JP4550013B2 - 無線通信方法、動的帯域割当方法、無線通信システム及び基地局 - Google Patents

無線通信方法、動的帯域割当方法、無線通信システム及び基地局 Download PDF

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本発明は、動的な帯域の割り当てを可能とする無線通信方法、動的帯域割当方法、データ送信方法、無線通信システム及び基地局並びに端末局に関する。
近年、設備制御、交通、環境保全、食・農業、地震モニタリング、医療福祉などを中心とした分野において、多様なアプリケーションをユーザに提供するユビキタスワイヤレスネットワークやワイヤレスセンサーネットワークが注目されている。これらのネットワークは、固定ネットワークに接続された基地局と多数の無線端末から構成されている。
ネットワーク内の無線端末は、バッテリ起動であり、データの測定と測定データの基地局への送信等の最小限の機能しか有していない低消費電力・低機能の端末であるため、無線端末からのトラヒックは、(1)データ量は少ない、(2)周期的にデータを発生、(3)送信間隔が比較的長いという特徴を有する。しかしながら、これらの無線端末は多数存在するため、全体のトラヒックは増大する傾向にある。さらに、これらのネットワークでは、できるだけ多くの無線端末からのデータを収集することが目的となるため、一台の基地局にできるだけ多くの無線端末を収容する必要がある。従って、これらのネットワークでは、一台の基地局で多数の無線端末を収容しつつ、高スループット化を実現できるMAC(Media Access Control)プロトコルが要求されている。
この要求条件を満たすMACプロトコルとしては、リソース利用効率が高い集中制御方法の一つである動的スロット割当方法が用いられている。本方法では、アクセス方式としてTDMA−TDD(Time Division Multiple Access-Time Division Duplex)を用い、基地局が無線端末からの要求に応じたスロット(帯域)を動的に割り当てるものである。図13にフレーム構成の一例を示す。MACフレームは上りリンクと下りリンクの2つに分かれ、下りリンクは報知区間とデマンドアサイン区間、上りリンクはデマンドアサイン区間とランダムアクセス区間で構成される。
また、データや制御情報を送受信するために、Bch(Broadcast control channel : ブロードキャスト制御チャネル)、RFch(Random access Feedback channel : ランダムアクセスフィードバックチャネル)、Fch(Frame control channel : フレーム制御チャネル)、Cch (Control channel : 制御チャネル)、Dch(Data channel : データチャネル)、RCH(Random access channel : ランダムアクセスチャネル)のチャネルが使用される。Bchは、無線端末に基地局の属性(基地局ID、フレーム番号等)を報知するために、Fchは、無線端末単位でスロット割当を行うデマンドアサイン区間のスロット割当情報(割当を行った無線端末、スロット位置、スロット長、割当チャネル等)を通知するために、RFchは、ランダムアクセス情報(前フレームのランダムアクセス結果、本フレームでのランダムアクセスの開始位置及びスロット数等)を通知するために用いられる。Cchは、帯域要求情報(Resource Request :RREQ)やARQ(Automatic Repeat Request)等の無線端末毎の制御情報を、Dchはユーザデータを送受信するために使用される。Rchは、ランダムアクセスのためのチャネルであり、無線端末が上記RREQを送信するために使用される。
動的スロット割当方法には、無線端末が基地局に対して帯域要求を行うためにランダムアクセスを用いるアクセス方法がある。本方法は、バースト的に発生する非周期性のデータを柔軟かつ効率よく収容できるため、上記要求条件を満たす動的スロット割当方法として広く適用されている。図14は、本方法を用いたアクセスシーケンスの一例を示している。この例では、基地局は、MACフレームの先頭から順にBch、RFch、Fchを送信する。基地局配下の無線端末は、RFchを受信することで、そのフレームでのランダムアクセスの開始位置、スロット数を知ることができる。無線端末が送信すべきデータを有する場合、データ送信のための帯域を基地局に要求する帯域要求情報:RREQをRchで送信するため、無線端末は、Exponentialバックオフアルゴリズムに基づいた送信待機時間であるバックオフ時間を他無線端末との衝突を回避するために自律的に決定する。
無線端末は、バックオフ時間が完了した時点で、RREQを該当するRchで送信する(図14のMACFrame1)。他の無線端末からのRchと衝突した場合、再送を行う。基地局では、RREQを正しく受信できた場合、次のフレーム(図14のMACFrame2)のRFchでRREQの受信成功を通知し、RREQから帯域要求値に相当するスロット:Dchを割り当てる。また、そのDchを割り当てた次のフレーム(図14のMACFrame3)において、データに対する到達確認を無線端末に送信するためのARQ用のCchを割り当てる。
なお、基地局が、無線端末からのRREQの帯域要求値に従ってDchを割り当てる構成は、無線端末からRREQを受信することにより、メモリに該当する無線端末の帯域要求値を書き込み、ラウンドロビンにより帯域要求値を読み出すことで実現されている。基地局は、Dchの割り当てを行った後、残帯域に対して、RREQ用のRchを割り当てる。
M.Yamamoto, S.Machida, and H.Ikeda,"Access control scheme for multimedia ATM wireless local area networks,"IEICE Trans. Commun, vol.E81-B, no.11, pp,2048-2055, Nov.1997.
しかしながら、上記のランダムアクセスによる動的スロット割当方法では、特に、基地局の配下に多数の無線端末が存在する場合に、Rchが衝突する可能性が高くなり、衝突に伴うオーバーヘッドが生じる。このオーバーヘッドは、Exponentialバックオフアルゴリズムに基づいた送信待機時間により生じており、これがスループット特性を劣化させる。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、衝突に伴うオーバーヘッドの削減を行い、基地局と、基地局と無線回線により接続される無線端末との間のスループット特性を改善することを可能とする無線通信方法、動的帯域割当方法、データ送信方法、無線通信システム及び基地局並びに端末局を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の端末局が共通の無線回線により基地局と接続され、前記基地局は、無線フレーム内の上り通信用スロットのうち帯域割当済みのスロットをデマンドアサイン区間、残りのスロットをランダムアクセス区間として管理し、前記端末局からの帯域要求情報に対して要求分の上り通信用スロットを割り当て、前記端末局は、送信するデータが発生した場合、バックオフ時間経過後に帯域要求情報をランダムアクセス区間内のスロットにランダムアクセス送信し、送信に失敗した場合には再度バックオフ時間経過後にランダムアクセス送信し、送信に成功した場合には前記基地局から割り当てられたスロットを用いて前記データを送信する無線通信方法において、前記基地局は、前記端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、前記端末局は、バックオフ時間が経過する前に前記基地局からスロットが割り当てられた場合には、バックオフ時間経過後に送信を予定していた発生データを送信するか、あるいは帯域要求情報を送信し当該帯域要求情報に基づいて前記基地局から割り当てられたスロットにて発生データを送信し、前記基地局は、前記端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測することを特徴とする無線通信方法である。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記端末局は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信し、バックオフ時間経過後にランダムアクセス送信して前記基地局から割り当てられたスロットにて残りの発生データを送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記端末局は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信するとともに残りの発生データを送信するのに必要な帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて残りの発生データを送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記端末局は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットで発生データの容量分の帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて発生データを送信することを特徴とする。
また、本発明は、複数の端末局が共通の無線回線により基地局と接続され、前記基地局は、無線フレーム内の上り通信用スロットのうち帯域割当済みのスロットをデマンドアサイン区間、残りのスロットをランダムアクセス区間として管理し、前記端末局からの帯域要求情報に対して要求分の上り通信用スロットを割り当てる基地局の動的帯域割当方法であって、前記端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、前記端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測することを特徴とする動的帯域割当方法である。
また、本発明は、複数の端末局を共通の無線回線により接続し、無線フレーム内の上り通信用スロットのうち帯域割当済みのスロットをデマンドアサイン区間、残りのスロットをランダムアクセス区間として管理し、前記端末局からの帯域要求情報に対して要求分の上り通信用スロットを割り当てる基地局と、送信するデータが発生した場合、バックオフ時間経過後に帯域要求情報をランダムアクセス区間内のスロットにランダムアクセス送信し、送信に失敗した場合には再度バックオフ時間経過後にランダムアクセス送信するランダムアクセス手段と、ランダムアクセス送信に成功した場合には前記基地局から割り当てられたスロットを用いて前記データを送信する送信手段とを有する端末局とを備えた無線通信システムであって、前記基地局は、前記端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、前記端末局の送信手段は、バックオフ時間が経過する前に前記基地局からスロットが割り当てられた場合には、バックオフ時間経過後に送信を予定していた発生データを送信するか、あるいは帯域要求情報を送信し当該帯域要求情報に基づいて前記基地局から割り当てられたスロットにて発生データを送信し、前記基地局は、前記端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測することを特徴とする無線通信システムである。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記端末局の送信手段は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信し、バックオフ時間経過後に前記ランダムアクセス手段にてランダムアクセス送信して前記基地局から割り当てられたスロットにて残りの発生データを送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記端末局の送信手段は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信するとともに残りの発生データを送信するのに必要な帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて残りの発生データを送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記端末局の送信手段は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットで発生データの帯域に相当する容量分の帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて発生データを送信することを特徴とする。
また、本発明は、複数の端末局を共通の無線回線により接続し、無線フレーム内の上り通信用スロットのうち帯域割当済みのスロットをデマンドアサイン区間、残りのスロットをランダムアクセス区間として管理し、前記端末局からの帯域要求情報に対して要求分の上り通信用スロットを割り当てる基地局であって、前記端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、前記端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測することを特徴とする基地局である。
この発明によれば、基地局は、端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、端末局は、バックオフ時間が経過する前に前記基地局からスロットが割り当てられた場合には、バックオフ時間経過後に送信を予定していた発生データを送信するか、あるいは帯域要求情報を送信し当該帯域要求情報に基づいて前記基地局から割り当てられたスロットにて発生データを送信する構成とした。これにより、端末局の発生データのトラヒック特性から次のデータの発生を予測し、予測フレームにて帯域要求情報やデータの送信用のスロットをデマンドアサイン区間に割り当て、衝突回避によるオーバーヘッドの削減が可能となり、スループット特性を向上させることができる。また、端末局では、基本的にはランダムアクセスを用いた帯域要求を行うことになるが、バッグオフ中に基地局からのスロット割当(ポーリング)があれば、ランダムアクセスを中止するため、ランダムアクセスのトラヒックを低減する効果がある。
また、本発明によれば、基地局は、端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測する構成とした。最も長い発生間隔をもとに予測フレームを決定することで、測定間隔内でのいかなる発生間隔に完全に対応することができ、帯域浪費を最小限に抑えることが可能となる。
また、本発明によれば、端末局は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信し、バックオフ時間経過後にランダムアクセス送信して前記基地局から割り当てられたスロットにて残りの発生データを送信する構成とした。これにより、割り当てられたスロットの帯域より送信するデータの容量が大きい場合であっても、ランダムアクセスによる送信に処理を継続して全てのデータを送信することが可能となる。
また、本発明によれば、端末局は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信するとともに残りの発生データを送信するのに必要な帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて残りの発生データを送信する構成とした。これにより、送信するデータの容量が大きい場合であっても、更に必要となる帯域を要求するため、全てのデータを送信することが可能となる。
また、本発明によれば、端末局は、バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットで発生データの容量分の帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて発生データを送信する構成とした。これにより、割り当てられたスロットの帯域より送信するデータの容量が大きい場合であっても、必要となる帯域を再度要求するため、全てのデータを送信することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムを示した概略ブロック図である。無線通信システムは、基地局1と、端末局である無線端末2−1〜2−N(以下、無線端末を代表して記載する場合、無線端末2のように記載する)とを備えている。基地局1は、後述する動的スロット割当方法を実行する帯域割当部と、無線端末2との間で制御情報やデータの送受信を行う送受信部とを具備した装置である。無線端末2は、バックオフ時間の経過後にランダムアクセス区間にてランダムアクセスの制御情報を送信するランダムアクセス部と、基地局1からの制御情報を受信し、受信した制御情報に基づいて割り当てられるスロットを検出したり、RREQあるいはデータを送信する送受信部とを具備した装置である。
(基地局側の実施形態)
次に、基地局1と無線端末2の間のスループット特性を改善する基地局1における動的スロット割当方法について説明する。本実施形態に係る動的スロット割り当て方法では、基地局1にて、無線端末2のトラヒック特性から次のデータ発生を後述する計算により予測し、その予測フレームのデマンドアサイン区間においてあらかじめスロット割り当てを行うことで、衝突をなくし、次データの送信の効率化を行う。
基地局1では、無線端末2からのデータを受信すると、そのデータに付与されているデータ発生時間情報からデータ発生間隔を計算する。また、基地局1では、最新の一定期間(一定個数)のデータ発生間隔から次のデータが発生するフレームを予測し、その予測フレームのデマンドアサイン区間においてRREQ用のスロット、あるいは、データ用のスロットを予め割り当てるものである。
無線端末2では、データ送信時にそのデータが発生した時間情報をデータともに送信する。この時間情報としては、無線端末2のMACレイヤが上位レイヤからデータを受信した際のBchのフレーム番号を使用する。また、無線端末2では上位レイヤよりユーザデータを受信すると、帯域要求にランダムアクセスを用いるアクセスシーケンスを開始する。バックオフ時間が経過するまでに、基地局1からRREQ、あるいは、データのスロットが割り当てられた場合は、ランダムアクセスを停止し、割り当てられたスロットに対して、RREQ、或いは、データの送信を行う。
次に、図2を参照しつつ、本実施形態における基地局1が無線端末毎に行う、次データが発生するフレーム、すなわち、予測フレームを決定する方法について説明する。ここで、基地局1は、ある無線端末2から、発生時間情報:FD(M)を有するM番目のデータを受信した後、現在のフレーム:Fcurで(M+1)番目のデータ(発生時間情報:FD(M+1))を受信したとする。基地局1では、データを受信すると、データの発生間隔(Generation Interval :GI)を計算し(ステップSa1)、最新のN個のGIをメモリに保持する(ステップSa2:Yes)。なお、GIは、発生時間情報:FD(M+1)−FD(M)から計算する。基地局1では、最新のN個のGIから最も発生間隔が長いGImaxを選択し、次データ、すなわち、(M+2)番目のデータが発生するフレーム(予測フレーム:PFnext)をFD(M+1)+GImaxと決定する(ステップSa3)。なお、ステップSa2にて、N個に満たない場合は、処理を終了する(ステップSa2:No)
PFnextが、現フレーム:Fcurより後のフレームでなければ(ステップSa4:No)、既にデータが発生し、保持されていると判定し、予測フレームを次フレーム:Fcur+1に変更する(ステップSa5)。最後に、基地局1は、メモリ上の予測フレーム情報を更新する(ステップSa6)。
PFnextが現フレーム:Fcurより後のフレームであれば(ステップSa4:Yes)、予測フレームはそのままとする。最後に、基地局1は、メモリ上の予測フレーム情報を更新する(ステップSa6)。予測フレームの更新後、予測フレームまでに無線端末2からランダムアクセスによりRREQを受信した場合は、予測フレームを削除する。予測フレームまでに無線端末2からランダムアクセスによるRREQを受信しない場合は、基地局1では、この予測フレームにおいて、RREQ用のスロット、あるいは、データ用のスロットの割り当てを試行する。
(無線端末側の第1実施形態)
次に、無線端末の第1実施形態として予測フレームにおいて、データ送信のためのRREQ用のスロットが割り当てられた無線端末2aについて説明する。デマンドアサイン区間における割り当てであるため、Cchを使用する。図3は、無線端末2aでのRREQの送信処理を示したフローチャートである。
まず、無線端末2aでは、上位レイヤよりユーザデータを受信すると、RREQの送信にランダムアクセスを用いるアクセスシーケンスを開始する(ステップSb1)。最初に、バックオフアルゴリズムにより送信待機するバックオフスロット数(BO_Num)を決定し、決定したバックオフスロット数を設定する(ステップSb2)。
無線端末2aは、Bch、RFch、Fchを受信する(ステップSb3)。Bchを受信することで、無線端末2aに基地局1の属性(基地局ID、フレーム番号等)を取得する。RFchを受信することで、現フレームにおけるランダムアクセスの開始位置及びRch数を取得する。また、Fchを受信することで、現フレームにおいて、自分宛てのRREQ用のCchの割り当てがあるかどうかを判定する(ステップSb4)。
現フレームにおいて、Cchの割り当てがあるかどうかによりフローが異なる。Cchの割り当てがあれば(ステップSb4:Yes)、ランダムアクセスシーケンスを中止し、図4に示したCchのポーリングによるアクセスシーケンスを開始する。無線端末2aは現フレーム(図4のMACFrame1)にてRREQを指定されたCchにより送信する(ステップSb5)。基地局1では、予測フレームにおいて、RREQ用のCchを割り当てる場合、次のフレーム(図4のMACFrame2)において、Cchの受信結果を通知するためのARQ用のCchを、前述したRREQ用のCchとペアになるように割り当てる。基地局1では、RREQが正常に受信できた場合、RREQの帯域要求値に応じたユーザデータ用のDchをデマンドアサイン区間に割り当てる。加えて、無線端末2aにDchの受信結果を通知するためのARQ用のCchを割り当てる。
一方、現フレームにおいて、Cchの割り当てがなければ、ランダムアクセスによる送信を試行する。現フレームにおけるRch数(RA_Num)とバックオフスロット数(BO_Num)を比較し(ステップSb6)、Rch数がバックオフスロット数より小さい場合には(ステップSb6:Yes)、現フレームでの送信は行わず、バックオフスロット数からRch数を引いたスロット数でバックオフスロット数を更新する(ステップSb8)。Rch数がバックオフスロット数以上の場合には(ステップSb6:No)、現フレームでの送信が可能であるため、バックオフスロット数番目のRchによりRREQの送信を実施する(ステップSb7)。
基地局1では、無線端末2aからのRREQの帯域要求値に応じて、ユーザデータ用のDchを割り当てる。基地局1では、RREQを受信すると、受信した無線端末2aに該当するメモリにその帯域要求値を書き込む。Dchの割り当ての際には、メモリ上の帯域要求値をラウンドロビンやFIFO(First-In-First-Out)などにより読み出す。スロット割当は、ユーザデータ用のDchの割り当てを行った後、残り帯域に対して、スケジューリングフレームが予測フレームである無線端末2aのRREQ用のCchの割り当てを行った後、残り帯域をRREQ用のRchに割り当てる。
(無線端末側の第2実施形態)
次に、無線端末の第2実施形態として予測フレームにおいて、ユーザデータ用のスロットが割り当てられた無線端末2bを示す。図5は、無線端末2bでのRREQ、或いはデータの送信処理を示したフローチャートである。
まず、無線端末2bでは、上位レイヤよりユーザデータを受信すると、RREQの送信にランダムアクセスを用いるアクセスシーケンスを開始する(ステップSc1)。最初に、バックオフアルゴリズムにより送信待機するバックオフスロット数(BO_Num)を決定して設定する(ステップSc2)。
無線端末2bは、Bch、RFch、Fchを受信する(ステップSc3)。Bchを受信することで、無線端末2bに基地局1の属性(基地局ID、フレーム番号等)を取得する。RFchを受信することで、現フレームにおけるランダムアクセスの開始位置及びRch数を取得する。また、Fchを受信することで、現フレームにおいて、自分宛てのデータ用のDchの割り当てがあるかどうかを判定する(ステップSc4)。
現フレームにおいて、Dchの割り当てがあるかどうかによりフローが異なる。Dchの割り当てがあり(ステップSc4:Yes)、現フレームでの送信を行うのであれば、ランダムアクセスシーケンスを中止し、Dchのポーリングによるアクセスシーケンスを開始する。一方、現フレームにおいて、Dchの割り当てがなければ(ステップSc4:No)、ランダムアクセスによる送信を試行する。現フレームにおけるRch数(RA_Num)とバックオフスロット数(BO_Num)を比較し(ステップSc6)、Rch数がバックオフスロット数より小さい場合には(ステップSc6:Yes)、現フレームでの送信は行わず、バックオフスロット数からRch数を引いたスロット数でバックオフスロット数を更新する(ステップSc8)。Rch数がバックオフスロット数以上の場合には(ステップSc6:No)、現フレームでの送信が可能であるため、バックオフスロット数番目のRchによりRREQの送信を実施する(ステップSc7)。
ステップSc4にて、Dchの割り当てがあれば、図6に示したアクセスシーケンスを開始し、無線端末2bはデータを指定されたDchにより送信する(ステップSc5)。
さらに、ステップSc4にて、Dchの割り当てがある場合に、当該Dchにて割り当てられたサイズと送信データサイズの比較を行うようにしてもよい。割当サイズの方が送信データサイズ以上の場合には、現フレームでのデータの完全送信が可能であり、前述したステップSc5と同じく、図6に示したアクセスシーケンスを開始し、無線端末2bはデータを指定されたDchにより送信する。
一方、送信データサイズより割当サイズの方が小さい場合には、現フレームでのデータの完全送信は不可能であるため、以下に示す複数の送信方法を取り得る。
(送信方法1)例えば、割当Dchを用いた送信は行わず、ランダムアクセスによる送信を行うため、ランダムアクセスシーケンスを継続する方法がある。
(送信方法2)また、割当Dchに対して、データの分割送信を行う方法がある。本方法では、さらに、以下に示すような2つの方法を取り得る。
第1の方法は、割当Dchに対して、分割したデータの送信を行った後、残りのデータはランダムアクセスによる送信を行う。本方法では、分割データ送信後に、ランダムアクセスシーケンスを開始する。
第2の方法は、割当Dchに対して、分割したデータと残りのデータの帯域要求値を設定したRREQの送信を行う、本方法では、図7に示したアクセスシーケンスを開始して、データを分割し、分割データとともに残りのデータに対する帯域要求値を設定したRREQを割当Dchにおいて送信する。なお、第2実施形態において、図7に示すアクセスシーケンスと、図6に示すアクセスシーケンスの両方に対応させる場合には、図6で示す割当Dchでデータを送信できる場合においても、データとともにRREQ(帯域要求値=0)を送信ように構成してもよい。なお、データを分割する際には、分割データ中に、データが分割されていることを基地局1が検出できる情報要素を付加する必要がある。
(送信方法3)また、さらに、割当Dchに対して、Cchの帯域要求値を含むRREQの送信を行う方法がある。図8に本方法のアクセスシーケンスを示す。この方法は、前述した(送信方法2)のように送信可能なデータに分割するのではなく、割当DchをRREQ(Cch)の送信に用いる方法である。本方法では、データを分割送信する必要がなく、常にRREQをデータに付与する必要もない。但し、基地局1では、DchでCchを受信することがあるため、送信データ中にチャネルタイプを識別する情報要素を付加する必要がある。
基地局1では、予測フレームにおいて、データ用のDchあるいはCchを割り当てる場合、次のフレームにおいて、DchあるいはCchの受信結果を通知するためのARQ用のCchを、前述したデータ用のDchあるいはCchとペアとなるように割り当てる。
基地局1で予測フレームにおいて割り当てるDchのスロット長は、前回受信したデータ長、通信開始時に無線端末2bから申告されたデータ長、契約時のデータ長、全受信データあるいは規定時間あるいは規定受信数での平均データ長などにより決定する。
基地局1では、ユーザデータ用のDchのスロット割り当てを行った後、残り帯域に対して、予測フレームに基づいたDchの割り当て行う。但し、前述した(送信方法2)の第2の方法にて、データの分割が発生した場合には、予測フレームよりも優先して分割データ用のDchの割り当てを行う。予測フレームによる割り当てを行った後、残りの帯域に対して、RREQに応じたDchの割り当てを行う。そして、残りの帯域をRREQ用のRchに割り当てる。
なお、上記2つの無線端末側の第1及び第2実施形態では、データに対する受信結果を通知するシーケンスを示しているが、UDP(User Datagram Protocol)のように、送信元で受信結果を必要としないデータ送信においては、データに対する受信通知のスロットが存在しないシーケンスとなる。
(シミュレーション結果)
本発明による方法(第1及び第2実施形態の無線端末2a、2bを適用した場合)と従来方法の伝送特性をシミュレーションした結果について以下に示す。図9は、シミュレーションに適用したMAC−PDUとPHY−PDUの関係を示した図である。また、図10は、シミュレーションのパラメータを示した図である。図11は、図9及び図10の条件下で行ったスループット特性のシミュレーション結果であり、図12は、遅延特性のシミュレーション結果である。
図10に示すように無線端末2a、2bのトラヒックに関しては、データ長40バイト、データ発生間隔(平均は100sec)が、一定(Constant)及びポアソン分布(Poisson)に従う場合について評価している。また、トラヒック負荷:1.0は無線伝送容量(9600bits)を表し、これを用いて、無線端末数は次のように算出される。すなわち、無線伝送速度(9600bps)×トラヒック負荷/データ長(40Byte)/データ発生間隔の平均(100sec)の演算により算出される。
図11より、本発明による方法では、トラヒック特性によらず、従来方法に比べ、高いスループットを達成できることがわかる。また、図12より、本発明による方法では、トラヒック特性によらず、従来方式に比べ、低遅延であることがわかる。
上記の各実施形態の構成により、無線端末2a、2bのトラヒック特性から次のデータの発生を予測し、予測フレームにてRREQやユーザデータをデマンドアサイン区間に割り当てるごとで、衝突回避によるオーバーヘッドの削減が可能となり、スループット特性を向上させることができる。また、この構成により、周期性のあるトラヒックをポーリング手法により効率良く収容することが可能となる。また、最新の一定期間の無線端末2a、2bからのデータ発生間隔を測定し、その測定間隔内でのいかなる発生間隔に完全に対応できるように、最も長い発生間隔をもとに予測フレームを決定することで、ポーリングによる帯域浪費を最小限に抑えることが可能となる。また、無線端末2a、2bでは、基本的にランダムアクセスを用いた帯域要求を行うが、バックオフ期間中に基地局1よりポーリングがある場合には、ランダムアクセスを中止し、ポーリングによる送信を行うため、遅延特性の低減が可能となる。
なお、上記の実施形態の構成では、図13に示した従来技術のフレーム構成に基づいて記載したが、本発明は、この実施形態に限られず、例えば、Bch、RFch、Fch等の順序が入れ替わっているようなフレームであっても適用することが可能である。
本発明の無線通信システムを示した概略ブロック図である。 本発明の基地局側の実施形態による処理を示したフローチャートである。 本発明の無線端末側の第1実施形態による処理を示したフローチャートである。 第1実施形態の無線端末に係るアクセスシーケンスを示した図である。 本発明の無線端末側の第2実施形態による処理を示したフローチャートである。 第2実施形態の無線端末に係るアクセスシーケンス(その1)を示した図である。 第2実施形態の無線端末に係るアクセスシーケンス(その2)を示した図である。 第2実施形態の無線端末に係るアクセスシーケンス(その3)を示した図である。 第1及び第2実施形態のシミュレーションに適用したMAC−PDUとPHY−PDUの関係を示した図である。 同シミュレーションに適用したパラメータを示した図である。 同シミュレーションのスループット特性の結果を示した図である。 同シミュレーションの遅延特性の結果を示した図である。 従来技術におけるフレーム構成を示した図である。 従来技術におけるアクセスシーケンスを示した図である。
符号の説明
1 基地局
2−1〜2−N 無線端末

Claims (10)

  1. 複数の端末局が共通の無線回線により基地局と接続され、前記基地局は、無線フレーム内の上り通信用スロットのうち帯域割当済みのスロットをデマンドアサイン区間、残りのスロットをランダムアクセス区間として管理し、前記端末局からの帯域要求情報に対して要求分の上り通信用スロットを割り当て、前記端末局は、送信するデータが発生した場合、バックオフ時間経過後に帯域要求情報をランダムアクセス区間内のスロットにランダムアクセス送信し、送信に失敗した場合には再度バックオフ時間経過後にランダムアクセス送信し、送信に成功した場合には前記基地局から割り当てられたスロットを用いて前記データを送信する無線通信方法において、
    前記基地局は、前記端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、
    前記端末局は、バックオフ時間が経過する前に前記基地局からスロットが割り当てられた場合には、バックオフ時間経過後に送信を予定していた発生データを送信するか、あるいは帯域要求情報を送信し当該帯域要求情報に基づいて前記基地局から割り当てられたスロットにて発生データを送信し、
    前記基地局は、
    前記端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  2. 前記端末局は、
    バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信し、バックオフ時間経過後にランダムアクセス送信して前記基地局から割り当てられたスロットにて残りの発生データを送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信方法。
  3. 前記端末局は、
    バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信するとともに残りの発生データを送信するのに必要な帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて残りの発生データを送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信方法。
  4. 前記端末局は、
    バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットで発生データの容量分の帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて発生データを送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信方法。
  5. 複数の端末局が共通の無線回線により基地局と接続され、前記基地局は、無線フレーム内の上り通信用スロットのうち帯域割当済みのスロットをデマンドアサイン区間、残りのスロットをランダムアクセス区間として管理し、前記端末局からの帯域要求情報に対して要求分の上り通信用スロットを割り当てる基地局の動的帯域割当方法であって、
    前記端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、
    前記端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測する
    ことを特徴とする動的帯域割当方法。
  6. 複数の端末局を共通の無線回線により接続し、無線フレーム内の上り通信用スロットのうち帯域割当済みのスロットをデマンドアサイン区間、残りのスロットをランダムアクセス区間として管理し、前記端末局からの帯域要求情報に対して要求分の上り通信用スロットを割り当てる基地局と、送信するデータが発生した場合、バックオフ時間経過後に帯域要求情報をランダムアクセス区間内のスロットにランダムアクセス送信し、送信に失敗した場合には再度バックオフ時間経過後にランダムアクセス送信するランダムアクセス手段と、ランダムアクセス送信に成功した場合には前記基地局から割り当てられたスロットを用いて前記データを送信する送信手段とを有する端末局とを備えた無線通信システムであって、
    前記基地局は、前記端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、
    前記端末局の送信手段は、バックオフ時間が経過する前に前記基地局からスロットが割り当てられた場合には、バックオフ時間経過後に送信を予定していた発生データを送信するか、あるいは帯域要求情報を送信し当該帯域要求情報に基づいて前記基地局から割り当てられたスロットにて発生データを送信し、
    前記基地局は、
    前記端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  7. 前記端末局の送信手段は、
    バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信し、バックオフ時間経過後に前記ランダムアクセス手段にてランダムアクセス送信して前記基地局から割り当てられたスロットにて残りの発生データを送信する
    ことを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
  8. 前記端末局の送信手段は、
    バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットの帯域に相当する容量分の発生データの一部を送信するとともに残りの発生データを送信するのに必要な帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて残りの発生データを送信する
    ことを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
  9. 前記端末局の送信手段は、
    バックオフ時間が経過する前に割り当てられたスロットで発生データ全てを送信できない場合には、割当スロットで発生データの帯域に相当する容量分の帯域を要求する帯域要求情報を送信し、次無線フレーム以降で割り当てられたスロットにおいて発生データを送信する
    ことを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
  10. 複数の端末局を共通の無線回線により接続し、無線フレーム内の上り通信用スロットのうち帯域割当済みのスロットをデマンドアサイン区間、残りのスロットをランダムアクセス区間として管理し、前記端末局からの帯域要求情報に対して要求分の上り通信用スロットを割り当てる基地局であって、
    前記端末局の過去のトラヒック特性から次のデータ発生タイミングを予測し、予測されるタイミングに対応する無線フレームにスロット割当を行い、
    前記端末局の過去のトラヒック特性として、最新のN個(Nは2以上の整数)の発生データ情報を用い、前記発生データ間の間隔のうち最長間隔を次のデータ発生までの間隔として、次のデータ発生タイミングを予測する
    ことを特徴とする基地局。
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