JP4548920B2 - コイン処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機等に内蔵されたコイン処理装置であり、特にコインチューブのコイン収納枚数が設定枚数となったか検知するコインセンサの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機等には投入コインを収納処理するコイン処理装置が内蔵されており、投入コインを金種別にコインチューブに収納する一方、釣り銭を払い出す際はこのコインチューブ内に収納されたコインを返却コインとして用いている。また、コインチューブに収納されたコイン枚数が設定枚数、例えばコインチューブが満杯となったとき、或いは、予め定められたコイン収納枚数に達したときなどは、投入コインを別設置の金庫に導きコインチューブ内への収納を規制している。
【0003】
このようなコインチューブの設定枚数を検知するコインセンサとして、電磁式の近接スイッチや光学式のフォトセンサ等が設置されており、これらのコインセンサの検知信号に基づき、投入コインをコインチューブに収納するか、或いは、金庫に収納するかを決定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のコイン処理装置では、コインセンサの設置場所が固定されているため、コインチューブの設定枚数が固定され、この設定枚数を変更することができなかった。しかしながら、コインの盗難被害に対処するため、特に高額コイン(例えば500円コイン)の設定枚数を適宜変更することがしばしば必要となり、前記従来のコイン処理装置ではこの要望に応えることができなかった。
【0005】
また、このような問題点を解決するため、コインチューブの設定枚数をコンピュータのプログラム制御で設定し、リモコンやディップスイッチで設定変更する方法が採用されているが、設定変更の際はリモコンやディップスイッチにより設定枚数を再設定する必要があり、面倒な作業となっていた。
【0006】
本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、コインセンサの設置位置をコインチューブの所定箇所に対応するよう変更してコインチューブの設定枚数を任意に変更できるコイン処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は前記従来の課題に鑑み、請求項1の発明は、投入されたコインを金種別に収納するコインチューブと、該コインチューブに収納されたコインが設定枚数となったか否かを検知するコインセンサとを備えたコイン処理装置において、前記コインセンサを収容した方形状のセンサ筐体と、該センサ筐体を前記コインチューブの長手方向に沿って移動し所定位置で固定可能なセンサ取付通路とを有し、前記センサ取付通路の幅方向両側面には長手方向に沿って所定間隔をおいて配置された複数の凹所を設ける一方、前記センサ取付通路の底板には長手方向に沿って長穴を形成し、前記センサ筐体の対向する一方の両側壁には該センサ筐体から外方に突出し前記各凹所に係脱自在となっている弾性の突起を有する一方、該センサ筐体の対向する他方の両側壁には該長穴を貫通して該長穴の裏側に係脱自在となっている弾性のフックを有する構造となっている。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1のコイン処理装置において、各凹所の近傍にはコイン収納枚数の設定枚数を示す目盛り、数字等が表示されているので、コインチューブの設定枚数を一目で知ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明に係るコイン処理装置の一実施形態を示すものである。
【0017】
まず、自動販売機に内蔵されているコイン処理装置の概要を説明する。このコイン処理装置は上部にはコイン投入口を有し、このコイン投入口を通じてコインを導入する。この導入されたコインは、コイン投入口の下部に配置されたコイン識別部で正偽及び金種が判定される。このコイン識別部で偽貨と判定されたものは、図示しない返却通路を通じて自動販売機の返却口(図示しない)に返却される。一方、正貨と判定されたコインはコイン識別部の下方に配置されたコインチューブ4に案内され、これに積み重ねながら収納される。このコインチューブ4は金種別(10円、50円、100円、500円)となっており、コインチューブカバーの裏面に金種別に複数形成されている。
【0018】
図1はこのコインチューブカバー及びコインチューブ4を外したとき現出するリアカバー6を示すもので、このリアカバー6には、コインチューブ4内のコイン収納枚数が設定枚数となったか否かを検知するコインセンサ7を設置している。なお、図1は各金種別に形成されたコインチューブ4のうち、500円コイン用のコインチューブ4に対応する位置にコインセンサ7を設置した例を示している。
【0019】
このコインセンサ7は近接センサで構成されており、図2乃至図4に示すように、偏平箱状の樹脂製のセンサ筐体71内に配置されている。また、コインセンサ7はコイン収納枚数の設定枚数Lに対応する500円コインAが検知されたとき、図示しないマイコンに満杯信号を送出して、コインチューブ4に500円コインAが導入されないよう規制する一方、その後投入された500円コインAを金庫に導くよう制御している。
【0020】
センサ筐体71の側壁のうち、対向する一方の側壁711には突起712が一体に形成されている。この突起712はセンサ筐体51の側面に沿って延びる連結片712aと、連結片712aの先端からセンサ筐体71の外方に向かって水平に延びる舌片712bとからなり、この連結片712aにより舌片712bに弾性が付与されている。一方、対向する他方の側壁713にはU字状の樹脂製フック714が一体に形成されている。このフック714はセンサ筐体71の側面に沿って外方に延在されており、先端には弾性が付与された引っ掛け爪714aを有している。
【0021】
以上のように構成されたコインセンサ7はセンサ筐体71を介してセンサ取付通路8に設置される。このセンサ取付通路8は、図1、図3及び図4に示すように、リアカバー6の左寄りに上下に延びる幅広の案内溝81を有するもので、図2に示すように、コインチューブカバー及びコインチューブ4でリアカバー6を覆った際は、案内溝81が500円コイン用のコインチューブ4に対向するようになっている。案内溝81の両側面には所定間隔をおいて複数の凹所82が形成され、各凹所82は前記突起712の舌片712bに対応するよう形成されており、これに舌片712bが嵌め込み自在となっている。また、各凹所82の近傍にはそれぞれ数字(60,55,…35,30)が表示され、この数字に基づきコイン収納枚数の設定枚数を示している。また、センサ取付通路8の底板83には上下に延びる長穴84が形成され、図4に示すように、前記フック714の引っ掛け爪714aが係脱自在となっている。
【0022】
次に、コインセンサ7の取付作業を説明する。このコインセンサ7をセンサ取付通路8に設置するときは、まず、500円コインAの設定枚数Lを何れにするかを決定する。例えば、500円コインAを釣り銭として返却する機会を多くするときは、大きな数字の凹所82を選択し、一方、近年頻発している500円コインAの窃取による損害を少なくするときは、逆に小さな数字の凹所82を選択する。しかる後、選択された凹所82(本実施形態では数字「60」(コイン収納設定枚数60枚)の凹所82)に対応する箇所から、センサ筐体71を案内溝81内に配置する。この配置作業において、突起712の舌片712bを数字「60」の凹所82に嵌め込むとともに、図4に示すように、フック714の引っ掛け爪714aを長穴84に貫通させ、この引っ掛け爪714aを長穴84の裏側に引っ掛ける。これにより、コインセンサ7が収納枚数60枚目の500円コインAを検知して、これ以上の500円コインAの収納を規制する。
【0023】
以上の取付作業でコインセンサ7の取付が完了するが、設定枚数60枚を図1の2点鎖線で示すように設定枚数35枚に変更するときは、センサ筐体71を把持して下方に向かって引き下げる。このとき、突起712が弾性付与されているため、この舌片712bがセンサ筐体71の内側に向かって撓み、舌片712bが数字「60」の凹所82から外れて下方に向かって移動する。このような操作が各数字「55」…「40」の凹所82で繰り返され、最終的に舌片712bが数字「35」の凹所82に嵌め込まれる。これにより、設定枚数が60枚から35枚に変更される。
【0024】
本実施形態に係るコイン処理装置1によれば、コインセンサ7の設置位置をコインチューブ4の長手方向の任意の位置に設定可能であり、また、センサ筐体71を下方へ引き下げ、また、上方へ引き上げるだけで、コインチューブ4の設定枚数を容易に変更することができる。
【0025】
更に、コインセンサ7の取付位置の近傍には数字で設定枚数が示されているため、一目で現在の設定枚数を知ることができる。
【0026】
更にまた、コインセンサ7はそのセンサ筐体71に形成された突起712とフック714でセンサ取付通路8に強固に固定されており、不用意に設定枚数が変更されることがない。
【0027】
前記実施形態では500円コインAが収納されるコインチューブ4の設定枚数を設定するコインセンサ7について説明したが、他の金種のコインチューブ4の設定枚数も同様の手段により変更することができる。
【0028】
なお、この実施形態における他の金種のコインチューブ4は、図2に示す満杯検知板9(コインチューブ4の上端に設置され、コインが満杯になったとき作動する部材)の動作を図示しないフォトセンサで検知し、この満杯信号に基づき投入コインを金庫に導入する構成となっている。
【0029】
また、前記実施形態に係る設定枚数は、コインの上限収納枚数を示すものとなっているが、コイン収納枚数の下限収納枚数を示す設定枚数とする場合にあっても同様に適用できる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来の如く、マイコンのプログラム設定をリモコン等で変更するという面倒な作業をすることなく、コインセンサの設置位置をコインチューブの長手方向に変更することにより、コイン収納枚数を所望の設定枚数に容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コイン処理装置のリヤカバーの正面図
【図2】 コインセンサの取付状態を示す断面図
【図3】 センサ筐体を示す斜視図
【図4】 フックの係脱状態を示す断面図
【符号の説明】
4…コインチューブ、7…コインセンサ、8…センサ取付通路、71…コイン筐体、82…凹所、84…長穴、712…突起、714…フック、A…500円コイン。
Claims (2)
- 投入されたコインを金種別に収納するコインチューブと、該コインチューブに収納されたコインが設定枚数となったか否かを検知するコインセンサとを備えたコイン処理装置において、
前記コインセンサを収容した方形状のセンサ筐体と、該センサ筐体を前記コインチューブの長手方向に沿って移動し所定位置で固定可能なセンサ取付通路とを有し、
前記センサ取付通路の幅方向両側面には長手方向に沿って所定間隔をおいて配置された複数の凹所を設ける一方、前記センサ取付通路の底板には長手方向に沿って長穴を形成し、
前記センサ筐体の対向する一方の両側壁には該センサ筐体から外方に突出し前記各凹所に係脱自在となっている弾性の突起を有する一方、該センサ筐体の対向する他方の両側壁には該長穴を貫通して該長穴の裏側に係脱自在となっている弾性のフックを有する
ことを特徴とするコイン処理装置。 - 前記各凹所の近傍には前記コインチューブの設定枚数を示す目盛り、数字等が表示されている
ことを特徴とする請求項1記載のコイン処理装置。
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JPH11203543A (ja) * | 1998-01-13 | 1999-07-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 釣り銭保留筒の硬貨残量管理装置 |
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