JP2004043042A - エレベーターの呼び登録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】共同玄関にオートロックを備えた集合住宅において、防犯性と利便性の高いエレベーター装置を得る。
【解決手段】共同玄関に各住戸の鍵にて解錠可能なオートロックを備えた集合住宅において、基準階乗り場に乗り場釦に加えて解錠装置を備え、通常は乗り場釦を無効にして該解錠装置の解錠操作によって呼びを登録するようにした集合住宅用エレベーター装置であって、該解錠装置を各住戸の鍵で解錠操作できるカード型機械式解錠装置とし、利便性を確保しつつ防犯性を高めるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】共同玄関に各住戸の鍵にて解錠可能なオートロックを備えた集合住宅において、基準階乗り場に乗り場釦に加えて解錠装置を備え、通常は乗り場釦を無効にして該解錠装置の解錠操作によって呼びを登録するようにした集合住宅用エレベーター装置であって、該解錠装置を各住戸の鍵で解錠操作できるカード型機械式解錠装置とし、利便性を確保しつつ防犯性を高めるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
全住戸の鍵にて解錠可能な共同玄関オートロックを備えた集合住宅に設置され、基準階乗り場に解錠装置を備える集合住宅用エレベーター装置であって、該解錠装置は全住戸の鍵で解錠操作可能なエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マンションなどの集合住宅に設置されるエレベーターにおいては、不審者の乗り入れを防止するため、共同玄関が設置してある階(以下「基準階」とする)の乗り場には、通常設置される乗り場呼び釦に加えて解錠装置を設置する技術が提案されている。この構成により、通常は乗り場呼び釦を無効として該解錠装置を操作してエレベーター呼びを登録するようにし、鍵を持たない不審者のエレベーター乗り入れを防止することができる。
【0003】
一方、マンションなどの集合住宅の共同玄関には、防犯のためオートロックが多く設置されている。オートロックに使用される解錠装置は、集合住宅内の全住戸の鍵によって解錠できるように設定されている。この構成により居住者は住戸の鍵にてオートロックも解錠することができ、防犯性と共に利便性も高めることができる。
【0004】
このようなオートロック付共同玄関を備えた集合住宅に設置されたエレベーターにおいて、基準階乗り場に設置される解錠装置はエレベーター専用であり、住戸及び共同玄関の鍵とは別物であった。したがって、居住者が建物に入館し、基準階にてエレベーターを利用する場合、共同玄関にて住戸の鍵を使用してオートロックを解錠し、次にエレベーター乗り場にてエレベーター専用の別の鍵により解錠操作し、エレベーターの呼び登録を行わなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、集合住宅に設置されたエレベーター装置において、居住者が基準階乗り場にて使用する鍵はエレベーター専用で、住戸及び共同玄関用の鍵とは別物であったため、居住者は自室の鍵以外にエレベーター専用の鍵も持たなくてはならないという不便があった。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決し、上記のエレベーター装置において、基準階乗り場の解錠装置を住戸及び共同玄関用の鍵で解錠可能にすることにより、居住者は住戸の鍵のみを用いて共同玄関を通過し、エレベーターを利用して住戸内に入ることができるようにし、防犯性を損なわず利便性を高めることを目的とする。
【0007】
さらに本発明においては、解錠装置として、ピッキングされにくいカード型解錠装置を採用し、解錠装置の防犯性を高めて本装置の防犯性をさらに高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明においては、各住戸の扉に設けた解錠装置、共同玄関の扉に設けられたオートロック、オートロックの解錠・施錠を制御するオートロック制御盤、共同玄関に設けられ集合住宅内の全住戸の鍵にて解錠可能なオートロック解錠装置を有する集合住宅に設けられ、エレベーターかごを制御するエレベーター制御盤、基準階エレベーター乗り場に設けられた解錠装置を備えた集合住宅用エレベーター装置において、該基準階エレベーター乗り場の解錠装置は集合住宅内の全住戸の鍵にて解錠可能であることを特徴とする集合住宅用エレベーター装置を提供する。
【0009】
上記構成によって、エレベーター基準階乗り場の解錠装置を集合住宅内の全住戸の鍵にて解錠可能としたことにより、居住者は共同玄関のオートロック及び各住戸の解錠装置とエレベーター基準階乗り場の解錠装置を、住戸用の鍵にて解錠することができるようになり、高い防犯効果と利便性を得ることができる。
【0010】
請求項2においては、各住戸の扉、共同玄関のオートロック、基準階エレベーター乗り場に設けられる解錠装置は、パンチングが施されたカードで形成されるカードキーと、パンチングが施された照合用カードを内蔵し、該照合用カードによってカードキーのパンチングパターンを照合して解錠を行う解錠装置にて構成されるカード型機械式解錠装置であって、居住者が所持するカードキーは各住戸に設置する解錠装置に内蔵する照合用カードと同一のパンチングパターンを有し、共同玄関のオートロック及び基準階エレベーター乗り場に設置する解錠装置には全住戸のカードキーを照合可能な照合用カードを内蔵することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター装置を提供する。
【0011】
この構成により、請求項1に記載の装置においてピッキングされにくいカード型解錠装置を採用することにより、解錠装置の防犯性を高めて本装置の防犯性をさらに高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず図1を用いて本装置の構成を説明する。
本発明は、エレベーターかごを制御するエレベーター制御盤1、基準階エレベーター乗り場2に乗り場呼び釦3と解錠装置4を備えたエレベーター装置5と、共同玄関6の扉に設けられたオートロック7、オートロック制御盤8、共同玄関6に設けられたオートロック解錠装置4、各住戸9の扉に設けた解錠装置4を備えた集合住宅によって構成される。
【0013】
各住戸9・共同玄関6・基準階エレベーター乗り場2に設置される解錠装置4について説明する。居住者が住戸の鍵にて上記全ての解錠装置4を解錠できるようにするためには、各住戸9には住戸毎に固有の解錠装置4を設置し、全居住者が通過する共同玄関6、基準階乗り場の解錠装置4は、全住戸の鍵にて解錠できるように構成しなければならない。上記構成を実現する解錠装置4として、本発明においては防犯性と利便性が高いカード型機械式解錠装置を採用するが、他方式の解錠装置を設置することもできるのは言うまでもない。
【0014】
次に、本発明において使用するカード型機械式解錠装置について説明する。図2は、居住者がもつ鍵に相当し、パンチング10が施された樹脂製のカードで形成されるカードキー11である。以下、本装置の構成を図3を用いて説明する。本装置はカードキー11を解錠装置4に差し込んでそのパンチングパターンを照合することにより解錠する。解錠装置4には予めパンチング10を施した照合用カード12を内蔵しておき、照合はこの照合用カード12とカードキー11のパンチングパターンを機械的に照合して行われる。
【0015】
各住戸9の解錠装置4には、住戸毎に固有のパンチングパターンを有する照合用カード12を内蔵し、該照合用カード12と同一パターンを有するカードキー11は居住者のみが携帯することによって、各住戸9は居住者のみ解錠可能とする。全居住者が通過する共同玄関6と基準階エレベーター乗り場2においては、解錠装置4には全住戸のカードパターンを照合することができる、いわゆる逆マスター機能をもつ照合用カード12を内蔵し、全住戸のカードキー11にて解錠できるようする。この逆マスター機能は例えば、全住戸のカードキー11に共通のパンチングパターン部を設け、該共通のパンチングパターンを有する照合用カード12にて照合することによって実現できる。
【0016】
このように内蔵する照合用カード12を変えて解錠装置4の機能を変えることによって、居住者は一枚のカードキー11で集合玄関からエレベーター、住戸まで解錠することができるような構成とし、防犯性を保ちながら入室するようにすることができる。
【0017】
尚、解錠装置4は、通常図4に示すようなケース13に納められており、該ケース13はケース専用の鍵14にて開けることができる。カードを紛失した際は、ケース13を開け照合用カード12を差し替えるだけで、解錠装置4の交換が終了し、紛失したカードを使用できなくすることができる。このように本解錠装置4においては通常の解錠装置4より安価にキーの交換をすることができる利点がある。
【0018】
尚、このカード型機械式解錠装置は、ピッキングされにくく防犯性が高いというカード型解錠装置の利点を有し、かつ磁気式又は電気式で信頼性に欠けるという従来のカード型解錠装置の欠点を解決するものである。この解錠装置4を採用することにより解錠装置4自体の防犯性を高め、本発明の装置の防犯性をさらに向上させることができる。
【0019】
次に本装置の動作について説明する。
1.居住者は共同玄関6にてカードキー11を挿入し解錠操作を行う。カードが照合されると共同玄関6のオートロック7が解錠され、居住者は共同玄関6を通過し、基準階エレベーター乗り場2まで到達することができる。
2.居住者は基準階のエレベーター乗り場2でも同様にカードキー11にて解錠操作を行い、カードが照合されるとエレベーター呼びが登録される。
共同玄関6・基準階乗り場の解錠装置4は全住戸のカードキー11を照合できるいわゆる逆マスター機能を有する照合用カード12が内蔵されているため、全居住者がもつカードキー11にて解錠することができる。
3.エレベーターに乗り込んだ居住者は、かごの中で自室の行き先階ボタンを押し、居住階へ到達することができる。
4.住戸扉にて解錠操作を行い、カードが照合されると住戸の鍵が解錠され部屋に入ることができる。
住戸には各住戸固有の照合カードを内蔵する解錠装置4が設置されているため、居住者がもつカードキー11でのみ解錠することができる。
【0020】
このように、カード型機械式解錠装置4を用いて、解錠装置4に内蔵する照合用カード12を変えることで解錠装置4の機能を変えて、一枚のカードキー11にて共同玄関6を通過しエレベーターを利用して各住戸9に入ることができるようにし、防犯性を保ちながら利便性を向上することができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明により以下の効果を得ることができる。
請求項1に記載の発明においては、全住戸の鍵にて共同玄関のオートロックを解除できる集合住宅において、エレベーター基準階乗り場の解錠装置を全住戸の鍵にて解錠可能にしたので、居住者は住戸の鍵だけで共同玄関を通過しエレベーターを利用して住戸に入室することができ、高い防犯効果と利便性を得ることができる。
【0022】
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、カード型機械式解錠装置を採用したため、ピッキングされにくいカード型解錠装置を用いることにより解錠装置の防犯性を向上させることによって、本装置の防犯性をさらに向上させることができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図
【図2】カードキーの構成図
【図3】カード型機械式解錠装置の構成図
【図4】解錠装置ケースの正面図
【符号の説明】
1 エレベーター制御盤
2 基準階エレベーター乗り場
3 乗り場呼び釦
4 解錠装置
5 エレベーター装置
6 共同玄関
7 オートロック
8 オートロック制御盤
9 各住戸
10 パンチング
11 カードキー
12 照合用カード
13 ケース
14 ケース専用の鍵
【発明が属する技術分野】
全住戸の鍵にて解錠可能な共同玄関オートロックを備えた集合住宅に設置され、基準階乗り場に解錠装置を備える集合住宅用エレベーター装置であって、該解錠装置は全住戸の鍵で解錠操作可能なエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マンションなどの集合住宅に設置されるエレベーターにおいては、不審者の乗り入れを防止するため、共同玄関が設置してある階(以下「基準階」とする)の乗り場には、通常設置される乗り場呼び釦に加えて解錠装置を設置する技術が提案されている。この構成により、通常は乗り場呼び釦を無効として該解錠装置を操作してエレベーター呼びを登録するようにし、鍵を持たない不審者のエレベーター乗り入れを防止することができる。
【0003】
一方、マンションなどの集合住宅の共同玄関には、防犯のためオートロックが多く設置されている。オートロックに使用される解錠装置は、集合住宅内の全住戸の鍵によって解錠できるように設定されている。この構成により居住者は住戸の鍵にてオートロックも解錠することができ、防犯性と共に利便性も高めることができる。
【0004】
このようなオートロック付共同玄関を備えた集合住宅に設置されたエレベーターにおいて、基準階乗り場に設置される解錠装置はエレベーター専用であり、住戸及び共同玄関の鍵とは別物であった。したがって、居住者が建物に入館し、基準階にてエレベーターを利用する場合、共同玄関にて住戸の鍵を使用してオートロックを解錠し、次にエレベーター乗り場にてエレベーター専用の別の鍵により解錠操作し、エレベーターの呼び登録を行わなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、集合住宅に設置されたエレベーター装置において、居住者が基準階乗り場にて使用する鍵はエレベーター専用で、住戸及び共同玄関用の鍵とは別物であったため、居住者は自室の鍵以外にエレベーター専用の鍵も持たなくてはならないという不便があった。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決し、上記のエレベーター装置において、基準階乗り場の解錠装置を住戸及び共同玄関用の鍵で解錠可能にすることにより、居住者は住戸の鍵のみを用いて共同玄関を通過し、エレベーターを利用して住戸内に入ることができるようにし、防犯性を損なわず利便性を高めることを目的とする。
【0007】
さらに本発明においては、解錠装置として、ピッキングされにくいカード型解錠装置を採用し、解錠装置の防犯性を高めて本装置の防犯性をさらに高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明においては、各住戸の扉に設けた解錠装置、共同玄関の扉に設けられたオートロック、オートロックの解錠・施錠を制御するオートロック制御盤、共同玄関に設けられ集合住宅内の全住戸の鍵にて解錠可能なオートロック解錠装置を有する集合住宅に設けられ、エレベーターかごを制御するエレベーター制御盤、基準階エレベーター乗り場に設けられた解錠装置を備えた集合住宅用エレベーター装置において、該基準階エレベーター乗り場の解錠装置は集合住宅内の全住戸の鍵にて解錠可能であることを特徴とする集合住宅用エレベーター装置を提供する。
【0009】
上記構成によって、エレベーター基準階乗り場の解錠装置を集合住宅内の全住戸の鍵にて解錠可能としたことにより、居住者は共同玄関のオートロック及び各住戸の解錠装置とエレベーター基準階乗り場の解錠装置を、住戸用の鍵にて解錠することができるようになり、高い防犯効果と利便性を得ることができる。
【0010】
請求項2においては、各住戸の扉、共同玄関のオートロック、基準階エレベーター乗り場に設けられる解錠装置は、パンチングが施されたカードで形成されるカードキーと、パンチングが施された照合用カードを内蔵し、該照合用カードによってカードキーのパンチングパターンを照合して解錠を行う解錠装置にて構成されるカード型機械式解錠装置であって、居住者が所持するカードキーは各住戸に設置する解錠装置に内蔵する照合用カードと同一のパンチングパターンを有し、共同玄関のオートロック及び基準階エレベーター乗り場に設置する解錠装置には全住戸のカードキーを照合可能な照合用カードを内蔵することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター装置を提供する。
【0011】
この構成により、請求項1に記載の装置においてピッキングされにくいカード型解錠装置を採用することにより、解錠装置の防犯性を高めて本装置の防犯性をさらに高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず図1を用いて本装置の構成を説明する。
本発明は、エレベーターかごを制御するエレベーター制御盤1、基準階エレベーター乗り場2に乗り場呼び釦3と解錠装置4を備えたエレベーター装置5と、共同玄関6の扉に設けられたオートロック7、オートロック制御盤8、共同玄関6に設けられたオートロック解錠装置4、各住戸9の扉に設けた解錠装置4を備えた集合住宅によって構成される。
【0013】
各住戸9・共同玄関6・基準階エレベーター乗り場2に設置される解錠装置4について説明する。居住者が住戸の鍵にて上記全ての解錠装置4を解錠できるようにするためには、各住戸9には住戸毎に固有の解錠装置4を設置し、全居住者が通過する共同玄関6、基準階乗り場の解錠装置4は、全住戸の鍵にて解錠できるように構成しなければならない。上記構成を実現する解錠装置4として、本発明においては防犯性と利便性が高いカード型機械式解錠装置を採用するが、他方式の解錠装置を設置することもできるのは言うまでもない。
【0014】
次に、本発明において使用するカード型機械式解錠装置について説明する。図2は、居住者がもつ鍵に相当し、パンチング10が施された樹脂製のカードで形成されるカードキー11である。以下、本装置の構成を図3を用いて説明する。本装置はカードキー11を解錠装置4に差し込んでそのパンチングパターンを照合することにより解錠する。解錠装置4には予めパンチング10を施した照合用カード12を内蔵しておき、照合はこの照合用カード12とカードキー11のパンチングパターンを機械的に照合して行われる。
【0015】
各住戸9の解錠装置4には、住戸毎に固有のパンチングパターンを有する照合用カード12を内蔵し、該照合用カード12と同一パターンを有するカードキー11は居住者のみが携帯することによって、各住戸9は居住者のみ解錠可能とする。全居住者が通過する共同玄関6と基準階エレベーター乗り場2においては、解錠装置4には全住戸のカードパターンを照合することができる、いわゆる逆マスター機能をもつ照合用カード12を内蔵し、全住戸のカードキー11にて解錠できるようする。この逆マスター機能は例えば、全住戸のカードキー11に共通のパンチングパターン部を設け、該共通のパンチングパターンを有する照合用カード12にて照合することによって実現できる。
【0016】
このように内蔵する照合用カード12を変えて解錠装置4の機能を変えることによって、居住者は一枚のカードキー11で集合玄関からエレベーター、住戸まで解錠することができるような構成とし、防犯性を保ちながら入室するようにすることができる。
【0017】
尚、解錠装置4は、通常図4に示すようなケース13に納められており、該ケース13はケース専用の鍵14にて開けることができる。カードを紛失した際は、ケース13を開け照合用カード12を差し替えるだけで、解錠装置4の交換が終了し、紛失したカードを使用できなくすることができる。このように本解錠装置4においては通常の解錠装置4より安価にキーの交換をすることができる利点がある。
【0018】
尚、このカード型機械式解錠装置は、ピッキングされにくく防犯性が高いというカード型解錠装置の利点を有し、かつ磁気式又は電気式で信頼性に欠けるという従来のカード型解錠装置の欠点を解決するものである。この解錠装置4を採用することにより解錠装置4自体の防犯性を高め、本発明の装置の防犯性をさらに向上させることができる。
【0019】
次に本装置の動作について説明する。
1.居住者は共同玄関6にてカードキー11を挿入し解錠操作を行う。カードが照合されると共同玄関6のオートロック7が解錠され、居住者は共同玄関6を通過し、基準階エレベーター乗り場2まで到達することができる。
2.居住者は基準階のエレベーター乗り場2でも同様にカードキー11にて解錠操作を行い、カードが照合されるとエレベーター呼びが登録される。
共同玄関6・基準階乗り場の解錠装置4は全住戸のカードキー11を照合できるいわゆる逆マスター機能を有する照合用カード12が内蔵されているため、全居住者がもつカードキー11にて解錠することができる。
3.エレベーターに乗り込んだ居住者は、かごの中で自室の行き先階ボタンを押し、居住階へ到達することができる。
4.住戸扉にて解錠操作を行い、カードが照合されると住戸の鍵が解錠され部屋に入ることができる。
住戸には各住戸固有の照合カードを内蔵する解錠装置4が設置されているため、居住者がもつカードキー11でのみ解錠することができる。
【0020】
このように、カード型機械式解錠装置4を用いて、解錠装置4に内蔵する照合用カード12を変えることで解錠装置4の機能を変えて、一枚のカードキー11にて共同玄関6を通過しエレベーターを利用して各住戸9に入ることができるようにし、防犯性を保ちながら利便性を向上することができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明により以下の効果を得ることができる。
請求項1に記載の発明においては、全住戸の鍵にて共同玄関のオートロックを解除できる集合住宅において、エレベーター基準階乗り場の解錠装置を全住戸の鍵にて解錠可能にしたので、居住者は住戸の鍵だけで共同玄関を通過しエレベーターを利用して住戸に入室することができ、高い防犯効果と利便性を得ることができる。
【0022】
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、カード型機械式解錠装置を採用したため、ピッキングされにくいカード型解錠装置を用いることにより解錠装置の防犯性を向上させることによって、本装置の防犯性をさらに向上させることができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図
【図2】カードキーの構成図
【図3】カード型機械式解錠装置の構成図
【図4】解錠装置ケースの正面図
【符号の説明】
1 エレベーター制御盤
2 基準階エレベーター乗り場
3 乗り場呼び釦
4 解錠装置
5 エレベーター装置
6 共同玄関
7 オートロック
8 オートロック制御盤
9 各住戸
10 パンチング
11 カードキー
12 照合用カード
13 ケース
14 ケース専用の鍵
Claims (2)
- 各住戸の扉に設けた解錠装置、共同玄関に設けたオートロック、オートロックの解錠・施錠を制御するオートロック制御盤、共同玄関に設置した集合住宅内の全住戸の鍵にて解錠可能なオートロック解錠装置を有する集合住宅に設けられ、エレベーターかごを制御するエレベーター制御盤、基準階エレベーター乗り場に設置した解錠装置を備えた集合住宅用エレベーター装置において、該基準階エレベーター乗り場の解錠装置は集合住宅内の全住戸の鍵にて解錠可能であることを特徴とする集合住宅用エレベーター装置。
- 上記各住戸の扉、共同玄関、基準階エレベーター乗り場に設けられる解錠装置は、パンチングが施されたカードで形成されるカードキーと、パンチングが施された照合用カードを内蔵し、該照合用カードによってカードキーのパンチングパターンを照合して解錠を行う解錠装置にて構成されるカード型機械式解錠装置であって、各住戸の解錠装置には住戸毎に固有のパンチングパターンを有する照合用カードを内蔵し、居住者は該照合用カードと同一のパンチングパターンを有するカードキーを所持し、共同玄関及び基準階エレベーター乗り場に設置する解錠装置には全住戸のカードキーを照合可能な照合用カードを内蔵することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199301A JP2004043042A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | エレベーターの呼び登録装置 |
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JP2002199301A JP2004043042A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | エレベーターの呼び登録装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004043042A true JP2004043042A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31706480
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JP2002199301A Pending JP2004043042A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | エレベーターの呼び登録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004043042A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100810714B1 (ko) | 2006-07-07 | 2008-03-07 | 덕산공조기계주식회사 | 덕트용 리프트 장치 및 덕트용 리프트/도어 제어 시스템 |
JP2010001132A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータセキュリティ制御システム及びエレベータセキュリティ制御方法 |
CN102015505A (zh) * | 2008-04-28 | 2011-04-13 | 因温特奥股份公司 | 使用电梯系统的方法,用于这种方法的电梯系统以及改造这种电梯系统的方法 |
JP2014009059A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ制御システム |
-
2002
- 2002-07-08 JP JP2002199301A patent/JP2004043042A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100810714B1 (ko) | 2006-07-07 | 2008-03-07 | 덕산공조기계주식회사 | 덕트용 리프트 장치 및 덕트용 리프트/도어 제어 시스템 |
CN102015505A (zh) * | 2008-04-28 | 2011-04-13 | 因温特奥股份公司 | 使用电梯系统的方法,用于这种方法的电梯系统以及改造这种电梯系统的方法 |
JP2010001132A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータセキュリティ制御システム及びエレベータセキュリティ制御方法 |
JP2014009059A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ制御システム |
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