JP2002300173A - 無線通信ネットワークにおける通信制御方法 - Google Patents

無線通信ネットワークにおける通信制御方法

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JP2002300173A JP2001101646A JP2001101646A JP2002300173A JP 2002300173 A JP2002300173 A JP 2002300173A JP 2001101646 A JP2001101646 A JP 2001101646A JP 2001101646 A JP2001101646 A JP 2001101646A JP 2002300173 A JP2002300173 A JP 2002300173A
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    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線ネットワークにおいて、スレーブ側情報
処理装置で無駄な受信動作を抑制すると共に、自己の送
信可能なスロットを確保する。 【解決手段】 マスタ側情報処理装置Mでポーリングス
ケジュールをポーリングスケジュール記憶部21に記憶
し、このポーリングスケジュールに従ってポーリングス
ケジュール実行部22で宛先を決定し、フレーム生成手
段で宛先に対する送信データが存在する場合にヘッダ部
に直近ポーリングスケジュールを書込み、送信データが
存在しない場合にペンロード部に長期ポーリングスケジ
ュールを書込んだポーリングフレームを複数のスレーブ
側情報処理装置に送信し、このスレーブ側情報処理装置
に直近ポーリングスケジュール又は長期ポーリングスケ
ジュールを記憶することにより、自己宛のポーリングフ
レームの送信タイミングを予測して、自己宛以外の送信
タイミングでの受信動作を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタ側情報処理
装置と複数のスレーブ側情報処理装置との間で無線通信
ネットワークを形成したときに、スレーブ側情報処理装
置の受信動作回数を軽減するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信ネットワークにおける通
信制御方法としては、例えば特開2000−25301
7号公報に記載されているものが知られている。この従
来例は、無線パケット制御局が集中的に制御管理する非
競合アクセス制御期間と、無線局及び無線パケット制御
局が自律的に無線パケットを競合して送信する競合アク
セス制御期間とを一定の周期で繰り返す無線パケット制
御局であって、複数の無線局に送信すべきデータパケッ
ト列を宛先無線局別に受信するパケット受信手段と、デ
ータパケット列から優先制御情報(最小帯域幅や最大遅
延時間等の保証情報)を取り込む優先制御情報記憶手段
と、記憶した優先制御情報の内容に従って、データパケ
ット列を非競合アクセス制御期間と競合アクセス制御期
間とのどちらかで送信する送信振り分け制御手段と、優
先制御情報の内容に従ってデータパケット列の送信順序
を制御する送信順序制御手段とを備えた無線パケット制
御局が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、無線LANにおける優先側の装置から
無線側の装置までのデータ送信を一定の通信品質を保証
して行い、さらにトラフィックの高効率化を可能とする
ものであるが、例えば近距離無線通信インタフェースを
使用して携帯電話機やモバイル機器等の携帯型情報処理
装置で無線通信を行う場合には、マスタ側から自己宛の
パケットが送信されているか否かをスロット毎に受信動
作を行って確認する必要があり、優先度が低い携帯型情
報処理装置では、各スロット毎に受信動作を行っている
が実際にパケットを受信する頻度は少なく、殆どの受信
動作が無駄に終わってしまう。
【0004】すなわち、図7に示すように、マスター側
から所定のポーリングスケジュールに従って、パケット
を送信し、送信期間T1では第1のスレーブ側情報処理
装置宛にパケットを送信し、次の受信期間R1で第1の
スレーブ側情報処理装置からマスタ側への送信パケット
を送信し、送信期間T2では、マスター側から第3のス
レーブ側情報処理装置宛にパケットを送信し、次の受信
期間R2で第3のスレーブ側情報処理装置からマスター
宛に送信パケットを送信し、以下順次マスタ側のポーリ
ングスケジュールに従ってパケット送信が行われる。
【0005】この図7から明らかなように、スレーブ側
情報処理装置が3つである場合には、各スレーブ側情報
処理装置が同時に受信動作を行うが実際に受信するのは
図7で●で表されるスレーブ側情報処理装置のみであ
り、残りの2つは○で表される有効受信無しの状態とな
る。この有効受信無しとなるスレーブ側情報処理装置数
はスレーブ数が増えるほどその確率が高くなり、スレー
ブ側情報処理装置で無駄な受信動作による電力消費が増
加するという未解決の課題がある。
【0006】また、スレーブ側情報処理装置が送信する
には直前のスロットで自己宛のポーリング(パケット送
信)が確認されなければならないため、図8に示すよう
に、例えば第3のスレーブ側情報処理装置が自己宛のポ
ーリングを無線状態の悪化等により受信エラーで受信で
きなかった場合には次スロットでの送信権を失うことに
なってしまうという未解決の課題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、無駄な受信動作を
極力軽減して、不必要な消費電力を抑制すると共に、自
己の送信可能なスロットを確実に予測してパケット受信
エラーが発生した場合でも送信動作を確保することがで
きる無線通信ネットワークにおける通信制御方法を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る無線通信ネットワークにおける通信
制御方法は、マスタ側情報処理装置が形成する無線通信
ネットワークに複数のスレーブ側情報処理装置が参加し
て無線通信を行う無線通信ネットワークにおいて、前記
マスタ側情報処理装置は、ポーリングスケジュールを記
憶するポーリングスケジュール記憶手段と、該ポーリン
グスケジュール記憶手段に記憶されているポーリングス
ケジュールに従って前記スレーブ側情報処理装置に対し
てパケットを送信する際に、データ送信を伴う場合に、
当該パケットに次回以降の所定数の直近ポーリングスケ
ジュールを付加して送信し、スレーブ側情報処理装置
は、マスタ側情報処理装置からパケットを受信したとき
に、これに含まれる直近ポーリングスケジュールに自己
が含まれているか否かを判定し、自己が含まれている場
合には自己宛パケット送信時に受信動作を行うが、自己
が含まれていない場合には直近ポーリングスケジュール
の最終パケットに続く次のパケット送信時に受信動作を
行うことを特徴としている。
【0009】また、請求項2に係る無線通信ネットワー
クにおける通信制御方法は、マスタ側情報処理装置が形
成する無線通信ネットワークに複数のスレーブ側情報処
理装置が参加して無線通信を行う無線通信ネットワーク
において、前記マスタ側情報処理装置は、ポーリングス
ケジュールを記憶するポーリングスケジュール記憶手段
と、該ポーリングスケジュール記憶手段に記憶されてい
るポーリングスケジュールに従って前記スレーブ側情報
処理装置に対してパケットを送信する際に、データ送信
を伴わない場合に、当該パケットのペイロード部分に次
回以降の比較的長い長期ポーリングスケジュールを付加
してブロードキャスト送信し、スレーブ側情報処理装置
は、マスタ側情報処理装置からパケットを受信したとき
に、これに含まれる長期ポーリングスケジュールに自己
が含まれているか否かを判定し、自己が含まれている場
合には自己宛パケット送信時に受信動作を行うが、自己
が含まれていない場合には長期ポーリングスケジュール
の最終パケットに続く次のパケット送信時に受信動作を
行うことを特徴としている。
【0010】さらに、請求項3に係る無線通信ネットワ
ークにおける通信制御方法は、マスタ側情報処理装置が
形成する無線通信ネットワークに複数のスレーブ側情報
処理装置が参加して無線通信を行う無線通信ネットワー
クにおいて、前記マスタ側情報処理装置は、ポーリング
スケジュールを記憶するポーリングスケジュール記憶手
段と、該ポーリングスケジュール記憶手段に記憶されて
いるポーリングスケジュールに従って前記スレーブ側情
報処理装置に対してパケットを送信する際に、データ送
信を伴う場合に、当該パケットに次回以降の所定数の直
近ポーリングスケジュールを付加して送信し、データ送
信を伴わない場合に、当該パケットのペイロード部分に
次回以降の比較的長い長期ポーリングスケジュールを付
加してブロードキャスト送信し、スレーブ側情報処理装
置は、マスタ側情報処理装置からパケットを受信したと
きに、これに含まれる直近又は長期ポーリングスケジュ
ールに自己が含まれているか否かを判定し、自己が含ま
れている場合には自己宛パケット送信時に受信動作を行
うが、自己が含まれていない場合には直近又は長期ポー
リングスケジュールの最終パケットに続く次のパケット
送信時に受信動作を行うことを特徴としている。
【0011】さらにまた、請求項4に係る無線通信ネッ
トワークにおける通信制御方法は、請求項1又は3に係
る発明において、前記直近ポーリングスケジュールが、
スレーブ側情報処理装置の参加数が増加するに応じて格
納するシーケンス数を増加するように設定されているこ
とを特徴としている。この請求項4に係る発明では、マ
スタ側情報処理装置に接続するスレーブ側情報処理装置
の参加数が増加するとこれに応じて直近ポーリングスケ
ジュールのシーケンス数が増加するので、スレーブ側情
報処理装置で次回のポーリング順序を容易に把握するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。図1は本発明の一実施形態を示す概
略構成図であって、図中、Mはマスタ局となるマスタ側
情報処理装置であって、このマスタ側情報処理装置Mが
形成する小規模無線ネットワークNWに複数台(例えば
5台)のスレーブ局となるスレーブ側情報処理装置S1
〜S3が参加している。
【0013】マスタ側情報処理装置は、図2に示すよう
に、少なくともシステムバス10に中央処理装置11、
この中央処理装置11で実行するプログラム等を格納す
ると共に、演算結果等を記憶するROM12及びRAM
13が接続され、さらにシステムバス10に通信データ
を処理する通信制御部14が接続されていると共に、小
規模無線ネットワークを形成するための近距離無線通信
インタフェース15が接続されている。
【0014】ここで、近距離無線通信インタフェース1
5は、例えば2.4GHzのISM(Industrial Scien
tific Medical)帯を搬送周波数に使用すると共に、周波
数ホッピング方式のスペクトラム拡散技術を使用して、
交信範囲が例えば10m程度に制限された低送信出力に
設定されていると共に、スレーブ側情報処理装置S1〜
S3を含んで小規模無線ネットワークを構築するように
構成されている。
【0015】また、通信制御部14は、各スレーブ側情
報処理装置S1〜S3に対するポーリング順序、ポーリ
ング回数を規定したポーリングスケジュールを記憶する
ポーリングスケジュール記憶部21と、このポーリング
スケジュール記憶部21のポーリングスケジュールに基
づいてポーリング対象となるスレーブ側情報処理装置S
i(i=1,2……5)を決定するポーリングスケジュ
ール実行部22と、このポーリングスケジュール実行部
22で決定したスレーブ側情報処理装置Si宛のポーリ
ングフレームを生成するポーリングフレーム生成部23
と、このポーリングフレーム生成部23で生成したポー
リングフレームを近距離無線通信インタフェース15に
送出するフレーム送信部24と、このフレーム送信部2
4から出力されるポーリングフレームを近距離無線通信
インタフェース15に出力すると共に、近距離無線通信
インタフェース15で受信した受信フレームを出力する
送受信切換部25と、この送受信切換部25からのフレ
ームを受信するフレーム受信部26と、このフレーム受
信部26で受信したフレームを解析してポーリングスケ
ジュール実行部22に通知するフレーム解析部26とを
備えている。
【0016】ここで、ポーリングフレーム生成部23
は、ポーリングスケジュール記憶部21に記憶されてい
るポーリングスケジュールを参照して、中央演算処理装
置11からのデータ送信を伴う場合には、図3に示すデ
ータ送信用ポーリングフレームDFを生成し、データ送
信を伴わない場合には、図4に示すブロードキャスト用
ポーリングフレームBFを生成するように構成されてい
る。
【0017】データ送信用ポーリングフレームDFは、
図3に示すように、先頭のヘッダ部の先頭に、3つのポ
ーリングシーケンス即ち今回のパケットの宛先となるス
レーブ側情報処理装置Siの例えば3ビットのアドレス
と、次回及び次々回のパケット宛先となるスレーブ側情
報処理装置Sj,Skの同様に各々3ビットのアドレス
でなる直近ポーリングスケジュールとを書込む送信先ヘ
ッダ部31と、これに続く必要情報を書込む情報ヘッダ
部32と、これに続く送信データを書込むペイロード部
33とを有するパケットフォーマットに構成されてい
る。
【0018】また、ブロードキャスト用ポーリングフレ
ームBFは、図4に示すように、先頭にブロードキャス
トアドレスを書込む送信先ヘッダ部41は、これに続く
必要情報を書込む情報ヘッダ部42と、これに続いてポ
ーリングスケジュールから次回以降の所定数のポーリン
グシーケンスを長期ポーリングスケジュールとして書込
んだペイロード部43とを有するパケットフォーマット
に構成されている。
【0019】スレーブ側情報処理装置S1〜S3の夫々
も、図示しないがマスタ側情報処理装置Mと同様に、中
央処理装置11、ROM12及びRAM13、通信制御
部14及び近距離無線通信インタフェース15を有し、
通信制御部14で、図5に示すデータ送受信処理を実行
する電池駆動の携帯型情報端末で構成されている。デー
タ送受信処理は、電源投入時に実行開始され、先ず、ス
テップS1で、近距離無線通信インタフェース15を制
御して、マスタ側情報処理装置Mが形成するネットワー
クNWに参加するネットワーク参加処理を行い、次いで
ステップS2に移行して、近距離無線通信インタフェー
ス15を受信状態に制御してからステップS3に移行す
る。
【0020】このステップS3では、ポーリングフレー
ムDF又はBFを受信したか否かを判定し、受信してい
ないときには受信するまで待機し、ポーリングフレーム
DF又はBFを受信したときにはステップS4に移行し
て、自己宛のポーリングフレームであるか否かを判定
し、自己宛のポーリングフレームではないときには後述
するステップS8にジャンプし、自己宛のポーリングフ
レームであるときには、ステップS5に移行して、ブロ
ードキャスト用ポーリングフレームBFであるか否かを
判定し、ブロードキャストポーリングフレームBFであ
るときには後述するステップS8にジャンプし、データ
送信用ポーリングフレームDFであるときにはステップ
S6に移行する。
【0021】このステップS6では、データ送信用ポー
リングフレームDFのペイロード部33に書込まれてい
るデータに基づいてデータ処理を行ってからステップS
7に移行し、マスタ側情報処理装置Mに対して送信する
送信データが存在するか否かを判断し、送信データが存
在する場合にはこの送信データをペイロード部に書込
み、送信データが存在しない場合にはEOTをペイロー
ド部に書込み、ヘッダ部にマスタ側情報処理装置Mのア
ドレスを書込んだパケットフォーマットのポーリングフ
レームを生成し、これを近距離無線インタフェース15
を介して送信してからステップS8に移行する。
【0022】ステップS8では、受信したポーリングフ
レームに含まれているポーリングシーケンスを読込み、
次いでステップS9に移行して、読込んだポーリングシ
ーケンスがRAM13に形成された所定シフトレジスタ
領域に記憶されているポーリングシーケンスと一致する
か否かを判定し、記憶されているポーリングシーケンス
と一致する場合にはそのままステップS11に移行し、
記憶されているポーリングシーケンスと一致しない場合
にはステップS10に移行して、読込んだポーリングシ
ーケンスをRAM13の所定シフトレジスタ領域の該当
シフト位置に上書きしてからステップS11に移行す
る。
【0023】このステップS11では、RAM13に形
成された所定シフトレジスタ領域に記憶されているポー
リングシーケンスで次回のスケジュールが既知であるか
否かを判定し、次回のスケジュールが記憶されていない
ときには、前記ステップS2に戻り、次回のスケジュー
ルが記憶されているときにはステップS12に移行し
て、自己宛であるか否かを判定し、自己宛であるときに
は前記ステップS2に戻り、自己宛でないときには、ス
テップS13に移行して、次回までの送受信期間T1の
間近距離無線通信インタフェース15を受信状態からス
リープ状態として受信動作を停止し、次いでステップS
14に移行して、マスタ側情報処理装置Mから次のポー
リングフレームを送信するタイミングとなったか否かを
判定し、ポーリングフレーム送信タイミングに達してい
ないときには、これに達するまで待機し、ポーリングフ
レーム送信タイミングに達したときにはステップS15
に移行して、RAM13に形成された所定シフトレジス
タ領域を1つシフトして次回の宛先を削除し、次々回の
宛先を次回の宛先としてから前記ステップS11に戻
る。
【0024】次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、マスタ側情報処理装置Mでは、先ず、半径10m程
度の周辺に存在するスレーブ側情報処理装置S1〜S3
を認識する認識処理を行って、各スレーブ側情報処理装
置S1〜S3に所定ビットのメンバーアドレスを割付け
て、近距離無線通信ネットワークNWを形成する。
【0025】ここで、マスタ側情報処理装置Mとスレー
ブ側情報処理装置S1〜S3とのリンクは、マスタ側情
報処理装置Mが接続のための鍵等を含む接続メッセージ
を所定間隔で送信し、スレーブ側情報処理装置S1〜S
3側では同じホッピングパターンで、チャネルを切り換
えることにより所定時間内に両者のホッピングパターン
がぶつかり、同期がとれる。これによって、マスタ側情
報処理装置Mはスレーブ側情報処理装置S1〜S3を認
識し、スレーブ側情報処理装置S1〜S3にメンバーア
ドレスを割付けることにより近距離無線通信ネットワー
クに参加させる。その後、マスタ側情報処理装置Mから
スレーブ側情報処理装置S1〜S3に対して所定のメッ
セージを送信することにより、スレーブ側情報処理装置
S1〜S3をマスタ側情報処理装置Mが設定したホッピ
ングパターンで動作させ、その後必要に応じて認証行っ
てからデータの送受信に移行する。
【0026】そして、マスタ側情報処理装置Mでは、各
スレーブ側情報処理装置S1〜S3のデータの送受信頻
度等に基づいてポーリングスケジュールを設定し、設定
したポーリングスケジュールをポーリングスケジュール
記憶部21に記憶する。このようにポーリングスケジュ
ールがポーリングスケジュール記憶部21に記憶される
と、ポーリングスケジュール実行部22で、ポーリング
スケジュールに基づいて今回のポーリングフレームの宛
先例えばスレーブ側情報処理装置S1を決定し、この宛
先をポーリングフレーム生成部23に送る。
【0027】ポーリングフレーム生成部23では、今回
のポーリングフレームの宛先S1に送信するデータがあ
るか否かを判断し、送信データがある場合には、次回及
び次々回のポーリングフレーム宛先をポーリングスケジ
ュール記憶部21から読込み、図6に示すように、今回
の宛先S1、次回の宛先S3及び次々回の宛先S2を送
信先ヘッダ部21に書込むと共に、必要情報を情報ヘッ
ダ部22に書込み、さらに送信データをペイロード部2
3に書き込んで図2に示すデータ送信用ポーリングフレ
ームDFを生成して、このフレームDFを近距離無線通
信インタフェース15を介して近距離無線通信ネットワ
ークNWに送信する。
【0028】このとき、マスタ側情報処理装置Mが各ス
レーブ側情報処理装置S1〜S3を認識してネットワー
クNWに参加させてから最初にポーリングフレームDF
を送信する場合を想定すると、図5に示すように、各ス
レーブ側情報処理装置S1〜S3の全てが受信動作をし
ており、これらスレーブ側情報処理装置S1〜S3でポ
ーリングフレームDFを受信する。
【0029】このため、スレーブ側情報処理装置S1で
は、ポーリングフレームDFが自己宛であるので、図4
の処理を実行したときにステップS3からステップS4
を経てステップS5に移行し、ブロードキャスト用ポー
リングフレームBFではないので、ステップS6に移行
して、ペイロード部23に書込まれているデータに基づ
いてデータ処理をしてから、ペイロード部に送信データ
が存在する場合にはこの送信データを、送信データが存
在しない場合にはEOTを書込んだ送信パケットを生成
してこれをマスタ側情報処理装置Mに送信してからステ
ップS8に移行する。
【0030】このステップS8では、送信先ヘッダ部2
1に格納されている次回及び次々回の宛先S3及びS2
読込み、次いでステップS9に移行して、RAM13の
所定記憶領域に記憶されているポーリングシーケンスと
比較する。このとき、RAMに形成した所定シフトレジ
スタ領域にポーリングシーケンスが格納されていないの
で、次回及び次々回の宛先S3及びS2がその順に登録
される。
【0031】次いで、ステップS11に移行して、指定
シフトレジスタ領域に次回及び次々回の宛先S3及びS
2が登録されているので、ステップS12に移行し、次
回の宛先がスレーブ側情報処理装置S3であり、自己宛
でないので、ステップS13に移行して、受信状態を解
除してスリープ状態を設定し、マスター側情報処理装置
Mで次のポーリングフレームが送信されるタイミングま
で待機し、次のポーリングフレームが送信されるタイミ
ングでステップS15に移行して、シフトレジスタ領域
を1つシフトして次々回の宛先S2を次回の宛先として
から前記ステップS11に戻る。
【0032】また、スレーブ側情報処理装置S2では、
ポーリングフレームDFを受信したときに、自己宛では
ないので、ステップS8に移行して、上述したスレーブ
側情報処理装置S1と同様にRAM13に形成した所定
シフトレジスタ領域に次回及び次々回の宛先S3及びS
2を記憶し、次回が自己宛ではないので、スレーブ側情
報処理装置S1と同様に受信状態を解除してスリープ状
態に移行し、次のポーリングフレームが送信されるタイ
ミングでステップS15に移行して、シフトレジスタ領
域を1つだけシフトして次々回の宛先S2を次回の宛先
としてからステップS11に戻る。
【0033】さらに、スレーブ側情報処理装置S3で
は、ポーリングフレームDFを受信したときに、自己宛
ではないので、ステップS8に移行して、上述したスレ
ーブ側情報処理装置S1と同様にRAM13に形成した
所定シフトレジスタ領域に次回及び次々回の宛先S3及
びS2を記憶し、次回が自己宛であるので、ステップS
12からステップS2に戻って近距離無線通信インタフ
ェース15を受信状態に維持してポーリングフレームを
受信するまで待機する。
【0034】このため、マスタ側情報処理装置Mから次
のスレーブ側情報処理装置S3宛ののポーリングフレー
ムDFが送信されたときには、スレーブ側情報処理装置
S1及びS2は受信動作を行うことなくスリープ状態に
あり、スレーブ側情報処理装置S3のみが受信状態を維
持して、自己宛のポーリングフレームDFを受信し、そ
のペイロード部23に書込まれた送信データをデータ処
理すると共に、送信データ又はEOTを結果をペイロー
ド部に書込んだ送信パケットを生成してマスタ側情報処
理装置Mに送信する。これと共に、受信したポーリング
フレームDFの送信先ヘッダ部21に書込まれいてる次
回及び次々回の宛先S2及びS3をRAM13に形成し
た所定シフトレジスタ領域の先頭段及び次段に上書き
し、次回の宛先S2が自己宛ではないので、受信状態を
解除してスリープ状態に移行し、次にマスタ側情報処理
装置Mでポーリングフレームを送信するタイミングで所
定シフトレジスタ領域を1つシフトして次々回の宛先S
3を次回の宛先としてからステップS11に戻る。
【0035】このとき、スレーブ側情報処理装置S1で
はスリープ状態にあるが、シフトレジスタ領域が1つシ
フトされることにより、次回の宛先がスレーブ側情報処
理装置S2となることより、自己宛ではないので、スリ
ープ状態を継続する。また、スレーブ側情報処理装置S
2でもシフトレジスタ領域が1つシフトされることによ
り、次回の宛先がスレーブ側情報処理装置S2となっ
て、自己宛であるので、ステップS12からステップS
2に戻り、近距離無線通信インタフェース15を受信状
態に制御してからステップS3に移行する。
【0036】次に、マスタ側情報処理装置Mからポーリ
ングフレームDFが送信されるタイミングT3となる
と、スレーブ側情報処理装置S2は受信状態で自己宛の
ポーリングフレームDFを受信することにより、所定の
データ処理を行い、送信データ又はEOTをペイロード
部に書込んだ送信パケットをマスタ側情報処理装置Mに
送信し、RAM13に形成した所定シフトレジスタ領域
に次回及び次々回の宛先S3及びS1を上書きしてから
スリープ状態に移行する。
【0037】また、スレーブ側情報処理装置S3では次
回の宛先が自己宛となるので、ステップS12からステ
ップS2に戻ってスリープ状態から受信状態に復帰し、
次回のポーリングフレームDFを受信するまで待機す
る。さらに、スレーブ側情報処理装置S1では、RAM
13に形成された所定シフトレジスタ領域がこれまでに
2回シフトされて先頭段に宛先が登録されていないの
で、ステップS11からステップS2に戻って、スリー
プ状態から受信状態に復帰する。
【0038】したがって、次にマスタ側情報処理装置M
でスレーブ側情報処理装置S3宛のポーリングフレーム
DFが送信されるタイミングT4で、このポーリングフ
レームDFをスレーブ側情報処理装置S1及びS3が受
信して、両者のRAM13に形成された所定シフトレジ
スタ領域が次回及び次々回の宛先がS1及びS2に上書
きされる。
【0039】このため、スレーブ側情報処理装置S1で
は次回が自己宛であるので、受信状態を維持し、スレー
ブ側情報処理装置S3は次回が自己宛でないので、スリ
ープ状態に移行する。このようにして、マスタ側情報処
理装置Mからポーリングスケジュールに従ってポーリン
グフレームを送信する際に、送信データを伴う場合が継
続する場合に、データ送信用ポーリングフレームDFが
送信されることにより、これに含まれる次回及び次々回
の宛先に基づいてスレーブ側情報処理装置S1〜S3が
次回が自己宛となるか所定シフトレジスタ領域に宛先が
記憶されていない状態となるまでスリープ状態となって
受信動作を停止することができ、受信動作に必要な大き
な消費電力を抑制して、電池寿命を長期化することがで
きる。
【0040】しかも、スレーブ側情報処理装置S1〜S
3では、RAM13に形成された所定シフトレジスタ領
域に最大2つの宛先が格納されることになり、これを参
照することにより、自己宛のポーリングフレームDFの
送信タイミングを認識することができるので、例えば、
通信状態の異常等によってマスタ側情報処理装置Mから
のポーリングフレームDFを受信すべきスレーブ側情報
処理装置Si(i=1,2,3)でポーリングフレーム
DFを受信できないときでも、このタイミングで送信デ
ータがある場合には送信データをペイロード部に書込ん
だ送信パケットを生成して、これをマスタ側情報処理装
置Mに送信することができ、パケット受信エラーが発生
する状況でも、自己の送信スロットを確保して送信権を
失うことを防止することができる。
【0041】このマスタ側情報処理装置Mでデータ送信
用ポーリングフレームDFを送信している状態から、あ
るスレーブ側情報処理装置Si(i=1,2,3)にポ
ーリングフレームを送信するタイミングで、このスレー
ブ側情報処理装置Siに送信する送信データが無い場合
には、マスタ側情報処理装置Mのフレーム生成部23で
図3に示すブロードキャスト用ポーリングフレームBF
が生成され、これが近距離無線インタフェース15を介
して各スリーブ側情報処理装置S1〜S3に送信され
る。
【0042】このため、ブロードキャスト用ポーリング
フレームBFが送信されたタイミングで、自己宛を認識
して受信状態に制御されているスレーブ側情報処理装置
Si及びこの送信タイミングでRAM13に形成された
所定シフトレジスタ領域に次回の宛て名が記憶されてい
ないことにより受信状態に制御されているスレーブ側情
報処理装置Sj(jはi以外の1〜3の値)がブロード
キャスト用ポーリングフレームBFを受信し、自己宛で
あるので図4の処理においてステップS4からステップ
S5に移行し、ブロードキャスト用ポーリングフレーム
BFであるので、ステップS8にジャンプし、このブロ
ードキャスト用ポーリングフレームBFにはペイロード
部33に送信データに代えて所定数のポーリングシーケ
ンスが格納されているので、このポーリングシーケンス
を全てRAM13に形成された所定シフトレジスタ領域
に上書きする。
【0043】このため、所定シフトレジスタ領域の全て
に比較的長期のポーリングシーケンスが格納されること
になり、前述した図5のポーリングフレーム送信タイミ
ングT4のように所定シフトレジスタ領域に次回の宛て
先がなくなることによる受信状態の発生を抑制すること
ができる。なお、上記実施形態においては、マスタ側情
報処理装置Mでブロードキャスト用ポーリングフレーム
BFを送信するタイミングがフレーム生成部23で、ポ
ーリングスケジュールで決定される宛先に対する送信デ
ータがないときに限定されているので、このブロードキ
ャスト用ポーリングフレームBFを受信するスレーブ側
情報処理装置数が少なく、全てのスレーブ側情報処理装
置S1〜S3で受信することができない場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、フレーム生
成部23で、送信データが存在しない宛先が事前に判別
可能であるときには、その宛先にブロードキャストを行
うことを表す「0」を書込み、スレーブ側情報処理装置
S1〜S3で、RAM13に形成した所定シフトレジス
タ領域における次回の宛先がブロードキャストを表すと
きに、スリープ状態から受信状態に復帰させるようにす
れば、全てのスレーブ側情報処理装置S1〜S3で受信
することが可能となり、不要な受信状態の発生をより減
少させることができる。さらには、マスタ側情報処理装
置Mで宛先への送信データの有無にかかわらず、所定送
信タイミング毎にブロードキャスト用ポーリングフレー
ムBFを定期的に送信するようにしてもよい。
【0044】また、上記実施形態においては、マスタ側
情報処理装置Mでデータ送信用ポーリングフレームDF
及びブロードキャスト用ポーリングフレームBFの双方
を送信する場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、データ送信用ポーリングフレームDF及
びブロード用ポーリングフレームBFの何れかのみを送
信するようにしてもよい。
【0045】さらに、上記実施形態においては、スレー
ブ側情報処理装置が3台である場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、4以上の任意台数
nのスレーブ側情報処理装置S1〜Snを適用すること
ができる。さらにまた、上記実施形態においては、デー
タ送信用ポーリングフレームDFにおけるヘッダ部の先
頭の送信先ヘッダ部31に3つのポーリングシーケンス
を書込む場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、任意数のポーリングシーケンスを書込むこ
とができる。
【0046】なおさらに、上記実施形態においては、送
信ヘッダ部31に書込むポーリングシーケンス数が固定
されている場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、マスタ側情報処理装置Mに接続するスレ
ーブ側情報処理装置の参加数が例えば“2”であるとき
には4個のポーリングシーケンスとし、スレーブ側情報
処理装置の参加数が“5”であるときには10個のポー
リングシーケンスとするように、接続するスレーブ側情
報処理装置の参加数が増加するに応じてポーリングシー
ケンス数を増加させるようにしてもよい。この場合に
は、スレーブ側情報処理装置の参加数に応じて直近ポー
リングスケジュールのポーリングシーケンス数が変更さ
れるので、スレーブ側情報処理装置の参加数が増加した
ときに、所定シフトレジスタ領域に宛先が記憶されてい
ない状態となることを減少させて、受信動作回数をより
減少させることができる。
【0047】また、上記実施形態においては、近距離無
線通信インタフェース15で近距離無線通信ネットワー
クを形成する場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、無線LANその他の無線ネットワーク
を構築するようにしてもよく、通信方式も任意の通信方
式を適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、前記マスタ側情報処理装置は、ポーリング
スケジュールを記憶するポーリングスケジュール記憶手
段と、該ポーリングスケジュール記憶手段に記憶されて
いるポーリングスケジュールに従って前記スレーブ側情
報処理装置に対してパケットを送信する際に、データ送
信を伴う場合に、当該パケットに次回以降の所定数の直
近ポーリングスケジュールを付加して送信し、スレーブ
側情報処理装置は、マスタ側情報処理装置からパケット
を受信したときに、これに含まれる直近ポーリングスケ
ジュールに自己が含まれているか否かを判定し、自己が
含まれている場合には自己宛パケット送信時に受信動作
を行うが、自己が含まれていない場合には直近ポーリン
グスケジュールの最終パケットに続く次のパケット送信
時に受信動作を行うので、自己宛パケットの送信時を予
測することが可能となり、自己宛パケットの送信時以外
では受信動作を解除してスリープ状態とすることがで
き、受信動作に必要な大きな電力消費を抑制して電力使
用効率を向上させることができ、スレーブ側情報処理装
置が電池駆動される場合に、電池寿命を長期化すること
ができると共に、自己宛パケットの受信時に通信状態の
変化が生じた場合でも、マスタ側情報処理装置への送信
データの送信スロットを確保することができる等の効果
が得られる。
【0049】また、請求項2に係る発明によれば、前記
マスタ側情報処理装置は、ポーリングスケジュールを記
憶するポーリングスケジュール記憶手段と、該ポーリン
グスケジュール記憶手段に記憶されているポーリングス
ケジュールに従って前記スレーブ側情報処理装置に対し
てパケットを送信する際に、データ送信を伴わない場合
に、当該パケットのペイロード部分に次回以降の比較的
長い長期ポーリングスケジュールを付加してブロードキ
ャスト送信し、スレーブ側情報処理装置は、マスタ側情
報処理装置からパケットを受信したときに、これに含ま
れる長期ポーリングスケジュールに自己が含まれている
か否かを判定し、自己が含まれている場合には自己宛パ
ケット送信時に受信動作を行うが、自己が含まれていな
い場合には長期ポーリングスケジュールの最終パケット
に続く次のパケット送信時に受信動作を行うので、スレ
ーブ側情報処理装置で長期ポーリングスケジュールに基
づいてより長い期間で自己宛パケットの受信タイミング
を予測することができ、より大きな電力消費低減効果を
得ることができると共に、通信状態の変化によるマスタ
側情報処理装置宛の送信データの送信スロットを確保す
ることができるという効果が得られる。
【0050】さらに、請求項3に係る発明によれば、前
記マスタ側情報処理装置は、ポーリングスケジュールを
記憶するポーリングスケジュール記憶手段と、該ポーリ
ングスケジュール記憶手段に記憶されているポーリング
スケジュールに従って前記スレーブ側情報処理装置に対
してパケットを送信する際に、データ送信を伴う場合
に、当該パケットに次回以降の所定数の直近ポーリング
スケジュールを付加して送信し、データ送信を伴わない
場合に、当該パケットのペイロード部分に次回以降の比
較的長い長期ポーリングスケジュールを付加してブロー
ドキャスト送信し、スレーブ側情報処理装置は、マスタ
側情報処理装置からパケットを受信したときに、これに
含まれる直近又は長期ポーリングスケジュールに自己が
含まれているか否かを判定し、自己が含まれている場合
には自己宛パケット送信時に受信動作を行うが、自己が
含まれていない場合には直近又は長期ポーリングスケジ
ュールの最終パケットに続く次のパケット送信時に受信
動作を行うので、上記請求項1及び請求項2に係る発明
の効果を合わせた効果が得られる。
【0051】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、マスタ側情報処理装置に接続するスレーブ側情報処
理装置の参加数が増加するとこれに応じて直近ポーリン
グスケジュールのシーケンス数が増加するので、スレー
ブ側情報処理装置で次回のポーリング順序を容易に把握
することができ、受信動作数を減少させることができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】マスタ側情報処理装置を示すブロック図であ
る。
【図3】マスタ側情報処理装置で生成するデータ送信用
ポーリングフレームを示す説明図である。
【図4】マスタ側情報処理装置で生成するブロードキャ
スト用ポーリングフレームを示す説明図である。
【図5】スレーブ側情報処理装置で実行するデータ受信
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の動作の説明に供するタイムチャートで
ある。
【図7】従来例における送受信動作の説明に供するタイ
ムチャートである。
【図8】従来例における送信権を失う場合の送受信動作
の説明に供するタイムチャートである。
【符号の説明】
M マスタ側情報処理装置 S1〜S3 スレーブ側情報処理装置 13 RAM 14 通信制御部 15 近距離無線通信インタフェース NW 近距離無線通信ネットワーク 21 ポーリングスケジュール記憶部 22 ポーリングスケジュール実行部 23 フレーム生成部 24 フレーム送信部 25 フレーム受信部 26 フレーム解析部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ側情報処理装置が形成する無線通
    信ネットワークに複数のスレーブ側情報処理装置が参加
    して無線通信を行う無線通信ネットワークにおいて、前
    記マスタ側情報処理装置は、ポーリングスケジュールを
    記憶するポーリングスケジュール記憶手段と、該ポーリ
    ングスケジュール記憶手段に記憶されているポーリング
    スケジュールに従って前記スレーブ側情報処理装置に対
    してパケットを送信する際に、データ送信を伴う場合
    に、当該パケットに次回以降の所定数の直近ポーリング
    スケジュールを付加して送信し、スレーブ側情報処理装
    置は、マスタ側情報処理装置からパケットを受信したと
    きに、これに含まれる直近ポーリングスケジュールに自
    己が含まれているか否かを判定し、自己が含まれている
    場合には自己宛パケット送信時に受信動作を行うが、自
    己が含まれていない場合には直近ポーリングスケジュー
    ルの最終パケットに続く次のパケット送信時に受信動作
    を行うことを特徴とする無線通信ネットワークにおける
    通信制御方法。
  2. 【請求項2】 マスタ側情報処理装置が形成する無線通
    信ネットワークに複数のスレーブ側情報処理装置が参加
    して無線通信を行う無線通信ネットワークにおいて、前
    記マスタ側情報処理装置は、ポーリングスケジュールを
    記憶するポーリングスケジュール記憶手段と、該ポーリ
    ングスケジュール記憶手段に記憶されているポーリング
    スケジュールに従って前記スレーブ側情報処理装置に対
    してパケットを送信する際に、データ送信を伴わない場
    合に、当該パケットのペイロード部分に次回以降の比較
    的長い長期ポーリングスケジュールを付加してブロード
    キャスト送信し、スレーブ側情報処理装置は、マスタ側
    情報処理装置からパケットを受信したときに、これに含
    まれる長期ポーリングスケジュールに自己が含まれてい
    るか否かを判定し、自己が含まれている場合には自己宛
    パケット送信時に受信動作を行うが、自己が含まれてい
    ない場合には長期ポーリングスケジュールの最終パケッ
    トに続く次のパケット送信時に受信動作を行うことを特
    徴とする無線通信ネットワークにおける通信制御方法。
  3. 【請求項3】 マスタ側情報処理装置が形成する無線通
    信ネットワークに複数のスレーブ側情報処理装置が参加
    して無線通信を行う無線通信ネットワークにおいて、前
    記マスタ側情報処理装置は、ポーリングスケジュールを
    記憶するポーリングスケジュール記憶手段と、該ポーリ
    ングスケジュール記憶手段に記憶されているポーリング
    スケジュールに従って前記スレーブ側情報処理装置に対
    してパケットを送信する際に、データ送信を伴う場合
    に、当該パケットに次回以降の所定数の直近ポーリング
    スケジュールを付加して送信し、データ送信を伴わない
    場合に、当該パケットのペイロード部分に次回以降の比
    較的長い長期ポーリングスケジュールを付加してブロー
    ドキャスト送信し、スレーブ側情報処理装置は、マスタ
    側情報処理装置からパケットを受信したときに、これに
    含まれる直近又は長期ポーリングスケジュールに自己が
    含まれているか否かを判定し、自己が含まれている場合
    には自己宛パケット送信時に受信動作を行うが、自己が
    含まれていない場合には直近又は長期ポーリングスケジ
    ュールの最終パケットに続く次のパケット送信時に受信
    動作を行うことを特徴とする無線通信ネットワークにお
    ける通信制御方法。
  4. 【請求項4】 前記直近ポーリングスケジュールは、ス
    レーブ側情報処理装置の参加数が増加するに応じて格納
    するシーケンス数を増加するように設定されていること
    を特徴とする請求項1又は3に記載の無線通信ネットワ
    ークにおける通信制御方法。
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