JP4543461B2 - 粉体供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラフを振動させて粉体を供給する粉体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、桶状のトラフを加振してトラフから粉体を落下させて所定量の粉体を供給する粉体供給装置が用いられており、このような粉体供給装置としては、例えば特開平2−206727号公報に開示された装置などがある。
【0003】
ここで、図1に上記公報に記載された粉体供給装置の構成を示す。同図に示すように、この粉体供給装置は、架台1と、架台1に固定部材100を介して固定されたボイスコイルモータ2と、ボイスコイルモータ2によって水平方向(図の左右方向)に振動させられる振動部材3と、振動部材3の振動方向である水平方向に振動可能に支持されたトラフ4とを備えている。そして、図示せぬ制御システムから供給される推力指令(非対称波形)、電流指令によってボイスコイルモータ2が振動部材3を振動させることにより、トラフ4を振動させている。これにより、ホッパー5から供給された粉体6がトラフ4から落下するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した粉体供給装置では、ボイスコイルモータ2を架台1に固定支持する固定部材100として、比較的剛性の高い金属板材などが用いられている。しかし、このような剛性の高い金属板材等を固定部材100として採用すると、以下に説明するような問題が生じる。
【0005】
まず、ボイスコイルモータ2は、振動部材3を水平方向に振動させるものであるため、その推力の反力もボイスコイルモータ2に対して水平方向に作用する。
このような反力が作用すると、ボイスコイルモータ2自体が変位するため、これを支持する固定部材100が弾性変形することになる。このように固定部材100が弾性変形すると、固定部材100の復元力がボイスコイルモータ2に作用する。図2(a)に示すように、従来のボイスコイルモータ2はその底面部において固定部材100に支持されているため、つまりボイスコイルモータ2の重心Gから離れた位置で固定部材100に支持されているため、固定部材100の復元力の水平方向の作用線が反力の作用線と一致しない。従って、ボイスコイルモータ2には、X方向(水平方向)の力だけでなく、Y軸(紙面垂直方向)まわりのモーメントMが作用する。これにより、図2(b)に示すように、ボイスコイルモータ2の重心Gを中心としたY軸まわりの回転振動が発生してしまうことになる。なお、図2中に記載したばねは、固定部材100のバネ定数を擬似的に表したものであり、上記のような反力が加わった場合、水平方向および垂直方向に固定部材100のバネ定数に応じた復元力が作用していることを示す。
【0006】
このようにボイスコイルモータ2がY軸まわりに回転すると、トラフ4(図1参照)が上下方向に変位することになり、トラフ4上の粉体6が跳ねたり、飛んだりしていまうこともあり得る。また、このような上下動がトラフ4の曲げ振動を励起してしまい、粉体供給に支障をきたすこともあり得る。
【0007】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、トラフを振動させる電磁加振手段の上下方向の振動に起因する粉体供給の不具合を低減することが可能な粉体供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の粉体供給装置は、支持体と、電磁加振手段と、前記電磁加振手段により、水平方向に振動させられる振動部材と、前記振動部材の振動方向に振動可能に設けられ、前記振動部材の振動に伴って振動する、前記振動部材により片持ちされたトラフとを備え、前記トラフを振動させることにより、該トラフから粉体を落下させて供給する粉体供給装置において、前記電磁加振手段を前記支持体に支持する機構であって、前記支持体と前記電磁加振手段の間に配置される同一のバネ定数を有する4つの弾性体を備えた1または複数の支持機構を備え、4つの前記弾性体は、それぞれ前記電磁加振手段を支持する支持部を有し、前記4つの支持部にそれぞれ力が作用する各作用点が、前記電磁加振手段の重心を含む同一平面上に配置され、かつ前記電磁加振手段を挟んで2つずつ対向配置され、対向配置される各作用点は前記重心を通る前記振動部材の振動方向線に対して線対称の位置にあることを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に記載の粉体供給装置は、請求項1に記載の粉体供給装置において、4つの前記弾性体の前記支持部にそれぞれ力が作用する各作用点は、前記重心から等距離の位置にあることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.粉体供給装置の全体構成
まず、図3は本発明の一実施形態に係る粉体供給装置の構成を示す。同図に示すように、この粉体供給装置は、架台(支持体)1と、架台1に支持機構110により固定されたボイスコイルモータ2と、ボイスコイルモータ2によって水平方向(図の左右方向)に振動させられる振動部材3と、振動部材3の振動方向に振動可能に支持されたトラフ4とを備えている。そして、ボイスコイルモータ2によって振動部材3が振動させられることにより、トラフ4が振動させられる。
これにより、ホッパー5から供給された粉体6がトラフ4から落下するようになっている。
【0011】
次に、上述したようにトラフ4から落下される粉体6の質量を制御する粉体供給装置の制御構成について説明する。この粉体供給装置は、粉体6の落下量を制御する構成として、質量検出器7と、減算器8と、補償器9と、非対称波形発生器10と、増幅器11とを備えている。
【0012】
質量検出器7は、トラフ4から落下した粉体6の質量を検出し、減算器8に出力する。減算器8は、予め設定された質量設定値から質量検出器7によって検出された質量検出値を減算し、その減算結果を補償器9に出力する。補償器9は、減算器8から入力される減算結果に応じて波形の振幅の大きさを示す指令信号を生成し、非対称波形発生器10に供給する。非対称波形発生器10は、補償器9からの指令に基づいた波形振幅を有する非対称波形信号(図5参照)を生成し、増幅器11を介してボイスコイルモータ2に供給する。このように非対称波形発生器10から増幅器11を介して供給された電流指令(推力指令)によってボイスコイルモータ2を励磁し、振動部材3を振動させてトラフ4から粉体6を落下させている。ここで、補償器9は、予め設定された質量設定値の粉体6が落下するように非対称波形発生器10の発生する波形信号を制御し、これにより設定された値の粉体6を供給することができるようになっている。
【0013】
次に、上記構成の粉体供給装置によるトラフ4の振動、およびこれによる粉体6の落下動作について説明する。まず、振動時におけるトラフ4上の粉体6に作用する力を図4に示す。同図に示すように、トラフ4上の粉体6には、振動によって慣性力maが生じることになる(mは粉体の質量、aは加速度)。ここで、慣性力maがμSmgより小さい場合には、粉体6はトラフ4上に静止し、トラフ4と粉体6との間に相対的な運動は生じない(μSはトラフ4の表面の静止摩擦係数、gは重力加速度)。
【0014】
一方、慣性力maがμSmgよりも大きい場合には、粉体6とトラフ4との間にすべりが生じることになり、両者の間に相対的な運動が生じる。このとき、粉体6にはμkmgの力が作用する(μkは、トラフ4の表面の動摩擦係数)。上記粉体供給装置は、このような原理を利用したものであり、トラフ4を振動させる際に、ある方向への移動時には、慣性力maがμSmgよりも小さくなる加速度でトラフ4を移動させ、逆方向への移動時に慣性力maがμSmgよりも大きくなる加速度でトラフ4を移動させる。このようにすることにより、逆方向への移動時にのみ粉体6がトラフ4に対して相対移動することになり、トラフ4上で粉体6を一方向に搬送することができる。
【0015】
そして、このような振動をトラフ4に生じさせるために、非対称波形発生器10が図5(a)に示すような非対称波形信号をボイスコイルモータ2に供給している。図5(a)に示すような非対称波形信号を供給した場合、ボイスコイルモータ2は、図5(b)、(c)にそれぞれ示すような加速度および速度で振動部材3(これに支持されるトラフ4)を振動させることになる。図5(b)、(c)において、「右」、「左」は図3におけるトラフ4の移動方向を示すものであり、トラフ4が左方向へ移動するときにのみ慣性力maがμSmgを越えるような加速度a2で移動し、右方向への移動時には慣性力maがμSmgを越えない加速度a1で移動するようになっている。なお、図5(a)において、一点鎖線は、トラフ4の加速度が0となるときの信号のレベル値である。このような振動を加えると、図5(c)に示すように、トラフ4が左方向への移動時にのみトラフ4と粉体6との間に速度差(すべり)が生じ、その速度差の積分値(図5(c)において斜線で示す部分の面積)の分だけ粉体6がトラフ4上を移動することになる。
【0016】
このような動作原理の下、設定された質量値と、質量検出器7により検出された質量値とが一致するように、非対称波形発生器10が発生させるボイスコイルモータ2駆動用の非対称波形の振幅等を調整することにより、トラフ4の振動状態を制御して粉体供給能力を調整している。
【0017】
B.ボイスコイルモータの支持機構
次に、ボイスコイルモータ2を支持機構110に固定支持する支持機構110について図6を参照しながら詳細に説明する。同図に示すように、この支持機構110は、架台1とボイスコイルモータ2との間に配置される4つの弾性体111a,111b,111c,111dを備えている。ここで、弾性体111としては、バネ定数の小さいものが用いられることが好ましく、例えば防振ゴムや空気バネなどを用いるようにすればよい。また、4つの各弾性体111a,111b,111c,111dのバネ定数は同一であり、また形状も同一である。さらに、各弾性体111a,111b,111c,111dがボイスコイルモータ2を支持する姿勢も全て揃えられている。
【0018】
次に、4つの弾性体111a,111b,111c,111dの配置位置について説明する。図示のように各弾性体111a,111b,111c,111dのボイスコイルモータ2を支持する側の部分(支持部)111as,111bs,111cs,111dsが以下に説明するような条件を満たすように各弾性体111a,111b,111c,111dが配置されている。ここで、実際には弾性体111a,111b,111c,111dは点ではなく面でボイスコイルモータ2を支持しているが、部分111as,111bs,111cs,111dsとは、これらの面全体に作用する力関係等を点に置き換えた場合に力が作用する部分である。
【0019】
まず、弾性体111c,111aはボイスコイルモータ2の上下にそれぞれボイスコイルモータ2を挟んで対向する位置に配置されており、弾性体111d,111bはボイスコイルモータ2の上下にそれぞれボイスコイルモータ2を挟んで対向する位置に配置されている。ここで、4つの部分111as,111bs,111cs,111dsと、ボイスコイルモータ2の重心Gとは1つの平面H(図6(b)参照)上に位置するようになっている。
【0020】
また、対向配置される弾性体111c,111aおよび弾性体111d,111bは、それぞれボイスコイルモータ2の重心Gを通る振動部材3(図3参照)の移動方向(水平方向)線S1に対して線対称となるようになっている。ボイスコイルモータ2の重心Gが図6(a)に示す方向から視てボイスコイルモータ2の中央に位置する場合には、移動方向線S1から部分111asと部分111csとの垂線距離(Y0)が等しくなる。
【0021】
また、本実施形態では、上記条件に加えて重心Gから部分111as,111bs,111cs,111dsまでの直線距離が全て等しくなるようになっている。つまり、部分111asと111dsとが重心Gに対して点対称となり、部分111bsと部分111csとが重心Gに対して点対称となるように、各弾性体111a,111b,111c,111dが配置されている。従って、図6(a)に示すように、ボイスコイルモータ2の重心Gがボイスコイルモータ2の中央に位置する場合には、部分111asと部分111dsと重心Gを通る垂直方向線S2との垂線距離(X0)が等しくなる。
【0022】
C.振動時の支持機構の作用
次に、ボイスコイルモータ2が振動部材3を振動させている時に、上述した支持機構110に作用する力について図7を参照しながら説明する。なお、図7中に記載したばねは、各弾性体111a,111b,111c,111dのバネ定数を擬似的に表したものであり、反力が加わった場合、水平方向および垂直方向に各弾性体のバネ定数に応じた復元力が作用していることを示す。
【0023】
同図に示すように、ボイスコイルモータ2が振動部材3を振動させた場合、ボイスコイルモータ2にはその推力の反力が水平方向に作用することになる。ここで、ボイスコイルモータ2の推力の反力としてF0Xが水平方向に作用し、また弾性体111a,111b,111c,111dの各部分111as,111bs,111cs,111dsにおけるX方向のバネ定数をkXとした場合、架台1に伝達される反力の水平方向成分FTXは、次の式により近似される。
TX=F0X/(1−(Mω/4kX2
ここで、ωはFTXの角周波数であり、Mはボイスコイルモータ2の質量を示す。
従って、架台1に伝達される力F0Xは、ボイスコイルモータ2に加わる反力F0Xの値だけでなく、kXの値によっても変化するものであることがわかる。具体的には、kXが大きければ大きいほど、FTXは大きくなる。このため、kX<<Mωの場合には、FTXは微少な値となり、架台1へ伝達される反力がほとんどなくなる。一方、kX>>Mωの場合には、FTXがF0Xに近づく、つまり架台1への反力の伝達率が100%に近づくことになる。
【0024】
ここで、本実施形態のように弾性体111a,111b,111c,111dの部分111as,111bs,111cs,111dsにおけるX方向のバネ定数kXの小さいもの(上述した防振ゴムや空気バネなど)を用いることにより、架台1の反力の伝達力FTXを微少なものとすることができる。これにより、以下に説明するような効果が得られる。
【0025】
上述したような反力が支持機構110を介して架台1に伝達された場合、支持機構110の剛性が高い場合には、上述した反力の架台1への伝達量は大きくなり、架台1と、これを固定する基礎(図示略)との取り付け剛性が低い場合には、架台1が大きく振動してしまうこともある。また、架台1と基礎の取り付け剛性が高い場合には、基礎に対する架台1の振動を抑制することができるが、基礎が振動してしまうこともある。また、様々な設置条件の下、常に架台1と基礎とを高い剛性をもって取り付けることができるとは限らない。これに対し、本実施形態では、上述したように架台1への反力の伝達を微少なものとすることができるので、上述したような問題を解消することができる。
【0026】
また、本実施形態では、各弾性体111a,111b,111c,111dの部分111as,111bs,111cs,111dsが上述した条件を満たす位置に配置されるようになっているが、これによる作用効果について説明する。
【0027】
ボイスコイルモータ2に推力の反力F0Xが加わり、ボイスコイルモータ2が水平方向にΔX変位した場合、各弾性体111a,111b,111c,111dの水平方向の復元力はkX*ΔXとなる。この際、各弾性体111a,111b,111c,111dの復元力の作用線は、ボイスコイルモータ2の重心Gを通らないので、個々の弾性体のみの復元力に着眼すると、Y軸まわりのモーメントが発生することになる。しかしながら、本実施形態では、上述したように弾性体111aの部分111asと弾性体111cの部分111csが移動方向線S1に対して線対称となるように配置されているので、両者の復元力によって作用するY軸まわりのモーメントは逆極性となり、これにより両者の復元力によるモーメントが相殺する。また、弾性体111bの部分111bsと弾性体111dの部分111dsが移動方向線S1に対して線対称となるように配置されているので、両者の復元力によって作用するY軸まわりのモーメントが相殺する。従って、4つの弾性体111a,111b,111c,111dの全体としての復元力に着眼すると、ボイスコイルモータ2にはY軸まわりのモーメントが作用しない。すなわち、ボイスコイルモータ2にはX方向のみ復元力が作用するが、この復元力も上述したようにバネ定数の小さい弾性体を用いることにより微少なものとなっている。
【0028】
従って、本実施形態によれば、ボイスコイルモータ2に作用する推力の反力によって上下方向にボイスコイルモータ2が移動したりすることが抑制され、トラフ4を水平方向に振動させることにより行われる粉体供給のボイスコイルモータ2の上下動に起因する誤動作等を低減することができる。
【0029】
C.変形例
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能である。
【0030】
(1)上述した実施形態においては、2つの弾性体がそれぞれ上下からボイスコイルモータ2を支持するようにしていたが、これに限らず、図8に示すように、ボイスコイルモータ2を左右2つずつの弾性体121で支持する(水平方向で支持する)ような支持機構120を用いるようにしてもよい。この場合も、上述した実施形態と同様に同じバネ定数を有する防振ゴムなどの4つの弾性体121の支持点121sがボイスコイルモータ2の重心Gを含む1つの平面H上に配置される等の上述した実施形態と同様の条件を満たすように配置すれば(平面Hで切った断面図が図6(a)と同様になるようにすれば)、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。また、ボイスコイルモータ2を支持する機構の支持方向は、このような水平方向や上記実施形態の垂直方向に限らず、上述した実施形態と同様の条件を満たすのであれば斜め方向であってもよい。
【0031】
(2)また、上述した支持機構110に代えて、図9に示すような支持機構を用いるようにしてもよい。同図に示すように、この支持機構では、上述した実施形態と同様に同じバネ定数を有する防振ゴムなどの4つのの弾性体131が取り付け治具150を介してボイスコイルモータ2を支持している。この場合も、上記実施形態と同様に各取り付け治具150のボイスコイルモータ2を支持する点が重心Gを含んだ1つの平面H上に配置される等の上記実施形態と同様の条件を満たすように配置すれば、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0032】
(3)また、図10に示すように、4つの弾性体111a,111b,111c,111dを有する支持機構110に加えて、水平方向からボイスコイルモータ2を支持する4つの弾性体を有する支持機構120を設けるようにしてもよい。
ここで、上記変形例(1)において説明したように、支持機構120を構成する4つの弾性体121の支持点121sが上述した実施形態と同様の条件を満たすように配置されている。このように垂直方向でボイスコイルモータ2を支持する支持機構110と、水平方向でボイスコイルモータ2を支持する支持機構120とを組み合わせるようにしてもよい。また、斜め方向にボイスコイルモータ2を支持する支持機構を組み合わせるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、トラフを振動させる電磁加振手段の上下方向の振動に起因する粉体供給の不具合を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の粉体供給装置の構成を示す図である。
【図2】 従来の粉体供給装置の構成要素であるボイスコイルモータの支持機構に作用する力を説明するための図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る粉体供給装置の構成を示す図である。
【図4】 実施形態に係る前記粉体供給装置による粉体供給原理を説明するための図である。
【図5】 実施形態に係る前記粉体供給装置による粉体供給原理を説明するための図である。
【図6】 実施形態に係る前記粉体供給装置の構成要素であるボイスコイルモータ2の支持機構付近を示す図である。
【図7】 前記ボイスコイルモータ動作時の、実施形態に係る前記粉体供給装置の前記支持機構に作用する力を説明するための図である。
【図8】 実施形態に係る前記粉体供給装置の変形例における前記支持機構付近を示す側面図である。
【図9】 実施形態に係る前記粉体供給装置の他の変形例における前記支持機構付近を示す側面図である。
【図10】 実施形態に係る前記粉体供給装置のその他の変形例における前記支持機構付近を示す側面図である。
【符号の説明】
1……架台(支持体)、2……ボイスコイルモータ(電磁加振手段)、3……振動部材、4……トラフ、5……ホッパー、6……粉体、7……質量検出器、8……減算器、9……減算器、10……非対称波形発生器、110……支持機構、111a,111b,111c,111d……弾性体、111as,111bs,111cs,111ds……部分(支持部)、120……支持機構、121……弾性体、121s……支持点、131……弾性体

Claims (2)

  1. 支持体と、電磁加振手段と、前記電磁加振手段により、水平方向に振動させられる振動部材と、前記振動部材の振動方向に振動可能に設けられ、前記振動部材の振動に伴って振動する、前記振動部材により片持ちされたトラフとを備え、前記トラフを振動させることにより、該トラフから粉体を落下させて供給する粉体供給装置において、
    前記電磁加振手段を前記支持体に支持する機構であって、前記支持体と前記電磁加振手段の間に配置される同一のバネ定数を有する4つの弾性体を備えた1または複数の支持機構を備え、
    4つの前記弾性体は、それぞれ前記電磁加振手段を支持する支持部を有し、
    前記4つの支持部にそれぞれ力が作用する各作用点が、前記電磁加振手段の重心を含む同一平面上に配置され、かつ前記電磁加振手段を挟んで2つずつ対向配置され、対向配置される各作用点は前記重心を通る前記振動部材の振動方向線に対して線対称の位置にある
    ことを特徴とする粉体供給装置。
  2. 4つの前記弾性体の前記支持部にそれぞれ力が作用する各作用点は、前記重心から等距離の位置にあることを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装置。
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