JP4544938B2 - 通信装置及びその制御方法 - Google Patents

通信装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4544938B2
JP4544938B2 JP2004235396A JP2004235396A JP4544938B2 JP 4544938 B2 JP4544938 B2 JP 4544938B2 JP 2004235396 A JP2004235396 A JP 2004235396A JP 2004235396 A JP2004235396 A JP 2004235396A JP 4544938 B2 JP4544938 B2 JP 4544938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
communication
unit
antennas
communication unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004235396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006054710A (ja
Inventor
英寛 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2004235396A priority Critical patent/JP4544938B2/ja
Priority to CN 200510091450 priority patent/CN1734973B/zh
Publication of JP2006054710A publication Critical patent/JP2006054710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4544938B2 publication Critical patent/JP4544938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は通信装置及びその制御方法に関し、特に複数の無線通信部及び複数のアンテナを備えた通信装置及びその制御方法に関する。
図8は、従来技術に係るPHS(Personal Handyphone System)の基地局の構成を示している。同図に示すように、従来構成では、複数の無線通信部106−1,106−2を備えており、各無線通信部106−1,106−2には4本のアンテナが接続されている。各無線通信部106は、送信部100、受信部104及びPLL回路102を備えており、各無線通信部106の送信部100により送信されるデータは、インターフェース部110を介して外部からベースバンド処理部108により取得されるようになっている。また、各無線通信部106の受信部104により受信されるデータは、ベースバンド処理部108に供給され、インターフェース部110を介して外部に供給されるようになっている。また、制御部112は、記憶装置114を作業用として用いながら、ベースバンド処理部108及び各無線通信部106を制御するようになっている。
特開2003−134018号公報
一般に、アンテナ数が多いほど各無線通信部106は信頼性の高い通信を行うことができる。他方、無線通信部106の通信状況によっては、該無線通信部106で4本のアンテナの全てを使用しなくても十分な信頼性の通信を行うことができる場合がある。このため、そのような場合には、一方の無線通信部106に接続されたアンテナのうち一部又は全部を他方の無線通信部106に接続することにより、該他方の無線通信部106において、より信頼性の高い通信を行うようにしてよい。ところが、従来構成では各無線通信部106に接続されるアンテナの数が固定されているため、そうした柔軟なアンテナの利用ができないという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、アンテナ資源を有効に活用して信頼性の高い通信を行うことができる通信装置及びその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信装置は、複数のアンテナと、複数の無線通信部と、前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を決定する制御部と、前記制御部による決定に基づいて、前記各アンテナを前記複数の無線通信部のいずれかに接続するアンテナ切替部と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、アンテナ切替部を備え、制御部による決定に基づいて、各アンテナを複数の無線通信部のいずれかに接続するようにしたので、アンテナ資源を有効に活用することができ、それにより全体として信頼性の高い通信を行うことができる。
また、前記複数の無線通信部は、それぞれ異なる周波数により通信を行うようにすれば好適である。また、前記複数の無線通信部は、それぞれ、該無線通信部に接続された前記アンテナを用いて空間ダイバーシチ又はアダプティブアレイ方式による通信を行ってもよい。こうすれば、各無線通信部において、アンテナ数に応じた高い信頼性の通信を行うことができる。
また、前記制御部は、前記各無線通信部の通信相手の数に基づいて、前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を決定するようにしてもよい。こうすれば、無線通信部の通信相手の数が少ない場合に、該無線通信部に無駄にアンテナ数を割り当てずに済む。また、通信相手1つに対し多くのアンテナを割り当てることができるようになり、品質の高い通信を行うことができる。
また、前記各無線通信部は、それぞれ時分割多重方式により通信を行うとともに、前記各無線通信部のタイムスロットは同期され、前記制御部は、前記各無線通信部のタイムスロットの信号対ノイズ比(S/N比)に基づいて、前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を決定するようにしてもよい。この場合、各無線通信部は少なくとも受信部を含むようにすることが望ましい。こうすれば、信号対ノイズ比、すなわち現在行っている通信の安定性・困難性に応じてアンテナ数を決定することができる。この場合、前記制御部は、前記各無線通信部のタイムスロット毎の信号対ノイズ比の差に基づいて、前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を決定するようにしてもよい。
また、前記各無線通信部は、それぞれ時分割多重方式により通信を行うとともに、前記各無線通信部のタイムスロットは同期され、前記制御部は、前記各無線通信部のタイムスロットの通信レートの差に基づいて、前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を決定するようにしてもよい。こうすれば、各通信レートを実現するために必要な、或いは望ましい信頼性の通信を、各無線通信部において実現させることができるようになる。
また、前記制御部は、前記各無線通信部の通信レート及び信号対ノイズ比に基づいて所要アンテナ数を判断し、判断結果に応じて前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を決定するようにしてもよい。こうすれば、例えば所要アンテナ数(必要な最低限のアンテナ数をいう。)を下回らないように、各無線通信部に接続するアンテナの数を決定することができる。
この場合、前記制御部は、前記各無線通信部の現在の信号対ノイズ比及び前記各無線通信部に現在接続されているアンテナの数に基づいて、前記各無線通信部のアンテナの数を所与の数に変更した後の信号対ノイズ比を予測する手段と、を含み、予測結果に基づいて前記所要アンテナ数を判断するようにしてもよい。このとき、予測される信号対ノイズ比と所要信号対ノイズ比(必要な最低限の信号対ノイズ比)との比較に応じて、前記各無線通信部のアンテナの数を前記所与の数に変更することを制限するようにしてもよい。
この場合、前記制御部は、前記各無線通信部の通信レートに基づいて前記所要信号対ノイズ比を決定する手段をさらに含むようにしてもよい。当該通信レートを実現するために必要な最低限の信号対ノイズ比を可及的に確保することができるようになる。
また、前記制御部は、前記各無線通信部の信号対ノイズ比と所要信号対ノイズ比との比較に応じて、前記各無線通信部の通信レートを変更するようにしてもよい。こうすれば、万一信号対ノイズ比が所要信号対ノイズ比を下回った場合に、必要な通信の信頼性を確保することができる。
また、本発明に係る通信装置の制御方法は、複数のアンテナと、複数の無線通信部と、を含む通信装置の制御方法であって、前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を制御部によって決定し、該決定に基づいて、前記各アンテナを前記複数の無線通信部のいずれかに接続する、ことを特徴とする。こうすれば、アンテナ資源を有効に活用することができ、それにより全体として信頼性の高い通信を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。同図に示す通信装置10は、アンテナ12−1〜12−8、無線通信部16−1,16−2、アンテナ切替部14、ベースバンド処理部24、制御部26、記憶装置28、インターフェース部30を含んで構成されている。また、各無線通信部16は、送信部18、PLL回路20及び受信部22を含んで構成されている。
8本のアンテナ12−1〜12−8は、全てアンテナ切替部14に接続されており、またアンテナ切替部14には無線通信部16−1,16−2も接続されている。そして、アンテナ切替部14は、制御部26から入力されるアンテナ切替信号に従って、アンテナ12−1〜12−8の一部を無線通信部16−1に接続し、残りを無線通信部16−2に接続するようになっている。上記アンテナ切替信号は、例えば無線通信部16−1に接続すべきアンテナの本数を表す信号等、どの無線通信部16に何本のアンテナ12を接続すべきかを特定する信号である。
通信装置10は、PHSの基地局として構成されており、図示しない複数の無線端末を通信相手として、TDMA/TDD(時分割多重/時分割複信)方式による通信を行うものである。また、通信装置10は、通信レート(情報伝送速度)の異なる複数の多値変調方式(BPSK,QPSK,8PSK,16QAM,32QAM,64QAM)を、各タイムスロットにおいて選択的に適用して通信を行うことができるようになっている。さらに、1つの無線通信部16に複数のアンテナ12が接続される場合には、空間ダイバーシチ又はアダプティブアレイ方式を用いた通信を行う。各無線通信部16は、送信部18によりベースバンド処理部24から供給されるベースバンド信号を、PLL回路20からの供給信号を用いて搬送波に変換し、それをアンテナ切替部14により接続されたアンテナ12により送信している。また、各無線通信部16は、アンテナ切替部14により接続されたアンテナ12により受信される信号を、PLL回路20からの供給信号を用いてベースバンド信号に変換し、それをベースバンド処理部24に供給している。
ベースバンド処理部24はインターフェース部30を介して網側と接続されており、網側と通信内容を授受するようになっている。また、ベースバンド処理部24は、制御部26からの指示に従って、各無線端末の呼を、いずれかの無線通信部16のいずれかのタイムスロットに割り付けるようにしている。このとき、各無線通信部16のタイムスロットは同期されるようになっており、無線通信部16−1の各タイムスロットの始期及び終期は、無線通信部16−2の各タイムスロットの始期及び終期と一致するようになっている。
制御部26は、マイクロプロセッサを中心として構成されており、RAM等を中心として構成された記憶装置28を作業用として用いながら、通信装置10の全体を制御するようになっている。特に、制御部26ではベースバンド処理部24から各無線通信部16の各タイムスロットのS/N比を取得するようになっている。また、制御部26では、各呼の通信レート(変調方式)を管理するようになっており、それらの情報を用いて各無線通信部16の各タイムスロットにおいて、各無線通信部16に何本のアンテナ12を接続するべきかを決定するようになっている。そして、その決定に従ってアンテナ切替信号を生成し、それをタイムスロット毎にアンテナ切替部14に供給するようになっている。
すなわち、各無線通信部16では、各タイムスロットにおいて、制御部26により割り当てられた呼の通信が行われており、その通信レートは制御部26において管理され、ベースバンド処理部24に指示されるようになっている。そして、各タイムスロットにおいて、各無線通信部16で行っている通信のS/N比及び通信レートを取得し、それに応じてアンテナ切替信号を生成するようになっている。また、制御部26は、各無線通信部16に割り当てられた呼の数を管理しており、それに応じてアンテナ切替信号を生成するようになっている。
具体的には、いずれか一方の無線通信部16に割り当てられた呼の数が零であれば、全てのアンテナ12を、他方の無線通信部16に割り当てるよう、アンテナ切替信号を生成するようになっている。こうして、割り当てられた呼の数が零である無線通信部16に対しては、アンテナ12が割り当てられないようにしている。
また、各タイムスロットにおいて、各無線通信部16で行っている通信のS/N比の差が所定値よりも大きければ、S/N比が大きな通信を行っている無線通信部16に接続されるアンテナ12の本数を減らし、その分だけS/N比が小さな通信を行っている無線通信部16に接続されるアンテナ12の本数を増やすようにしている。このとき、S/N比の差の大きさに応じて、S/N比が大きな通信を行っている無線通信部16のアンテナ12の削減数、すなわちS/N比が小さな通信を行っている無線通信部16のアンテナ12の増加数を変えるようにしている。具体的には、S/N比の差が大きい程、削減数/増加数が大きくなるようにしている。
また、各タイムスロットにおいて、各無線通信部16で行っている通信の通信レートの差に応じて、通信レートが高い通信を行っている無線通信部16に接続されるアンテナ12の本数を減らし、その分だけ通信レートが低い通信を行っている無線通信部16に接続されるアンテナ12の本数を増やすようにしている。このとき、通信レートの差の大きい程、アンテナ12の削減数/増加数が大きくなるようにしている。
図2乃至図4は、タイムスロット毎に実行される各無線通信部16に接続されるアンテナ12の本数を決定する処理(アンテナ選択処理)を示すフロー図である。まず図2に示すように、制御部26では、タイムスロット毎に、いずれかの無線通信部16に割り当てられた呼の数が零でないかを調べる(S101)。そして、いずれかの無線通信部16に割り当てられた呼の数が零であれば、割り当てられた呼の数が零である一方の無線通信部16にアンテナ12を1本も接続せず、8本のアンテナ12全てを他方の無線通信部16に接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する(S104)。
一方、いずれの無線通信部16にも1以上の呼が割り当てられていれば、図3及び図4に示すアンテナ切替判定処理を行う(S102)。この処理では、図3に示すように、まず2つの無線通信部16の通信条件が同等となっているか否かを判断する(S201)。具体的には、各無線通信部16に供給するベースバンド信号に適用される変調方式(通信レート)が同一であり、各無線通信部16で行っている通信のS/N比の差が3dB以内であれば、2つの無線通信部16の通信条件が同等であると判断する。そして、両者の通信条件が同一であれば、無線通信部16−1と無線通信部16−2のアンテナ本数を同数とするようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する(S213)。
S201において2つの無線通信部16の通信条件が同等ではないと判断すると、次に2つの無線通信部16で行っている通信のS/N比が同等であるか否かを判断する(S202)。具体的には、2つのS/N比の差が3dB以内である場合に、それらが同等であると判断する。S/N比の差が同等であると判断すると、次に2つの無線通信部16で行っている通信の通信レートの差の大きさを判断する(S203)。具体的には、通信レートの差が8倍より大きけば、通信レートの差が大であると判断し、S204の処理に進む。また、差が8倍以下であり2倍より大きければ、通信レートの差が中であると判断し、S206の処理に進む。さらに、差が2倍以下であれば、通信レートの差が小であると判断し、S207の処理に進む。
S204の処理では、両無線通信部16で行っている通信のS/N比が十分に高いか、具体的には後述する所要S/N比以上であるか否かを判断する。そして、十分に高いと判断される場合には、高い通信レートでの通信を行っている無線通信部16に対して7本のアンテナ12を接続し、低い通信レートでの通信を行っている無線通信部16に対して1本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する(S205)。一方、S/N比が十分に高くはないと判断すると、S206の処理に進む。
S206の処理では、高い通信レートでの通信を行っている無線通信部16に対して6本のアンテナ12を接続し、低い通信レートでの通信を行っている無線通信部16に対して2本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する。また、S207の処理では、高い通信レートでの通信を行っている無線通信部16に対して5本のアンテナ12を接続し、低い通信レートでの通信を行っている無線通信部16に対して3本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する。
S202において、S/N比が同等でないと判断すると、次に両無線通信部16における通信レートが同等であるか否かを判断する(S209)。具体的には、通信レートが同一であれば、通信レートが同等であると判断する。
通信レートが同等であると判断すると、次にS/N比の差が大きいか否かを判断する(S210)。具体的には、S/N比の差が3dB以上であれば、S/N比の差が大であると判断する。そして、S/N比の差が大きければ、大きなS/N比にて通信を行っている無線通信部16に対して6本のアンテナ12を接続し、小さなS/N比にて通信を行っている無線通信部16に対して2本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する(S211)。また、S210においてS/N比の差が小さいと判断すると、大きなS/N比にて通信を行っている無線通信部16に対して5本のアンテナ12を接続し、小さなS/N比にて通信を行っている無線通信部16に対して3本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する(S212)。
S209において通信レートが同等でないと判断すると、次に、1)一方の無線通信部16に係る通信レートが所定通信レートよりも低い、2)他方の無線通信部16に係る通信レートが所定通信レートよりも高い、3)通信レートが低い方のS/N比が十分に高い(後述する所要S/N比以上である)、の3つの条件を満足するか否かを判断する(S301)。そして、これら3つの条件を全て満足すれば、通信レートが低い方の無線通信部16に1本のアンテナ12を接続し、高い方の無線通信部16に7本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する(S305)。一方、S301において条件を満足しないと判断すると、次に両無線通信部16に係るS/N比の差、又は通信レートの差のいずれかが大きいか否かを判断する(S302)。具体的には、S/N比の差が3dB以上であれば、S/N比の差が大きいと判断する。また、一方の通信レートが他方の2倍以上であれば、通信レートの差が大きいと判断する。
そして、S/N比の差又は通信レートの差のいずれかが大きい場合には、一方の無線通信部16に6本のアンテナ12を接続し、他方の無線通信部16に2本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する(S304)。具体的には、S302においてS/N比の差が大きいと判断された場合には、大きなS/N比にて通信を行っている無線通信部16に対して2本のアンテナ12を接続し、小さなS/N比にて通信を行っている無線通信部16に対して6本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する。また、S302において通信レートの差が大きいと判断された場合には、高い通信レートにて通信を行っている無線通信部16に対して6本のアンテナ12を接続し、低い通信レートにて通信を行っている無線通信部16に対して2本のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する。一方、S/N比の差又は通信レートの差のいずれも大きくない場合には、各無線通信部16に対して同数のアンテナ12を接続するようアンテナ切替信号を生成し、それをアンテナ切替部14に供給する(S303)。
S205,S206,S207,S211,S212,S213,S303,S304,S305の処理を終えると、次に制御部26は必要に応じて通信レートの変更を行う(S103)。すなわち、アンテナ12の数を変更した結果、実際の通信におけるS/N比が所要S/N比(最低限のS/N比)を下回ることとなった場合には、その通信について通信レートを下げる。ここで、所要S/N比は、通信レート毎に予め定められており、所要S/N比テーブルとして記憶装置28に予め記憶されている。図5は、この所要S/N比テーブルの一例を示している。
また、S205,S206,S207,S211,S212,S213,S303,S304,S305において、各無線通信部16に接続すべきアンテナ12の本数を決定する際、その本数が所要アンテナ数を超えているか否かを判断するようにすることが望ましい。そして、所要アンテナ数を超えていれば、各ステップで決定した通りに各無線通信部16に接続するアンテナ12の本数を決定すればよい。また、所要アンテナ数を超えていなければ、各ステップで決定した通りに各無線通信部16に接続するアンテナ12の本数を決定することを制限し、例えばアンテナ12の本数の変更そのものを制限したり、アンテナ12の本数の変更量を抑制したり、或いは各無線通信部16に、所要アンテナ数以上のアンテナ12が接続されるようにすればよい。
所要アンテナ数は、例えば次のようにして判断すればよい。すなわち、図6に示すようにアンテナ12の現在の本数(アンテナ数(元))と、変更後の本数(切替アンテナ数)と、の組み合わせ毎に、その変更によるS/N比の変化量を示すテーブル(S/N比変化量テーブル)を予め記憶装置28に記憶させておく。そして、図5に示した所要S/N比テーブルから現在の通信レートにおける所要S/N比を読み出す。さらに、各無線通信部16に現在接続されているアンテナ12の本数に対応するS/N比の変更量を、S/N比変更量テーブルから読み出す。そして、その値と現在のS/N比とに基づいて、各本数にアンテナ12の本数を変更した場合のS/N比の予測値を算出し、それらが上記所要S/N比を上回っているか否かを判断する。そして、所要S/N比を上回るアンテナ12の本数のうち最も小さな数を、所要アンテナ本数とすればよい。この演算は、例えば新規呼が発生する等、所定種類のイベントが発生する毎に行い、それを保持しておくようにしてもよい。
以上説明した通信装置10によれば、アンテナ切替部14を備え、制御部26が通信レートやS/N比に基づいて該アンテナ切替部14にアンテナ切替信号を供給し、自在に各無線通信部16に接続されるアンテナ12の数を制御できるようにしたので、アンテナ資源を有効活用し、信頼性の高い通信を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、通信装置の構成は図1に示されるものに限らず、例えば図7に示す通信装置10aのように、4つの無線通信部16a−1〜16a−4を備え、各アンテナ12をアンテナ切替部14aによっていずれかの無線通信部16aに接続するようにしてもよい。すなわち、本発明は、アンテナ数や無線通信部の数によらず適用可能である。
本発明の実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置のアンテナ選択処理を示すフロー図である。 アンテナ切替判定処理の詳細フロー図である。 アンテナ切替判定処理の詳細フロー図である。 所要S/N比決定テーブルを示す図である。 S/N比変化量テーブルを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。 従来技術に係る通信装置(PHS基地局)を示す図である。
符号の説明
10,10a 通信装置(PHS基地局)、12 アンテナ、14 アンテナ切替部、16,16a 無線通信部、18 送信部、20 PLL(Phase Lock Loop)回路、22 受信部、24 ベースバンド処理部、26 制御部、28 記憶装置、30 インターフェース部。

Claims (8)

  1. 複数のアンテナと、
    複数の無線通信部と、
    前記各無線通信部の通信の信号対ノイズ比の差、及び/又は、通信レートの差に基づいて、前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を決定する制御部と、
    前記制御部による決定に基づいて、前記各アンテナを前記複数の無線通信部のいずれかに接続するアンテナ切替部と、
    を含むことを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記複数の無線通信部は、それぞれ異なる周波数により通信を行う、
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1又は2に記載の通信装置において、
    前記複数の無線通信部は、それぞれ、該無線通信部に接続された前記アンテナを用いて空間ダイバーシチ又はアダプティブアレイ方式による通信を行う、
    ことを特徴とする通信装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の通信装置において、
    前記制御部は、前記各無線通信部の通信レート及び信号対ノイズ比に基づいて所要アンテナ数を判断し、判断結果に応じて前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を決定する、
    ことを特徴とする通信装置。
  5. 請求項に記載の通信装置において、
    前記制御部は、
    前記各無線通信部の現在の信号対ノイズ比及び前記各無線通信部に現在接続されているアンテナの数に基づいて、前記各無線通信部のアンテナの数を所与の数に変更した後の信号対ノイズ比を予測する手段と、を含み、
    予測結果に基づいて前記所要アンテナ数を判断することを特徴とする通信装置。
  6. 請求項に記載の通信装置において、
    前記制御部は、前記各無線通信部の通信レートに基づいて所要の信号対ノイズ比を決定する手段をさらに含む、
    ことを特徴とする通信装置。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載の通信装置において、
    前記制御部は、前記各無線通信部の信号対ノイズ比と所要の信号対ノイズ比との比較に応じて、前記各無線通信部の通信レートを変更する、
    ことを特徴とする通信装置。
  8. 複数のアンテナと、
    複数の無線通信部と、を含む通信装置の制御方法であって、
    前記各無線通信部の通信の信号対ノイズ比の差、及び/又は、通信レートの差に基づいて、前記各無線通信部に接続する前記アンテナの数を制御部によって決定し、該決定に基づいて、前記各アンテナを前記複数の無線通信部のいずれかに接続する、
    ことを特徴とする通信装置の制御方法。
JP2004235396A 2004-08-12 2004-08-12 通信装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP4544938B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004235396A JP4544938B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 通信装置及びその制御方法
CN 200510091450 CN1734973B (zh) 2004-08-12 2005-08-12 通信装置及其控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004235396A JP4544938B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 通信装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006054710A JP2006054710A (ja) 2006-02-23
JP4544938B2 true JP4544938B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=36031884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004235396A Expired - Fee Related JP4544938B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 通信装置及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4544938B2 (ja)
CN (1) CN1734973B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4744351B2 (ja) 2006-04-28 2011-08-10 富士通株式会社 無線送信局及び無線受信局
US8009651B2 (en) * 2007-05-18 2011-08-30 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Neighbouring device aiding in receiving sets of data
CN101645730B (zh) * 2008-08-04 2013-05-29 电信科学技术研究院 多天线模式切换的方法及设备
JP5659138B2 (ja) 2011-12-21 2015-01-28 オリンパス株式会社 映像送信装置、映像送信方法およびプログラム
KR102576768B1 (ko) 2021-06-28 2023-09-11 엘지전자 주식회사 A/v 수신 장치 및 무선 디스플레이 시스템

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000091970A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線基地局装置
JP2000115064A (ja) * 1998-08-31 2000-04-21 Lucent Technol Inc トラフィック無線機の動作情報を生成するための測定無線機システム
JP2000201012A (ja) * 1998-10-30 2000-07-18 Sanyo Electric Co Ltd アダプティブアレ―装置
JP2002077010A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基地局装置および無線受信方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5930248A (en) * 1997-03-04 1999-07-27 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Radio communication system selectively using multicast with variable offset time
US20010016504A1 (en) * 1998-04-03 2001-08-23 Henrik Dam Method and system for handling radio signals in a radio base station
JP2002374193A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Nec Saitama Ltd 送信ダイバーシチ遅延補正方式

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000115064A (ja) * 1998-08-31 2000-04-21 Lucent Technol Inc トラフィック無線機の動作情報を生成するための測定無線機システム
JP2000091970A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線基地局装置
JP2000201012A (ja) * 1998-10-30 2000-07-18 Sanyo Electric Co Ltd アダプティブアレ―装置
JP2002077010A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基地局装置および無線受信方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1734973B (zh) 2010-12-01
CN1734973A (zh) 2006-02-15
JP2006054710A (ja) 2006-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4974616B2 (ja) 通信方法ならびにそれを利用した端末装置
JP4744351B2 (ja) 無線送信局及び無線受信局
JP3796233B2 (ja) 伝送速度変更方法およびそれを利用した基地局装置
US20020196755A1 (en) Portable communication terminal and wireless communication system therefor
EP2071745A1 (en) Beam steering algorithm for NLOS wireless systems with predefined parameters
MXPA06010082A (es) Metodo y aparato para control de diversidad de recepcion en comunicaciones inalambricas.
EP1371149B1 (en) Radio communication apparatus and method
JP2002261687A (ja) 移動通信システム及びその送信電力制御方法並びにそれに使用する基地局
JP3902560B2 (ja) チャネル割当方法ならびにそれを利用した基地局装置および通信システム
JP4317551B2 (ja) 伝送速度決定方法およびそれを利用した基地局装置、端末装置
JP2007150800A (ja) 無線基地局装置及び無線基地局装置の制御方法
JP2002345019A (ja) 携帯通信端末及び無線通信システム
WO2003009496A1 (fr) Appareil de terminal radio et son programme de controle de reception
JP3877708B2 (ja) 基地局装置、端末装置、通信システム
JP4544938B2 (ja) 通信装置及びその制御方法
JP5236170B2 (ja) 待ち受け動作の制御方法ならびにそれを利用した端末装置
KR20090055514A (ko) 통신 장치 및 그 제어 방법
JP2008211344A (ja) 無線通信システムおよびそれに用いられる無線中継装置
JP2005102073A (ja) 伝送レート変更方法ならびにそれを利用した基地局装置および端末装置
JP2006345215A (ja) 基地局装置、パラメータ変更可能移動局装置選択方法、及びプログラム
JP4551077B2 (ja) 通信装置
JP4880342B2 (ja) 無線基地局、無線通信端末及び通信方法
JP2009219010A (ja) 基地局制御装置及び基地局制御方法
JP2007166132A (ja) 無線基地局装置及び無線通信制御方法
JP4340126B2 (ja) 基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100629

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4544938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees