JP4542412B2 - セキュリティシステム - Google Patents

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Description

本発明は、集合住宅等の建物の、オートロック式のドアを備えたエントランスに設置されるセキュリティシステムに関する。
従来、集合住宅等に使用されているエントランスセキュリティシステムとして、インターホン設備と連動したオートロックシステムが知られている。例えば、特開平6−339144号公報には、「共同玄関の電気錠の施解錠操作と、各住戸への呼出し通話機能を備えたロビーインターホンの改良であって、LCDやプラズマディスプレイなどで構成された表示部1に、各部屋呼出スイッチ2a、管理人室呼出スイッチ2b、玄関扉キー操作スイッチ2c、各部屋への伝言スイッチ2d、各部屋のコントロールスイッチ2eなどの実行可能な機能を選択実行するためのタッチパネル式のセレクタスイッチを組み込んだメニュー画面3Aが表示され、メニュー画面3Aに表示されたセレクタスイッチ2a〜2eのいずれかを操作したときには、タッチパネル式のセレクタスイッチを設けたタッチパネル表示操作画面1aが、タッチ操作に応じて順次対話的に展開表示され、操作が出来るように構成されている」ロビーインターホンが記載されている。
従来の代表的なオートロックシステムでは、エントランスにおいて入居者等と来訪者を区別し、来訪者はエントランス脇に設けたインターホンで住戸かフロントを呼び出して解錠してもらう。また、入居者等に対しては、入居者のみに渡されるキーやカードを用いて解錠する方法、また指紋や虹彩等を利用するバイオメトリクス認証システムを用いて解錠する方法等が知られている。
しかし、一旦オートロックを解錠すると、セキュリティは一時的にフリーとなり、入居者等の横についたり、あるいは入居者等に追従すれば、オートロックのドアを簡単に通過することができてしまう。つまり、入居者等のふりをしてセキュリティを突破する「なりすまし」行為への対策として不十分な面がある。
また、建物内の人が外出する際にもオートロックのドアは解錠されるため、外出者を待ち伏せてオートロックを通過することが容易に行われてしまうという問題がある。
特開平6−339144号公報
本発明は、上記従来技術における不都合を考慮してなされたものであり、集合住宅等の建物の、オートロック式のドアを備えたエントランスにおいて入居者等のふりをしてセキュリティを突破する「なりすまし」行為を効果的に抑制可能なセキュリティシステムを提供することを目的とする。
(1)請求項1に係る発明は、オートロック式のドアを備えたエントランスに設置されるセキュリティシステムであって、
前記ドアを入口専用ドアと出口専用ドアとに分けて併設し、
入口専用ドアの手前側の両側に仕切りを設けて、入口専用ドアへ向かう人の動線を制限する進入通路を形成するとともに、該進入通路の、前記入口専用ドアから距離を隔てた手前側にオートロック解錠装置を設けて、オートロック解錠装置と入口専用ドアとの間に、同伴者をプール可能でかつ横方向から人が侵入できないゲートインスペースを設け、
出口専用ドアを出た側の両側に仕切りを設けて、出口専用ドアから出た人の動線を制限する退出通路を形成し、
前記進入通路にいるキーマスターの後ろに追従して前記進入通路へ人が入るのを防ぐ追従防止手段を備え、
前記追従防止手段は、前記進入通路の入口に設けたセンサーと、警報発生手段とを備えてなり、前記センサーは、キーマスターが前記オートロック解錠装置を操作開始した後に作動し、前記警報発生手段は、キーマスターが前記オートロック解錠装置を操作開始した後、前記入口専用ドアを通過する前に、前記センサーが前記進入通路へ入る追従者を感知した際に警報を発する、
セキュリティシステムである。
(2)請求項2に係る発明は、前記ゲートインスペースは少なくとも同伴者複数人が立てる広さに形成されている、請求項1に記載のセキュリティシステムである。
(3)請求項3に係る発明は、前記進入通路の、前記オートロック解錠装置と前記進入通路の入口との間に、前記オートロック解錠装置を操作するキーマスター(キー所持者)一人が立てる広さの操作スペースが形成されている、請求項2に記載のセキュリティシステムである。なお、「オートロック解錠装置を操作する」とは、非接触型キーリーダーシステムにおいて、住戸等のキー(カードを含む。)をかざすことによりオートロックを解錠する行為を含む。
(1)請求項1に係る発明によれば、入口専用ドアから内部へ入るためには、両側が仕切りによって形成された進入通路を通過しなけらばならず、入口専用ドアへ向かう人の動線が進入通路を経由する動線にのみ制限され、入口専用ドアとオートロック解錠装置との間にセキュリティ上の専用空間が形成されることとなり、オートロックが解錠された際、入居者等の横について入ろうとしても仕切りによって阻止され、また入居者等に追従したり、後から割り込んだりすることは不審な挙動として顕在化するため、そのような行動も困難となり、「なりすまし」行為を効果的に抑制することができる。
また、出口専用ドアを出た側の両側に仕切りを設けて、出口専用ドアから出た人の動線を制限する退出通路を形成しているため、建物内の人が外出する際にオートロックのドアが解錠されるとき、外出者を待ち伏せてオートロックを通過しようとしても、そのような行動はいわば一方通行の道路を逆走するような不審な挙動として顕在化し、また退出者と鉢合せするため、そのような行動も困難となる。
また、進入通路の、入口専用ドアから距離を隔てた手前側にオートロック解錠装置を設けて、オートロック解錠装置と入口専用ドアとの間に、同伴者をプール可能でかつ横方向から人が侵入できないゲートインスペースを設けたため、キーマスターの同伴者については、キーマスターに先行させてゲートインスペースへ溜めておき、キーマスターがオートロック解錠装置を操作することにより、キーマスターと共に入口専用ドアから入ることができるため、キーマスターの他に認知された正当な人のみが入れることができ安全であり、しかも面倒でなく簡便である。ちなみに、駅の自動改札口は、そこを通過しようとするすべての人が切符等を所持することを前提とし、必要としているのに対し、本発明においては、認証を得られるキーマスター一人がいれば、他の同伴者はキーを持つ必要がなく、キーマスター管理のもとでオートロックを通過することができるので、融通性、実用性が高いものである。
また、進入通路にいるキーマスターの後ろに追従して進入通路へ人が入るのを防ぐ追従防止手段を備えたため、追従行為を確実に排除することができる。そして、追従防止手段は、前記進入通路の入口に設けたセンサーと、警報発生手段とを備えてなり、前記センサーは、キーマスターが前記オートロック解錠装置を操作開始した後に作動し、前記警報発生手段は、キーマスターが前記オートロック解錠装置を操作開始した後、前記入口専用ドアを通過する前に、前記センサーが前記進入通路へ入る追従者を感知した際に警報を発する構成により、追従行為を確実に排除することができる。
(2)請求項2に係る発明によれば、ゲートインスペースは少なくとも同伴者複数人が立てる広さに形成されているため、複数人の同伴者がいる場合でも1回で通過でき、使用勝手に優れる。
(3)請求項3に係る発明によれば、進入通路の、オートロック解錠装置と進入通路の入口との間に、オートロック解錠装置を操作するキーマスター一人が立てる広さの操作スペースが形成されているため、両側に仕切りのある進入通路内の操作スペースにキーマスターが立つことにより、キーマスターが進入通路の入口(開口)の壁として作用するので、後から割り込む行動をより確実に防ぐことができる。
本発明の好ましい実施の形態について実施例を挙げ、図面を参照して説明する。なお、各図において同じ要素には同じ符号を用い、適宜その説明を省略する場合がある。
図1は実施例1のセキュリティシステムを模式的に示す平面図、図2,3は同実施例の使われ方を模式的に示す平面図、図4は実施例1の変形例を模式的に示す平面図、図5は実施例2のセキュリティシステムを模式的に示す平面図である。
図示のセキュリティシステムは、集合住宅の風除室と、この風除室と区画された建物の内部との境界に設置した例を示す。区画された風除室と内部との境界には、オートロック式のドアが、入口専用ドア10と出口専用ドア30とに分けた形で並べて併設されている。もっとも本発明に係るセキュリティシステムは、風除室とその内部との境界に設置する場合に限られるものではなく、区画された領域間にオートロック式のドアを備えた各種エントランスに設置することができるものである。
図1に示すように、入口専用ドア10の手前側(進入側)の両側には仕切り20,20が設けられている。出口専用ドア30を出た側の両側にも仕切り40,40が設けられている(一方の仕切り40は入口専用ドア10の片側の仕切り20と兼用されている)。
符号70はエントランスを監視する防犯カメラである。
入口専用ドア10の手前側の両側に設けた仕切り20,20は、入口専用ドア10へ向かう人の動線を制限する進入通路21を形成している。すなわち、対向して設けられた仕切り20,20に挟まれて形成される領域21(幅W1、長さL1)が入口専用ドア10への進入通路となり、人は、この進入通路21を通らないと入口専用ドア10に到達することができないようになっている。
仕切り20,20は、人が容易に跨ぐことのできない高さに形成される。通常、腰くらいの高さがあればよい。仕切り20,20の材質は限定されない。網状体等、透けて見えるものを用いてもよい。
対向して設けられた仕切り20,20に挟まれて形成される領域21は、通常、細長い帯状(矩形)であるが、限定されるものではなく、例えば、図4に示すような変形が可能である(後述)。
図1に示す、対向して設けられた仕切り20,20に挟まれて形成される矩形の領域21では、例えば、幅W1は90cm〜1.2m程度であり、車椅子が楽に通行可能なように1m程度はあるとよい。長さL1は、後述するゲートインスペース22と操作スペース26を含めて、通常、1.5〜2.5m程度の長さに形成される。
進入通路21の、入口専用ドア10から距離L2を隔てた手前側にオートロック解錠装置24を設けて、オートロック解錠装置24と入口専用ドア10との間に、オートロック解錠装置24を操作する者の同伴者60,60をプール可能でかつ横方向から人が侵入できないゲートインスペース22を設けている。このゲートインスペース22は、進入通路21内で、入口専用ドア10から、距離L2を隔てて設置されるオートロック解錠装置24までの領域となるが、少なくとも同伴者60が複数人(通常、2〜3名程度)が立てる広さに形成されているものが好ましい。例えば、幅W1:90cm〜1.2m程度、長さL2:1m〜2m程度とする。もっとも、ゲートインスペース22により多くの人数をプールしたいという要請が強い場合は、図4に示すように、ゲートインスペース22の幅W2を、進入通路21の入口の幅W1(後述する操作スペース26の幅に相当)よりも広幅(W2)に形成してもよい。
オートロック解錠装置24の構成は特に限定されない。例えば、テンキー等により暗号を手で入力してオートロックを解錠する方式のほか、住戸等のキー(カードを含む。)をかざすことによりオートロックが解錠される非接触型キーリーダーシステム、バイオメトリクス認証システム等を使用することができる。
オートロック解錠装置24には、カメラ付きインターホン25が併設されているのが好ましい。この場合、オートロック解錠装置24はカメラ付きインターホン25と合体した装置として構成してもよいし、オートロック解錠装置24から独立したカメラ付きインターホン25を隣接させて設けてもよい。カメラ付きインターホン25は各住戸及び管理室への呼出し通話機能を備え、双方向の通信を行う。
また、進入通路21は、上記のゲートインスペース22とその手前に位置する操作スペース26とによって形成されている。すなわち、オートロック解錠装置24と進入通路21の入口との間に、オートロック解錠装置24を操作するキーマスター(キー所持者)50が立てる広さの操作スペース26が形成されている。操作スペース26は、キーマスター(キー所持者)50一人が立てる広さが好ましく、例えば、幅W1:90cm〜1.2m程度、長さL3:40〜60cm程度とする。
上記のとおり、オートロック解錠装置24と進入通路21の入口との間に操作スペース26が形成されているため、両側に仕切り20,20のある進入通路21内の操作スペース26にキーマスター50が立つことにより、キーマスター50が進入通路21の入口(開口)の壁として作用するので、後から割り込む行動を防ぐことができる。
本発明においては、進入通路21にいるキーマスター50の後ろに追従して進入通路へ人が入るのを防ぐ追従防止手段を付加的に備えるのが望ましい。追従防止手段は、例えば、電気的に作動する警報発生手段や、扉等の部材の開閉等の機械的な動作を備えた追従を阻止する機械的動作手段が挙げられる。これらを両方用いることもできる。
電気的に作動する警報発生手段を用いる構成例としては、好ましくは、進入通路21の入口に設けたセンサー28と、警報発生手段(図示省略)とを備えてなり、センサー28は、キーマスター50がオートロック解錠装置24を操作開始した後に作動し、警報発生手段は、キーマスター50がオートロック解錠装置24を操作開始した後、入口専用ドア10を通過する前に、センサー28が進入通路21へ入る追従者を感知した際に警報を発する構成により、追従行為を確実に排除することができる。
警報発生手段としては、警報音(アラーム)発生手段や警報表示手段が挙げられる(両手段を併用することもできる。)。警報表示手段は、進入通路の入口付近で、進入通路への進入が可能か否かを視覚的に知らせる手段であり、例えば、仕切り20の入口側の端面等の見やすい位置に、○や×等の進入可否を示す表示部を備えることにより構成することができる。
また、警報発生手段に加えて、警報発生に関する情報をネットワークを介して管理室や警備会社のコンピュータに送信する手段と、該コンピュータにおいて警報を出力する手段を備える構成を採用することができる。
機械的動作を備えた追従防止手段としては、例えば、操作スペース26でキーマスター50がオートロック解錠装置24を操作開始後、進入通路21の入口に設けた通常時開状態である扉(フラップ:図示省略)が自動的に閉じ、進入通路21内にキーマスター50及び同伴者60がいる間は扉を閉じた状態を維持し、キーマスター50及び同伴者60が入口専用ドア10を通過すると扉が開くといった構成が考えられる。
出口専用ドア30を出た側の両側にも仕切り40,40が設けられており、これにより出口専用ドア30から出た人の動線を制限する退出通路41が形成される。この退出通路41は、出口専用ドアに連設されて出口専用通路となるので、これを逆行して退出通路41の出口から進入して、出口専用ドア30から内部へ侵入しようとする行動を防止することができる。退出通路41は、例えば、幅W1:90cm〜1.2m程度、長さL2は、1m〜2m程度とする。出口専用ドア30を出る場合、出口専用ドア30は、通常のドアセンサーが内部側に設けられているため、内部側から退出しようとする人のみを感知して開き、退出通路41側に立っても出口専用ドア30は開かない。
次に、図2,3を参照して上記実施例の使われ方について説明する。
図2は、入居者を含む人が通過する場合を示すもので、(a)は入居者が1名の場合、(b)は入居者のほかに同伴者がいる場合を示す。図3は来訪者が通過する場合を示すもので、(a)は来訪者が1名の場合、(b)は来訪者が複数人の場合を示す。
入居者が1名の場合は、図2(a)に示すように、キーマスターである入居者51が先ず、進入通路21の入口から操作スペース26に入り、操作スペース26にてオートロック解錠装置24を操作する。これにより、オートロックが解錠され、入口専用ドア10が開き、キーマスターである入居者51は入口専用ドア10を通過する。
キーマスターである入居者51が同伴者61を伴う場合(親と子というように入居者グループで構成される場合と、キーマスターである入居者51が来訪者である同伴者61を伴う場合とがある。)は、図2(b)に示すように、先ずキーマスターである入居者51に先行して同伴者61が進入通路21内の操作スペース26を経てゲートインスペース22に入る。続いて、キーマスターである入居者51が、操作スペース26に入り、操作スペース26にてオートロック解錠装置24を操作する。これにより、オートロックが解錠され、入口専用ドア10が開くので、同伴者61及びキーマスターである入居者51は入口専用ドア10を通過する。
来訪者が1名の場合、図3(a)に示すように、来訪者65は、進入通路21の入口から操作スペース26に入り、操作スペース26にてカメラ付きインターホン25を操作し、住戸又は管理室を呼出して通話し、オートロックを解錠してもらう。入口専用ドア10が開き、来訪者65は入口専用ドア10を通過する。
来訪者が複数人の場合、図3(b)に示すように、先ずカメラ付きインターホン25を操作する者以外の者が先行して進入通路21内の操作スペース26を経てゲートインスペース22に入る。続いて、最後尾の来訪者が、操作スペース26に入り、操作スペース26にてカメラ付きインターホン25を操作し、住戸又は管理室を呼出して通話し、オートロックを解錠してもらう。この場合、ゲートインスペース22内を撮像可能な防犯カメラ70を設置しておき、住戸又は管理室の側よりカメラ付きインターホン25からカメラ切替によって、ゲートインスペース22内を住戸又は管理室のインターホンの画面に映すことができるようにしておくことにより、ゲートインスペース22内の人を確認してからオートロックを解錠することができ、安全である。
前記した、警報発生手段(警報音発生手段)を用いた追従防止手段の動作例を、図1を参照して説明する。
図1に示すように、キーマスター50が、進入通路21の入口から操作スペース26に入り、操作スペース26にてオートロック解錠装置24を操作する。これにより、オートロックが解錠され、入口専用ドア10が開き、進入通路21の入口に設けたセンサー28がオンとなる。この時、キーマスター50が入口専用ドア10を通過する前に、後ろから人67が進入通路21の入口より進入しようとすると、センサー28が進入通路21へ入るその人(追従者)67を感知し、警報音が発せられる。そして、入口専用ドア10も閉じ、ロック状態となり、一旦、進入通路21の入口から出て、再度、進入通路21に入り直さないと入口専用ドア10を通過することができない。
なお、上記の動作は、操作スペース26に立つ者が入居者(キーマスター)である場合と来訪者(キーマスターでない者)である場合(この場合は、操作スペース26に立つ者がカメラ付きインターホン25を操作する。)いずれの場合も同様に行うことができる。また、次に述べる実施例2の場合にも適用することができる。
図5は実施例2のセキュリティシステムを模式的に示す平面図である。この実施例2は、前記実施例1において設けられている入口専用ドア10と出口専用ドア20に加えて、来訪者用のドア80及び進入通路81を付加的に設けた点が、実施例1と異なっている。
実施例2においては、来訪者用のドア80が入口専用ドア10と分けた形で並べて併設されている。入居者(同伴者がいる場合を含む。)は入口専用ドア10から入り、来訪者85(入居者を伴わない場合)は来訪者用のドア80から入るよう、両者の動線が明確に区別されるよう構成されている。このため、来訪者が「なりすまし」によって入口専用ドア10から入りにくい。来訪者用のドア80の手前にはカメラ付きインターホン83が設けられており、来訪者65は、このカメラ付きインターホン83を操作して各住戸又は管理室を呼出して通話し、オートロックを解錠してもらわなければ、来訪者用のドア80を通過することができないようになっている。
また、実施例2においては、進入通路81については、前記実施例1の入口専用ドアに向かう進入通路21の場合とほぼ同様の構成を採っている。つまり、来訪者用のドア80の手前側(進入側)の両側には仕切り82,82が設けられている(一方の仕切り82は入口専用ドア10の片側の仕切り20と兼用されている)。来訪者用のドア80の手前側の両側に仕切り82,82を設けて、来訪者用のドア80へ向かう人の動線を制限する進入通路81を形成するとともに、該進入通路81の、来訪者用のドア80から距離を隔てた手前側にカメラ付きインターホン83を設けている。
進入通路81の、来訪者用ドア80から距離L2を隔てた手前側には、オートロック解錠装置24に代え、カメラ付きインターホン83が設置され、カメラ付きインターホン83と来訪者用ドア80との間に、同伴者をプール可能でかつ横方向から人が侵入できないゲートインスペース84を設けている。符号85は操作スペースである。オートロック解錠装置24に代え、カメラ付きインターホン83が設置される点を除き、その余の構成は、実施例1と同様の形態を採ることが可能である。また、その使われ方は、図3に示して説明した実施例1とほぼ同様の形態を採ることができるので、その説明を省略する。
実施例1では、来訪者用のドアが不要で入居者も来訪者も入口専用ドア10から内部へ入るため、両者の動線は統合され、エントランスを小型化できる利点があり、比較的小規模の建物に好適である。一方、実施例2では、大人数の通行に対応し易いため、比較的大規模の建物に好適である。
以上、実施例を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で適宜、付加、変形等なし得るものである。
実施例1のセキュリティシステムを模式的に示す平面図である。 実施例1の使われ方を模式的に示す平面図である。 実施例1の使われ方を模式的に示す平面図である。 実施例1の変形例を模式的に示す平面図である。 実施例2のセキュリティシステムを模式的に示す平面図である。
符号の説明
10 入口専用ドア
20 仕切り
21 進入通路
22 ゲートインスペース
24 オートロック解錠装置
25 カメラ付きインターホン
26 操作スペース
28 センサー
30 出口専用ドア
40 仕切り
41 退出通路
50 キーマスター(キー所持者)
60 同伴者

Claims (3)

  1. オートロック式のドアを備えたエントランスに設置されるセキュリティシステムであって、
    前記ドアを入口専用ドアと出口専用ドアとに分けて併設し、
    入口専用ドアの手前側の両側に仕切りを設けて、入口専用ドアへ向かう人の動線を制限する進入通路を形成するとともに、該進入通路の、前記入口専用ドアから距離を隔てた手前側にオートロック解錠装置を設けて、オートロック解錠装置と入口専用ドアとの間に、同伴者をプール可能でかつ横方向から人が侵入できないゲートインスペースを設け、
    出口専用ドアを出た側の両側に仕切りを設けて、出口専用ドアから出た人の動線を制限する退出通路を形成し、
    前記進入通路にいるキーマスターの後ろに追従して前記進入通路へ人が入るのを防ぐ追従防止手段を備え、
    前記追従防止手段は、前記進入通路の入口に設けたセンサーと、警報発生手段とを備えてなり、前記センサーは、キーマスターが前記オートロック解錠装置を操作開始した後に作動し、前記警報発生手段は、キーマスターが前記オートロック解錠装置を操作開始した後、前記入口専用ドアを通過する前に、前記センサーが前記進入通路へ入る追従者を感知した際に警報を発する、
    セキュリティシステム。
  2. 前記ゲートインスペースは少なくとも同伴者複数人が立てる広さに形成されている、請求項1に記載のセキュリティシステム。
  3. 前記進入通路の、前記オートロック解錠装置と前記進入通路の入口との間に、前記オートロック解錠装置を操作するキーマスター一人が立てる広さの操作スペースが形成されている、請求項2に記載のセキュリティシステム。
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