JPH061035U - 自動車のエアバッグ装置 - Google Patents

自動車のエアバッグ装置

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JPH061035U
JPH061035U JP049242U JP4924292U JPH061035U JP H061035 U JPH061035 U JP H061035U JP 049242 U JP049242 U JP 049242U JP 4924292 U JP4924292 U JP 4924292U JP H061035 U JPH061035 U JP H061035U
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忠士 井岡
功 平島
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】Gセンサにより側方衝突を確実に検出しつつ、
サイドドアを閉じるときの衝撃によってはGセンサが誤
って作動されないようにする。 【構成】サイドドア1内に配設されたインパクトバ−4
に対して、伝達部材33が固定されている。サイドシル
20内には、Gセンサ31が配設されている。側方衝突
時にインパクトバ−4を車幅方向内方側へ変形させよう
とする衝撃は、伝達部材33を介してGセンサ31に機
械的に伝達される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のエアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の自動車においては、衝突による乗員の安全性向上の観点から、衝突時に 車室内に向けてエアバッグを展開させるエアバッグ装置を備えたものが多くなっ ている。このエアバッグ装置のなかには、サイドエアバッグ装置と呼ばれるよう に、側方衝突時にサイドドアと乗員との間にサイドエアバッグを展開させるよう にしたものが提案されている。
【0003】 サイドエアバッグの展開開始は、側方衝突が生じたときに行なわれるが、この 側方衝突検知としては一般に、Gセンサと呼ばれるように、側方衝突の衝撃が所 定以上となったときに作動される一種の加速度センサが用いられている。そして 、このGセンサを、サイドシル内やサイドドア内に設けることが実開平1−11 7957号公報で提案されており、実開平2−84387号公報には、サイドド ア内に配設された強度部材としてのインパクトバ−にGセンサを取付けることも 提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、乗員の直側方に位置することになるサイドドアにGセンサを設ける ことは、乗員を損傷させる可能性が高い側方衝突というものを確実に検出する上 で好ましいものである。
【0005】 その一方、サイドドアを閉じる時にはかなりの衝撃を発生するものである。し たがって、このサイドドアを閉じる時の衝撃を、側方衝突時の衝撃としてGセン サが誤って検知してしまうこと、すなわち誤ってサイドエアバッグが展開されて しまうことを防止するには、Gセンサをサイドシルのようなサイドドア周辺の車 体強度部材内に配設することが好ましいものとなる。しかしながら、この場合は 、Gセンサによる側方衝突の検出感度が低下してしまうことになる。
【0006】 したがって、本考案の目的は、Gセンサにより側方衝突を確実に検出しつつ、 、サイドドアを閉じるときの衝撃によりGセンサが誤って作動してしまうのを防 止できるようにした自動車のエアバッグ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案にあっては次のような構成としてある。すな わち、 Gセンサにより側方衝突を検出した時、サイドエアバッグをサイドドアと乗員 との間に展開させるようにした自動車のエアバッグ装置において、 前記サイドドア内に、インパクトバ−が配設され、 前記Gセンサが、前記サイドドア周辺に位置される車体強度部材内に配設され 、 前記インパクトバ−へ加わる車体内方側への衝撃を、前記Gセンサへ機械的に 伝達するたの伝達部材が設けられている、 ような構成としてある。 前記車体強度部材としては、例えばサイドシルやピラ−とすることができる。
【0008】
【考案の効果】
本発明によれば、Gセンサをサイドドア周辺の車体強度部材内に配設してある ので、サイドドアを閉じるときにGセンサに伝達される衝撃がサイドドアそのも のにGセンサを取付けた場合に比して小さくなり、Gセンサの誤作動が防止され る。この結果、サイドドアを閉じるときの衝撃によって、サイドエアバッグが誤 まって展開されてしまうような事態が防止される。 また、側方衝突時にはインパクトバ−が車体内方側へ向けて少なからず変形さ れるが、このインパクトバ−へ加わる車体内方側への衝撃が伝達部材を介して確 実にGセンサへ伝達されて、側方衝突時にサイドエアバッグを確実に展開させる ことができる。
【0009】 請求項2あるいは請求項3に記載したような構成とすることにより、既存の車 体強度部材内に形成されている空間を有効に利用して、Gセンサを車体に組込む ことができる。
【0010】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付した図面に基づいて説明する。 図1において、1は本考案が適用された車室側壁部材としてのサイドドアを示 し、実施例では運転席用のサイドドアとされている。サイドドア1は、インナパ ネル2とアウタパネル3とにより閉断面状に構成されて、その内部には、車体前 後方向に長く伸びる強度部材としてのインパクトバ−4が配設されている。
【0011】 サイドドア1は、図2に示すように、ヒンジ7を介して、その前方に位置する ヒンジピラ−8に固定されている。すなわち、サイドドア1は、ヒンジ7を揺動 中心として開閉される後開き式のものとされている。なお、図2中9はサイドガ ラスである。
【0012】 インナパネル2の車室内側面には、トリム材5が添設、固定されている。トリ ム材5には、サイドドア1の上下方向略中間高さ位置付近において、ア−ムレス ト6が形成されている。そして、ア−ムレスト6内には、エアバッグユニット1 0が配設されている。このエアバッグユニット10は、ケ−シング11内にイン フレ−タ12と折畳まれたサイドエアバッグ13とを収納してなり、ケ−シング 11が図示を略ボルト等によりインナパネル2に固定されている。
【0013】 トリム材5(ア−ムレスト6)には、エアバッグユニット10に対応して、リ ッド部14が形成されている。このリッド部14は、常時は車室内壁面を構成し ているが、展開されるサイドエアバッグ13の膨張圧を受けて押し開かれるもの で、トリム材5を容易に屈曲し得るように加工された揺動支点15を中心として 図1一点鎖線で示すように開かれる。
【0014】 サイドドア1の直下方には、車室の前後方向ほぼ全長に渡って伸びるサイドシ ル20が配設されている。このサイドシル20は、インナパネル21とアウタパ ネル22とにより閉断面状に形成されて、その内部にはかなり大きな空間23が 形成される。このようなサイドシル20は左右一対設けられているもので、左右 のサイドシル20間には、フロアパネル24が架設されている。
【0015】 サイドシル20内の空間23には、Gセンサ31が配設されている。このGセ ンサ31は、インナパネル21に固定されていて、Gセンサ31(のケ−シング )からは、受圧子32が突設されている。
【0016】 一方、サイドドア1内には、伝達部材33が配設されている、この伝達部材3 3は、強度的に優れた金属製のロッド材を屈曲加工してなり、その一端部がイン パクトバ−4に対して溶接等により強固に固定されている。この伝達部材33は 下方へ伸びて、サイドドア1のインナパネル2下端部に形成された開口34を通 してさらに下方へ延在されている。伝達部材33の上記開口34からさらに下方 へ伸びる先端部33aは、サイドドア1が閉じている状態のときに、サイドシル 20のアウタパネル22に形成された開口35を通して、サイドシル20内の空 間23内に位置される。より具体的には、伝達部材33の先端部33aは、サイ ドドア1が閉じている時に、前記受圧子32直近でかつ該受圧子32に対して車 体外方側から臨む位置とされる。なお、開口35は、サイドドア1の開閉に際し て伝達部材33と干渉しない大きさ(形状)に設定されている。
【0017】 次に、以上のような構成の作用について説明する。 先ず、開かれているサイドドア1が閉じられるとき、特にサイドドア1が完全 に閉じられた状態となった直後に、大きな衝撃が発生する。しかしながら、この 衝撃は、サイドシル20内に配設されたGセンサ31には大きな衝撃としては伝 達されず、Gセンサ31は作動しないものとなる。これは、サイドシル20が、 サイドドア1に比して、同じ閉断面といってもその断面面積がかなり小さく、し かもサイドドア1よりもはるかに剛性が高いので、Gセンサ31を作動させるこ とになる車幅方向の振動レベルがサイドドア1に比して十分小さくなるためと思 考される。
【0018】 実際に側方衝突が生じたとき、車体外方側からの大きな外力を受けてインパク トバ−4が少なからず車幅方向内方側へ変形されようとする。このインパクトバ −4を車幅方向内方側へ変形させようとする衝撃は、伝達部材33を介して受圧 子32すなわちGセンサ31に確実に伝達される。この結果、サイドエアバッグ 13が、図1、図2一点鎖線で示すように展開されて、乗員Jの衝撃からの保護 が行なわれる。
【0019】 Gセンサ31は。サイドシル20に限らず、サイドドア1周辺の車体強度部材 内であれば適宜の部材内に配設することができる、図2には、一点鎖線で、ヒン ジピラ−7内にGセンサ41を配設した場合を示してあり、この場合の伝達部材 33に相当する伝達部材を符号43で示してある。勿論、Gセンサは、この他、 例えばセンタピラ−内やリアピラ−内等にも配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたサイドドアの縦断面図。
【図2】図1に示されるサイドドア部分を車幅方向内方
側から見た図。
【符号の説明】
1:サイドドア 6:ア−ムレスト 10:エアバッグユニット 12:インフレ−タ 13:サイドエアバッグ 20:サイドシル 21:インナパネル 22:アウタパネル 23:空間 31:Gセンサ 32:受圧子 33:伝達部材 41:Gセンサ 43:伝達部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】Gセンサにより側方衝突を検出した時、サ
    イドエアバッグをサイドドアと乗員との間に展開させる
    ようにした自動車のエアバッグ装置において、 前記サイドドア内に、インパクトバ−が配設され、 前記Gセンサが、前記サイドドア周辺に位置される車体
    強度部材内に配設され、 前記インパクトバ−へ加わる車体内方側への衝撃を、前
    記Gセンサへ機械的に伝達するための伝達部材が設けら
    れている、 ことを特徴とする自動車のエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記車体強度部材が、前記サイドドアの下方において車
    体前後方向に伸びるサイドシルであるもの。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記車体強度部材が、前記サイドドアの前方または後方
    において上下方向に伸びるピラ−であるもの。
JP1992049242U 1992-06-19 1992-06-19 自動車のエアバッグ装置 Expired - Fee Related JP2576582Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1029499A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Hino Motors Ltd 自動車用衝突センサの取付構造
JPH1053097A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Hino Motors Ltd 車両用衝突センサの取付構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3121155U (ja) * 2006-02-13 2006-04-27 株式会社大塚製薬工場 医療用複室容器

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