に延びるバンパレインフォースメントと、前記バンパレインフォースメントの車幅方向中央部における上下方向の端部から車体後方に延びるブラケット部材と、を備え、前記中央部センサは、前記バンパレインフォースメントの前面部より車体後方において前記ブラケット部材に備えられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記ブラケット部材は、前記バンパレインフォースメントの上下方向の端部から車体後方に略水平方向に延びる水平面部と、該水平面部の後端部から上下方向に略垂直方向に延びる縦面部とを備えて車両側方からみて略L字形状に形成され、前記中央部センサは、前記水平面部と前記縦面部との間に配置されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記中央部センサを車体前側から覆うカバー部材を備え、前記カバー部材は、前記中央部センサの車体前方に配置される前面部と、該前面部から車体後方に延びる脚部を備え、前記カバー部材の脚部に、前記ブラケット部材の縦面部に当接される当接面部が備えられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記バンパレインフォースメントの車体後方において車幅方向に延びるシュラウドを備え、前記ブラケット部材は、前記バンパレインフォースメントから車体後方に延びて前記シュラウドに取り付けられていることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、衝突検出装置は、車体前部における車幅方向中央部に設けられて車両前方からの衝突を検出する中央部センサと、バンパレインフォースメントと、バンパレインフォースメントの車幅方向中央部における上下方向の端部から車体後方に延びるブラケット部材とを備える。中央部センサは、バンパレインフォースメントの前面部より車体後方においてブラケット部材に備えられる。
これにより、車両前方からの衝突時に、中央部センサより前面部が車体前方に配置されるバンパレインフォースメントによって中央部センサが損傷することを防止することができる。また、フルラップ前面衝突時に、衝突荷重が入力される車体前部のバンパレインフォースメントの車体後側への移動に伴ってブラケット部材も車体後側に移動され、ブラケット部材に備えらえる中央部センサを用いて車両前方からの衝突を早期に検出することができる。したがって、車両前方からの衝突を検出するセンサが損傷することを防止すると共にフルラップ前面衝突における衝突を早期に検出することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、ブラケット部材は、バンパレインフォースメントの上下方向の端部から車体後方に延びる水平面部と、水平面部の後端部から上下方向に延びる縦面部とを備えて略L字形状に形成され、中央部センサは、水平面部と縦面部との間に配置される。
これにより、フルラップ前面衝突時に、衝突荷重が入力される車体前部のバンパレインフォースメントの車体後側への移動に伴って中央部センサがブラケット部材の水平面部と縦面部との間に配置された状態でブラケット部材も車体後側に移動され、中央部センサが損傷することを防止すると共にフルラップ前面衝突における衝突を早期に検出することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、中央部センサを車体前側から覆うカバー部材は、中央部センサの車体前方に配置される前面部と、前面部から車体後方に延びる脚部を備え、カバー部材の脚部にブラケット部材の縦面部に当接される当接面部が備えられることにより、中央部センサをカバー部材によって有効に保護することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、バンパレインフォースメントの車体後方において車幅方向に延びるシュラウドを備え、ブラケット部材は、バンパレインフォースメントから車体後方に延びてシュラウドに取り付けられることにより、バンパレインフォースメントから車体後方に延びてシュラウドに取り付けられるブラケット部材に備えられた中央部センサを用いてフルラップ前面衝突における衝突を有効に検出することができる。
本発明の実施形態に係る衝突検出装置を備えた車体前部を示す斜視図である。 車体前部を示す正面図である。 車体前部を示す側面図である。 図2におけるY4−Y4線に沿った車体前部を示す断面図である。 中央部センサ近傍の車体前部を示す斜視図である。 中央部センサ用カバー部材を示す斜視図である。 中央部センサ用カバー部材を取り除いた中央部センサ近傍の車体前部を拡大して示す斜視図である。 端部センサ近傍の車体前部を示す斜視図である。 端部センサ用カバー部材を取り除いた端部センサ近傍の車体前部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る衝突検出装置を備えた車体前部を示す斜視図、図2は、車体前部を示す正面図、図3は、車体前部を示す側面図、図4は、図2におけるY4−Y4線に沿った車体前部を示す断面図である。なお、図3では、中央部センサ及び端部センサを覆うカバー部材を取り除いて示している。
図1から図4に示すように、本発明の実施形態に係る衝突検出装置を備えた車体1は、車体前部に、車室の車体前側を区画するダッシュパネルから車体前方に延びる左右一対のフロントフレーム2と、左右のフロントフレーム2の前端部に連結されて車体前方に延びる左右のクラッシュカン3と、左右のクラッシュカン3の前端部に左右の両端部がそれぞれ連結されて車幅方向に延びるバンパレインフォースメント4とを備えている。フロントフレーム2、クラッシュカン3、バンパレインフォースメント4はそれぞれ、金属製の板状部材を用いて形成されている。
フロントフレーム2は、断面略矩形状に閉断面状に形成されて車体前後方向に延びている。フロントフレーム2の前端部には、車体前後方向と略直交する方向に延びるプレート部材5が溶接等によって固着されている。
クラッシュカン3は、断面略十字形状に閉断面状に形成されて車体前後方向に延びている。クラッシュカン3の後端部には、車体前後方向と略直交する方向に延びるプレート部材6が溶接等によって固着されている。クラッシュカン3は、図3に示すように、プレート部材6がプレート部材5に車体前方から締結ボルトB1をプレート部材5の車体後側に溶着されたナットN1に螺合させて締結固定されてフロントフレーム2に結合されている。
クラッシュカン3は、フロントフレーム2より軸方向の圧縮に対する強度が低く設定されている。クラッシュカン3は、図1及び図3に示すように、車体前後方向と略直交する方向に延びる凹部3aを有し、車体前方から衝突荷重が作用するときに折り畳むように潰れ変形して衝突荷重を吸収するようになっている。
バンパレインフォースメント4は、車幅方向に延びるフロントバンパ(不図示)内に配置されている。バンパレインフォースメント4は、図3に示すように、車体前側に配置された略平板状のバンパレインアウタ7と車体後側に配置された断面略ハット状のバンパレインインナ8とが接合されて閉断面状に形成されている。バンパレインフォースメント4は、車幅方向両端部における車体後側にクラッシュカン3の前端部が溶接等によって固着されてクラッシュカン3に結合されている。
車体前部にはまた、ラジエータや冷却ファンなどを支持するシュラウド10が備えられている。シュラウド10は、バンパレインフォースメント4の車体後方において左右のフロントフレーム2の間に車幅方向に延びると共にバンパレインフォースメント4より上下方向に延びるように設けられている。シュラウド10は、樹脂材料を用いて一体成形されている。
シュラウド10は、車体上側に配置されて車幅方向に延びるアッパ部11と、車体下側に配置されて車幅方向に延びるロア部12と、車幅方向両側にそれぞれ配置されて上下方向に延びる両側のサイド部13とを備えて略矩形枠状に形成され、中央に開口部14が設けられている。シュラウド10の開口部14にラジエータや冷却ファンなどが収容されるようになっている。
シュラウド10はまた、両側のサイド部13の上下方向中央部どうしを接続して車幅方向に延びる横リブ部15と、アッパ部11及びロア部12の車幅方向中央部どうしを接続して上下方向に延びる縦リブ部16とを備え、横リブ部15及び縦リブ部16によって開口部14は4つの開口部に区画されている。
両側のサイド部13の上下方向中央部にはそれぞれ、シュラウド10とフロントフレーム2とを連結する連結部材20が取り付けられている。連結部材20は、車体後側に配置されてシュラウド10のサイド部13の車体前側に沿って車体前後方向と略直交する方向に延びる後面部21と、後面部21の車幅方向両側からそれぞれ車体前方に延びる両側の側面部22とを備えている。
両側の連結部材20はそれぞれ、両側の側面部22の前端部がバンパレインフォースメント4の車体後側に溶接等によって固着され、図4に示すように、後面部21がシュラウド10のサイド部13に車体前方から締結ボルトB2をサイド部13の車体後側に溶着されたナットN2に螺合させて締結固定されている。シュラウド10は、両側の連結部材20を介してバンパレインフォースメント4に支持されている。
アッパ部11の車幅方向中央部には、車体前側に下方に窪む凹部30が設けられている。凹部30は、後述する図5及び図7に示すように、車体下側に配置される底壁部31と、底壁部31の車幅方向両側から車体上方に延びる両側の側壁部32と、底壁部31の車体後側から車体上方に延びる後壁部33とを備え、ボンネットフードを閉状態にロックするフードロックを収容するようになっている。
シュラウド10には、凹部30の車体前側を覆うようにブラケット部材40が取り付けられている。ブラケット部材40は、バンパレインフォースメント4の車幅方向中央部における上端部から車体後方に延びてシュラウド10に取り付けられている。ブラケット部材40は、金属製の板状部材を用いて形成されている。
ブラケット部材40は、バンパレインフォースメント4の上端部から車体後方に略水平方向に延びる水平面部41と、水平面部41の後端部から上下方向に略垂直方向に延びる縦面部42とを備え、車両側方からみて略L字形状に形成されている。
ブラケット部材40は、縦面部42の上部42aが略矩形状に形成されて凹部30の車体前側を覆うように設けられ、縦面部42の下部42bが車幅方向に2つに分割されて縦面部42の上部42aの車幅方向両側からそれぞれ車体下方且つ車幅方向外側に傾斜して延びると共に下端部からそれぞれ水平面部41が車体前方に延びるように設けられている。水平面部41の前端部には、車体下方に略垂直方向に延びるフランジ部43が設けられている。
バンパレインフォースメント4の車幅方向中央部には、ブラケット部材40の水平面部41にそれぞれ設けられたフランジ部43に対応して車幅方向に離間してそれぞれ車体上方に略垂直方向に延びるフランジ部材9が溶接によって固着されている。なお、図5においてフランジ部材9が溶接される部分に×印を付して示している。
ブラケット部材40は、図3に示すように、水平面部41の前端部に設けられたフランジ部43がバンパレインフォースメント4に固着されたフランジ部材9に車体前方から締結ボルトB3をフランジ部43の車体後側に溶着されたナットN3に螺合させて締結固定されることによりバンパレインフォースメント4に取り付けられている。
ブラケット部材40はまた、縦面部42の上端部における車幅方向両側がそれぞれシュラウド10のアッパ部11に車体前方から締結ボルトB4をアッパ部11の車体後側に溶着されたナットに螺合させて締結固定されることによりシュラウド10に取り付けられている。
車体1には、車室内の乗員を保護するための乗員保護装置としてエアバック装置が備えられている。エアバッグ装置は、ハンドルに格納された運転席エアバッグ及びインストルメントパネルに格納された助手席エアバッグなどを備え、車両前方からの衝突を検出したときに膨張して運転席及び助手席に着座した乗員のダメージなどを軽減するようになっている。
また、エアバック装置などの乗員保護装置の作動を制御するために車両前方からの衝突を検出する衝突検出手段として加速度センサが備えられている。加速度センサは、車体前後方向における車両の加速度(減速度)を検出して車両前方からの衝突を検出するようになっている。
本実施形態では、車体前部に、車両前方からの衝突を検出する加速度センサとして、車幅方向中央部に設けられて車両前方からの衝突を検出する中央部センサ50と、車幅方向両端部にそれぞれ設けられて車両前方からの衝突を検出する両側の端部センサ60とが備えられている。
中央部センサ50は、両側の端部センサ60より車体前方に配置され、フルラップ前面衝突時における車両前方からの衝突を検出するようになっている。両側の端部センサ60は、中央部センサ50より車体後方に車幅方向両端部に配置され、オフセット前面衝突時における車両前方からの衝突を検出するようになっている。
車体1に備えられた中央部センサ50及び両側の端部センサ60の配置についてさらに説明する。
図5は、中央部センサ近傍の車体前部を示す斜視図、図6は、中央部センサ用カバー部材を示す斜視図、図7は、中央部センサ用カバー部材を取り除いた中央部センサ近傍の車体前部を拡大して示す斜視図である。
図7に示すように、中央部センサ50は、バンパレインフォースメント4の車幅方向中央部における上端部から車体後方に延びるブラケット部材40に備えられ、バンパレインフォースメント4の前面部より車体後方にバンパレインフォースメント4の上端部近傍に配置されている。
中央部センサ50は、ブラケット部材40の水平面部41の一方に配置されて中央部センサ50に設けられたフランジ部51が水平面部41に車体上方から締結ボルトB5を水平面部41の車体下側に溶着されたナットN5(図3参照)に螺合させることでブラケット部材40に取り付けられ、ブラケット部材40の水平面部41と縦面部42、具体的には縦面部42の下部42bとの間に配置されている。
車体1では、中央部センサ50を車体前側から覆うカバー部材(中央部センサ用カバー部材)70が備えられている。カバー部材70は、図6に示すように、中央部センサ50の車体前方に配置されて車体前後方向と略直交する方向に延びる前面部71と、中央部センサ50の車体上方に配置されて前面部71の上端部における車幅方向内側から車体後方に延びる上面部72と、上面部72の後端部から車体上方に延びてから車幅方向内側に延びてブラケット部材40の縦面部42に取り付けられる取付面部73とを備え、取付面部73にはボルト挿通穴74が形成されている。
カバー部材70はまた、中央部センサ50の車幅方向両側に配置されて前面部71の車幅方向両側からそれぞれ車体後方に延びる両側の側面部75と、前面部71の車体下側から車体下方に延びてから車幅方向外側に湾曲してブラケット部材40の水平面部41に係合される係合爪部76と、中央部センサ50の車体上方に配置されて前面部71の上端部における車幅方向外側から車体後方に延びる脚部77とを備えている。カバー部材70の脚部77には、ブラケット部材40の縦面部42に当接される当接面部78が備えられている。
ブラケット部材40には、図7に示すように、カバー部材70の取付面部73に形成されたボルト挿通穴74に対応して縦面部42にボルト挿通穴42cが形成されると共に縦面部42の車体後側にナットN6(図3参照)が溶着されている。ブラケット部材40にはまた、カバー部材70の係合爪部76に対応して水平面部41に係合穴41aが設けられている。
カバー部材70は、係合爪部76がブラケット部材40の水平面部41の係合穴41aに係合されると共に当接面部78がブラケット部材40の縦面部42に当接された状態で中央部センサ50を車体前方から覆うように配置されて締結ボルトB6を車体前方からカバー部材70のボルト挿通穴74及びブラケット部材40のボルト挿通穴42cを通じてナットN6に螺合させてブラケット部材40に取り付けられている。
図8は、端部センサ近傍の車体前部を示す斜視図であり、図9は、端部センサ用カバー部材を取り除いた端部センサ近傍の車体前部を示す斜視図である。図8及び図9では、車体左側の車体前部について示しているが、車体右側の車体前部についても車体左側の車体前部と左右対称に形成されている。
図9に示すように、車体左側に配置される端部センサ60は、バンパレインフォースメント4の前面部4aより車体後方に配置されている。シュラウド10のサイド部13には、車幅方向外側に延びて端部センサ60を取り付ける突起部80が設けられている。
端部センサ60は、突起部80の車幅方向外側の側面部81に配置されて端部センサ60に設けられたフランジ部61が側面部81に車幅方向外方から締結ボルトB7を突起部80の車幅方向内側に溶着されたナットに螺合させることでシュラウド10の車幅方向一端部に取り付けられている。
突起部80の側面部81には、車幅方向外側に延びる側方延設部82が設けられ、側方延設部82は、車体上下方向に延びる縦延設部83と、縦延設部83の上端部から車体後方に延びる上側横延設部84と、縦延設部83の下端部から車体前方に延びる下側横延設部85とを備えている。
車体1には、図8に示すように、端部センサ60を車体前側から覆うカバー部材(端部センサ用カバー部材)90が備えられている。カバー部材90は、端部センサ60の車体前方に配置されて車体前後方向と略直交する方向に延びる前面部91と、端部センサ60の車幅方向外側に配置されて前面部91の車幅方向外側から車体後方に延びる側面部92とを備え、前面部91にボルト挿通穴が形成されている。
カバー部材90はまた、側面部92の車体下側から車体下方に延びてシュラウド10の側方延設部82の下側横延設部85に係合される第1係合爪部93と、側面部92の後端部における車体上側から車体後方に延びてシュラウド10の側方延設部82の縦延設部83に係合される第2係合爪部94とを備えている。
カバー部材90はまた、側面部92の後端部における上下方向中央部に車幅方向内側に突出して車体前後方向に延びる凸部95が形成され、凸部95の車体前後方向中央側に、上下方向に延びるように切り欠かれてシュラウド10の側方延設部82の縦延設部83に係合される切欠部96が形成されている。
シュラウド10には、図9に示すように、カバー部材90の前面部91に形成されたボルト挿通穴に対応して突起部80の前面部88にボルト挿通穴89が形成されると共に前面部88の車体後側にナットが溶着されている。シュラウド10にはまた、カバー部材90の第1係合爪部93に対応して側方延設部82の下側横延設部85に第1係合穴85aが設けられると共にカバー部材90の第2係合爪部94に対応して側方延設部82の縦延設部83に第2係合穴83aが設けられている。
カバー部材90は、第1係合爪部93及び第2係合爪部94がそれぞれシュラウド10の側方延設部82に設けられた第1係合穴85a及び第2係合穴83aにそれぞれ係合されると共に切欠部96がシュラウド10の側方延設部82の縦延設部83に係合された状態で端部センサ60を車体前側から覆うように配置されて締結ボルトB8を車体前方からカバー部材90のボルト挿通穴及び突起部80の前面部88のボルト挿通穴89を通じて前面部88の車体後側に溶着されたナットに螺合させてシュラウド10に取り付けられている。
図3に示すように、端部センサ60は、バンパレインフォースメント4に対して中央部センサ50より上下方向にオフセットして配置されている。端部センサ60とバンパレインフォースメント4の上下方向の離間距離H1が、中央部センサとバンパレインフォースメントの上下方向の離間距離H2より大きく設定されている。
また、端部センサ60は、バンパレインフォースメント4に対して中央部センサ50より車体後方にオフセットして配置されている。図3及び図4に示すように、端部センサ60とバンパレインフォースメント4の前面部4aとの前後方向の離間距離L1が、中央部センサ50とバンパレインフォースメント4の前面部4aとの前後方向の離間距離L2より大きく設定されている。
車体右側に配置される端部センサ60近傍の車体前部についても車体左側に配置される端部センサ60近傍の車体前部と左右対称に形成され、車体左側に配置される端部センサ60は、車体右側に配置される端部センサ60と左右対称に配置されている。
本実施形態では、ブラケット部材40は、縦面部42の上部42aを構成する部材と縦面部42の下部42b及び水平面部41を構成する部材とが別体で形成されて図7において×印が付された部分が溶接によって接合されて一体的に形成されているが、ブラケット部材40の縦面部42及び水平面部41を一体的に形成するようにしてもよい。
また、車体前部における車幅方向中央部に設けられる中央部センサ50は、バンパレインフォースメント4の上端部近傍に配置されているが、バンパレインフォースメント4の下端部近傍に配置するようにしてもよい。また、車体前部における車幅方向両端部にそれぞれ設けられる端部センサ60は、バンパレインフォースメント4に対して中央部センサ50より上方向にオフセットして配置されているが、バンパレインフォースメント4に対して中央部センサ50より下方向にオフセットして配置するようにしてもよい。
このように、本実施形態に係る衝突検出装置によれば、車体前部における車幅方向中央部に設けられて車両前方からの衝突を検出する中央部センサ50と、バンパレインフォースメント4と、バンパレインフォースメント4の車幅方向中央部における上下方向の端部から車体後方に延びるブラケット部材40とを備える。中央部センサ50は、バンパレインフォースメント4の前面部4aより車体後方においてブラケット部材40に備えられる。
これにより、車両前方からの衝突時に、中央部センサ50より前面部4aが車体前方に配置されるバンパレインフォースメント4によって中央部センサ50が損傷することを防止することができる。また、フルラップ前面衝突時に、衝突荷重が入力される車体前部のバンパレインフォースメント4の車体後側への移動に伴ってブラケット部材40も車体後側に移動され、ブラケット部材40に備えらえる中央部センサ50を用いて車両前方からの衝突を早期に検出することができる。したがって、車両前方からの衝突を検出するセンサが損傷することを防止すると共にフルラップ前面衝突における衝突を早期に検出することができる。
また、ブラケット部材40は、バンパレインフォースメント4の上下方向の端部から車体後方に延びる水平面部41と、水平面部41の後端部から上下方向に延びる縦面部42とを備えて略L字形状に形成され、中央部センサ50は、水平面部41と縦面部42との間に配置される。
これにより、フルラップ前面衝突時に、衝突荷重が入力される車体前部のバンパレインフォースメント4の車体後側への移動に伴って中央部センサ50がブラケット部材40の水平面部41と縦面部42との間に配置された状態でブラケット部材40も車体後側に移動され、中央部センサ50が損傷することを防止すると共にフルラップ前面衝突における衝突を早期に検出することができる。
また、中央部センサ50を車体前側から覆うカバー部材70は、中央部センサ50の車体前方に配置される前面部71と、前面部71から車体後方に延びる脚部77を備え、カバー部材70の脚部77にブラケット部材40の縦面部42に当接される当接面部78が備えられる。これにより、中央部センサ50をカバー部材70によって有効に保護することができる。
また、バンパレインフォースメント4の車体後方において車幅方向に延びるシュラウド10を備え、ブラケット部材40は、バンパレインフォースメント4から車体後方に延びてシュラウド10に取り付けられる。これにより、バンパレインフォースメント4から車体後方に延びてシュラウド10に取り付けられるブラケット部材40に備えられた中央部センサ50を用いてフルラップ前面衝突における衝突を有効に検出することができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明に係る衝突検出装置によれば、車両前方からの衝突を検出するセンサが損傷することを防止すると共にフルラップ前面衝突における衝突を早期に検出することが可能となるから、車両の安全技術の分野において好適に利用される可能性がある。
1 車体
4 バンパレインフォースメント
10 シュラウド
20 連結部材
40 ブラケット部材
41 水平面部
42 縦面部
50 中央部センサ
60 端部センサ
70 中央部センサ用カバー部材
71 前面部
77 脚部
78 当接面部
90 端部センサ用カバー部材

Claims (4)

  1. 車両前方からの衝突を検出する衝突検出装置であって、
    車体前部における車幅方向中央部に設けられて車両前方からの衝突を検出する中央部センサと、
    車体前部において車幅方向に延びるバンパレインフォースメントと、
    前記バンパレインフォースメントの車幅方向中央部における上下方向の端部から車体後方に延びるブラケット部材と、
    を備え、
    前記中央部センサは、前記バンパレインフォースメントの前面部より車体後方において前記ブラケット部材に備えられている、
    ことを特徴とする衝突検出装置。
  2. 前記ブラケット部材は、前記バンパレインフォースメントの上下方向の端部から車体後方に略水平方向に延びる水平面部と、該水平面部の後端部から上下方向に略垂直方向に延びる縦面部とを備えて車両側方からみて略L字形状に形成され、
    前記中央部センサは、前記水平面部と前記縦面部との間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の衝突検出装置。
  3. 前記中央部センサを車体前側から覆うカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、前記中央部センサの車体前方に配置される前面部と、該前面部から車体後方に延びる脚部を備え、
    前記カバー部材の脚部に、前記ブラケット部材の縦面部に当接される当接面部が備えられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の衝突検出装置。
  4. 前記バンパレインフォースメントの車体後方において車幅方向に延びるシュラウドを備え、
    前記ブラケット部材は、前記バンパレインフォースメントから車体後方に延びて前記シュラウドに取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の衝突検出装置。
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