JP4539788B2 - 高周波モジュール - Google Patents

高周波モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP4539788B2
JP4539788B2 JP2010502378A JP2010502378A JP4539788B2 JP 4539788 B2 JP4539788 B2 JP 4539788B2 JP 2010502378 A JP2010502378 A JP 2010502378A JP 2010502378 A JP2010502378 A JP 2010502378A JP 4539788 B2 JP4539788 B2 JP 4539788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal terminal
electrode pad
terminal
distance
balanced signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010502378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010067497A1 (ja
Inventor
尚志 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP4539788B2 publication Critical patent/JP4539788B2/ja
Publication of JPWO2010067497A1 publication Critical patent/JPWO2010067497A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0538Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
    • H03H9/0566Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements for duplexers
    • H03H9/0576Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements for duplexers including surface acoustic wave [SAW] devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0538Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
    • H03H9/0566Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements for duplexers
    • H03H9/0571Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements for duplexers including bulk acoustic wave [BAW] devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/70Multiple-port networks for connecting several sources or loads, working on different frequencies or frequency bands, to a common load or source
    • H03H9/72Networks using surface acoustic waves
    • H03H9/725Duplexers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/005Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission adapting radio receivers, transmitters andtransceivers for operation on two or more bands, i.e. frequency ranges
    • H04B1/0053Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission adapting radio receivers, transmitters andtransceivers for operation on two or more bands, i.e. frequency ranges with common antenna for more than one band
    • H04B1/0057Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission adapting radio receivers, transmitters andtransceivers for operation on two or more bands, i.e. frequency ranges with common antenna for more than one band using diplexing or multiplexing filters for selecting the desired band
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/50Circuits using different frequencies for the two directions of communication
    • H04B1/52Hybrid arrangements, i.e. arrangements for transition from single-path two-direction transmission to single-direction transmission on each of two paths or vice versa

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Description

本発明は、高周波モジュールに関し、特に、一対の平衡信号端子を有するバランス型の分波器を備える高周波モジュールに関する。
近年、例えば携帯電話端末などの通信端末において、送信側フィルタや受信側フィルタなどの複数のフィルタを備える分波器が広く用いられるようになってきている。このような分波器においては、送信側信号端子と受信側信号端子との間の高いアイソレーション特性を実現するために、送信側フィルタ及び受信側フィルタの減衰量が大きいことが強く望まれている。このため、従来、減衰量が大きい送信側フィルタ及び受信側フィルタを有するデュプレクサの開発が盛んに行われている。
しかしながら、デュプレクサ単体におけるフィルタの減衰量は大きくても、デュプレクサを配線基板に実装したデュプレクサモジュールにおいては、フィルタの大きな減衰量が得られ難いという問題があった。すなわち、デュプレクサを配線基板に実装することにより減衰量が小さくなるという問題があった。
このような問題を解決したデュプレクサモジュールとして、例えば下記の特許文献1には、図53に示すデュプレクサモジュールが開示されている。図53に示すように、デュプレクサモジュール100では、誘電体基板101の表面にデュプレクサ102が実装されている。デュプレクサ102の受信側フィルタの単独グラウンド端子は、ビア104,105及び接続用配線106を介して、誘電体基板101の表面に実装されているチップインダクタ103の一端に接続されている。チップインダクタ103の他端は、ビア107を介して、誘電体基板101の裏面に形成されている裏面接地電極108に接続されている。
デュプレクサモジュール100では、上記のチップインダクタ103が設けられているため、チップインダクタ103のインダクタンス値を調整することにより、デュプレクサモジュール100の受信側フィルタの減衰量を調整することができる。例えば、デュプレクサモジュール100の受信側フィルタの減衰量を大きくすることができる。従って、デュプレクサモジュール100のアイソレーション特性を高めることができる。
特開2006-333168号公報
ところで、一対の平衡信号端子を有するバランス型のデュプレクサを用いたデュプレクサモジュールにおいて高いアイソレーション特性を実現するためには、差動アイソレーション及び差動減衰量が大きいことも求められる。例えば、受信側フィルタが第1及び第2の平衡信号端子を有する平衡−不平衡変換機能をもつフィルタである場合は、受信周波数帯における送信側信号端子と第1及び第2の平衡信号端子間の差動アイソレーションや、送信周波数帯におけるアンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子間の差動減衰量が大きいことも求められる。しかしながら、特許文献1に記載のデュプレクサモジュールにおいては、差動アイソレーションや差動減衰量を大きくすることができなかった。
本発明の目的は、一対の平衡信号端子を有するバランス型の分波器を備える高周波モジュールであって、差動アイソレーションと差動減衰量とのうちの少なくとも一方が大きい高周波モジュールを提供することにある。
本発明に係る高周波モジュールは、配線基板と、配線基板に実装されている分波器とを備えている。分波器は、アンテナ端子と、送信側信号端子と、受信側信号端子としての第1及び第2の平衡信号端子と、送信側フィルタと、平衡−不平衡変換機能を有する受信側フィルタとを有する。送信側フィルタは、アンテナ端子と送信側信号端子との間に接続されている。受信側フィルタは、アンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子との間に接続されている。配線基板は、分波器が実装される第1の主面と、第1の主面と対向する第2の主面とを有する。第1の主面には、アンテナ端子が接続されている第1の表面側電極パッドと、送信側信号端子が接続されている第2の表面側電極パッドと、第1の平衡信号端子が接続されている第3の表面側電極パッドと、第2の平衡信号端子が接続されている第4の表面側電極パッドとが形成されている。第2の主面には、第1の表面側電極パッドに接続されている第1の裏面側電極パッドと、第2の表面側電極パッドに接続されている第2の裏面側電極パッドと、第3の表面側電極パッドに接続されている第3の裏面側電極パッドと、第4の表面側電極パッドに接続されている第4の裏面側電極パッドとが形成されている。アンテナ端子及び送信側信号端子のうちの一方の端子と第1の平衡信号端子との間の距離が、上記一方の端子と第2の平衡信号端子との間の距離よりも長い。第1及び第2の裏面側電極パッドのうち、上記一方の端子に接続されている側の裏面側電極パッドと、第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、第1及び第2の裏面側電極パッドのうち、上記一方の端子に接続されている側の裏面側電極パッドと、第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短い。
本発明のある特定の局面では、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の距離が、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の距離よりも長く、第1の裏面側電極パッドと第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、第1の裏面側電極パッドと第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短く、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の距離が、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の距離よりも長く、第2の裏面側電極パッドと第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、第2の裏面側電極パッドと第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短い。この構成によれば、送信周波数帯におけるアンテナ端子から平衡信号端子への伝送特性である差動減衰量に加えて、受信周波数における送信側信号端子から平衡信号端子への伝送特性である差動アイソレーションを大きくすることができる。
本発明の他の特定の局面では、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の距離が、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の距離よりも長く、第1の裏面側電極パッドと第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、第1の裏面側電極パッドと第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短く、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の距離が、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の距離よりも短く、第2の裏面側電極パッドと第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、第2の裏面側電極パッドと第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも長い。この構成によれば、送信周波数帯における差動減衰量に加えて、受信周波数における差動アイソレーションを大きくすることができる。
本発明の別の特定の局面では、高周波モジュールは、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の距離が、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の距離よりも長い。第2の裏面側電極パッドと第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、第2の裏面側電極パッドと第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短い。
本発明のさらに他の特定の局面では、高周波モジュールは、第3の表面側電極パッドと第3の裏面側電極パッドとを接続する第1の配線と、第4の表面側電極パッドと第4の裏面側電極パッドとを接続する第2の配線とをさらに備え、第1の配線と第2の配線とは、互いに絶縁された状態で交差している。
本発明のさらに別の特定の局面では、分波器は、第2の送信側信号端子と、アンテナ端子と第2の送信側信号端子との間に設けられている第2の送信側フィルタをさらに備えるトリプレクサである。
本発明のまたさらに他の特定の局面では、分波器は、アンテナ端子と、送信側信号端子と、送信側信号端子と、第1及び第2の平衡信号端子と、送信側フィルタと、受信側フィルタとを有するデュプレクサを複数備えるマルチバンドデュプレクサである。
本発明のさらにまた他の特定の局面では、分波器は、アンテナ端子と、送信側フィルタ及び受信側フィルタとの間に接続されている高周波スイッチをさらに有する。
本発明のさらにまた別の特定の局面では、高周波モジュールは、送信側信号端子に接続されているパワーアンプをさらに備える。
本発明の異なる特定の局面では、高周波モジュールは、第1及び第2の平衡信号端子と、第1及び第2の配線との間に接続されている整合回路をさらに備える。
本発明のさらに異なる特定の局面では、第1の配線の第2の配線と交差している部分よりも第3の裏面側電極パッド側の部分と、第2の配線の第1の配線と交差している部分よりも第4の裏面側電極パッド側の部分との間に接続されている整合回路をさらに備える。
本発明に係る高周波モジュールでは、アンテナ端子または送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の距離が、アンテナ端子または送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の距離よりも長くされている一方、第1または第2の裏面側電極パッドと第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、第1または第2の裏面側電極パッドと第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短くされている。このため、送信周波数帯におけるアンテナ端子または送信側信号端子に対する第1及び第2の平衡信号端子間の減衰量の差を小さくすることができ、よって、送信周波数帯における差動減衰量を大きくすることができる。もしくは、受信周波数帯における送信側信号端子と第1及び第2の平衡信号端子との間のアイソレーションの差を小さくすることができ、よって、受信周波数帯における差動アイソレーションを大きくすることができる。
図1は、第1の実施形態に係るトリプレクサモジュールの略図的等価回路図である。 図2は、第1の実施形態に係るトリプレクサモジュールの略図的側面図である。 図3は、第1の実施形態に係るトリプレクサモジュールの平面図である。 図4は、第1の実施形態における第1の基板の実装面の平面図である。 図5は、第1の実施形態における第2の基板の第1の主面の平面図である。 図6は、第1の実施形態における第3の基板の第1の主面の平面図である。 図7は、第1の実施形態に係るトリプレクサモジュールの裏面図である。 図8は、比較例に係るトリプレクサモジュールの平面図である。 図9は、比較例における第1の基板の実装面の平面図である。 図10は、比較例における第2の基板の第1の主面の平面図である。 図11は、比較例における第3の基板の第1の主面の平面図である。 図12は、比較例に係るトリプレクサモジュールの裏面図である。 図13は、デュプレクサチップ単体における送信側信号端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを表すグラフである。実線は、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを示し、一点鎖線は、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを示している。 図14は、比較例に係る高周波モジュールにおける送信側信号端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを表すグラフである。実線は、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを示し、一点鎖線は、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを示している。 図15は、第1の実施形態に係る高周波モジュールにおける送信側信号端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを表すグラフである。実線は、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを示し、一点鎖線は、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを示している。 図16は、第1の実施形態及び比較例に係る高周波モジュールにおける差動アイソレーションを表すグラフである。実線は、第1の実施形態に係る高周波モジュールにおける差動アイソレーションを示し、一点鎖線は、比較例に係る高周波モジュールにおける差動アイソレーションを示している。 図17は、デュプレクサチップにおける差動アイソレーションと、比較例に係る高周波モジュールにおける差動アイソレーションを表すグラフである。実線は、比較例に係る高周波モジュールにおける差動アイソレーションを示し、一点鎖線は、デュプレクサチップにおける差動アイソレーションを示している。 図18は、デュプレクサチップにおける差動アイソレーションと、第1の実施形態に係る高周波モジュールにおける差動アイソレーションを表すグラフである。実線は、第1の実施形態に係る高周波モジュールにおける差動アイソレーションを示し、一点鎖線は、デュプレクサチップにおける差動アイソレーションを示している。 図19は、デュプレクサチップ単体におけるアンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を表すグラフである。実線は、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を示し、一点鎖線は、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを示している。 図20は、比較例に係る高周波モジュールにおけるアンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を表すグラフである。実線は、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を示し、一点鎖線は、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を示している。 図21は、第1の実施形態に係る高周波モジュールにおけるアンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を表すグラフである。実線は、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を示し、一点鎖線は、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を示している。 図22は、第1の実施形態及び比較例に係る高周波モジュールにおける差動Rx減衰量を表すグラフである。実線は、第1の実施形態に係る高周波モジュールにおける差動Rx減衰量を示し、一点鎖線は、比較例に係る高周波モジュールにおける差動Rx減衰量を示している。 図23は、デュプレクサチップにおける差動Rx減衰量と、比較例に係る高周波モジュールにおける差動Rx減衰量を表すグラフである。実線は、比較例に係る高周波モジュールにおける差動Rx減衰量を示し、一点鎖線は、デュプレクサチップにおける差動Rx減衰量を示している。 図24は、デュプレクサチップにおける差動Rx減衰量と、第1の実施形態に係る高周波モジュールにおける差動Rx減衰量を表すグラフである。実線は、第1の実施形態に係る高周波モジュールにおける差動Rx減衰量を示し、一点鎖線は、デュプレクサチップにおける差動Rx減衰量を示している。 図25は、第2の実施形態に係る高周波モジュールの略図的等価回路図である。 図26は、第2の実施形態に係る高周波モジュールの平面図である。 図27は、第2の実施形態における第1の基板の実装面の平面図である。 図28は、第2の実施形態における第2の基板の第1の主面の平面図である。 図29は、第2の実施形態における第3の基板の第1の主面の平面図である。 図30は、第2の実施形態に係る高周波モジュールの裏面図である。 図31は、第3の実施形態に係る高周波モジュールの略図的等価回路図である。 図32は、第3の実施形態に係る高周波モジュールの平面図である。 図33は、第3の実施形態における第1の基板の実装面の平面図である。 図34は、第4の実施形態における第1の基板の実装面の平面図である。 図35は、第4の実施形態における第2の基板の第1の主面の平面図である。 図36は、第4の実施形態における第3の基板の第1の主面の平面図である。 図37は、第5の実施形態に係る高周波モジュールの略図的等価回路図である。 図38は、第5の実施形態に係る高周波モジュールの平面図である。 図39は、第5の実施形態における第1の基板の実装面の平面図である。 図40は、第5の実施形態における第2の基板の第1の主面の平面図である。 図41は、第5の実施形態における第3の基板の第1の主面の平面図である。 図42は、第5の実施形態における高周波モジュールの裏面図である。 図43は、第6の実施形態に係る高周波モジュールの平面図である。 図44は、第6の実施形態における第1の基板の実装面の平面図である。 図45は、第6の実施形態における第2の基板の第1の主面の平面図である。 図46は、第6の実施形態における第3の基板の第1の主面の平面図である。 図47は、第6の実施形態における高周波モジュールの裏面図である。 図48は、第7の実施形態における第1の基板の実装面の平面図である。 図49は、第7の実施形態における第2の基板の第1の主面の平面図である。 図50は、第7の実施形態における第3の基板の第1の主面の平面図である。 図51は、第1の変形例に係る高周波モジュールの略図的等価回路図である。 図52は、第2の変形例に係る高周波モジュールの略図的等価回路図である。 図53は、特許文献1に記載のデュプレクサモジュールの構成を表す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
(第1の実施形態)
本実施形態では、高周波モジュールの一例として、分波器として、トリプレクサが搭載されているトリプレクサモジュールについて説明する。図1は、第1の実施形態に係るトリプレクサモジュールの略図的等価回路図である。図2は、第1の実施形態に係るトリプレクサモジュールの略図的側面図である。
図2に示すように、トリプレクサモジュール1は、配線基板10と、配線基板10の上に実装されているデュプレクサチップ50、送信側フィルタチップ70及び整合回路が形成されているインダクタチップ80とにより構成されている。デュプレクサチップ50の送信周波数(Tx)は、1.92〜1.98GHzであり、受信周波数(Rx)は、2.11〜2.17GHzである。送信側フィルタチップ70の送信周波数(Tx)は1.710〜1.755GHzである。これらデュプレクサチップ50と送信側フィルタチップ70とによって、UMTS−Band1(Tx:1.92〜1.98GHz、Rx:2.11〜2.17GHz)及びUMTS−Band4(Tx:1.710〜1.755GHz、Rx:2.11〜2.17GHz)の両方に対応したトリプレクサチップ51が構成されている。なお、デュプレクサチップ50及び送信側フィルタチップ70の構成は、特に限定されず、例えば、弾性表面波や弾性境界波などの各種弾性波を利用するものであってもよい。
図1に示すように、デュプレクサチップ50には、送信側フィルタ52と、平衡−不平衡変換機能を有するバランス型の受信側フィルタ53とが形成されている。送信側フィルタ52は、アンテナ端子54と第1の送信側信号端子55との間に接続されている。一方、受信側フィルタ53は、アンテナ端子54と、第1及び第2の平衡信号端子56,57との間に接続されている。
送信側フィルタチップ70には、送信側フィルタ71が形成されている。送信側フィルタ71は、アンテナ端子72と、第2の送信側信号端子73との間に接続されている。送信側フィルタチップ70のアンテナ端子72と、デュプレクサチップ50のアンテナ端子54とは、アンテナ3に接続されるトリプレクサモジュール1のアンテナ端子2に共通に接続されている。
なお、送信側フィルタ52,71の回路構成は特に限定されないが、送信側フィルタ52,71は、例えば、耐電力性の高いラダー型フィルタにより構成することができる。また、受信側フィルタ53の回路構成も特に限定されないが、受信側フィルタ53は、例えば、平衡−不平衡変換機能を有する縦結合共振子型弾性波フィルタにより構成することができる。
インダクタチップ80には、整合回路としてのインダクタ81が形成されている。インダクタ81の一方側の端部は、第1の端子82に接続されており、他方側の端部は、第2の端子83に接続されている。第1の端子82は、送信側フィルタチップ70のアンテナ端子72と、デュプレクサチップ50のアンテナ端子54との間の接続点と、アンテナ端子2との間に接続されている。第2の端子83は、グラウンド電位に接続されている。
次に、デュプレクサチップ50、送信側フィルタチップ70及びインダクタチップ80の実装構造について説明する。
図2に示すように、本実施形態では、配線基板10は、セラミック一体焼成技術により一体に焼成された3枚の基板層11,12,13により構成されている。第1の基板層11の第1の主面は、実装面11aを構成している。第1の基板層11の第2の主面11bは、第2の基板層12の第1の主面12aと対向している。第2の基板層12の第2の主面12bは、第3の基板層13の第1の主面13aと対向している。第3の基板層13の第2の主面は、裏面13bを構成している。デュプレクサチップ50、送信側フィルタチップ70及びインダクタチップ80は、第1の基板層11の実装面11aの上に実装されている。
図3は、トリプレクサモジュール1の平面図である。図4は、第1の基板層11の実装面11aの平面図である。図5は、第2の基板層12の第1の主面12aの平面図である。図6は、第3の基板層13の第1の主面13aの平面図である。図7は、第3の基板層13の第1の主面13a側から透視したトリプレクサモジュール1の裏面図である。なお、図4〜図7において、黒丸「●」は、ビア電極を表している。なお、図3においては、説明の便宜上、実装面11aに形成されている電極の描画は省略している。
図3に示すデュプレクサチップ50のアンテナ端子54は、実装面11a上に形成されている第1の表面側電極パッドとしての電極11c(図4を参照)に接続されている。電極11cは、第1の基板層11に形成されているビア電極11dによって、第2の基板層12の第1の主面12aに形成されている電極12c(図5を参照)に接続されている。電極12cは、第2の基板層12に形成されているビア電極12dによって、第3の基板層13の第1の主面13aに形成されている電極13c(図6を参照)に接続されている。電極13cは、第3の基板層13に形成されているビア電極13dによって、裏面13bに形成されている第1の裏面側電極パッドとしてのアンテナ端子2(図7を参照)に接続されている。このアンテナ端子2は、図1に示すアンテナ3に接続される端子である。
図3に示すデュプレクサチップ50の第1の送信側信号端子55は、第1の基板層11の実装面11a上に形成されている第2の表面側電極パッドとしての電極11e(図4を参照)に接続されている。この電極11eは、第1の基板層11に形成されているビア電極11fによって、第2の基板層12の第1の主面12a上に形成されている電極12e(図5を参照)に接続されている。電極12eは、第2の基板層12に形成されているビア電極12fによって、第3の基板層13の第1の主面13a上に形成されている電極13e(図6を参照)に接続されている。電極13eは、第3の基板層13に形成されているビア電極13fによって、裏面13bに形成されている第2の裏面側電極パッドとしての第1の送信側信号端子4(図7を参照)に接続されている。
図3に示すデュプレクサチップ50の第1の平衡信号端子56は、第1の基板層11の実装面11a上に形成されている第3の表面側電極パッドとしての電極11g(図4を参照)に接続されている。電極11gは、第1の基板層11に形成されているビア電極11hによって、第2の基板層12の第1の主面12a上に形成されている電極12g(図5を参照)に接続されている。電極12gは、第2の基板層12に形成されているビア電極12hによって、第3の基板層13の第1の主面13a上に形成されている電極13g(図6を参照)に接続されている。電極13gは、第3の基板層13に形成されているビア電極13hによって、裏面13bに形成されている第3の裏面側電極パッドとしての第1の平衡信号端子5(図7を参照)に接続されている。本実施形態では、上記のビア電極11h、12h、13h及び電極12g、13gによって第1の配線14が構成されている。
図3に示すデュプレクサチップ50の第2の平衡信号端子57は、第1の基板層11の実装面11a上に形成されている第4の表面側電極パッドとしての電極11i(図4を参照)に接続されている。電極11iは、第1の基板層11に形成されているビア電極11jによって、第2の基板層12の第1の主面12a上に形成されている電極12i(図5を参照)に接続されている。電極12iは、第2の基板層12に形成されているビア電極12jによって、第3の基板層13の第1の主面13a上に形成に形成されている電極13i(図6を参照)に接続されている。電極13iは、第3の基板層13に形成されているビア電極13jによって、裏面13bに形成されている第4の裏面側電極パッドとしての第2の平衡信号端子6(図7を参照)に接続されている。本実施形態では、上記のビア電極11j、12j、13j及び電極12i、13iによって第2の配線15が構成されている。
図3に示す送信側フィルタチップ70のアンテナ端子72は、第1の基板層11の実装面11a上に形成されている電極11k(図4を参照)に接続されている。電極11kは、第1の基板層11に形成されているビア電極11lによって、第2の基板層12の第1の主面12a上に形成されており、上述のように図7に示すアンテナ端子2に接続されている電極12c(図5を参照)に接続されている。
図3に示す送信側フィルタチップ70の第2の送信側信号端子73は、第1の基板層11の実装面11a上に形成されている電極11m(図4を参照)に接続されている。電極11mは、第1の基板層11に形成されているビア電極11nによって、第2の基板層12の第1の主面12a上に形成されている電極12m(図5を参照)に接続されている。電極12mは、第2の基板層12に形成されているビア電極12nによって、第3の基板層13の第1の主面13a上に形成されている電極13m(図6を参照)に接続されている。電極13mは、第3の基板層13に形成されているビア電極13nによって、裏面13bに形成されている第2の送信側信号端子7(図7を参照)に接続されている。
図3に示すインダクタチップ80の第1の端子82は、上述のように図7に示すアンテナ端子2に接続されている電極11c(図4を参照)に接続されている。一方、第2の端子83は、第1の基板層11の実装面11a上に形成されているグラウンド電極11pに接続されている。このグラウンド電極11pは、第1〜第3の基板層11〜13に形成されている複数のビア電極を介して、図7に示すグラウンド電極13q〜13vに接続されている。
なお、図3に破線で示す端子のうち、符号を附していない端子は、グラウンド端子であり、それぞれ、図7に示すグラウンド電極13q〜13vに接続されている。
本実施形態では、図5及び図6に示すように、電極12g、12i間の位置関係と、電極13g、13i間の位置関係とが逆転している。このため、第1の配線14と第2の配線15とは、互いに絶縁された状態で交差している。その結果、実装面11aと、裏面13bとにおいて、第1の平衡信号端子とアンテナ端子との間の距離(L、L11)と、第2の平衡信号端子とアンテナ端子との間の距離(L、L12)との大小関係が逆転している。具体的には、図3に示すように、実装面11aにおいて、アンテナ端子54と第2の平衡信号端子57との間の距離Lが、アンテナ端子54と第1の平衡信号端子56との間の距離Lよりも長いのに対して、図7に示すように、裏面13bでは、アンテナ端子2と第2の平衡信号端子6との間の距離L12が、アンテナ端子2と第1の平衡信号端子5との間の距離L11よりも短くされている。
このため、実装面11aにおいては、第1の平衡信号端子56の方が、第2の平衡信号端子57よりも、アンテナ端子54と強く電磁界結合するのに対して、裏面13bにおいては、第2の平衡信号端子6の方が、第1の平衡信号端子5よりも、アンテナ端子2と強く電磁界結合する。その結果、全体として、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の電磁界結合の強さと、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の電磁界結合の強さとの差を小さくすることができる。よって、送信周波数帯におけるアンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の減衰量と、送信周波数帯におけるアンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の減衰量との差を小さくすることができる。従って、送信周波数帯におけるアンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の差動減衰量を大きくすることができる。
また、本実施形態では、実装面11aと、裏面13bとにおいて、第1の平衡信号端子と第1の送信側信号端子との間の距離(L、L13)と、第2の平衡信号端子と第1の送信側信号端子との間の距離(L、L14)との大小関係が逆転している。具体的には、図3に示すように、実装面11aにおいて、第1の送信側信号端子55と第1の平衡信号端子56との間の距離Lが、第1の送信側信号端子55と第2の平衡信号端子57との間の距離Lよりも長いのに対して、図7に示すように、裏面13bでは、第1の送信側信号端子4と第1の平衡信号端子5との間の距離L13が、第1の送信側信号端子4と第2の平衡信号端子6との間の距離L14よりも短くされている。
このため、実装面11aにおいては、第1の平衡信号端子56よりも、第2の平衡信号端子57の方が第1の送信側信号端子55と強く電磁界結合するのに対して、裏面13bにおいては、第2の平衡信号端子6よりも、第1の平衡信号端子5の方が第1の送信側信号端子4と強く電磁界結合する。その結果、全体として、第1の送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の電磁界結合の強さと、第1の送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の電磁界結合の強さとの差を小さくすることができる。よって、受信周波数帯における第1の送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションと、受信周波数帯における第1の送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションとの差を小さくすることができる。従って、受信周波数帯における送信側信号端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の差動アイソレーションを大きくすることができる。
特に、本実施形態では、実装面11aと、裏面13bとにおいて、距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係と、距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係との両方が逆転している。従って、送信周波数帯におけるアンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の差動減衰量と、受信周波数帯における送信側信号端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の差動アイソレーションとの両方を大きくすることができる。
なお、上記した差動減衰量と差動アイソレーションはSパラメータを用いて以下のように定義される。
Sdd31=(S31−S41)/{(2)1/2
Sdd32=(S32−S42)/{(2)1/2
但し、
Sdd1:差動減衰量、
Sdd2:差動アイソレーション、
S31:アンテナ端子(Ant)から第1の平衡信号端子(Rx1)へのSパラメータ、
S41:アンテナ端子(Ant)から第2の平衡信号端子(Rx2)へのSパラメータ、
S32:送信側信号端子(Tx)から第1の平衡信号端子(Rx1)へのSパラメータ、
S42:送信側信号端子(Tx)から第2の平衡信号端子(Rx2)へのSパラメータ、
である。
以下、差動アイソレーション及び差動減衰量を大きくできる効果について、実験例に基づいて説明する。
本実施形態のトリプレクサモジュール1に対する比較例として、第1の配線14及び第2の配線15の構成と、実装面11aにおける第1及び第2の平衡信号端子56,57の配置のみを異ならせたトリプレクサモジュール1aを作製した。この比較例に係るトリプレクサモジュールと、第1の実施形態に係るトリプレクサモジュール1とでは、裏面13bにおける第1及び第2の平衡信号端子5,6の配置は同様となっている。
比較例に係るトリプレクサモジュールの平面図、第1の基板の実装面の平面図、第2の基板の第1の主面の平面図、第3の基板の第1の主面の平面図、裏面図を、それぞれ図8〜図12に示す。なお、比較例に係るトリプレクサモジュールの説明において、第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
図10,図11に示すように、本比較例においては、電極12g、12i間の位置関係と、電極13g、13i間の位置関係とが逆転しておらず、第1の配線14と第2の配線15とは、互いに交差していない。第1の配線14と第2の配線15とは平行である。このため、実装面11aと裏面13bとにおいて、第1の平衡信号端子56,5と第2の平衡信号端子57,6との位置関係が同じとなっている。その結果、実装面11aと、裏面13bとにおいて、第1の平衡信号端子とアンテナ端子との間の距離(L、L11)と、第2の平衡信号端子とアンテナ端子との間の距離(L、L12)との大小関係が同じとなっている。具体的には、図8及び図12に示すように、実装面11aと裏面13bとの両方において、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の距離(L、L11)が、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の距離(L、L12)よりも長くされている。
また、実装面11aと、裏面13bとにおいて、第1の平衡信号端子と第1の送信側信号端子との間の距離(L、L13)と、第2の平衡信号端子と第1の送信側信号端子との間の距離(L、L14)との大小関係が同じになっている。具体的には、実装面11aと裏面13bとの両方において、第1の送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の距離(L、L14)が、第1の送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の距離(L、L13)よりも長くされている。
まず、図13を参照しつつ、デュプレクサチップ50単体における不平衡アイソレーション特性について説明する。なお、図13において、デュプレクサチップ50における送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを実線で示し、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを一点鎖線で示している。
図13に示すように、デュプレクサチップ50単体において、デュプレクサチップ50における送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションと、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションとに差があることがわかる。
具体的には、周波数:1.95GHzにおいて、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは51.0dBであったのに対して、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは54.8dBであり、3.8dBの差があった。これは、送信側信号端子55と第1の平衡信号端子56との間の距離Lと、送信側信号端子55と第2の平衡信号端子57との間の距離Lに差があるためである。
図14は、比較例の高周波モジュールにおける不平衡アイソレーションを表すグラフである。図14では、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを実線で示し、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを一点鎖線で示している。図13と図14とを比較すると、比較例においては、デュプレクサチップ50単体での受信周波数帯における不平衡アイソレーションの差よりも、高周波モジュール全体での受信周波数帯における不平衡アイソレーションの差の方が大きいことがわかる。すなわち、デュプレクサチップ50を配線基板10に実装することにより、受信周波数帯において、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションと、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションとの差が拡大していることがわかる。
具体的には、下記の表1にも示すように、比較例の高周波モジュール全体では、周波数:1.95GHzにおいて、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは46.5dBであったのに対して、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは60.4dBであった。デュプレクサチップ50を配線基板10に実装することにより、周波数:1.95GHzにおいて、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは4.5dB劣化したのに対して、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは5.6dB改善した。その結果、受信周波数帯において、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションと、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションとの差が3.8dBから13.9dBへと大きくなった。
これは、比較例では、送信側信号端子に対する第1及び第2の平衡信号端子の位置関係がデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて同じであるため、すなわち、距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係がデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて同じであるためである。
図15は、第1の実施形態の高周波モジュールにおける不平衡アイソレーションを表すグラフである。図15では、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを実線で示し、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションを一点鎖線で示している。比較例が距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係がデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて同じであるのに対して、第1の実施形態は、距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係がデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて逆転している。そのため、図13と図15との比較からわかるように、第1の実施形態は、デュプレクサチップ50単体よりも、受信周波数帯において、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションと、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションとの差が小さくなることがわかる。
具体的には、下記の表2にも示すように、第1の実施形態の高周波モジュール全体では、周波数:1.95GHzにおいて、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは46.3dBであったのに対して、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは45.8dBであった。デュプレクサチップ50を配線基板10に実装することにより、周波数:1.95GHzにおいて、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは4.7dB劣化したのに対して、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションは9.0dB劣化した。その結果、周波数:1.95GHzにおいて、送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションと、送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーションとの差が3.8dBから0.5dBへと激減した。
以上の結果より、距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係をデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて逆転させることにより、高周波モジュールにおいて、第1及び第2の平衡信号端子間の送信周波数帯における不平衡アイソレーションの差を小さくすることができる。その結果、図16〜図18に示す結果からもわかるように、送信周波数帯における送信側信号端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の差動アイソレーションを大きくすることができる。具体的には、図17に示すように、送信周波数帯:1.92〜1.98GHzにおいて、比較例に係る高周波モジュールでは、一点鎖線で示したデュプレクサチップ単体よりも、実線で示した高周波モジュールにおける差動アイソレーションが小さくなっているのに対して、図18に示すように、実線で示した第1の実施形態に係る高周波モジュールの差動アイソレーションは、一点鎖線で示したデュプレクサチップ単体の差動アイソレーションよりも大きくなっている。従って、図16に示すように、送信周波数帯:1.92〜1.98GHzにおいて、実線で示した第1の実施形態に係る高周波モジュールの差動アイソレーションの方が、一点鎖線で示した比較例に係る高周波モジュールの差動アイソレーションよりも大きくなっている。より具体的には、下記の表1及び表2に示すように、受信周波数帯:2.11〜2.17GHzにおける差動アイソレーションの最小値は、デュプレクサチップ単体では、57.0dBであり、第1の実施形態では、54.0dBであり、比較例では、48.9dBであった。
Figure 0004539788
Figure 0004539788
但し、上記の表1、表2において、
DPX−S32:周波数1.95GHzにおけるデュプレクサチップ単体での送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーション、
DPX−S42:周波数1.95GHzにおけるデュプレクサチップ単体での送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーション、
Mod−S32:周波数1.95GHzにおける高周波モジュールでの送信側信号端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーション、
Mod−S42:周波数1.95GHzにおける高周波モジュールでの送信側信号端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡アイソレーション、
である。
表1,表2における差動アイソレーションの値は、送信周波数帯:1.92〜1.98GHzにおける差動アイソレーションの最小値を示している。
次に、差動減衰量を大きくできる効果について説明する。
まず、図19を参照しつつ、デュプレクサチップ50単体におけるアンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量について説明する。なお、図19において、デュプレクサチップ50単体におけるアンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を実線で示し、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を一点鎖線で示している。
図19に示すように、デュプレクサチップ50単体において、デュプレクサチップ50における送信周波数帯でのアンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量と、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量とに差があることがわかる。
具体的には、周波数:1.95GHzにおいて、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は49.8dBであったのに対して、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は44.1dBであり、5.7dBの差があった。これは、アンテナ端子54と第1の平衡信号端子56との間の距離Lと、アンテナ端子54と第2の平衡信号端子57との間の距離Lに差があるためである。
図20は、比較例の高周波モジュールにおける不平衡Rx減衰量を表すグラフである。図20では、デュプレクサチップ50単体におけるアンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を実線で示し、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を一点鎖線で示している。図19と図20とを比較すると、送信周波数帯において、デュプレクサチップ50単体における不平衡Rx減衰量の差よりも、比較例に係る高周波モジュール全体における送信周波数帯における不平衡Rx減衰量の差の方が大きいことがわかる。すなわち、デュプレクサチップ50を配線基板10に実装することにより、送信周波数帯において、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量と、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量との差が拡大していることがわかる。
具体的には、比較例の高周波モジュール全体では、周波数:1.95GHzにおいて、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は58.2dBであったのに対して、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は44.0dBであった。デュプレクサチップ50を配線基板10に実装することにより、周波数:1.95GHzにおいて、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は8.4dB大きくなったのに対して、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は0.1dB小さくなった。その結果、周波数:1.95GHzにおいて、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量と、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量との差が5.7dBから14.2dBへと大きくなった。
これは、比較例では、アンテナ端子に対する第1及び第2の平衡信号端子の位置関係がデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて同じであるため、すなわち、距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係がデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて同じであるためである。
図21は、第1の実施形態の高周波モジュールにおける不平衡Rx減衰量を表すグラフである。図21では、デュプレクサチップ50単体におけるアンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を実線で示し、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量を一点鎖線で示している。比較例が距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係がデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて同じであるのに対して、第1の実施形態は、距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係がデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて逆転している。そのため、図19と図21との比較からわかるように、第1の実施形態はデュプレクサチップ50単体よりも、デュプレクサチップ50を配線基板10に実装したほうが、送信周波数帯において、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量と、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量との差が小さくなることがわかる。具体的には、第1の実施形態の高周波モジュール全体では、周波数:1.95GHzにおいて、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は51.2dBであったのに対して、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は46.6dBであった。デュプレクサチップ50を配線基板10に実装することにより、周波数:1.95GHzにおいて、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は1.4dB大きくなったのに対して、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量は2.5dB大きくなった。その結果、周波数:1.95GHzにおいて、アンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量と、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の不平衡Rx減衰量との差が比較例では14.2dBであったのに対して、第1の実施形態では4.6dBまで激減した。
以上の結果より、距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係をデュプレクサチップ50と裏面13bとにおいて逆転させることにより、高周波モジュールにおけるアンテナ端子と第1の平衡信号端子との間の送信周波数帯における不平衡Rx減衰量と、アンテナ端子と第2の平衡信号端子との間の送信周波数帯における不平衡Rx減衰量との差を小さくすることができる。その結果、図22〜図24に示す結果からもわかるように高周波モジュールの送信周波数帯における差動Rx減衰量を大きくすることができる。具体的には、図23に示すように、送信周波数帯において、実線で示した比較例に係る高周波モジュールの差動Rx減衰量は、一点鎖線で示したデュプレクサチップ単体の差動Rx減衰量よりも小さくなっているのに対して、図24に示すように、実線で示した第1の実施形態に係る高周波モジュールの差動Rx減衰量は、一点鎖線で示したデュプレクサチップ単体の差動Rx減衰量よりも大きくなっている。従って、図22に示すように、送信周波数(Tx)帯において、実線で示した第1の実施形態に係る高周波モジュールの差動Rx減衰量の方が、一点鎖線で示した比較例に係る高周波モジュールの差動Rx減衰量よりも大きくなっている。より具体的には、送信周波数帯における差動Rx減衰量の最大値は、デュプレクサチップ単体では、50.4dBであり、第1の実施形態では、51.2dBであり、比較例では、46.1dBであった。
なお、本実施形態では、実装面11aと、裏面13bとにおいて、距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係が逆転しており、かつ距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係も逆転している例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、実装面11aと、裏面13bとにおいて、距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係のみを逆転させてもよい。または、距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係のみを逆転させてもよい。
以下、本発明を実施した好ましい形態のさらなる例について説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、分波器がトリプレクサである例について説明した。但し、本発明に係る高周波モジュールに搭載される分波器は、デュプレクサのみであってもよい。具体的には、本実施形態の高周波モジュールには、図25〜図30に示すように、第1の実施形態における送信側フィルタチップ70が設けられていない。このため、本実施形態の高周波モジュールは、UMTS−Band1(Tx:1.92〜1.98GHz、Rx:2.11〜2.17GHz)に対応するものである。
本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に、実装面11aと裏面13bとにおいて距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係が逆転しており、かつ距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係も逆転している。このため、第2の実施形態においても差動アイソレーションと差動減衰量との両方を改善することができる。
(第3の実施形態)
図31は、第3の実施形態に係る高周波モジュールの等価回路図である。図31に示すように、本実施形態に係る高周波モジュールは、上記の第2の実施形態に係るデュプレクサの第1の平衡信号端子56,5間の接続点と、第2の平衡信号端子57,6間の接続点との間に、整合回路84aが接続された構成を有している。図32に第3の実施形態に係るデュプレクサモジュールの平面図を示し、図33に第1の基板の実装面の平面図を示す。第2の基板の第1の主面の平面図と、第3の基板の第1の主面の平面図と、裏面の平面図に関しては、上記の第2の実施形態の図28,図29,図30を共通に参照する。
図32に示すように、本実施形態では、配線基板10の実装面11aの上に、整合回路84aが形成されている整合回路チップ84が実装されている。具体的には、整合回路チップ84はインダクタチップであり、整合回路チップ84の第1の電極85は、電極11g(第3の表面側電極パッド)から延びる延出部分に接続されている。一方、整合回路チップ84の第2の電極86は、電極11i(第4の表面側電極パッド)から延びる延出部分に接続されている。これら電極11g、11iにおいて、整合回路チップ84は、第1の平衡信号端子56,5間の接続点と、第2の平衡信号端子57,6間の接続点との間に接続されている。このため、整合回路チップ84は、配線基板の実装面の上に形成されている第3の表面側電極パッド及び第4の表面側電極パッドにおいて、第1の平衡信号端子と第2の平衡信号端子との間に接続されている。
本実施形態においても、上記第1及び第2の実施形態と同様に、差動アイソレーションと差動減衰量との両方を改善することができる。
(第4の実施形態)
図34は、第4の実施形態における第1の基板の実装面の平面図である。図35は、第4の実施形態における第2の基板の第1の主面の平面図である。図36は、第4の実施形態における第3の基板の第1の主面の平面図である。図31は上記の第2の実施形態と共通に参照する。図31,図32,図30は、上記の実施形態と共通に参照する。
上記第3の実施形態では、配線基板の実装面の上に形成されている第3の表面側電極パッド及び第4の表面側電極パッドにおいて、整合回路チップ84が第1の平衡信号端子と第2の平衡信号端子との間に接続されている例について説明した。本実施形態では、配線基板の内部に形成されている第1の配線及び第2の配線において、整合回路チップ84が第1の平衡信号端子と第2の平衡信号端子との間に接続されている例について説明する。
図34に示すように、実装面11aには、電極11r、11tがさらに設けられている。整合回路チップ84の第1の電極85は、電極11rに接続されている。電極11rは、第1の基板層11に形成されているビア電極11sによって第2の基板層12の第1の主面12a上に形成されている電極12iに接続されている。デュプレクサチップ50の第2の平衡信号端子57が接続されている電極11iも、第1の基板層11に形成されているビア電極11jによって電極12iに接続されている。さらに、電極12iは第2の基板層12に形成されているビア電極12jと第3の基板層13に形成されているビア電極13jとによって、配線基板10の裏面13bに形成されている第2の平衡信号端子6に接続されているので、整合回路チップ84の第1の電極85は、第2の平衡信号端子57,6間の接続点に接続されている。本実施例では、ビア電極11j、12j、13j及び電極12jによって、第2の配線が構成されている。
一方、整合回路チップ84の第2の電極86は、電極11tに接続されている。電極11tは、第1の基板層11に形成されているビア電極11uによって、第2の基板層12の第1の主面12a上に形成されている電極12kに接続されている。電極12kは、第2の基板層12に形成されているビア電極12lによって、第3の基板層13の第1の主面13a上に形成されている電極13gに接続されている。デュプレクサチップ50の第1の平衡信号端子56が接続されている電極11gも、第1の基板層11に形成されているビア電極11hと第2の基板層12に形成されているビア電極12hとによって電極13gに接続されている。さらに、電極13gは第3の基板層13に形成されているビア電極12hによって、配線基板10の裏面13bに形成されている第1の平衡信号端子5に接続されているので、整合回路チップ84の第2の電極86は、第1の平衡信号端子56,5間の接続点に接続されている。本実施例では、ビア電極11h、12h、13h及び電極13gによって、第1の配線が構成されている。
図35及び図36に示すように、本実施例では、第1の配線の一部を構成する電極13gと第2の配線の一部を構成する電極12jとが交差している。したがって、整合回路チップ84の第1の電極85は、第2の配線における第1の配線と交差している部分よりも電極11i(第4の表面側電極パッド)側の部分に接続されている。また、整合回路チップ84の第2の電極86は、第1の配線における第2の配線と交差している部分よりも第1の平衡信号端子5(第3の裏面側電極パッド)側の部分に接続されている。なお、整合回路チップ84が第1の配線及び第2の配線に接続される経路は、図34乃至図36の形態に限定されない。上記経路を配線基板10の内部で適宜配置することにより、整合回路チップ84が実装される位置は、本実施形態の場所に限定されず、自由に配置できる。また、本実施形態においても、上記第1〜第3の実施形態と同様に、差動アイソレーションと差動減衰量との両方を改善することができる。
(第5の実施形態)
上記第1〜第4の実施形態では、デュプレクサチップ50がひとつのみ設けられている例について説明した。但し、本発明はこの構成に限定されない。本発明に係る高周波モジュールは、例えば、相互に異なるアンテナ端子に接続されている複数のデュプレクサを有するマルチバンドデュプレクサモジュールを有していてもよい。
例えば、図37〜図42に示すように、それぞれ異なるアンテナ端子に接続されているデュプレクサチップ50が3つ実装されていてもよい。その場合であっても、上記第1〜第3の実施形態と同様に、実装面11aと裏面13bとにおいて距離(L、L11)と距離(L、L12)との大小関係が逆転し、かつ距離(L、L13)と距離(L、L14)との大小関係も逆転する。このため、差動アイソレーションと差動減衰量との両方を改善することができる。
なお、本実施形態では、図38に示すインダクタチップ80の第1の端子82は、図39に示す電極11vに接続されている。電極11vは、ビア電極11wを介して図40に示す電極12cに接続されている。それ以外の接続態様は、他の実施形態と同様である。すなわち、アンテナ端子54は、電極11c、ビア電極11d、電極12c、ビア電極12d、電極13c及びビア電極13dを介してアンテナ端子2に接続されている。送信側信号端子55は、電極11e、ビア電極11f、電極12e、ビア電極12f、電極13e及びビア電極13fを介して送信側信号端子4に接続されている。第1の平衡信号端子56は、電極11g、ビア電極11h、電極12g、ビア電極12h電極13g及びビア電極13hを介して第1の平衡信号端子5に接続されている。第2の平衡信号端子57は、電極11i、ビア電極11j、電極12i、ビア電極12j、電極13i及びビア電極13jを介して第2の平衡信号端子6に接続されている。
(第6の実施形態)
図43〜図47に示すように、本実施形態に係る高周波モジュールは、上記の第5の実施形態の高周波モジュールに整合回路チップ90a、90b、90cをさらに実装した構造を有している。この場合であっても、上記第1〜第3の実施形態と同様に、差動アイソレーションと差動減衰量との両方を改善することができる。なお、本実施形態においては、第3の実施形態と同様に、整合回路チップ90bが、配線基板の実装面の上に形成されている第3の表面側電極パッド及び第4の表面側電極パッドにおいて、第1の平衡信号端子と第2の平衡信号端子との間に接続されている。
(第7の実施形態)
図48〜図50に本実施形態の高周波モジュールの構造を示す。なお、上記の第6の実施形態の図43及び図47を本実施形態においても共通に参照する。本実施形態の高周波モジュールは、整合回路チップ90a、90b、90cの接続態様を除いては、上記第6の実施形態の高周波モジュールと同様の構成を有する。本実施形態では、第4の実施形態と同様に、整合回路チップ90bが、配線基板の内部に形成されている第1の配線及び第2の配線において、整合回路チップ84が第1の平衡信号端子と第2の平衡信号端子との間に接続されている。この場合であっても、上記第1〜第3の実施形態と同様に、差動アイソレーションと差動減衰量との両方を改善することができる。
以下、本発明のさらなる変形例について説明する。なお、以下の変形例の説明においても上記実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第1の変形例)
図51は本変形例に係る高周波モジュールの略図的等価回路図である。図51に示すように、アンテナ端子2と送信側フィルタ52及び受信側フィルタ53との間に接続されている高周波スイッチ91を設けてもよい。
(第2の変形例)
図52は本変形例に係る高周波モジュールの略図的等価回路図である。図52に示すように、送信側信号端子55に接続されているパワーアンプ92を設けてもよい。具体的には、本変形例では、パワーアンプ92は、送信側信号端子55と送信側信号端子4との間に接続されている。
1…トリプレクサモジュール(高周波モジュール)
2…アンテナ端子
3…アンテナ
4…第1の送信側信号端子
5…第1の平衡信号端子
6…第2の平衡信号端子
7…第2の送信側信号端子
10…配線基板
11…第1の基板層
11a…第1の基板層の実装面(配線基板の第1の主面)
11b…第1の基板層の第2の主面
11c、11e、11g、11i、11k、11m、11r、11t…電極
11d、11f、11h、11j、11l、11n、11s、11u…ビア電極
12…第2の基板層
12a…第2の基板層の第1の主面
12b…第2の基板層の第2の主面
12c、12e、12g、12i、12k、12m…電極
12d、12f、12h、12j、12l、12n…ビア電極
13…第3の基板層
13a…第3の基板層の第1の主面
13b…裏面
13c、13e、13g、13i、13m…電極
13d、13f、13h、13j、13n…ビア電極
13q〜13v…グラウンド電極
14…第1の配線
15…第2の配線
50…デュプレクサチップ
51…トリプレクサチップ
52…送信側フィルタ
53…受信側フィルタ
54…アンテナ端子
55…第1の送信側信号端子
56…第1の平衡信号端子
57…第2の平衡信号端子
70…送信側フィルタチップ
71…送信側フィルタ
72…アンテナ端子
73…第2の送信側信号端子
80…インダクタチップ
81…インダクタ
82…第1の端子
83…第2の端子
84…整合回路チップ
84a…整合回路
85…第1の電極
86…第2の電極
90a、90b、90c…整合回路チップ
91…高周波スイッチ
92…パワーアンプ

Claims (11)

  1. 配線基板と、前記配線基板に実装されている分波器とを備える高周波モジュールであって、
    前記分波器は、アンテナ端子と、送信側信号端子と、受信側信号端子としての第1及び第2の平衡信号端子と、前記アンテナ端子と前記送信側信号端子との間に接続されている送信側フィルタと、前記アンテナ端子と第1及び第2の平衡信号端子との間に接続されている平衡−不平衡変換機能を有する受信側フィルタとを有し、
    前記配線基板は、前記分波器が実装される第1の主面と、前記第1の主面と対向する第2の主面とを有し、
    前記第1の主面には、前記アンテナ端子が接続されている第1の表面側電極パッドと、前記送信側信号端子が接続されている第2の表面側電極パッドと、前記第1の平衡信号端子が接続されている第3の表面側電極パッドと、前記第2の平衡信号端子が接続されている第4の表面側電極パッドとが形成されており、
    前記第2の主面には、前記第1の表面側電極パッドに接続されている第1の裏面側電極パッドと、前記第2の表面側電極パッドに接続されている第2の裏面側電極パッドと、前記第3の表面側電極パッドに接続されている第3の裏面側電極パッドと、前記第4の表面側電極パッドに接続されている第4の裏面側電極パッドとが形成されており、
    前記アンテナ端子及び前記送信側信号端子のうちの一方の端子と前記第1の平衡信号端子との間の距離が、前記一方の端子と前記第2の平衡信号端子との間の距離よりも長く、
    前記第1及び第2の裏面側電極パッドのうち、前記一方の端子に接続されている側の裏面側電極パッドと、前記第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、前記第1及び第2の裏面側電極パッドのうち、前記一方の端子に接続されている側の裏面側電極パッドと、前記第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短い、高周波モジュール。
  2. 前記アンテナ端子と前記第1の平衡信号端子との間の距離が、前記アンテナ端子と前記第2の平衡信号端子との間の距離よりも長く、
    前記第1の裏面側電極パッドと前記第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、前記第1の裏面側電極パッドと前記第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短く、
    前記送信側信号端子と前記第1の平衡信号端子との間の距離が、前記送信側信号端子と前記第2の平衡信号端子との間の距離よりも長く、
    前記第2の裏面側電極パッドと前記第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、前記第2の裏面側電極パッドと前記第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短い、請求項1に記載の高周波モジュール。
  3. 前記アンテナ端子と前記第1の平衡信号端子との間の距離が、前記アンテナ端子と前記第2の平衡信号端子との間の距離よりも長く、
    前記第1の裏面側電極パッドと前記第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、前記第1の裏面側電極パッドと前記第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短く、
    前記送信側信号端子と前記第1の平衡信号端子との間の距離が、前記送信側信号端子と前記第2の平衡信号端子との間の距離よりも短く、
    前記第2の裏面側電極パッドと前記第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、前記第2の裏面側電極パッドと前記第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも長い、請求項1に記載の高周波モジュール。
  4. 前記送信側信号端子と前記第1の平衡信号端子との間の距離が、前記送信側信号端子と前記第2の平衡信号端子との間の距離よりも長く、
    前記第2の裏面側電極パッドと前記第3の裏面側電極パッドとの間の距離が、前記第2の裏面側電極パッドと前記第4の裏面側電極パッドとの間の距離よりも短い、請求項1に記載の高周波モジュール。
  5. 前記第3の表面側電極パッドと第3の裏面側電極パッドとを接続する第1の配線と、前記第4の表面側電極パッドと前記第4の裏面側電極パッドとを接続する第2の配線とをさらに備え、
    前記第1の配線と前記第2の配線とは、互いに絶縁された状態で交差している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
  6. 前記分波器は、第2の送信側信号端子と、前記アンテナ端子と前記第2の送信側信号端子との間に設けられている第2の送信側フィルタをさらに備えるトリプレクサである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
  7. 前記分波器は、前記アンテナ端子と、前記送信側信号端子と、前記送信側信号端子と、前記第1及び第2の平衡信号端子と、前記送信側フィルタと、前記受信側フィルタとを有するデュプレクサを複数備えるマルチバンドデュプレクサである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
  8. 前記分波器は、前記アンテナ端子と、前記送信側フィルタ及び前記受信側フィルタとの間に接続されている高周波スイッチをさらに有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
  9. 前記送信側信号端子に接続されているパワーアンプをさらに備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
  10. 前記第1及び第2の平衡信号端子の間に接続されている整合回路をさらに備える、請求項5〜9のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
  11. 前記第1の配線における前記第2の配線と交差している部分よりも前記第3の裏面側電極パッド側の部分と、前記第2の配線における前記第1の配線と交差している部分よりも前記第4の表面側電極パッド側の部分との間に接続されている整合回路をさらに備える、請求項5に記載の高周波モジュール。
JP2010502378A 2008-12-10 2009-10-09 高周波モジュール Expired - Fee Related JP4539788B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008314627 2008-12-10
JP2008314627 2008-12-10
PCT/JP2009/005281 WO2010067497A1 (ja) 2008-12-10 2009-10-09 高周波モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4539788B2 true JP4539788B2 (ja) 2010-09-08
JPWO2010067497A1 JPWO2010067497A1 (ja) 2012-05-17

Family

ID=42242495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010502378A Expired - Fee Related JP4539788B2 (ja) 2008-12-10 2009-10-09 高周波モジュール

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8072292B2 (ja)
JP (1) JP4539788B2 (ja)
CN (1) CN102246414B (ja)
DE (1) DE112009004700B4 (ja)
WO (1) WO2010067497A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4905614B1 (ja) * 2010-10-26 2012-03-28 株式会社村田製作所 弾性波分波器
WO2012105373A1 (ja) * 2011-02-04 2012-08-09 株式会社村田製作所 デュプレクサモジュール
WO2012117992A1 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 株式会社村田製作所 高周波モジュール

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013062556A (ja) * 2010-01-13 2013-04-04 Murata Mfg Co Ltd マルチプレクサ
JP5807675B2 (ja) * 2011-04-21 2015-11-10 株式会社村田製作所 回路モジュール
WO2015008558A1 (ja) * 2013-07-16 2015-01-22 株式会社村田製作所 フロントエンド回路
CN105453430B (zh) * 2013-08-06 2018-08-03 株式会社村田制作所 高频模块
WO2016056377A1 (ja) 2014-10-10 2016-04-14 株式会社村田製作所 分波装置
KR102499634B1 (ko) * 2015-11-09 2023-02-13 가부시키가이샤 와이솔재팬 듀플렉서 디바이스 및 듀플렉서 탑재용 기판
JP6451605B2 (ja) 2015-11-18 2019-01-16 株式会社村田製作所 高周波モジュール及び通信装置
CN108352826B (zh) 2015-11-27 2021-08-06 株式会社村田制作所 滤波器装置
JP6489294B1 (ja) * 2017-05-30 2019-03-27 株式会社村田製作所 マルチプレクサ、送信装置および受信装置
JP6702278B2 (ja) * 2017-07-05 2020-06-03 株式会社村田製作所 マルチプレクサ
JP6949635B2 (ja) * 2017-09-13 2021-10-13 太陽誘電株式会社 マルチプレクサ
JP6930463B2 (ja) * 2018-03-08 2021-09-01 株式会社村田製作所 マルチプレクサ、および、通信装置
JP2021164142A (ja) 2020-04-03 2021-10-11 株式会社村田製作所 高周波モジュール、高周波回路及び通信装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146552A1 (ja) * 2007-05-29 2008-12-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. 弾性波分波器
WO2008146525A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. デュプレクサ及び弾性波装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3718131B2 (ja) * 2001-03-16 2005-11-16 松下電器産業株式会社 高周波モジュールおよびその製造方法
JP2003264348A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Sony Corp 高周波モジュール
US7242268B2 (en) * 2002-10-25 2007-07-10 Hitachi Metals, Ltd. Unbalanced-balanced multiband filter module
DE10317969B4 (de) * 2003-04-17 2005-06-16 Epcos Ag Duplexer mit erweiterter Funktionalität
DE102004031397A1 (de) * 2004-06-29 2006-01-26 Epcos Ag Duplexer
US7446629B2 (en) * 2004-08-04 2008-11-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenna duplexer, and RF module and communication apparatus using the same
JP4134005B2 (ja) * 2004-11-15 2008-08-13 Tdk株式会社 高周波モジュール
JP2006333168A (ja) 2005-05-27 2006-12-07 Kyocera Corp 高周波モジュール
JP2007053563A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 弾性表面波フィルタモジュールおよびこのモジュールの製造方法
JP5073355B2 (ja) * 2007-04-20 2012-11-14 太陽誘電株式会社 アンテナ分波器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146525A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. デュプレクサ及び弾性波装置
WO2008146552A1 (ja) * 2007-05-29 2008-12-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. 弾性波分波器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4905614B1 (ja) * 2010-10-26 2012-03-28 株式会社村田製作所 弾性波分波器
WO2012105373A1 (ja) * 2011-02-04 2012-08-09 株式会社村田製作所 デュプレクサモジュール
JP5553116B2 (ja) * 2011-02-04 2014-07-16 株式会社村田製作所 デュプレクサモジュール
US9160307B2 (en) 2011-02-04 2015-10-13 Murata Manufacturing Co., Ltd. Duplexer module
WO2012117992A1 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 株式会社村田製作所 高周波モジュール
JPWO2012117992A1 (ja) * 2011-03-02 2014-07-07 株式会社村田製作所 高周波モジュール
JP5648736B2 (ja) * 2011-03-02 2015-01-07 株式会社村田製作所 高周波モジュール
US9319092B2 (en) 2011-03-02 2016-04-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency module

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010067497A1 (ja) 2010-06-17
US8072292B2 (en) 2011-12-06
CN102246414B (zh) 2014-05-28
DE112009004700B4 (de) 2017-03-16
US20110221542A1 (en) 2011-09-15
CN102246414A (zh) 2011-11-16
JPWO2010067497A1 (ja) 2012-05-17
DE112009004700T5 (de) 2012-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4539788B2 (ja) 高周波モジュール
JP6057024B2 (ja) 高周波モジュール
US8995310B2 (en) Communication module
US6713940B2 (en) Surface acoustic wave device
KR100500644B1 (ko) 탄성 표면파 분파기 및 그것을 구비한 통신 장치
US11381218B2 (en) High-frequency module
WO2014034373A1 (ja) フィルタ装置
KR20130139267A (ko) 회로 장치
EP2346166A1 (en) Elastic wave filter device and module comprising the elastic wave filter device
JP4541853B2 (ja) アンテナ分波器およびアンテナ分波器用表面弾性波フィルタ
JPWO2011061904A1 (ja) 弾性波フィルタ装置とこれを用いたアンテナ共用器
US7898366B2 (en) Balanced acoustic wave filter device and composite filter
US6714098B2 (en) SAW antenna duplexer having a phase shifter with less than 50 ohm characteristic impedance
US9722574B2 (en) Acoustic wave device
JP5933355B2 (ja) フィルタ及びデュプレクサ
JP5170262B2 (ja) 分波器
JP6677296B2 (ja) 弾性波フィルタ装置
US20150222247A1 (en) Antenna branching filter
JP5660223B2 (ja) 分波装置
WO2016104145A1 (ja) 高周波モジュール
JP5751387B2 (ja) フィルタ装置
US7940147B2 (en) Balanced acoustic wave filter device and composite filter
KR100697764B1 (ko) 탄성 표면파 장치

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4539788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees