JP4548509B2 - プリント基板製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気絶縁性の基材に配線パターンが多層に配置されたプリント基板を形成するプリント基板形成装置に関するものである。
従来、電気絶縁性の基材に配線パターンが多層に配置されたプリント基板の製造方法として、例えば特許文献1に示されるように、熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルムを多層に積層し、加圧しつつ加熱することにより、一括で基材(配線パターンが配置された基材、すなわちプリント基板)を形成する方法が知られている。
特許文献1では、熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルム(基材フィルム)の片面に導体パターンが配置された片面導体パターンフィルムを複数枚積層して積層体とし、この積層方向(以下単に積層方向と示す)の上下から積層体を加圧しつつ加熱(以下、単に熱プレスと示す)することにより、樹脂フィルムを相互に接着してプリント基板としている。
特開2003−86948号公報
ところで、特許文献1に示される積層体を、熱プレス板で直接熱プレスすると、熱プレス板の傾きやうねり、積層体の凹凸(基材における導体パターンや異なる層の導体パターン間を電気的に接続する接続部の分布による)などにより、積層体に掛かる圧力が不均一となる。このような圧力の不均一は、樹脂流動によるパターン流れや層間接続不良、層間の密着不足などの不良の原因となる。
これに対し、図8に示すように、弾性変形可能な低弾性率(例えば10MPa以下の圧縮弾性率)と加熱に耐えうる耐熱性を備えた緩衝部材280を、熱プレス板221と積層体290との間に介在させることで、熱プレス板220,221から積層体290の各部に印加される圧力のばらつきを低減する(圧力の均一化を図る)ことが考えられる。
しかしながら、低弾性率の緩衝部材280は流体のように振る舞うため、加圧・加熱時において、図8に示すように、積層方向と垂直な方向(以下、単に横方向と示す)に、塑性変形する程度広がってしまう。このように塑性変形が生じると、緩衝部材280に亀裂などが生じてその形状が加圧・加熱後も元に戻らなくなり、これにより再使用回数が低減してしまう。
また、上記した緩衝部材の塑性変形を抑制するために、例えば図9に示すように、熱プレス板221からの加圧力と熱を、緩衝部材280を介して積層体290に印加する平板状の基部251と、緩衝部材280の側面全体を取り囲むように、基部251の周縁部から積層体290に向けて突出する側壁部252を有する上プレス部250を、緩衝部材280と熱プレス板221との間に配置することも考えられる。この場合、上プレス部250(側壁部252)により、加圧・加熱時において、緩衝部材280の横方向への動きを抑制することができる。しかしながら、上プレス部250における側壁部252の端面を、熱プレス板220と接触させると、それ以上の力で積層体90を加圧することができないため、上プレス部250における側壁部252の端面は、熱プレス板220と少なからず離反されている。したがって、図9に示すように、上プレス部250と熱プレス板220との間の隙間から、緩衝部材280が外部へ流出する恐れがある。この場合、緩衝部材280の変形量が大きくなり、塑性変形によって緩衝部材280の再使用回数が低減してしまう。なお、図8,9は、ともに参考例を示す断面図であり、後述する実施形態に示した要素と関連する要素について、200を加算した符号を付与している。
本発明は上記問題点に鑑み、積層体の各部に印加される圧力のばらつきを低減する緩衝部材を備えた構成において、緩衝部材の再使用回数を向上することができるプリント基板製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、熱可塑性樹脂を含み、基材を構成する基材フィルムが複数枚積層されてなる積層体を、積層方向(以下、単に積層方向と示す)上下から加圧しつつ加熱するプレス型と、弾性変形可能な低弾性率と加熱に耐えうる耐熱性を有し、積層体の少なくとも一方の表面とプレス型との間に、積層体表面全体を覆うように積層体表面よりも大きい大きさをもって配置され、プレス型から積層体の各部に印加される圧力のばらつきを低減する緩衝部材と、を備え、基材フィルムを相互に接着し、基材に対して配線パターンが多層に配置されたプリント基板とするプリント基板製造装置であって、プレス型は、積層体表面全体を覆うようにその大きさが積層体表面よりも大きく、積層体を加圧しつつ加熱(以下、単に熱プレスと示す)する一対のプレス部として、積層方向における積層体の表面の一方と対向され、該積層体表面との間に、緩衝部材としての第1緩衝部材が介在される第1プレス部と、積層体の表面の他方との対向部位と第1緩衝部材との対向部位を有し、少なくとも熱プレス前の状態で、第1緩衝部材と離反された第2プレス部を有するとともに、積層方向に垂直な方向(以下、単に横方向と示す)において、第1緩衝部材の側面全体を取り囲み、少なくとも熱プレス時においてプレス部のうちの第1プレス部のみと一体化される環状の枠部を有し、加圧・加熱前の状態で、積層体の側面、第2プレス部、及び緩衝部材により、加圧により変形された緩衝部材を逃がすための逃がし空間が構成され、枠部には、該枠部から積層体側に突出されて第1緩衝部材における積層体表面との対向面上に配置され、加圧による第1緩衝部材の変形に追従して変形されて、第2プレス部における積層体表面との対向面に接触するリップが設けられていることを特徴とする。
このように本発明によれば、弾性変形可能な低弾性率(10MPa以下の圧縮弾性率)と加熱に耐えうる耐熱性を有する緩衝部材(少なくとも第1緩衝部材)を備え、この緩衝部材が積層体の少なくとも一方の表面とプレス型との間に配置される。また、少なくとも熱プレス前の状態で、積層体の側面と隣接して逃がし空間が構成される。したがって、緩衝部材が変形されてプレス型から積層体の各部に印加される圧力のばらつきを低減し、これによりプリント基板の品質の安定化を図ることができる。
また、第1緩衝部材の横方向への変形を抑制すべくその側面全体を取り囲む枠部は、少なくとも熱プレス時においてプレス部のうちの第1プレス部のみと一体化される。このように、枠部は、積層方向上下から積層体を加圧する動作を妨げないように構成されており、この構成のため、枠部と第2プレス部との間には、逃がし空間と外部とを連通する隙間が存在する。しかしながら、枠部には薄板状のリップが設けられており、このリップが、加圧による第1緩衝部材の変形に追従して変形されて、第2プレス部における積層体表面との対向面に接触し、第2プレス部と枠部との隙間を閉塞する。したがって、上記した隙間を通じて緩衝部材が逃がし空間から外部側へ流出する前に、逃がし空間におけるリップよりも積層体側の部分を閉じた空間とすることができる。これにより、緩衝部材の変形を逃がし空間における閉塞された部分内に制限し、緩衝部材の変形量を抑制(塑性変形を抑制)することができる。以上から、本発明によれば、積層体の各部に印加される圧力のばらつきを低減する緩衝部材を備えた構成において、緩衝部材の再使用回数を向上することができる。
なお、上記したプレス型の第1プレス部及び第2プレス部は、熱プレス板の少なくとも一部として構成されても良いし、熱プレス板とは別部材として構成されても良い。いずれにせよ、積層体は、積層方向上下からプレス型によって加圧しつつ加熱される。
このような緩衝部材としては、例えば請求項2に記載のように、10MPa以下の圧縮弾性率、300℃以上の耐熱性、100%以上の伸び率を有するシリコンゴムが特に好適である。
また、リップとしては、例えば請求項3に記載のように、ステンレス鋼などの金属からなる薄板を採用することができる。金属製の薄板をリップとすることで、リップに耐熱性と第1緩衝部材の変形に追従する柔軟性を持たせることができる。
請求項1〜3いずれかに記載の発明においては、請求項4に記載のように、横方向において、枠部が、熱プレス前の状態で、第2プレス部の側面と対向する位置まで延設された構成とすると良い。これによれば、枠部を基準として、第2プレス部を所定位置に配置させることができる。なお、この場合、枠部と第2プレス部の側面との間に上記した隙間が構成され、該隙間がリップによって閉塞されることとなる。
請求項1〜4いずれかに記載の発明においては、請求項5に記載のように、枠部と第1プレス部が、1つの部材として予め一体化された構成としても良いし、請求項6に記載のように、枠部が第1プレス部とは別部材であって第1プレス部と環状に接触することで第1プレス部と一体化され、第1緩衝部材における第1プレス部との対向面の周縁部が、枠部によって支持された構成としても良い。後者の場合、熱プレス終了後、第1プレス部及び第2プレス部を取り外した後に、枠部によって支持された第1緩衝部材とプリント基板とを分離するので、分離しやすい。
また、請求項1〜6いずれかに記載の発明においては、請求項7に記載のように、加圧・加熱後において、第1プレス部側から第2プレス部側に向けて移動され、第1緩衝部材を第1プレス側から突き上げる突き上げ部を備える構成としても良い。これによれば、第1緩衝部材における第1プレス部との対向面側から第1緩衝部材を突き上げることで、得られたプリント基板と第1緩衝部材とを容易に分離することができる。
請求項1〜7いずれかに記載の発明においては、請求項8に記載のように、積層体の表面と第2プレス部との間に、緩衝部材として第1緩衝部材よりも小さい第2緩衝部材が介在され、第2プレス部には、積層体表面との対向面における周縁部に、積層体側に向けて突出し、第2緩衝部材の側面全体を取り囲む環状の側壁部が設けられた構成としても良い。
これによれば、積層体の両表面に配置された緩衝部材(第1緩衝部材及び第2緩衝部材)によって、プレス型から積層体の各部に印加される圧力のばらつきを低減し、プリント基板の品質の安定化を図ることができる。なお、この場合、第2プレス部における積層体表面との対向面として、側壁部における積層体表面との対向面に、リップが接触することとなる。
また、第2緩衝部材は、その側面全体が第2プレス部における側壁部によって取り囲まれており、これにより、横方向への変形が抑制されている。また、第2緩衝部材のほうが第1緩衝部材よりも小さいので、加圧により変形された第2緩衝部材が、逃がし空間から外部へ流出する前に、第1緩衝部材の変形に追従して変形されたリップにより、逃がし空間におけるリップよりも積層体側の部分を閉じた空間とすることができる。以上から、積層体の両表面上に緩衝部材が配置される構成でありながら、いずれの緩衝部材(第1緩衝部材及び第2緩衝部材)についても、再使用回数を向上することができる。
なお、請求項1〜8いずれかに記載の発明においては、請求項9に記載のように、リップが枠部に対して着脱可能に設けられた構成とすることが好ましい。このような構成とすると、第1緩衝部材やリップ単独の交換が容易となる。また、コストを低減することもできる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るプリント基板製造装置の概略構成を示す断面図であり、熱プレス前の状態を示している。図2は、図1に示すプリント基板製造装置の熱プレス時の状態を示す断面図である。図3は、積層体の概略構成を示す拡大断面図であり、熱プレス前の状態を示している。図4は、図3に示す積層体の熱プレス時の状態を示す拡大断面図である。なお、図3及び図4においては、便宜上、離型フィルムを省略して図示している。以下においては、積層体の積層方向を単に積層方向、積層方向に垂直な方向を単に横方向と示すものとする。なお、積層方向は、以下において上下方向と一致されている。
本実施形態に係るプリント基板製造装置は、熱可塑性樹脂を含む基材フィルムを複数枚積層してなる積層体を、一括で熱プレス(加圧しつつ加熱)し、基材フィルムを相互に接着させて基材(配線パターンが多層に配置された基材、すなわちプリント基板)とする装置である。
図1に示すように、プリント基板製造装置10は、要部として、一対の熱プレス板20,21と、熱プレス板20,21からの加圧力と熱を受けて、積層体90を加圧しつつ加熱するプレス型30と、プレス型30と積層体90の間に介在される緩衝部材としての第1緩衝部材80と、プレス型30を構成する枠部60に設けられたリップ70を、備えている。そして、これら要素のうち、プレス型30とリップ70を特徴部分としている。
熱プレス板20,21は、間に挟んだ積層体90を、その積層方向上下から加圧しつつ加熱(熱プレス)する加圧・加熱源である。このような熱プレス板20,21としては、例えばチタン等の導電性金属を用いて形成され、電流を流すことで発熱するように構成されたもの、その内部にヒータが埋設されたもの、その内部に高温流体の流路を有するものなどを採用することができる。本実施形態では、熱プレス板20が積層方向における下側、熱プレス板21が積層方向における上側となっている。また、一対の熱プレス板20,21と後述するプレス型30が別部材となっており、熱プレス板20,21からの加圧力と熱が、隣接するプレス型30を介して積層体90に作用するようになっている。
プレス型30は、熱プレス板20,21からの加圧力と熱を、積層体90に伝達するプレス部として、積層体90と熱プレス板20との間に介在された、すなわち、積層体90における積層方向下側の表面90aに対向された第1プレス部としての下プレス部40と、積層体90と熱プレス板21との間に介在された、すなわち、積層体90における積層方向上側の表面90bに対向された第2プレス部としての上プレス部50を備えている。
これらプレス部40,50は、熱プレス板20,21からの加圧・加熱に耐え、積層体90に対して加圧力と熱を効率よく伝達できるように構成されている。また、上プレス部50は、後述する逃がし空間100を構成するように、少なくとも熱プレス前の位置決め配置状態(例えば熱プレスの直前状態)で、第1緩衝部材80と接触しないように構成されている。具体的には、プレス部40,50が、ステンレス鋼や鉄などの金属材料を用いて平板状に形成され、これにより効率よく熱を伝達し、熱プレス時においても互いに接触しない(すなわち加圧力を伝達する)ようになっている。そして、積層体90との対向面(加圧面)が平坦(所謂鏡面)とされ、積層体90の表面90a,90b全体をそれぞれ覆うように、加圧面の大きさが表面90a,90bよりも大きくされている。
また、プレス部40,50のうち、下プレス部40と積層体90の表面90aとの間には、緩衝部材としての第1緩衝部材80が必ず介在されるようになっている。すなわち、熱プレス板20からの加圧力と熱は、下プレス部40と第1緩衝部材80を介して、積層体90に伝達されるようになっている。
このプレス型30は、上記した一対のプレス部40,50以外にも、枠部60を備えている。枠部60は、プレス型30のうち、少なくとも第1緩衝部材90の横方向への変形を抑制する機能を果たす部分であり、少なくとも熱プレス時において、プレス部40,50のうちの下プレス部40のみと一体化されるようになっている。具体的には、第1緩衝部材80の横方向への変形を抑制するために、第1緩衝部材80の側面80a全体を取り囲む環状部位としての基部61を有している。そして、熱プレス前の状態で、基部61における内周面61aが、横方向において、上プレス部50の側面50aよりも積層体90の側面90cから離れた位置とされ、この内周面61aに第1緩衝部材80の側面80aが接触されている。なお、ここでいう横方向への変形を抑制するとは、換言すれば、第1緩衝部材80が塑性変形しないようにするということである。
また、本実施形態では、図1に示すように、枠部60が断面略L字状となっており、基部61の下端から積層体90側に折曲された環状の支持部62を有している。そして、この支持部62により、第1緩衝部材80における下プレス部40との対向面の周縁部が支持されている。また、環状の支持部62における内周端から所定の範囲が、支持部62の他部位よりも積層方向の厚さが薄い鍔部62aとされ、熱プレス前の状態で、この鍔部62aにおける第1緩衝部材80との接触面の裏面側に下プレス部40が嵌り、該部位において枠部60と下プレス部40とが環状に接触されている。そして、熱プレス前の状態で、下プレス部40、枠部60(支持部62)、及び第1緩衝部材80の間に、加圧により変形された第1緩衝部材80を逃がすための逃がし空間101(破線で囲まれた領域)が構成されている。この逃がし空間101は、外部に対して閉じた空間となっている。
また、本実施形態では、図1に示すように、枠部60が、基部61の上端との間に後述するリップ70を挟んで固定する固定部63を有している。この固定部63も環状とされており、その内周面63aの一部が、熱プレス前の状態で、図1に示すように、その全周で上プレス部50の側面50aと所定の間隔をもって対向するように構成されている。そして、積層体90の側面90c、上プレス部50、及び第1緩衝部材80との間にも、加圧により変形された第1緩衝部材80を逃がすための環状の逃がし空間100(破線で囲まれた領域)が、積層体90を取り囲むように構成されている。この逃がし空間100は、少なくとも熱プレス前の状態で、上記した上プレス部50の側面50aと枠部60の固定部63における内周面63aとの隙間102を介して、外部と連通され、外部に対して開いた空間となっている。このように、本実施形態では、加圧により変形された第1緩衝部材80を逃がすための空間として、2つの逃がし空間100,101が構成されるようになっている。
また、枠部60には、リップ70が設けられている。このリップ70は、熱プレス前の状態で、枠部60から積層体90側に突出されて第1緩衝部材80における積層体90の表面90aとの対向面80b(以下、上面80bと示す)上に配置されている。そして、熱プレス時において、加圧による第1緩衝部材80の変形に追従して変形され、上プレス部50における積層体90の表面90bとの対向面50b(以下、下面50bと示す)に接触されて、上記した環状の逃がし空間100のうち、リップ70よりも積層体90側の部分を外部に対して閉じた空間とするものである。
このように、第1緩衝部材80の変形に追従する柔軟性と耐熱性を備えたリップ70としては、例えばステンレス鋼などの金属からなる薄板を採用することができる。本実施形態では、ステンレス鋼からなる厚さ0.1mm程度の環状の薄板をリップ70としている。そして、このリップ70の一部が、上記した枠部60における基部61と固定部63との間で挟持され、この状態で締結などによってリップ70が枠部60に固定されている。また、リップ70のうち、枠部60から積層体90側に突出された環状の部位が、枠部60からの突出長さが、熱プレス時に上プレス部50の下面50bと接する長さであって全周でほぼ同一となっている。
緩衝部材としての第1緩衝部材80は、プレス型30(プレス部40,50)から積層体90の各部に印加される圧力のばらつきを低減するための部材である。このような機能を発揮するために、第1緩衝部材80は、弾性変形可能な低弾性率(具体的には10MPa以下の圧縮弾性率)と熱プレス時の加熱(例えば300℃)に耐えうる耐熱性を有しており、積層体90の表面90a,90bの少なくとも一方と、該表面に対向するプレス型30(プレス部40,50)との間に、積層体90の表面90a,90b全体を覆うように、表面90a,90bよりも大きい大きさをもって配置されている。
本実施形態においては、図1に示すように、第1緩衝部材80が、横方向においてプレス部40,50よりも大きい大きさを有しており、下プレス部40と積層体90との間に介在されている。そして、上記したように、第1緩衝部材80における下プレス部40との対向面の周縁部が、枠部60における支持部62によって支持されている。また、第1緩衝部材80の構成材料として、圧縮弾性率が低く、耐熱性に優れ、伸び率の大きいシリコンゴムを採用している。このシリコンゴムは、10MPa以下の圧縮弾性率、300℃以上の耐熱性、100%以上の伸び率を有しており、第1緩衝部材80として好適である。
このように構成されたプリント基板製造装置10に対し、積層体90が配置される。この積層体90は、上記したように、熱可塑性樹脂を含む基材フィルムを複数枚積層してなる周知のものであり、基材フィルムには、適宜、配線パターンや層間接続部が設けられている。基材フィルムを構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)とポリエーテルイミド(PEI)を所定の比率で混合してなる混合物など、熱可塑性樹脂を含む樹脂フィルムを複数枚積層し、加圧しつつ加熱することで、一括で基材を形成する際に用いることのできる周知の材料であれば採用することができる。本実施形態では、PEEKとPEIの混合物からなる基材フィルム111の片面に銅箔が配置され、この銅箔がパターニングによって配線パターン112とされた片面配線パターンフィルム110を、18枚積層して積層体90が構成されている。また、片面配線パターンフィルム110には、配線パターン112を底部とするビアホールに導電ペーストを充填してなり、焼結された状態で異なる層の配線パターン112を電気的に接続する層間接続部113が、適宜形成されている。詳しくは、積層体90が、図3に示す部分において、18層の配線パターン112が、層間接続部113によって電気的に接続された第1導電接続部114と、表面90b側から14層の配線パターン112が、層間接続部113によって電気的に接続された第2導電接続部115と、配線パターン112が18層積層された積層部116を有している。
このように、積層体90には、配線パターン112や層間接続部113の多い部分と少ない部分が存在する。配線パターン112の層数や層間接続部113の数が多いほど、熱プレスの圧縮力に対して大きな抵抗となるため、積層体90に対して熱プレス板20,21の加圧力が直接印加されると、圧縮力に対する抵抗力の差異に起因して、配線パターン112や層間接続部113の多い部分に印加される圧力の方が、少ない部位に印加される圧力よりも大きくなってしまう。しかしながら、本実施形態では、こうした積層体90の各部における圧力差を低減すべく、上記した第1緩衝部材80が、下プレス部40と積層体90との間に配置される構成となっている。
次に、プリント基板製造装置10における加圧・加熱工程(熱プレス)の一例について説明する。先ず、熱プレス板21における加圧面上に下プレス部40を載置し、下プレス部40上に、鍔部62aと下プレス部40が環状に接触する(下プレス部40と枠部60が嵌る)ように、第1緩衝部材80が支持された枠部60を配置する。そして、ポリイミドやテフロン(登録商標)などの10〜100μm程度の厚さを有する離型フィルム91を介して、積層体90を第1緩衝部材80上に配置し、この第1緩衝部材80上に、上記同様の離型フィルム91を介して上プレス部50を配置する。この上プレス部50の配置では、固定部63の内周面63aを基準として、上プレス部50を位置決めしつつ配置する。そして、この状態で、熱プレス板21を積層方向下方に移動させ、対を成す熱プレス板20,21により、積層体90を、その積層方向上下から熱プレス(加圧しつつ加熱)する。具体的には、積層体90の温度が例えば300〜400℃といった温度範囲に収まるように、熱プレス板20,21を通じて熱が加えられ、さらに、熱プレス板20,21を通じて、積層体90に対し例えば5MPa程度の圧力が印加される。
熱プレス板20,21からの加圧力と熱は、上記したように、プレス型30におけるプレス部40,50を介して積層体90に伝達される。すなわち、プレス部40,50によって、積層体90が熱プレスされる。ここで、積層体90における積層方向上側には、離型フィルム91を介して上プレス部50が配置され、積層方向下側には、離型フィルム91を介して第1緩衝部材80が配置されている。したがって、積層方向の加圧力を受けた積層体90は、弾性変形可能な第1緩衝部材80を弾性変形させて押しのけつつ、下プレス部40との間に第1緩衝部材80を介在された状態で、下方(下プレス部40側)へ押し付けられる。
このとき、第1緩衝部材80のうち、積層体90と下プレス部40との対向領域に位置していた部分は、積層体90の押し付けにより、その一部が逃がし空間101(破線で囲まれた領域)に流出される。そして、逃がし空間101が第1緩衝部材80によってほぼ満たされ、下プレス部40が第1緩衝部材80と接した状態となるが、この状態(熱プレス時の状態)で、積層体90と下プレス部40との対向領域に位置する第1緩衝部材80の厚さは、熱プレス前の状態よりも薄くなる。
また、残りの一部は、対向領域から横方向へ逃げる。しかしながら、第1緩衝部材80は、枠部60の基部61によって横方向への動きが制約され、下プレス部40と及び支持部62によって下方向への動きが制約されている。したがって、玉突きで第1緩衝部材80が弾性変形し、図2に示すように、第1緩衝部材80に対してその上方側で隣接する逃がし空間100側に、熱プレス前の状態よりも盛り上がることとなる。そして、第1緩衝部材80の変形に追従して、薄板状のリップ70も、図2に示すように、枠部60との固定部を支点として変形し、上プレス部50側に持ち上げられて、上プレス部50における下面50bであって積層体90とは対向されていない周縁部に接することとなる。このリップ70は環状に設けられ、全周で上プレス部50と接するので、これにより、上プレス部50の側面50aと枠部60における固定部63の内周面63aとの隙間102が閉塞され、逃がし空間100におけるリップ70よりも積層体側の部分が、外部に対して閉じた空間となる。すなわち、第1緩衝部材80の流動範囲が、逃がし空間100における閉じた空間の部分に限定され、これにより第1緩衝部材80の塑性変形が抑制される。
なお、圧力に応じて、第1緩衝部材80における逃がし空間100への盛り上がり量(流入量)も変化するが、リップ70も第1緩衝部材80の盛り上がりに追従して変形し、盛り上がり量が大きいときには、上プレス部50に接する。
この熱プレスでは、図4に示すように、第1緩衝部材80の弾性変形による効果によって、熱プレス板20,21(プレス部40,50)から積層体90の各部(例えば図4に示す第1導電接続部114,第2導電接続部115,積層部116)に印加される圧力差が殆どなくなる。すなわち、積層体90の各部にほぼ均一の圧力が印加されることとなり、これにより、樹脂流動によるパターン流れや層間接続不良、層間の密着不足などの不良が生じるのを抑制することができる。
また、積層体90を構成する基材フィルム111が軟化され、互いに接着されて、熱可塑性樹脂からなる1つの基材111aとなる。また、層間接続部113は、導電ペーストを構成する金属粒子が焼結されるとともに、隣接する配線パターン112の金属と拡散接合されて、異なる層の配線パターン112を電気的に接続する層間接続部113aとなる。そして、加圧・加熱工程の終了後、離型フィルム91を剥離するなどして、プリント基板を得ることができる。
次に、本実施形態に係るプリント基板製造装置の効果について説明する。先ず、本実施形態では、上記したように、弾性変形可能な低弾性率(10MPa以下の圧縮弾性率)、熱プレスの加熱に耐えうる耐熱性を有する第1緩衝部材80が、積層体90の表面90aと下プレス部40との間に配置される。また、少なくとも熱プレス前の状態で、積層体90の側面90c、第1緩衝部材80の上面80b、及び上プレス部50の下面50bとにより、加圧により変形された第1緩衝部材80を逃がすための逃がし空間100が構成される。したがって、第1緩衝部材80が変形されて熱プレス板20,21(プレス部40,50)から積層体90の各部に印加される圧力のばらつきを低減し、これによりプリント基板の品質の安定化を図ることができる。
また、プレス型30を構成する枠部60が、第1緩衝部材80の横方向への変形を抑制するようにその側面80a全体を取り囲んでおり、少なくとも熱プレス時においてプレス部40,50のうちの下プレス部40のみと一体化される。このように、枠部60は、積層方向上下から積層体90を加圧する動作を妨げないように構成されており、この構成のため、枠部60と上プレス部50との間には、逃がし空間100と外部とを連通する隙間102が存在する。しかしながら、枠部60には薄板状のリップ70が設けられており、このリップ70が、加圧による第1緩衝部材80の変形に追従して変形されて、上プレス部50における下面50bに接触し、上プレス部50と枠部60との隙間102を閉塞する。したがって、上記した隙間102を通じて第1緩衝部材80が逃がし空間100から外部側へ流出する前に、逃がし空間100におけるリップ70よりも積層体90側の部分を閉じた空間とすることができる。これにより、第1緩衝部材80の変形を逃がし空間100における閉塞された部分内に制限し、第1緩衝部材80の変形量を抑制(塑性変形を抑制)することができる。以上から、本実施形態に係るプリント基板製造装置10によれば、積層体90の各部に印加される圧力のばらつきを低減する緩衝部材(第1緩衝部材80)を備えた構成において、第1緩衝部材80の再使用回数を向上することができる。
なお、本実施形態においては、下プレス部40を第1プレス部、上プレス部50を第2プレス部とし、下プレス部40と積層体90の間に、第1緩衝部材80が配置される例を示した。しかしながら、下プレス部40を第2プレス部、上プレス部50を第1プレス部とし、上プレス部50と積層体90の間に、第1緩衝部材80が配置された構成としても良い。この場合、枠部60の構成は積層方向において上下逆となり、逃がし空間100は、積層体90、第1緩衝部材80、及び下プレス部40によって構成され、隙間102は、下プレス部40と枠部60との間に構成されることとなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図5に基づいて説明する。図5は、第2実施形態に係るプリント基板製造装置の概略構成を示す断面図であり、熱プレス後のプリント基板取り出し時を示している。
第2実施形態に係るプリント基板製造装置は、第1実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、第1実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
第2実施形態に係るプリント基板製造装置10は、第1実施形態に示した装置(図1及び図2参照)に対し、さらに、熱プレス後において、下プレス部40(第1プレス部)側から上プレス部50(第2プレス部)側に向けて移動され、第1緩衝部材80を下プレス部40側から突き上げる突き上げ部を備える点を特徴とする。
図5に示す例では、下プレス部40に、熱プレス後において、下プレス部40側から上プレス部50側に向けて移動され、第1緩衝部材80を下プレス部40側から突き上げる突き上げピン120を格納する孔部(図示略)が設けられている。そして、この孔部内に突き上げピン120が収納され、熱プレス時において、第1緩衝部材80側の端面120aが、下プレス部40における第1緩衝部材80との対向面40a(以下、上面40aと示す)と面一となり、上面40aの一部を構成するようになっている。また、熱プレス終了後において、上プレス部50(及び熱プレス板21)が積層体90から離反された状態で、突き上げピン120が駆動されて積層方向上方へ移動し、枠部60の支持部62によって支持されている第1緩衝部材80を、積層方向上方へ突き上げるようになっている。
このように、本実施形態では、熱プレス後において、突き上げ部としての突き上げピン120により、枠部60の支持部62によって支持されている第1緩衝部材80を、積層方向上方へ突き上げるので、熱プレスによって第1緩衝部材80に密着されているプリント基板92を、第1緩衝部材80から容易に分離することができる。
特に本実施形態では、第1実施形態同様、熱プレス前の状態で、第1緩衝部材80が枠部60の支持部62のみによって支持されており、下プレス部40と第1緩衝部材80との間に逃がし空間101が存在する。熱プレス後の加圧力が開放された状態で、第1緩衝部材80はその形状が復元するので、熱プレス後においても、下プレス部40と第1緩衝部材80との間に逃がし空間101が存在する。すなわち、突き上げピン120によって第1緩衝部材80を突き上げる際に、第1緩衝部材80がプレス型30における枠部60のみと接している。このように本実施形態では、第1緩衝部材80とプレス型30との接触面積が小さいので、突き上げ時において第1緩衝部材80が変形しやすく、これによりプリント基板92と第1緩衝部材80とを容易に分離することができる。
なお、本実施形態では、突き上げピン120が、下プレス部40と一体的に設けられ、熱プレス時において、下プレス部40の一部として機能するように構成される例を示した。しかしながら、枠部60が、下プレス部40とは独立して所定位置に保持される構成であれば、上プレス部50とともに下プレス部40も積層体90から離反させた状態(型を取り外した状態)で、下プレス部40とは別体の突き上げピン120(突き上げ部)により、第1緩衝部材80を積層方向上方へ突き上げる構成としても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図6及び図7に基づいて説明する。図6は、第3実施形態に係るプリント基板製造装置の概略構成を示す断面図であり、熱プレス前の状態を示している。図7は、図6に示すプリント基板製造装置の熱プレス時の状態を示す断面図である。
第3実施形態に係るプリント基板製造装置は、上記した各実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、上記した各実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
上記した各実施形態においては、緩衝部材として、下プレス部40(第1プレス部)と積層体90との間に、第1緩衝部材80のみが配置される例を示した。すなわち、積層方向における積層体90の表面の一方側のみに緩衝部材が配置される例を示した。これに対し、本実施形態においては、積層体90の両表面上に緩衝部材が配置される点を特徴とする。なお、図6及び図7に示す例は、上プレス部50の構造と、上プレス部50と積層体90の間にも緩衝部材が配置される点を除けば、第1実施形態に示した構成(図1及び図2参照)とほぼ同一の構成となっている。
図6に示すように、本実施形態に係るプリント基板製造装置10は、緩衝部材として、上プレス部50(第2プレス部)と積層体90との間に配置される第2緩衝部材81をさらに備えている。
第2緩衝部材81は、第1緩衝部材80と同様に、プレス型30(プレス部40,50)から積層体90の各部に印加される圧力のばらつきを低減するための部材であり、弾性変形可能な低弾性率(具体的には10MPa以下の圧縮弾性率)と熱プレス時の加熱(例えば300℃)に耐えうる耐熱性を有している。このような特性を満たせば、第1緩衝部材80と異なる材料を選択することも可能であるが、本実施形態では、第1緩衝部材80と同様、圧縮弾性率が低く(10MPa以下の圧縮弾性率)、耐熱性に優れ(300℃以上の耐熱性)、伸び率の大きい(100%以上の伸び率)シリコンゴムを採用している。
この第2緩衝部材81は、積層体90の表面90bに沿う大きさが、積層体90の表面90a,90b全体を覆うように、表面90a,90bよりも大きい大きさで、且つ、第1緩衝部材80よりも小さい大きさとなっている。
上プレス部50は、熱プレス板21からの加圧力と熱を、第2緩衝部材81を介して積層体90に印加する平板状の基部51と、第2緩衝部材81の側面81a全体を取り囲むように、基部51の周縁部から積層体90に向けて突出する環状の側壁部52と、を有している。この側壁部52が、第2緩衝部材81の横方向への変形を抑制する機能を果たす部分であり、熱プレス前の状態で、側壁部52における内周面52aが、横方向において、積層体90と重ならないようにその側面90cから離れた位置とされ、この内周面52aに第2緩衝部材81の側面81aが接触されている。そして、側壁部52の端面52bが、第1緩衝部材80と対向されている。なお、ここでいう横方向への変形を抑制するとは、換言すれば、第2緩衝部材81が塑性変形しないようにするということである。
このように構成される上プレス部50に対し、図6に示すように、固定部63の内周面63aの一部が、熱プレス前の状態で、その側面50aと所定の間隔をもって対向するように構成されている。なお、本実施形態では、側壁部52の外周面が上プレス部50の側面50aとなっている。そして、積層体90の側面90c、第2緩衝部材81、上プレス部50の側壁部52(端面52b)、及び第1緩衝部材80との間にも、加圧により変形された緩衝部材80,81を逃がすための環状の逃がし空間100(破線で囲まれた領域)が、積層体90を取り囲むように構成されている。
また、本実施形態では、リップ70が、上プレス部50における下面50b(積層体表面との対向面)として、側壁部52における端面52bに接触するように構成されている。
このように本実施形態でも、弾性変形可能な低弾性率(10MPa以下の圧縮弾性率)と熱プレスの加熱に耐えうる耐熱性を有する第1緩衝部材80及び第2緩衝部材81が、積層体90の表面90a,90bとプレス部40,50との間にそれぞれ配置される。また、少なくとも熱プレス前の状態で、積層体90の側面90c、第2緩衝部材81の下面81b(積層体90との対向面)、上プレス部50の側壁部52(端面52b)、及び第1緩衝部材80の上面80bとの間に、加圧により変形された緩衝部材80,81を逃がすための逃がし空間100が構成される。したがって、第1緩衝部材80が変形されて熱プレス板20,21(プレス部40,50)から積層体90の各部に印加される圧力のばらつきを低減し、これによりプリント基板の品質の安定化を図ることができる。
また、枠部60には薄板状のリップ70が設けられており、熱プレス時において、このリップ70が、加圧による第1緩衝部材80の変形に追従して変形されて、図7に示すように、上プレス部50における側壁部52の端面52bに接触し、上プレス部50と枠部60との隙間102を閉塞する。ここで、第2緩衝部材81は、その側面81a全体が上プレス部50における側壁部52によって取り囲まれており、第2緩衝部材81のほうが第1緩衝部材80よりも小さくなっている。したがって、加圧により変形された第2緩衝部材81が、逃がし空間100から外部へ流出する前に、第1緩衝部材80の変形に追従して変形されたリップ70が、上プレス部50における側壁部52の端面52bに接触するようになっている。したがって、上記した隙間102を通じて緩衝部材80,81が逃がし空間100から外部側へ流出する前に、逃がし空間100におけるリップ70よりも積層体90側の部分を閉じた空間とすることができる。これにより、緩衝部材80,81の変形を逃がし空間100における閉塞された部分内に制限し、緩衝部材80,81の変形量を抑制(塑性変形を抑制)することができる。以上から、本実施形態に係るプリント基板製造装置10によれば、積層体90の各部に印加される圧力のばらつきを低減する緩衝部材80,81を備えた構成において、緩衝部材80,81の再使用回数を向上することができる。
なお、本実施形態においても、下プレス部40を第1プレス部、上プレス部50を第2プレス部とし、下プレス部40と積層体90の間に第1緩衝部材80が配置され、上プレス部50と積層体90の間に第2緩衝部材81が配置される例を示した。しかしながら、下プレス部40を第2プレス部、上プレス部50を第1プレス部とし、上プレス部50と積層体90の間に、第1緩衝部材80が配置され、下プレス部40と積層体90との間に第2緩衝部材81が配置された構成としても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態においては、プレス型30を構成する、下プレス部40、上プレス部50、枠部60が、それぞれ独立(別部材と)して構成される例を示した。しかしながら、プレス部40,50のうち、図8に示すように、下プレス部40(第1プレス部)と枠部60とが、1つの部材として熱プレス前から予め一体化された構成としても良い。図8は、変形例を示す断面図である。このような構成に対しも、第2実施形態に示した突き上げピン120を採用すれば、プリント基板92と第1緩衝部材80とを分離しやすくすることができる。
本実施形態では、加圧により変形された第1緩衝部材80を逃がすための空間として、2つの逃がし空間100,101が構成される例を示した。しかしながら、第1緩衝部材80を逃がすための空間としては、積層体90の側面90cに隣接する逃がし空間100が少なくとも構成されればよい。すなわち、図8に示すように、逃がし空間100のみを有する(逃がし空間101のない)構成としても良い。プレス型30から積層体90の各部に印加される圧力のばらつきを低減するように緩衝部材(第1緩衝部材80)を変形させることのできる容積に応じて、逃がし空間100のみの構成としても良いし、逃がし空間100,101を備える構成としても良い。
本実施形態では、枠部60が、上プレス部50(第2プレス部)の側面50aと対向する位置まで積層方向上方に延設される例を示した。しかしながら、例えば図8に示すように、枠部60が、上プレス部50(第2プレス部)の側面50aと対向する位置まで積層方向上方に延設されない構成としても良い。なお、図8に示す例では、枠部60における基部61の上端にリップ70が配置され、図示されない締結手段や溶接などにより、リップ70が枠部60に固定されている。この場合、上プレス部50と枠部60との間の隙間102は、上記した実施形態よりも広くなり、横方向への緩衝部材(少なくとも第1緩衝部材80)の流動による力をリップ70のみで受けることとなる。したがって、上記した実施形態に示したように、枠部60が、上プレス部50の側面50aと対向する位置まで延設される構成としたほうが好ましい。
本実施形態では、リップ70における枠部60から積層体90側に突出された部位の形状が環状である例を示した。しかしながら、上プレス部50(第2プレス部)の下面50b(端面52b)に接することで、環状の逃がし空間100におけるリップ70よりも積層体90側の部分を閉じた空間とする(環状の隙間102を閉塞する)ことのできる形状であれば、環状に限定されるものではない。また、環状の場合でも、枠部60からの突出長さが全周でほぼ同一に限定されるものではなく、部分的に異なる長さとしても良い。
本実施形態では、熱プレス板20,21とプレス部40,50が、別部材として構成される例を示した。しかしながら、下プレス部40が熱プレス板20の一部とされた構成としても良いし、上プレス部50が熱プレス板21の一部とされた構成としても良い。いずれにせよ、直接的又は間接的に、積層体90は、積層方向上下からプレス型30によって加圧しつつ加熱される。
本実施形態では、熱プレス前の状態で、第1緩衝部材80の側面80aが、枠部60における基部61の内周面61aと接触される例を示した。しかしながら、熱プレス前の状態で、第1緩衝部材80が塑性変形しない(弾性変形する)程度の隙間が、側面80aと内周面61aとの間に存在し、熱プレス時にこの隙間が横方向に弾性変形した第1緩衝部材80によってほぼ埋まる構成としても良い。同様に、熱プレス前の状態で、第2緩衝部材81が塑性変形しない(弾性変形する)程度の隙間が、側面81aと内周面52aとの間に存在し、熱プレス時にこの隙間が横方向に弾性変形した第2緩衝部材81によってほぼ埋まる構成としても良い。
また、積層体90の構成は上記例に限定されるものではない。すなわち、配線パターン112の層数や配置、層間接続部113の配置は、上記例に限定されるものではない。また、基材111aを構成する基材フィルム111の枚数も上記例に限定されるものではない。
本実施形態では、積層体90の両表面90a,90b上に離型フィルム91がそれぞれ配置される例を示した。しかしながら、離型フィルム91のない構成としても良い。
第1実施形態に係るプリント基板製造装置の概略構成を示す断面図であり、熱プレス前の状態を示している。 図1に示すプリント基板製造装置の熱プレス時の状態を示す断面図である。 積層体の概略構成を示す拡大断面図であり、熱プレス前の状態を示している。 図3に示す積層体の熱プレス時の状態を示す拡大断面図である。 第2実施形態に係るプリント基板製造装置の概略構成を示す断面図であり、熱プレス後のプリント基板取り出し時を示している。 第3実施形態に係るプリント基板製造装置の概略構成を示す断面図であり、熱プレス前の状態を示している。 図6に示すプリント基板製造装置の熱プレス時の状態を示す断面図である。 変形例を示す断面図である。 参考例を示す断面図である。 参考例を示す断面図である。
符号の説明
10・・・プリント基板製造装置
20,21・・・熱プレス板
30・・・プレス型
40・・・下プレス部(第1プレス部)
50・・・上プレス部(第2プレス部)
60・・・枠部
70・・・リップ
80・・・第1緩衝部材
90・・・積層体
100・・・逃がし空間
102・・・隙間

Claims (9)

  1. 熱可塑性樹脂を含み、基材を構成する基材フィルムが複数枚積層されてなる積層体を、積層方向上下から加圧しつつ加熱するプレス型と、
    弾性変形可能な低弾性率と加熱に耐えうる耐熱性を有し、積層方向における前記積層体の少なくとも一方の表面と前記プレス型との間に、積層体表面全体を覆うように積層体表面よりも大きい大きさをもって配置され、前記プレス型から前記積層体の各部に印加される圧力のばらつきを低減する緩衝部材と、を備え、
    前記基材フィルムを相互に接着し、前記基材に対して配線パターンが多層に配置されたプリント基板とするプリント基板製造装置であって、
    前記プレス型は、
    前記積層体表面全体を覆うようにその大きさが積層体表面よりも大きく、前記積層体を加圧しつつ加熱する一対のプレス部として、前記積層体の表面の一方と対向され、該積層体表面との間に、前記緩衝部材としての第1緩衝部材が介在される第1プレス部と、前記積層体の表面の他方との対向部位と前記第1緩衝部材との対向部位を有し、少なくとも加圧・加熱前の状態で、前記第1緩衝部材と離反された第2プレス部を有するとともに、
    積層方向に垂直な方向において、前記第1緩衝部材の側面全体を取り囲み、少なくとも加圧・加熱時において前記プレス部のうちの第1プレス部のみと一体化される環状の枠部を有し、
    加圧・加熱前の状態で、前記積層体の側面、前記第2プレス部、及び前記緩衝部材により、加圧により変形された前記緩衝部材を逃がすための逃がし空間が構成され、
    前記枠部には、該枠部から前記積層体側に突出されて前記第1緩衝部材における積層体表面との対向面上に配置され、加圧による前記第1緩衝部材の変形に追従して変形され、前記第2プレス部における積層体表面との対向面に接触する薄板状のリップが設けられていることを特徴とするプリント基板製造装置。
  2. 前記緩衝部材として、10MPa以下の圧縮弾性率、300℃以上の耐熱性、100%以上の伸び率を有するシリコンゴムを用いることを特徴とする請求項1に記載のプリント基板製造装置。
  3. 前記リップは、金属からなる薄板であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリント基板製造装置。
  4. 積層方向に垂直な方向において、前記枠部は、加圧・加熱前の状態で、前記第2プレス部の側面と対向する位置まで延設されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のプリント基板製造装置。
  5. 前記枠部と前記第1プレス部が、1つの部材として構成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のプリント基板製造装置。
  6. 前記枠部は、前記第1プレス部とは別部材として構成されており、前記第1プレス部と環状に接触することで前記第1プレス部と一体化され、
    前記第1緩衝部材は、前記第1プレス部との対向面における周縁部が、前記枠部によって支持されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のプリント基板製造装置。
  7. 加圧・加熱後において、前記第1プレス部側から前記第2プレス部側に向けて移動され、前記第1緩衝部材を前記第1プレス側から突き上げる突き上げ部を備えることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のプリント基板製造装置。
  8. 前記積層体の表面と前記第2プレス部との間に、前記緩衝部材として、前記第1緩衝部材よりも小さい第2緩衝部材が介在され、
    第2プレス部には、積層体表面との対向面における周縁部に、前記積層体側に向けて突出し、前記第2緩衝部材の側面全体を取り囲む環状の側壁部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載のプリント基板製造装置。
  9. 前記リップは、前記枠部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載のプリント基板製造装置。
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