JP3119598U - セーフティーボックス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セーフティーボックスにおいて、キーの嵌脱に連動されて往復動するラッチと、前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートと、該一対のスライドプレートをキーのロック解除方向に引き戻すように付勢されたスプリングとをそなえ、一対のスライドプレートにはカバーが開口部を閉鎖したときスプリングの弾力により前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合してカバーを閉位置で係止せしめるとともにキーをスプリングの弾力に抗してロック解除方向に操作したときカバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪が形成される。
【選択図】図4
Description
即ち、箱状に形成されて内部に貴重品等の収納物収納用の収納室が設けられ、上面に前記収納室内に前記収納物を出し入れする開口部が開設された本体ボックスと、該本体ボックスに取り付けられて該本体ボックスの案内部に沿って往復動することにより前記開口部を開閉するスライド式のカバーと、前記本体ボックスの前方側に取り付けられて前記カバーが前記開口部を閉鎖した状態で該カバーを施錠するキーロック機構をそなえたセーフティーボックスにおいて、前記キーロック機構は、キーの嵌脱に連動されて往復動するとともに戻し機構をそなえたラッチと、ケース部材に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられ前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートとをそなえ、前記一対のスライドプレートには前記カバーが開口部を閉鎖したとき前記ラッチの戻し機構の戻し力により前記カバーの係止部に係合して該カバーを閉位置で係止せしめるとともに前記キーを前記戻し機構の戻し力に抗してロック解除方向に操作したとき前記カバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪がそれぞれ設けられ、
前記ラッチにはスライドピンが突設され、前記一対のスライドプレートはボックス中心(セーフティーボックスの幅方向中心)に関して左右の反対方向に移動可能に前記ケース部材に取り付けられるとともに前記スライドピンがスライド可能に嵌合するスライド溝がそれぞれ刻設され、前記ラッチの戻し機構の戻し力を補助するスプリングが前記一対のスライドプレート間に架設されて、前記ラッチの戻し機構と共働して前記一対のスライドプレートの係止爪を前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合するように付勢されており、一対のスライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置において、前記キーにより前記ラッチをロック解除方向に操作したとき前記スライドピンが前記一対のスライドプレートに形成された前記スライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートを前記係止爪とカバーの係止部との係合を開放する開放方向に移動せしめるように構成し、
さらに、該スライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置においては前記ラッチのスライドピンが該スライド溝の一端側に嵌合し、前記キーによる前記ラッチの開放方向への移動に伴ない前記スライドピンが該スライド溝を移動することにより一対のスライドプレートを前記開放方向に移動せしめるように前記一端側から左右方向外側に向けて湾曲して形成されたことを特徴とする(請求項3)。
カバーが本体ボックスの開口部を閉じるカバーの閉位置では、前記ラッチの戻し機構の戻し力及びスプリングの弾力により一対のスライドプレートのそれぞれに形成された係止爪がカバーの2箇所の係止部に同時に係合されることとなって、振動や衝撃荷重がセーフティーボックスに作用するような事態となっても前記係合が外れることがなく、キーロックが確実に保持されて、前記従来技術よりも安全性が各段に向上する。
図1は本考案の実施例に係るセーフティーボックスの平面図、図2は前記実施例におけるセーフティーボックスの側面図、図3は前記実施例におけるセーフティーボックスの縦断面図(図1のA−A線断面図)である。
図1〜3において、1は四角断面の箱状に形成された本体ボックス、3は該本体ボックス1の前方側に取り付けられたキー収納ボックス、31は該キー収納ボックス3のキー座32に設けられたキー挿入部、33は該キー収納ボックス3のカバーである。
5は前記本体ボックス1の上部の両側部に前後方向に伸びて形成されたガイドレールで、該ガイドレール5は、前記左右の側板1iの上端部を折り曲げ加工により内側にコの字状に屈曲させて形成され、該ガイドレール5に沿って後述する該スライドカバー2が往復動して、前記開口部13を開閉するようになっている。
19は前記本体ボックス1の外側に設けられて該本体ボックス1の後半分を覆うカバー部である。該カバー部19は、前記本体ボックス1の左右の側板1iの外周に該側板1iを覆うようにして、前後方向に往復移動可能に嵌合されるとともに、後端部が前記背面板1dに当接して、該カバー部19の後端部と背面板1dの上部とにより断面形状が箱状の補強部を形成している
また、前記スライドカバー2はその嵌合部が前記のようにして本体ボックス1のガイドレール5に前後方向にスライド可能に嵌合されるとともに前記カバー部19の内側に前後方向にスライド可能に嵌合されて、上面板2sにより前記本体ボックス1の開口部13を開閉可能となっている。
2aは前記スライドカバー2の取手で、前記上面板2sの前部上面にスポット溶接によって接合され、該取手2aを把持してスライドカバー2をスライドさせ、前記本体ボックス1の開口部13を開閉する。
図4は本考案の実施例におけるキー収納機構の要部断面図(図3のZ部拡大図)で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。図5は前記実施例におけるキー収納機構を示す図4のB−B矢視図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。また、図6は前記実施例におけるキー収納機構を示す図4のC−C矢視図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。
また、図7は前記実施例におけるスライドピンと上下一対のスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示し、図8は前記実施例におけるスライドピンとスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示し、図9は前記実施例におけるスライドピンとスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。
さらに、図10は前記実施例におけるキーによるスライドカバーの係止爪を示す図4のY矢視図で、A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示し、図11は前記実施例における図10のW−W断面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。
50は前記キーに連動されて、該キーの回動により往復動するラッチである。該ラッチ50の内部には戻しばね等の戻し機構(図示省略)が内蔵されている。また、図4のように該ラッチ50には、詳細を後述するように、スライド溝37d,38dに嵌合するスライドピン36が突設されている。39は前記ケース40に固定されたブラケット、37及び38は該ブラケット39に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられたスライドプレートである。
前記一対のスライドプレート37及び38には該スライドプレート37,38をキーロックの解除方向に移動せしめるように左右方向外側に向けて湾曲して形成されたスライド溝37d,38dが形成されている。即ち前記スライドプレート37には、図7のように一方向(この例では右方向)に傾斜したスライド溝37dが刻設され、スライドプレート38には、図7のように前記と反対方向(この例では左方向)に傾斜したスライド溝38dが刻設され、図4及び図7のように該スライド溝37d及び38dに前記スライドピン36がスライド可能に嵌合している。
図7(A)、(B)のように、前記スライド溝37d及び38dの形状を「くの字状」に形成することで、前記ラッチ50の縦方向の動きを横方向の動きに滑らかに変えることができ、係止爪37z及び38zの移動距離を調整できる。
また、図7及び図11のように、係止爪37z及び38zの向きとスライド溝37d及び38dの向きとを左右対称に配置することで、1つの動作で左右に向いた係止爪37z,38zが対称の動きをなし、スライドプレート37,38を同時に開閉動作することができる。
これにより、前記スライドカバー2の移動は係止され、キーロック状態となる。
これにより、キーロック状態が解除され、前記スライドカバー2は前記開口部13を解放可能となる。
また、図11のように、係止板部2yの両サイドを係止爪37z,38zで保持するので、左右いずれの方向からの衝撃に対しても強度を有して、係止板部2yと係止爪37z,38zとの係合が衝撃によって外れることはない。
また、図11のように、前記係止板部2yの2つの係止爪37z,38z嵌合用の孔40zが1箇所で済むので、係止板部2yの補強をすることなく所要の剛性を保持できる。
2 スライドカバー
2y 係止板部
2s 上面板
3 キー収納ボックス
5 ガイドレール
6 収納室
13 開口部
19 カバー部
31 キー挿入部
32 キー座
33 カバー
36 スライドピン
37,38 スライドプレート
37d,38d スライド溝
37z,38z 係止爪
39 ブラケット
40 ケース
41 スプリング
50 ラッチ
200 キーロック機構
Claims (4)
- 箱状に形成されて内部に貴重品等の収納物収納用の収納室が設けられ、上面に前記収納室内に前記収納物を出し入れする開口部が開設された本体ボックスと、該本体ボックスに取り付けられて該本体ボックスの案内部に沿って往復動することにより前記開口部を開閉するスライド式のカバーと、前記本体ボックスの前方側に取り付けられて前記カバーが前記開口部を閉鎖した状態で該カバーを施錠するキーロック機構をそなえたセーフティーボックスにおいて、前記キーロック機構は、キーの嵌脱に連動されて往復動するとともに戻し機構をそなえたラッチと、ケース部材に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられ前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートとをそなえ、前記一対のスライドプレートには前記カバーが開口部を閉鎖したとき前記ラッチの戻し機構の戻し力により前記カバーの係止部に係合して該カバーを閉位置で係止せしめるとともに前記キーを前記戻し機構の戻し力に抗してロック解除方向に操作したとき前記カバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪がそれぞれ設けられたことを特徴とするセーフティーボックス。
- 前記ラッチにはスライドピンが突設され、前記一対のスライドプレートはボックス中心(セーフティーボックスの幅方向中心)に関して左右の反対方向に移動可能に前記ケース部材に取り付けられるとともに前記スライドピンがスライド可能に嵌合するスライド溝がそれぞれ刻設され、前記ラッチの戻し機構の戻し力を補助するスプリングが前記一対のスライドプレート間に架設されて、前記ラッチの戻し機構と共働して前記一対のスライドプレートの係止爪を前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合するように付勢されており、一対のスライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置において、前記キーにより前記ラッチをロック解除方向に操作したとき前記スライドピンが前記一対のスライドプレートに形成された前記スライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートを前記係止爪とカバーの係止部との係合を開放する開放方向に移動せしめるように構成したことを特徴とする請求項1記載のセーフティーボックス。
- 前記一対のスライドプレートのスライド溝は、該スライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置においては前記ラッチのスライドピンが該スライド溝の一端側に嵌合し、前記キーによる前記ラッチの前記開放方向への移動に伴ない前記スライドピンが該スライド溝を移動することにより一対のスライドプレートを開放方向に移動せしめるように前記一端側から左右方向外側に向けて湾曲して形成されたことを特徴とする請求項1記載のセーフティーボックス。
- 箱状に形成されて内部に貴重品等の収納物収納用の収納室が設けられ、上面に前記収納室内に前記収納物を出し入れする開口部が開設された本体ボックスと、該本体ボックスに取り付けられて該本体ボックスの案内部に沿って往復動することにより前記開口部を開閉するスライド式のカバーと、前記本体ボックスの前方側に取り付けられて前記カバーが前記開口部を閉鎖した状態で該カバーを施錠するキーロック機構をそなえたセーフティーボックスにおいて、前記キーロック機構は、キーの嵌脱に連動されて往復動するとともに戻し機構をそなえたラッチと、ケース部材に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられ前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートとをそなえ、前記一対のスライドプレートには前記カバーが開口部を閉鎖したとき前記ラッチの戻し機構の戻し力により前記カバーの係止部に係合して該カバーを閉位置で係止せしめるとともに前記キーを前記戻し機構の戻し力に抗してロック解除方向に操作したとき前記カバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪がそれぞれ設けられ、
前記ラッチにはスライドピンが突設され、前記一対のスライドプレートはボックス中心(セーフティーボックスの幅方向中心)に関して左右の反対方向に移動可能に前記ケース部材に取り付けられるとともに前記スライドピンがスライド可能に嵌合するスライド溝がそれぞれ刻設され、前記ラッチの戻し機構の戻し力を補助するスプリングが前記一対のスライドプレート間に架設されて、前記ラッチの戻し機構と共働して前記一対のスライドプレートの係止爪を前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合するように付勢されており、一対のスライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置において、前記キーにより前記ラッチをロック解除方向に操作したとき前記スライドピンが前記一対のスライドプレートに形成された前記スライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートを前記係止爪とカバーの係止部との係合を開放する開放方向に移動せしめるように構成し、
さらに、該スライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置においては前記ラッチのスライドピンが該スライド溝の一端側に嵌合し、前記キーによる前記ラッチの開放方向への移動に伴ない前記スライドピンが該スライド溝を移動することにより一対のスライドプレートを前記開放方向に移動せしめるように前記一端側から左右方向外側に向けて湾曲して形成されたことを特徴とするセーフティーボックス。
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JP2005010674U JP3119598U (ja) | 2005-12-15 | 2005-12-15 | セーフティーボックス |
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CN110789458A (zh) * | 2018-08-01 | 2020-02-14 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 车辆储物舱及门闩机构 |
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2005
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