JP4548141B2 - クラッチレリーズ装置 - Google Patents

クラッチレリーズ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4548141B2
JP4548141B2 JP2005038087A JP2005038087A JP4548141B2 JP 4548141 B2 JP4548141 B2 JP 4548141B2 JP 2005038087 A JP2005038087 A JP 2005038087A JP 2005038087 A JP2005038087 A JP 2005038087A JP 4548141 B2 JP4548141 B2 JP 4548141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
clutch release
release fork
lever
fork
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005038087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006226330A (ja
JP2006226330A5 (ja
Inventor
公雄 加藤
義博 山本
真希 細野
清輝 相本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005038087A priority Critical patent/JP4548141B2/ja
Priority to PCT/JP2006/302904 priority patent/WO2006088168A1/ja
Priority to EP06714045A priority patent/EP1850026B1/en
Publication of JP2006226330A publication Critical patent/JP2006226330A/ja
Publication of JP2006226330A5 publication Critical patent/JP2006226330A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4548141B2 publication Critical patent/JP4548141B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/752Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located in the actuating mechanism arranged outside the clutch
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • F16D23/14Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/10Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially
    • F16D2001/103Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially the torque is transmitted via splined connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • F16D23/14Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
    • F16D2023/141Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings characterised by using a fork; Details of forks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

この発明は、クラッチレリーズ装置に関し、より特定的には、車両に搭載されるクラッチレリーズ装置に関するものである。
従来、クラッチレリーズ装置はたとえば特開平9−263155号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平9−263155号公報
上述の従来のクラッチレリーズ装置はケーブル式のクラッチレリーズ装置である。クラッチディスクの磨耗に伴い、クラッチカバーのダイヤフラムスプリングのレリーズベアリング押圧荷重が増大し、プレッシャプレートの押圧負荷が減少する。これによりクラッチの滑りが発生し、クラッチケーブルの長さの調整を行なう必要があった。また、ダイヤフラムスプリングのレリーズベアリングの押圧荷重の増大に伴い、クラッチレリーズフォークレバーが変速機側へ移動してしまい、クラッチペダルの高さ位置が変化することで使用者に違和感を与えるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、ケーブルの調整頻度が減少するクラッチレリーズ装置を提供する。
この発明の1つの局面に従ったクラッチレリーズ装置は、クラッチケーブルに接続されるクラッチレリーズフォークレバーと、クラッチレリーズフォークレバーに接続されてクラッチレリーズフォークレバーとともに回動可能であり、クラッチレリーズベアリングを押圧することが可能なクラッチレリーズフォークとを備える。クラッチレリーズフォークレバーとクラッチレリーズフォークとは、クラッチディスクの磨耗に伴うクラッチレリーズフォークの軸方向の移動を吸収するようにバックラッシを有するスプラインまたは歯車で嵌合している。このように構成されたクラッチレリーズ装置では、クラッチディスク磨耗時には、バックラッシによりクラッチレリーズフォークが変速機側へ移動可能となる。これにより、クラッチレリーズベアリングの押圧荷重が変化しないため、ケーブル調整頻度を減少させることができる。
また、バックラッシにより、クラッチレリーズフォークのみが移動するため、クラッチレリーズフォークレバーの移動は行なわれず、クラッチペダルの位置変化を抑制することができる。
好ましくは、クラッチレリーズフォークがクラッチレリーズベアリングを押圧するようにクラッチレリーズフォークを付勢する付勢部材をさらに備える。
この場合、付勢部材により、クラッチレリーズベアリングを押圧することができるため、クラッチの滑りの発生を防止することができる。
この発明に従えば、クラッチケーブルの調整の頻度を減らすことができるクラッチレリーズ装置を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったクラッチレリーズ装置の正面図である。図1を参照して、クラッチレリーズ装置1はエンジンとトランスミッションとの間に設けられ、エンジンで発生した動力をトランスミッションに伝え、またエンジンで発生した動力をトランスミッションから切り離す装置である。
図1では、いわゆる乾式単板のクラッチレリーズ装置について説明する。クラッチレリーズ装置1はケーシング10を有し、ケーシング10にクラッチレリーズフォークレバー40が取付けられる。クラッチレリーズフォークレバー40はクラッチレリーズフォーク50の端部に接続され、クラッチレリーズフォーク50を回動させる。クラッチレリーズフォーク50はトーションスプリング100により付勢されており、この付勢力に反発するようにクラッチレリーズフォークレバー40がクラッチレリーズフォーク50を回動させる。トーションスプリング100の一方端がストッパ110に取付けられ、他方端がクラッチレリーズフォーク50に取付けられる。クラッチレリーズフォーク50が回動することにより、クラッチレリーズベアリング80が軸方向に移動し、クラッチの接続および切断が行なわれる。
図2は、図1中のIIで示す方向から見たクラッチレリーズ装置の側面図である。図2を参照して、クラッチレリーズ装置1はケーシング10を有し、ケーシング10内にクラッチディスク60、クラッチディスク60を押圧するプレッシャプレート90が収納されている。
クラッチディスク60は円盤形状であり、たとえば鋼鉄製のクラッチブレードの両面に摩擦材であるクラッチフェーシングがクッションプレートを介してリベット留めされ、中心には、クラッチシャフトを挿入するためのクラッチハブが設けられる。クラッチフェーシングは、適当な摩擦係数を保ち、耐摩耗性、耐熱性に優れ、接続時の温度変化に対して摩擦係数が変化しない材料により構成される。具体的には、ガラス繊維をベースとして樹脂加工を施したレジンモールド製や、ウーブンモールド製があり、さらに熱伝導性および強度の向上を図る金属製のセミメタル、セラミック製のものが存在する。
クラッチディスク60を押圧するプレッシャプレート90は円盤形状であり、クラッチディスク60を一様な力でフライホイール側に押付ける。したがって、プレッシャプレート90のうちクラッチディスク60と接触する面は平坦面に加工されている。
プレッシャプレート90はダイヤフラムスプリング70によりクラッチディスク60側へ押圧されている。ダイヤフラムスプリング70はクラッチスプリングであり、プレッシャプレート90を介してクラッチディスク60をフライホイールに押付けるための部材である。この実施の形態では、クラッチスプリングとしてダイヤフラムスプリング70を用いているが、これに限られずコイルスプリングを用いてもよい。ダイヤフラムスプリング70は、ばね鋼板をプレス成型した後、熱処理したものであり、1枚の円盤状のスプリングである。
ダイヤフラムスプリング70と接触するようにクラッチレリーズベアリング80が設けられる。クラッチレリーズベアリング80は、動力伝達部材であるクラッチシャフトとクラッチレリーズフォーク50との間に介在し、クラッチシャフト側のインナーレースが回転し、クラッチレリーズフォーク50側のアウターレースが回転しない。クラッチシャフトが回転しており、このクラッチシャフトの回転を阻害することなくクラッチレリーズフォーク50によりクラッチシャフトを軸方向に動かすためにクラッチレリーズベアリング80が設けられる。
クラッチレリーズフォーク50の一方端がクラッチレリーズベアリング80に接続され、他方端がクラッチレリーズフォークレバー40に接続される。クラッチレリーズフォーク50はクラッチレリーズベアリング80を軸方向へ移動させるための部材であり、クラッチレリーズフォーク50の移動により、クラッチディスク60とフライホイールとの接続および切断が行なわれる。
クラッチレリーズフォークレバー40はクラッチレリーズフォーク50を移動させるための梃子であり、クラッチレリーズフォークレバー40の一方端がクラッチレリーズフォーク50に接続され、他方端がクラッチケーブル20に接続される。クラッチケーブル20に引かれることでクラッチレリーズフォーク50を回動させることが可能である。なお、クラッチレリーズフォークレバー40はスプリング30と接続され、クラッチケーブル20に引かれる方向に抵抗するようなばね力がスプリング30により加えられる。クラッチケーブル20はクラッチペダルと接続され、クラッチペダルを踏込むことでクラッチケーブル20がクラッチレリーズフォークレバー40を引き付ける。
この実施の形態では、乾式単板のクラッチレリーズ装置について説明したが、湿式多板のクラッチレリーズ装置に対し、本発明を適用することも可能である。
運転者がクラッチペデルを踏むと、この動作がクラッチケーブル20に伝わり、クラッチケーブル20がクラッチレリーズフォークレバー40を引き付ける。それに伴い、クラッチレリーズフォーク50が軸方向に移動し、この移動がクラッチレリーズベアリング80を介してクラッチディスク60へ伝わる。その結果クラッチディスク60がフライホイールから離隔し、動力の切断が行なわれる。
図3は、クラッチレリーズ装置を詳細に示す模式図である。図3を参照して、クラッチレリーズ装置1を構成するクラッチディスク60は円盤形状でエンジンからの動力を受取るフライホイール62と接触している。クラッチディスク60はプレッシャプレート90によりフライホイール62側に押圧されている。プレッシャプレート90はダイヤフラムスプリング70により押圧されており、この押圧力によりクラッチディスク60がフライホイール62に押付けられる。プレッシャプレート90はピボットリング61を支点として回動する。すなわち、クラッチレリーズベアリング80がダイヤフラムスプリング70をある方向に移動させると、この運動がピボットリング61により運動方向が変換され、プレッシャプレート90はクラッチレリーズベアリング80と反対方向に移動する。図3においてクラッチレリーズベアリング80が右方向に移動すると、プレッシャプレート90は図3中の左方向に移動する。この実施の形態では、いわゆる支点としてのピボットリング61がプレッシャプレート90とダイヤフラムスプリング70の支点よりも内側にある、いわゆるプッシュ式のクラッチについて説明しているが、これに限られるものではなく、支点としてのピボットリング61がプレッシャプレート90とダイヤフラムスプリング70の接点よりも外側にある、いわゆるプル式のクラッチに本発明を適用することも可能である。
クラッチレリーズフォーク50は、クラッチレリーズフォークレバー40を介してクラッチケーブル20に接続されており、クラッチケーブル20が引かれることでクラッチレリーズフォーク50が移動する。なお、実施の形態では、クラッチペダルを踏むことでクラッチケーブル20が動作する例を示しているが、これに限られるものではなく、自動二輪車のように、クラッチレバーを操作することでクラッチケーブル20が動作するタイプのクラッチレリーズ装置1に本発明を適用することが可能である。
図4は、図3中のIVで示す部分を拡大して示す図である。図4を参照して、クラッチレリーズフォーク50はスプライン52を有し、クラッチレリーズフォークレバー40はスプライン42を有する。互いのスプライン42,52が噛み合っており、スプライン42,52の間には、隙間としてのバックラッシC1およびC2が設けられる。図3では、クラッチディスク60が磨耗する前の状態であり、バックラッシC2はバックラッシC1よりも大きい。なお、この実施の形態ではスプラインによりクラッチレリーズフォーク50およびクラッチレリーズフォークレバー40が噛み合う例を示しているが、スプラインだけでなく、歯車でクラッチレリーズフォーク50とクラッチレリーズフォークレバー40が噛み合ってもよい。その場合にでも、それぞれの歯車の間にバックラッシC1,C2が存在する。
図5は、クラッチディスクが磨耗した状態でのクラッチレリーズ装置の模式図である。図6は、図5中のVIで示す部分を拡大した図である。図5および図6を参照して、クラッチディスク60が磨耗した場合には、クラッチディスク60の厚みが小さくなり、これに伴いプレッシャプレート90もフライホイール62へ近づく側へ移動する。プレッシャプレート90はピボットリング61を中心として移動するため、ダイヤフラムスプリング70に接触するクラッチレリーズベアリング80は矢印81で示す方向に移動し、その端部は矢印55の方向に回動する。この移動は図6中のバックラッシC1により吸収される。具体的には、図4では、C2がC1より大きいのに対し、クラッチ磨耗時には、バックラッシC1がC2よりも大きくなる。そのため、クラッチレリーズフォーク50の位置が変わらず、クラッチケーブル20の調整頻度を低減することができる。
すなわち、実施の形態1に従ったクラッチレリーズ装置1は、クラッチケーブル20に接続されるクラッチレリーズフォークレバー40と、クラッチレリーズフォークレバー40に接続されてクラッチレリーズフォークレバー40とともに回動可能であり、クラッチレリーズベアリング80を押圧することが可能なクラッチレリーズフォーク50とを備える。クラッチレリーズフォークレバー40とクラッチレリーズフォーク50は、クラッチディスク60の磨耗に伴うクラッチレリーズフォーク50の軸方向の移動を吸収するようにバックラッシC1,C2を有するスプライン42,52または歯車で嵌合している。クラッチレリーズ装置1は、クラッチレリーズフォーク50がクラッチレリーズベアリング80を押圧するようにクラッチレリーズフォーク50を付勢する付勢部材としてのトーションスプリング51をさらに備える。
ケーブル式のクラッチレリーズ装置1において、クラッチレリーズフォーク50とクラッチレリーズフォークレバー40のスプライン嵌合部に歯面型としてのバックラッシC1,C2を設けることにより、クラッチディスク60の磨耗時のクラッチレリーズフォーク50の動きを吸収し、クラッチ滑りを回避し、かつメンテナンスの簡素化を図ることができる。
クラッチレリーズフォーク50とクラッチレリーズフォークレバー40のスプライン嵌合部の歯面の隙間であるバックラッシC1を大きくすることにより、クラッチディスク60の磨耗時のダイヤフラムスプリング70の動きを上述のバックラッシC1で吸収することでカバー荷重低下による滑りを回避することができる。また、決められたメンテナンスサイクルでの調整できるメンテナンスの簡素化が図れる。
さらに、クラッチレリーズ系に規定のアジャスタ機構を設けることで、ペダルの高さが上昇するなどのフィーリングの悪化を回避することができる。
クラッチディスク60が磨耗したときには、クラッチカバーのダイヤフラムスプリング70がピボットリング61を支点にしてトランスアクスル側に立上がりクラッチレリーズベアリング80がトランスアクスル側へ押される。クラッチレリーズフォーク50とクラッチレリーズフォークレバー40のスプライン嵌合部の歯面隙間であるバックラッシC1,C2は、クラッチディスク60の磨耗時にクラッチレリーズベアリング80がトランスミッション側に移動することで、プレッシャプレート90の押付け荷重を低下させることがない。その結果、クラッチの滑りの発生を抑制できる。
クラッチケーブルが延びに伴い、クラッチレリーズレバー40が、バックラッシC2によって、矢印55の方向へ回転することができる。よってクラッチレリーズフォーク50が矢印81の方向への移動を規制することが可能となり、ペダル高さの変化を抑制可能となる。
すなわち、本発明の効果をまとめると以下のとおりである。
まず、クラッチレリーズベアリング80がトランスミッション側に移動できるため、クラッチカバーのプレッシャプレート90の押付け力が減少せず、これによりクラッチの滑りが発生しない。
次に、クラッチディスク60が磨耗したとしても、クラッチケーブル20のメンテナンスサイクルを一定にすることができ、メンテナンスの簡素化が図れる。
また、クラッチレリーズフォークレバー40が移動しないため、ペダルの高さの変化もなく、ペダルフィーリングの悪化を防止することができる。
(実施の形態2)
図7は、この発明の実施の形態2に従ったクラッチレリーズ装置の正面図である。図8は、図7中の矢印VIIIで示す方向から見たクラッチレリーズ装置の側面図である。図7および図8を参照して、クラッチレリーズ装置1はケーシング10を有し、ケーシング10にクラッチレリーズフォークレバー40が取付けられる。クラッチレリーズフォークレバー40はクラッチレリーズフォーク50の端部に接続され、クラッチレリーズフォーク50を回動させる。クラッチレリーズフォーク50はトーションスプリング100により付勢されており、この付勢力に反発するようにクラッチレリーズフォークレバー40がクラッチレリーズフォーク50を回動させる。トーションスプリング100の一方端がストッパ110に取付けられ、他方端がクラッチレリーズフォーク50に取付けられる。クラッチレリーズフォーク50が回動することにより、クラッチレリーズベアリング80が軸方向に移動し、クラッチの接続および切断が行なわれる。ケーシング10内にクラッチディスク60、クラッチディスク60を押圧するプレッシャプレート90が収納されている。
図9は、クラッチレリーズ装置を詳細に示す模式図である。図10は、図9中のXで囲んだ部分を拡大して示す図である。図9および図10を参照して、実施の形態2に従ったクラッチレリーズ装置1ではスプラインが設けられておらず、トーションスプリング51により、クラッチレリーズフォーク50とクラッチレリーズフォークレバー40とが接続されている。トーションスプリング51の一方端がクラッチレリーズフォークレバー40のストッパ43に係合し、他方端がクラッチレリーズフォーク50に係合する。クラッチレリーズフォーク50はトーションスプリング51により、矢印83で示す方向に常に付勢される。トーションスプリング51が存在しなければクラッチレリーズフォーク50はクラッチレリーズフォークレバー40に対し回転可能に設けられる。しかしながら、トーションスプリング51がクラッチレリーズフォークレバー40およびクラッチレリーズフォーク50の両方に係合しているため、クラッチレリーズフォークレバー40の回動がクラッチレリーズフォーク50に伝えられる。すなわち、クラッチレリーズフォークレバー40とクラッチレリーズフォーク50との間にクラッチレリーズベアリング押付け用のトーションスプリング51が設けられる。また、トーションスプリング51の反力を受けるストッパ43をクラッチレリーズフォークレバー40側に設ける。クラッチレリーズフォーク50をトーションスプリング51の力でクラッチカバー側に押付けることで、クラッチレリーズベアリング80をクラッチカバーのダイヤフラムスプリング70に安定して常に一定荷重で押付けることが可能である。
以上のような本発明に従ったクラッチレリーズ装置1は、クラッチケーブル20に接続されるクラッチレリーズフォークレバー40と、クラッチレリーズフォークレバー40に接続されてクラッチレリーズフォークレバー40とともに回動可能であり、クラッチレリーズベアリング80を押圧することが可能なクラッチレリーズフォーク50と、クラッチレリーズフォーク50がクラッチレリーズベアリング80を押圧するようにクラッチレリーズフォーク50を付勢する付勢部材としてのトーションスプリング51とを備える。
このような実施の形態2に従ったクラッチレリーズ装置1では、クラッチレリーズベアリング80を安定して一定の荷重で押付けることでクラッチレリーズベアリング80の回転数とクラッチカバーの回転数とを一致させることが可能となり、クラッチカバーとクラッチレリーズベアリング80の相対回転から発生する異音およびクラッチカバーのダイヤフラムスプリング70の磨耗を抑制することが可能となる。
さらに、クラッチディスク60が磨耗して、プレッシャプレート90およびクラッチレリーズベアリング80の位置が変化しても、この位置の変化をトーションスプリング51が吸収することができる。その結果クラッチレリーズベアリング80がトランスミッション側に移動でき、クラッチカバーのプレッシャプレート90押付け力が減少せず、クラッチの滑りが発生しない。
さらに、クラッチディスク60の磨耗によるクラッチケーブル20のメンテナンスを軽減することができ、メンテナンスの簡素化が図れる。
また、クラッチレリーズフォークレバー40の移動がないため、ペダル高さの変化もなく、ペダルフィーリングが悪化しない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明はたとえば車両に搭載されるクラッチの分野において適用することが可能である。
この発明の実施の形態1に従ったクラッチレリーズ装置の正面図である。 図1中のIIで示す方向から見たクラッチレリーズ装置の側面図である。 クラッチレリーズ装置を詳細に示す模式図である。 図3中のIVで示す部分を拡大した図である。 クラッチディスクが磨耗した状態でのクラッチレリーズ装置の模式図である。 図5中のVIで示す部分を拡大した図である。 この発明の実施の形態2に従ったクラッチレリーズ装置の正面図である。 図7中の矢印VIIIで示す方向から見たクラッチレリーズ装置の側面図である。 クラッチレリーズ装置を詳細に示す模式図である。 図9中のXで囲んだ部分を拡大して示す図である。
符号の説明
1 クラッチレリーズ装置、10 ケーシング、20 クラッチケーブル、30 スプリング、40 クラッチレリーズフォークレバー、50 クラッチレリーズフォーク、51 トーションスプリング、60 クラッチディスク、61 ピボットリング、62 フライホイール、70 ダイヤフラムスプリング、80 クラッチレリーズベアリング、90 プレッシャプレート。

Claims (2)

  1. クラッチケーブルに接続されるクラッチレリーズフォークレバーと、
    前記クラッチレリーズフォークレバーに接続されて前記クラッチレリーズフォークレバーとともに回動可能であり、クラッチレリーズベアリングを押圧することが可能なクラッチレリーズフォークとを備え、
    前記クラッチレリーズフォークレバーと前記クラッチレリーズフォークとは、クラッチディスクの磨耗に伴う前記クラッチレリーズフォークの軸方向の移動を吸収するようにバックラッシを有するスプラインまたは歯車で嵌合している、クラッチレリーズ装置。
  2. 前記クラッチレリーズフォークがクラッチレリーズベアリングを押圧するように前記クラッチレリーズフォークを付勢する付勢部材をさらに備えた、請求項1に記載のクラッチレリーズ装置。
JP2005038087A 2005-02-15 2005-02-15 クラッチレリーズ装置 Expired - Fee Related JP4548141B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005038087A JP4548141B2 (ja) 2005-02-15 2005-02-15 クラッチレリーズ装置
PCT/JP2006/302904 WO2006088168A1 (ja) 2005-02-15 2006-02-14 クラッチレリーズ装置
EP06714045A EP1850026B1 (en) 2005-02-15 2006-02-14 Clutch release device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005038087A JP4548141B2 (ja) 2005-02-15 2005-02-15 クラッチレリーズ装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006226330A JP2006226330A (ja) 2006-08-31
JP2006226330A5 JP2006226330A5 (ja) 2007-05-31
JP4548141B2 true JP4548141B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=36916564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005038087A Expired - Fee Related JP4548141B2 (ja) 2005-02-15 2005-02-15 クラッチレリーズ装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1850026B1 (ja)
JP (1) JP4548141B2 (ja)
WO (1) WO2006088168A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2957996B1 (fr) * 2010-03-24 2012-12-14 Peugeot Citroen Automobiles Sa Systeme et procede de rattrapage de l'usure de la garniture de friction d'un embrayage a cable de vehicule
CN103133565A (zh) * 2011-12-03 2013-06-05 王相军 支架式离合器助力机构及其离合拉索组件和车辆

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS452486B1 (ja) * 1965-03-01 1970-01-28
JPS60256628A (ja) * 1984-05-28 1985-12-18 ヴァレオ クラツチリリーズベアリングをクラツチ機構に常時当接させる装置
JP2005030498A (ja) * 2003-07-14 2005-02-03 Honda Motor Co Ltd 車両用クラッチのレリーズ機構

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2034854B (en) * 1978-11-17 1982-12-01 Start Spa Automatic wear compensation in friction clutches
DE3309427A1 (de) * 1982-03-18 1983-10-06 Valeo Betaetigungsvorrichtung fuer eine kupplung, ein regelgetriebe, eine bremse, oder aehnliches
DE10350698B4 (de) * 2002-10-30 2009-04-30 Aisin Seiki K.K., Kariya Kupplungsmechanismus

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS452486B1 (ja) * 1965-03-01 1970-01-28
JPS60256628A (ja) * 1984-05-28 1985-12-18 ヴァレオ クラツチリリーズベアリングをクラツチ機構に常時当接させる装置
JP2005030498A (ja) * 2003-07-14 2005-02-03 Honda Motor Co Ltd 車両用クラッチのレリーズ機構

Also Published As

Publication number Publication date
EP1850026A1 (en) 2007-10-31
JP2006226330A (ja) 2006-08-31
EP1850026A4 (en) 2011-01-12
WO2006088168A1 (ja) 2006-08-24
EP1850026B1 (en) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011093335A1 (ja) 動力伝達装置
JP5536609B2 (ja) クリアランス修復装置を有するクラッチ
JP2000205297A (ja) 過度調節保護の付いた自動調節摩擦クラッチ
JP4548141B2 (ja) クラッチレリーズ装置
JP3944218B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
WO2020116508A1 (ja) 動力伝達装置
WO2013150615A1 (ja) トルク変動吸収装置および変速機
JP7217588B2 (ja) 動力伝達装置
JP4714623B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
CN113027937A (zh) 摩擦离合器和离合器系统
JP4520961B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JPH11182577A (ja) 摩擦クラツチ
WO2013065559A1 (ja) クラッチ装置
EP1630438B1 (en) Clutch device for vehicle
JP4134648B2 (ja) 動力伝達装置
JP3841357B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JP7053344B2 (ja) クラッチレリーズ装置
JP4414835B2 (ja) クラッチカバー組立体
JP3892879B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
KR101913028B1 (ko) 클러치의 릴리즈 베어링
JP2009068601A (ja) 動力伝達装置
JP2005030498A (ja) 車両用クラッチのレリーズ機構
JP2006316869A (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JP2008291937A (ja) クラッチ装置
JPH11159539A (ja) 摩擦クラツチ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070406

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100628

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees