JP4547524B2 - ワーク処理方法、ワーク処理装置およびロボット - Google Patents

ワーク処理方法、ワーク処理装置およびロボット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワーク処理方法、ワーク処理装置およびロボットに関する。さらに詳しくは、半導体ウェハなどの円盤状ワークの寸法誤差に起因するワークのセンタリング位置のずれを補正したり、ワークの規格適合性を判定したりするワーク処理方法およびワーク処理装置、ならびにこれら方法および装置を用いたロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば半導体ウェハのような円盤状ワークをロボットのハンドで把持して加工する際には、ワークをアライナにより心出しした後にロボットに把持させることが一般的になされている。
【0003】
ところが、この方法ではワークを予め心出ししてからロボットに把持させているため、作業効率がよくないという問題がある。
【0004】
また、前記従来のロボットでは、ハンドがワークを正しく把持することなく動作するのを防止するために、ワークの把持状態を検出する把持状態検出センサなどの検出機構を備えているのが通常である。ところが、このようなワークの把持状態を検出するだけの機能しか有していない機構を特別に設けることは不経済であり、コスト上昇の要因になるという問題がある。
【0005】
さらにまた、大量に生産されるワークを取り扱う場合、各ワークが所定の規格に適合しているか否か、すなわち所定の寸法精度を有しているか否かを検査して、適合しないワークについては生産ラインから排除する必要がある。ところが、そのような検査を実行するための検査機構または検査工程を特別に設けることは不経済であり、コスト上昇の要因になるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、ロボットのハンドなどのような把持手段により把持されている円盤状ワークをセンタリングする際に、所望の精度で効率よくセンタリング位置を補正することができるワーク処理方法およびワーク処理装置を提供することを主たる目的とし、それを用いたロボットを提供することも目的としている。また、把持手段によるワークの把持状態の検出およびワークの規格適合性の検査を実行することができるワーク処理方法およびワーク処理装置を提供することも目的としている。さらに、それらの装置を用いたロボットを提供することをも目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のワーク処理方法の第1形態は、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を用いたワーク処理方法であって、前記把持手段においてワークを把持したときの前記移動ガイドの位置に基づいてガイド位置偏位量を算出し、前記ガイド位置偏位量を用いて予め設定されている近似式により近似センタ偏位量を算出し、前記近似センタ偏位量を解消するように前記把持手段を移動させて前記ワークのセンタリング位置を補正することを特徴とする。
【0008】
本発明のワーク処理方法の第1形態は、具体的には、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を用いたワーク処理方法であって、位置センサによりワークを把持した際の前記移動ガイドの位置を検出する手順と、前記検出値に基づいて前記移動ガイドのガイド位置偏位量を算出する手順と、前記ガイド位置偏位量を用いて予め設定されている近似式により近似センタ偏位量を算出する手順と、前記近似センタ偏位量を解消するように前記把持手段を移動させて前記ワークのセンタリング位置を補正する手順とを含んでなることを特徴とする。
【0012】
本発明のワーク処理方法の第3形態は、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を用いたワーク処理方法であって、前記把持手段においてワークを把持したときの前記移動ガイドの位置に基づいてガイド位置偏位量を算出し、前記ガイド位置偏位量を用いて前記ワークの直径を算出し、前記算出された直径に基づいて規格適合性を判定することを特徴とする。
【0013】
本発明のワーク処理方法の第3形態は、具体的には、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を用いたワーク処理方法であって、位置センサによりワークを把持した際の前記移動ガイドの位置を検出する手順と、前記検出値に基づいて前記移動ガイドのガイド位置偏位量を算出する手順と、前記ガイド位置偏位量を用いて前記ワークの直径を算出する手順と、前記算出された直径に基づいて規格適合性を判定する手順とを含んでなることを特徴とする。
【0014】
本発明のワーク処理方法の第3形態においては、算出された直径の基準直径に対する誤差が閾値を超えている場合、不適合とされる。その場合、不適合とされたワークを廃棄処理するのが好ましい。
【0015】
本発明のワーク処理方法においては、例えば前記固定ガイドが2個とされ、該2個の固定ガイドが移動ガイド駆動機構の移動軸に関して対称に配設されてなるものとされる。
【0016】
一方、本発明のワーク処理装置の第1形態は、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記把持手段においてワークを把持したときの前記移動ガイドの位置に基づいてガイド位置偏位量を算出し、前記ガイド位置偏位量を用いて予め設定されている近似式により近似センタ偏位量を算出し、前記近似センタ偏位量を解消するように前記把持手段を移動させて前記ワークのセンタリング位置を補正するように構成されてなることを特徴とする。
【0017】
本発明のワーク処理装置の第1形態は、具体的には、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記移動ガイドの位置を検出する位置センサと、把持手段移動手段と、制御システムとを備え、前記制御システムが、前記位置センサの検出値に基づいて前記移動ガイドの位置偏位量を算出するガイド位置偏位量算出手段と、前記ガイド位置偏位量を用いて予め設定されている近似式により近似センタ偏位量を算出する近似センタ偏位量算出手段と、前記近似センタ偏位量を解消するための前記把持手段の移動量を算出する移動量算出手段とを有し、前記移動量算出手段により算出された移動量に応じて、前記把持手段移動手段により前記把持手段を移動させるように制御するようにされてなることを特徴とする。
【0022】
本発明のワーク処理装置の第3形態は、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記把持手段においてワークを把持したときの前記移動ガイドの位置に基づいてガイド位置偏位量を算出し、前記ガイド位置偏位量を用いて前記ワークの直径を算出し、前記算出された直径に基づいて規格適合性を判定するように構成されてなることを特徴とする。
【0023】
本発明のワーク処理装置の第3形態は、具体的には、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記移動ガイドの位置を検出する位置センサと制御システムとを備え、前記制御システムが、前記位置センサの検出値に基づいて前記移動ガイドの位置偏位量を算出するガイド位置偏位量算出手段と、前記ガイド位置偏位量を用いてワークの直径を算出するワーク直径算出手段と、前記算出された直径に基づいて規格適合性を検査する規格適合性検査手段とを有してなることを特徴とする。
【0024】
本発明のワーク処理装置の第3形態の好ましい態様は、円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記移動ガイドの位置を検出する位置センサと把持手段移動手段と制御システムとを備え、前記制御システムが、前記位置センサの検出値に基づいて前記移動ガイドの位置偏位量を算出するガイド位置偏位量算出手段と、前記ガイド位置偏位量を用いてワークの直径を算出するワーク直径算出手段と、前記算出された直径に基づいて規格適合性を検査する規格適合性検査手段とを有し、前記規格適合性検査手段により不適合とされた場合、ワークを廃棄処理するよう構成されてなることを特徴とする。
【0025】
本発明のワーク処理装置においては、前記固定ガイドが2個とされ、該2個の固定ガイドが移動ガイド駆動機構の移動軸に関して対称に配設されてなるのが好ましい。
【0026】
しかして、本発明のワーク処理装置は、ロボットに備えられる。
【0027】
【作用】
本発明の第1形態は、前記の如く構成されているので、把持手段がセンタリング対象ワークを把持した際に、当該ワークの近似センタ偏位量が算出され、この近似センタ偏位量を解消するように把持手段を移動させることによりワークのセンタリング位置の補正が行われる。つまり、ワークを所望精度でセンタ位置に置くことができる。そのため、ワークを把持手段内において移動させて心出しする心出し工程を省略することが可能となり、作業効率を向上させることができる。
また、対象ワークのセンタ偏位量の算出は近似式により行っているので、センタ偏位量の算出に要する演算時間も短縮されて処理速度が向上する。
【0028】
本発明の第2形態は、前記の如く構成されているので、特段のセンサを設けることなく把持手段によるワークの把持状態を検出することができる。そのため、工程の短縮およびコストダウンが図られる。また、本発明の第2形態の好ましい態様においては、把持手段によるワークの把持に異常がある場合に警報が発せられるので、把持手段によるワークの把持異常に迅速に対処できる。
【0029】
本発明の第3形態は、前記の如く構成されているので、特段のセンサを設けることなく把持手段によりワークを把持した際に、ワークの規格適合性の検査がなし得る。そのため、工程の短縮およびコストダウンが図られる。
【0030】
【発明の実施形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0031】
図1に、本発明の一実施形態に係るワーク処理方法が適用されるロボットの概略構成を示し、このロボットRは、基台10と、基台10上端部分に基点が支持されるアーム20と、アーム20駆動端に装着されるハンド30と、アーム20およびハンド30を制御するコントローラ40(制御システム)とを備えてなるものとされる。
【0032】
基台10はアーム20をロボットRの設置基準面Fから所定距離の水平面内で旋回可能に支持する旋回軸11を有してなるものとされる。また、この旋回軸11は直動機構(不図示である)により鉛直上下方向に駆動されるものとされる。
【0033】
アーム20は、図示省略するサーボモータ機構により駆動される3自由度の旋回機構からなるものとされる。すなわち、アーム20は、基台10上端部分に水平面内で旋回自在に支持される第1旋回機構21と、第1旋回機構21先端部に水平面内で旋回自在に支持される第2旋回機構22とからなり、第2旋回機構22先端部に把持手段たるハンド30が旋回自在に支持されてなる。なお、この実施形態においては、把持手段移動手段はアーム20とされる。
【0034】
ハンド30は、円盤形状のワークWを2つの固定ガイド31と1つの移動ガイド32とにより3点で挟持して把持するものとされる。
【0035】
図2に、本実施形態のハンド30のさらに詳細な構成を示す。
【0036】
同図に示すように、ハンド30は、アーム20の第2旋回機構22先端部に装着される、移動ガイド32および位置センサ33が設けられた掌状部34と、この掌状部34に装着され固定ガイド31がそれぞれ先端部に設けられた2本の指状部35とから構成されている。
【0037】
移動ガイド32は、コントローラ40により制御される移動ガイド駆動機構32aにより2つの固定ガイド31を結ぶ線分の垂直2等分線に一致する軸Iの方向に駆動される。換言すれば、各固定ガイド31は駆動機構32aの移動軸Iに関して対称に配設されてなるものとされる。
【0038】
位置センサ33は、移動ガイド32の移動ガイド駆動機構32aによる被駆動位置を検出してその検出値をコントローラ40に出力する。
【0039】
コントローラ40は、ハンド30により把持されたワークWを所望の精度でセンタ位置に置くためのセンタリング位置補正処理を実行する。また、コントローラ40は、このセンタリング位置補正処理に付随して、ハンド30によるワークWの把持状態を検出するワーク把持状態検出処理およびワークWの規格適合性を検査する規格適合性検査処理を実行する。
【0040】
しかして、かかる構成のロボットRにおいては、以下のようにしてセンタリング位置補正処理が実行される。
【0041】
図3に示すように、基準となるワーク(以下、基準ワークという)Wrの直径(以下、基準直径という)をDrで表し、実際の各ワークWの直径をDで表すものとする。
【0042】
まず、ハンド30によりワークW(直径D)を把持したときに位置センサ33の出力信号により示される移動ガイド32の位置をL1とし、基準ワークWr(直径Dr)を把持したときに位置センサ33の出力信号により示される移動ガイド32の位置をL2とする。このとき、位置L1と位置L2との距離を符号X1で表すものとする(以下、この距離X1をガイド位置偏位量と称する)。ここで、便宜上、ワークWの移動ガイド32接触部位反対側方向への偏位量を正の値(図3の+記号参照)で表し、その反対側方向への偏位量を負の値(図3の−記号参照)で表すものとする。
【0043】
また、ワークW(直径D)をハンド30により把持したときの当該ワークWの反移動ガイド32側外周位置をL3とし、基準ワークWr(直径Dr)を把持したときの反移動ガイド32側外周位置をL4とする。このとき、位置L3はワークWの直径Dと基準直径Drとの差に応じて移動軸Iの方向において位置L4から変位する。この変位量(以下、ワーク変位量という)を符号Cで表すものとする。ワーク変位量Cは、後出の表1に示すように、2つの固定ガイド31の間隔に基づいて直径Dの各値と対応付けて理論的に演算することが可能である。したがって、ワーク変位量Cは直径Dに応じて変化するガイド位置偏位量X1に基づき算出することが可能である。なお、便宜上、ワークWの移動ガイド32との接触部位との反対側方向への変位量を正の値(図3の+記号参照)で表し、その反対側方向への変位量を負の値(図3の−記号参照)で表すものとする。
【0044】
しかして、ワークW(直径D)におけるセンタ位置L5の基準ワークWr(直径Dr)におけるセンタ位置L6とのずれ(以下、センタ偏位量という)X2は、下記式(1)により算出される。
【0045】
2=(X1+C)/2 (1)
【0046】
ここで、既知の直径DmのワークWをハンド30に把持させたときのガイド位置偏位量X1(Dm)に基づきワーク変位量C(Dm)を算出するとともに、このX1(Dm)値およびC(Dm)値を用いて式(1)によりセンタ偏位量X2(Dm)を算出する。このようにして得られるガイド位置偏位量X1(Dm)およびセンタ偏位量X2(Dm)を用いて直線補間により得られる下記式(2)の近似式により、直径Dxが未知のワークW(以下、対象ワークWxという)におけるセンタ位置のずれ(以下、近似センタ偏位量という)X3(Dx)が当該対象ワークWxにおけるガイド位置偏位量X1(Dx)に基づいて算出される。
【0047】
3(Dx)=X1(Dx)×{X2(Dm)/X1(Dm)} (2)
【0048】
以下、前記式(2)により算出される近似センタ偏位量X3を解消するようにアーム20を動作させる際の手順を説明する。
【0049】
(a)基準直径Drが精確に出されたワーク(例えば、基準ウェハ治具)をハンド30により把持させて、そのときに位置センサ33により検出される移動ガイド32の位置をコントローラ40内の記憶装置に記憶させる。
【0050】
(b)基準ウェハ治具をハンド30により把持させたまま、アライナ上で基準ウェハ治具のセンタが正しい位置にくるように、ロボットRを教示する。
【0051】
(c)直径Dxが未知の対象ワークWx(例えば、半導体ウェハ)をハンド30に把持させ、このときの移動ガイド32の位置を位置センサ33により検出し、この検出位置をコントローラ40に通知する。
【0052】
(d)前記手順(c)における移動ガイド32の検出位置と前記手順(a)でコントローラ40内記憶装置に記憶された移動ガイド32の検出位置とに基づいて、当該対象ワークWxのガイド位置偏位量X1(Dx)が算出される。
【0053】
(e)式(2)にX1(Dx)値を代入して、当該対象ワークWxの近似センタ偏位量X3(Dx)を算出する。
【0054】
(f)対象ワークWxを把持したハンド30を前記手順(b)において教示された位置までアーム20により移動させる際に、近似センタ偏位量X3(Dx)が解消されるように軸I方向の位置を補正して、アライナ上またはロードロック室に対象ワークWxを置く。
【0055】
次に、センタリング位置補正処理に付随して実行されるワーク把持状態検出処理を説明する。
【0056】
ワーク把持状態検出処理は、ハンド30がワークWを把持していないか、または正しく把持していないような把持状態の異常がある場合には、ガイド位置偏位量X1(D)が通常あり得ないような値となることを利用して、ワークWの把持状態を検出する処理である。
【0057】
すなわち、前記手順(d)において算出されるガイド位置偏位量X1(Dx)が所定値(閾値)を超えていれば、ハンド30がいずれのワークWをも把持していないか、またはワークWxを正しく把持していない把持状態の異常があるものと判断する。このようにして、把持状態の異常が検出されたときには、コントローラ40はその旨をオペレータなどに通知するための警報を発するなど適宜の処置を実施するものとされる。
【0058】
次に、規格適合性検査処理を説明する。
【0059】
規格適合性検査処理は、ワークWの規格適合性、すなわちワークWが所定の寸法精度を有しているか否かをガイド位置偏位量X1に基づいて判断する処理である。
【0060】
すなわち、前記手順(d)において算出されるガイド位置偏位量X1(Dx)に基づき対象ワークWxの直径Dxを演算し、この演算された直径Dxを基準直径Drと比較する。この差の絶対値が所定値(閾値)を超えているときに、当該ワークWxが規格に適合していないものと判断する。なお、このワークWの直径Dxの算出は、直径Dxがガイド位置偏位量X1(Dx)と対応関係にあるので容易になし得る。
【0061】
このようにして、対象ワークWxが規格に適合しないものと判断されたときには、当該ワークWxを所定の廃棄場所に廃棄するようにアーム20およびハンド30を制御するなど適宜の処置が施される。
【0062】
図4に、前記処理を実行するよう構成されたワーク処理装置をブロック図で示す。
【0063】
ワーク処理装置Aは、図4に示すように、移動ガイドの位置を検出する位置センサ33と、アーム20と、前記位置センサ33の検出値に基づいて前記アーム20の操作量を算出するコントローラ(制御システム)40と、警報装置50とを備えるものとされる。
【0064】
前記コントローラ40は、具体的には、ワークWをハンド30により把持したときの前記位置センサ33の出力信号に基づいてガイド位置偏位量X1を算出するガイド位置偏位量算出手段41と、ガイド位置偏位量X1に基づいてワーク変位量Cを算出するワーク変位量算出手段42と、ガイド位置偏位量X1およびワーク変位量Cに基づいてワークWのセンタ位置の偏位量を算出するセンタ偏位量算出手段43と、前記ガイド位置偏位量算出手段42により算出される対象ワークWxのガイド位置偏位量X1(Dx)に基づいて、予め設定される近似式により対象ワークWxの近似センタ偏位量X3(Dx)を算出する近似センタ偏位量算出手段44と、前記近似センタ偏位量算出手段44により算出された近似センタ偏位量X3(Dx)に基づいてアーム20の操作量を算出する操作量算出手段45と、前記対象ワークWxのガイド位置偏位量X1(Dx)に基づいて把持手段によるワークWxの把持状態を検出する把持状態検出手段46と、前記対象ワークWxのガイド位置偏位量X1(Dx)に基づいて直径算出手段47aにより算出されたワークWの直径DxによりワークWxが所定の規格に適合しているか否かを判定する規格適合性検査手段47とを備えてなり、近似センタ偏位量X3(Dx)を解消するようにアーム20の動作を制御する一方、把持状態検出手段46または規格適合性検査手段47により対象ワークWxの把持状態の異常または規格上不適合があるものと判断されたときには、それに対応した適宜の処置を施すよう制御するものとされる。この処置には、前述したように、警報装置50による警報の発生や廃棄処理などがある。
【0065】
なお、このコントローラ40を構成する各手段およびコントローラ40の動作は、具体的にはコントローラ40に前記機能を実行するためのプログラムを格納することにより実現される。
【0066】
このように、本実施形態に係るワーク処理方法およびワーク処理装置Aによれば、ワークWをロボットRのハンド30により把持した際の移動ガイド32の位置情報に基づいて、ワークWの寸法誤差に起因するセンタ位置のずれ量の近似値が近似センタ偏位量X3として算出され、その近似センタ偏位量X3を解消するようにアーム20を操作して対象ワークWxがセンタ位置に置かれるので、対象ワークWxをハンド内においてその位置を調整して心出しする心出し工程を省略することが可能となる。また、対象ワークWxのセンタのずれ、つまりセンタの偏位量は近似式により算出、つまり直線補間により算出するようにしているので、センタ偏位量の算出が所望精度を確保しながら簡素化されて作業能率および演算処理速度の向上が図られる。
【0067】
また、ガイド位置偏位量X1に基づいて対象ワークWxの把持状態および規格適合性が判断されるので、ワークWの把持状態および規格適合性を判断・検査するための特別の機構または工程を設ける必要がなく、工程の短縮化および低コスト化を図ることができる。
【0068】
【実施例】
次に、本発明をより具体的な実施例により説明する。
【0069】
表1に、基準直径Drを300.3mmとし、直径Dを300mmから301mmの間で0.1mmずつ変化させた場合の、ガイド位置偏位量X1、ワーク変位量C、センタ偏位量X2、近似センタ偏位量X3、および近似センタ偏位量X3とセンタ偏位量X2との間の近似誤差(X2−X3)をそれぞれ算出した結果を示す。
【0070】
【表1】
Figure 0004547524
【0071】
この実施例では、直径Dが300mmのワークWにおけるガイド位置偏位量X1(=0.354)およびセンタ偏位量X2(=0.2041)を用いて、直径Dが基準直径Dr以下である各ワークWにおける近似センタ偏位量X3(D)を算出するための近似式を設定するようにしている。
【0072】
すなわち、D≦Drのとき、各ワークWにおける近似センタ偏位量X3(D)は下記式(2.1)により算出することが可能である。
【0073】
3(D)=X1(D)×{X2(300)/X1(300)}=X1(D)×{0.204/0.354} (2.1)
また、直径Dが基準直径Drを超えるワークWにおける近似センタ偏位量X3(D)は、直径Dが301mmのワークWにおけるガイド位置偏位量X1(=−0.844)およびセンタ偏位量X2(=−0.494)を用いて設定される近似式により算出するようにしている。
【0074】
すなわち、D>Drのとき、各ワークWにおける近似センタ偏位量X3(D)は下記式(2.2)により算出される。
【0075】
3(D)=X1(D)×{X2(301)/X1(301)}=X1(D)×{0.494/0.844} (2.2)
表1に示すように、各直径DのワークWにおけるセンタ偏位量X2と近似センタ偏位量X3との間の誤差(近似誤差)は、最大で0.0002mm程度であり、半導体ウェハのセンタ精度として通常要求される0.1mm以内という精度と比較して、近似センタ偏位量X3を用いてはるかに高精度に心出しできることがわかる。
【0076】
表2に、本ワーク心出し方法により、実際に半導体ウェハなどのワークWを心出しする際に精度を悪化させることが予想される諸要因につき、これら諸要因が本ワーク心出し方法による心出し処理に対してどの程度の影響を及ぼすかシミュレーションした結果を示す。
【0077】
【表2】
Figure 0004547524
【0078】
以下、このような精度悪化要因につき説明する。
【0079】
図5は、図3の部分Pの拡大図である。同図に示すように、各固定ガイド31は、内側および外側の各ワーク係合部分31a,31bが両方とも基準直径DrのワークW外周(このワークW外周を符号Wrで示す)と接するように水平方向の角度が調節されて、指状部35先端部分に固定される。
【0080】
ワークWの直径Dが基準直径Dr以下である場合(このようなワークWの外周を符号Wsで示す)は、ワークWを把持したときに各固定ガイド31の内側係合部分31aのみがワーク外周Wsと接し、外側係合部分31bとワーク外周Wsとの間には隙間Asがあくことになる。
【0081】
一方、ワークWの直径Dが直径Dr以上である場合(このようなワークWの外周を符号Wbで示す)は、ワークWを把持したときに各固定ガイド31の外側係合部分31bのみがワーク外周Wbと接し、各固定ガイド31の内側係合部分31bとワーク外周Wbとの間には隙間Abがあくことになる。
【0082】
したがって、ワーク外周WsまたはWbと本来接すべき各係合部分31a,31bが摩耗した際には、最大で隙間AsまたはAbに相当する距離だけワークWのセンタ位置がずれることになる。ところが、表2に示すとおり、隙間AsまたはAbは最大で0.02mm程度であるので、この要因の影響による精度悪化は前記要求精度内で充分に吸収可能であることがわかる。
【0083】
また、半導体ウェハなどの円盤状ワークWには、通常、回転位置検知用にVの字状のノッチNが設けられる。このノッチNが各係合部分31a,31bと係合する位置にきた場合はセンタ位置にずれを生じさせ得る。ところが、表2に示すとおり、この要因の影響によるセンタ位置のずれ(以下、ノッチエラーという)は最大で0.01mm程度であるので、この要因の影響による精度悪化も前記要求精度内で充分に吸収可能であることがわかる。
【0084】
以上、本発明を実施形態および実施例に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態および実施例のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、本実施形態および実施例においては、ワークWは半導体ウェハとされているが、ワークWは半導体ウェハに限定されるものではなく、種々改変が可能であり例えばガラス基板とすることもできる。
【0085】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ワークを把持手段により把持した際の移動ガイドの位置情報に基づいて、ワークの寸法誤差に起因するセンタ位置のずれ量の近似値が近似センタ偏位量として算出され、その近似センタ偏位量を解消するように把持手段を移動させて対象ワークをセンタリングする際の補正が行われるので、対象ワークを把持手段内においてその位置を調整して心出しする心出し工程を省略することが可能となるという優れた効果が得られる。
【0086】
また、対象ワークのセンタずれ、つまりセンタの偏位量は近似式により算出するようにしているので、所望精度を確保しながら演算処理が簡素化されて作業能率の向上が図られるという優れた効果も得られる。
【0087】
さらに、本発明の好ましい形態においては、移動ガイドの位置情報に基づいてワークの把持状態や規格適合性が判断されるので、工程の短縮および低コスト化を図ることができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るワーク処理方法が適用されるロボットの概略構成を示す模式図であり、同(a)は平面図を示し、同(b)は正面図を示す。
【図2】ロボットのハンドの詳細な構成を示す模式図であって、同(a)は平面図を示し、同(b)は正面図を示す。
【図3】本ワーク処理方法におけるセンタ位置ずれ検出の原理を説明するための模式図である。
【図4】本発明のワーク処理装置のブロック図である。
【図5】半導体ウェハなどのワークのセンタ位置にずれを生じさせる各要因を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 基台
20 アーム
30 ハンド
31 固定ガイド
32 移動ガイド
33 位置センサ
40 コントローラ(制御システム)
41 ガイド位置偏位量算出手段
42 ワーク変位量算出手段
43 センタ偏位量算出手段
44 近似センタ偏位量算出手段
45 操作量算出手段
46 把持状態検出手段
47 規格適合性検査手段
50 警報装置
A ワーク処理装置
N ノッチ
R ロボット
W ワーク
Wx 対象ワーク

Claims (14)

  1. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を用いたワーク処理方法であって、前記把持手段においてワークを把持したときの前記移動ガイドの位置に基づいてガイド位置偏位量を算出し、前記ガイド位置偏位量を用いて予め設定されている近似式により近似センタ偏位量を算出し、前記近似センタ偏位量を解消するように前記把持手段を移動させて前記ワークのセンタリング位置を補正することを特徴とするワーク処理方法。
  2. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を用いたワーク処理方法であって、位置センサによりワークを把持した際の前記移動ガイドの位置を検出する手順と、前記検出値に基づいて前記移動ガイドのガイド位置偏位量を算出する手順と、前記ガイド位置偏位量を用いて予め設定されている近似式により近似センタ偏位量を算出する手順と、前記近似センタ偏位量を解消するように前記把持手段を移動させて前記ワークのセンタリング位置を補正する手順とを含んでなることを特徴とするワーク処理方法。
  3. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を用いたワーク処理方法であって、前記把持手段においてワークを把持したときの前記移動ガイドの位置に基づいてガイド位置偏位量を算出し、前記ガイド位置偏位量を用いて前記ワークの直径を算出し、前記算出された直径に基づいて規格適合性を判定することを特徴とするワーク処理方法。
  4. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を用いたワーク処理方法であって、位置センサによりワークを把持した際の前記移動ガイドの位置を検出する手順と、前記検出値に基づいて前記移動ガイドのガイド位置偏位量を算出する手順と、前記ガイド位置偏位量を用いて前記ワークの直径を算出する手順と、前記算出された直径に基づいて規格適合性を判定する手順とを含んでなることを特徴とするワーク処理方法。
  5. 算出された直径の基準直径に対する誤差が閾値を超えている場合、不適合とすることを特徴とする請求項または記載のワーク処理方法。
  6. 不適合とされたワークを廃棄処理することを特徴とする請求項記載のワーク処理方法。
  7. 前記固定ガイドが2個とされ、該2個の固定ガイドが移動ガイド駆動機構の移動軸に関して対称に配設されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のワーク処理方法。
  8. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記把持手段においてワークを把持したときの前記移動ガイドの位置に基づいてガイド位置偏位量を算出し、前記ガイド位置偏位量を用いて予め設定されている近似式により近似センタ偏位量を算出し、前記近似センタ偏位量を解消するように前記把持手段を移動させて前記ワークのセンタリング位置を補正するように構成されてなることを特徴とするワーク処理装置。
  9. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記移動ガイドの位置を検出する位置センサと、把持手段移動手段と、制御システムとを備え、前記制御システムが、前記位置センサの検出値に基づいて前記移動ガイドの位置偏位量を算出するガイド位置偏位量算出手段と、前記ガイド位置偏位量を用いて予め設定されている近似式により近似センタ偏位量を算出する近似センタ偏位量算出手段と、前記近似センタ偏位量を解消するための前記把持手段の移動量を算出する移動量算出手段とを有し、前記移動量算出手段により算出された移動量に応じて、前記把持手段移動手段により前記把持手段を移動させるように制御するようにされてなることを特徴とするワーク処理装置。
  10. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記把持手段においてワークを把持したときの前記移動ガイドの位置に基づいてガイド位置偏位量を算出し、前記ガイド位置偏位量を用いて前記ワークの直径を算出し、前記算出された直径に基づいて規格適合性を判定するように構成されてなることを特徴とするワーク処理装置。
  11. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段を有するワーク処理装置であって、前記移動ガイドの位置を検出する位置センサと、制御システムとを備え、前記制御システムが、前記位置センサの検出値に基づいて前記移動ガイドの位置偏位量を算出するガイド位置偏位量算出手段と、前記ガイド位置偏位量を用いてワークの直径を算出するワーク直径算出手段と、前記算出された直径に基づいて規格適合性を検査する規格適合性検査手段とを有してなることを特徴とするワーク処理装置。
  12. 円盤状のワークを固定ガイドと移動ガイドとにより挾持して把持する把持手段におけるワーク処理装置であって、前記移動ガイドの位置を検出する位置センサと、把持手段移動手段と、制御システムとを備え、前記制御システムが、前記位置センサの検出値に基づいて前記移動ガイドの位置偏位量を算出するガイド位置偏位量算出手段と、前記ガイド位置偏位量を用いてワークの直径を算出するワーク直径算出手段と、前記算出された直径に基づいて規格適合性を検査する規格適合性検査手段とを有し、前記規格適合性検査手段により不適合とされた場合、ワークを廃棄処理するよう構成されてなることを特徴とするワーク処理装置。
  13. 前記固定ガイドが2個とされ、該2個の固定ガイドが移動ガイド駆動機構の移動軸に関して対称に配設されてなることを特徴とする請求項ないし請求項12のいずれか一項に記載のワーク処理装置。
  14. 請求項ないし請求項13のいずれか一項に記載のワーク処理装置を備えてなることを特徴とするロボット。
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