JP4552411B2 - 誘電体セラミック組成物、誘電体セラミックおよび積層セラミック電子部品 - Google Patents

誘電体セラミック組成物、誘電体セラミックおよび積層セラミック電子部品 Download PDF

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Description

本発明は、誘電体共振器、誘電体フィルタ、セラミック多層基板などに用いられる誘電体セラミック組成物並びに誘電体セラミック組成物を用いた誘電体セラミックおよび積層セラミック電子部品の製造方法に関する。
マイクロ波やミリ波などの高周波帯域で用いられる誘電体共振器や誘電体フィルタなどのセラミック電子部品では、良好な信号伝送特性が要求される。
このため、高周波用セラミック電子部品では、導電率の高い銀や銅などで導体を構成することが好ましい。したがって、高周波用セラミック電子部品を構成する誘電体セラミックの特性としては、これらの低融点金属と同時に焼成できる、具体的には1000℃以下で焼結することが要求される。
誘電体セラミックを1000℃以下で焼結させるためには、誘電体セラミック組成物に、焼結助剤としてガラスを添加すればよい。ところが、誘電体セラミック組成物にガラスを添加すると、高周波帯域において誘電体セラミックの誘電損失が大きくなってしまうことがある。
これを受けて、誘電体セラミック組成物に添加されるガラスを結晶化させ、誘電体セラミックにおいて高いQ値を有する結晶相を析出させるという方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)この方法によれば、誘電体セラミックを1000℃以下で焼結させることができると同時に、高周波帯域における誘電体セラミックの誘電損失を低くすることができる。
特開2002−97072号公報(段落番号0015,0016)
しかし、高い結晶化傾向を示すガラスでは、ガラスの網目構造を形成するB23やSiO2などの網目形成酸化物が少なく、ガラスの網目の中に存在するMgOやZnOなどの修飾酸化物が多い。一般に、ガラス中に修飾酸化物が多くなると、ガラス形成能が低下する傾向にある。このようなガラスは、少量であれば作製することはできても、量産することは困難であった。
本発明は、Q値の高い誘電体セラミックを容易に量産することを可能とする誘電体セラミック組成物を提供することを主たる目的とする。
本発明に係る誘電体セラミック組成物は、B23,SiO2,MgO,Li2Oを必須成分、Al23,ZnO,RO(ただし、RはBa,Ca,Srのうち少なくとも1種)を任意成分として含有し、MgO,ZnO,Li2O,ROの合計割合が54重量%以下であるガラスを70重量%以上、Mg化合物、Zn化合物、Li化合物、R化合物(ただし、RはBa,Ca,Srのうち少なくとも1種)のうち少なくとも1種からなる添加物を2.5重量%以上30重量%以下、の割合で含有し、前記添加物としてのMg化合物をMgO換算で0〜20重量%、前記添加物としてのZn化合物をZnO換算で0〜25重量%、前記添加物としてのLi化合物をLi2O換算で0〜5重量%、前記添加物としてのR化合物をRO換算で0〜5重量%、の割合で含有し、全体として、BをB23換算で15〜40重量%、SiをSiO2換算で10〜30重量%、AlをAl23換算で0〜15重量%、MgをMgO換算で25〜55重量%、ZnをZnO換算で0〜25重量%、LiをLi2O換算で0.5〜10重量%、RをRO換算で0〜10重量%、の割合で含有する誘電体セラミック用焼結助剤を15〜35重量%、xBaO−yTiO2−zReO3/2(ただし、Reは希土類元素のうち少なくとも1種、x,y,zはモル%、8≦x≦18,52.5≦y≦65,20≦z≦39.5,x+y+z=100)で表されるBaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物を65〜85重量%、の割合で含有し、さらにTiO 2 を10重量%以下の割合で含有する(但し、0を含む)ことを特徴とする。
本発明に係る誘電体セラミックの製造方法は、前記誘電体セラミック組成物を焼成することを特徴とする。
本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は、前記誘電体セラミック組成物を含むセラミックスラリーを準備する工程と、前記セラミックスラリーをセラミックグリーンシートに成形する工程と、前記セラミックグリーンシートを積層してセラミック積層体を作製する工程と、前記セラミック積層体を焼成する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される誘電体セラミック用焼結助剤は、修飾酸化物の量が少なくガラス形成能が高いガラスを含んでいるため、容易に量産することができる。同時に、本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される誘電体セラミック用焼結助剤を、xBaO−yTiO 2 −zReO 3/2 (ただし、Reは希土類元素のうち少なくとも1種、x,y,zはモル%、8≦x≦18,52.5≦y≦65,20≦z≦39.5,x+y+z=100)で表されるBaO−TiO 2 −ReO 3/2 誘電体セラミック組成物に混合して焼成した場合、添加物としての金属化合物がガラス中に修飾酸化物として入り込み、ガラスの結晶化を促進させるため、Q値の高い誘電体セラミックおよび積層セラミック電子部品を作製することができる。
このように、本発明によれば、Q値の高い誘電体セラミックを容易に量産することができる。したがって、高周波特性に優れたセラミック多層基板、回路モジュール、積層セラミック電子部品などの電子部品を、量産することができる。
(1)誘電体セラミック用焼結助剤
本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される誘電体セラミック用焼結助剤は、ガラスと金属化合物からなる添加物とからなり、誘電体セラミック組成物に添加されて焼成されるものである。なお、本願明細書において、誘電体セラミックとは、誘電体セラミック組成物(焼結助剤が添加されたものを含む)を焼成して得られたものを意味する。
(1−A)ガラス
ガラスは、B23,SiO2,MgO,Li2Oを必須成分として含有する。また、任意成分として、Al23,ZnO,RO(ただし、RはBa,Ca,Srのうち少なくとも1種)を含有してもよい。
23は、ガラスの網目構造を形成する網目形成酸化物である。また、B23は、ガラスの粘度を低下させ、誘電体セラミックの焼結を促進する作用を有する。さらに、B23は、焼結後の誘電体セラミックにおいて、Mg225,Mg326などの高いQ値を有する結晶相を析出させる。
SiO2は、ガラスの網目構造を形成する網目形成酸化物である。また、SiO2は、焼結後の誘電体セラミックにおいて、Mg2SiO4などの高いQ値を有する結晶相を析出させる。
MgOは、ガラスの網目の中に存在する修飾酸化物である。また、MgOは、ガラスの軟化点を低下させ、誘電体セラミック組成物との反応を促進させる作用を有する。さらに、MgOは、焼結後の誘電体セラミックにおいて、Mg225,Mg326,Mg2SiO4などの高いQ値を有する結晶相を析出させる。
Li2Oは、ガラスの網目の中に存在する修飾酸化物である。また、Li2Oは、ガラスの軟化点を低下させる作用を有する。
Al23は、ガラスの網目構造を形成する網目形成酸化物である。また、Al23は、誘電体セラミックの耐湿性を高める作用を有する。
ZnOは、ガラスの網目の中に存在する修飾酸化物である。また、ZnOは、誘電体セラミックのQ値を高める作用を有し、焼結後の誘電体セラミックにおいて、ZnAl24などの高いQ値を有する結晶相を析出させ得る。
RO(ただし、RはBa,Sr,Caのうち少なくとも1種)は、ガラスの網目の中に存在する修飾酸化物である。また、ROは、誘電体セラミックの焼結性を高める作用を有する。
また、ガラス中に占めるMgO,ZnO,Li2O,ROの合計割合は54重量%以下である。これらの修飾酸化物の合計割合が54重量%を超えると、ガラス結晶化が促進される反面、ガラス形成能が低下する。
(1−B)金属化合物からなる添加物
金属化合物からなる添加物は、Mg化合物、Zn化合物、Li化合物、R化合物(ただし、RはBa,Ca,Srのうち少なくとも1種)のうち少なくとも1種からなる。
上述したように、MgO,ZnO,Li2O,ROは、ガラスの中では修飾酸化物として機能するものである。ガラス中にこのような修飾酸化物が多くなると、ガラス結晶化が促進される反面、ガラス形成能が低下する。
そこで、本発明では、あらかじめ修飾酸化物を減らした組成でガラスを作製し、減らした修飾酸化物を、金属化合物の形態で添加物として補っている。すなわち、従来の焼結助剤が所定の組成を有するガラスのみで構成されるのに対して、本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される焼結助剤は、従来のガラス組成から修飾酸化物を減らした組成のガラスと、減らした修飾酸化物に相当する量の金属化合物とで構成される。
このように、本発明では、ガラスを作製する際に修飾酸化物が減らされているため、ガラスを量産しやすくなる。さらに、添加物としての金属化合物は、焼結助剤と所定の誘電体セラミック組成物とが混合されて焼成される際、ガラス中に修飾酸化物として入り込み、ガラスの結晶化を促進させる。結果として、本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される焼結助剤によれば、従来と同等のQ値を有する誘電体セラミックを、容易に量産することが可能となる。
Mg化合物しては、MgO,MgCO3,Mg(OH)2などを用いることができる。Zn化合物としては、ZnO,ZnCO3,Zn(OH)2などを用いることができる。Li化合物としては、Li2CO3,Li2O,Li2SiO3などを用いることができる。Ba化合物としては、BaCO3,Ba(OH)2,BaSiO3などを用いることができる。CaCO3,Ca(OH)2,CaSiO3などを用いることができる。Sr化合物としては、SrCO3,SrSiO3などを用いることができる。
(1−C)全体の組成
本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される誘電体セラミック用焼結助剤は、上記ガラスを70重量%以上、上記添加物を30重量%以下の割合で含有する。なお、上記添加物は必須成分である。ガラスの含有割合が70重量%未満であると、誘電体セラミックの焼結性が低下する。
また、本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される誘電体セラミック用焼結助剤は、添加物としてのMg化合物をMgO換算で0〜20重量%、添加物としてのZn化合物をZnO換算で0〜25重量%、添加物としてのR化合物をRO換算で0〜5重量%、添加物としてのLi化合物をLi2O換算で0〜5重量%、の割合で含有する。
添加物としてのMg化合物は任意成分であり、ガラスとその他の添加物との含有割合の合計が100重量%となる限り、誘電体セラミック用焼結助剤に含有されていなくてもよい。ただし、添加物としてのMg化合物の含有割合が20重量%を超えると、ガラスとの反応が十分進まず、焼結性が低下したり、高いQ値が得られなかったりする。
添加物としてのZn化合物は任意成分であり、ガラスとその他の添加物との含有割合の合計が100重量%となる限り、誘電体セラミック用焼結助剤に含有されていなくてもよい。ただし、添加物としてのZn化合物の含有割合が25重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下する。
添加物としてのLi化合物は任意成分であり、ガラスとその他の添加物との含有割合の合計が100重量%となる限り、誘電体セラミック用焼結助剤に含有されていなくてもよい。ただし、添加物としてのLi化合物の含有割合が5重量%を超えると、ガラスとの反応が十分進まず、焼結性が低下したり、高いQ値が得られなかったりする。
添加物としてのR化合物は任意成分であり、ガラスとその他の添加物との含有割合の合計が100重量%となる限り、誘電体セラミック用焼結助剤に含有されていなくてもよい。ただし、添加物としてのR化合物の含有割合が5重量%を超えると、ガラスとの反応が十分進まず、焼結性が低下したり、高いQ値が得られなかったりする。
また、本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される誘電体セラミック用焼結助剤は、全体として、BをB23換算で15〜40重量%、SiをSiO2換算で10〜30重量%、AlをAl23換算で0〜15重量%、MgをMgO換算で25〜55重量%、ZnをZnO換算で0〜25重量%、LiをLi2O換算で0.5〜10重量%、RをRO換算で0〜10重量%、の割合で含有する。
Bは、ガラスに含有されるB23である。Bの含有割合がB23換算で15重量%未満であると、誘電体セラミックの焼結性が低下する。一方、Bの含有割合がB23換算で40重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下する。
Siは、ガラスに含有されるSiO2である。Siの含有割合がB23換算で10重量%未満であると、誘電体セラミックの耐湿性が低下する。一方、Siの含有割合がSiO2換算で30重量%を超えると、ガラスの軟化温度が高くなりすぎ、誘電体セラミックの焼結性が低下する。
Alは、ガラスに含有されるAl23である。なお、Alは任意成分であり、誘電体セラミック用焼結助剤に含有されなくてもよい。ただし、Alの含有割合がAl23換算で15重量%を超えると、誘電体セラミックの焼結性が低下する。
Mgは、ガラスに含有されるMgO、またはガラスに含有されるMgOおよび添加物としてのMg化合物である。Mgの含有割合がMgO換算で25重量%未満であると、誘電体セラミックの焼結性が低下する。一方、Mgの含有割合がMgO換算で55重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下する。
Znは、ガラスに含有されるZnOおよび/または添加物としてのZn化合物である。なお、Znは任意成分であり、誘電体セラミック用焼結助剤に含有されなくてもよい。ただし、Znの含有割合がZnO換算で25重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下する。
Liは、ガラスに含有されるLi2Oおよび/または添加物としてのLi化合物である。Liの含有割合がLi2O換算で0.5重量%未満であると、誘電体セラミックの焼結性が低下する。一方、Liの含有割合がLi2O換算で10重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下する。
Rは、ガラスに含有されるROおよび/または添加物としてのR化合物である。なお、Rは任意成分であり、誘電体セラミック用焼結助剤に含有されなくてもよい。ただし、Rの含有割合がRO換算で10重量%を超えると、誘電体セラミックのQ値が低下する。
(2)誘電体セラミック組成物
本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される誘電体セラミック用焼結助剤は、例えば、Ba2Ti920,BaTi49,SrTiO3,CaTiO3,MgTiO3,BaZrO3,SrZrO3,CaZrO3,ZrO2,Mg2SiO4,Mg2Al2Si515などの高周波用誘電体セラミック組成物に添加され、誘電体セラミック組成物を構成する。得られた誘電体セラミック組成物は、高周波用誘電体セラミック組成物のQ値を損なうことなく、1000℃以下で焼結され得る。
中でも、以下に示す組み合わせにより得られる誘電体セラミック組成物は、高周波特性が優れている。
(2−A)BaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物+誘電体セラミック用焼結助剤
本発明に係る誘電体セラミック組成物は、xBaO−yTiO2−zReO3/2(ただし、Reは希土類元素のうち少なくとも1種、x,y,zはモル%、8≦x≦18,52.5≦y≦65,20≦z≦39.5,x+y+z=100)で表されるBaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物を65〜85重量%、上記誘電体セラミック用焼結助剤を15〜35重量%の割合で含有する。
x<8の場合、誘電体セラミックの誘電率が低下して、焼結性が不安定になる。一方、x>18の場合、誘電体セラミックの焼結性が低下する。
y<52.5の場合、誘電体セラミックの誘電率が低下する。一方、y>65の場合、誘電体セラミックの温度特性が低下する。
z<20の場合、誘電体セラミックの温度特性が低下する。一方、z>39.5の場合、誘電体セラミックの誘電率が低下する。
誘電体セラミック用焼結助剤の含有割合が15重量%未満であると、誘電体セラミックの焼結性が低下する。一方、誘電体セラミック用焼結助剤の含有割合が35重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下する。
また、TiO2を10重量%以下の割合で含有するすることにより、誘電体セラミック用焼結助剤に含有されるガラスの結晶化を促進することができる。ただし、TiO2の含有割合が10重量%を超えると、誘電体セラミックの焼結性が低下する。
なお、BaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物とは、所定のモル比を有するBaO−TiO2−ReO3/2として合成されたものを意味する。
(2−B)MgAl24系誘電体セラミック組成物+誘電体セラミック用焼結助剤
本発明の参考例に係る誘電体セラミック組成物は、MgAl24系誘電体セラミック組成物を20〜80重量%、上記誘電体セラミック用焼結助剤を20〜80重量%の割合で含有する。
誘電体セラミック用焼結助剤の含有割合が20重量%未満であると、誘電体セラミックの焼結性が低下する。一方、誘電体セラミック用焼結助剤の含有割合が80重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下する。
(3)誘電体セラミック
本発明に係る誘電体セラミックは、上記のBaO−TiO 2 −ReO 3/2 誘電体セラミック組成物が焼結されてなる。つまり、本発明に係る誘電体セラミックは、BaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミックであり、MgAl24系誘電体セラミックは本発明の参考例に係る誘電体セラミックである。これらの誘電体セラミックはQ値が高いため、例えば、以下の(4)、(5)に示すような用途に好適である。
(4)セラミック多層基板および回路モジュール
図1は、本発明に係る誘電体セラミック組成物を用いたセラミック多層基板、およびそれを用いた回路モジュールの一実施例を示す断面図であり、図2はその分解斜視図である。
回路モジュール1は、セラミック多層基板2を用いて構成されている。セラミック多層基板2は、本発明に係るBaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミックからなる高誘電率の第1のセラミック層3と、Al23をフィラーとした誘電体セラミックからなる低誘電率の第2のセラミック層4a,4bと、からなる。第1のセラミック層3は、第2のセラミック層4a,4bの間に挟まれている。
第1のセラミック層3の内部には、複数の内部電極5が第1のセラミック層3を挟んで対向するように配置されることにより、積層コンデンサユニットC1,C2が形成されている。また、第1のセラミック層3、および第2のセラミック層4a,4bの内部には、複数のビアホール導体6,6aや内部配線が形成されている。
本発明に係る誘電体セラミックは、1000℃以下で焼成可能なLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramic)であるため、内部電極5、ビアホール導体6,6a、およびその他の内部配線として、AgやCuなどの低融点金属を用いることができる。
セラミック多層基板2の上面には、回路素子9〜11が実装されている。回路素子9〜11としては、例えば、半導体デバイスやチップ型積層コンデンサなどを用いることができる。これらの回路素子9〜11と、コンデンサユニットC1,C2とが、ビアホール導体6および内部配線により電気的に接続され、回路モジュール1の電気回路を構成している。
また、セラミック多層基板2の上面には、導電性キャップ8が固定されている。導電性キャップ8は、ビアホール導体6aに電気的に接続されている。また、セラミック多層基板2の下面には、外部電極7が形成されている。外部電極7は、ビアホール導体6に電気的に接続されている。このように、ビアホール導体6aを介して導電性キャップ8が外部電極7に電気的に接続されているため、導電性キャップ8により、回路素子9〜11を電磁シールドすることができる。
(5)積層セラミック電子部品
図3〜図5は、本発明に係る誘電体セラミック組成物を用いた積層セラミック電子部品の一実施例を示す外観斜視図、等価回路図、および製造時の分解斜視図である。
図3に示す積層セラミック電子部品21は、セラミック焼結体22と、その外表面に形成された外部電極23a,23b,24a,24bと、からなるLCフィルタである。セラミック焼結体22内部には、図4に示すように、外部電極23a,23b,24a,24b間に、インダクタンスL1,L2およびコンデンサCからなるLC共振回路が構成されている。
次に、図5を参照しながら、セラミック電子部品20の製造方法を説明する。
まず、本発明に係る誘電体セラミック組成物に、有機ビヒクルを添加し、セラミクスラリーを作製する。次に、このセラミックスラリーを、ドクターブレード法により成形し、セラミックグリーンシートを得る。次に、このセラミックグリーンシートを乾燥させた後、所定の大きさに打ち抜き、矩形のセラミックグリーンシート21a〜21mを準備する。
次に、セラミックグリーンシート21c〜21jに貫通孔を形成する。さらに、導電性ペーストをスクリーン印刷することにより、コイル導体26a,26b、コンデンサ用内部電極27a〜27c、コイル導体26c,26dを形成するとともに、貫通孔に導電性ペーストを充填してビアホール導体28を形成する。
本発明に係る誘電体セラミックは、1000℃以下で焼成可能なLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramic)であるため、コイル導体26a〜26d、コンデンサ用内部電極27a〜27c、ビアホール導体28として、AgやCuなどの低融点金属を用いることができる。
次に、図5に示すように、セラミックグリーンシート21a〜21mを積層し、厚み方向に加圧して積層体を得る。次に、得られた積層体を焼成し、セラミック焼結体22を得る。
次に、図3に示すように、セラミック焼結体22の外表面に外部電極23a,23b,24a,24bを形成する。外部電極23a,23b,24a,24bを形成する際には、導電性ペーストの焼き付け、蒸着、メッキ、スパッタリングなどの方法を用いることができる。
以上のようにして、積層セラミック電子部品21を得ることができる。図5から明らかなように、コイル導体26a,26bおよびコイル導体26c、26dにより、図4に示すインダクタンスL1およびインダクタンスL2がそれぞれ構成され、コンデンサ用内部電極27a〜27cにより図4に示すコンデンサCが構成される。
以下のようにして、誘電体セラミック用焼結助剤を用いて、BaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック、およびMgAl24系誘電体セラミックを作製し、特性を評価した。
まず、下記の表1、表2に示す重量比を有するように、B23,SiO2,Al23,MgO,ZnO,Li2O,BaO,CaO,SrOの粉末をそれぞれ秤量し、十分混合した。次に、得られた混合物を1100℃〜1400℃の温度で溶融し、ツインロールのロール間に融液を流し込んで急冷した後、湿式粉砕し、ガラス粉末を作製した。
次に、添加物として、MgO,MgCO3,Mg(OH)2,ZnO,BaCO3,CaCO3,SrCO3,Li2CO3の粉末を準備した。これらの粉末を下記の表1、表2に示す重量比になるように秤量し、ガラス粉末に添加、混合して、誘電体セラミック用焼結助剤A1〜A53を作製した。なお、ガラス中に占めるMgO,ZnO,Li2Oの合計割合が55重量%であるA54の組成では、ガラスを作製することができなかった。
なお、表1、表2において、MgCO3,Mg(OH)2,Li2CO3,BaCO3,CaCO3,SrCO3の添加量は、それぞれMgO,Li2O,BaO,CaO,SrOに換算した量である。また、表1、表2中の「修飾酸化物の合計割合」とは、ガラス中に占めるMgO,ZnO,Li2O,BaO,CaO,SrOの合計割合を示す。(ただし、小数点第2位を四捨五入して表記している。)また、表1、表2において、*印が付された試料は、本発明に係る誘電体セラミック組成物に含有される誘電体セラミック用焼結助剤の範囲外であることを示す。
次に、下記の表3〜表5に示す組成を有するBaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物、および下記の表6、表7に示す組成を有するMgAl24系誘電体セラミック組成物を準備した。
BaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物は、以下のようにして作製した。まず、所定にモル比になるように、BaCO3,TiO2,Nd23,Pr23,Sm23の粉末を秤量、混合した。次に、得られた混合原料を1150℃で1時間仮焼し、得られた仮焼物を粉砕した。これにより、粉末状のBaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物を作製した。
MgAl24系誘電体セラミック組成物は、以下のようにして作製した。まず、最終的に得られる化学量論比組成がMgAl24となるように、Mg(OH)2粉末と、Al23粉末とを秤量し、16時間湿式混合した後、乾燥した。次に、乾燥された混合物を1350℃で2時間仮焼し、得られた仮焼物を粉砕した。これにより、粉末状のMgAl24系誘電体セラミック組成物を作製した。
次に、下記の表3〜表7に示す割合で、上記誘電体セラミック組成物に焼結助剤A1〜A53を添加し、さらに、適当量のバインダ、可塑剤および溶剤を加え、混練し、セラミックスラリーを得た。
次に、下記の表3〜表5に示す組成を有するBaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物、および下記の表6、表7に示す組成を有するMgAl24系誘電体セラミック組成物を準備した。次に、下記の表3〜表7に示す割合で、上記誘電体セラミック組成物に焼結助剤A1〜A53を添加し、さらに、適当量のバインダ、可塑剤および溶剤を加え、混練し、セラミックスラリーを得た。
次に、このセラミックスラリーを、ドクターブレード法により厚さ50μmのシートに成形し、縦30mm×横10mmの大きさに切断して、矩形のセラミックグリーンシートを作製した。次に、この矩形のセラミックグリーンシートを複数枚積層し、圧着して、厚さ0.5mmのセラミック積層体を作製した。
次に、このセラミック積層体を800〜1100℃の温度で1時間焼成し、下記の表3〜表7に示す誘電体セラミックの試料S1〜S70、T1〜T55を作製した。なお、表3〜表7において、△印が付された試料は、本発明に係る誘電体セラミック組成物の範囲外であることを示す。
次に、これらの試料について、比誘電率ε、Q値、静電容量温度変化率τf(ppm/℃)、および耐湿性を測定した。ただし、試料T1〜T55については、τfを測定していない。その結果を下記の表3〜表7に示す。
なお、比誘電率εおよびQ値は、両端短絡型誘電体共振法により共振周波数1MHzにおいて測定した。また、耐湿性の評価については、以下のような基準を用いた。まず、各試料について、120℃、95%RH、2気圧、DC50V印加という条件で100時間、プレッシャークッカーテストを行い、各試料の容量の変化、絶縁抵抗の劣化の有無、誘電損失の変化を測定し、これらを耐湿性の指標とした。具体的には、上記テスト前後で、容量の変化率が±1.0%以内、誘電損失の変化が±10%以内にあるもの、およびテスト後の絶縁抵抗logIRの値が10以上のものを、耐湿性〇と評価し、それ以外を耐湿性×と評価した。また、焼結不足の試料については、耐湿性の評価を省略している。
表3の試料S1および表6の試料T1から、ガラス中のB23の含有割合が15重量%未満である焼結助剤A1を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。一方、表3の試料S4および表6の試料T4から、ガラス中のB23の含有割合が40重量%を超える焼結助剤A4を添加すると、誘電体セラミックの耐湿性が低下することがわかる。
また、表3の試料S5および表6の試料T5から、ガラス中のSiO2の含有割合が10重量%未満である焼結助剤A5を添加すると、誘電体セラミックの耐湿性が低下することがわかる。一方、表3の試料S8および表6のT8から、ガラス中のSiO2の含有割合が30重量%を超える焼結助剤A8を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。
また、表3の試料S11および表6の試料T11から、ガラス中のAl23の含有割合が15重量%を超える焼結助剤A11を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。
また、表3の試料S12および表6の試料T12から、ガラス中のMgOと添加物としてのMg(OH)2とを合計した含有割合が、MgO換算で25重量%未満である焼結助剤A12を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。一方、表3の試料S15および表6の試料T15から、ガラス中のMgOと添加物としてのMg(OH)2とを合計した含有割合が、MgO換算で55重量%を超える焼結助剤A15を添加すると、誘電体セラミックの耐湿性が低下することがわかる。
また、表3の試料S17および表6の試料T17から、ガラス中のZnOの含有割合が25重量%を超える焼結助剤A17を添加すると、誘電体セラミックの耐湿性が低下することがわかる。
また、表3の試料S18および表6の試料T18から、ガラス中のLi2Oの含有割合が0.5重量%未満である焼結助剤A18を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。一方、表3の試料S21および表6の試料T21から、ガラス中のLi2Oの含有割合が10重量%を超える焼結助剤A21を添加すると、誘電体セラミックの耐湿性が低下することがわかる。
また、表3の試料S24,S27,S30、および表6の試料T24,T27,T30から、ガラス中のROの含有割合が10重量を超える焼結助剤A24,A27,A30を添加すると、誘電体セラミックのQ値が低下することがわかる。
また、表4の試料S33および表7の試料T33から、添加物としてのMg(OH)2の含有割合がMgO換算で20重量%を超える焼結助剤A33を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下し、Q値が低下することがわかる。
また、表4の試料S38および表7の試料T38から、添加物としてのZnOの含有割合が25重量%を超える焼結助剤A38を添加すると、誘電体セラミックの耐湿性が低下することがわかる。
また、表4の試料S42および表7の試料T42から、添加物としてのLi2CO3の含有割合がLi2O換算で5重量%を超える焼結助剤A42を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下したり、誘電体セラミックのQ値が低下することがわかる。
また、表4の試料S44,S46,S48、および表7の試料T44,T46,T48から、添加物としてのR化合物がRO換算で5重量%を超える焼結助剤A44,A46,A48を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下し、誘電体セラミックのQ値が低下することがわかる。
また、表4の試料S53および表7の試料T53から、ガラスの含有割合が70重量%未満である焼結助剤A53を添加すると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。
また、表5の試料S54から、x<8の場合、誘電体セラミックの誘電率が低下することがわかる。一方、試料S57から、x>18の場合、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。
また、表5の試料S58から、y<52.5の場合、誘電体セラミックの誘電率が低下することがわかる。一方、試料S60から、y>65の場合、誘電体セラミックのτfが大きくなりすぎることがわかる。
また、表5の試料S61から、z<20の場合、誘電体セラミックのτfが大きくなりすぎることがわかる。一方、試料S58から、z>39.5の場合、誘電体セラミックの誘電率が低下することがわかる。
また、表5の試料S67から、焼結助剤の含有割合が15重量%未満であると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。一方、試料S64から、焼結助剤の含有割合が35重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下することがわかる。
また、表5の試料S70から、TiO2の含有割合が10重量%を超えると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。
また、表7の試料T54から、焼結助剤の含有割合が20重量%未満であると、誘電体セラミックの焼結性が低下することがわかる。一方、試料T55から、焼結助剤の含有割合が80重量%を超えると、誘電体セラミックの耐湿性が低下することがわかる。
本発明の実施の形態における回路モジュールを示す縦断面図である。 図1に示す回路モジュールの分解斜視図である。 本発明の実施の形態における積層セラミック電子部品を示す斜視図である。 図3に示す積層セラミック電子部品の等価回路図である。 図3に示す積層セラミック電子部品を製造する際に用いられたセラミックグリーンシート、およびその上に形成されている電極パターンを説明するための分解斜視図である。
符号の説明
1 回路モジュール
2 セラミック多層基板
3 第1のセラミック層
4a,4b 第2のセラミック層
5 内部電極
6 ビアホール導体
7 外部電極
8 導電性キャップ
9〜11 回路素子
21 積層セラミック電子部品
22 セラミック焼結体
23a,23b 外部電極
24a,24b 外部電極
26a〜26d コイル導体
27a〜27d コンデンサ用内部電極

Claims (3)

  1. 23,SiO2,MgO,Li2Oを必須成分、Al23,ZnO,RO(ただし、RはBa,Ca,Srのうち少なくとも1種)を任意成分として含有し、MgO,ZnO,Li2O,ROの合計割合が54重量%以下であるガラスを70重量%以上、
    Mg化合物、Zn化合物、Li化合物、R化合物(ただし、RはBa,Ca,Srのうち少なくとも1種)のうち少なくとも1種からなる添加物を2.5重量%以上30重量%以下、
    の割合で含有し、
    前記添加物としてのMg化合物をMgO換算で0〜20重量%、
    前記添加物としてのZn化合物をZnO換算で0〜25重量%、
    前記添加物としてのLi化合物をLi2O換算で0〜5重量%、
    前記添加物としてのR化合物をRO換算で0〜5重量%、
    の割合で含有し、
    全体として、
    BをB23換算で15〜40重量%、
    SiをSiO2換算で10〜30重量%、
    AlをAl23換算で0〜15重量%、
    MgをMgO換算で25〜55重量%、
    ZnをZnO換算で0〜25重量%、
    LiをLi2O換算で0.5〜10重量%、
    RをRO換算で0〜10重量%、
    の割合で含有する誘電体セラミック用焼結助剤を15〜35重量%、
    xBaO−yTiO2−zReO3/2(ただし、Reは希土類元素のうち少なくとも1種、x,y,zはモル%、8≦x≦18,52.5≦y≦65,20≦z≦39.5,x+y+z=100)で表されるBaO−TiO2−ReO3/2系誘電体セラミック組成物を65〜85重量%、
    の割合で含有し、さらにTiO 2 を10重量%以下の割合で含有する(但し、0を含む)ことを特徴とする誘電体セラミック組成物。
  2. 請求項1に記載の誘電体セラミック組成物を焼成することを特徴とする誘電体セラミックの製造方法。
  3. 請求項1に記載の誘電体セラミック組成物を含むセラミックスラリーを準備する工程と、
    前記セラミックスラリーをセラミックグリーンシートに成形する工程と、
    前記セラミックグリーンシートを積層してセラミック積層体を作製する工程と、
    前記セラミック積層体を焼成する工程と、
    を備えることを特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
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