JP4542376B2 - 回転チャック - Google Patents

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本発明は、工作機械に設けられ被加工物を保持したまま回転される回転チャックに関するものである。
回転チャックは、旋盤などの工作機械に設けられ、被加工物を保持したまま回転されるものである。回転チャックについては種々のものが既に公知となっているが、その中に実開平6−57507号公報にて公開されている回転チャックがある。図8に当該公報記載の回転チャックと同種の回転チャック100を図示する。ここで、図8(a)は、回転チャック100の正面図であり、図8(b)は、回転チャック100の部分的な縦断面図であり、図8(c)は、図8(b)の上面図である。
図8に示すように、回転チャック100は、主として、その本体となるチャック本体101と、そのチャック本体101の回転中心部に設けられるシフター102と、そのシフター102及びチャック本体101に摺動可能に係合されるマスタージョー103と、そのマスタージョー103に取着され被加工物Wを把持するチャック爪(トップジョー)104とを備えている。
チャック本体101にはマスタージョー103が嵌合される嵌合溝101aが形成されている。この嵌合溝101aは、チャック本体101の外周部から回転中心部へ向けて連通する長溝である。また、嵌合溝101aはチャック本体101の前面側が開放されている。この開放部分からはマスタージョー103の前面部が露出されている。露出されたマスタージョー103の前面部にはチャック爪104が取着されている。
また、マスタージョー103のジョー本体部103aにおける幅方向両側からはガイド凸部103bがそれぞれ凸設されている。この一対のガイド凸部103bは、チャック本体101の嵌合溝101aに設けられるガイド凹部(案内溝)101bにそれぞれ摺動可能に係合されている。ガイド凹部101bは、チャック本体101の半径方向に連通する溝である。このガイド凹部101bに係合される一対のガイド凸部103bを介して、マスタージョー103は、嵌合溝101a内をチャック本体101の半径方向へ向けて移動される。
マスタージョー103の下部にはシフター102に係合されるシフター係合部103cが設けられている。このシフター係合部103cはジョー本体部103aの背面下部から後側上方へ向けて僅かに突設されている。また、シフター係合部103cの下端面は後側上方へ上昇傾斜される斜面である。一方、シフター102の外周部には、シフター係合部103cが略前後方向へ摺動可能に係合される昇降溝102aが設けられている。昇降溝102aの溝底は、シフター102の前端部から後端部へと上昇傾斜されている。この昇降溝102aの溝底とシフター係合部103cの下端面とが摺動可能に当接されている。
シフター係合部103cの幅方向両側からは別のガイド凸部103dがそれぞれ突設されている。この一対のガイド凸部103dは、シフター102の昇降溝102aに設けられるガイド凹部102bにそれぞれ摺動可能に係合されている。ガイド凹部102bは、昇降溝102aの溝底の傾斜方向に連通する溝である。このガイド凹部102bに係合される一対のガイド凸部103dを介して、マスタージョー103は昇降溝102aの溝底の傾斜方向へ相対的に移動される。
上記のように構成された回転チャック100によれば、チャック本体101の回転中心軸方向前方(図8(b)右方向)へシフター102を前進させると、チャック本体101の回転中心軸側から半径方向外周側へ向けて、マスタージョー103が移動される。一方、チャック本体101の回転中心軸方向後方(図8(b)左方向)へシフター102を後退させると、チャック本体101の回転中心軸側へ向けて、マスタージョー103が移動されるのである。
実開平6−57507号公報
ところで、上記した回転チャック100では、被加工物Wを把持する場合にチャック爪104の端面が被加工物を押圧するため、その押圧力の反力が被加工物Wからチャック爪104に対して作用する。この反力は、チャック爪104をチャック本体101の半径方向外周側(図8(b)の矢印Z1方向)へ押し動かす力となり、マスタージョー103に図8中の反時計回り方向へモーメントを作用させる。このようなモーメントをマスタージョー103が受けると、ガイド凸部103b,103dがガイド凹部101b,102b内で傾動してしまう。
なぜなら、マスタージョー103の各ガイド凸部103b,103dは、チャック本体101又はシフター102のガイド凹部101b,102b内での摺動性を確保するために当該ガイド凹部101b,102bとの間に僅かな隙間(例えば1/100mm程度)が空くように係合されているからである。そして、このようなマスタージョー103の傾動は、マスタージョー103がチャック本体101に対して傾いて起き上がるような状態(以下「起き上がり現象」という。)を引き起こす。
かかるマスタージョー103の起き上がり現象が生じると、チャック爪104の位置ずれを伴うため、チャック爪104により把持された被加工物Wの把持精度の低下を招来してしまうという問題点がある。しかも、この被加工物Wの把持精度の低下には、被加工物Wの加工精度までをも低下させてしまう問題点がある。
マスタージョー103の起き上がり現象は、ガイド凸部103b,103dとガイド凹部101b,102bとの摺動性を確保するための隙間を小さくすることで減少させることが可能ではある。しかしながら、これではガイド凹部101b,102b内でのガイド凸部103b,103dの摺動性が低下するという問題点がある。
一方、ガイド凸部103b,103dとガイド凹部101b,102bとの間にある上記隙間幅を変えずとも、ガイド凸部103bの長さを大きくすれば、マスタージョー103の起き上がり現象を低減させることが可能である。しかしながら、上記した回転チャック100では、マスタージョー103のジョー本体部103aにおける背面下部にシフター係合部103cが併設されるため、その分、マスタージョー103のジョー本体部103aにおけるガイド凸部103bの長さを短くせざるを得ないという問題点がある。
特に、チャック本体101の外径寸法が小さな小型の回転チャック100にあっては、マスタージョー103のシフター係合部103cに必要十分な設計寸法を削減してまで、マスタージョー103のガイド凸部103bの長さを増加させる寸法的な余裕がない。従って、マスタージョー103の起き上がり現象を低減させるため、マスタージョー103のガイド凸部103bの長さを延長することが構造上困難という問題点がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、被加工物の把持状態におけるマスタージョーの起き上がり現象を抑制して被加工物の把持精度の低下を防止することができる回転チャックを提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1の回転チャックは、工作機械に設けられ回転駆動されるチャック本体と、そのチャック本体の回転中心軸から外周方向へ向けて放射状に配設される3以上のチャック爪と、そのチャック爪が別々に取着され前記チャック本体の半径方向へ移動可能にそのチャック本体にそれぞれ係合される前記チャック爪と同数のマスタージョーと、その3以上のマスタージョーを前記チャック本体の半径方向へ往復移動させ且つその往復移動方向における任意の位置で駐止させるため、前記3以上のマスタージョーと係合され前記チャック本体の回転中心部分に設けられるシフターとを備えており、前記3以上のマスタージョーは、前記チャック爪が取着され前記チャック本体に係合されるジョー本体部と、そのジョー本体部と前記チャック本体の回転中心に関して対称位置に配設され前記シフターに係合されるシフター係合部と、そのシフター係合部及びジョー本体部を相互に連結する連結部とをそれぞれ有するものであり、各々の連結部が互いに前記チャック本体の回転中心部で交差して前記チャック本体に配設されるものであり、及び、各々のシフター係合部が、前記連結部に連設される基部と、その基部の背面から後側へ延出され前記シフターの外周部に設けられる昇降溝に係合される延在片部とを有するものであり、その延在片部を加えた前記シフター係合部の重量により、前記チャック本体の回転状態における当該シフター係合部に作用する遠心力と前記ジョー本体部に作用する遠心力とを相互に相殺して前記チャック爪による把持力の低下を抑制するものである
請求項2の回転チャックは、請求項1の回転チャックにおいて、前記シフターの外周面から一部が突出された状態で前記昇降溝に係合される前記延在片部と、その延在片部における前記シフターの外周面から突出した部分を除けるために前記チャック本体の内周部に欠切される逃がし溝とを備えている。
請求項3の回転チャックは、請求項1又は2の回転チャックにおいて、前記全てのマスタージョーの前記連結部の交差部分に穿設される貫通孔が全て連通してできる通孔と、前記チャック本体の前面中央部に締結され、前記通孔に貫通してそのチャック本体の後方へ延出され、その延出部分が前記シフターの回転中心部に挿嵌され、前記チャック本体の回転中心と同心状に設けられるセンターピンとを備えている。
請求項4の回転チャックは、工作機械に設けられ回転駆動されるチャック本体と、そのチャック本体の回転中心軸から外周方向へ向けて放射状に配設される3以上のチャック爪と、そのチャック爪が別々に取着され前記チャック本体の半径方向へ移動可能にそのチャック本体にそれぞれ係合される前記チャック爪と同数のマスタージョーと、その3以上のマスタージョーを前記チャック本体の半径方向へ往復移動させ且つその往復移動方向における任意の位置で駐止させるため、前記3以上のマスタージョーと係合され前記チャック本体の回転中心部分に設けられるシフターとを備えており、前記チャック爪が取着され前記チャック本体に係合されるジョー本体部と、そのジョー本体部と前記チャック本体の回転中心に関して対称位置に配設され前記シフターに係合されるシフター係合部と、そのシフター係合部及びジョー本体部を相互に連結する連結部とを有しており、各々の連結部が互いに前記チャック本体の回転中心部で交差して前記チャック本体に配設されるものであり、及び、各々のシフター係合部が、前記連結部に連設される基部と、その基部の背面から後側へ延出され前記シフターの外周部に設けられる昇降溝に係合される延在片部とを有している前記3以上のマスタージョーと、前記シフターの外周面から一部が突出された状態で前記昇降溝に係合される前記延在片部と、その延在片部における前記シフターの外周面から突出した部分を除けるために前記チャック本体の内周部に欠切される逃がし溝と、前記全てのマスタージョーの前記連結部の交差部分に穿設される貫通孔が全て連通してできる通孔と、前記チャック本体の前面中央部に締結され、前記通孔に貫通してそのチャック本体の後方へ延出され、その延出部分が前記シフターの回転中心部に挿嵌され、前記チャック本体の回転中心と同心状に設けられるセンターピンとを備えており、前記延在片部を加えた前記シフター係合部の重量により、前記チャック本体の回転状態における当該シフター係合部に作用する遠心力と前記ジョー本体部に作用する遠心力とを相互に相殺して前記チャック爪による把持力の低下を抑制するものである。
この本発明の回転チャックによれば、シフターがチャック本体の回転中心軸方向のいずれか一方へ移動されると、その移動が各マスタージョーのシフター係合部に伝達されて、各マスタージョーのシフター係合部がチャック本体の半径方向外周側へ向けて移動される。この各マスタージョーにおけるシフター係合部の移動は連結部を介して各マスタージョーのジョー本体部をチャック本体の回転中心軸側へ移動させる。この各ジョー本体部の移動によって、各チャック爪がチャック本体の回転中心部分へ連動して移動され被加工物がチャック本体の回転中心部にて把持される。
本発明の回転チャックによれば、マスタージョーのシフター係合部は、マスタージョーのジョー本体部とは別個に設けられるので、ジョー本体部にシフター係合部が併設される従来型のマスタージョーの場合に比べて、ジョー本体部とチャック本体との係合部分をチャック本体の半径方向に大きく採ることができる。このようにジョー本体部とチャック本体との係合部分をチャック本体半径方向へ延長することによって、マスタージョーの起き上がり現象を低減できるという効果がある。
また、マスタージョーによれば、チャック本体の回転中心部に対してジョー本体部とシフター係合部とが対称位置関係にあるので、ジョー本体にシフター係合部が併設される従来型の回転チャックに比べて、ジョー本体部とシフター係合部とが大きく離れた位置関係にある。従って、ジョー本体にシフター係合部が併設される従来型の回転チャックに比べて、チャック爪の起き上がり現象を更に抑制できるという効果がある。
さらに、チャック本体が回転する場合に、ジョー本体部に作用する遠心力とシフター係合部に作用する遠心力とが相互に相殺され、ジョー本体部に作用する遠心力を相対的に低減させることができる。
よって、チャック本体の回転時に、マスタージョーのジョー本体部に作用する遠心力でチャック爪がチャック本体の半径方向外周側へ付勢されて、チャック爪による被加工物の把持力が低下することを抑制できるという効果がある。従って、高速回転時でも被加工物の把持精度を維持でき、加工精度の低下を抑制できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例である三爪式の回転チャック1の正面図である。この回転チャック1は、被加工物W(図5参照)を把持して回転させるため旋盤などの工作機械に設けられるものであり、図1に示すように、チャック本体2と、そのチャック本体2の前面に配設される3個のチャック爪(トップジョー)3とを備えている。チャック本体2は正面視略円形状に形成されており、この正面視略円形状の中心が回転中心軸となるように工作機械に装着される。
3個のチャック爪3はチャック本体2の回転中心軸からチャック本体2の半径方向外周側へ向けて放射状に配設されており、これらのチャック爪3はチャック本体2の前面に略等角間隔となるようにされている。また、これらの3個のチャック爪3はいずれもチャック本体2の半径方向へ往復動可能とされており、その往復移動はチャック本体2に収容されるマスタージョー4(図2参照)を介して行われる。
図2(a)は、マスタージョー4の側面図であり、図2(b)は、マスタージョー4の正面図であり、図2(c)は、マスタージョー4のシフター係合部4cの背面図である。図2(a)に示すように、マスタージョー4には、主に、ジョー本体部4aと、連結部4bと、シフター係合部4cとが設けられている。ジョー本体部4aは、主としてチャック爪3による被加工物Wの把持精度を維持させるためのものであり、シフター係合部4cは、主としてチャック爪3による被加工物Wの把持力を増強させるためのものである。
このマスタージョー4はチャック本体2が回転する場合にジョー本体部4aに作用する遠心力とシフター係合部4cに作用する遠心力とが相互に相殺されるように形成されている。具体的には、ジョー本体部4aとシフター係合部4cとの重量差ができる限り小さくなるように形成されており、好適にはジョー本体部4aとシフター係合部4cの略等しい重量配分となるように形成されている。このため、後述するように、回転チャック1が高速回転する場合であっても、被加工物Wに対する把持力の減少を抑制して確実に被加工物Wを把持できるのである。
ジョー本体部4aの前面(図2(a)右側)にはチャック爪3の背面が当接される略垂直面状の取着面4a1が形成されている。この取着面4a1には、チャック爪3をジョー本体部4aに締結するためのネジ穴4a2が凹設されている。このネジ穴4a2の内周面にはめねじが螺刻されている。また、取着面4a1には、上下2つのピン挿嵌穴4a3がネジ穴4a2の上方に凹設されている。この各ピン挿嵌穴4a3は、ジョー本体部4aに取着されるチャック爪3の位置決め及び空回りを防止するためにピンが挿嵌される穴である。更に、ジョー本体部4aの側面からはガイド凸部4a4が図2(a)の紙面手前側へ向けて凸設されている。
このガイド凸部4a4は、ジョー本体部4aの上下方向に長い側面視略長方形状に形成されており、チャック本体2の半径方向へ向けたジョー本体部4aの往復移動を案内するためのものである。更に、ジョー本体部4aの下端部には連結部4bの上端が連設されている。連結部4bは、ジョー本体部4aとシフター係合部4cとを連結するものであって、ジョー本体部4aに比べて前後方向(図2(a)左右方向)に薄板状に形成されている。マスタージョー4の連結部4bの前後方向長さ、すなわち連結部4bの厚みは、シフター係合部4cにおける基部4c1の厚みに比べて略1/3とされている。
マスタージョー4の連結部4bの下端にはシフター係合部4cが連設されている。このシフター係合部4cは、連結部4bの下端部と連設される基部4c1と、その基部4c1の背面から後側上方(図2(a)左側)へ延出される延在片部4c2とを備えている。この延在片部4c2における上縁部の側面からはガイド凸部4c3が図2(a)の紙面手前側へ向けて凸設されている。このガイド凸部4c3は、延在片部4c2の傾斜に沿って後側上方へ連設されている。また、このガイド凸部4c3の上端面及び下端面は互いに平行に後側後方へ上昇傾斜する斜面とされている。
図2(b)に示すように、マスタージョー4は左右対称形に形成されており、ジョー本体部4a、連結部4b及びシフター係合部4cが略一列状に連設するようにして形成されている。そして、マスタージョー4のジョー本体部4aにおける前面部が上述した取着面4a1である。この取着面4a1に上述したネジ穴4a2と2個のピン挿嵌穴4a3とが上下一列に並ぶように凹設されている。
また、ジョー本体部4aの左右両側面からは上述したガイド凸部4a4がそれぞれ左右外方へ凸設されている。そして、連結部4bの略中央部には上下に長い略小判状の貫通孔4b1が穿設されている。更に、図2(c)に示すように、シフター係合部4cの延在片部4c2の左右両側面からは上述したガイド凸部4c3がそれぞれ外方へ凸設されているのである。
図3(a)は第1のチャック爪3に対応するマスタージョー4の側面図であり、図3(b)は第2のチャック爪3に対応するマスタージョー4の側面図であり、図3(c)は第3のチャック爪3に対応するマスタージョー4の側面図である。図3(a)、図3(b)及び図3(c)に示す3つのマスタージョー4は、図1に示した3つのチャック爪3が1個ずつ取着されるものである。これら3つのマスタージョー4はそれぞれほぼ同一形態に形成されている。
ただし、各マスタージョー4の連結部4bは互いに前後方向(図3左右方向)位置が異なっている。つまり、図3(a)に示すマスタージョー4の連結部4bはジョー本体部4a及びシフター係合部4cに対して前側に、図3(b)に示すマスタージョー4の連結部4bはジョー本体部4a及びシフター係合部4cに対して前後方向中間部に、図3(c)に示すマスタージョーの連結部4bはジョー本体部4a及びシフター係合部4cに対して後側に、それぞれ連結されている。
図4(a)はチャック本体2内における3個のマスタージョー4の配設状態を示す正面図であり、図4(b)は図4(a)に示す状態における3個のマスタージョー4の連結部4bの状態を示す部分的な側面図である。この図4では、回転チャック1における3個のマスタージョー4を除く他の部品の図示を省略している。図4(a)に示すように、3個のマスタージョー4は互いの連結部4bで交差するようにしてチャック本体2内に収容される。
このように交差した3個のマスタージョー4は互いの貫通孔4b1を連通させるように、且つ、3個のジョー本体部4aが互いに略等角間隔となるようにされている。ここで、チャック本体2の回転中心は、3個のマスタージョー4が交差した場合に3つの貫通孔4b1が連通してできる通孔の中心部に相当し、このチャック本体2の回転中心に関して、各マスタージョー4は自己のジョー本体部4a及びシフター係合部4cが点対称の位置関係となるように形成されている。
図4(a)に示す状態にあるとき、3個のマスタージョー4は、図3(a)、図3(b)及び図3(c)に示すものの順に各連結部4bが前後に重ね合わせられている。この結果、図4(b)に示すように、各マスタージョー4の連結部4bは、自らの厚み方向(チャック本体2の回転中心軸方向)に位置を違えるように重畳されている。しかも、このとき3個のマスタージョー4における連結部4bを除く残りの部位は互いの前後位置が揃え合わせられた状態とされる。
図5(a)は、回転チャック1の内部構造を示す縦断面図である。そして、この図5(a)は、図3(b)に示すマスタージョー4を側面視するように図1に示した回転チャック1を断面視したものでもある。図5(b)は、回転チャック1の部分的な上面図である。なお、図5(a)では、図面の簡略化のため、残りの2個のマスタージョー4の図示を省略している。
図5(a)に示すように、マスタージョー4はチャック本体2の前方部分に配設されている。ジョー本体部4aの取着面4a1はチャック本体2の前面から露出されており、この取着面4a1にはチャック爪3の背面が当接されている。チャック爪3は、ジョー本体部4aのネジ穴4a2に螺合されるボルトによりマスタージョー4に締結されている。また、ジョー本体部4aの取着面4a1からはピン挿嵌穴4a3に挿嵌されたピン5,5が突出されており、これらのピン5,5はチャック爪3の背面にも挿嵌されている。
マスタージョー4は、ジョー本体部4aとシフター係合部4cとがチャック本体2の回転中心に関する対称位置に配設されており、チャック本体2の回転中心に連結部4bの貫通孔4b1が位置している。また、チャック本体2の回転中心部にはセンターピン6が配設されている。このセンターピン6は、チャック本体2の前面中央部に締着されるフランジ部6aと、チャック本体2の回転中心と同心状の中空軸部6bとを備えている。
センターピン6の中空軸部6bはフランジ部6aの背面中央部からチャック本体2の後方へ向けて延出されており、マスタージョー4の貫通孔4b1に遊挿されている。この遊挿によって、チャック本体2の半径方向へ往復移動する際におけるマスタージョー4の移動範囲が制限されている。また、センターピン6の中空軸部6bは、図5(a)にて図示が省略された残る2個のマスタージョー4の貫通孔4b1にも同じく遊挿されると共に、全てのマスタージョー4の貫通孔4b1を貫通してシフター7の回転中心部に挿嵌されている。
シフター7とは、チャック本体2の嵌合溝2a(図5(b)参照)内に嵌合される3個のマスタージョー4をチャック本体2の半径方向へ連動させつつ往復移動させる外力を与えるものであって、マスタージョー4を任意の位置で位置決めして駐止させるものでもある。このシフター7による3個のマスタージョー4の移動によって3個のチャック爪3の位置が被加工物Wの外径に合わせて変更でき、シフター7による3個のマスタージョー4の位置決め及び駐止によって3個のチャック爪3による被加工物Wの把持力の緩みを抑制できる。
シフター7は、外径が異なる部位を有する段段状の棒状体であり、チャック本体2の回転中心部分に、そのチャック本体2と同心状に設けられている。このシフター7は、外径の最も大きな部分である作用軸7aがチャック本体2の内周部に嵌挿されている。この作動軸7aは、センターピン6の中空軸部6bを軸心としてチャック本体2の内周で回転可能に保持されている。また、作用軸7aは、チャック本体2の内周部をチャック本体2の回転中心軸方向(図5(a)左右方向)へ往復摺動可能にも形成されている。
作用軸7aの外周部には、マスタージョー4の延在片部4c2が係合される昇降溝7bが設けられている。昇降溝7bの溝底は、延在片部4c2のガイド凸部4c3の上端面と略等しい傾斜角度を有する斜面とされている。このシフター7の昇降溝7bの溝底はマスタージョー4の延在片部4c2が摺動可能に当接されている。昇降溝7bの側壁面には、延在片部4c2のガイド凸部4c3が係合されるガイド凹部7cが凹設されている。ガイド凹部7cは、延在片部4c2におけるガイド凸部4c3の連設方向に連通する溝である。マスタージョー4のガイド凸部4c3は、昇降溝7bのガイド凹部7cに摺動可能に係合されている。
作用軸7aの背面には作用軸7aに比べて小径の伝達軸7dが同心状に後方へ延出されており、この伝達軸7dの外周面にはおねじが螺刻されている。この伝達軸7dのおねじを介して、シフター7は、工作機械に内蔵されるシリンダ(図示せず)のロッドと連結されている。シリンダは回転チャック1の後方に配設される空気圧式又は油圧式などのアクチュエータであり、かかるシリンダのロッドがチャック本体2の回転中心軸前後方向へ出没されることによって、作用軸7aがチャック本体2の前方(図5(a)右方)へ前進、又は、後方(図5(a)左方)へ後退される。
図5(b)に示すように、チャック本体2にはマスタージョー4の左右両側を拘束する壁面を有する嵌合溝2aが設けられている。嵌合溝2aにはジョー本体部4aの一対のガイド凸部4a4,4a4がそれぞれ係合されるガイド凹部2b,2bが凹設されている。一対のガイド凹部2b,2bはチャック本体2の半径方向に連通する溝であり、マスタージョー4の一対のガイド凸部4a4,4a4がそれぞれチャック本体2の半径方向に摺動可能に係合されている。
上記のように構成された回転チャック1によれば、シフター7の作用軸7aが前進移動されると、この移動が各マスタージョー4のシフター係合部4cへ伝達され、延在片部4c2が昇降溝7b内を、ガイド凸部4c3がガイド凹部7c内をそれぞれ摺動しながら、シフター係合部4cがチャック本体2の回転中心軸側へ押動される。このシフター係合部4cの押動に伴って、ジョー本体部4aが嵌合溝2aを、ガイド凸部4a4がガイド凹部2b内をそれぞれ摺動しながら、チャック本体2の半径方向外周側へ向けて移動させられる。
シフター7の作用軸7aが後退移動すれば、この移動が各マスタージョー4のシフター係合部4cへ伝達され、延在片部4c2が昇降溝7b内を、ガイド凸部4c3がガイド凹部7c内をそれぞれ摺動しながら、シフター係合部4cがチャック本体2の半径方向外周側へ押動される。このシフター係合部4cの押動に伴って、ジョー本体部4aが嵌合溝2aを、ガイド凸部4a4がガイド凹部2b内をそれぞれ摺動しながら、チャック本体2の回転中心軸側へ向けて移動させられる。
以上説明したように、上記のように構成された回転チャック1によれば、図5(a)に示すように、マスタージョー4のシフター係合部4cはジョー本体部4aとチャック本体2の回転中心軸に関する対称位置に設けられ、ジョー本体部4aの背面下部に併設されるものではない。このため、ジョー本体部4aにシフター係合部4cが併設されることに起因するガイド凹部2b及びガイド凸部4a4の短縮化を防止できる。換言すれば、回転チャック1におけるガイド凹部2b及びガイド凸部4a4の係合部分は、同等サイズの従来型の回転チャック100に比べて長くできる。
図6は、ガイド凸部4a4がガイド凹部2bに係合している状態を簡略的に図示した側面図であり、図6(a)は比較的長いガイド凸部4a4に関するものであり、図6(b)は比較的短いガイド凸部4a4に関するものである。図6に示すように、比較的長いガイド凸部4a4がガイド凹部2b内で傾動した場合の傾き角αは、比較的短いガイド凸部4a4がガイド凹部3b内で傾動した場合の傾き角βに比べて小さくなっている(α<β)。なお、ガイド凸部4a4とガイド凹部2bとの間の隙間は図6(a)及び図6(b)ともに等しくしてある。
このようにガイド凹部2b及びガイド凸部4a4の係合部分が長くなれば、その分、マスタージョー4は、チャック本体2の前後方向に傾動しにくくなる。従って、マスタージョー4の起き上がり現象も抑制させることができる。また、マスタージョー4の起き上がり量は、シフター係合部4cのガイド凸部4c3がシフター7のガイド凹部7cに係合することでも低減されている。これはガイド凸部4c3がガイド凹部7cに係合することで、ガイド凸部4a4及びガイド凹部2bの係合部分を延長することに実質的に等しい作用が図られるからである。
特に、本実施例のマスタージョー4ではジョー本体部4aとシフター係合部4cとがチャック本体2の回転中心軸を挟んだ対称位置に配設されるので、ジョー本体部にシフター係合部が併設される従来型のマスタージョーに比べて、ジョー本体部4aとシフター係合4cとが離れた箇所に設けられる結果となっている。この結果、マスタージョー4の起き上がり量の更なる低減を図ることができると共に、チャック爪3による被加工物Wの把持精度を向上させることができ、回転チャック1の寿命を延ばすこともできる。
回転チャック1によれば、従来型のマスタージョー103を採用した回転チャック100に比べて、チャック爪3の起き上がり現象を抑制することができた。例えば、本実施例の回転チャック1によれば、マスタージョー4のジョー本体部4aにおけるガイド凸部4a4と嵌合溝2aにおけるガイド凹部2bとの係合部分の長さが従来型マスタージョーに比べて、略1.6倍にまで拡大できる。しかも、チャック爪3の起き上がり量を従来型マスタージョーを採用した回転チャックのものに比べて略60%程度にまで低減できる。
図7は、回転チャック1の把持力を示したグラフ図である。図7のグラフは縦軸に回転チャックの把持力を、横軸に回転チャックの回転数を示したものである。また、回転チャックの把持力の単位にはkN(キロニュートン)を、回転数の単位にはrpm(毎分回転数)を採用している。図7に示すように、従来型マスタージョー103を採用した回転チャック100の把持力(図7中の破線)に比べて、本実施例の回転チャック1の把持力(図7中の実線)は回転数が増加しても高い把持力を維持している。例えば、回転数が10000rpmである場合に、回転チャック1の把持力は従来型の回転チャックの略1.2倍とすることができる。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、本実施例では、三爪式の回転チャック1を例に説明したが、チャック爪の個数は必ずしも3個に限定されるものではなく、マスタージョーのシフター係合部と他のマスタージョーのジョー本体部とが干渉しない位置に配設可能であれば良い。よって、例えば5個又は7個その他の奇数個のチャック爪を略等角間隔に有する回転チャックに本発明を適用しても良い。
本発明の一実施例である三爪式の回転チャックの正面図である。 (a)は、マスタージョーの側面図であり、(b)は、マスタージョーの正面図であり、(c)は、マスタージョーのシフター係合部の背面図である。 (a)は第1のチャック爪に対応するマスタージョーの側面図であり、(b)は第2のチャック爪に対応するマスタージョーの側面図であり、(c)は第3のチャック爪に対応するマスタージョーの側面図である。 (a)はチャック本体内における3個のマスタージョーの配設状態を示す正面図であり、(b)は(a)に示す状態における3個のマスタージョーの連結部の状態を示す部分的な側面図である。 (a)は、回転チャックの内部構造を示す縦断面図であり、(b)は、回転チャックの部分的な上面図である。 ジョー本体部のガイド凸部がチャック本体のガイド凹部に係合している状態を簡略的に図示した側面図であり、(a)はガイド凸部が比較的長い場合のものであり、(b)はガイド凸部が比較的短い場合のものである。 回転チャックの把持力を示したグラフ図である。 (a)は、従来の回転チャックの正面図であり、(b)は、従来の回転チャックの部分的な縦断面図であり、(c)は、(b)の上面図である。
1 回転チャック
2 チャック本体
2c 逃がし溝
3 チャック爪
4 マスタージョー
4a ジョー本体部
4b 連結部
4c シフター係合部
7 シフター

Claims (4)

  1. 工作機械に設けられ回転駆動されるチャック本体と、そのチャック本体の回転中心軸から外周方向へ向けて放射状に配設される3以上のチャック爪と、そのチャック爪が別々に取着され前記チャック本体の半径方向へ移動可能にそのチャック本体にそれぞれ係合される前記チャック爪と同数のマスタージョーと、その3以上のマスタージョーを前記チャック本体の半径方向へ往復移動させ且つその往復移動方向における任意の位置で駐止させるため、前記3以上のマスタージョーと係合され前記チャック本体の回転中心部分に設けられるシフターとを備えている回転チャックにおいて、
    前記3以上のマスタージョーは、前記チャック爪が取着され前記チャック本体に係合されるジョー本体部と、そのジョー本体部と前記チャック本体の回転中心に関して対称位置に配設され前記シフターに係合されるシフター係合部と、そのシフター係合部及びジョー本体部を相互に連結する連結部とをそれぞれ有するものであり、各々の連結部が互いに前記チャック本体の回転中心部で交差して前記チャック本体に配設されるものであり、及び、各々のシフター係合部が、前記連結部に連設される基部と、その基部の背面から後側へ延出され前記シフターの外周部に設けられる昇降溝に係合される延在片部とを有するものであり、
    その延在片部を加えた前記シフター係合部の重量により、前記チャック本体の回転状態における当該シフター係合部に作用する遠心力と前記ジョー本体部に作用する遠心力とを相互に相殺して前記チャック爪による把持力の低下を抑制するものであることを特徴とする回転チャック
  2. 前記シフターの外周面から一部が突出された状態で前記昇降溝に係合される前記延在片部と、
    その延在片部における前記シフターの外周面から突出した部分を除けるために前記チャック本体の内周部に欠切される逃がし溝とを備えていることを特徴とする請求項1記載の回転チャック。
  3. 前記全てのマスタージョーの前記連結部の交差部分に穿設される貫通孔が全て連通してできる通孔と、
    前記チャック本体の前面中央部に締結され、前記通孔に貫通してそのチャック本体の後方へ延出され、その延出部分が前記シフターの回転中心部に挿嵌され、前記チャック本体の回転中心と同心状に設けられるセンターピンとを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の回転チャック。
  4. 工作機械に設けられ回転駆動されるチャック本体と、そのチャック本体の回転中心軸から外周方向へ向けて放射状に配設される3以上のチャック爪と、そのチャック爪が別々に取着され前記チャック本体の半径方向へ移動可能にそのチャック本体にそれぞれ係合される前記チャック爪と同数のマスタージョーと、その3以上のマスタージョーを前記チャック本体の半径方向へ往復移動させ且つその往復移動方向における任意の位置で駐止させるため、前記3以上のマスタージョーと係合され前記チャック本体の回転中心部分に設けられるシフターとを備えている回転チャックにおいて、
    前記チャック爪が取着され前記チャック本体に係合されるジョー本体部と、そのジョー本体部と前記チャック本体の回転中心に関して対称位置に配設され前記シフターに係合されるシフター係合部と、そのシフター係合部及びジョー本体部を相互に連結する連結部とを有しており、各々の連結部が互いに前記チャック本体の回転中心部で交差して前記チャック本体に配設されるものであり、及び、各々のシフター係合部が、前記連結部に連設される基部と、その基部の背面から後側へ延出され前記シフターの外周部に設けられる昇降溝に係合される延在片部とを有している前記3以上のマスタージョーと、
    前記シフターの外周面から一部が突出された状態で前記昇降溝に係合される前記延在片部と、
    その延在片部における前記シフターの外周面から突出した部分を除けるために前記チャック本体の内周部に欠切される逃がし溝と、
    前記全てのマスタージョーの前記連結部の交差部分に穿設される貫通孔が全て連通してできる通孔と、
    前記チャック本体の前面中央部に締結され、前記通孔に貫通してそのチャック本体の後方へ延出され、その延出部分が前記シフターの回転中心部に挿嵌され、前記チャック本体の回転中心と同心状に設けられるセンターピンとを備えており、
    前記延在片部を加えた前記シフター係合部の重量により、前記チャック本体の回転状態における当該シフター係合部に作用する遠心力と前記ジョー本体部に作用する遠心力とを相互に相殺して前記チャック爪による把持力の低下を抑制するものであることを特徴とする回転チャック。
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