JP4550880B2 - 固相酵素免疫測定法用化学発光試薬 - Google Patents
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Description
METHODS IN ENZYMOLOGY,VOL.133[Academic Press,Inc.,1986],p331〜353
化学発光物質(a)としては、例えば「生物発光と化学発光−基礎と実験−」(廣川書店,昭和64年発行)に記載の2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン化合物、1,2−ジオキセタン化合物、アクリジン化合物、インドール化合物等が含まれる。化学発光物質(a)のうち、測定感度及び溶液状態での保存安定性の観点から、好ましいのは2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン化合物(酵素がペルオキシダーゼの場合){ルミノール、イソルミノール、N−アミノヘキシル−N−エチルイソルミノール(AHEI)及びこれらの金属(アルカリ金属等)塩等}及び1,2−ジオキセタン化合物(酵素がアルカリフォスファターゼの場合){3−ガラクトシドキシフェニルジオキセタン、4−メトキシ−4−(3−フォスフェートフェニル)スピロ[1,2−ジオキセタン−3,2’−アダマンタン]等}、さらに好ましくは2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン化合物、特に好ましいのはルミノール及びルミノールの金属塩、最も好ましいのはルミノールのナトリウム塩である。
これらのうち、化学発光増強効果の観点から、チアゾール化合物、フェノール化合物が好ましく、さらに好ましいのはフェノール化合物、次にさらに好ましいのはp−ヨードフェノール、4−(シアノメチルチオ)フェノール及び4−シアノメチルチオ−2−クロロフェノールである。
なお、固相酵素免疫測定法により固相表面上に形成される免疫複合体とは、少なくとも1種類の酵素結合リガンド(例えば酵素結合抗体)と、リガンドが認識する物質(例えば抗原)とが、結合して形成される複合体を意味する。
酵素活性の比は、例えば次の方法で測定される。免疫複合体が形成された固相を免疫複合体解離剤(c)を含む化学発光試薬に浸漬した後、化学発光試薬と固相を分離し、それぞれについて酵素活性を測定する。化学発光試薬中の酵素活性をX、固相中の酵素活性をYとすると、解離した酵素結合リガンドの酵素活性の比(%)は、X/(X+Y)×100で求められる。なお、この場合の浸漬条件(浸漬時間、温度等)は、本発明による化学発光試薬を固相酵素免疫測定法に適用する条件に合わせて設定する。酵素活性の測定法は、用いる酵素により適宜設定することができるが、酵素結合リガンドの存在様式(遊離状態と固相に結合した状態等)により活性に差がない測定法であることが必要である。
一般式(1)で表される2環式ジアミン(有機酸塩)とは、一般式(1)で表される2環式ジアミン及び/又は該ジアミンの有機酸塩を意味する。
これらのうち、測定レンジ拡大の観点から、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオン界面活性剤が好ましく、さらに好ましいのは非イオン界面活性剤、よりさらに好ましいのは、高級アルコールEO付加物、脂肪酸EO付加物、脂肪酸アミドEO付加物、ソルビタン脂肪酸エステルEO付加物及びポリプロピレングリコールEO付加物、とくに好ましいのはソルビタン脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物、最も好ましいのはソルビタンオレイン酸モノエステルEO付加物である。
2価の有機基としては、C4〜16のアルキレン、C4〜16のアルケニレン、C4〜16のアリーレン基等が挙げられる。
緩衝液(d)中の緩衝剤の含有量(mM。25℃)は、化学発光増強効果及び保存安定性等の観点から、1〜500が好ましく、さらに好ましくは5〜300、特に好ましくは10〜200である。
化学発光増強剤(b)の含有量(mM。化学発光試薬を基準とする。25℃)は、化学発光増強効果及び保存安定性等の観点から、0.1〜15が好ましく、さらに好ましくは0.3〜7.0、特に好ましくは0.6〜3.4である。
免疫複合体解離剤(c)の含有量(mM。化学発光試薬を基準とする。25℃)は、化学発光増強効果及び保存安定性等の観点から、0.02〜3,000が好ましく、さらに好ましくは0.1〜2,500、特に好ましくは1〜2,000である。
免疫複合体解離剤(c)がタンパク変性剤であるときの含有量(mM。化学発光試薬を基準とする。25℃)は、200〜3,000が好ましく、さらに好ましくは400〜2,500、特に好ましくは500〜2,000である。また、(c)が界面活性剤であるときの含有量(mM。化学発光試薬を基準とする。25℃)は、0.02〜40が好ましく、さらに好ましくは0.1〜20、特に好ましくは1〜10である。さらに、(c)が有機酸塩であるときの含有量(mM。化学発光試薬を基準とする。25℃)は、10〜2,000が好ましく、さらに好ましくは25〜1,000、特に好ましくは50〜500である。
これらの範囲であると、さらに広範囲の酵素結合リガンドの濃度を測定できる。
本発明の化学発光試薬は、酵素の蛍光強度の観点から、アルカリ性であることが好ましく、さらに好ましくはpHが7〜11であること、特に好ましくはpHが8〜10であることである。
なお、pHは、JIS K0400−12−10:2000に準拠して測定される(測定温度25℃)。
リガンドとしては、例えば「免疫化学的同定法(第3版)」(1993,東京化学同人)に記載の抗原に対する抗体や、MSRS catalog[Manufacturers' Specification & Reference Synopsis catalog Primary Antibodies(ISBN No.0-9643268-3-3, 1995, Aerie Corporation)]に記載の抗体や、特開2001−264332号公報に記載の特異的結合物質等が挙げられる。これらのうち、特異的結合の観点から、抗体が好ましく、さらに好ましいのは癌マーカー(CEA、AFP、PSA、CA19−9及びCA125等)に対する抗体、高分子ホルモン(甲状腺刺激ホルモン、インシュリン及びプロラクチン等)に対する抗体、血清蛋白(β2−ミクログロブリン、フェリチン及びCRP等)に対する抗体、及びウイルス及びウイルス関連抗原(HBV、HCV、HIV、HBs抗原及びHBe抗原等)に対する抗体である。なお、これらの抗体は、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体又はこれらの混合のいずれであってもよい。モノクローナル抗体の場合、測定対象物に対する認識部位の異なる複数の抗体を組み合わせて使用することが好ましい。さらに、抗体は、抗体の分解物であるF(ab’)2、Fab’、Fab等であってもよい。酵素とリガンドの結合は、従来公知の方法、例えばImmunochemistry 6, 43-52 (1969)、Immunochemistry 6, 53-66 (1969)、Immobilised Affinity Ligand Techniques, Academic Press (1992)、Bioconjugate Techniques, Academic Press (1996)、又はAnal. Lett. 18(B9), 1143-1155 (1985)、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 84, 5374-5378 (1987)に記載された方法等が適用できる。
尚、以下における実施例11〜13及び22〜25は参考例である。
<実施例1>
1)第1液の調製
ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 1}9.9gを秤量し1,000mlメスフラスコに仕込んだ。3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)を仕込んで25℃で均一混合して溶液量を1,000mlとし、第1液を調製した。測定に用いるまで冷蔵(2〜10℃)保存した。(調整した第1液の各試薬の濃度は、(a1)3.5mM、(b1)0.6mM、(c11)50mM。)
2)第2液の調製
PSA測定用臨床検査薬{三洋化成工業(株)製、商品名:スフィアライトPSA}の過酸化水素液(過酸化水素0.017%水溶液)を第2液としてそのまま使用した。
3)第3液の調製
PSA測定用臨床検査薬{三洋化成工業(株)製、商品名:スフィアライトPSA}の免疫反応用緩衝液[アジ化ナトリウム0.09%含有リン酸緩衝液]を第3液としてそのまま使用した。
4)抗PSAモノクローナル抗体(マウス)結合ビーズの調製
PSA測定用臨床検査薬{三洋化成工業(株)製、商品名:スフィアライトPSA}の抗ヒトPSAモノクローナル抗体(マウス)結合ビーズ[1/8インチガラスビーズ1個あたりに、抗ヒトPSAモノクローナル抗体(マウス)を1.0U/個結合させたもの。}をそのまま使用した。
5)酵素標識抗体液の調製
PSA測定用臨床検査薬{三洋化成工業(株)製、商品名:スフィアライトPSA}のペルオキシダーゼ標識抗PSAモノクローナル抗体(マウス){標識抗体0.17μg/mL含有リン酸緩衝液}をそのまま使用した。
これら第1液、第2液、第3液、抗PSAモノクローナル抗体(マウス)結合ビーズ及び酵素標識抗体液を使用してペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(1)を得た{第1液、第2液、第3液、抗PSAモノクローナル抗体(マウス)結合ビーズ及び酵素標識抗体液から構成される}。
DBU−フェノール塩(c11){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 1}9.9gを秤量し1,000mlメスフラスコに仕込んだ。次いでメスフラスコに、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)を仕込んで25℃で均一混合して溶液量を1,000mlとし、DBU−フェノール塩溶液(X11)を調製した。
7)免疫複合体ビーズの作成
標準PSA溶液120μL(PSA濃度100ng/mL)と、第3液300μLとを混合し、測定用試料を調製した。この測定用試料420μLと、抗PSAモノクローナル抗体(マウス)結合ビーズ1個とを、試験管(12×75mm)内で1時間反応(37℃)させた。
引き続き、試験管内から反応液をアスピレーターで除去した後、生理食塩水3mLを加えてビーズを洗浄し、洗浄液をアスピレーターで除去して、反応ビーズを得た。
次に、酵素標識抗体液420μLを反応ビーズの入った試験管に加え、37℃、1時間反応させた。反応液をアスピレーターで除去し、生理食塩水3mLを加えビーズを洗浄し、洗浄液をアスピレーターで除去して、免疫複合体ビーズを得た。
(X11)200μLに免疫複合体ビーズ1個を加え、37℃、1時間反応させた。反応後液(X11a)及び反応後ビーズ(Y11b)をそれぞれ回収した。
(X11a)に後述する比較例で作成した第1液140μLと第2液140μLを加え、ルミネッセンスリーダー{アロカ(株)社製:BLR−210)}を用いて化学発光反応を開始した。化学発光反応の開始50秒後から2秒間の発光量(積算量)を計測し、この積算量を酵素活性を示す発光量とした。同様に(Y11b)を使用して発光量を計測した。以下のようにして酵素活性の比を算出した。結果を表1に示す。
酵素活性の比 = (X11a)の発光量/{(X11a)の発光量+(Y11b)の発光量}×100
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}4.2g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.56g、DBU−オクチル酸塩(c12){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 102}123g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(200mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(2)を得た。(調整した第1液の各試薬の濃度は、(a1)21mM、(b1)3.4mM、(c12)500mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(2)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表1に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−オクチル酸塩(c12)123g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表1に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}2.4g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.33g、DBU−オレイン酸塩(c13){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 106}74g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(105mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(3)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)12.3mM、(b1)2.0mM、(c13)275mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(3)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表1に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−オレイン酸塩(c13)74g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表1に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、DBU−p−トルエンスルホン酸塩(c14){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 506}81g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(4)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c14)250mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(4)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表1に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−p−トルエンスルホン酸塩(c14)81g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表1に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、DBU−ギ酸塩(c15){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 603}49.5g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(5)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c15)250mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(5)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表1に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−ギ酸塩(c15)49.5g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表1に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、DBU−フタル酸塩(c16){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 810}103g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(6)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c16)250mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(6)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表1に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−フタル酸塩(c16)103g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表1に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、DBN−オクチル酸塩(c22){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT 1102}67g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(7)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c22)250mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(7)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表1に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBN−オクチル酸塩(c22)67g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表1に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、グアニジン塩酸塩(c3){ナカライテスク(株)製、生化学研究用特製試薬}47.8g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(8)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c3)500mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(8)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表2に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「グアニジン塩酸塩(c3)47.8g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表2に示す。
第1製の調整において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、グアニジン塩酸塩(c3){ナカライテスク(株)製、生化学研究用特製試薬}191g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(9)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c3)2000mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(9)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表2に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「グアニジン塩酸塩(c3)191g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表2に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、グアニジン塩酸塩(c3){ナカライテスク(株)製、生化学研究用特製試薬}119g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(10)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c3)1250mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(10)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表2に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「グアニジン塩酸塩(c3)119g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表2に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4){ナカライテスク(株)製、商品名:ツイン80}1.5g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(11)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c4)1mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(11)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表2に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4)1.5g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表2に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4){ナカライテスク(株)製、商品名:ツイン80}15g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(12)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c4)10mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(12)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表2に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4)15g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表2に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4){ナカライテスク(株)製、商品名:ツイン80}7.5g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(13)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c4)5mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(13)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表2に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4)7.5g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表2に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}0.1g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.02g、DBU−ギ酸塩(c15){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 603}1.98g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(1mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(14)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)0.5mM、(b1)0.1mM、(c15)10mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(14)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表3に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−ギ酸塩(c15)1.98g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表3に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}0.4g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.05g、DBU−ギ酸塩(c15){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 603}4.95g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(5mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(15)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)1.8mM、(b1)0.3mM、(c15)25mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(15)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表3に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−ギ酸塩(c15)4.95g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表3に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}8.0g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)1.16g、DBU−ギ酸塩(c15){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 603}198g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(300mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(16)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)40mM、(b1)7mM、(c15)1000mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(16)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表3に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−ギ酸塩(c15)198g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表3に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}15.9g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)2.48g、DBU−ギ酸塩(c15){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 603}396g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(500mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(17)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)80mM、(b1)15mM、(c15)2000mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(17)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表3に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−ギ酸塩(c15)396g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表3に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、グアニジン塩酸塩(c3){ナカライテスク(株)製、生化学研究用特製試薬}19g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(18)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c3)200mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(18)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表3に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「グアニジン塩酸塩(c3)19g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表3に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、グアニジン塩酸塩(c3){ナカライテスク(株)製、生化学研究用特製試薬}38g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(19)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c3)400mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(19)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表3に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「グアニジン塩酸塩(c3)38g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表3に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、グアニジン塩酸塩(c3){ナカライテスク(株)製、生化学研究用特製試薬}239g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(20)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c3)2500mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(20)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表3に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「グアニジン塩酸塩(c3)239g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表3に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、グアニジン塩酸塩(c3){ナカライテスク(株)製、生化学研究用特製試薬}287g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(21)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c3)3000mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(21)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表4に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「グアニジン塩酸塩(c3)287g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表4に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4){ナカライテスク(株)製、商品名:ツイン80}0.03g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(22)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c4)0.02mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(22)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表4に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4)0.03g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表4に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4){ナカライテスク(株)製、商品名:ツイン80}0.15g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(23)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c4)0.1mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(23)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表4に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4)0.15g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表4に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4){ナカライテスク(株)製、商品名:ツイン80}30g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(24)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c4)20mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(24)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表4に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4)30g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表4に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4){ナカライテスク(株)製、商品名:ツイン80}60g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(25)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c4)40mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(25)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表4に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(c4)60g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表4に示す。
第1液の調製において「ルミノールのナトリウム塩(a1)0.7g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.1g、DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}3.5g、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)0.35g、DBU−ギ酸塩(c15){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT SA 603}24.8g、DBN−オクチル酸塩(c22){サンアプロ(株)製、商品名:U−CAT 1102}33.5g」に変更し、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)」を、「3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.6)」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、ペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キット(26)を得た。(調製した第1液の各試薬の濃度は、(a1)17.6mM、(b1)2.1mM、(c15)125mM、(c22)125mM。)
化学発光試薬キット(1)の代わりに、化学発光試薬キット(26)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表4に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「DBU−ギ酸塩(c15)24.8g、DBN−オクチル酸塩(c22)33.5g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表4に示す。
ルミノールのナトリウム塩(a1){シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製}17.6mM、4−(シアノメチルチオ)フェノール(b1)2.1mM、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(49.9mM、pH8.6)を均一混合して、第1液を調製し、測定に用いるまで冷蔵(2〜10℃)保存した。実施例1における第1液をこの第1液に変更した以外、実施例1と同様にして、比較用のペルオキシターゼ測定用化学発光試薬キットを得た。
化学発光試薬キット(1)の代わりに、比較用の化学発光試薬キットを使用したこと以外は、実施例1と同様にして化学発光量(C)を測定し、同様にして測定感度を求めた。結果を表2に示す。
また、解離溶液の調製において「DBU−フェノール塩(c11)9.9g」を、「生理食塩水 9.9g」に変更したこと以外、実施例1と同様にして、酵素活性の比を算出した。結果を表2に示す。
Claims (5)
- 化学発光物質(a)、化学発光増強剤(b)、免疫複合体解離剤(c)及び緩衝液(d)を含んでなる固相酵素免疫測定法用化学発光試薬であって、該(c)がタンパク質変性剤、下記一般式(1)で表される2環式ジアミン及び該ジアミンの有機酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする固相酵素免疫測定法用化学発光試薬。
- (c)が、固相上に形成された免疫複合体から免疫複合体中に含まれる酵素結合リガンドを、酵素活性の比として5〜90%を解離させるものである請求項1に記載の化学発光試薬。
- (c)が、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)の有機酸塩(c1)及び/又は1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5(DBN)の有機酸塩(c2)である請求項1又は2に記載の化学発光試薬。
- 化学発光試薬中の(a)の含有量(mM;25℃)が0.5〜80、(b)の含有量(mM;25℃)が0.1〜15、(c)の含有量(mM;25℃)が0.02〜3,000である請求項1〜3のいずれかに記載の化学発光試薬。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の化学発光試薬を使用することを特徴とする固相酵素免疫測定法。
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