JP4545475B2 - 回転子 - Google Patents

回転子 Download PDF

Info

Publication number
JP4545475B2
JP4545475B2 JP2004109749A JP2004109749A JP4545475B2 JP 4545475 B2 JP4545475 B2 JP 4545475B2 JP 2004109749 A JP2004109749 A JP 2004109749A JP 2004109749 A JP2004109749 A JP 2004109749A JP 4545475 B2 JP4545475 B2 JP 4545475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
resin
rotor
magnet mounting
mounting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004109749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005295732A (ja
Inventor
智也 宮村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004109749A priority Critical patent/JP4545475B2/ja
Publication of JP2005295732A publication Critical patent/JP2005295732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4545475B2 publication Critical patent/JP4545475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

本発明は、永久磁石式モータの回転子関する。
従来、例えば回転子の外周部に設けられた磁石装着孔に永久磁石を装着して固定する場合、例えば稀土類磁石等のように焼結体からなり、脆性を有する永久磁石では、圧入して装着することは困難であることから、磁石装着孔の寸法が永久磁石の寸法よりも大きくなるように所定のクリアランスを設け、このクリアランス分の隙間を埋めるようにして接着剤等を充填する方法が知られている。
ところで、回転子の静止状態において磁石装着孔に装着された永久磁石は、回転子の径方向に対して相対的に磁性材料の量が多い内周側にずれた位置に位置決めされる。しかしながら、回転子が回転すると永久磁石に遠心力が作用して、永久磁石が回転子の外周側へ変位しようとする。これにより、回転子の静止状態において永久磁石の外周面と磁石装着孔の外周面との間に設けられた相対的に大きな隙間に接着剤が充填されている場合には、この接着剤が固化して形成された接着層に永久磁石の遠心力に伴う過剰な圧力が作用して、接着層の圧壊等の不具合が生じる虞がある。例えば接着層が破損すると、回転子の回転に伴い磁石装着孔内で永久磁石が変位し、振動や騒音が増大すると共に、回転子本体に衝撃荷重が作用して疲労強度が低下してしまうという問題が生じる。
このような問題に対して、例えば磁石装着孔内に充填した接着剤が硬化するより以前のタイミングで回転子を回転させ、磁石装着孔内の永久磁石に回転に伴う遠心力等を作用させて所定位置に位置決めする方法(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2000−316243号公報
しかしながら、上記従来技術に係る磁石位置決め方法では、硬化前の接着剤にも回転に伴う遠心力等が作用することで接着剤が磁石装着孔内から外部に漏れ出てしまったり、複数の積層鋼板からなる回転子においては磁石装着孔内に充填された接着剤が積層鋼板間に浸透してしまい、接着剤によって永久磁石を磁石装着孔内に固定することが困難になるという問題が生じる。
特に、積層鋼板からなる回転子において接着剤が積層鋼板間に浸透する場合には、磁石装着孔内へ接着剤を充填する際に必要となる充填量を適切に把握することが困難となり、充填終了直後の初期状態からの経時変化として磁石装着孔と永久磁石との間に隙間が生じてしまう虞があることに加えて、例えば回転子を分解して再利用する場合等において積層鋼板の積層状態を解消して分解することが困難となる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、回転子に磁石を固定する際に用いる樹脂の必要量を適切に把握しつつ、磁石を回転子の所定位置に容易に位置決めすると共に、回転子の分解に要する手間を省くことが可能な回転子提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の発明の回転子は、回転子本体(例えば、後述する実施の形態でのヨーク12)に設けられた磁石装着部(例えば、後述する実施の形態での磁石装着部13)に磁石(例えば、後述する実施の形態での磁石14)が装着されてなる回転子であって、前記磁石装着部の内面と前記磁石の表面との間に、内部に樹脂(例えば、後述する実施の形態での樹脂22a)が充填されることにより前記磁石を前記磁石装着部の内面に向い押圧する第1樹脂保持バック(例えば、後述する実施の形態での樹脂保持バック22)を備え、前記第1樹脂保持バックは、予めガイド部に接合されており、前記ガイド部と共に前記磁石装着部内に挿入され、かつ、位置決めされた前記磁石の表面と前記磁石装着部の内面との間の空間部と同等の形状に変形可能であり、かつ、前記磁石の両側面および内周面と、前記磁石装着部の周方向両内面および内周側内面との間に形成される隙間の形状と同等である
上記の回転子によれば、第1樹脂保持バックは、予めガイド部に接合されていることにより、ガイド部と共に磁石装着部内に挿入されることから、第1樹脂保持バックを磁石装着部内に容易に挿入することができる。さらに、例えば第1樹脂保持バックを磁石の内周面と磁石装着部の内周側内面との間に配置することによって磁石を磁石装着部内の外周側にずれた所定の位置に容易に位置決めして固定することができ、回転子の回転時において外周側へ変位しようとする磁石に対して所望の機械的強度を確保することができ、振動や騒音の発生および疲労強度の低下を抑制することができる。
しかも、磁石を磁石装着部内に固定する樹脂は第1樹脂保持バック内に保持されることから、第1樹脂保持バック内に樹脂を充填する際には、磁石と磁石装着部との間の隙間を埋めるために必要とされるだけの適切な量の樹脂を第1樹脂保持バック内に充填するだけで済み、例えば回転子本体が複数の電磁鋼板が積層されてなる積層鋼板により形成される場合に硬化以前の樹脂が積層鋼板間に浸透してしまったり、例えば硬化以前の樹脂が磁石装着部内から流出してしまう等の不具合が生じることを防止することができる。
また、例えば回転子を分解して、回転子を構成する各部材を再利用する場合等においては、単に第1樹脂保持バックを磁石装着部から取り外すだけの単純な工程のみで、磁石を固定するための樹脂を回転子本体から分離することができ、回転子を構成する各部材を容易に再利用することができる。
さらに、上記の回転子によれば、第1樹脂保持バックは、例えば、予め、位置決めされた磁石の表面と磁石装着部の内面との間に形成される空間部と同等の形状を備え、磁石装着部内に挿入される際には、この挿入に適した形状に変形させられたり、例えば、可逆的あるいは不可逆的に弾性変形可能に形成されて、内部に樹脂が注入されることに伴って膨張しつつ、磁石の表面と磁石装着部の内面との間の空間部を埋めるようにして変形させられる。これにより、内部に樹脂を充填するだけの単純な工程によって、磁石の表面と磁石装着部の内面との間の空間部を埋めるようにして第1樹脂保持バックを装着することができる。
さらに、上記の回転子によれば、振動や騒音の発生を抑制することができる。
さらに、請求項2に記載の発明の回転子では、前記第1樹脂保持バックは、前記磁石装着部内において前記磁石よりも内周側にずれた位置に配置され、さらに、前記磁石の外周面と前記磁石装着部の外周側内面との間に配置された第2樹脂保持バックを備える
上記の回転子によれば、磁石装着部の外周側内面上に積層段差が形成されている場合であっても、この積層段差に直接に磁石の外周面が当接することで振動や騒音等が生じることを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明の回転子は、回転子本体(例えば、後述する実施の形態でのヨーク12)に設けられた磁石装着部(例えば、後述する実施の形態での磁石装着部13)に磁石(例えば、後述する実施の形態での磁石14)が装着されてなる回転子であって、前記磁石装着部の内面と前記磁石の表面との間に、内部に樹脂(例えば、後述する実施の形態での樹脂22a)が充填されることにより前記磁石を前記磁石装着部の内面に向い押圧する第1樹脂保持バック(例えば、後述する実施の形態での樹脂保持バック22)を備え、前記第1樹脂保持バックは、予めガイド部に接合されており、前記ガイド部と共に前記磁石装着部内に挿入され、かつ、位置決めされた前記磁石の表面と前記磁石装着部の内面との間の空間部と同等の形状に変形可能であり、かつ、前記磁石装着部内において前記磁石よりも内周側にずれた位置に配置され、さらに、前記磁石の外周面と前記磁石装着部の外周側内面との間に配置された第2樹脂保持バックを備える
上記の回転子によれば、第1樹脂保持バックは、予めガイド部に接合されていることにより、ガイド部と共に磁石装着部内に挿入されることから、第1樹脂保持バックを磁石装着部内に容易に挿入することができる。さらに、例えば第1樹脂保持バックを磁石の内周面と磁石装着部の内周側内面との間に配置することによって磁石を磁石装着部内の外周側にずれた所定の位置に容易に位置決めして固定することができ、回転子の回転時において外周側へ変位しようとする磁石に対して所望の機械的強度を確保することができ、振動や騒音の発生および疲労強度の低下を抑制することができる。
しかも、磁石を磁石装着部内に固定する樹脂は第1樹脂保持バック内に保持されることから、第1樹脂保持バック内に樹脂を充填する際には、磁石と磁石装着部との間の隙間を埋めるために必要とされるだけの適切な量の樹脂を第1樹脂保持バック内に充填するだけで済み、例えば回転子本体が複数の電磁鋼板が積層されてなる積層鋼板により形成される場合に硬化以前の樹脂が積層鋼板間に浸透してしまったり、例えば硬化以前の樹脂が磁石装着部内から流出してしまう等の不具合が生じることを防止することができる。
また、例えば回転子を分解して、回転子を構成する各部材を再利用する場合等においては、単に第1樹脂保持バックを磁石装着部から取り外すだけの単純な工程のみで、磁石を固定するための樹脂を回転子本体から分離することができ、回転子を構成する各部材を容易に再利用することができる。
さらに、上記の回転子によれば、第1樹脂保持バックは、例えば、予め、位置決めされた磁石の表面と磁石装着部の内面との間に形成される空間部と同等の形状を備え、磁石装着部内に挿入される際には、この挿入に適した形状に変形させられたり、例えば、可逆的あるいは不可逆的に弾性変形可能に形成されて、内部に樹脂が注入されることに伴って膨張しつつ、磁石の表面と磁石装着部の内面との間の空間部を埋めるようにして変形させられる。これにより、内部に樹脂を充填するだけの単純な工程によって、磁石の表面と磁石装着部の内面との間の空間部を埋めるようにして第1樹脂保持バックを装着することができる。
さらに、上記の回転子によれば、磁石装着部の外周側内面上に積層段差が形成されている場合であっても、この積層段差に直接に磁石の外周面が当接することで振動や騒音等が生じることを防止することができる。
さらに、請求項4に記載の発明の回転子では、前記第2樹脂保持バックは前記第1樹脂保持バックよりも薄い
さらに、請求項5に記載の発明の回転子では、前記ガイド部は前記磁石である
上記の回転子によれば、一体化された第1樹脂保持バックと磁石とを磁石装着部内に挿入することができる。
さらに、請求項6に記載の発明の回転子では前記第1樹脂保持バックは、内部に前記樹脂が充填された以後において前記樹脂と一体化する材料により形成される。
請求項1に記載の発明の回転子によれば、第1樹脂保持バックは、予めガイド部に接合されていることにより、ガイド部と共に磁石装着部内に挿入されることから、第1樹脂保持バックを磁石装着部内に容易に挿入することができる。さらに、第1樹脂保持バックによって磁石を磁石装着部内の外周側にずれた所定の位置に容易に位置決めして固定することができ、回転子の回転時において外周側へ変位しようとする磁石に対して所望の機械的強度を確保することができ、振動や騒音の発生および疲労強度の低下を抑制することができる。しかも、磁石を磁石装着部内に固定する樹脂は第1樹脂保持バック内に保持されることから、第1樹脂保持バック内に樹脂を充填する際には、磁石と磁石装着部との間の隙間を埋めるために必要とされるだけの適切な量の樹脂を第1樹脂保持バック内に充填するだけで済み、例えば回転子本体が複数の電磁鋼板が積層されてなる積層鋼板により形成される場合に硬化以前の樹脂が積層鋼板間に浸透してしまったり、例えば硬化以前の樹脂が磁石装着部内から流出してしまう等の不具合が生じることを防止することができる。
また、例えば回転子を分解して、回転子を構成する各部材を再利用する場合等においては、単に第1樹脂保持バックを磁石装着部から取り外すだけの単純な工程のみで、磁石を固定するための樹脂を回転子本体から分離することができ、回転子を構成する各部材を容易に再利用することができる。
さらに、第1樹脂保持バックは、例えば、予め、位置決めされた磁石の表面と磁石装着部の内面との間に形成される空間部と同等の形状を備え、磁石装着部内に挿入される際には、この挿入に適した形状に変形させられたり、例えば、可逆的あるいは不可逆的に弾性変形可能に形成されて、内部に樹脂が注入されることに伴って膨張しつつ、磁石の表面と磁石装着部の内面との間の空間部を埋めるようにして変形させられる。これにより、内部に樹脂を充填するだけの単純な工程によって、磁石の表面と磁石装着部の内面との間の空間部を埋めるようにして第1樹脂保持バックを装着することができる。
さらに、振動や騒音の発生を抑制することができる。
さらに、請求項2に記載の発明の回転子によれば、磁石装着部の外周側内面上に積層段差が形成されている場合であっても、この積層段差に直接に磁石の外周面が当接することで振動や騒音等が生じることを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明の回転子によれば、第1樹脂保持バックは、予めガイド部に接合されていることにより、ガイド部と共に磁石装着部内に挿入されることから、第1樹脂保持バックを磁石装着部内に容易に挿入することができる。さらに、第1樹脂保持バックによって磁石を磁石装着部内の外周側にずれた所定の位置に容易に位置決めして固定することができ、回転子の回転時において外周側へ変位しようとする磁石に対して所望の機械的強度を確保することができ、振動や騒音の発生および疲労強度の低下を抑制することができる。しかも、磁石を磁石装着部内に固定する樹脂は第1樹脂保持バック内に保持されることから、第1樹脂保持バック内に樹脂を充填する際には、磁石と磁石装着部との間の隙間を埋めるために必要とされるだけの適切な量の樹脂を第1樹脂保持バック内に充填するだけで済み、例えば回転子本体が複数の電磁鋼板が積層されてなる積層鋼板により形成される場合に硬化以前の樹脂が積層鋼板間に浸透してしまったり、例えば硬化以前の樹脂が磁石装着部内から流出してしまう等の不具合が生じることを防止することができる。
また、例えば回転子を分解して、回転子を構成する各部材を再利用する場合等においては、単に第1樹脂保持バックを磁石装着部から取り外すだけの単純な工程のみで、磁石を固定するための樹脂を回転子本体から分離することができ、回転子を構成する各部材を容易に再利用することができる。
さらに、第1樹脂保持バックは、例えば、予め、位置決めされた磁石の表面と磁石装着部の内面との間に形成される空間部と同等の形状を備え、磁石装着部内に挿入される際には、この挿入に適した形状に変形させられたり、例えば、可逆的あるいは不可逆的に弾性変形可能に形成されて、内部に樹脂が注入されることに伴って膨張しつつ、磁石の表面と磁石装着部の内面との間の空間部を埋めるようにして変形させられる。これにより、内部に樹脂を充填するだけの単純な工程によって、磁石の表面と磁石装着部の内面との間の空間部を埋めるようにして第1樹脂保持バックを装着することができる。
さらに磁石装着部の外周側内面上に積層段差が形成されている場合であっても、この積層段差に直接に磁石の外周面が当接することで振動や騒音等が生じることを防止することができる。
さらに、請求項5に記載の発明の回転子によれば、一体化された第1樹脂保持バックと磁石とを磁石装着部内に挿入することができる。
以下、本発明の回転子および回転子の製造方法の一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る回転子10は、例えば内燃機関と共に車両の駆動源とされるハイブリッド車両用電動機をなすブラシレスDCモータの回転子であって、このブラシレスDCモータは、回転子10を回転させる回転磁界を発生する複数相の固定子巻線を具備する固定子を備えて構成されている。そして、例えば内燃機関とブラシレスDCモータとトランスミッションとを直列に直結した構造のパラレルハイブリッド車両において、内燃機関およびブラシレスDCモータの両方の駆動力は、トランスミッションを介して車両の駆動輪に伝達されるようになっている。
この回転子10は、例えば図1に示すように、内燃機関のクランクシャフトおよびトランスミッションの入力軸に連結されてモータトルクを伝達するためのシャフト11と、例えば珪素鋼板等の複数の電磁鋼板が積層されてなる略円筒状のヨーク12と、ヨーク12に設けられた複数の磁石装着部13,…,13に装着される複数の磁石14,…,14と、ヨーク12の回転軸O方向の端面12A,12Bを両側から挟み込むようにして配置された1対の略円環板状の端面板15,15と、略円環状のカラー16とを備えて構成されている。
例えば鍛造により略円筒状に形成されたシャフト11は、外周面11A上における回転軸O方向の一方の端部において一段拡径するようにして周方向に沿って外周面11A上から突出する突出部11aを備え、さらに、外周面11A上の周方向に沿った所定位置には回転軸O方向に伸びる複数(例えば2つ)の凹溝11b,11bが形成され、各凹溝11bは、外周面11A上およびシャフト11の回転軸O方向の他方の端面11B上において開口するように形成されている。
略円筒状のヨーク12は、シャフト11の外周面11Aの外径よりも僅かに小さな内径を有する内周面12Cを備え、この内周面12C上の周方向に沿った所定位置には回転軸O方向に伸びる複数(例えば2つ)の凸部12a,12aが形成され、ヨーク12の内周面12Cがシャフト11の外周面11Aに当接するようにしてヨーク12を相対的にシャフト11に装着する際に、ヨーク12の凸部12aがシャフト11の凹溝11bに装着されることで、ヨーク12とシャフト11とが周方向の所定相対位置に位置決めされるようになっている。
ヨーク12の外周部には周方向に所定間隔をおいて複数の磁石装着部13,…,13が設けられ、隣り合う磁石装着部13,13間においてヨーク12の外周面12D上には回転軸O方向に伸びる凹溝12bが形成されている。
周方向の両側から凹溝12b,12bにより挟み込まれる突極状に形成された各磁石装着部13は、例えば図2に示すように、回転軸O方向に貫通する1対の磁石装着孔13a,13aを備え、これら2つの磁石装着孔13a,13aはセンターリブ13bを介して周方向に隣り合うように配置されている。各磁石装着孔13aは回転軸線O方向に対する断面が略長方形状に形成され、各磁石装着孔13aの周方向および径方向の各寸法は、略長方形板状の磁石14の幅寸法および厚さ寸法よりも所定寸法だけ大きく設定されている。
そして、各磁石装着孔13a内に挿入された磁石14は、磁石14の外周面14Aと磁石装着孔13aの外周側内面13Aとが当接し、磁石14の各両側面14B,14Cおよび内周面14Dと、磁石装着孔13aの各周方向内面13B,13Cおよび内周側内面13Dとの間に所定寸法の隙間21が形成されるようにして位置決めされ、この隙間21には、例えばシリコン樹脂やエポキシ樹脂等の樹脂22aが内部に充填された樹脂保持バック22が装着されている。
樹脂保持バック22は、内部の樹脂22aが硬化することによって磁石14と磁石装着孔13aとの間の隙間21を埋めると共に、磁石14を径方向の外周側に向かって押圧し、磁石14の外周面14Aを磁石装着孔13aの外周側内面13Aに押圧固定する。
また、1対の磁石装着孔13a,13aに装着される1対の磁石14,14は、厚さ方向(つまり回転子12の径方向)に磁化され、互いに磁化方向が同方向となるように設定される。なお、周方向で隣り合う磁石装着部13,13に対して、各1対の磁石装着孔13a,13aおよび13a,13aに装着される各1対の磁石14,14および14,14は互いに磁化方向が異方向となるように設定される。すなわち外周側がN極とされた1対の磁石14,14が装着された磁石装着部13には、外周側がS極とされた1対の磁石14,14が装着された磁石装着部13が、凹溝12bを介して周方向に隣接するようになっている。
略円環板状の端面板15は、ヨーク12の外径よりも僅かに小さな外径を有する外周面15Aおよび磁石装着孔13aの内周面よりも小さな径の内径を有する内周面15Bを備え、ヨーク12の端面12A,12Bを両側から挟み込む1対の端面板15,15は、各磁石装着孔13aに装着された磁石14の両端面に当接し、磁石14が回転軸O方向に変位することを規制するようになっている。
なお、端面板15の内周面15Bは、シャフト11の外周面11Aの外径と同等あるいは外周面11Aの外径よりも僅かに大きく、かつ、シャフト11の外周面11A上に設けられた突出部11aの外径よりも小さい内径を有するように形成され、さらに、この内周面15B上の周方向に沿った所定位置には回転軸O方向に伸びる複数(例えば2つ)の突部15a,15aが形成されている。すなわち、端面板15の内周面15Bがシャフト11の外周面11Aに対向するようにして端面板15を相対的にシャフト11に装着する際に、端面板15の突部15aがシャフト11の凹溝11bに装着されることで、端面板15とシャフト11とが周方向の所定相対位置に位置決めされ、さらに、端面板15がシャフト11の突出部11aに当接することで、端面板15がシャフト11の回転軸O方向の一方の端部から抜けてしまうことを防止するようになっている。
略円環状のカラー16は、シャフト11の外周面11Aの外径よりも僅かに小さな内径を有する内周面16Aおよび端面板15の内周面15Bの内径よりも大きな外径を有する外周面16Bを備え、複数の磁石14,…,14が装着されたヨーク12および1対の端面板15,15が装着されたシャフト11に対して、カラー16の内周面16Aがシャフト11の外周面11Aに当接するようにしてカラー16を相対的にシャフト11に装着することによって、カラー16が端面板15に当接し、端面板15がシャフト11の回転軸O方向の他方の端部から抜けてしまうことを防止するようになっている。
本実施の形態に係る回転子10は上記構成を備えており、次に、この回転子10の製造方法、特に、磁石14を回転子10に固定する方法について添付図面を参照しながら説明する。
先ず、図3に示すステップS01においては、ロータシャフト11に一方の端面板15を装着し、さらに、ヨーク12にロータシャフト11を圧入するようにして、ロータシャフト11にヨーク12を装着する。
次に、ステップS02においては、ヨーク12の各磁石装着孔13aの一方の開口部が一方の端面板15により閉塞された磁石装着孔13aに、未着磁の磁石14と、樹脂22aを未注入の樹脂保持バック22とを挿入する。なお、このとき、例えば図4(a)に示すように、樹脂保持バック22を磁石14よりも内周側にずれた位置に配置する。
次に、ステップS03においては、樹脂保持バック22内に所定量の樹脂22aを注入する。これにより、例えば図4(b)に示すように、磁石14と磁石装着孔13aとの間の隙間21を埋めるようにして樹脂保持バック22が変形し、磁石14は、径方向の外周側に向かって押圧され、磁石14の外周面14Aが磁石装着孔13aの外周側内面13Aに当接した状態で位置決めされる。
次に、ステップS04においては、樹脂22aを所定温度まで加熱して硬化させ、磁石14を、磁石14の外周面14Aが磁石装着孔13aの外周側内面13Aに当接した状態で磁石装着孔13a内に押圧固定する。
次に、ステップS05においては、ヨーク12の各磁石装着孔13aの他方の開口部から外部に突出する樹脂保持バック22および硬化した樹脂22aの余剰分を削除する。
そして、ステップS06においては、例えば図4(c)に示すように、ロータシャフト11に他方の端面板15を装着し、ヨーク12の各磁石装着孔13aの他方の開口部を他方の端面板15により閉塞する。
次に、ステップS07においては、カラー16にロータシャフト11を圧入するようにして、ロータシャフト11にカラー16を装着する。
そして、ステップS08においては、例えばロータシャフト11とヨーク12と1対の端面板15,15とカラー16との相対位置等の検査および修正を行う。
そして、ステップS09においては、回転バランス等を調整する。
次に、ステップS10においては、各磁石装着孔13aに装着された磁石14に対して、ブラシレスDCモータの所望の運転特性を確保するために必要とされる所定の帯磁磁束が形成されるようにして、磁化方向を厚さ方向とし、適宜の着磁装置(図示略)により着磁を行い、一連の処理を終了する。
上述したように、本実施の形態による回転子の製造方法によれば、予め、磁石14を各磁石装着孔13a内の外周側にずれた所定の位置に容易に位置決めして固定することができ、回転子10の回転時において外周側へ変位しようとする磁石14に対して所望の機械的強度を確保することができ、振動や騒音の発生および回転子10の疲労強度の低下を抑制することができる。
しかも、回転子10を、例えばハイブリッド車両や燃料電池車両等の車両の駆動源とされる車両用電動機に具備した際に、車両の駆動源の使用環境や車両用電動機の運転状態等に応じて樹脂22aの熱変形が増大することを抑制するために、相対的に粘度が低い樹脂22aを採用した場合であっても、ヨーク12を構成する複数の電磁鋼板が積層されてなる積層鋼板間に硬化以前の樹脂22aが浸透してしまうことを防止することができ、磁石14と磁石装着孔13aとの間の隙間を埋めるために必要とされるだけの適切な量の樹脂22aを樹脂保持バック22内に充填するだけで、磁石14を適切に固定することができる。
また、例えば回転子10を分解して、回転子10を構成する各部材を再利用する場合等においては、単に樹脂保持バック22を磁石装着孔13a内から取り外すだけの単純な工程のみで、磁石14を固定するための樹脂22aをヨーク12から分離することができ、回転子10を構成する各部材を容易に再利用することができる。
なお、上述した実施の形態においては、ステップS02において、磁石装着孔13aに、未着磁の磁石14と、樹脂22aを未注入の樹脂保持バック22とを、互いに独立に挿入したが、これに限定されず、例えば図5に示す本実施形態の第1変形例のように、予め、樹脂保持バック22を磁石14の内周面14Dに接合しておき、一体化された樹脂保持バック22と磁石14とを磁石装着孔13a内に挿入してもよい。
また、例えば図6に示す本実施形態の第2変形例のように、予め、樹脂保持バック22を、例えば板状等のガイド部材31に接合しておき、ガイド部材31と共に磁石装着孔13a内に挿入してもよい。
また、上述した実施の形態においては、樹脂保持バック22を伸縮可能に形成してもよい。
そして、この場合には、例えば樹脂保持バック22に樹脂22aを注入して樹脂保持バック22を膨張させることによって、樹脂保持バック22を磁石装着孔13a内に挿入してもよい。
この本実施形態の第3変形例においては、例えば図7に示すように、上述したステップS01の実行後に、ステップS11に進む。
そして、ステップS11においては、ヨーク12の各磁石装着孔13aの一方の開口部が一方の端面板15により閉塞された磁石装着孔13aに未着磁の磁石14を挿入する。
次に、ステップS12においては、ヨーク12の各磁石装着孔13aの他方の開口部に樹脂保持バック22を配置し、樹脂保持バック22内に樹脂22aを所定の注入圧力で注入して樹脂保持バック22を膨張させることによって、樹脂保持バック22を磁石14の内周面14Dと磁石装着孔13aの内周側内面13Dとの間の隙間21内に挿入する。そして、上述したステップS04に進む。
また、上述した実施の形態においては、予め、樹脂保持バック22の形状を、例えば、磁石装着孔13aに磁石14が装着されて磁石14の外周面14Aと磁石装着孔13aの外周側内面13Aとが当接した状態で磁石装着孔13a内に形成される隙間21、つまり図2に示すように、磁石14の各両側面14B,14Cおよび内周面14Dと、磁石装着孔13aの各周方向内面13B,13Cおよび内周側内面13Dとの間に形成される隙間21の形状と同等に形成してもよい。
また、上述した実施の形態においては、樹脂保持バック22を磁石14の各両側面14B,14Cおよび内周面14Dと、磁石装着孔13aの各周方向内面13B,13Cおよび内周側内面13Dとの間に形成される隙間21に装着するとしたが、これに限定されず、さらに、樹脂22aが充填された状態で相対的に薄い樹脂保持バック22を磁石14の外周面14Aと磁石装着孔13aの外周側内面13Aとの間に装着してもよい。この場合には、複数の電磁鋼板が積層されてなるヨーク12において、磁石装着孔13aの外周側内面13A上に積層段差が形成されている場合であっても、この積層段差に直接に磁石14の外周面14Aが当接することで振動や騒音等が生じることを防止することができる。
また、上述した実施の形態においては、樹脂保持バック22を、樹脂22aが充填された以後において樹脂22aと一体化する材料により形成してもよい。
また、上述した実施の形態においては、ヨーク12を貫通する磁石装着孔13a内に磁石14を装着するとしたが、これに限定されず、例えばヨーク12の外周面12D上で開口する凹部に磁石14が装着され、この凹部の開口部に磁石14の外周面14Aに当接して磁石14が外周側に変位することを規制する爪部が設けられていてもよい。
本発明の一実施形態に係る回転子の分解斜視図である。 図1に示す磁石が装着されたヨークの要部平面図である。 本発明の一実施形態に係る回転子の製造方法の各工程について示すフローチャートである。 図4(a)〜(c)は磁石装着孔内に樹脂保持バックを挿入し、樹脂保持バック内に樹脂を充填し、樹脂を硬化させて磁石を固定する各工程を模式的に示す図である。 本実施形態の第1変形例において、磁石装着孔内に樹脂保持バックを挿入する工程を模式的に示す図である。 本実施形態の第2変形例において、磁石装着孔内に樹脂保持バックを挿入する工程を模式的に示す図である。 本実施形態の第3変形例に係る回転子の製造方法の各工程について示すフローチャートである。
符号の説明
10 回転子
12 ヨーク(回転子本体)
13 磁石装着部
14 磁石
22 樹脂保持バック
22a 樹脂

Claims (6)

  1. 回転子本体に設けられた磁石装着部に磁石が装着されてなる回転子であって、
    前記磁石装着部の内面と前記磁石の表面との間に、内部に樹脂が充填されることにより前記磁石を前記磁石装着部の内面に向い押圧する第1樹脂保持バックを備え、
    前記第1樹脂保持バックは、予めガイド部に接合されており、前記ガイド部と共に前記磁石装着部内に挿入され、かつ、
    位置決めされた前記磁石の表面と前記磁石装着部の内面との間の空間部と同等の形状に変形可能であり、かつ、
    前記磁石の両側面および内周面と、前記磁石装着部の周方向両内面および内周側内面との間に形成される隙間の形状と同等であることを特徴とする回転子。
  2. 前記第1樹脂保持バックは、前記磁石装着部内において前記磁石よりも内周側にずれた位置に配置され、
    さらに、前記磁石の外周面と前記磁石装着部の外周側内面との間に配置された第2樹脂保持バックを備えることを特徴とする請求項1に記載の回転子。
  3. 回転子本体に設けられた磁石装着部に磁石が装着されてなる回転子であって、
    前記磁石装着部の内面と前記磁石の表面との間に、内部に樹脂が充填されることにより前記磁石を前記磁石装着部の内面に向い押圧する第1樹脂保持バックを備え、
    前記第1樹脂保持バックは、予めガイド部に接合されており、前記ガイド部と共に前記磁石装着部内に挿入され、かつ、
    位置決めされた前記磁石の表面と前記磁石装着部の内面との間の空間部と同等の形状に変形可能であり、かつ、
    前記磁石装着部内において前記磁石よりも内周側にずれた位置に配置され、
    さらに、前記磁石の外周面と前記磁石装着部の外周側内面との間に配置された第2樹脂保持バックを備えることを特徴とす回転子。
  4. 前記第2樹脂保持バックは前記第1樹脂保持バックよりも薄いことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の回転子。
  5. 前記ガイド部は前記磁石であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の回転子。
  6. 前記第1樹脂保持バックは、内部に前記樹脂が充填された以後において前記樹脂と一体化する材料により形成されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1つに記載の回転子。
JP2004109749A 2004-04-02 2004-04-02 回転子 Expired - Fee Related JP4545475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109749A JP4545475B2 (ja) 2004-04-02 2004-04-02 回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109749A JP4545475B2 (ja) 2004-04-02 2004-04-02 回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005295732A JP2005295732A (ja) 2005-10-20
JP4545475B2 true JP4545475B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=35328051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004109749A Expired - Fee Related JP4545475B2 (ja) 2004-04-02 2004-04-02 回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4545475B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102842999A (zh) * 2011-06-23 2012-12-26 现代自动车株式会社 固定转子内的永磁体的技术

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4861144B2 (ja) * 2006-12-06 2012-01-25 本田技研工業株式会社 ロータコアの製造方法
JP4712013B2 (ja) * 2007-09-20 2011-06-29 本田技研工業株式会社 ロータ製造装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001025191A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Nissan Motor Co Ltd 電動機のロータ及びその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001025191A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Nissan Motor Co Ltd 電動機のロータ及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102842999A (zh) * 2011-06-23 2012-12-26 现代自动车株式会社 固定转子内的永磁体的技术
CN102842999B (zh) * 2011-06-23 2016-12-14 现代自动车株式会社 固定转子内的永磁体的技术

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005295732A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4815967B2 (ja) 永久磁石式回転電機
JP4807219B2 (ja) ステータコアおよび回転電機
US9484790B2 (en) Rotor for electric rotating machine and method of manufacturing the same
KR101820100B1 (ko) 영구자석식 모터 및 영구자석식 모터의 제조방법
JP4666500B2 (ja) 永久磁石埋込型モータの回転子
JP5315967B2 (ja) 回転電機のロータ製造方法及びロータ
JP6836842B2 (ja) ロータおよびこれを含むモータ
JP2011254677A (ja) モータのロータおよびその製造方法
JP2006311782A (ja) ロータおよびその製造方法
JP6493257B2 (ja) ロータの製造方法
JP2005168128A (ja) 回転電機用ロータ
JP2007049805A (ja) 永久磁石式回転子
WO2013073286A1 (ja) 回転電機用ロータ及び電動パワーステアリング用モータ
US9166450B2 (en) Permanent magnet rotor
JPH1198735A (ja) 回転電機のロータ及び回転電機のロータの製造方法
CN111446790A (zh) 转子
JP4163136B2 (ja) 回転子の製造方法
JP4786193B2 (ja) 永久磁石式回転子
JP4545475B2 (ja) 回転子
JPWO2018042634A1 (ja) ロータ、回転電機、及びロータの製造方法
JP5648438B2 (ja) ロータコア、回転電機用ロータ、および回転電機用ロータコアの製造方法
JP4862106B2 (ja) モーター用ローターの製造法
JP4604464B2 (ja) モータ回転子の磁石固定構造
CN111431306B (zh) 永久磁铁埋设型转子及永久磁铁埋设型转子的制造方法
JP2000232743A (ja) モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100622

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100630

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140709

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees