JP5660223B2 - 分波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1及び第2の通信規格に対応した送受信回路を有する分波装置に関し、特に、基板上に複数の電子部品素子が搭載されているモジュール型の分波装置に関する。
従来、携帯電話機などの通信機器において、複数の通信規格に対応したマルチバンド通信装置が実用化されている。マルチバンド通信装置では、各通信規格の信号の送信及び受信を行うために、アンテナに分波装置が接続されている。
上記分波装置としては、切替スイッチを用いたものが用いられていた。しかしながら、切替スイッチは、多数の接点を有し、高速な切り替え動作を要求されている。そのため、分波装置のコストが高くつくという問題があった。そこで、このような切替スイッチを省略し得る分波装置が種々提案されている。下記の特許文献1には、この種の分波装置の一例が開示されている。
図19は、特許文献1に記載の分波装置のパッケージ構造における複数の接続端子の配置を示す略図的平面図であり、図20(a)〜(c)は、複数の接続端子の電気的接続構成を示す模式的各平面図である。
分波装置1001では、第1の通信規格と第2の通信規格に対応したデュプレクサが構成されている。パッケージ1002の上面に送信フィルタチップ1003と、受信フィルタチップ1004とが実装されている。
送信フィルタチップ1003には、第1及び第2の通信規格に対応した第1及び第2の送信フィルタが構成されている。受信フィルタチップ1004では、第1,第2の通信規格に対応した第1,第2の受信フィルタが構成されている。これらの送信フィルタ及び受信フィルタは、弾性表面波フィルタからなる。
パッケージ1002の外周に沿って、第1,第2のアンテナ端子1005,1006、第1の送信端子1007、第2の送信端子1008、第1の受信端子1009、第2の受信端子1010が設けられている。また、複数のグラウンド端子1011がパッケージ1002の外周に沿って分散配置されている。
図20(a)〜(c)に示すように、第1のアンテナ端子1005、第1の送信端子1007及び第1の受信端子1009が、ボンディングワイヤー1012〜1014により接続されている。また、第2の送信端子1008及び第2の受信端子1010がボンディングワイヤー1016,1017により、第2の送信回路及び第2の受信回路に電気的に接続されている。また、第1のアンテナ端子1005と、グラウンド端子1011との間に、パッケージを構成している基板内に設けられた整合回路L1が接続されている。さらに、パッケージを構成している基板の他の層に設けられた整合回路L2が、第2のアンテナ端子1006とグラウンド端子1011との間に接続されている。
他方、下記の特許文献2には、パッケージ基板上に複数の弾性波フィルタ素子が搭載されている分波装置が開示されている。この分波装置では、アンテナ端子に並列に複数の弾性波フィルタ素子が接続されている。層間の容量結合や誘導結合を抑制するために、パッケージ基板の表層絶縁層の厚みが他の絶縁層よりも薄くされている。
特開2010−258586号公報 特開2004−96677号公報
特許文献1に記載の分波装置では、パッケージ基板の上面やパッケージ基板のある高さ位置の平面における配線の交差の影響を抑制することができる。しかしながら、整合回路L1,L2などのように、パッケージ基板内において異なる高さ位置において配線を設けなければならなかった。そのため、パッケージ基板の層を介して配線層が交差する部分がなお存在した。また、上記整合回路L1,L2では、配線の引き回しにより長い配線部分を設けたりしなければならなかった。そのため、寄生容量が大きくなりがちであった。
従って、やはり配線同士の交差による容量結合や誘導結合の影響が大きくなり、減衰特性のような電気的特性が劣化しがちであった。
なお、特許文献2では、配線の交差の影響は低減し得るものの、交差自体を回避するものではない。そのため、多層基板内において、配線の引き回し距離が長くなり、寄生容量が大きくなるという問題があった。加えて、低背化により交差している配線内の距離が短くなると、容量結合や誘導結合の影響が大きくなる。そのため、電気的特性が劣化するという問題があった。さらに、特許文献2においても、多層基板を用いるため、コストが高くつくという問題があった。
本発明の目的は、配線の交差による減衰特性などの電気的特性の劣化が生じ難く、しかも安価に提供し得る分波装置を提供することにある。
本発明は、第1の通信規格に対応した第1の送受信回路と、第2の通信規格に対応した第2の送受信回路とが構成されている分波装置である。本発明に係る分波装置は、アンテナ端子、第1,第2の送信端子及び第1,第2の受信端子が設けられている第1の主面を有する基板と、前記基板の前記第1の主面に実装されている受信フィルタ部品と、前記基板の前記第1の主面に実装されている送信フィルタ部品とを備える。本発明では、前記受信フィルタ部品が、前記第1の通信規格に対応した第1の受信フィルタ回路と、前記第2の通信規格に対応した第2の受信フィルタ回路とを有する。前記送信フィルタ部品は、前記第1の通信規格に対応した第1の送信フィルタ回路と、前記第2の通信規格に対応した第2の送信フィルタ回路とを有する。本発明では、前記第1の送信フィルタ回路及び前記第1の受信フィルタ回路により前記第1の通信規格に対応した第1の送受信回路が構成されており、前記第2の送信フィルタ回路及び前記第2の受信フィルタ回路により、前記第2の通信規格に対応した第2の送受信回路が構成されている。
前記送信フィルタ部品が前記第1及び第2の送信フィルタ回路の一端をそれぞれ構成している第1及び第2の送信端を有し、前記受信フィルタ部品が前記第1及び第2の受信フィルタ回路の一端をそれぞれ構成している第1及び第2の受信端を有する。
前記基板の前記第1の主面上において、前記アンテナ端子が設けられている領域を挟んで一方側に前記受信フィルタ部品が実装されており、他方側に前記送信フィルタ部品が実装されている。
本発明では、前記基板の第1の主面上に設けられており、前記第1の送受信回路の前記アンテナ端子に接続される端部と前記アンテナ端子とを接続している第1の接続配線と前記第1の接続配線と前記第2の送受信回路の前記アンテナ端子に接続される端部とを接続している第2の接続配線とをさらに備えられている。
前記基板において、前記アンテナ端子が設けられている領域を挟んで前記一方側に前記第1,第2の送信端子が、他方側に前記第1,第2の受信端子が配置されている。
本発明に係る分波装置のある特定の局面では、前記基板の第1の主面が第1〜第4の辺を有する矩形板状の形状を有し、前記第1の辺側に前記アンテナ端子が配置されており、前記第1の辺と隣り合う前記第2の辺側に前記第1,第2の受信端子が配置されており、前記第1の辺に隣り合っておりかつ前記第2の辺と対向している前記第3の辺側に前記第1,第2の送信端子が配置されている。
本発明に係る分波装置の他の特定の局面では、前記基板が、前記第1の主面と対向する第2の主面を有する。前記第2の主面に第1,第2の送信外部端子、前記第1,第2の受信外部端子及び前記アンテナ外部端子が設けられている。第1,第2の送信外部端子、前記第1,第2の受信外部端子及び前記アンテナ外部端子が、それぞれ、前記基板内に設けられたビアホール電極により、前記第1,第2の送信端子、前記第1,第2の受信端子及び前記アンテナ端子に電気的に接続されている。
本発明に係る分波装置の他の特定の局面では、前記基板の第2の主面側において、前記受信フィルタ部品と前記送信フィルタ部品との間の領域に設けられており、かつ前記第1の送受信回路の前記アンテナ端子に接続される端部と、前記第2の送受信回路の前記アンテナ端子に接続される端部との間に接続されている整合回路がさらに備えられている。
本発明に係る分波装置のさらに別の特定の局面では、前記アンテナ端子と、前記第1または第2の送受信回路のアンテナ端子に接続される端部との間に電気的に接続されている第2の整合回路がさらに備えられている。
本発明に係る分波装置のさらに他の特定の局面では、前記整合回路が、前記基板上に実装されたインダクタ素子及びコンデンサ素子を有する。
本発明に係る分波装置のさらに他の特定の局面では、前記基板の前記第1の主面上の前記送信フィルタ部品が設けられている領域と前記受信フィルタ部品が実装されている領域との間の領域にグラウンド電極が形成されている。前記整合回路が、互いに直列に接続された第1,第2のインダクタ素子と、前記第1,第2のインダクタ素子との間の接続点と、前記グラウンド電極との間に接続されたコンデンサ素子とを有する。前記第1のインダクタ素子の一端が前記アンテナ端子及び前記第1の送受信回路に接続されており、前記第2のインダクタ素子の前記第1のインダクタ素子と接続されている側とは反対側の端部が前記第2の送受信回路のアンテナ端子に接続される端部とに接続されている。
本発明に係る分波装置では、上記構成を備えるため、アンテナ端子が設けられている部分を挟んで一方側に第1,第2の送信端子及び他方側に第1,第2の受信端子を配置した構成において、送信フィルタ部品及び受信フィルタ部品と、第1,第2の送信端子、第1,第2の受信端子及びアンテナ端子の接続に必要な配線の交差を避けることができる。従って、コストの上昇を抑制しつつ配線同士の交差による減衰特性の劣化などの電気的特性の劣化を達成することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る分波装置の概略構成を示す模式的平面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態の分波装置の略図的回路図である。 図3は、本発明の第1の実施形態の分波装置において、基板と基板上に搭載される複数の素子との関係を示す模式的平面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に用いられる基板の上面の電極構造を示す平面図である。 図5は、本発明の第1の実施形態で用いられる基板の下面の電極構造を示す模式的平面図である。 図6は、比較のために用意した分波装置の多層基板の上面の電極と、搭載される複数の素子との関係を示す模式的平面図である。 図7は、比較のために用意した分波装置の多層基板の上面の電極構造を示す模式的平面図である。 図8は、比較のために用意した分波装置の多層基板の中間高さ位置の電極構造を示す模式的平面図である。 図9は、図8に示した高さ位置の平面よりも下方の中間高さ位置にある平面の電極構造を示す模式的平面図である。 図10は、比較のために用意した従来の分波装置の下面の電極構造を示す模式的平面図である。 図11は、Band2規格における第1の実施形態及び比較例の分波装置における送信特性を示す図である。 図12は、Band2規格における第1の実施形態及び比較例の分波装置における受信特性を示す図である。 図13は、Band2規格における第1の実施形態及び比較例の分波装置における送信側から受信側へのディファレンシャルモードにおけるアイソレーション特性を示す図である。 図14は、Band2規格における第1の実施形態及び比較例の分波装置における送信側から受信側へのコモンモードにおけるアイソレーション特性を示す図である。 図15は、Band5規格における第1の実施形態及び比較例の分波装置における送信フィルタの減衰量周波数特性を示す図である。 図16は、Band5規格における第1の実施形態及び比較例の分波装置における受信フィルタの減衰量周波数特性を示す図である。 図17は、Band5規格における第1の実施形態及び比較例の分波装置における送信端子から受信端子へのアイソレーション特性を示す図である。 図18は、Band5規格における第1の実施形態及び比較例の分波装置における受信端子から受信端子へのアイソレーション特性を示す図である。 図19は、従来の分波装置のパッケージ構造における複数の接続端子の配置を示す略図的平面図である。 図20(a)〜(c)は、複数の接続端子の電気的接続構成を示す模式的各平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る分波装置の概略構成図である。分波装置1は、基板2を有する。基板2は、適宜の絶縁性材料からなる絶縁層を含む。基板2は、後述するように本実施形態では、多層基板ではなく単一の絶縁層を含む基板からなる。従って、複数の絶縁層とこれら複数の絶縁層間に配置される接続配線とを含む多層基板を用いた場合に比べてコストを低減することができる。
基板2上に、受信フィルタ部品3及び送信フィルタ部品4が実装されている。
受信フィルタ部品3には、第1の受信フィルタ回路5と、第2の受信フィルタ回路6とが構成されている。第1,第2の受信フィルタ回路5,6は、それぞれ、弾性表面波フィルタからなる。このような受信フィルタ回路5,6を構成する弾性表面波フィルタとしては、従来より周知の縦結合共振子型弾性表面波フィルタを用いることができる。
第1の受信フィルタ回路5は、後述するアンテナ端子に接続されるアンテナ端5aと、後述する受信端子に接続される受信端5bとを有する。第2の受信フィルタ回路6も、アンテナ端6aと、受信端6bとを有する。
送信フィルタ部品4には、第1の送信フィルタ回路7及び第2の送信フィルタ回路8が構成されている。第1,第2の送信フィルタ回路7,8は、弾性表面波フィルタにより構成されている。このような弾性表面波フィルタとしては、従来より周知のラダー型回路構成の弾性表面波フィルタなどを例示することができる。
第1の送信フィルタ回路7は、アンテナ端子に接続されるアンテナ端7aと送信端子に接続される送信端7bとを有する。同様に、第2の送信フィルタ回路8も、アンテナ端8aと送信端8bとを有する。
上記第1の受信フィルタ回路5と、第1の送信フィルタ回路7とにより、第1の送受信回路9が構成されている。第1の送受信回路9は、第1の通信規格としてのBand2(送信周波数帯域:1850〜1910MHz 受信周波数帯域:1930〜1990MHz)に対応する送受信回路である。
上記第2の受信フィルタ回路6及び第2の送信フィルタ回路8により、第1の送受信回路と周波数帯域が異なる第2の送受信回路10が構成されている。第2の送受信回路10は、第2の通信規格としてのBand5(送信周波数帯域:824〜849MHz 受信周波数帯域:869〜894MHz)に対応した送受信回路である。
分波装置1は、上記のように、Band2及びBand5の2つの通信規格に対応したデュプレクサである。
アンテナ11に、分波装置1は接続される。アンテナ11に接続するために、分波装置1では、基板2上にアンテナ端子12が設けられている。基板2の上面においては、アンテナ端子12に接続されるように第1の接続配線13が設けられている。第1の接続配線13の一端がアンテナ端子12に接続されている。第1の接続配線13は、第1の受信フィルタ回路5のアンテナ端5a及び第1の送信フィルタ回路7のアンテナ端7aに接続されている。より具体的には、第1の接続配線13は接続点13aを有する。この接続点13aが、アンテナ端5a,7aに接続されている。第1の接続配線13とは、上記アンテナ端子12とアンテナ端5a,7aとを結んでいる接続配線部分である。
また、本実施形態では、基板2の上面に第2の接続配線14が形成されている。第2の接続配線14の一端が接続点13aに接続されている。第2の接続配線14は、第2の受信フィルタ回路6のアンテナ端6a及び第2の送信フィルタ回路8のアンテナ端8aに接続されている。第2の接続配線14は、接続点14aを有する。接続点14aが、上記アンテナ端6a,8aに接続されている。
本実施形態では、接続点13aと接続点14aとの間において、第2の接続配線14に整合回路15が挿入されている。整合回路15の詳細については後述する。
分波装置1では、基板2は、矩形板状の形状を有する。この矩形の一つの辺を第1の辺2aとする。第1の辺2a側、かつ受信フィルタ部品3と送信フィルタ部品との間に、アンテナ端子12が基板2上に設けられている。第1の辺2aに隣り合っている第2の辺2bに沿うように、アンテナ端子12側から順に第1の送信端子16及び第2の送信端子17が基板2上に設けられている。第1の送信端子16は、送信端7bに接続されている。第2の送信端子17は送信端8bに接続されている。第2の辺2bと対向している第3の辺2cに沿うように、アンテナ端子12側から順に第1,第2の受信端子18,19が基板2上に設けられている。第1,第2の受信端子18,19は、それぞれ、受信端5b,6bに接続されている。第4の辺2dは、第1の辺2aと対向している。
図2は、上記分波装置1の略図的回路図である。アンテナ端子12に、第1,第2の送受信回路9,10が並列に接続されているデュプレクサが構成されている。
図1に示すように、分波装置1では、アンテナ端子12を挟んで一方側に受信フィルタ部品3が、他方側に送信フィルタ部品4が配置されている。従って、第1の接続配線13及び第2の接続配線14により、アンテナ端5a,6a,7a,8aをアンテナ端子12に電気的に接続することが可能とされている。すなわち、交差しないように設けられている第1の接続配線13と第2の接続配線14とにより、アンテナ端5a〜8aをアンテナ端子12に電気的に接続することが可能とされている。
他方、第1,第2の送信端子16,17を有する送信端子群が第2の辺2b側に寄せられて基板2上に配置されている。また、第1,第2の受信端子18,19を有する受信端子群が第3の辺2c側に寄せられて配置されている。従って、分波装置1の次段に接続される部分に第1,第2の送信端子16,17及び第1,第2の受信端子18,19を容易に接続することができる。
また、第1,第2の送信端子16,17と、送信端7b,8bを接続している接続配線21,22を交差させずかつ短い配線長で形成することができる。同様に、第1,第2の受信端5b,6bもまた、短い接続配線23,24により第1,第2の受信端子18,19に接続されている。
よって、第1,第2の送受信回路9,10を構成している回路部分と、基板2に設けられている受信端子18,19や送信端子16,17及びアンテナ端子12のような外部と接続するための端子との接続に必要な接続配線を基板2の上面において交差させずに形成することができる。しかも接続配線の長さも短くすることができる。よって、接続配線同士の容量結合及び誘導結合を抑制することができるとともに、寄生容量の発生も抑制することができ、さらに接続配線の電気抵抗を小さくできる。さらに分波装置において、配線長の短い回路構成であっても、接続配線同士の容量結合及び誘導結合を抑制できる。従って、分波装置を容易に小型化できる。さらに、基板の小型化または配線の短縮による材料コスト及び製造コストを低減することもできる。
加えて、多層基板等による接続配線同士の立体的な交差部分を必要としないため、コストを低減することができる。なお、基板2として多層基板を用いないことが好ましいが、多層基板を用いてもよい。仮に、多層基板を用いたとしても交差部分を必要としないため、容量結合及び誘導結合を抑制できる。従って、上記のように基板の小型化または配線の短縮によって、コストを低減することもできる。
上記実施形態の分波装置1の具体的な構造例を図3〜図5を参照して説明する。
図3は、分波装置1において基板2上に搭載される複数の素子と基板2の上面に設けられた電極構造との関係を示す模式的平面図であり、図4は基板2の上面の電極構造を示す平面図である。
図3に示すように、基板2の上面には、受信フィルタ部品3が実装されている。基板2の上面と対向する受信フィルタ部品3の下面には、外部と電気的に接続するための複数の電極が形成されている。図3では、この複数の電極の位置が模式的に示されている。この複数の電極は、前述したアンテナ端5a,6a及び受信端5b,6bを構成している各電極と、グラウンド電位に接続されるグラウンド電極5c,6cとを有する。
同様に、送信フィルタ部品4の下面にも、アンテナ端7a,8a及び送信端7b,8bを構成する各電極と、グラウンド電位に接続されるグラウンド電極7c,8cとが配置されている。
図3に示す受信フィルタ部品3では、第1,第2の受信フィルタ回路5,6はバランス型とされている。すなわち、図1では、受信端子18,19を示したが、図3に示す構造では、受信フィルタ回路5,6は、それぞれ2つの第1,第2の平衡出力端子を有する。従って、受信フィルタ部品3の下面には、Band2に対応した2つのバランス型の受信端5b1,5b2と、Band5に対応した2つのバランス型の受信端6b1,6b2とが設けられている。本実施形態によれば、第1,第2の受信フィルタ回路5,6がバランス型であっても、基板2の上面で接続配線同士の交差部分が生じることがない。また第1、第2の受信フィルタ回路5,6のいずれか一方のみがバランス型であってもよく、この場合も基板2の上面で接続配線同士の交差部分が生じることがない。
また、図3に示すように、基板2上には、前述の整合回路15を構成するインダクタ素子31,32及びコンデンサ素子33が実装されている。本実施形態では、第1のインダクタ素子31の一端がアンテナ端子に接続されており、他端がコンデンサ素子33及び第2のインダクタ素子32の一端に接続されている。第2のインダクタ素子32の他端が第2の送受信回路10のアンテナ端6a,8aに接続されている。すなわち、第2のインダクタ素子32の他端は、アンテナ端6a,8aに接続されている。コンデンサ素子33の他端はグラウンド電位に接続されている。
上記第1,第2のインダクタ素子31,32及びコンデンサ素子33は、チップ部品からなり、基板2上に表面実装されている。
上記整合回路15は、第1の送受信回路9と第2の送受信回路10とのインピーダンス整合を図るために設けられている。
図4に示すように、基板2の上面には、第1,第2の送信端子16,17、第1の受信端子18a,18b、第2の受信端子19a,19b及びアンテナ端子12を構成する配線パターンが形成されている。また、第1のインダクタ素子31、コンデンサ素子33及び第2のインダクタ素子32を接続する配線電極34と、コンデンサ素子33をグラウンド電位に接続するための配線電極35が形成されている。受信フィルタ部品3と送信フィルタ部品4とが対向する方向において、基板2上の受信フィルタ部品3と送信フィルタ部品4との間にある中間の領域にアンテナ端子12が配置されている。アンテナ端子12は、第1の接続配線13を構成する配線パターンに連ねられている。また、アンテナ端6a,8aは、配線電極36により電気的に接続されている。上記第2の接続配線14とは、配線電極34,35,36を含む接続配線である。
また、図4に示すように、第2の接続配線14は、受信フィルタ部品3と送信フィルタ部品4とが対向する方向において基板2上の受信フィルタ部品3と送信フィルタ部品4との間にある中間の領域に配置されている。さらに、第1,第2の送信端子が沿うように配置される辺と、第1,第2の受信端子が沿うように配置される辺とが互いに対向している。上記構成によって、第1の接続配線13と第2の接続配線14とは、互いに交差しないように基板2上に容易に設けることができる。
さらに、第1,第2の送信端子と、第1,第2の受信端子とを、互いに対応する2つの辺に分けて配置でき、かつ辺の端部に近接して配置できる。従って、受信信号に比べ信号強度が強い送信信号を伝達する送信端子と、受信端子とを交差することなく離して配置することが容易である。そのため、送信端子に伝達される送信信号が受信端子を経由して受信信号と干渉して発生する信号の劣化を抑制できる。
図4に示すように、受信フィルタ部品3が搭載される部分においては、上記受信端5b1,5b2,6b1,6b2が重なり合う位置に、受信端子18a,18b,19a,19bが設けられている。
なお、図4の大面積の電極37,38はグラウンド電位に接続される電極である。
前述した受信フィルタ部品3の下面の受信端5b1,5b2,6b1,6b2が受信端子18a,18b,19a,19bに半田などの導電性接合材により電気的に接続されている。同様に、送信端7b,8bが基板2の上面の送信端子16,17に導電性接合材を用いて接合され、かつ電気的に接続されている。また、受信フィルタ部品3及び送信フィルタ部品4の下面のグラウンド電極6c,5c,7c,8cが、導電性接合材により、電極37または38に電気的に接続されている。
図4に示す破線の円で示す各部分にビアホール電極41が設けられている。このビアホール電極41は、基板2を貫通しており、上面である第1の主面から、下面である第2の主面に至っている。
図5は、基板2の下面に形成されている電極構造を示す模式的平面図である。なお、ビアホール電極41の下端を図5では実線ラインで示す。
図5に示すように、受信端子18a,18b,19a,19bと基板2を介して対向するように、基板2の下面には、送信外部端子51,52及び受信外部端子53a,53b,54a,54bが形成されている。基板2の下面中央には、グラウンド電極56が形成されている。
送信外部端子51,52が、ビアホール電極41を介して、基板2の上面の送信端子16,17に電気的に接続されている。同様に、ビアホール電極41を介して、受信外部端子53a,53b,54a,54bが受信端子18a,18b,19a,19bと電気的に接続されている。
図3〜図5に示した分波装置1では、前述したように、基板2の上面において、第1,第2の接続配線13,14が形成されているため、接続配線同士の交差部分が生じない。加えて、第1,第2の接続配線13,14を含む配線パターンの長さを短くすることが可能とされている。よって、容量結合や誘導結合による減衰特性の劣化等が生じ難い。これを、図6〜図10に示す比較例の分波装置と対比して明らかにする。
図6に示す比較例の分波装置1101は、上記実施形態と同様にBand2及びBand5の通信規格に対応したデュプレクサである。多層基板1102上に、Band2に対応した送受信用弾性表面波フィルタ部品1103及びBand5に対応した送受信用弾性表面波フィルタ部品1104が実装されている。すなわち、送受信用弾性表面波フィルタ部品1103は、Band2の通信規格に対応した送信回路と受信回路とを有するチップ部品である。また、送受信用弾性表面波フィルタ部品1104は、Band5の通信規格に対応した送信回路及び受信回路を有するチップ部品である。
また、多層基板1102の上面には、上記実施形態と同様に、第1,第2のインダクタ素子1105,1106及びコンデンサ素子1107が実装されている。それによって、整合回路が構成されている。なお、整合回路の接続箇所及び回路構成は上記実施形態に限定されず、例えばBand2とBand5とは別の組み合せの場合、送信回路及び受信回路を有するチップ部品のインピーダンス値に応じて、整合回路を構成するインダクタ素子、コンデンサ素子などの特性または整合回路の接続位置を設定することが好ましい。
図7は、上記分波装置1101の多層基板1102の上面の電極構造を示す模式的平面図である。図8は、該多層基板1102の中間高さ位置の電極構造を示す模式的平面図である。図9は、図8に示した高さ位置の平面よりも下方の中間高さ位置にある平面の電極構造を示す模式的平面図であり、図10は多層基板1102の下面の電極構造を模式的に示す模式的平面図である。
図6において、送受信用弾性表面波フィルタ部品1103及び1104の下面の電極のうち、アンテナ端、送信端及び受信端を構成している電極について、Band2及びBand5についてB2及びB5と略すとともに、Ant、Tx及びRxをそれぞれ付することとする。また、図10においても、同様にして各外部端子電極を表わすこととする。また、図10のAntはアンテナ外部端子を示す。
図6〜図10から明らかなように、特に図7の矢印A1,A2で示す部分及び図9の矢印B1,B2で示す部分から明らかなように、比較例の構造では、多層基板1102内において、長い引き回し長の配線パターンを設けねばならない。加えて、複数の配線パターン同士が絶縁層を介して重なり合う部分が存在する。加えて、高価な多層基板を用いなければならない。
上記実施形態の分波装置1及び比較例として用意した分波装置1101のBand2の通信特性を図11〜図14に示す。図11〜図14において、実線は実施形態の結果を、破線は比較例の結果を示す。図11は送信特性を、図12は受信特性を、図13は送信側から受信側へのディファレンシャルモードにおけるアイソレーション特性を、図14は送信側から受信側へのコモンモードにおけるアイソレーション特性を示す。
図11〜図14から明らかなように、比較例では、通過帯域内における挿入損失が全般的に悪化していることがわかる。送信端子とアンテナ端子間で、上記実施形態によれば、比較例に比べ、0.7dB程度減衰量を小さくすることができ、アンテナ端子と受信端子との間では0.2dB程度小さくし得ることがわかる。特に、図11の送信特性において通過帯域内の減衰量が大きくなっており、図12に示す受信特性においても通過帯域内における挿入損失が大きくなっていることがわかる。
また、アイソレーション特性も図13及び図14により悪化していることがわかる。
図15〜図18はBand5における送信特性、受信特性、ディファレンシャルモードにおけるアイソレーション特性及びコモンモードにおけるアイソレーション特性を示す各図である。図15〜図18においても、実線で実施形態の結果を、破線で比較例の結果を示す。
図15及び図16に示すように、Band5においても、送信フィルタ及び受信フィルタの通過帯域内における挿入損失が比較例では、上記実施形態に比べて大きくなっていることがわかる。すなわち、Band5では、送信フィルタの通過帯域中央において、減衰量を0.5dB小さくすることができ、受信フィルタの通過帯域中央部では、0.3dB程度減衰量を小さくし得ることがわかる。また、アイソレーション特性も比較例では実施形態に比べて劣化していることがわかる。
上記のように、Band2及びBand5のいずれにおいても、比較例に比べ、上記実施形態によれば、通信品質を効果的に高め得ることがわかる。比較例において、通過帯域内における挿入損失が大きくなっているのは、接続配線の引き回し長が長くなっていることにより、損失が増大していることによると考えられる。加えて、接続配線同士の容量結合や誘導結合によりBand2側とBand5側とのインピーダンスマッチングが低下したことによると考えられる。
また、上記容量結合や誘導結合によりアイソレーション特性も悪化したものと考えられる。
上記のように、第1,第2の送信外部端子51,52が矩形の第2の辺2bに沿って、受信外部端子53a,53b,54a,54bが第3の辺2cに沿って配置されているため、IC等との電気的接続を容易に行うことができる。すなわち、単一の基板2を用いて、外部との接続が容易な分波装置1を構成することができる。
なお、上記実施形態では、基板2の第2の主面すなわち下面に上記アンテナ外部端子55、送信外部端子51,52並びに受信外部端子53a,53b,54a,54bを設けたが、本発明においては、第2の主面にこれらの外部端子が設けられずともよい。すなわち、基板2の上面に設けられたアンテナ端子、送信端子及び受信端子を用いて外部と接続を行ってもよい。例えば基板2の一方の主面のみに配線パターン及び端子を形成した片面基板を用いることができる。もっとも、下面側に上記アンテナ外部端子55、送信外部端子51,52及び受信外部端子53a,53b,54a,54bを設けることが望ましく、それによって外部との接続をより一層容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、受信フィルタ部品3及び送信フィルタ部品4には、それぞれ、弾性表面波フィルタにより第1,第2の送信フィルタ回路及び第1,第2の受信フィルタ回路が構成されていたが、弾性境界波やバルク弾性波を用いた弾性波フィルタを用いてもよい。
また、上記実施形態では、第1の通過規格としてBand2、第2の通過規格としてBand5とした場合につき説明したが、本発明は、様々なデュアルバンドの分波装置に用いることができる。
1…分波装置
2…基板
2a…第1の辺
2b…第2の辺
2c…第3の辺
2d…第4の辺
3…受信フィルタ部品
4…送信フィルタ部品
5…第1の受信フィルタ回路
5a…アンテナ端
5b…受信端
5b1,5b2…受信端
5c…グラウンド電極
6…第2の受信フィルタ回路
6a…アンテナ端
6b…受信端
6b1,6b2…受信端
6c…グラウンド電極
7…第1の送信フィルタ回路
7a…アンテナ端
7b…送信端
7c…グラウンド電極
8…第2の送信フィルタ回路
8a…アンテナ端
8b…送信端
8c…グラウンド電極
9…第1の送受信回路
10…第2の送受信回路
11…アンテナ
12…アンテナ端子
13…第1の接続配線
13a…接続点
14…第2の接続配線
14a…接続点
15…整合回路
16…第1の送信端子
17…第2の送信端子
18…第1の受信端子
18a,18b…受信端子
19…第2の受信端子
19a,19b…受信端子
21,22,23,24…接続配線
31…第1のインダクタ素子
32…第2のインダクタ素子
33…コンデンサ素子
34,35,36…配線電極
37,38…電極
41…ビアホール電極
51,52…送信外部端子
53a,53b,54a,54b…受信外部端子
55…アンテナ外部端子
56…グラウンド電極

Claims (7)

  1. 第1の通信規格に対応した第1の送受信回路と、第2の通信規格に対応した第2の送受信回路とが構成されている分波装置であって、
    アンテナ端子、第1,第2の送信端子及び第1,第2の受信端子が設けられている第1の主面と、前記第1の主面と対向する第2の主面とを有する基板と、
    前記基板の前記第1の主面に実装されている受信フィルタ部品と、
    前記基板の前記第1の主面に実装されている送信フィルタ部品とを備え、
    前記受信フィルタ部品が、前記第1の通信規格に対応した第1の受信フィルタ回路と、前記第2の通信規格に対応した第2の受信フィルタ回路とを有し、
    前記送信フィルタ部品が、前記第1の通信規格に対応した第1の送信フィルタ回路と、前記第2の通信規格に対応した第2の送信フィルタ回路とを有し、
    前記第1の送信フィルタ回路及び前記第1の受信フィルタ回路により前記第1の通信規格に対応した第1の送受信回路が構成されており、前記第2の送信フィルタ回路及び前記第2の受信フィルタ回路により、前記第2の通信規格に対応した第2の送受信回路が構成されており、
    前記送信フィルタ部品が前記第1及び第2の送信フィルタ回路の一端をそれぞれ構成している第1及び第2の送信端を有し、
    前記受信フィルタ部品が前記第1及び第2の受信フィルタ回路の一端をそれぞれ構成している第1及び第2の受信端を有し、
    前記基板の前記第1の主面上において、前記アンテナ端子が設けられている領域を挟んで一方側に前記受信フィルタ部品が実装されており、他方側に前記送信フィルタ部品が実装されており、
    前記基板の第1の主面上に設けられており、前記第1の送受信回路の前記アンテナ端子に接続される端部と前記アンテナ端子とを接続している第1の接続配線と前記第1の接続配線と前記第2の送受信回路の前記アンテナ端子に接続される端部とを接続している第2の接続配線とをさらに備え、
    前記基板において、前記アンテナ端子が設けられている領域を挟んで前記一方側に前記第1,第2の送信端子が、前記他方側に前記第1,第2の受信端子が配置されている、分波装置。
  2. 前記基板の第1の主面が第1〜第4の辺を有する矩形板状の形状を有し、前記第1の辺側に前記アンテナ端子が配置されており、前記第1の辺と隣り合う前記第2の辺側に前記第1,第2の受信端子が配置されており、前記第1の辺に隣り合っておりかつ前記第2の辺と対向している前記第3の辺側に前記第1,第2の送信端子が配置されている、請求項1に記載の分波装置。
  3. 記第2の主面に第1,第2の送信外部端子、第1,第2の受信外部端子及びアンテナ外部端子が設けられており、第1,第2の送信外部端子、前記第1,第2の受信外部端子及び前記アンテナ外部端子が、それぞれ、前記基板内に設けられたビアホール電極により、前記第1,第2の送信端子、前記第1,第2の受信端子及び前記アンテナ端子に電気的に接続されている、請求項1または2に記載の分波装置。
  4. 前記基板の第2の主面側において、前記受信フィルタ部品と前記送信フィルタ部品との間の領域に設けられており、かつ前記第1の送受信回路の前記アンテナ端子に接続される端部と、前記第2の送受信回路の前記アンテナ端子に接続される端部との間に接続されている整合回路をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の分波装置。
  5. 前記アンテナ端子と、前記第1または第2の送受信回路のアンテナ端子に接続される端部との間に電気的に接続されている第2の整合回路をさらに備える、請求項4に記載の分波装置。
  6. 前記整合回路が、前記基板上に実装されたインダクタ素子及びコンデンサ素子を有する、請求項4または5に記載の分波装置。
  7. 前記基板の前記第1の主面上の前記送信フィルタ部品が設けられている領域と前記受信フィルタ部品が実装されている領域との間の領域にグラウンド電極が形成されており、
    前記整合回路が、互いに直列に接続された第1,第2のインダクタ素子と、前記第1,第2のインダクタ素子との間の接続点と、前記グラウンド電極との間に接続されたコンデンサ素子とを有し、
    前記第1のインダクタ素子の一端が前記アンテナ端子及び前記第1の送受信回路に接続されており、前記第2のインダクタ素子の前記第1のインダクタ素子と接続されている側とは反対側の端部が前記第2の送受信回路のアンテナ端子に接続される端部とに接続されている、請求項4に記載の分波装置。
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