JP3119598U - セーフティーボックス - Google Patents

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勝徳 大関
勝稔 大関
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徳栄工業株式会社
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Abstract

【課題】比較的簡単に操作できて、振動や衝撃荷重に対してもキーロックが確実に保持されて安全性が向上したセーフティーボックスを提供する。
【解決手段】セーフティーボックスにおいて、キーの嵌脱に連動されて往復動するラッチと、前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートと、該一対のスライドプレートをキーのロック解除方向に引き戻すように付勢されたスプリングとをそなえ、一対のスライドプレートにはカバーが開口部を閉鎖したときスプリングの弾力により前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合してカバーを閉位置で係止せしめるとともにキーをスプリングの弾力に抗してロック解除方向に操作したときカバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪が形成される。
【選択図】図4

Description

本考案は、病室の貴重品保護収納用ボックス等に適用され、収納室内に収納物を出し入れする開口部が上面に設けられた箱状の本体ボックスと、該本体ボックスのガイドレールに沿って往復動することにより前記開口部を開閉するスライド式のカバーと、前記本体ボックスの前方側に取り付けられて前記カバーが前記開口部を閉鎖した状態で該カバーを施錠するキーロック機構をそなえたセーフティーボックスに関する。
病室の抽斗(ひきだし)の内部に固定され、貴重品を収納してキーでロックすることにより貴重品を盗難から保護する貴重品保護収納用ボックス等に適用されているセーフティーボックスの一つに、特許文献1(特開2000−257318号公報)にて提供されている技術がある。
特許文献1の技術においては、貴重品等の収納物収納用の収納室が内部に形成されるとともに前記収納室内に収納物を出し入れする開口部が開設された箱状の本体ボックスに連結するロック機構ユニットに、マスターキー、カードキーの各キー判定部を内蔵し、かつキー設定カードの差し込み窓の開閉リッドを設け、前記各キー判定部にはマスターキー、カードキーの押し込み操作により下方に移動可能な可動部を設け、該マスターキーの可動部にはリッドと係合可能なリッドロック爪を有するリッドロック部材を連結する一方、マスターキー側及びカードキー側の両可動部と連動して下方移動可能とするとともに常態ではこれら両可動部を上方に付勢しつつ開閉カバーと係合可能なカバーロック爪を有するカバーロック部材を設けている。
特開2000−257318号公報
前記のような、病室の抽斗(ひきだし)の内部に固定され、貴重品を収納してキーロックをすることにより貴重品を盗難から保護する貴重品保護収納用ボックスに適用されるセーフティーボックスは、貴重品を収納後はキーでの開放をロックされているが、比較的簡単に操作できて、キーロックが外れ難いように万全を期すことが要求される。
しかるに、特許文献1(特開2000−257318号公報)にて提供されている技術にあっては、マスターキーの可動部により駆動されるリッドロック部材の一端側に形成されたリッドロック爪をリッドの端部に形成されたフランジ部に係合することにより、カバーを閉状態でロックしているが、リッドの端部に形成されたフランジ部の一箇所にリッドロック爪を係合してカバーのロックをしているにとどまるため、振動や衝撃荷重がリッドロック爪とフランジ部との係合部に作用した際に該係合部が外れてカバーが開放されてしまう、という問題が発生する可能性が残っており、キーロックが外れ難いような万全な構造ではない。
本考案はかかる従来技術の課題に鑑み、比較的簡単に操作できて、振動や衝撃荷重に対してもキーロックが確実に保持されて安全性が向上したセーフティーボックスを提供することを目的とする。
本考案はかかる目的を達成するもので、箱状に形成されて内部に貴重品等の収納物収納用の収納室が設けられ、上面に前記収納室内に前記収納物を出し入れする開口部が開設された本体ボックスと、該本体ボックスに取り付けられて該本体ボックスの案内部に沿って往復動することにより前記開口部を開閉するスライド式のカバーと、前記本体ボックスの前方側に取り付けられて前記カバーが前記開口部を閉鎖した状態で該カバーを施錠するキーロック機構をそなえたセーフティーボックスにおいて、前記キーロック機構は、キーの嵌脱に連動されて往復動するとともに戻し機構をそなえたラッチと、ケース部材に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられ前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートとをそなえ、前記一対のスライドプレートには前記カバーが開口部を閉鎖したとき前記ラッチの戻し機構の戻し力により前記カバーの係止部に係合して該カバーを閉位置で係止せしめるとともに前記キーを前記戻し機構の戻し力に抗してロック解除方向に操作したとき前記カバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪がそれぞれ設けられたことを特徴とする(請求項1)。
かかる考案において、具体的には、前記ラッチにはスライドピンが突設され、前記一対のスライドプレートはボックス中心(セーフティーボックスの幅方向中心)に関して左右の反対方向に移動可能に前記ケース部材に取り付けられるとともに前記スライドピンがスライド可能に嵌合するスライド溝がそれぞれ刻設され、前記ラッチの戻し機構の戻し力を補助するスプリングが前記一対のスライドプレート間に架設されて、前記ラッチの戻し機構と共働して前記一対のスライドプレートの係止爪を前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合するように付勢されており、一対のスライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置において、前記キーにより前記ラッチをロック解除方向に操作したとき前記スライドピンが前記一対のスライドプレートに形成された前記スライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートを前記係止爪とカバーの係止部との係合を開放する開放方向に移動せしめるように構成するのが好ましい(請求項2)。
さらに前記構成に加えて、好ましくは、前記一対のスライドプレートのスライド溝は、該スライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置においては前記ラッチのスライドピンが該スライド溝の一端側に嵌合し、前記キーによる前記ラッチの前記開放方向への移動に伴ない前記スライドピンが該スライド溝を移動することにより一対のスライドプレートを前記開放方向に移動せしめるように前記一端側から左右方向外側に向けて湾曲して形成する(請求項3)。
さらに本発明には、前記構成を組み合わせた発明も含まれる。
即ち、箱状に形成されて内部に貴重品等の収納物収納用の収納室が設けられ、上面に前記収納室内に前記収納物を出し入れする開口部が開設された本体ボックスと、該本体ボックスに取り付けられて該本体ボックスの案内部に沿って往復動することにより前記開口部を開閉するスライド式のカバーと、前記本体ボックスの前方側に取り付けられて前記カバーが前記開口部を閉鎖した状態で該カバーを施錠するキーロック機構をそなえたセーフティーボックスにおいて、前記キーロック機構は、キーの嵌脱に連動されて往復動するとともに戻し機構をそなえたラッチと、ケース部材に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられ前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートとをそなえ、前記一対のスライドプレートには前記カバーが開口部を閉鎖したとき前記ラッチの戻し機構の戻し力により前記カバーの係止部に係合して該カバーを閉位置で係止せしめるとともに前記キーを前記戻し機構の戻し力に抗してロック解除方向に操作したとき前記カバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪がそれぞれ設けられ、
前記ラッチにはスライドピンが突設され、前記一対のスライドプレートはボックス中心(セーフティーボックスの幅方向中心)に関して左右の反対方向に移動可能に前記ケース部材に取り付けられるとともに前記スライドピンがスライド可能に嵌合するスライド溝がそれぞれ刻設され、前記ラッチの戻し機構の戻し力を補助するスプリングが前記一対のスライドプレート間に架設されて、前記ラッチの戻し機構と共働して前記一対のスライドプレートの係止爪を前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合するように付勢されており、一対のスライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置において、前記キーにより前記ラッチをロック解除方向に操作したとき前記スライドピンが前記一対のスライドプレートに形成された前記スライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートを前記係止爪とカバーの係止部との係合を開放する開放方向に移動せしめるように構成し、
さらに、該スライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置においては前記ラッチのスライドピンが該スライド溝の一端側に嵌合し、前記キーによる前記ラッチの開放方向への移動に伴ない前記スライドピンが該スライド溝を移動することにより一対のスライドプレートを前記開放方向に移動せしめるように前記一端側から左右方向外側に向けて湾曲して形成されたことを特徴とする(請求項3)。
本考案によれば、ケース部材に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられ、キーの嵌脱に連動されて往復動するラッチの移動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートを設けるとともに、前記一対のスライドプレートには前記カバーの係止部と係脱する係止爪を設け、前記カバーが本体ボックスの開口部を閉鎖したとき前記各スライドプレートの係止爪が前記ラッチの戻し機構の戻し力及びこれを補助するスプリングの弾力により前記カバーの係止部にそれぞれ係合して該カバーを閉位置で係止せしめ、前記キーを前記ラッチの戻し機構の戻し力及びスプリングの弾力に抗してロック解除方向に操作したとき前記各スライドプレートの係止爪とカバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とし、さらに、該スライドプレートのそれぞれに前記ラッチに突設されたスライドピンがスライド可能に嵌合するスライド溝を設け、一対のスライドプレートの係止爪と前記カバーの係止部とが係合されているカバーの閉位置において、前記キーにより前記ラッチをロック解除方向に操作したとき前記スライドピンが前記スライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートの係止爪とカバーの係止部との係合を開放する方向に移動せしめるように構成したので、
カバーが本体ボックスの開口部を閉じるカバーの閉位置では、前記ラッチの戻し機構の戻し力及びスプリングの弾力により一対のスライドプレートのそれぞれに形成された係止爪がカバーの2箇所の係止部に同時に係合されることとなって、振動や衝撃荷重がセーフティーボックスに作用するような事態となっても前記係合が外れることがなく、キーロックが確実に保持されて、前記従来技術よりも安全性が各段に向上する。
また、キーを前記ラッチの戻し機構の戻し力及びスプリングの弾力に抗してロック解除方向に操作するのみで、前記スライドピンが前記一対のスライドプレートに形成されたスライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートを移動せしめてこれの係止爪とカバーの係止部との係合を開放してカバーの施錠を解除できる一方、該カバーが本体ボックスの開口部を閉じると前記ラッチの戻し機構の戻し力及びスプリングの弾力によって自動的に前記一対のスライドプレートの係止爪とカバーの係止部とが係合されてカバーの施錠状態とすることができるので、操作がきわめて簡単であり高い操作性をそなえたセーフティーボックスが得られる。
以下、本考案を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本考案の実施例に係るセーフティーボックスの平面図、図2は前記実施例におけるセーフティーボックスの側面図、図3は前記実施例におけるセーフティーボックスの縦断面図(図1のA−A線断面図)である。
図1〜3において、1は四角断面の箱状に形成された本体ボックス、3は該本体ボックス1の前方側に取り付けられたキー収納ボックス、31は該キー収納ボックス3のキー座32に設けられたキー挿入部、33は該キー収納ボックス3のカバーである。
前記箱状本体ボックス1において、1fは底板、1iは左右の側板、1dは前記両側板1iの後端部に結合される背面板、1gは前記両側板1iの前端部に結合される前面板である。前記本体ボックス1の前半部分には、該本体ボックス1の内部に形成された収納室6内に貴重品等の収納物を出し入れする開口部13が開口されている。
5は前記本体ボックス1の上部の両側部に前後方向に伸びて形成されたガイドレールで、該ガイドレール5は、前記左右の側板1iの上端部を折り曲げ加工により内側にコの字状に屈曲させて形成され、該ガイドレール5に沿って後述する該スライドカバー2が往復動して、前記開口部13を開閉するようになっている。
19は前記本体ボックス1の外側に設けられて該本体ボックス1の後半分を覆うカバー部である。該カバー部19は、前記本体ボックス1の左右の側板1iの外周に該側板1iを覆うようにして、前後方向に往復移動可能に嵌合されるとともに、後端部が前記背面板1dに当接して、該カバー部19の後端部と背面板1dの上部とにより断面形状が箱状の補強部を形成している
2はセーフティーボックスの前後方向に往復動して前記開口部13を開閉するスライドカバーであり、該スライドカバー2は両側部を外側にコの字状に屈曲させて上方に開口して形成された嵌合部が前記本体ボックス1のガイドレール5の溝部内に前後方向にスライド可能に嵌合し、前記本体ボックス1の左右の側板1iの上部に形成されたガイド部の水平なガイド面上を前後方向に移動するようになっている。
また、前記スライドカバー2はその嵌合部が前記のようにして本体ボックス1のガイドレール5に前後方向にスライド可能に嵌合されるとともに前記カバー部19の内側に前後方向にスライド可能に嵌合されて、上面板2sにより前記本体ボックス1の開口部13を開閉可能となっている。
2aは前記スライドカバー2の取手で、前記上面板2sの前部上面にスポット溶接によって接合され、該取手2aを把持してスライドカバー2をスライドさせ、前記本体ボックス1の開口部13を開閉する。
本考案は、前記のように構成されたセーフティーボックスにおけるキーロック装置に関するものである。
図4は本考案の実施例におけるキー収納機構の要部断面図(図3のZ部拡大図)で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。図5は前記実施例におけるキー収納機構を示す図4のB−B矢視図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。また、図6は前記実施例におけるキー収納機構を示す図4のC−C矢視図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。
また、図7は前記実施例におけるスライドピンと上下一対のスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示し、図8は前記実施例におけるスライドピンとスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示し、図9は前記実施例におけるスライドピンとスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。
さらに、図10は前記実施例におけるキーによるスライドカバーの係止爪を示す図4のY矢視図で、A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示し、図11は前記実施例における図10のW−W断面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。
図4〜6は、図1〜3におけるカバー33を除去した場合のキー収納ボックス3の内部に設けられたキーロック機構200の詳細を示しており、該キーロック機構200は前記本体ボックス1の前方側に取り付けられて前記スライドカバー2が前記開口部13を閉鎖した状態で該カバーを施錠するようになっており、キー座32に設けられたキー挿入部31には図示しないキーが回動可能に挿入されている。40はキー収納ボックス3のケース、34は前記キー座32を支持するブラケットで、根本部をケース40に固定している。
50は前記キーに連動されて、該キーの回動により往復動するラッチである。該ラッチ50の内部には戻しばね等の戻し機構(図示省略)が内蔵されている。また、図4のように該ラッチ50には、詳細を後述するように、スライド溝37d,38dに嵌合するスライドピン36が突設されている。39は前記ケース40に固定されたブラケット、37及び38は該ブラケット39に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられたスライドプレートである。
前記スライドプレート37及び38は、図4のように上下に重ね合わせる形態で、ボックス中心(セーフティーボックスの幅方向中心)1xに関して左右に互いに反対方向に移動可能に設けられている。41は前記一対のスライドプレート37,38に取り付けられたスプリングである。該スプリング41は前記ラッチの戻し機構の戻し力を補助する機能を有し、前記一対のスライドプレート37,38間に架設されて、前記ラッチの戻し機構と共働して前記一対のスライドプレート37,38をキーロックの解除方向に引き戻すように付勢されている。
前記一対のスライドプレート37及び38には該スライドプレート37,38をキーロックの解除方向に移動せしめるように左右方向外側に向けて湾曲して形成されたスライド溝37d,38dが形成されている。即ち前記スライドプレート37には、図7のように一方向(この例では右方向)に傾斜したスライド溝37dが刻設され、スライドプレート38には、図7のように前記と反対方向(この例では左方向)に傾斜したスライド溝38dが刻設され、図4及び図7のように該スライド溝37d及び38dに前記スライドピン36がスライド可能に嵌合している。
42は前記ブラケット39を前記ケース40に固定するためのボルトで、図4のように前記スライドプレート37及びスライドプレート38は前記ブラケット39とケース40との間に移動可能に支持されており、また前記スライドプレート37及びスライドプレート38は前記ボルト42との嵌合部分には横長の案内溝37c(図6参照)が形成されて(スライドプレート38にも案内溝(図示省略)が設けられている)、該スライドプレート37及びスライドプレート38を相対移動可能にしている。
図7(A)、(B)のように、前記スライド溝37d及び38dの形状を「くの字状」に形成することで、前記ラッチ50の縦方向の動きを横方向の動きに滑らかに変えることができ、係止爪37z及び38zの移動距離を調整できる。
また、図7及び図11のように、係止爪37z及び38zの向きとスライド溝37d及び38dの向きとを左右対称に配置することで、1つの動作で左右に向いた係止爪37z,38zが対称の動きをなし、スライドプレート37,38を同時に開閉動作することができる。
一方、図10〜11に示されるように、前記スライドプレート37及びスライドプレート38には上部側をボックス後方側に屈曲して係止爪37z及び38zが形成されている。図11(A),(B)のように該係止爪37z及び38zは、前記スライドカバー2の前端に形成された係止板部2yの孔2z及び前記ケース40の孔40z内に、該孔2z,40z内を相対移動可能に嵌合されている。
かかる実施例において、前記スライドカバー2が左方に動いて、図3のように前記本体ボックス1の開口部13を閉鎖したときには、前記ラッチ50の戻し機構の戻し力及びスプリング41の弾力により前記一対のスライドプレート37,38は図5(A)のように互いに内側に引き寄せられ、図11(A)のように該スライドプレート37,38に形成された前記係止爪37z,38zが外側に移動して前記スライドカバー2の係止板部2yに係止される。前記係止爪37z,38zが図11(A)のように外側に移動して前記係止板部2yに係止される際において、前記スプリング41の弾力により前記係止爪37z,38zが孔2z,40zに当たることによって発生する音により、キーロック状態を確認できる。
これにより、前記スライドカバー2の移動は係止され、キーロック状態となる。
また、図5(B)のように、前記キーをN矢印のように回転させると、該キーに連動して前記ラッチ50及び該ラッチ50に固定されたスライドピン36が図4(B)及び図7(B)のY方向に移動する。即ち、図7(B),図8(B),図9(B)のように、該スライドピン36は前記スライドプレート37及びスライドプレート38にそれぞれ刻設されているスライド溝37d及び38d内をV方向に移動することとなり、かかるスライド溝37d及び38d内における該スライドピン36のV方向移動によって、前記スライドプレート37及びスライドプレート38は、図7(B),図8(B),図9(B),図11(B)のように互いに反対のT方向に移動する。かかるスライドプレート37及びスライドプレート38の移動により、図11(B)のように該スライドプレート37,38の係止爪37z,38zが内側に移動して前記スライドカバー2の係止板部2yから外れる。
これにより、キーロック状態が解除され、前記スライドカバー2は前記開口部13を解放可能となる。
以上のように、かかる実施例によれば、スライドカバー2が本体ボックス1の開口部13を閉じるスライドカバー2の閉位置では、前記ラッチ50の戻し機構の戻し力及びスプリング41の弾力により一対のスライドプレート37,38のそれぞれに形成された係止爪37z,38zがスライドカバー2の2箇所の係止板部2yに同時に係合されることとなって、振動や衝撃荷重がセーフティーボックスに作用するような事態となっても前記係合が外れることがなく、キーロックが確実に保持されて、前記従来技術よりも安全性が各段に向上する。
また、図11のように、左右対称に向いた係止爪37z,38zが同時に左右に開閉移動するので、スライドカバー2が左右方向の一方側に片寄って移動するのが回避され、スライドカバー2をスムーズに作動できる。
また、図11のように、係止板部2yの両サイドを係止爪37z,38zで保持するので、左右いずれの方向からの衝撃に対しても強度を有して、係止板部2yと係止爪37z,38zとの係合が衝撃によって外れることはない。
また、図11のように、前記係止板部2yの2つの係止爪37z,38z嵌合用の孔40zが1箇所で済むので、係止板部2yの補強をすることなく所要の剛性を保持できる。
また、キーを前記ラッチ50の戻し機構の戻し力及びスプリング41の弾力に抗してロック解除方向に操作するのみで、前記スライドピン36が前記一対のスライドプレート37,38に形成されたスライド溝37d,38dに沿って移動することにより、前記一対のスライドプレート37,38を移動せしめてこれの係止爪37z,38zとスライドカバー2の2箇所の係止板部2yとの係合を開放してスライドカバー2の施錠を解除できる一方、該スライドカバー2が本体ボックス1の開口部13を閉じると前記ラッチ50の戻し機構の戻し力及びスプリング41の弾力によって自動的に前記一対のスライドプレート37,38の係止爪37z,38zとスライドカバー2の係止板部2yとが係合されてスライドカバー2の施錠状態とすることができるので、操作がきわめて簡単であり高い操作性をそなえたセーフティーボックスが得られる。
本考案によれば、比較的簡単に操作できて、振動や衝撃荷重に対してもキーロックが確実に保持されて安全性が向上したセーフティーボックスを提供することができる。
本考案の実施例に係るセーフティーボックスの平面図である。 前記実施例におけるセーフティーボックスの側面図である。 前記実施例におけるセーフティーボックスの縦断面図(図1のA−A線断面図)である。 前記実施例におけるキー収納機構の要部断面図(図3のZ部拡大図)で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。 前記実施例におけるキー収納機構を示す図4のB−B矢視図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。 前記実施例におけるキー収納機構を示す図4のC−C矢視図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。 前記実施例におけるスライドピンと上下一対のスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。 前記実施例におけるスライドピンと上部側のスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。 前記実施例におけるスライドピンと下部側のスライドプレートのスライド溝との嵌合部の詳細を示す部分正面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。 前記実施例における図4のY矢視図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。 前記実施例における図10のW−W断面図で、(A)はキーロック時、(B)はキーロック解除時を示す。
符号の説明
1 本体ボックス
2 スライドカバー
2y 係止板部
2s 上面板
3 キー収納ボックス
5 ガイドレール
6 収納室
13 開口部
19 カバー部
31 キー挿入部
32 キー座
33 カバー
36 スライドピン
37,38 スライドプレート
37d,38d スライド溝
37z,38z 係止爪
39 ブラケット
40 ケース
41 スプリング
50 ラッチ
200 キーロック機構

Claims (4)

  1. 箱状に形成されて内部に貴重品等の収納物収納用の収納室が設けられ、上面に前記収納室内に前記収納物を出し入れする開口部が開設された本体ボックスと、該本体ボックスに取り付けられて該本体ボックスの案内部に沿って往復動することにより前記開口部を開閉するスライド式のカバーと、前記本体ボックスの前方側に取り付けられて前記カバーが前記開口部を閉鎖した状態で該カバーを施錠するキーロック機構をそなえたセーフティーボックスにおいて、前記キーロック機構は、キーの嵌脱に連動されて往復動するとともに戻し機構をそなえたラッチと、ケース部材に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられ前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートとをそなえ、前記一対のスライドプレートには前記カバーが開口部を閉鎖したとき前記ラッチの戻し機構の戻し力により前記カバーの係止部に係合して該カバーを閉位置で係止せしめるとともに前記キーを前記戻し機構の戻し力に抗してロック解除方向に操作したとき前記カバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪がそれぞれ設けられたことを特徴とするセーフティーボックス。
  2. 前記ラッチにはスライドピンが突設され、前記一対のスライドプレートはボックス中心(セーフティーボックスの幅方向中心)に関して左右の反対方向に移動可能に前記ケース部材に取り付けられるとともに前記スライドピンがスライド可能に嵌合するスライド溝がそれぞれ刻設され、前記ラッチの戻し機構の戻し力を補助するスプリングが前記一対のスライドプレート間に架設されて、前記ラッチの戻し機構と共働して前記一対のスライドプレートの係止爪を前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合するように付勢されており、一対のスライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置において、前記キーにより前記ラッチをロック解除方向に操作したとき前記スライドピンが前記一対のスライドプレートに形成された前記スライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートを前記係止爪とカバーの係止部との係合を開放する開放方向に移動せしめるように構成したことを特徴とする請求項1記載のセーフティーボックス。
  3. 前記一対のスライドプレートのスライド溝は、該スライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置においては前記ラッチのスライドピンが該スライド溝の一端側に嵌合し、前記キーによる前記ラッチの前記開放方向への移動に伴ない前記スライドピンが該スライド溝を移動することにより一対のスライドプレートを開放方向に移動せしめるように前記一端側から左右方向外側に向けて湾曲して形成されたことを特徴とする請求項1記載のセーフティーボックス。
  4. 箱状に形成されて内部に貴重品等の収納物収納用の収納室が設けられ、上面に前記収納室内に前記収納物を出し入れする開口部が開設された本体ボックスと、該本体ボックスに取り付けられて該本体ボックスの案内部に沿って往復動することにより前記開口部を開閉するスライド式のカバーと、前記本体ボックスの前方側に取り付けられて前記カバーが前記開口部を閉鎖した状態で該カバーを施錠するキーロック機構をそなえたセーフティーボックスにおいて、前記キーロック機構は、キーの嵌脱に連動されて往復動するとともに戻し機構をそなえたラッチと、ケース部材に左右対称に対をなして移動可能に取り付けられ前記ラッチの往復動に従い互いに左右方向に移動する一対のスライドプレートとをそなえ、前記一対のスライドプレートには前記カバーが開口部を閉鎖したとき前記ラッチの戻し機構の戻し力により前記カバーの係止部に係合して該カバーを閉位置で係止せしめるとともに前記キーを前記戻し機構の戻し力に抗してロック解除方向に操作したとき前記カバーの係止部との係合を開放して該カバーを開方向に移動可能とする係止爪がそれぞれ設けられ、
    前記ラッチにはスライドピンが突設され、前記一対のスライドプレートはボックス中心(セーフティーボックスの幅方向中心)に関して左右の反対方向に移動可能に前記ケース部材に取り付けられるとともに前記スライドピンがスライド可能に嵌合するスライド溝がそれぞれ刻設され、前記ラッチの戻し機構の戻し力を補助するスプリングが前記一対のスライドプレート間に架設されて、前記ラッチの戻し機構と共働して前記一対のスライドプレートの係止爪を前記カバーの2箇所の係止部にそれぞれ係合するように付勢されており、一対のスライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置において、前記キーにより前記ラッチをロック解除方向に操作したとき前記スライドピンが前記一対のスライドプレートに形成された前記スライド溝に沿って移動することにより前記一対のスライドプレートを前記係止爪とカバーの係止部との係合を開放する開放方向に移動せしめるように構成し、
    さらに、該スライドプレートの係止爪と前記カバーの2箇所の係止部がそれぞれ係合されている前記カバーの閉位置においては前記ラッチのスライドピンが該スライド溝の一端側に嵌合し、前記キーによる前記ラッチの開放方向への移動に伴ない前記スライドピンが該スライド溝を移動することにより一対のスライドプレートを前記開放方向に移動せしめるように前記一端側から左右方向外側に向けて湾曲して形成されたことを特徴とするセーフティーボックス。
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