JP4540242B2 - 洗滌装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、反応槽等のタンクの内部を高圧の液体噴射で洗滌する洗滌装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
反応槽や醸造および発酵タンク等の内部を洗滌する装置として、本出願人は特公平6ー83826号公報により、高圧洗滌液の給排に伴い大径シリンダに対して小径シリンダが、また、小径シリンダに対してピストンロッドがそれぞれ伸縮し、ピストンロッド先端の噴射ノズルを昇降させながら、高圧洗滌液をピストンロッドの軸穴を介して噴射ノズルに供給する洗滌装置を提案している。
【0003】
また、本出願人は特開平9−70575号公報により、小径シリンダの伸縮とピストンロッドの伸縮とを同期的でなく、先ずピストンロッドを小径シリンダから伸長させた後に小径シリンダを大径シリンダから伸長させ、小径シリンダを大径シリンダに収縮させた後にピストンロッドを小径シリンダに収縮させることで、大径シリンダの外周にセンサ類を配置すれば目視不能なタンク内部の噴射ノズルの最下位置を含むストローク位置を確認できる洗滌装置を提案している。
【0004】
そして、いずれの洗滌装置においても、タンク上部に固定される大径シリンダに供給した洗滌液を伸縮するピストンロッド内に導入するために、小径シリンダ内に配置されて、小径シリンダ底部に一端が固定され他端がピストンロッドの後端内面に摺動する中空ロッドが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記中空ロッドは洗滌装置の昇降ストロークの増加に伴い長大化されて曲がりやすくなる一方、中空ロッドの管端には洗滌液圧の高圧化による圧縮荷重が増加することから、中空ロッドの曲がりを誘発し易く、曲がりにより小径ピストンとの接触摩擦による軸方向の偏荷重も加わり座屈する虞があった。
【0006】
このため、中空ロッドは充分な曲げ剛性を持つ座屈しない高剛性の素材を必要とし高価なものとなっていた。
【0007】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、昇降ストロークの増加に対応可能な高圧の洗滌装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、大径シリンダに大径ピストンを摺動自由に収装し、大径ピストンに連結した小径シリンダを大径シリンダの一端から摺動自由に突出させ、小径シリンダに小径ピストンを摺動自由に収装し、小径ピストンに連結した中空のピストンロッドを小径シリンダの一端から摺動自由に突出させ、ピストンロッドの先端に高圧洗滌液の噴射ノズルを取り付け、大径シリンダのピストン受圧面積の小さい方の室を常に洗滌液の加圧供給手段に接続する液供給回路と、小径シリンダを内外筒により2重に形成して得られる筒状空間を大径シリンダおよび小径シリンダのピストン受圧面積の小さい方の室へ夫々連通させ、且つ、小径シリンダのピストン受圧面積の小さい方の室をピストンロッド内空間を介して前記噴射ノズルに連通させる洗滌液供給路と、大径シリンダおよび小径シリンダのピストン受圧面積の大きい方の室を加圧供給手段または排出側に選択的に接続する伸縮制御手段と、を設け、前記洗滌液供給路は、前記小径シリンダのピストン受圧面積の小さい側の室と前記ピストンロッド内空間とを連通する横穴を備えることを特徴とする。
【0009】
前記小径シリンダの内外筒は、外筒側が大径ピストンと共に大径シリンダとの間に受圧面積の小さい方の室を形成し、内筒側が小径ピストンを摺動自在に摺装する小径のシリンダを構成する。
【0010】
前記伸縮制御手段の小径シリンダのピストン受圧面積の大きい方の室を加圧供給手段または排出側に選択的に接続する場合、大径シリンダの受圧面積の大きい方の室を経由して行うこともでき、そのような場合には大径シリンダと連動して小径シリンダを作動させることや、小径シリンダ底部に独自に作動する弁を設けて独立して作動させること、更には、大径ピストンが最収縮位置にあるときのみ直接接続する場合等がある。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において、前記伸縮制御手段は、前記大径シリンダと小径シリンダの受圧面積の大きい方の室同士間を連通させる連通路、連通路に内蔵され大径ピストンの最後退位置で開放されるバルブ、大径ピストンの最後退位置で前記連通路に連結される給排路、および、この給排路を加圧供給手段または排出側に選択的に接続する給排弁を備えた第1給排手段と、前記大径シリンダのピストン受圧面積の大きい方の室を加圧供給手段または排出側に選択的に接続する給排弁を備えた第2給排手段とからなることを特徴とする。
【0012】
前記バルブは大径ピストンの最後退位置を検知するために弁ステムがバルブから突出していることが望ましく、大径ピストンの大径シリンダ底部接近で弁ステムを押してバルブが開放すればよく、バルブの形式は問わない。
【0013】
前記連通路と給排路との連結は、一方が穴であり他方がこの穴にシール部材等を介して密に嵌まり合うようにすることが望ましい。
【0014】
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記小径シリンダの内筒は、一端で膨径して外筒の段付部に係合し、他端にねじ込まれ外筒端に係合する固定具により膨径部との間で外筒を締め上げて固定されることを特徴とする。
【0015】
前記内筒は、固定具を緩めれば取り外しできる。
【0016】
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記小径シリンダの底部は大径ピストンの受圧面積の大きい側から分離可能に形成され、前記底部に連通路およびバルブを設けたことを特徴とする。
【0017】
第5の発明は、第1ないし第4の発明のいずれかにおいて、前記大径ピストンと小径ピストンにそれぞれマグネットを内蔵し、マグネットに反応して大径ピストンと小径ピストンのストローク位置を検出する手段を大径シリンダの外周に配置したことを特徴とする。
【0018】
【発明の効果】
したがって、第1の発明では、小径シリンダを内外筒により2重に形成して得られる筒状空間を大径シリンダおよび小径シリンダのピストン受圧面積の小さい方の室へ夫々連通させ、且つ、小径シリンダのピストン受圧面積の小さい方の室をピストンロッド内空間を介して前記噴射ノズルに連通させる洗滌液供給路としているため、従来のようにピストンロッドの後端内面に摺動する中空ロッドを必要とせず、その使用により生じる不具合を解消でき、伸縮ストロークを増加でき、高圧の洗滌液を利用することができる。
【0019】
また、小径ピストンは内外筒により形成された小径シリンダとのみ摺動するものであるため、構造を簡素化できる。
【0020】
第2の発明では、第1の発明の効果に加えて、第1給排手段により小径シリンダよりピストンロッドを伸縮制御し、小径シリンダの伸縮ストロークを超えるストロークに対して第2給排手段により大径シリンダより小径シリンダを伸縮制御させるようにしたので、噴射ノズルの昇降位置、昇降速度を第1、第2給排手段により高精度に調整でき、また、任意の位置で停止させることができる。
【0021】
第3の発明では、第1または第2の発明の効果に加えて、前記小径シリンダの内筒および外筒は、固定具を弛めることで分解可能であり、ピストン等との摺動表面でない内筒の外周面、外筒の内周面の清掃等のメインテナンス、保守が可能であり、内外筒いずれも交換可能である。
【0022】
第4の発明では、第2または第3の発明の効果に加えて、小径シリンダ底部に設けるバルブは分離可能な底部に設けているため、故障等に対して補修可能であり、交換も容易である。
【0023】
第5の発明では、大径シリンダに対する小径シリンダの伸縮と小径シリンダに対するピストンロッドの伸縮を順に行えるようにしたので、目視不能なタンク内部における噴射ノズルの最下位置を含むストローク位置を適確に検出できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0025】
図1は本発明を適用した洗滌装置の収縮状態の全体図、図2は図1の部分拡大図であり、図示しないタンク上部に倒立して固定される大径シリンダ1と、大径シリンダ1に摺装された大径ピストン2およびこれと一体の小径シリンダ3と、小径シリンダ3に摺装された小径ピストン4およびこれと一体のピストンロッド5と、ピストンロッド5先端の高圧洗滌液の噴射ノズル6と、洗滌液供給装置7とから構成されている。
【0026】
前記大径シリンダ1は、シリンダ本体10とシリンダ本体10の上部を閉塞するヘッドカバー11とシリンダ本体10の下部を小径シリンダ3との間で閉塞するロッドカバー12とを各々ボルトで締結して構成され、大径ピストン2および小径シリンダ3により上部室(受圧面積の大きい方の室)および下部室(受圧面積の小さい方の室)14に画成され、下部室14にロッドカバー12の供給ポート15から洗滌液が導入される。
【0027】
前記ロッドカバー12には、小径シリンダ3の外周に摺接するブッシュ12A、ロッドシール12B、ダストシール12Cを備えたロッドシールケース12Dが固定されており、ロッドカバー12下端は筒状のエンドハウジング8、および、噴射ノズル6の図示しないメンテナンスチューブを介してタンク上部の開口部に固定される。
【0028】
前記大径シリンダ1のヘッドカバー11には洗滌液を給排する第1、第2給排路16、17が設けられ、第1給排路16の上部室13への開口部にはヘッドカバー11から突出した通路を形成するバルブヘッド18が固定されている。即ち、バルブヘッド18は基部がヘッドカバー11に固定され、第1給排路16と同心の円筒部18A、および、円筒部18A先端の閉塞された底面に複数形成された供給穴18Bを備えている。前記第2給排路17は上部室13へ直接開口している。なお、16A、17Aは盲栓である。
【0029】
前記小径シリンダ3は、前記ロッドカバー12のブッシュ12A、ロッドシール12B、ダストシール12Cに摺接する外筒部20と、外筒部20内に挿入され、下端の拡径部21Aが外筒部20の段付穴20Aに密に嵌合する一方、先端に外筒部20の上端に係合した固定具22にねじ係合することで外筒部20内に固定され、外筒部20との間に筒状空間23を形成する内筒部21とから構成されている。
【0030】
前記内筒部21の下端には、ピストンロッド5へ摺接するブッシュ25A、ロッドシール25B、ダストシール25Cを備えたロッドシールケース25Dが固定され、前記筒状空間23は、大径ピストン2側で横穴23Aを介して大径シリンダ1の下部室14と連通する一方、ロッドシールケース25D側で小径シリンダ3内と横穴23Bを介して連通して洗滌液供給路34を形成している。
【0031】
前記大径ピストン2は、前記小径シリンダ3の外筒部20上端に形成した段付部分20B、および、固定具22外周に嵌合し、前記固定具22内にねじ込まれたピストン押さえ24により抜け止めされている。
【0032】
前記ピストン押さえ24には、小径シリンダ3内に開口し、小径穴25A、中径穴25B、大径穴25Cからなる段付穴25(連通路)が形成され、大径穴25Cに弁座26が嵌合され、弁座26に着座するバルブとしてのポペット弁27が中径穴25B内に挿入したガイド27Aに摺動自在に設けられ、且つ、スプリング27Bにより前記弁座26に着座するよう付勢されている。
【0033】
前記弁座26の開口穴26Aは上部で拡径され、この拡径部26Bに前記ポペット弁27の弁ステム27C先端が突出して設けられる一方、拡径部26B内にはロッドシール26Cが嵌合され、大径穴25Cからの弁座26の抜け止めとロッドシール26Cの抜け止めを兼ねてキャップ28が上端に固定されている。
【0034】
前記キャップ28には前記弁座26の拡径部26Bと上部室13とを連通させる連通穴28Aが設けられ、大径ピストン2が大径シリンダ1の上端(図中右端)に位置するときには、前記大径シリンダ1のヘッドカバー11のバルブヘッド18の円筒部18A先端が弁座26の拡径部26A内に進入し、ポペット弁27の弁ステム27Cを押圧してポペット弁27を弁座26から離脱させて開弁させ、第1給排路16と小径シリンダ3内とを連通させる。前記ロッドシール26Cはこの際にバルブヘッド18の円筒部18A外周と密に接触して、作動流体の上部室13への洩れ出しを防ぐよう機能する。
【0035】
また、前記ピストン押さえ24には、前記キャップ28に接触する端面にリング状溝24Aが形成され、複数個のリング状のマグネット29が積み重ねて挿入され、前記キャップ28で押さえられている。このマグネット29から放射される磁力は大径シリンダ1の外部に配置された図示しない検出コイルでの大径ピストン2のストローク位置検出に利用される。
【0036】
前記小径ピストン4およびピストンロッド5は、小径ピストン4が小径シリンダ3に摺装される一方、ピストンロッド5がロッドシールケース25Dに摺接されることで、小径ピストン4の上部に小上部室30を、小径ピストン4の下部に小下部室31を画成する。 前記小上部室30は前記段付穴25、ポペット弁27、バルブヘッド18を介して第1給排路16に連通可能であり、小下部室31はピストンロッド5の小径ピストン4側に設けた複数の横穴32を介してピストンロッド5内空間33と連通している。
【0037】
前記小径ピストン4は有底円筒状であり、複数のリング状のマグネット35が積み重ねて挿入され、スペーサ35A、および、マグネット押さえ35Bで固定され、且つ、密閉されている。このマグネット35から放射される磁力は大径シリンダ1の外部に配置された図示しない検出コイルでの小径ピストン4のストローク位置検出に利用される。
【0038】
前記ピストンロッド5先端にはアダプタ9Aを介して係止部材9が固定され、係止部材9先端には作動流体を噴射する噴射ノズル6が固定され、ピストンロッド内空間33からアダプタ9A、係止部材9を経由して作動流体の噴射ノズル6への供給路が形成されている。
【0039】
前記係止部材9は初期位置(図示の大径、小径シリンダ1、3の収縮位置)において、エンドハウジング8の側方から貫通して設けられ、後方のロックシリンダ19Aにより突出するストッパピン19により係止されるよう構成されている。
【0040】
そして、前記ロックシリンダ19Aは、同じくエンドハウジング8の側方から貫通して突出している初期位置検出ピン19Bに前記係止部材9が当接することにより作動する図示しない切換え弁を係止位置に移動させ、この切換え弁経由の作動流体によりストッパピン19を突出させるよう作動し、前記切換え弁をオペレータにより作動位置に切換えることでストッパピン19を後退作動させ、係止部材9の移動を可能とする。
【0041】
前記洗滌液供給装置7は、洗滌液を貯蔵したタンク40から洗滌液を給送するポンプ41、および、供給弁42を介して大径シリンダ1のロッドカバー12の供給ポート15へ供給する洗滌液供給回路43と、洗滌液供給回路43の供給弁42下流から分岐して第1供給弁44を介して第1給排路16へ連通し、第1給排路16を第1排出弁45を介して前記タンク40へ連通させる第1給排手段46と、同じく、洗滌液供給回路43の供給弁42下流から分岐して第2供給弁47を介して第2給排路17へ連通し、第2給排路17を第2排出弁48を介して前記タンク40へ連通させる第2給排手段49とから構成されている。
【0042】
そして、洗滌液の供給ポート15は、大径シリンダ1の下部室14、横穴23A、小径シリンダ3の筒状空間23、横穴23B、小下部室31、ピストンロッド5の横穴32、ピストンロッド内空間33を経由する洗滌液供給路34を介して噴射ノズル6に連通している。
【0043】
また、第1給排手段46は、大径ピストン2が大径シリンダ1の上端に位置するとき、バルブヘッド18の円筒部18A先端の複数の供給穴を経由してピストン押さえ24の弁座26の拡径部26Bに至り、ポペット弁27、段付穴25の中径穴25B、小径穴25Aを経由して小径シリンダ3の小上部室30に連通する。
【0044】
また、第2給排手段49は、第2給排路17を経由して大径シリンダ1の上部室13に常時連通している。
【0045】
次に、上記洗滌装置の作動について、図3に基づき説明する。
【0046】
図3(1)は、図1と同様のストッパピン19が係止部材9に係合して保持された噴射ノズル6の原点位置を示し、供給弁42、第1、第2供給弁44、47、第1、第2排出弁45、48のいずれも閉位置にあり、上部室13、下部室14、小上部室30、小下部室31は閉塞状態となっている。
【0047】
この状態では、バルブヘッド18の円筒部18Aの底部によりポペット弁27が押開かれ、第1給排路46と小上部室30とが連通している。
【0048】
この状態からの大径、小径シリンダ1、3を伸長させての噴射ノズル6の下降について先に説明する。この下降動作は、小径シリンダ3からピストンロッド5を伸長させて図4の状態とした後、大径シリンダ1から小径シリンダ3を伸長させて図5の状態となるよう行われる。
【0049】
なお、図1では複数のリング状のマグネット35をスペーサ35A、および、マグネット押さえ35Bで固定するよう説明しているが、図4、5ではマグネット押さえ35Bのみでマグネット35を固定しており、小径ピストン4の軸方向寸法が短縮されている。
【0050】
先ず、給送ポンプ41を作動させ、供給弁42を開放すると、洗滌液は液供給回路43から供給ポート15へ、そして、大径シリンダ1の下部室14、横穴23A、小径シリンダ3の筒状空間23、横穴23B、小下部室31、ピストンロッド5の横穴32、ピストンロッド内空間33を経由して噴射ノズル6に供給され、噴射ノズル6はノズルを予め設定された軌跡に基づき移動させながら洗滌液を噴射する。
【0051】
この状態では、下部室14、および、小下部室31は供給された洗滌液の液圧が大径ピストン2および小径ピストン4を上方(図1では、図中右方向)へ押圧しており、上部室13、小上部室30には洗滌液の液圧が作用していないため、図示状態に保持される。
【0052】
次いで、図示しない切換え弁を操作してロックシリンダ19Aによりストッパピン19を後退させ、係止部材9を開放した後、第1供給弁44、および、第2排出弁48を開放すると、上部室13はドレインされ、下部室14は洗滌液の液圧が作用しているため、大径ピストン2はその位置を保持する。
【0053】
しかしながら、小径ピストン4は第1供給弁44、第1給排路16、バルブヘッド18の円筒部18A先端の複数の供給穴を経由して弁座26の拡径部26Bに至り、ポペット弁27、段付穴25の中径穴25B、小径穴25Aを経由して小径シリンダ3の小上部室30に洗滌液が供給されてピストンロッド5が下方(図1では左方向)へ押出され(図3(2)参照)、噴射ノズル6を下降させる。
【0054】
この伸長途中の任意の位置で第1供給弁44を閉じると、小上部室30への洗滌液の供給が停止するため、小径ピストン4、および、ピストンロッド5は停止する(図3(3)参照)。
【0055】
この状態から第1排出弁45を開放すると小上部室30の洗滌液が排出されて小径ピストン4、および、ピストンロッド5は上昇する。再び、第1供給弁44を開放すると、小径ピストン4、および、ピストンロッド5の下方への伸長が継続され、小径ピストン4のストロークエンドにおいて、噴射ノズル6の小径シリンダ3での下降は終了する(図3(4)、および、図4参照)。
【0056】
更に噴射ノズル6の下降を必要とする場合には、第1供給弁44、および、第2排出弁48を閉じ、次いで、第2供給弁47を開放する。第2供給弁47の開放により洗滌液が第2給排路17を経由して上部室13に供給され、大径ピストン2、および、小径シリンダ3を大径シリンダ1から伸長させ、噴射ノズル6は更に下降してゆく(図3(5)参照)。
【0057】
上記伸長初期において、大径ピストン2の移動は大径ピストン2のピストン押さえ24内のポペット弁27のステム27Cとヘッドカバー11に設けたバルブヘッド18の円筒部18Aとの当接状態から離脱するため、ポペット弁27は弁座26に着座して小上部室30を閉塞する。
【0058】
上記下降途中の任意の位置で第2供給弁47を閉じると、上部室13への洗滌液の供給が停止するため、大径ピストン2、および、小径シリンダ3の下降は停止し、小径シリンダ3内で伸長しきった小径ピストン4およびピストンロッド5も停止する(図3(6)参照)。
【0059】
上記伸長を継続して大径ピストン2が大径シリンダ1内でストロークエンドに到達すると、第2供給弁47から洗滌液を供給するもそれ以上の伸長は止まり、噴射ノズル6の下降は停止する(図3(7)、および、図5参照)。
【0060】
この時点で、第2供給弁47を閉じ、上部室13への洗滌液の供給を停止すると、この伸長位置、下降位置を持続させることができる。
【0061】
次に、最下降位置から大径、小径シリンダ1、3を収縮させての噴射ノズル6の上昇について説明する。この上昇動作は、図3(8)〜図3(13)の通り大径シリンダ1への小径シリンダ3の収縮移動の後、小径シリンダ3へのピストンロッド5の収縮移動の順に行われる。
【0062】
先ず、第2排出弁48を開放し、上部室13の洗滌液をタンク40へ還流させ、下部室14内の洗滌液の液圧により大径ピストン2および小径シリンダ3を上方へ移動させる(図3(8)参照)。
【0063】
この上昇動作を継続すると、図3(10)、および、図4に示すように、大径ピストン2は大径シリンダ1のストロークエンドに到達して停止する。この上昇途中の任意の位置で第2排出弁48を閉じれば、上部室13の洗滌液の排出は停止し、噴射ノズル6の上昇を任意の位置で停止させることができる(図3(9)参照)。
【0064】
図3(10)の状態では、大径ピストン2内のピストン押さえ24に設けたポペット弁27の弁ステム27Cがヘッドカバー11のバルブヘッド18の円筒部18A底部により押された状態となっており、ポペット弁27が弁座26から離脱して開放しており、バルブヘッド18の円筒部18A先端の複数の供給穴を経由して弁座26の拡径部26Bに至り、ポペット弁27、段付穴25の中径穴25B、小径穴25Aを経由して小径シリンダ3の小上部室30に連通させている。
【0065】
従って、図3(10)の状態から、さらに噴射ノズル6を上昇させる場合には、第2排出弁48を閉じ、代わりに、第1排出弁45を開放することで、上記ポペット弁27、第1給排路16等を経由して、小上部室30の洗滌液を排出し、小下部室31の洗滌液の液圧により小径ピストン4、ピストンロッド5、および、噴射ノズル6を上昇させる(図3(11)参照)。
【0066】
上記上昇を継続すると、図3(13)、および、図1に示すように、小径ピストン4は小径シリンダ3のストロークエンドに到達して停止する。この上昇途中の任意の位置で第1排出弁45を閉じれば、小上部室30の洗滌液の排出は停止し、噴射ノズル6の上昇を任意の位置で停止させることができる(図3(12)参照)。
【0067】
そして、図3(13)の位置に小径ピストン4、および、ピストンロッド5が到達すると、ピストンロッド5先端に設けた係止部材9(以下、図1参照)が図示位置に到達し、この到達は初期位置検出ピン19Bを押し込み、図示しない切換え弁を係止位置に切換え、ロックシリンダ19Aを作動させてストッパピン19を係止部材9に係合させ、全ての部材を初期位置に保持する。
【0068】
最終的には、供給弁42、第1排出弁45を閉じ、給送ポンプ41を停止させ、図3(1)状態に復帰させる。
【0069】
以上に説明した洗滌装置の作動における図3(1)〜図3(7)までの作動は、大径ピストン2および小径ピストン4に設けたマグネット29、35および大径シリンダ1の外に設けた図示しない検出装置により夫々のストローク位置を検出して、次の工程の作動が順次、連続するよう第1供給弁44および第1排出弁45、第2供給弁47および第2排出弁48の開閉操作をプログラム制御により自動化させるとより望ましい。
【0070】
反応槽や醸造および発酵タンク等の種類、タンク形状によっては、作動途中で逐次停止して噴射ノズル6による洗滌液の噴射を局部的に多くするようにする。
【0071】
また、反応槽や醸造および発酵タンクの深さが洗滌装置の昇降ストロークに対応するものより浅い場合には、大径シリンダ1から伸縮する小径シリンダ3の進出位置を所望の位置までに規制することや小径シリンダ3から伸縮するピストンロッド5の進出位置を所望の位置まで規制することも、大径ピストン1および小径ピストン4の位置を検出するマグネット29、35および図示しない検出装置で対応できる。
【0072】
また、反応槽や醸造および発酵タンク等の種類によって、望ましい昇降スピードに設定する際には、第1給排手段46および第2給排手段49に洗滌液の流量を調整するオリフィスや流量制御弁を設けることで対応できる。
【0073】
なお、前記連通路25を開閉するバルブとして、弁ステム27Cを備えたポペット弁27をバルブヘッド18により開放するものについて説明したが、この形式に限定されるものでなく、大径ピストン2の最後退位置を検知するための手段により開放するようになっていればよく、その手段はヘッドカバー11側に固定されていても差し支えなく、バルブの形式は問わない。
【0074】
また、前記連通路25と第1給排路16との連結は、バルブヘッド18の円筒部18Aと弁座26の拡径部26Bとの嵌合で行っているが、この構造に限られず、一方が穴であり他方がこの穴にシール部材等を介して密に嵌まり合うものであれば、大径ピストン2側からヘッドカバー11側に嵌入するものでもよい。
【0075】
以上説明した実施態様においては、下記に記載した効果を奏する。
【0076】
小径シリンダ3を内外筒20、21により2重に形成して得られる筒状空間23を大径シリンダ1および小径シリンダ3のピストン受圧面積の小さい方の室、即ち、下部室14および小下部室31へ夫々連通させ、且つ、小径シリンダ3のピストン受圧面積の小さい方の室、即ち、小下部室31をピストンロッド内空間33を介して前記噴射ノズル6に連通させる洗滌液供給路34としているため、従来のようにピストンロッドの後端内面に摺動する中空ロッドを必要とせず、その使用により生じる不具合を解消でき、伸縮ストロークを増加でき、高圧の洗滌液を利用することができる。
【0077】
また、小径ピストン4は小径シリンダの内筒21とのみ摺動するものであるため、構造を簡素化できる。
【0078】
また、第1給排手段46により小径シリンダ3よりピストンロッド5を伸縮制御し、小径シリンダ3の伸縮ストロークを超えるストロークに対して第2給排手段49により大径シリンダ1より小径シリンダ3を伸縮制御させるようにしたので、噴射ノズル6の昇降位置、昇降速度を第1、第2給排手段46、49により高精度に調整でき、また、任意の位置で停止させることができる。
【0079】
さらに、前記小径シリンダ3の内筒21および外筒20は、固定具22を弛めることで分解可能であり、ピストン等との摺動表面でない内筒21の外周面、外筒20の内周面の清掃等のメインテナンス、保守が可能であり、内外筒20、21はいずれも交換可能である。
【0080】
そして、小径シリンダ3底部に設けるバルブ27は分離可能な底部のピストン押さえ24に設けているため、故障等に対して補修可能であり、交換も容易である。
【0081】
また、大径シリンダ1に対する小径シリンダ3の伸縮と小径シリンダ3に対するピストンロッド5の伸縮を順に行えるようにしたので、目視不能なタンク内部における噴射ノズル6の最下位置を含むストローク位置を適確に検出できる。
【0082】
なお、上記実施形態において、ピストンロッド5が小径シリンダ3から進出した後、小径シリンダ3が大径シリンダ1から進出する洗滌装置について説明したが、図示はしないが、大径シリンダの受圧面積の大きい方の室の洗滌液の圧力に応じて小径シリンダの受圧面積大きい方の室の洗滌液の圧力を変化させる弁装置を小径シリンダ底部に設けた特開平5−337450号公報に対しても、中空ロッドに代えて小径シリンダを2重構造にすることで本発明を適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す洗滌装置の収縮状態を示す断面図。
【図2】同じく部分拡大断面図。
【図3】同じく動作を説明するもので、(1)〜(7)は噴射ノズル降下時の説明図、(8)〜(13)は噴射ノズルの上昇時の説明図。
【図4】同じく動作状態を示し、図3(4)および図3(10)に対応する断面図。
【図5】同じく動作状態を示し、図3(7)に対応する断面図。
【符号の説明】
1 大径シリンダ
2 大径ピストン
3 小径シリンダ
4 小径ピストン
5 ピストンロッド
6 噴射ノズル
7 洗滌液供給装置
8 エンドハウジング
9 係止部材
10 シリンダ本体
11 ヘッドカバー
12 ロッドカバー
13 上部室(受圧面積の大きい方の室)
14 下部室(受圧面積の小さい方の室)
15 供給ポート
16 第1給排路
17 第2給排路
18 バルブヘッド
19 ストッパピン
19A ロックシリンダ
19B 初期位置検出ピン
20 外筒部
20A 段付部
21 内筒部
21A 拡径部
22 固定具
23 筒状空間
23A、23B、32 横穴
25 段付穴(連通路)
26 弁座
27 ポペット弁
28 キャップ
29、35 マグネット
30 小上部室
31 小下部室
33 ピストンロッド内空間
34 洗滌液供給路
40 タンク
41 ポンプ
42 供給弁
43 液供給回路(洗滌液供給回路)
44 第1供給弁
45 第1排出弁
46 第1給排手段(伸縮制御手段)
47 第2供給弁
48 第2排出弁
49 第2給排手段(伸縮制御手段)
Claims (5)
- 大径シリンダに大径ピストンを摺動自由に収装し、
大径ピストンに連結した小径シリンダを大径シリンダの一端から摺動自由に突出させ、
小径シリンダに小径ピストンを摺動自由に収装し、
小径ピストンに連結した中空のピストンロッドを小径シリンダの一端から摺動自由に突出させ、
ピストンロッドの先端に高圧洗滌液の噴射ノズルを取り付け、
大径シリンダのピストン受圧面積の小さい方の室を常に洗滌液の加圧供給手段に接続する液供給回路と、
小径シリンダを内外筒により2重に形成して得られる筒状空間を大径シリンダおよび小径シリンダのピストン受圧面積の小さい方の室へ夫々連通させ、且つ、小径シリンダのピストン受圧面積の小さい方の室をピストンロッド内空間を介して前記噴射ノズルに連通させる洗滌液供給路と、
大径シリンダおよび小径シリンダのピストン受圧面積の大きい方の室を加圧供給手段または排出側に選択的に接続する伸縮制御手段と、を設け、
前記洗滌液供給路は、前記小径シリンダのピストン受圧面積の小さい側の室と前記ピストンロッド内空間とを連通する横穴を備えることを特徴とする洗滌装置。 - 前記伸縮制御手段は、前記大径シリンダと小径シリンダの受圧面積の大きい方の室同士間を連通させる連通路、連通路に内蔵され大径ピストンの最後退位置で開放されるバルブ、大径ピストンの最後退位置で前記連通路に連結される給排路、および、この給排路を加圧供給手段または排出側に選択的に接続する給排弁を備えた第1給排手段と、
前記大径シリンダのピストン受圧面積の大きい方の室を加圧供給手段または排出側に選択的に接続する給排弁を備えた第2給排手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の洗滌装置。 - 前記小径シリンダの内筒は、一端で膨径して外筒の段付部に係合し、他端にねじ込まれ外筒端に係合する固定具により膨径部との間で外筒を締め上げて固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗滌装置。
- 前記小径シリンダの底部は大径ピストンの受圧面積の大きい側から分離可能に形成され、前記底部に連通路およびバルブを設けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の洗滌装置。
- 前記大径ピストンと小径ピストンにそれぞれマグネットを内蔵し、マグネットに反応して大径ピストンと小径ピストンのストローク位置を検出する検出手段を大径シリンダの外周に配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の洗滌装置。
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