JP4543429B2 - 笠木 - Google Patents

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Description

本発明は、パラペットにブラケットを固定し、このブラケットに笠木本体を取り付ける笠木に関する。
従来、パラペットの天端にパラペット笠木を取り付け、このパラペット笠木でパラペットを覆うこと(例えば特許文献1及び特許文献2)が知られている。
これらの笠木は、アルミニウムなどの押出成形品で構成され、その形状としては、天板部の両側縁から側板部を垂設した断面コ字型のものが知られている。そして、パラペットの天端部に適宜の間隔で断面コ字型のブラケットを固定し、このブラケットに笠木を外嵌して固定するものである。
また、近年、デザイン性を高めるために、建物の外側に表れる笠木の外面板を単なる平板状でなく、立体的に形成した笠木(例えば特許文献3)が提案されている。
ところで、前記笠木においてはアルミニウム押出成形品であるため、幅の大きな物を押出成形した場合、そりなどの変形が生じ、品質が低下するなどの問題により、実際に製造できる幅寸法に制約を受け易く、このような問題を考慮して、笠木を幅方向中央で分割して対をなす分割片を形成し、前記一方の分割片の内側端下部に、略L字型の嵌合受片を前記他方の分割片の下面に沿って突設し、前記嵌合受片を載置する受面を、前記ブラケットの中央に設け、前記他方の分割片の内側端に嵌合突起を突設すると共に、この嵌合突起が嵌合する嵌合受部を前記嵌合受片の基端側に形成し、前記両分割片の内端相互を突き合わせかつ該両分割片の上面を一致させて、両分割片を嵌合するパラペット笠木(例えば特許文献4)が提案されている。このパラペット笠木では、分割することによって精度のよい笠木を美感を損なうことなく設けることができ、また安全性に優れ、さらに上面に力を加えても変形や嵌合部が外れることを防止できる。
実公昭56−40980号公報 特開昭58−17956号公報 特開2001−193238号公報 特公平6−1006号公報
上記特許文献4のパラペット笠木では、分割することによって精度のよい笠木を美感を損なうことなく設けることができ、また安全性に優れ、さらに上面に力を加えても変形や嵌合部が外れることを防止できる。
しかし、分割することにより、パラペットにブラケットを取り付け、このブラケットに一方の分割片を組み付け固定した後、これらに他方の分割片を取り付けるため、笠木が一体のものよりは現場での工数が増える面がある。
一方、上記特許文献3の笠木では、化粧材により意匠性が向上すると共に、その化粧材の取付強度を向上することができるが、別部材として化粧材とその取付作業が必要となる。
本発明は、このような問題を解決しようとするもので、新規な取付構造により、取付作業性に優れた笠木を提供することを目的とし、また、意匠性に優れた笠木を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、パラペットに固定するブラケットと、このブラケットに取り付けられ前記パラペットの天端部に設ける笠木本体とを備え、前記笠木本体は幅方向で分割した一側分割片及び他側分割片からなり、前記ブラケットの他側に前記他側分割片を連結するブラケット側連結部を設け、前記他側分割片の一側に一側係止部を設けると共に、この一側係止部に係止する他側係止部を前記一側分割片の他側に設け、前記天端部位置で前記ブラケットの側に係止受部を設けると共に、この係止受部に係止する係止部を前記側分割片に設けた笠木において、前記他側分割片の一側には、前記ブラケット側連結部を挿入連結する凹溝状の笠木側連結部を設け、前記ブラケット側連結部は抜け止め部を有し、前記ブラケット側連結部は、前記他側分割片の一側の笠木側連結部に前記笠木本体の長さ方向からスライド装着され、前記笠木本体の幅方向に抜け止め状態で連結されるものである。
また、請求項の発明は、前記一側分割片と他側分割片の少なくとも一方には、前記笠木本体の下面と前記天端部との間を塞ぐ閉塞部を設け、この閉塞部は前記天端部に接触する部分を弾性体としたものである。
また、請求項の発明は、前記一側分割片と他側分割片の少なくとも一方には、前記天端部の端部を覆う覆い部を設けたものである。
また、請求項の発明は、前記他側分割片には、前記天端部と間隔をおいて他側に延設した延設部を設けたものである。
請求項1の発明によれば、他側分割片に連結部によりブラケットを連結し、他側分割片と共にブラケットをパラペットに固定でき、その他側分割片の一側係止部に他側係止部を係止すると共に、係止受部に係止部を係止することにより、一側分割片を組み付けることができ、取付作業性に優れたものとなる。また、笠木本体を幅方向で一側と他側に分割したから、大型の笠木本体に対応することができる。
また、請求項の発明によれば、前記ブラケットの他側のブラケット側連結部前記笠木本体の長さ方向から笠木側連結部スライド装着することにより、抜け止め状態で連結され、他側分割片とブラケットが一体化される。
また、請求項の発明によれば、閉塞部により笠木本体と天端部との間を塞いで天端部への雨水の侵入を防止することができ、弾性体を用いることにより、天端面に多少の不陸があっても間を確実に塞ぐことができる。
また、請求項の発明によれば、覆い部により天端部の端部を覆うことにより、覆い部の下方から天端部に雨水が侵入することを防止できる。
また、請求項の発明によれば、笠木本体の他側から延設部が延設されていることにより、延設部の先端からパラペットまでの間で笠木本体に奥行き感が得られ、立体感を備えた意匠性が得られる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な笠木を採用することにより、従来にない笠木が得られ、その笠木を夫々記述する。
以下、本発明の笠木を添付図面を参照して説明する。図1〜図5は、本発明の実施例1を示し、同図に示すように、建物の屋上などのパラペット1の面状をなす天端部2には、笠木3が設けられ、この笠木3は、前記天端部2近傍でパラペット1の一方の壁面に所定間隔で固定するブラケット4と、このブラケット4に取り付ける笠木本体5とからなる。この笠木本体5は、パラペット1の幅方向一側と他側との分割した一側分割片6と他側分割片7とからなる。尚、この例では、一方及び一側はパラペット1の内壁部1A側であり、他方及び他側はパラペット1の外壁側である。
まず、ブラケット4から説明する。ブラケット4は、笠木本体5と同様に、アルミニウムの押出成形品であって、笠木本体5の長さ方向に所定の幅を有し、笠木本体5に長さ方向に対して所定間隔(例えば1〜4メートルピッチ)で設けられ、前記パラペット1の天端部2に固定する平板部11と、この平板部11の他側縁から立設した立上り壁部13と、この立上り壁部13から他側に突設された連結部14とを有し、この連結部14は前記他側分割片7の一側に連結され、その連結部14の下面先端には、下方に突出した抜け止め部14Aが設けられている。また、前記ブラケット4は、前記平板部11の一側縁に、前記一側分割片6の内面を支持する受けリブ部15が突設され、この受けリブ部15の下部には、内側に凹んだ段部状の係止受部16が形成されている。
前記平板部11は、天端部2に固定手段17により固定され、この固定手段17のアンカーボルト17Aを挿通する透孔18が穿設されている。尚、前記固定手段17は、前記アンカーボルト17Aとこのアンカーボルト17Aを螺着するアンカープラグ17Bとからなる。
前記笠木本体5は、アルミニウムを押出成形して天板部21とこの天板部21の下面一側から垂設する垂設部22とを有し、前記天板部21を分割して前記一側分割片6と前記他側分割片7が構成されている。そして、笠木本体5は、図1に示す断面形状が長さ方向に連続している。
図2などに示すように、前記他側分割片7の一側には凹溝状の一側係止部23が設けられ、この一側係止部23は、他側分割片7の一側縁から垂下する下面垂設部24の上部と、この下面垂設部24の下端から一側に向かって延びている平面部25と、この平面部25の一側縁から上方に延びる立上り部26とを備える。また、平面部25の中央部には上方に支持部27が突設されている。尚、垂下部24は垂下する中ほどの位置で厚みが減少して下向きの掛合面28が形成されている。また、前記他側分割片7の他側は、前記天端部2と間隔をおいて他側に延設部29が形成され、この延設部29の上面29Uは略水平で、その先端に隆起部29Rが突設され、前記延設部29の下面29Sは先端側に向って低くなる傾斜をなす。
前記一側分割片6の他側には、一側係止部23に係止する他側係止部30が形成されており、この他側係止部30は、一側分割片6の他端縁から垂設された断面略U字状の第1掛合部31と、この第1掛合部31と平行離隔関係で設けられた第2掛合部32とを備える。
また、前記下面延設部24の下部24Aは、他側に向って斜設され、その下端に装着部33が設けられ、さらに、その下面延設部24の一側には、前記平板部25の下面と間隔を置いて横片部34が一側に向って略水平に突設され、この横片部34の先端に、斜め他側向きの下部34Aが設けられ、この下部34Aの下端に装着部33Aが設けられている。
また、前記平面部25と前記横片部34との間には、前記連結部14が笠木本体5の長さ方向からスライド装着される凹溝状の笠木側連結部35が設けられている。さらに、前記笠木側連結部35に前記連結部14を挿入連結した状態で、前記平面部25に挿通したネジ36を連結部14に螺合して他側分割片7とブラケット4とを固定する。
前記装着部33,33Aには、前記下部24A,34Aの厚さより大きな断面略球状で、基端両側に抜け止め用の段部を有する。また、前記装着部33,33Aに弾性体からなるカバー41が装着され、このカバー41の基端側には、前記装着部33,33Aに笠木本体5の長さ方向からスライド装着する装着溝42が設けられており、この装着溝42部分から略板状のカバー本体43が先端側に向って薄くなるように形成されている。そして、装着部33,33Aに装着溝42を外嵌することにより、該装着部33,33Aに装着溝42が抜け止め状態で装着され、カバー本体43の先端側下面が天端部2に段発的に面接触する。
そして、前記下面垂設部24と前記カバー41とにより、前記笠木本体5の下面と天端部2との間を塞ぐ閉塞部38を構成している。尚、図中50は、笠木本体5に複数設けられた螺子受部であり、笠木本体5の長さ方向端部において、前記螺子受部50にネジが螺合される。
前記一側分割片6の天板部21は、一側に向って低くなる傾斜をなし、その天板部21の一端側に屈曲部61を設け、この屈曲部61の一側に傾斜縁部62を設け、この傾斜縁部62は、一側分割片6の天板部21より傾斜角が大であって、前記天端部2と間隔を置いて設けられ、前記傾斜縁部62の一側端部は、天端部2の一側の端部たる角部2T上近傍まで延びている。
前記垂設部22は、前記受けリブ部15の外面(一側面)に沿って組み立てられ、前記垂設部22の下部には、前記係止受部16に段発的に係止する係止部63が、他側に突出して設けられ、この係止部63内には螺子受部50が形成されており、前記係止部63は一部が開口した筒部からなる。尚、前記受けリブ部15の上端部15Aは、係止受部16への係止部63の係止を容易にするため、他側に屈曲形成されている。
また、前記垂設部22の一側には、一側斜め下向きの斜設片64が突設され、この傾斜片64の下部に装着部33Bが設けられ、この装着部33Bは前記傾斜片64の厚さより大きな断面略球状で、基端両側に抜け止め用の段部を有する。また、前記装着部33Bに弾性体からなる前記カバー41が装着され、このカバー41の基端側には、前記装着部33Bに笠木本体5の長さ方向からスライド装着する装着溝42が設けられており、この装着溝42部分から略板状のカバー本体43が先端側に向って薄くなるように形成されている。そして、装着部33Bに装着溝42を外嵌することにより、該装着部33Bに装着溝42が抜け止め状態で装着され、カバー本体43の先端側下面が天端部2に段発的に面接触する。
また、前記延設部29の下面29Sには、内外方向に並んで複数の凹部71が設けられ、凹部71は笠木本体5の全長に形成されている。そして、それら凹部71を形成することにより、笠木本体5の軽量化を図ることができ、また、該下面29Sに沿って雨水が回り込んだとしても、凹部71に溜まって滴下し、パラペット1側への雨水の移動を防止できる。
次に、前記笠木3の取付方法につき説明すると、図2(A)に示すように、パラペット1の天端部2に固定手段17の取付位置を墨出しなどによって決め、ドリルにより下穴51を穿設する。尚、下孔51は各ブラケット4の取付位置に対応してそれぞれ穿設する。その下穴51から切り粉を除去し、該下孔51にアンカープラグ17Bを挿入する。他側分割片7の笠木側連結部35に、ブラケット4の連結部14を該他側分割片7の長さ方向からスライド装着し、これにより図3(B)に示すように、他側分割片7の所定位置にブラケット4を組み付ける。
次に、図4(A)に示すように、下穴51に透孔18をあわせ、この透孔18にアンカーボルト17Aを挿通し、該アンカーボルト17Aをアンカープラグ17Bに螺合することにより、アンカープラグ17Bが拡大して固定される。ブラケット4をパラペット1に固定した後、他側分割片7の長さ方向を決め、この後、平面部25に挿通したネジ36を、連結部14に螺合して他側分割片7とブラケット4とを固定する。
次に、図5に示すように、一側分割片6のU字形の第1掛合部31の溝に接着剤52を塗布し、他側係止部30が下になるように一側分割片6を傾け、U字の第1掛合部31が他側分割片7の掛合面28の下にくるように一側分割片6を移動する。そして、移動した後、傾いている一側分割片6を水平に戻すと、U字型の第1掛合部31の一端が掛合面28に掛合し、他側係止部30の下面のU字形の第1掛合部31と第2掛合部32との間が支持部27に支持され、垂下する第2掛合部32の内側壁が立上り部26の外側壁と接し、一側分割片6と他側分割片7とが一体的に係合され、一側分割片6から他側分割片7との連結箇所の上面が平坦に形成される。また、一側分割片6の一側においては、該一側を下方に押すと、係止部63が係止受部16に係止される。そして、U字型の第1掛合部31の一端が掛合面28に掛合される際、前記接着剤52が押し潰され、第1掛合部31と掛合面28との間に確実に充填され、良好な接着状態が得られる。
上記の笠木3においては、他側分割片7にブラケット4を組み付けた後、固定手段17によりパラペット1に固定し、固定した他側分割片7とブラケット4に一側分割片6を組み付けるものであるため、取付作業性に優れたものとなる。
また、他側及び一側において、笠木本体5と天端部2との間を、閉塞部38により塞ぐことにより、閉塞部38より内側に雨水が侵入することを防止できる。しかも、他側の閉塞部38は外側と内側にそれぞれカバー41,41を備えた二重構造であるから、内側のカバー41は直接風雨や日光に晒されることが無いため、長期に渡って安定した止水性を確保することができる。
また、他側分割片7には、天端部2と間隔を置いて、外側に伸びる庇状の延設部29が設けられているから、延設部29の先端からパラペット1までの間で笠木本体5に奥行き感が得られる。また、その延設部29の上面29Uは略水平で、先端に隆起部29Rを有するから、延設部29先端からの雨水の落下を防止し、雨水は、一側に傾斜した一側分割片6の天板部21を伝わって側板部22から下方に落下する。一方、延設部29の下面29Sは、先端外側に向って低くなる傾斜をなすから、該下面29Sに沿って雨水が回り込んだとしても、先端から落下し、パラペット1側への雨水の移動を防止できる。
さらに、一側分割片6には、天端部2と間隔を置いて、天板部21の端部たる傾斜縁部62を設けたから、傾斜片64及びカバー41を隠すことができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、パラペット1に固定するブラケット4と、このブラケット4に取り付けられパラペット1の天端部2に設ける笠木本体5とを備えた笠木において、笠木本体5は幅方向で分割した一側分割片6及び他側分割片7からなり、ブラケット4の他側に他側分割片7を連結するブラケット側連結部14を設け、他側分割片7の一側に一側係止部23を設けると共に、この一側係止部23に係止する他側係止部30を一側分割片6の他側に設け、天端部2位置でブラケット4の側に係止受部16を設けると共に、この係止受部16に係止する係止部63を側分割片に設けたから、他側分割片7にブラケット側連結部14によりブラケット4を連結し、他側分割片7と共にブラケット4をパラペット1に固定でき、その他側分割片7の一側係止部23に他側係止部30を係止すると共に、係止受部16に係止部63を係止することにより、一側分割片6を組み付けることができ、取付作業性に優れたものとなる。
また、請求項に対応して、他側分割片7の一側には、ブラケット側連結部14を挿入連結する凹溝状の笠木側連結部35を設け、ブラケット側連結部14は抜け止め部14Aを有し、ブラケット側連結部14は他側分割片7の一側の笠木側連結部35に笠木本体5の長さ方向からスライド装着するから、他側分割片7の一側の笠木側連結部35に、笠木本体5の長さ方向からブラケット側連結部14をスライド装着することにより、両者が左右方向(笠木本体幅方向)に抜け止め状態で連結され、他側分割片7とブラケット4が一体化される。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、一側分割片6と他側分割片7の少なくとも一方には、この例では、一側分割片6と他側分割片7には、それぞれ該笠木本体5の下面と天端部2との間を塞ぐ閉塞部38を設け、この閉塞部38は天端部2に接触する部分を弾性体41としたから、閉塞部38により笠木本体5と天端部2との間を塞いで天端部2への雨水の侵入を防止することができ、弾性体41を用いることにより、天端部2に多少の不陸があっても間を確実に塞ぐことができる。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、他側分割片7には、天端部2と間隔をおいて他側に延設した延設部29を設けたから、延設部29の先端からパラペット1の天端部2までの間で笠木本体5に奥行き感が得られ、立体感を備えた意匠性を得ることができる。
また、実施例上の効果として、一側係止部23と他側係止部30との下部を、立上り部13の上の連結部14により支持でき、他側分割片7と一側分割片6との連結箇所を安定して支持することができる。さらに、係止部63は螺子受部71を構成する筒部で構成したから、係止部63を別個に形成する必要がなく、係止部63が係止と螺子止めとを兼用できる。
図6は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、外側の他端側に位置するカバー41Aは、アルミニウム押出成形品や樹脂の押出成形品などの保形性を有する硬質材料からなり、その基端側には、前記装着部33にスライド装着する前記装着溝42を有し、この装着溝42に一体に設けた平板部44が天端部2の他側の端部たる角部2Tまで延設され、前記平板部44の上面は他側に向って僅かに低くなる傾斜を有し、その平板部44の先端に下向きの垂設部45を設けており、前記下面延設部24とカバー体41Aとにより、前記笠木本体5の下面から垂設され前記天端部2の端部たる角部2Tを覆う覆い部39を構成している。また、この例では、前記下面延設部24,横片部34,この下部34A及び内側である一側の前記カバー41により、閉塞部38を構成している。
また、同様に一側に位置する装着部33Bに、前記カバー41Aを設け、このカバー41Aにより一側の端部たる角部2Tを覆う覆い部39を構成している。
したがって、覆い部39は天端部2より下端が低い垂設部45を有し、その覆い部39により天端部2の角部2Tを覆うことにより、角部2T側からの雨水の浸入を防止し、且つその覆い部39の内側のカバー41を有する閉塞部32により、笠木本体5下部への雨水の侵入を長期に渡り防止し、優れた防水構造を得ることができる。
このように本実施例では、請求項1,2及び4に対応して、上記実施例1と同様な作用・効果を奏し、また、この例では、請求項に対応して、一側分割片6と他側分割片7の少なくとも一方には、この例では両方には、天端部2の端部たる角部2Tを覆う覆い部39を設けたから、覆い部39により天端部2の角部2Tを覆うことにより、覆い部39の下方から天端部2に雨水が侵入することを防止できる。
図7は、本発明の実施例3を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、笠木本体5の他側に閉塞部は設けずに、覆い部39Aを設けており、この覆い部39Aのカバー41Bは、アルミニウム押出成形品や樹脂の押出成形品などの保形性を有する硬質材料からなり、その基端側には、前記両装着部33,33Aにスライド装着する前記装着溝42,42を有し、これら装着溝42,42に一体に設けた平板部44が天端部2の他側端部たる角部2Tまで延設され、前記平板部44の上面は他側に向って僅かに低くなる傾斜を有し、その平板部44の先端から下方に垂設した垂設部45を設けてなる。
このように本実施例では、請求項1〜に対応して、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、また、カバー41Bは、2つの前記装着溝42,42により装着部33,33Aに装着されているから、カバー41Bの安定した取付状態が得られる。
図8は、本発明の実施例4を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、他側に前記カバー41Bを取り付け、一側にカバー41Aを取り付けている。
このように本実施例では、請求項1,3及び4に対応して、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、また、カバー41Bは、2つの前記装着溝42,42により装着部33,33Aに装着されているから、カバー41Bの安定した取付状態が得られる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、一側と他側で、閉塞部と覆い部の形状及び組み合わせは適宜選定可能である。
本発明の実施例1を示す取付状態の断面図である。 同上、係止前の一側係止部と他側係止部の要部の拡大断面図である。 同上、取付工程を説明する断面図であり、図3(A)はパラペットに下穴を穿設する工程、図3(B)は同上、他側分割片にブラケットを取り付けた後の工程を説明する断面図である。 同上、取付工程を説明する断面図であり、図4(A)は組み立た他側分割片とブラケットとをパラペットに固定する工程、図4(B)は他側分割片とブラケットとを固定する工程、図4(C)は他側分割片とブラケットに一側分割片を組み付ける工程を示す。 同上、一側係止部と他側係止部の要部の拡大断面図である。 本発明の実施例2を示す取付状態の断面図である。 本発明の実施例3を示す取付状態の断面図である。 本発明の実施例4を示す取付状態の断面図である。
1 パラペット
2 天端部
3 笠木
4 ブラケット
5 笠木本体
6 一側分割片
7 他側分割片
14 ブラケット側連結部
14A 抜け止め部
16 係止受部
22A フランジ部(係止部)
23 一側係止部
24 下面延設部
29 延設部
30 他側係止部
35 笠木側連結部
38 閉塞部
39 覆い部
39A 覆い部
63 係止部

Claims (4)

  1. パラペットに固定するブラケットと、このブラケットに取り付けられ前記パラペットの天端部に設ける笠木本体とを備え前記笠木本体は幅方向で分割した一側分割片及び他側分割片からなり、前記ブラケットの他側に前記他側分割片を連結するブラケット側連結部を設け、前記他側分割片の一側に一側係止部を設けると共に、この一側係止部に係止する他側係止部を前記一側分割片の他側に設け、前記天端部位置で前記ブラケットの側に係止受部を設けると共に、この係止受部に係止する係止部を前記側分割片に設けた笠木において
    前記他側分割片の一側には、前記ブラケット側連結部を挿入連結する凹溝状の笠木側連結部を設け、前記ブラケット側連結部は抜け止め部を有し、前記ブラケット側連結部は、前記笠木側連結部内に前記笠木本体の長さ方向からスライド装着され、前記笠木本体の幅方向に抜け止め状態で連結されることを特徴とする笠木。
  2. 前記一側分割片と他側分割片の少なくとも一方には、前記笠木本体の下面と前記天端部との間を塞ぐ閉塞部を設け、この閉塞部は前記天端部に接触する部分を弾性体としたことを特徴とする請求項1記載の笠木。
  3. 前記一側分割片と他側分割片の少なくとも一方には、前記天端部の端部を覆う覆い部を設けたことを特徴とする請求項1記載の笠木。
  4. 前記他側分割片には、前記天端部と間隔をおいて他側に延設した延設部を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の笠木。
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