JP4545983B2 - 建設車両の前下窓収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設車両のキャブから取り外した前下窓をキャビン内部に収納ロックする前下窓収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、取外し自在な前下窓が設けられた建設車両の一例を示す油圧ショベルの側面図であり、図6は図5のY視図で、キャブの正面図である。
図5に示すように、油圧ショベル20は下部走行体21と、下部走行体21の上部に旋回自在に搭載された上部旋回体22とを備えており、上部旋回体22の前部の左右略中央部には作業機25が搭載され、前部左側にはキャブ1が搭載されている。
図6に示すように、キャブ1の前面の上部には前上窓3が設けられ、前上窓3の下方には取外し自在な前下窓4が設けられている。前上窓3や前下窓4に土砂などが付着していると、キャブ1の前方真下の土砂を掘削するような場合には良好な視界が得らず、掘削作業の能率や精度が低下する畏れがある。このような場合には前上窓3を天井の位置にスライドし、前下窓4を外してキャブ1内の所定位置に収納しロックして、前方視界性を確保してから掘削作業が行われる。この前下窓4の格納装置がこれまでにいくつか提案されている。
【0003】
例えば、特開平8−156701号公報に開示された前下窓格納装置がある。
図7は同公報に記載された前下窓格納装置の一例を示す側面断面図であり、図8は図7のX視図である。
図7,8に示すように、前下窓4の格納部30Aを、運転席32と後部窓33との間で、後部窓33の下方に設けている。格納部30Aは、前下窓4の下端を支持するブラケット34と、前下窓4の左右両側縁部に設けられたピンラッチ35のピン36が挿入可能な、キャブ1の内壁30aに設けられた穴38と、格納部30Aの前方を覆うカバー39を備えている。ピン36には、操作用ノブ37が設けられている。ブラケット34及び穴38は、格納部30Aに格納された前下窓4の動きを拘束すると共に、ブラケット34は、前下窓4の格納時の高さ位置を規制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−156701号公報に開示された技術において、次のような問題がある。
取り外した前下窓4を格納部30Aに格納する時には、先ず、オペレータは前下窓4の左右両側のピンラッチ35部で前下窓4を支え、運転席32の後方のカバー39と後部窓33との間に挿入してブラケット34に載せる。次いで、ピンラッチ35のノブ37を一端内側に引き、ピン36の位置をキャブ1の内壁30aの穴38に合わせ、その状態でノブ37を引いた力を弛めて、ピン36を穴38に挿入している。
ところが、一般に、運転席32の周囲には走行や作業機の操作レバー装置、計器、空調装置等が配置されており、運転席32の後方のカバー39と後部窓33との間は狭隘であるので、取り外した前下窓4をピンラッチ35部で支えながら運転席32の上方から低位置に設けられたブラケット34に落とし込むことは簡単な作業ではなく、また、狭い場所でのピン36と穴38との位置合わせ及び挿入作業も難しく、このため前下窓4の格納に時間がかかるという問題がある。また、前下窓4は格納された状態でも、ブラケット34の溝部やピン36と穴38との係合部のガタがあるため、車両が傾斜したり、衝撃等の外力を受けたりすると、前後左右に動いて騒音発生や損傷の畏れがある。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に着目し、前下窓の収納ロック及びロック解除作業を容易にすると共に、ロック時のガタを無くして前下窓の騒音発生や損傷を防止する建設車両の前下窓収納装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、および作用、効果】
上記目的を達成するために、本発明の第1発明は、キャブの前壁に、前上窓と、この前上窓の下方に装着され、取外し自在な前下窓とを有する建設車両のキャブ内部に設けられ、取り外された前下窓をキャブ内部に収納ロックする建設車両の前下窓収納装置において、キャビンの後側内壁に取着されるケースと、ケース内を貫通して動自在に収められ、基端部に操作用のレバーを有し、先端部に前側から先端後方に向けて傾けた前方に凸状の曲面を形成した爪部を有するロック部材と、ロック部材を前記爪部がケースから突出する方向に付勢するバネと、ロック部材の後方に設けられ、突出したロック部材の爪部との間に前下窓を挟んで保持する受面を有する受部とを備えた構成としている。
【0007】
第1発明によれば、ロック部材は、先端部に前側から先端後方に向けて傾けた前方に凸状の曲面を形成した爪部を有しているため、前下窓ガラスの下端を後壁部のレールに載せた状態で、前下窓の後角部をロック部材の上記爪部の前側曲面に当接させて、そのまま押し込むと、ロック部材はバネの付勢力に逆らって反突出方向に移動する(ケース内に引っ込む)ので、前下窓はロック部材の後方に設けられた受部の受面に当接する。この後、ロック部材はバネの付勢力により戻り、ロック部材の爪部後側が前下窓の前面側に当接する。これにより、前下窓が受部の受面とロック部材の爪部とにより挟持されるので、ワンタッチで前下窓ガラスをロックできる。
また、ロック部材の基端部に操作用のレバーを有するので、このレバーをバネの付勢力に逆らって反突出方向に操作すると、ロック部材の爪部後側が前下窓端部から外れるので、ワンタッチで前下窓ガラスのロックを解除できる。
このようにして、前下窓の収納ロック及びロック解除作業を容易にできる。
【0008】
第2発明は、第1発明の構成において、前記ロック部材は、爪部の後側に先端前方に向けて傾けた傾斜面を形成した構成としている。
【0009】
第2発明によれば、ロック部材は爪部の後側に先端前方に向けて傾けた傾斜面を形成したので、ロック部材のバネ付勢力により、この傾斜面が前下窓の前角部に当接して突出方向に押す時、前記傾斜面により前下窓に受部の受面への方向の分力が働き、前下窓を前記受面に押圧する。従って、前下窓は前記受面と前記傾斜面とにより強く挟持され、確実にロックできる。
【0010】
第3発明は、第1発明の構成において、前記ケースの取着位置はキャブの左右壁後側とし、前記ロック部材の摺動方向は上下方向とし、前記ロック部材のレバーは前方に突出させて設けた構成としている。
【0011】
第3発明によれば、ケースはキャブの左右壁後側に取着されているので、本収納装置は前下窓を左右壁の2個所で安定的に、オペレータの邪魔にならずに固定し保持できる。また、ロック部材を上下方向に動自在としたので、左右方向の出っ張り量が少なく、後方視界を妨げることが少ない。また、操作用のレバーは前方に突出させて設けたので、ケースの左右方向幅(車体幅方向長さ)内に収めることができ、レバー操作方向が上下方向であるのと相まって、操作姿勢に無理がなく操作が容易であると共に、後方視界性を妨げることが少ない。
【0012】
第4発明は、第1発明の構成において、前記受部は、前下窓の側面に対面する受面を有する構成としている。
第4発明によれば、受部は、前下窓の側面に対面する受面により前下窓の左右方向の動き、振動を止めることができ、より安定に保持できる。
【0013】
第5発明は、第1又は第4発明の構成において、前記受部は、前下窓に対面する受面に弾性材のライニングを有する構成としている。
第5発明によれば、受部は、前下窓に対面する受面に弾性材のライニングを有するため、前下窓がロック部材により上記受面に押圧されてロックされる時、前記弾性材の反発力により、ロック部材と前記受面との間に隙間(ガタ)がなく確実にロックできるので、前下窓が動くことはない。また、前下窓のロックが解除されている場合や前下窓と受面との間に隙間が生じた場合等に、前下窓が動いて受面に接触しても騒音を発生したり、損傷することはない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る建設車両の前下窓収納装置の実施形態を図1乃至図4により説明する。なお、図5,6の構成要素と同一の構成要素には同一符号を付し、以下での説明を省く。また、前後、左右の方向は、車両の前後及び左右を表すものとする。
図1は、本発明に係る建設車両の前下窓収納装置を装備したキャブの要部断面左側面図(図6のB−B断面図)である。
図1に示すように、キャブ1の前壁1aの上方位置には前上窓3が設けられ、この前上窓3の下方に取外し自在な前下窓4が設けられている。キャブ1の後壁1bには後部窓5が設けられ、後方窓5の下方の後壁1bには、やや前上方に向けた溝を有し、かつ取り外した前下窓4の下端を支持するレール6が取着されている。キャブ1の左壁1cには前下窓4を左端上部で保持ロックするロック装置10L が取着されている。なお、図示しないが、同様に、キャブ1の右壁1dには前下窓4を右端上部で保持しロックするロック装置10R が取着されている。
前下窓4のガラス4a部のキャブ内側にはノブ4bが設けられており、オペレータはこのノブ4bを把持して、前下窓4を前方壁1aに着脱したり、レール6に搭載又は取外しをするようにしている。なお、レール6の溝内には弾性材6aが挿入されている。
【0015】
次に、ロック装置について、図2乃至図4により説明する。図2は図1の収納装置部の拡大図であり、図3は図2のA−A断面図、また図4は図2のZ視図である。なお、ロック装置10L ,10R は互いに左右対称形に構成され、機能は全く同一であるので、ロック装置10L についてのみ説明する。図2に示すように、ケース11はキャブ1の左壁1cに取着される図示で左右2つのフランジ11a,11aを有している。また図3,4に示すように、左右2つのフランジ11a,11a部の中央部にはキャブ1内側に向けて突出した爪室11bが形成されていて、この爪室11b内には上下方向に貫通してロック部材12が動自在に収められている。前側に近い方のフランジ11aの上部には、キャブ1内側に向けて突設した指掛け11cが形成されている。
【0016】
図3に示すように、ロック部材12の上部には左壁1c側に向けて開口したバネ室12aが設けられ、ロック部材12と左壁1cとの間にはバネ受け13が嵌め込まれていて、バネ受け13の上部に設けた鍔部13aをロック部材12のバネ室12a内に挿入している。ロック部材12のバネ室12aの下面とバネ受け13の鍔部13aとの間にはバネ14が挿入されており、バネ14はロック部材12を下方向に付勢している。
【0017】
また図2に示すように、ロック部材12の下端部には爪部12cを設けており、爪部12cの前側には先端後方に向けて傾けた前方に凸状の曲面R1 が、後側には先端前方に向けて傾けた傾斜面(本実施形態では曲面R2 )がそれぞれ形成されている。さらに、ロック部材12の上端部には前方に突出したレバー12bが形成されており、レバー12bの先端部は前記ケース11の指掛け11cの下方に位置している。レバー12bは、図3に示すようにケース11の左右幅C内に設けてある。
【0018】
また、図2及び図4に示すように、ロック部材12の爪部12cの曲面R2 に対面し、かつ前下窓4の表面4c(前下窓4をキャブ1に装着した状態での外面)を受け止める受面15aと、前下窓4の側面に対面する受面15bとを有する受部15がケース11の後側のフランジ11aに装着され、ケース11と共にキャブ1の左壁1cにボルト16により取着されている。尚、ケース11の前側のフランジ11aは左壁1cに穴付皿ボルト16aにより取着されている。上記受面15aと受面15bは下面視(図4)でL字形に形成され、このL字形の前記前下窓4と対向する面はゴム等の弾性材15cでライニングされている。
【0019】
次に、本実施形態の作用、効果について、図1乃至図4を参照して説明する。
先ず、前下窓4を収納ロックする場合について説明する。
図1で、前下窓4のノブ4bを把持して前下窓4の下端部をレール6の溝内に挿入する。次いで、図2の2点鎖線で示す前下窓4の上端部の後角部Pをロック部材12の爪部12c前側の曲面R1 部に当接させて、前下窓4を図中矢印R方向(後方)に押し込むと、ロック部材12はバネ14の付勢力に逆らって上方に移動し、前下窓4の上端がロック部材12の爪部12c先端を通過する。そして、前下窓4の表面4cは受部15の受面15aの弾性材15cに当接する。すると、ロック部材12はバネ14の付勢力により下降し、ロック部材12の爪部12c後側の曲面R2 部が前下窓4の上端の前角部Qに当接して下方に押す。これにより、曲面R2 部で前下窓4に受面15aへの方向の分力が働き、前下窓4の表面4cを15aに押圧する。尚、爪部12cの後側の傾斜面を曲面で構成しているが、直線でも構わない。
またこの時、前下窓4の表面4cは受部15の受面15aの弾性材15cから反発力を受けるため、前下窓4はこの受面15aとロック部材12の爪部12c後側の傾斜面(曲面R2 部)とにより弾性挟持され、確実にロックされるので、前下窓4が動くことはない。
このように、格納ロック作業は前下窓4の上端をロック部材12の爪部12c前側の曲面R1 部に当接させて後方に押し込むだけのワンタッチで完了する。
【0020】
次に、収納ロックされている前下窓4を取り出す場合について説明する。
図2において、ケース11の指掛け11cの上面と、ロック部材12のレバー12bの下面とを2つの指(例えば親指と人指し指)で挟んで、バネ14の付勢力に逆らって、太い2点鎖線で示すようにレバー12bを上方に引き上げる。すると、先ず、ロック部材12の爪部12c後側の曲面R2 部が上昇してロックが解除され、次いで、爪部12c先端が前下窓4の上端の前角部Qを越える。すると、前下窓4はレール6に載った下端を支点にして前方にゆっくりと倒れてくるので、ノブ4bを把持して前下窓4を取り出す。このように、ロック解除作業はロック部材12のレバー12bを上方に引き上げるだけのワンタッチで完了する。なお、レバー12bに接近しているフランジ11aの取付ボルトは穴付皿ボルト16aであり、出っ張りがないので、レバー12bの操作の邪魔になることはない。
【0021】
上記では、前下窓4の収納ロック作業及びロック解除作業をキャブ1の左壁1cに取着されたロック装置10L を、後部窓5に向かって右手で行う場合について説明したが、キャブ1の右壁1dに取着されたロック装置10R については、左手で同様な操作を行えばよいので、ワンタッチで完了することに変わりはなく、収納ロック作業及びロック解除作業が容易にできる。
【0022】
ロック装置10L ,10R はキャブ1の左右壁1a,1bにそれぞれ取着されているので、前下窓4を左右壁1a,1bの2個所で安定的に固定保持できる。また、ロック部材12は上下方向に動する構造であるので、車体幅方向への出っ張り量が少なく、後方視界を妨げることが少ない。さらに、レバー12bも前方向に突出させて設けていて、ケース11の幅C内に収められているため、レバー12bの操作方向が上下方向であるのと相まって操作姿勢に無理がないので、操作が容易であると共に、車体幅方向への出っ張り量が少なくて後方視界を妨げることが少ない。尚、ロック部材12の摺動方向は上下方向に限らず、例えば左右方向にした場合には、左右方向への出っ張り量が若干大きくなるが、ワンタッチで簡単に格納ロック及びロック解除できることは同様である。
【0023】
また、受部15は前下窓4の側面に対面する受面15bを有しているため、この受面15bで前下窓4の左右方向の動きを止めることができる。
更に、受部15の受面15aと受面15bとで構成されるL字形の内面は弾性材15cでライニングされているので、前下窓4のロックが解除されている場合や前下窓4の表面4cと受面15aとの間に隙間が生じた場合などに、前下窓4が動いて受面15aや受面15bに接触しても、騒音を発生したり、損傷することはない。
【0024】
以上説明したように、本発明による効果は以下の通りである。
取り外した前下窓の下端部をキャビンの後壁に取着したレールに載せ、前下窓の端部(上端又は左右端)の後角部をロック部材の爪部前側の曲面部に当接させてそのまま押し込むと、ロック部材はバネの付勢力に逆らって突出した爪部を引っ込める方向に移動するので、前下窓は爪部から外れて後方の受部の受面に当接する。この後、ロック部材はバネの付勢力によって戻り、ロック部材の爪部後側の傾斜面が前下窓の前側端部に当接して押圧することにより、前下窓の両面が前記受面とロック部材の爪部後側とにより挟持されるので、ワンタッチで前下窓をロックできる。
また、ロック部材の操作用のレバーをバネの付勢力に逆らって反突出方向(例えば上方又は左右方向)に移動させると、ロック部材の爪部後側が前下窓の前側端部から外れるので、ワンタッチで前下窓の格納ロックを解除できる。
【0025】
更に、ロック部材の爪部の後側には先端前方へ向けて傾斜する傾斜面を形成しているため、前下窓を前記受面に当接させた状態で、バネの付勢力によりロック部材の前記傾斜面で前下窓の端部前側の角部を押し付ける時、前記傾斜面で前下窓に受面への方向の分力が働き、前下窓を受面に押圧するので、前下窓は受面と爪部の傾斜面とにより強く挟持され、確実にロックできる。
【0026】
また、ロック装置のケースはキャブの左右壁に取着されているので、前下窓を左右壁の2個所で安定的に固定保持できる。また、ロック部材は上下方向に動自在とすることにより、左右方向の出っ張りを少なくでき、後方視界を妨げることが少ない。また、ロック装置の操作用レバーを前方向に突設することによりロック装置ケースの左右方向巾内に収めることができるので、操作方向が上下方向であるのと相まって操作が容易であると共に、後方視界を確保できる。
【0027】
また、受部は、前下窓の側面に対面する受面を有するため、前下窓の左右方向の動きを止めることができる。更に、受部は、前下窓に対面する受面に弾性材のライニングを有するため、前下窓が受面との間に隙間なく確実にロックできるので、前下窓が動くことはない。また、前下窓が受面に接触した時の騒音の発生及び損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前下窓収納装置を装備したキャブの要部断面左側面図である。
【図2】図1の収納装置部の拡大図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のZ視図である。
【図5】油圧ショベルの側面図である。
【図6】図5のY視図である。
【図7】従来の前下窓格納装置の一例を示す側面断面図である。
【図8】図7のX視図である。
【符号の説明】
1…キャブ、1a,1b…前後壁、1c,1d…左右壁、3…前上窓、4…前下窓、4a…ガラス、4b…ノブ、5…後部窓、6…レール、10L …左ロック装置、10R …右ロック装置、11…ケース、11c…指掛け、12…ロック部材、12b…レバー、13…バネ受け、14…バネ、15…受部、15a,15b…受面、15c…弾性材、R1…曲面、R2…曲面(傾斜面)。

Claims (5)

  1. キャブ(1) の前壁(1a)に、前上窓(3)と、この前上窓(3) の下方に装着され、取外し自在な前下窓(4) とを有する建設車両のキャブ(1) 内部に設けられ、取り外された前下窓(4) をキャブ(1) 内部に収納ロックする建設車両の前下窓収納装置において、
    キャブ(1) の後側内壁に取着されるケース(11)と、
    ケース(11)内を貫通して動自在に収められ、基端部に操作用のレバー(12b)を有し、
    先端部に前側から先端後方に向けて傾けた前方に凸状の曲面(R1)を形成した爪部(12c)を有するロック部材(12)と、
    ロック部材(12)を前記爪部(12c)がケース(11)から突出する方向に付勢するバネ(14)と、
    ロック部材(12)の後方に設けられ、突出したロック部材(12)の爪部(12c)との間に前下窓(4) を挟んで保持する受面(15a) を有する受部(15)と、
    を備えたことを特徴とする建設車両の前下窓収納装置。
  2. 請求項1記載の建設車両の前下窓収納装置において、 前記ロック部材(12)は、爪部(12c)の後側に先端前方に向けて傾けた傾斜面(R2)を形成した
    ことを特徴とする建設車両の前下窓収納装置。
  3. 請求項1記載の建設車両の前下窓収納装置において、 前記ケース(11)の取着位置はキャブ(1) の左右壁(1c,1d) 後側とし、
    前記ロック部材(12)の摺動方向は上下方向とし、
    前記ロック部材(12)のレバー(12b) は前方に突出させて設けた
    ことを特徴とする建設車両の前下窓収納装置。
  4. 請求項1記載の建設車両の前下窓収納装置において、 前記受部(15)は、前下窓(4) の側面に対面する受面(15b) を有する
    ことを特徴とする建設車両の前下窓収納装置。
  5. 請求項1又は4記載の建設車両の前下窓収納装置において、
    前記受部(15)は、前下窓(4) に対面する受面(15a,15b) に弾性材(15c) のライニングを有する
    ことを特徴とする建設車両の前下窓収納装置。
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