JP4541868B2 - プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4541868B2
JP4541868B2 JP2004366627A JP2004366627A JP4541868B2 JP 4541868 B2 JP4541868 B2 JP 4541868B2 JP 2004366627 A JP2004366627 A JP 2004366627A JP 2004366627 A JP2004366627 A JP 2004366627A JP 4541868 B2 JP4541868 B2 JP 4541868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnesium oxide
single crystal
crystal
cvd
display panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004366627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006173018A (ja
Inventor
俊裕 小牧
健見 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004366627A priority Critical patent/JP4541868B2/ja
Publication of JP2006173018A publication Critical patent/JP2006173018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4541868B2 publication Critical patent/JP4541868B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

この発明は、プラズマディスプレイパネルの構成およびプラズマディスプレイパネルの製造方法に関する。
面放電方式交流型プラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)は、放電ガスが封入されている放電空間を挟んで互いに対向される二枚のガラス基板のうち、一方のガラス基板に行方向に延びる行電極対が列方向に並設され、他方のガラス基板に列方向に延びる列電極が行方向に並設されて、放電空間の行電極対と列電極がそれぞれ交差する部分に、マトリックス状に単位発光領域(放電セル)が形成されている。
そして、このPDPには、行電極や列電極を被覆するために形成された誘電体層上の単位発光領域内に面する位置に、誘電体層の保護機能と単位発光領域内への2次電子放出機能とを有する酸化マグネシウム(MgO)膜が形成されている。
このようなPDPの製造工程における酸化マグネシウム膜の形成方法としては、酸化マグネシウム粉末を混入したペーストを誘電体層上に塗布することによって形成するスクリーン印刷法が、簡便な手法であることから、その採用が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1のように、水酸化マグネシウムを熱処理して精製した多結晶片葉形の酸化マグネシウムを混入したペーストを用いて、スクリーン印刷法によってPDPの酸化マグネシウム膜を形成する場合には、PDPの放電特性は、蒸着法によって酸化マグネシウム膜を形成する場合よりも劣るかまたはほぼ同じ程度に過ぎない。
また、酸化マグネシウム膜の形成方法としては、上記のスクリーン印刷法の他に、CDV(化学蒸着)法による方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)が、十分な放電特性の改善効果を得ることが出来ていない。
このため、放電特性をより一層向上させることが出来る酸化マグネシウム膜(保護膜)をPDPに形成出来るようにすることが要望されている。
特開平6−325696号公報 特開2000−123745号公報
この発明は、上記のような従来の酸化マグネシウム膜が形成されるPDPにおける問題点を解決することをその解決課題の一つとしている。
第1の発明(請求項1に記載の発明)によるプラズマディスプレイパネルは、上記課題を解決するために、放電空間を介して対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの少なくとも一方の基板の放電空間に面する位置に形成された保護層とを有するプラズマディスプレイパネルにおいて、前記保護層が、化学蒸着によって形成される酸化マグネシウム膜と、酸化マグネシウム結晶体の粉末を含み、前記酸化マグネシウム結晶体が、気相酸化法により生成され、電子線によって励起されて波長域200〜300nm内にピークを有するカソード・ルミネッセンス発光を行う酸化マグネシウム単結晶体を含み、前記酸化マグネシウム単結晶体が、前記一対の基板の間の少なくとも単位発光領域に面する部分に設けられていることを特徴としている。
第2の発明(請求項6に記載の発明)によるプラズマディスプレイパネルの製造方法は、上記課題を解決するために、放電空間を介して対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの少なくとも一方の基板の放電空間に面する位置に形成された保護層とを有するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、前記保護の形成工程が、マグネシウム化合物の吹き付けによって化学蒸着による酸化マグネシウム膜を基板上に形成する工程と、酸化マグネシウム結晶体の粉末を付着させる工程を有し、前記酸化マグネシウム結晶体が、気相酸化法により生成され、電子線によって励起されて波長域200〜300nm内にピークを有するカソード・ルミネッセンス発光を行う酸化マグネシウム単結晶体を含み、前記酸化マグネシウム単結晶体が、前記一対の基板の間の少なくとも単位発光領域に面する部分に設けられていることを特徴としている。
この発明は、放電空間を介して対向する前面ガラス基板と背面ガラス基板のうちの少なくとも一方の基板の放電空間に面する位置に、この前面ガラス基板と背面ガラス基板の間に設けられた放電電極を被覆している誘電体層を保護する保護層が、CVD(化学蒸着)材料のマグネシウム化合物が加熱された前面ガラス基板または背面ガラス基板の誘電体層上に吹き付けられて化学蒸着により酸化マグネシウム膜が形成される工程と、誘電体層上に気相酸化マグネシウム結晶体の粉末が付着される工程とによって形成されるPDPを、その最良の実施形態としている。
この実施形態におけるPDPは、放電空間に面する位置に形成されて誘電体層を保護する保護層が、化学蒸着によって形成される酸化マグネシウム膜に加えて、誘電体層上に付着された気相酸化マグネシウム結晶体の粉末を含んでいることにより、放電空間内において発生される放電遅れの減少などの放電特性の改善が図られる。
図1ないし3は、この発明によるPDPの実施形態の一実施例を示しており、図1はこの実施例におけるPDPを模式的に示す正面図、図2は図1のV−V線における断面図、図3は図1のW−W線における断面図である。
この図1ないし3に示されるPDPは、表示面である前面ガラス基板1の背面に、複数の行電極対(X,Y)が、前面ガラス基板1の行方向(図1の左右方向)に延びるように平行に配列されている。
行電極Xは、T字形状に形成されたITO等の透明導電膜からなる透明電極Xaと、前面ガラス基板1の行方向に延びて透明電極Xaの狭小の基端部に接続された金属膜からなるバス電極Xbとによって構成されている。
行電極Yも同様に、T字形状に形成されたITO等の透明導電膜からなる透明電極Yaと、前面ガラス基板1の行方向に延びて透明電極Yaの狭小の基端部に接続された金属膜からなるバス電極Ybとによって構成されている。
この行電極XとYは、前面ガラス基板1の列方向(図1の上下方向)に交互に配列されており、バス電極XbとYbに沿って並列されたそれぞれの透明電極XaとYaが、互いに対となる相手の行電極側に延びて、透明電極XaとYaの幅広部の頂辺が、それぞれ所要の幅の放電ギャップgを介して互いに対向されている。
前面ガラス基板1の背面には、列方向において隣接する行電極対(X,Y)の互いに背中合わせになったバス電極XbとYbの間に、このバス電極Xb,Ybに沿って行方向に延びる黒色または暗色の光吸収層(遮光層)2が形成されている。
さらに、前面ガラス基板1の背面には、行電極対(X,Y)を被覆するように誘電体層3が形成されており、この誘電体層3の背面には、互いに隣接する行電極対(X,Y)の背中合わせに隣り合うバス電極XbおよびYbに対向する位置およびこの隣り合うバス電極XbとYbの間の領域部分に対向する位置に、誘電体層3の背面側に突出する嵩上げ誘電体層3Aが、バス電極Xb,Ybと平行に延びるように形成されている。
そして、この誘電体層3と嵩上げ誘電体層3Aの背面側には、後で詳述するような、CVD(化学蒸着)法によって形成された薄膜の酸化マグネシウム層(以下、CVD酸化マグネシウム層という)4が形成されていて、誘電体層3と嵩上げ誘電体層3Aの背面の全面を被覆している。
このCVD酸化マグネシウム層4の背面側には、後で詳述するような、電子線によって励起されることにより200〜300nmの波長域内(特に、230〜250nm内,235nm付近)にピークを有するカソード・ルミネッセンス発光(CL発光)を行う酸化マグネシウム結晶体を含む酸化マグネシウム層(以下、結晶酸化マグネシウム層という)5が形成されている。
この結晶酸化マグネシウム層5は、CVD酸化マグネシウム層4の背面の全面または一部、例えば、後述する放電セルに面する部分に形成されている(図示の例では、結晶酸化マグネシウム層5がCVD酸化マグネシウム層4の背面の全面に形成されている例が示されている)。
一方、前面ガラス基板1と平行に配置された背面ガラス基板6の表示側の面上には、列電極Dが、各行電極対(X,Y)の互いに対となった透明電極XaおよびYaに対向する位置において行電極対(X,Y)と直交する方向(列方向)に延びるように、互いに所定の間隔を開けて平行に配列されている。
背面ガラス基板6の表示側の面上には、さらに、列電極Dを被覆する白色の列電極保護層(誘電体層)7が形成され、この列電極保護層7上に、隔壁8が形成されている。
この隔壁8は、各行電極対(X,Y)のバス電極XbとYbに対向する位置においてそれぞれ行方向に延びる一対の横壁8Aと、隣接する列電極Dの間の中間位置において一対の横壁8A間を列方向に延びる縦壁8Bとによって略梯子形状に形成されており、各隔壁8が、隣接する他の隔壁8の互いに背中合わせに対向する横壁8Aの間において行方向に延びる隙間SLを挟んで、列方向に並設されている。
そして、この梯子状の隔壁8によって、前面ガラス基板1と背面ガラス基板6の間の放電空間Sが、各行電極対(X,Y)において互いに対になっている透明電極XaとYaに対向する部分に形成される放電セルC毎に、それぞれ方形に区画されている。
放電空間Sに面する隔壁8の横壁8Aおよび縦壁8Bの側面と列電極保護層7の表面には、これらの五つの面を全て覆うように蛍光体層9が形成されており、この蛍光体層9の色は、各放電セルC毎に赤,緑,青の三原色が行方向に順に並ぶように配列されている。
嵩上げ誘電体層3Aは、この嵩上げ誘電体層3Aを被覆している結晶酸化マグネシウム層5(または、結晶酸化マグネシウム層5がCVD酸化マグネシウム層4の背面の放電セルCに対向する部分にのみ形成されている場合には、CVD酸化マグネシウム層4)が隔壁8の横壁8Aの表示側の面に当接される(図2参照)ことによって、放電セルCと隙間SLの間をそれぞれ閉じているが、縦壁8Bの表示側の面には当接されておらず(図3参照)、その間に隙間rが形成されて、行方向において隣接する放電セルC間がこの隙間rを介して互いに連通されている。
放電空間S内には、キセノンガスを含む放電ガスが封入されている。
上記CVD酸化マグネシウム層4は、Mg(DPM):ビス(ジピバロイルメタナト)マグネシウム:Mg(C1119),Mg(acac):(マグネシウムアセチルアセトナート),Mg(IBPM):ビス(イソブチリルピバロイルメタナト)マグネシウム:Mg(C1017),Mg(DIPM):ビス(ジイソブチリルメタナト)マグネシウム:Mg(C15)等のCVD材料の粉末が、気化器によって約200〜300℃の高温で加熱されることによって蒸発され、この気化したCVD材料が、熱CVDの場合には400〜600℃の高温によって、また、プラズマCVDの場合には300℃以上の高温によって加熱された前面ガラス基板1の誘電体層3上に吹き付けられることによって形成される。
なお、上記のCVD酸化マグネシウム層4の形成において、CVD材料の粉末を、溶媒に溶かした状態で気化させるようにしても良い。
結晶酸化マグネシウム層5は、前述したような酸化マグネシウム結晶体が、スプレ法や静電塗布法などの方法によって誘電体層3および嵩上げ誘電体層3Aを被覆しているCVD酸化マグネシウム層4の背面側の表面に付着されることによって形成される。
例えば、スプレ法においては、平均粒径が約1〜5ミクロンの酸化マグネシウム結晶体の粉末が、溶媒とともに前面ガラス基板1に形成されているCVD酸化マグネシウム層4上に吹き付けられることによっても、結晶酸化マグネシウム層5が形成される。
なお、このとき、酸化マグネシウム結晶体が水酸化物である場合には、加熱されている前面ガラス基板1の熱によって、MgOとHに分解される。
この結晶酸化マグネシウム層5の形成材料となる電子線によって励起されることにより200〜300nmの波長域内(特に、230〜250nm内、235nm付近)にピークを有するCL発光を行う酸化マグネシウム結晶体とは、例えば、マグネシウムを加熱して発生するマグネシウム蒸気を気相酸化して得られるマグネシウムの単結晶体(以下、このマグネシウムの単結晶体を気相酸化マグネシウム単結晶体という)を含み、この気相酸化マグネシウム単結晶体には、例えば、図4のSEM写真像に示されるような、立方体の単結晶構造を有する酸化マグネシウム単結晶体と、図5のSEM写真像に示されるような、立方体の結晶体が互いに嵌り込んだ構造(すなわち、立方体の多重結晶構造)を有する酸化マグネシウム単結晶体が含まれる。
この実施例においては、BET法によって測定した平均粒径が0.5μm以上(好ましくは、2μm以上)の気相酸化マグネシウム単結晶体が用いられる。
なお、結晶酸化マグネシウム層5を形成する気相酸化マグネシウム単結晶体の粒子径(DBET)は、窒素吸着法によってBET比表面積(s)が測定され、この値から次式によって算出される。
BET=A/s×ρ
A:形状計数(A=6)
ρ:マグネシウムの真密度
また、気相酸化マグネシウム単結晶体の合成については、『材料』昭和62年11月号,第36巻第410号の第1157〜1161頁の『気相法によるマグネシウム粉末の合成とその性質』等に記載されている。
気相酸化マグネシウム単結晶体は、他の方法によって得られる酸化マグネシウムと比較すると、高純度であるとともに微粒子が得られ、さらに、粒子の凝集が少ないなどの特徴を備えている。
そして、この気相酸化マグネシウム単結晶体は、放電遅れの減少などの放電特性の改善に寄与する。
すなわち、PDPにおいて、画像形成のためのリセット放電およびアドレス放電,維持放電が放電セルC内において行われるが、アドレス放電の前に行われるリセット放電が発生される際に、放電セルC内に面する位置に形成された結晶酸化マグネシウム層5によって、リセット放電によるプライミング効果が長く持続し、これによってアドレス放電が高速化される。
これは、以下のような理由によるものと考えられる。
すなわち、放電によって発生する電子線の照射によって、結晶酸化マグネシウム層5に含まれる粒径の大きな気相酸化マグネシウム単結晶体から、300〜400nmにピークを有するCL発光に加えて、200〜300nmの波長域内(特に、230〜250nm内,235nm付近)にピークを有するCL発光が励起される。
この235nmにピークを有するCL発光は、通常の蒸着法によって形成される酸化マグネシウム層からは励起されず、300〜400nmにピークを有するCL発光のみが励起される。
そして、図6から分かるように、200〜300nmの波長域内(特に、230〜250nm内,235nm付近)にピークを有するCL発光は、気相酸化マグネシウム単結晶体の粒径が大きくなるほど、そのピーク強度が大きくなる。
この200〜300nmの波長域内にピークを有するCL発光を行う気相酸化マグネシウム単結晶体は、そのピーク波長に対応したエネルギ準位を有し、そのエネルギ準位によって電子を長時間(数msec以上)トラップすることができるので、この電子が電界によって取り出されて放電開始に必要な初期電子が得られることで、放電遅れの減少や放電確率の向上などの放電特性の改善が図られるものと推測される。
この気相酸化マグネシウム単結晶体による放電特性の改善効果が、200〜300nmの波長域内(特に、230〜250nm内,235nm付近)にピークを有するCL発光の強度が大きくなるほど大きくなる理由は、CL発光強度と気相酸化マグネシウム単結晶体の粒径との間に相関関係があり、大きな粒径の気相酸化マグネシウム単結晶体を形成しようとする場合には、マグネシウム蒸気を発生させる際の加熱温度を高くする必要があり、このため、マグネシウムと酸素が反応する火炎の長さが長くなって、この火炎と周囲との温度差が大きくなることにより、粒径の大きい気相酸化マグネシウム単結晶体ほど上述したようなCL発光のピーク波長に対応したエネルギ準位が多数形成されて、電子のトラップ時間が長くなるためであると推測される。
また、立方体の多重結晶構造の気相酸化マグネシウム単結晶体については、結晶面欠陥を多く含んでいて、その面欠陥エネルギ準位の存在が放電確率の改善に寄与しているとも推測される。
図7は、CL発光強度と放電遅れとの相関関係を示すグラフである。
この図7から、結晶酸化マグネシウム層5から励起される235nmのCL発光によって、PDPでの放電遅れが短縮されることが分かり、さらに、この235nmのCL発光強度が強いほどこの放電遅れが短縮されることが分かる。
図8は、保護層がCVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造である場合(グラフa)と、結晶酸化マグネシウム層のみの場合(グラフb)と、CVD酸化マグネシウム層のみの場合(グラフc)のPDPにおける放電遅れ特性の比較を示したものである。
この図8において、CVD酸化マグネシウム層のみの場合(グラフc)の放電遅れが一番大きく、結晶酸化マグネシウム層のみの場合(グラフb)の放電遅れが一番小さく、CVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造の場合(グラフa)には、放電遅れが、結晶酸化マグネシウム層のみの場合よりも僅かに大きくなっているに過ぎない。
これによって、結晶酸化マグネシウム層のみの場合には誘電体層の保護機能が不足するが、CVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造にすることによって、誘電体層の保護機能を保持しつつ、CVD酸化マグネシウム層のみの場合と比較して、放電遅れ特性が大幅に改善されることが分かる。
図9は、保護層がCVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造である場合(グラフa)と、結晶酸化マグネシウム層のみの場合(グラフb)と、CVD酸化マグネシウム層のみの場合(グラフc)のPDPにおける駆動時間の経過に伴う放電強度の低下の度合いを、比較して示したものである。
この図9において、CVD酸化マグネシウム層のみの場合(グラフc)の駆動時間の経過に伴う放電強度の低下の度合いが一番大きく、結晶酸化マグネシウム層のみの場合(グラフb)の放電強度の低下の度合いが一番小さく、CVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造の場合(グラフa)には、結晶酸化マグネシウム層のみの場合よりも僅かに放電強度の低下の度合いが大きくなっているに過ぎない。
これによって、結晶酸化マグネシウム層のみの場合には誘電体層の保護機能が不足するが、CVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造にすることによって、誘電体層の保護機能を保持しつつ、CVD酸化マグネシウム層のみの場合と比較して、駆動時間が経過しても良好な放電強度を維持できることが分かる。
図10は、保護層がCVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造である場合と、CVD酸化マグネシウム層のみの場合のPDPにおける放電開始電圧(Vf)の最低値および放電維持電圧(Vsm)の最低値を、比較して示したものである。
なお、この図10には、保護層がCVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造の場合と、CVD酸化マグネシウム層のみの場合のPDPにおける放電遅れ特性の比較も示されている。
この図10において、CVD酸化マグネシウム層のみの場合と比較して、CVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層の二層構造の場合には、放電開始電圧(Vf)の最低値および放電維持電圧(Vsm)がともに大幅に低下しており、さらに、放電遅れも大幅に小さくなっていることが分かる。
PDPの図1ないし3の例においては、CVD酸化マグネシウム層4上の全面に結晶酸化マグネシウム層5が形成されている例が示されているが、結晶酸化マグネシウム層は、前述したように、必ずしもCVD酸化マグネシウム層の全面を覆うように形成する必要はなく、例えば行電極X,Yの透明電極Xa,Yaに対向する部分や逆に透明電極Xa,Yaに対向する部分以外の部分などように、部分的にパターン化して形成するようにしても良い。
この結晶酸化マグネシウム層を部分的に形成する場合には、結晶酸化マグネシウム層のCVD酸化マグネシウム層に対する面積比は、例えば、0.1〜85パーセントに設定される。
また、図1ないし3の例においては、CVD酸化マグネシウム層4が形成された後に、このCVD酸化マグネシウム層4上に結晶酸化マグネシウム層5が形成されている場合が示されているが、反対に、結晶酸化マグネシウム層5が形成された後、この結晶酸化マグネシウム層5上にCVD酸化マグネシウム層4が形成されるようにしても良い。
図11は、誘電体層3の背面にCVD酸化マグネシウム層4が形成され、このCVD酸化マグネシウム層4の背面に、酸化マグネシウム結晶体がスプレ法や静電塗布法などの方法によって付着されて結晶酸化マグネシウム層5が形成されている状態を示している。
また、図12は、誘電体層3の背面に酸化マグネシウム結晶体がスプレ法や静電塗布法などの方法によって付着されて結晶酸化マグネシウム層5が形成された後、CVD酸化マグネシウム層4が形成されている状態を示している。
なお、上記においては、結晶酸化マグネシウム層5が、スプレ法や静電塗布法などの方法によって付着されることによって形成される例について説明が行われているが、結晶酸化マグネシウム層5は、酸化マグネシウム結晶体の粉末を含有するペーストを、スクリーン印刷法またはオフセット印刷法,ディスペンサ法,インクジェット法,ロールコート法などの方法によって塗布することによって形成するようにしても良く、または、酸化マグネシウム結晶体を含有するペーストを支持フィルム上に塗布した後に乾燥させることによってフィルム状にし、これを薄膜酸化マグネシウム層上にラミネートするようにしても良い。
次に、PDPの製造工程について説明を行う。
図13は、PDPの製造装置の第1の例を示している。
この図13において、PDPの製造装置10は、昇温用加熱炉10AとCVDゾーン10B,降温用加熱炉10C,スプレ・ゾーン10Dが、図面の左側から順に配置されている。
この製造装置10において、誘電体層の形成までの工程が終了した前面ガラス基板は、図面の左側から昇温用加熱炉10A内に搬入され、この昇温用加熱炉10A内において次工程のCVD(化学蒸着)に必要な所定の温度まで昇温された後、CVDゾーン10B内に搬入される。
このCVDゾーン10B内において、所定の温度まで昇温された前面ガラス基板に向かって、気化されたMg(acac):(マグネシウムアセチルアセトナート) 等のCVD材料が吹き付けられて、前面ガラス基板に形成されている誘電体層上にCVD酸化マグネシウム層が形成される。
このCVD酸化マグネシウム層の形成が行われた前面ガラス基板は、次に降温用加熱炉10C内に搬入され、この降温用加熱炉10C内において所定の温度まで降温される。
そして、この降温後、前面ガラス基板はスプレ・ゾーン10D内に搬入されて、このスプレ・ゾーン10D内において、スプレ法による結晶酸化マグネシウム層の形成が行われる。
図14は、PDPの製造装置の第2の例を示している。
この図14において、PDPの製造装置20は、昇温用加熱炉20AとCVDゾーン20B,スプレ・ゾーン20C,降温用加熱炉20Dが、図面の左側から順に配置されている。
この製造装置20において、誘電体層の形成までの工程が終了した前面ガラス基板は、図面の左側から昇温用加熱炉20A内に搬入され、この昇温用加熱炉20A内において次工程のCVD(化学蒸着)に必要な所定の温度まで昇温された後、CVDゾーン20B内に搬入される。
このCVDゾーン20B内において、所定の温度まで昇温された前面ガラス基板に向かって、気化されたMg(acac):(マグネシウムアセチルアセトナート) 等のCVD材料が吹き付けられて、前面ガラス基板に形成されている誘電体層上にCVD酸化マグネシウム層が形成される。
このCVD酸化マグネシウム層の形成が行われた前面ガラス基板は、次にスプレ・ゾーン20C内に搬入されて、このスプレ・ゾーン10Dにおいて、スプレ法による結晶酸化マグネシウム層の形成が行われる。
そして、この後、CVD酸化マグネシウム層および結晶酸化マグネシウム層が形成された前面ガラス基板は、降温用加熱炉20D内に搬入されて、この降温用加熱炉20D内において所定の温度まで降温される。
図15は、PDPの製造装置の第3の例を示している。
前述した各例の製造装置が、CVD酸化マグネシウム層と結晶酸化マグネシウム層を積層して形成するのに対し、この例における製造装置は、CVD材料と気相酸化マグネシウム結晶体の粉末の前面ガラス基板への吹き付けが同時に行われて、CVD法によって形成されるCVD酸化マグネシウム膜内に気相酸化マグネシウム結晶体の粉末が捕捉された保護層の形成を行う。
この図15において、製造装置30は、CVD材料と気相酸化マグネシウム結晶体の粉末が分散された溶媒So1が充填される材料タンク30Aが、キャリアガス供給パイプ30Bに接続され、このキャリアガス供給パイプ30Bが、図示しないコンベアによって搬送される前面ガラス基板1の上方に位置するように配置された噴射口30Cに接続された構成になっている。
この製造装置30は、材料タンク30A内に充填されたCVD材料と気相酸化マグネシウム結晶体の粉末が分散されている溶媒So1をキャリアガス供給パイプ30B内に供給して、このキャリアガス供給パイプ30B内を流れるキャリアガスによって噴射口30Cに給送し、この噴射口30Cから、高温(例えば、300〜600℃)に加熱されてコンベアによって搬送されてくる前面ガラス基板1上に吹き付ける。
これによって、前面ガラス基板1に吹き付けられた溶媒So1中のCVD材料が、高温に加熱されている前面ガラス基板1の熱によって分解して、前面ガラス基板1上(さらに詳しくは、前面ガラス基板1に形成された誘電体層上)に、図16に示されるように、内部に気相酸化マグネシウム結晶体の粉末mが捕捉されたCVD酸化マグネシウム層14が形成される。
この製造装置30によれば、CVD酸化マグネシウム層の形成と気相酸化マグネシウム結晶体の粉末の前面ガラス基板への付着が同時に行われて、従来は二工程で行われていたCVD材料と気相酸化マグネシウム結晶体粉末の吹き付けが一工程で行われるので、工程数が削減されるとともに、気相酸化マグネシウム結晶体の粉末を緻密なCVD酸化マグネシウム膜内に捕捉しておくことが可能になる。
図17は、PDPの製造装置の第4の例を示している。
この例における製造装置も、第3の例の製造装置と同様に、CVD材料と気相酸化マグネシウム結晶体の粉末の前面ガラス基板への吹き付けが同時に行われて、CVD酸化マグネシウムの膜内に気相酸化マグネシウム結晶体の粉末が捕捉された保護層の形成を行う。
この図17において、製造装置40は、気相酸化マグネシウム結晶体の粉末が分散された溶媒So2が充填される材料タンク40Aが、キャリアガス供給パイプ40Bに接続され、このキャリアガス供給パイプ40Bが、図示しないコンベアによって搬送される前面ガラス基板1の上方に位置するように配置された噴射口40Cに接続されており、さらに、この噴射口40Cに近接する位置に噴射口40Dが並設され、この噴射口40Dにキャリアガス供給パイプ40Eが接続され、そして、このキャリアガス供給パイプ40Eの途中に、CVD材料の気化器40Fが接続された構成になっている。
この製造装置40は、材料タンク40A内に充填された気相酸化マグネシウム結晶体の粉末が分散されている溶媒So2をキャリアガス供給パイプ40B内に供給して、このキャリアガス供給パイプ40B内を流れるキャリアガスによって噴射口40Cに給送し、この噴射口40Cから、高温(例えば、300〜600℃)に加熱されてコンベアによって搬送されてくる前面ガラス基板1上に吹き付ける。
さらに、製造装置40は、気化器40FにおいてCVD材料を気化させ、その蒸気を、キャリアガス供給パイプ40E内を流れるキャリアガスによって噴射口40Dに給送して、噴射口30Cからの溶媒So2の吹き付けと同時に、この噴射口40Dから前面ガラス基板1上に吹き付ける。
これによって、前面ガラス基板1に吹き付けられた溶媒So2中のCVD材料が、高温に加熱されている前面ガラス基板1の熱によって分解して、前面ガラス基板1上(さらに詳しくは、前面ガラス基板1に形成された誘電体層上)に、第3の例の場合と同様に、内部に気相酸化マグネシウム結晶体の粉末が分散されたCVD酸化マグネシウム層が形成される(図16参照)。
この製造装置40によれば、CVD酸化マグネシウム層の形成と気相酸化マグネシウム結晶体の粉末の前面ガラス基板への付着が同時に行われるので、気相酸化マグネシウム結晶体の粉末を緻密なCVD酸化マグネシウム膜内に捕捉しておくことが可能になる。
上記においては、この発明を、前面ガラス基板に行電極対を形成して誘電体層によって被覆し背面ガラス基板側に蛍光体層と列電極を形成した反射型交流PDPに適用した例について説明を行ったが、この発明は、前面ガラス基板側に行電極対と列電極を形成して誘電体層によって被覆し、背面ガラス基板側に蛍光体層を形成した反射型交流PDPや、前面ガラス基板側に蛍光体層を形成し背面ガラス基板側に行電極対および列電極を形成して誘電体層によって被覆した透過型交流PDP,放電空間の行電極対と列電極の交差部分に放電セルが形成される三電極型交流PDP,放電空間の行電極と列電極の交差部分に放電セルが形成される二電極型交流PDPなどの種々の形式のPDPに適用することが出来る。
この発明の実施形態における一実施例を示す正面図である。 図1のV−V線における断面図である。 図1のW−W線における断面図である。 立方体の単結晶構造を有する酸化マグネシウム単結晶体のSEM写真像を示す図である。 立方体の多重結晶構造を有する酸化マグネシウム単結晶体のSEM写真像を示す図である。 同実施例において酸化マグネシウム単結晶体の粒径と235nmのCL発光の強度との関係を示すグラフである。 酸化マグネシウム単結晶体からの235nmのCL発光のピーク強度と放電遅れとの関係を示すグラフである。 保護層の種類による放電遅れ時間の比較を示すグラフである。 保護層の種類による放電強度の比較を示すグラフである。 保護層の種類による放電開始電圧および放電維持電圧の比較を示すグラフである。 同実施例において薄膜マグネシウム層上に結晶マグネシウム層が形成されている状態を示す断面図である。 同実施例において結晶マグネシウム層上に薄膜マグネシウム層が形成されている状態を示す断面図である。 この発明によるPDPの製造装置の第1の例を示す概略構成図である。 この発明によるPDPの製造装置の第2の例を示す概略構成図である。 この発明によるPDPの製造装置の第3の例を示す概略構成図である。 図15の製造装置によって形成される保護層の一例を示す断面図である。 この発明によるPDPの製造装置の第4の例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 …前面ガラス基板(基板)
3 …誘電体層
4,14 …CVD酸化マグネシウム層(酸化マグネシウム膜)
5 …結晶酸化マグネシウム層
6 …背面ガラス基板(基板)
7 …列電極保護層(誘電体層)
10,20,30,40 …製造装置
10B,20B …CVDゾーン
10D,20C …スプレ・ゾーン
30A,40A …材料タンク
30C,40D …噴射口
40F …気化器
So1,So2 …溶媒
m …気相酸化マグネシウム結晶体の粉末
S …放電空間
X,Y …行電極
D …列電極

Claims (7)

  1. 放電空間を介して対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの少なくとも一方の基板の放電空間に面する位置に形成された保護層とを有するプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記保護層が、化学蒸着によって形成される酸化マグネシウム膜と、酸化マグネシウム結晶体の粉末を含み、
    前記酸化マグネシウム結晶体が、気相酸化法により生成され、電子線によって励起されて波長域200〜300nm内にピークを有するカソード・ルミネッセンス発光を行う酸化マグネシウム単結晶体を含み、
    前記酸化マグネシウム単結晶体が、前記一対の基板の間の少なくとも単位発光領域に面する部分に設けられている
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記酸化マグネシウム単結晶体が、立方体の単結晶構造を有する酸化マグネシウム単結晶体である請求項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記酸化マグネシウム単結晶体が、立方体の多重結晶構造を有する酸化マグネシウム単結晶体である請求項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記酸化マグネシウム結晶体の粉末が、粒径が0.5μm以上の酸化マグネシウム単結晶体の粉末を含んでいる請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記保護層が、化学蒸着によって形成される酸化マグネシウム膜によって構成される酸化マグネシウム層と、酸化マグネシウム結晶体の粉末を含む結晶酸化マグネシウム層の二層構造になっている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 放電空間を介して対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの少なくとも一方の基板の放電空間に面する位置に形成された保護層とを有するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記保護の形成工程が、マグネシウム化合物の吹き付けによって化学蒸着による酸化マグネシウム膜を基板上に形成する工程と、酸化マグネシウム結晶体の粉末を付着させる工程を有し、
    前記酸化マグネシウム結晶体が、気相酸化法により生成され、電子線によって励起されて波長域200〜300nm内にピークを有するカソード・ルミネッセンス発光を行う酸化マグネシウム単結晶体を含み、
    前記酸化マグネシウム単結晶体が、前記一対の基板の間の少なくとも単位発光領域に面する部分に設けられている
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  7. 前記酸化マグネシウム結晶体の粉末が、粒径が0.5μm以上の酸化マグネシウム単結晶体の粉末を含んでいる請求項に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
JP2004366627A 2004-12-17 2004-12-17 プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP4541868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004366627A JP4541868B2 (ja) 2004-12-17 2004-12-17 プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004366627A JP4541868B2 (ja) 2004-12-17 2004-12-17 プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006173018A JP2006173018A (ja) 2006-06-29
JP4541868B2 true JP4541868B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=36673522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004366627A Expired - Fee Related JP4541868B2 (ja) 2004-12-17 2004-12-17 プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4541868B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008129775A1 (ja) 2007-03-19 2008-10-30 Panasonic Corporation プラズマディスプレイパネルとその製造方法
CN113725235A (zh) * 2015-01-14 2021-11-30 康宁股份有限公司 玻璃基板和包括所述玻璃基板的显示设备

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737510A (ja) * 1993-07-26 1995-02-07 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイパネル
JPH07192630A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電表示パネル及びその保護膜形成方法
JPH07230766A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電表示パネル及びその保護膜形成方法
JPH07296718A (ja) * 1994-04-27 1995-11-10 Nec Corp ガス放電表示パネルの製造方法
JPH0877933A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電パネルの保護膜形成方法
JPH0877931A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電パネルの保護膜及びその形成方法
JPH08153470A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電パネルの保護膜およびその形成方法
JPH09167566A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JPH09245654A (ja) * 1996-03-08 1997-09-19 Hiraki Uchiike ac形プラズマディスプレイ
JPH11185646A (ja) * 1997-08-14 1999-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス放電パネル及びガス発光デバイス

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737510A (ja) * 1993-07-26 1995-02-07 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイパネル
JPH07192630A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電表示パネル及びその保護膜形成方法
JPH07230766A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電表示パネル及びその保護膜形成方法
JPH07296718A (ja) * 1994-04-27 1995-11-10 Nec Corp ガス放電表示パネルの製造方法
JPH0877933A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電パネルの保護膜形成方法
JPH0877931A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電パネルの保護膜及びその形成方法
JPH08153470A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電パネルの保護膜およびその形成方法
JPH09167566A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JPH09245654A (ja) * 1996-03-08 1997-09-19 Hiraki Uchiike ac形プラズマディスプレイ
JPH11185646A (ja) * 1997-08-14 1999-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス放電パネル及びガス発光デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006173018A (ja) 2006-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7626336B2 (en) Plasma display panel and method for producing same
JP4399344B2 (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法
KR101099164B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
US7474055B2 (en) Plasma display panel
JP4542080B2 (ja) プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
US7880387B2 (en) Plasma display panel having a crystalline magnesium oxide layer
JP3878635B2 (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法
US7535178B2 (en) Plasma display panel
JP4650829B2 (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法
JP5000172B2 (ja) ガス放電表示装置
JP3842276B2 (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法
JP4541868B2 (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法
JP2008300127A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP4532329B2 (ja) プラズマディスプレイパネル
JP4541834B2 (ja) プラズマディスプレイパネル
JP4657988B2 (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法
JP4611939B2 (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2008300232A (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその駆動方法
JP2010135344A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2007242536A (ja) 面放電型プラズマディスプレイパネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071105

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100611

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees