JPH05177653A - 成形プレス用クッション材 - Google Patents

成形プレス用クッション材

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Publication number
JPH05177653A
JPH05177653A JP3361495A JP36149591A JPH05177653A JP H05177653 A JPH05177653 A JP H05177653A JP 3361495 A JP3361495 A JP 3361495A JP 36149591 A JP36149591 A JP 36149591A JP H05177653 A JPH05177653 A JP H05177653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion material
deformation
molding press
thickness
press
Prior art date
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Pending
Application number
JP3361495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Fukuyama
泰夫 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamauchi Corp
Original Assignee
Yamauchi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamauchi Corp filed Critical Yamauchi Corp
Priority to JP3361495A priority Critical patent/JPH05177653A/ja
Publication of JPH05177653A publication Critical patent/JPH05177653A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/061Cushion plates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレスの圧力による変形がきわめて少なく、
その厚み変形のバラツキが少ない、耐久性のある成形プ
レス用クッション材を提供する。 【構成】 成形プレスの圧力差が、20〜70kgf/
cmの間で、成形プレス用クッション材の前記圧力差
による変形が0.01〜0.5mm以内で、クッション
材の厚み変形量のバラツキが±0.05以内であり、そ
の表面硬度がショアーA硬度で50°以上である成形プ
レス用クッション材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メラミン樹脂、フエノ
ール樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂積層化粧板、電気
絶縁板、プリント基板、多層積層板等の製造に使用され
る成形プレス用クッション材の改良に関するもので、特
に化粧板等を良好に積層するための成形プレス用クッシ
ョン材の特性値を追求し、その特性値に合致した成形プ
レス用クッション材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形プレス用クッション材として
リンターパルプ紙、クラフト紙、アスベストミルボード
が挙げられるが、これらは使用回数が少ないこと、衛生
上問題があること等の理由により使用できなくなり、こ
れに代わるものとしてゴム製の成形プレス用クッション
材が出現した。
【0003】しかしながら、このゴム製の成形プレス用
クッション材は、ゴムの加圧変形が大きい、特にその伸
びが大きいこと、材質劣化があること等の理由により、
その耐久性に問題を有する。そこで、この問題を解決す
るために種々の成形プレス用クッション材が提案されて
いる。
【0004】まず、実開昭58−7646号及び同76
48号公報には、芳香族ポリアミド繊維を使用した耐熱
性不織布を主材料として使用し、これに樹脂等を含浸さ
せてその表面に同一素材の不織布を積層したクッション
材が、又このような不織布の表面にフッ素系樹脂フイル
ムが融着されてなるクッション材が明示されている。
【0005】次に、特開昭59−192795号公報に
は、微細無機繊維と芳香族系重合体のパルプ状粒子とを
湿式法により成形し、その後脱水、乾燥した成形プレス
用クッション材が開示されている。そして、この公報第
4ページにこのクッション材の750回使用後の厚さ、
密度、空隙率、引張強さ、加熱収縮率等の特性値を記載
している。
【0006】更に、特公昭53−9269号公報には、
不織布よりなるクッション材で加圧時の厚みが0.5〜
4mm必要とする旨の記載がある。
【0007】更に、特開昭54−74号公報には、一定
の成形圧力下で使用したときのクッション材の圧縮率
が、10〜30%である旨の記載がある。
【0008】しかしながら、これら従来の成形プレス用
クッション材では、次のような問題がある。 1.実開昭58−7646号及び同7648号、特開昭
59−192795号及び特公昭53−9269号に記
載されたクッション材では、プレスした製品のかすれ、
ボイドの発生等が生じることが多い。 2.特開昭54−74号公報では、例えば、クッション
材の圧縮率が1〜5%であってもクッション材として機
能し得、必ずしも10〜30%の圧縮率が必要とされる
わけではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な従来のクッション材の有する技術的問題点を検討し、
クッション材の厚み、歪み、回復等について詳細に研究
し、一定のプレス条件下で圧縮された場合の歪み絶対量
及びクッション材の歪み量の偏差がクッション性に大き
な影響をもつことをつきとめた。
【0010】一般にクッション性が大きいという場合、
クッション材の元の厚みに対しての変形度が大きいもの
ほどクッション性がよいと考えられていたが、良好な合
成樹脂積層化粧板等を成形するためには、変形度はその
目安にはならない。化粧板等の成形は、いろいろな加圧
段階と熱履歴とを与えることで実行される。通常、その
成形条件は、温度100〜230゜C、圧力30〜15
0kgf/cm程度である。上記した従来技術のう
ち、特公昭53−9269号公報にはクッション材の厚
みが0.5〜4mmである旨記載されているが、この数
値は一般性にかけ、クッション材の設定条件にはならな
い。その理由は、プレスで合成樹脂積層板等を成形する
プロセスを考えれば明確になる。
【0011】通常、プレスは、2枚の熱板の間に上板、
クッション材、鏡面板、合成樹脂積層板(積層材料)の
順序で積層し、所定の温度と圧力にてプレスされる。こ
のプレスの圧力は、熱板の外側に設置されている加圧ラ
ムをとおしてかけられる。ところが、この加圧ラムは熱
板全体に圧力がかかるようになっていないため、加圧ラ
ムの当接する部分の圧力は高いが、これがかからない部
分、すなわち端部の方は圧力が低い。従って。プレス機
構としては、本質的に圧力が不均一である。この問題を
解決するために、加圧ラムの本数を増加させたり、加圧
ラムを大きくしたりしているが、この問題の本質的な解
決に至っていない。これに加えて、プレス機構、熱板、
鏡面板の機械加工上の不良もある。更に、これらに化粧
板等の積層材料の厚みむらも加わり、上記したように積
層時の圧力の不均一が、積層材料の艶不良、カスレ、ボ
イド等をひき起こす。プレスの通常的な機械的なバラツ
キを単純に計算すると、例えば、20段プレスの各段に
成形対象の積層材料を10枚ずついれて成形する場合、 熱板数 21枚 鏡面板枚数 11×20=220枚 となる。いま仮に、板面のバラツキが各々について2/
100mmあったとすると、全体の厚み差は、 2/100×(21+220)≒4.8mm となる。そして、上下に2枚ずつクッション材をいれる
としたら、全部で40枚のクッション材が必要である。
従って、1枚のクッション材は、4.8/40mmすな
わち0.12mmの厚みのバラツキを吸収すればよいこ
とになる。一般にこれと同等の積層材料の厚みバラツキ
があったとしても、0.22mmの偏差の吸収があれば
よい。この厚み偏差の吸収がクッション材の変形能と考
えると、1枚のクッション材は、従来技術において考慮
されているような大きな変形量、例えば0.5〜4mm
のクッション材の変形率で40〜80%は必要ではない
ということになる。
【0012】最近の積層技術では、プレス機械の精度、
熱板の温度分布の精密さ及び正確さが向上し、積層材料
の含浸技術、積層材料の均一化が向上したこともあっ
て、クッション材の厚みは薄くなる傾向にある。クッシ
ョン材は、薄い方が熱伝導が早く、積層材料の生産性は
向上する。このような観点から、本発明者は種々の実験
結果から良好なクッション材を設計するポイントとして
次のようなことが判明した。 (1)加圧(70kgf/cm)によるクッション材
の変形は、30k gf/cmの条件下に比較して
0.01〜0.5mmであること。 (2)クッション材の板面内の加圧による変形の均一性
が、一番重要であること。そのバラツキは、20%以下
であることが必要であること。 (3)上記(1)及び(2)を満足させる方法として、
引張弾性率の高い材料を変形材料の間にいれるとよいこ
と。これによって、クッション材の圧縮バラツキを最小
にすることができる。そして、クッション材を構成する
材料の硬さもクッション材の変位のバラツキを少なくす
るのに大きく寄与する。
【0013】本発明の目的は、プレスの圧力による変形
が極めて少なく、その圧み変形のバラツキが小さい、耐
久性のある成形プレスクッション材を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、成形プレスの圧力差が、20〜70
kgf/cmの間で、成形プレス用クッション材の前
記圧力差による変形が0.01〜0.5mmの範囲内で
あり、該クッション材の厚み変形量のバラツキが±0.
05mm以内であり、該クッション材の表面硬度がショ
アーA硬度で50゜以上であることを特徴とする成形プ
レス用クッション材を要旨とする。
【0015】
【作用】この発明によれば、成形プレスの圧力差が、2
0〜70kgf/cmの間で、成形プレス用クッショ
ン材の変形及びその厚み変形量のバラツキが一定の範囲
内にあり、その表面硬度がショアーA硬度で50゜以上
であるため、クッション材の変形が極めて少ない。
【0016】
【実施例】この発明の実施例を添付の図面を参照して次
に説明する。
【0017】実施例1 エポキシ樹脂を含浸した厚さ
0.2mmのB−ステージのガラスクロス(1)とみか
け厚さ1.5mmの芳香族ポリアミド繊維製の不織布
(2)をこの順序で交互に積層し、温度160゜C、圧
力20kgで60分間加熱して、厚さ2mmの成形プレ
ス用クッション材Aを得る。
【0018】このクッション材Aを温度150゜C、圧
力89kgf/cmでプレスしたときの変形は、同一
温度で圧力30kgf/cmでプレスしたときより
0.2mm変形した。
【0019】また、これを500回プレス後の厚み変形
量のバラツキは、0.05mm以下であった。さらに、
このクッション材Aの表面硬度はショアーA硬度で95
゜であった。
【0020】このクッション材Aをエポキシ樹脂積層板
の成形プレスに使用したところ、500回以上安定した
クッション性を発揮した。
【0021】実施例2 厚み0.2mmの鋼板(3)に
接着剤(4)を介して厚さ0.5mmの耐熱性未加硫ニ
トリルゴムシート(5)及び芳香族ポリアミド繊維製の
不織布(6)を第2図に示すように交互に積層し、温度
165°C、圧力40kgf/cmで60分間加圧し
て成形プレス用クッション材Bを得る。
【0022】このクッション材Bを温度170゜C、圧
力70kgf/cmでプレスしたときの変形は、同一
温度で圧力30kgf/cmでプレスしたときより
0.3mm変形した。
【0023】また、これを500回プレス後の厚み変形
量のバラツキは、0.01mm以下であった。さらに、
このクッション材Bの表面硬度はショアーA硬度で10
0゜であった。
【0024】このクッション材Bを実施例1と同様にエ
ポキシ樹脂積層板の成形プレスに使用したところ、50
0回以上安定したクッション性を発揮した。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、成形プ
レスの圧力差が、20〜70kgf/cmの間で、成
形プレス用クッション材の前記圧力差による変形が0.
01〜0.5mmの範囲内であり、該クッション材の厚
み変形量のバラツキが±0.05mm以内であり、該ク
ッション材の表面硬度がショアーA硬度で50゜以上で
あるからプレス後の変形が極めて少なく、良好のクッシ
ョン性があり、耐久性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形プレス用クッション材の実施例1
の断面図である。
【図2】本発明の成形プレス用クッション材の実施例2
の断面図である。
【符号の説明】
(1) エポキシ樹脂を含浸したガラスクロス (2) 芳香族ポリアミド繊維製の不織布 (3) 鋼板 (4) 接着剤 (5) 耐熱性ゴムシート (6) 芳香族ポリアミド繊維製の不織布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形プレスの圧力差が、20〜70kg
    f/cmの間で、成形プレス用クッション材の前記圧
    力差による変形が0.01〜0.5mmの範囲内であ
    り、該クッション材の厚み変形量のバラツキが±0.0
    5mm以内であり、該クッション材の表面硬度がショア
    ーA硬度で50゜以上であることを特徴とする成形プレ
    ス用クッション材。
JP3361495A 1991-12-27 1991-12-27 成形プレス用クッション材 Pending JPH05177653A (ja)

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JP3361495A JPH05177653A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 成形プレス用クッション材

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JP3361495A JPH05177653A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 成形プレス用クッション材

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JPH05177653A true JPH05177653A (ja) 1993-07-20

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ID=18473809

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JP3361495A Pending JPH05177653A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 成形プレス用クッション材

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JP (1) JPH05177653A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002532302A (ja) * 1998-12-22 2002-10-02 ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ− 強化複合物の成形
US7931065B2 (en) 2008-04-23 2011-04-26 Denso Corporation Printed circuit board manufacturing equipment

Cited By (2)

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