JPH0788794A - 組付本体に対する組付部品の組付方法及び同方法に使用する産業用ロボット - Google Patents

組付本体に対する組付部品の組付方法及び同方法に使用する産業用ロボット

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JPH0788794A
JPH0788794A JP5235146A JP23514693A JPH0788794A JP H0788794 A JPH0788794 A JP H0788794A JP 5235146 A JP5235146 A JP 5235146A JP 23514693 A JP23514693 A JP 23514693A JP H0788794 A JPH0788794 A JP H0788794A
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assembling
robot hand
assembly
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component
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JP5235146A
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Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Ko Sasaki
香 佐々木
Soji Nagata
壮司 永田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付部品の基準位置に対してロボットハンド
の把持位置が多少ずれている場合であっても、そのまま
組付本体に対して組付部品の組付けを行うことのできる
組付方法及び同方法に使用する産業用ロボットを提供す
ることである。 【構成】 上記目的を達成するために、ロボットハンド
でもって組付部品を把持したときに、組付部品の基準位
置に対するロボットハンドのずれ量を検出し、この検出
したずれ量に基いてロボットハンドの位置補正を行っ
て、組付本体に対する組付部品の組付を行う方法であ
り、ロボットは、ロボットハンドに、組付部品の基準位
置のずれ量を検出する位置検出装置を備えた構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のインス
トルメントパネル等のごとき組付本体に対してデフロス
タノズル等のごとき組付部品を、産業用ロボットを用い
て組付ける方法及び同方法に使用する産業用ロボットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用ロボットを用いて組付本体
に対して組付部品を組付けるためのシステム構成は、例
えば図10に示すごとき構成である。
【0003】すなわち、従来は、産業用ロボット1の動
作は予めティーチングを行っておき、このティーチング
に従って、ロボット1は、先ずパレット3上に載置して
ある例えばデフロスタノズル等のごとき組付部品5をハ
ンド1Hにより把持し、この組付部品5を位置出し用治
具7上へ移送して仮置する。
【0004】上述のごとく、位置出し用治具7上に組付
部品5を仮置して、治具7に組付部品5が正確にセット
された後に、ロボット1のハンド1Hでもって組付部品
5の所定位置を再び把持する。その後、固定治具9に予
め正確に取付け固定されている例えばインストルメント
パネル等のごとき組付本体11へ供給して、組付本体1
1に対して組付部品5の組付けを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したごとき従来の
構成においては、組付本体11に対する組付部品5の供
給,組付けに先立って、組付部品5の所定位置をロボッ
トハンド1Hでもって正確に把持するために、組付部品
5を位置出し治具7上に正確に位置決めする仮置動作が
必要であり、組付本体11に対する組付部品5の組付サ
イクルタイムが長くなるという問題があると共に、組付
部品5の形状,寸法等に対応しての位置出し治具7が必
要であるという問題がある。
【0006】また、ロボットハンド1Hで組付部品5を
把持する時に、ロボットハンド1Hに取付けたカメラで
組付部品5の位置ズレ量を認識し、把持位置の補正を行
う様にする事も考えられるが、この場合は組付部品5が
把持用の平行する2面を有すると共に被把持位置での姿
勢が安定しているものに限定されてしまう。ところが現
実の組付部品5は円筒状や自由曲面形状のもの等種々存
在するため、前述の様な位置出し治具7を用いなけれ
ば、ロボットハンドによる正確な組付部品の把持ができ
ない。そしてが従来においては、組付部品5の所定位置
がロボットハンド1Hに正確に把持されていることを前
提としているものであるから、例えば、ロボットハンド
1Hと組付部品5の把持位置との相対的な位置関係にず
れを生じると、組付本体11に対する組付部品5の組付
けを正確に行うことができなくなるという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明の方法は、産業用ロボットを用いて組
付本体に対して組付部品を組付ける方法にして、(a) ロ
ボットのハンドによって組付部品を把持する工程と、
(b) ロボットのハンドによる組付部品の把持時に、上記
組付部品に予め印された基準位置マークと上記ロボット
ハンドの基準位置との位置ずれ量を検出する工程と、
(c) ロボットハンドに把持した組付部品を所定位置に予
め設置してある組付本体へ組付ける際に、検出した前記
位置ずれ量を考慮してロボットハンドの制御を行う工程
と、(d) 前記組付本体に対する組付部品の組付後にロボ
ットハンドによる組付部品の把持力を少し緩めて、組付
部品の前記基準位置マークとロボットハンドの基準位置
との位置ずれ量が予め設定した第1の許容値の許容範囲
内であるか否かを判別する工程と、(e) 上記位置ずれ量
が許容範囲内である場合に組付けを終了する工程と、
(f) 前記位置ずれ量が許容範囲外である場合には上記位
置ずれ量を予め設定した第2の許容値と比較して位置補
正可能か否かを判別する工程と、(g) 位置補正可能な場
合には前記(C)工程に戻る工程と、(h) 位置補正不可
の場合には当該組付部品を元の位置に戻して前記(a)
工程に戻る工程と、(i) 上記(h)工程が数回繰り返さ
れた場合に、当該組付部品を不良品として除去する工程
と、よりなる方法である。
【0008】また本発明に係るロボットは、組付本体に
対する組付部品の組付に使用する産業用ロボットにし
て、前記組付部品を把持するロボットハンドに、上記組
付部品に予め印された基準位置マークとロボットハンド
の基準位置とのずれ量を検出するための検出装置を備え
てなるものである。
【0009】そして、検出装置はカメラよりなり、当該
カメラは、ロボットハンドに把持された状態にある組付
部品の基準位置マークを撮像可能な位置において前記ロ
ボットハンドに装着されているものである。
【0010】また、検出装置は、組付部品の基準位置に
設けられたテーパ穴に係脱自在のプローブを揺動可能に
備えてなる接触型位置センサよりなるものである。
【0011】
【作用】前記構成において、産業用ロボットのハンドで
もって組付部品の所定位置を把持すると、ロボットハン
ドに備えた検出装置が組付部品の上記所定位置に予め設
けられた基準位置のマークを検出し、ロボットハンドの
基準位置に対する組付部品の基準位置のずれ量を検出す
る。
【0012】この検出したずれ量を補正値としてロボッ
トハンドの位置を補正すべく制御することにより、組付
部品の基準位置に対してロボットハンドの把持位置が多
少ずれているような場合であっても、組付本体に対して
組付部品を正確に組付けることができるものである。
【0013】また、組付本体に対する組付部品の組付け
時に、組付本体等に対して組付部品が接触して、ロボッ
トハンドに対して組付部品が多少位置ずれしたような場
合であっても、ロボットハンドに備えた検出装置によっ
て上記位置ずれ量を検出して補正することができるもの
である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するに、
前述した従来の構成と同一機能、構成の部分について
は、説明が重複することとなるので、同一符号を付する
こととして詳細な説明は省略する。
【0015】図1を参照するに、本実施例に係る産業用
ロボットにおけるアーム13の先端部に装着したハンド
15には、フインガーベース17が取付けてあり、この
フインガーベース17には、組付部品5を把持自在の一
対のフインガー19,21が装着してある。
【0016】上記フインガー19,21は、組付部品5
を把持、解放自在であるように、互いに接近離反自在に
設けてある。フインガー19,21が互いに接近離反す
るための機構は、通常のロボットハンドと同一であるの
で詳細な説明は省略する。なお、フインガー19,21
は直動型にて例示してあるが、フインガー19,21の
構成としては、回動することによって互いに接近離反す
る回転型であっても良いものである。
【0017】図2に示すように、前記組付部品5として
は、本実施例においては例えばインストルメントパネル
等のごとき組付本体11に組付けるデフロスタノズルで
もって例示してある。この組付部品5には、組付本体1
1にネジでもって固定するための取付部5Fが設けられ
ている。また、組付部品5の基準位置には、基準位置を
示すマーク23が印されている。
【0018】上記マーク23として、本実施例において
は2個の黒丸の点23A,23Bにて例示してあるが、
所定太さ、所定長さの適数の線で示すことも可能であ
り、マーク23としては種々の形態で表示することがで
きる。
【0019】再び図1を参照するに、前記一方のフイン
ガー19には、フインガー19,21によって組付部品
5の基準位置を把持したときに、前記マーク23を検出
するための検出装置25が設けられている。上記検出装
置25は、本実施例においてはカメラよりなるものであ
って、前記フインガー19,21間に組付部品5を把持
した状態にあるときに、前記マーク23を撮像可能に設
けてある。
【0020】上記検出装置25には、前記マーク23の
位置を照射するための光源27が設けられている。この
光源27からの光の1部は、フインガー19内に備えら
れたハーフミラー29により反射されて組付部品5の前
記マーク23位置付近を照射し、その反射光の1部は前
記ハーフミラー29,対物レンズ31および絞り33を
透過してイメージセンサ35に受光されるものである。
【0021】そして、上記イメージセンサ35による撮
像後の信号処理を行う信号処理回路及び前記光源の電源
回路を備えた基板37は前記フインガー19の背面に装
着してある。
【0022】本実施例においては、一方のフインガー1
9に検出装置25を設けた場合について例示するけれど
も、組付部品5の基準位置におけるマーク23の設け方
の態様によっては、両方のフインガー19,21に検出
装置25を設けても良いものである。また、場合によっ
ては、フインガーベース17の中央部に装着孔17Hを
設け、この装着孔17H内に検出装置25を設ける構成
とすることも可能である。
【0023】すなわち、検出装置25を設ける位置は、
フインガー19,21に把持された状態にある組付部品
5における基準位置のマーク23を撮像し得る所であれ
ば、ロボットハンド15のどこでも良いものである。
【0024】以上のごとき構成において、産業用ロボッ
トのハンド15によってパレット3上に載置してある組
付部品5の所定位置(基準位置)を把持する(図3のス
テップS301)と、ロボットハンド15に備えた検出
装置25によって組付部品5における基準位置に設けた
マーク23が検出され、上記検出装置25の基準位置に
対するマーク23のずれ量が検出される。
【0025】上記検出装置25の基準位置とロボットハ
ンド15の基準位置は一定の位置関係にあるものであ
り、好ましくは、上記両基準位置が一致していることが
好ましい。
【0026】上記ずれ量の検出は、次のごとく行われ
る。すなわち、上記ずれ量を演算する演算部(図示省
略)は、産業用ロボットを制御するロボットプログラム
から組付部品5の基準点(マーク23A,23B)の目
標値A0 (xA0 ,yA0 ),B0 (xB0 ,yB0
を受けとり(図4のステップS401,図5参照)、こ
の目標値A0 ,B0 を検出装置25の基準位置とする。
【0027】そして、検出装置25のイメージセンサ3
5に撮像したマーク23A,23Bの位置により組付部
品5の基準点位置A(xA,yA),B(xB,yB)
を取り込む(ステップS402)。
【0028】その後、前記目標値A0 ,B0 と検出した
基準点位置A,Bとのずれ量δx,δy,δθを演算す
る(ステップS403)。そして、上記演算結果に基づ
き、ずれ量δx,δy,δθが零になるように動作補正
量をロボットの制御装置(図示省略)に指示する(ステ
ップS404)。
【0029】上述のごとく、ロボットハンド15に備え
た検出装置25の基準位置(目標値A0 ,B0 が相当す
る)に対する組付部品5の基準位置(マーク23A,2
3Bの検出位置A,Bが相当する)のずれ量が検出(演
算)され、ロボットの制御装置へ指示されると、組付部
品5の把持をし直すことなく位置補正が行われ(ステッ
プS302)、組付本体11に対する組付部品5の供
給,組付けが行われる(ステップS303)。
【0030】上述のごとく、組付本体11に対して組付
部品5の供給,組付けを行う際には、前記ずれ量を考慮
してロボットハンド15の制御が行われる(前記ステッ
プS302)ものであり、組付本体11に対する組付部
品5の組付動作の後に、ロボットハンド15による組付
部品5の把持力が少し緩められる(ステップS30
4)。
【0031】ロボットハンド15が組付部品5の把持力
を少し緩める量は、例えば組付部品5の組付け時に捩れ
等が生じた場合に、その捩れ等が解放される程度である
ことが望ましく、例えば組付本体11に対する組付部品
5の組付が不完全な場合であっても、組付部品5が落下
しない程度であって、ロボットハンド15でもって組付
部品5を軽く把持し得る状態にあることが望ましい。
【0032】上述のごとく、ロボットハンド15が組付
部品5の把持力を少し緩めた状態にあるときに、前記検
出装置25によって取付部品5の位置の計測を行う(ス
テップS305)。すなわち、ロボットのティーチング
により組付け完了位置を教示した位置にロボットハンド
15を位置せしめた場合におけるロボットハンド15と
組付部品5のずれ量を前述と同様にして検出する。
【0033】そして、上記ずれ量(δx,δy,δθ)
と第1の許容値とを比較して、許容値内である場合には
組付完了とし(ステップS306)、次工程においてそ
のときのロボットハンド15の位置を記憶し、かつその
ときのずれ量を蓄積して統計的データを取る(ステップ
S307)。このように統計的データを取ることによ
り、設計段階にフィードバックすることができ、より組
付けのし易い設計の実現に利用することができる。
【0034】前記ずれ量(δx,δy,δθ)と第1の
許容値との比較の結果、許容範囲外である場合には、第
2の許容値と比較し、位置補正が可能であるか否かを判
別する(ステップS308)。
【0035】この第2の許容値は、組付本体11に対す
る組付部品5の組付位置が不良であって、さらにロボッ
トハンド15の位置補正を行って組付部品5の組付動作
を続行しようとする場合に、ロボットハンド15が他の
部分と干渉するか否かを判別する基準値であって、予め
設定してある。位置補正が可能である場合には、ロボッ
トハンド15による組付部品5の把持位置を変更するこ
となしに、ロボットハンド15の動作補正量をロボット
制御装置に再度指示するもので、前記ステップS302
に戻り、前述の動作を繰り返す。
【0036】ステップS308において位置補正不可の
場合には、ステップS309に移行し、繰り返し回数n
が設定値N以下の場合には、組付部品5を元の位置に戻
し、ステップS301に戻り、改めて組付部品5の把持
をし直すものである。上記ステップS309において、
繰り返し回数nが設定値N以上の場合には、組付部品5
が不良であるとして排除し(ステップS310)、当該
組付部品5の組付け動作を終了する。そして、次の新し
い組付部品5の組付動作に移るものである。
【0037】以上のごとく、この実施例によれば、ロボ
ットハンド15でもって組付部品5の所定位置(基準位
置)を把持したときに、ロボットハンド15に備えた検
出装置25によって組付部品5に予め設けられた基準位
置マーク23を検出して、検出装置25の基準位置に対
する組付部品5の基準位置のずれ量を検出し、この検出
したずれ量を補正値としてロボット制御装置に指示して
ロボットハンド15の位置制御を行うものであるから、
例えば、組付部品5の基準位置に対してロボットハンド
15の把持位置が多少ずれているような場合であって
も、組付部品5を把持し直すことなしに、そのまま組付
本体11に対して組付部品5の供給,組付作業を行うこ
とができる。
【0038】したがって、従来のごとき位置出し治具が
不要であり、かつ組付サイクルが短くなって作業能率を
向上することができるものである。
【0039】図6は第2実施例を示すもので、この実施
例においては、ロボットハンド15におけるフインガー
ベース17に、接触型の位置センサ41を適宜位置関係
に複数設けてなるものである。
【0040】上記位置センサ41は、例えば図7に概念
的に示すように、支持部材43に揺動自在に支持された
揺動フレーム45を備えており、この揺動フレーム45
の揺動角をエンコーダのごとき角度検出器47によって
検出する構成である。上記揺動フレーム45は、例えば
コイルスプリング,トーションスプリング等のごとき適
宜の付勢手段(図示省略)によって、支持部材43に対
して常に中立位置(例えば図7において水平位置)へ復
帰するように付勢された状態にある。
【0041】前記揺動フレーム45には、揺動ブロック
49が揺動自在に支承されている。この揺動ブロック4
9は、揺動フレーム45の揺動軸心45Sに対して直交
する軸心49Sを中心として揺動自在であり、この揺動
ブロック49の揺動フレーム45に対する揺動角は、角
度検出器51によって検出されるものである。
【0042】上記揺動ブロック49には前記両軸心45
S,49Sに直交する方向のリニアセンサ53が設けて
あり、このリニアセンサ53には、先端部にプローブ5
5を備えたプランジャ57が出入自在に備えられてお
り、かつ上記プランジャ57は内装したスプリングによ
って常に突出する方向へ付勢されている。
【0043】なお、前記リニアセンサ53と前記揺動フ
レーム45との間には、前記揺動ブロック49を常に中
立位置に保持すべく付勢した一対のスプリング59が張
設してある。
【0044】この第2実施例においては、図8に示すよ
うに、組付部品5の基準位置に、前記複数の位置センサ
41の配置に対応してそれぞれテーパ穴61A,61
B,…61Fが設けられている。
【0045】上記構成において、ロボットハンド15で
もって組付部品5の基準位置を把持すると、ロボットハ
ンド15に備えた各位置センサ41のプローブ55が対
応した各テーパ穴61A,61B,…に係合し、各角度
検出器47,51及びリニアセンサ53が動作されるの
で、ロボットハンド15に対する組付部品5のずれ量を
検出することができることとなり、前記実施例と同様の
効果を奏し得るものである。
【0046】ところで、位置センサ41を設ける位置
は、フィンガーベース17に限ることなく、把持すべき
組付部品5の形状によっては、図9に示すように、ロボ
ットハンド15におけるフインガーベース17および両
フインガー19,21に夫々位置センサ41を装着した
構成とすることも可能である。この第3実施例において
も前記実施例と同様の効果を奏し得るものであり、詳細
な説明は省略する。
【0047】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、ロボットハンドによって組
付部品を把持したときに、ロボットハンドの基準位置に
対する組付部品の基準位置のずれ量を検出することがで
き、この検出したずれ量に基いてロボットハンドの位置
補正を行って、組付本体に対する組付部品の組付作業を
行うことができるので、ロボットハンドによる組付部品
の把持をし直す必要がないと共に確実な組付作業を行う
ことができる。
【0048】また、従来のごとき位置出し治具が不要と
なって構成が簡単になると共に、サイクルタイムが短く
なり、作業能率が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るロボットハンド部分の説
明図である。
【図2】組付部品の説明図である。
【図3】組付作業のフローチャートである。
【図4】位置補正演算部のフローチャートである。
【図5】ずれ量のを示す説明図である。
【図6】ロボットハンド部分の第2実施例を示す斜視説
明図である。
【図7】位置センサを示す斜視説明図である。
【図8】第2実施例に対応する組付部品の説明図であ
る。
【図9】第3実施例を示す斜視説明図である。
【図10】従来例を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
5 組付部品 11 組付本体 15 ロボットハンド 17 フインガーベース 19,21 フインガー 23 マーク 25 検出装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業用ロボットを用いて組付本体に対し
    て組付部品を組付ける方法にして、次の各工程よりなる
    ことを特徴とする組付本体に対する組付部品の組付方
    法。 (a) ロボットのハンドによって組付部品を把持する工
    程、(b) ロボットのハンドによる組付部品の把持時に、
    上記組付部品に予め印された基準位置マークと上記ロボ
    ットハンドの基準位置との位置ずれ量を検出する工程、
    (c) ロボットハンドに把持した組付部品を所定位置に予
    め設置してある組付本体へ組付ける際に、検出した前記
    位置ずれ量を考慮してロボットハンドの制御を行う工
    程、(d) 前記組付本体に対する組付部品の組付後にロボ
    ットハンドによる組付部品の把持力を少し緩めて、組付
    部品の前記基準位置マークとロボットハンドの基準位置
    との位置ずれ量が予め設定した第1の許容値の許容範囲
    内であるか否かを判別する工程、(e) 上記位置ずれ量が
    許容範囲内である場合に組付けを終了する工程、(f) 前
    記位置ずれ量が許容範囲外である場合には上記位置ずれ
    量を予め設定した第2の許容値と比較して位置補正可能
    か否かを判別する工程、(g) 位置補正可能な場合には前
    記(C)工程に戻る工程、(h) 位置補正不可の場合には
    当該組付部品を元の位置に戻して前記(a)工程に戻る
    工程、(i) 上記(h)工程が数回繰り返された場合に、
    当該組付部品を不良品として除去する工程、
  2. 【請求項2】 組付本体に対する組付部品の組付に使用
    する産業用ロボットにして、前記組付部品を把持するロ
    ボットハンドに、上記組付部品に予め印された基準位置
    マークとロボットハンドの基準位置とのずれ量を検出す
    るための検出装置を備えてなることを特徴とする産業用
    ロボット。
  3. 【請求項3】 検出装置はカメラよりなり、当該カメラ
    は、ロボットハンドに把持された状態にある組付部品の
    基準位置マークを撮像可能な位置において前記ロボット
    ハンドに装着されていることを特徴とする請求項2に記
    載の産業用ロボット。
  4. 【請求項4】 検出装置は、組付部品の基準位置に設け
    られたテーパ穴に係脱自在のプローブを揺動可能に備え
    てなる接触型位置センサよりなることを特徴とする請求
    項2に記載の産業用ロボット。
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