JP4538248B2 - 医療用具 - Google Patents
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Description
[1]本発明は、混注部材(1)と、ニードルレスアダプター(20)とを有し、
当該ニードルレスアダプター(20)は、ロックタイプシリンジ(21)とこれと着脱可能なアダプター(31)とを有し、
前記混注部材(1)は、ハウジング(2)、ポート(3)、栓体(5)及びキャップ(10)を有し、
前記ハウジング(2)、前記ポート(3)、前記栓体(5)及び前記キャップ(10)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有し、前記側部方向は、天面部と底面部とを有し、
前記ハウジング(2)の天面部にポート(3)を突設し、当該ポート(3)の天面部に栓体(5)を装着し、当該栓体(5)の天面部にキャップ(10)を被冠し、
前記キャップ(10)の天面部の略中央部に、開口部(11)を形成し、
前記アダプター(31)は、本体(32)と、ルアー部(33)と、接続部(34)とを有し、
前記本体(32)、ルアー部(33)及び接続部(34)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有し、
前記本体(32)の長手方向前方部に細径のルアー部(33)を形成し、
長手方向中腹部に長手方向に沿って翼状のリブ(35)を複数個突設し、
長手方向後方部に接続部(34)を形成し、
長手方向中腹部と長手方向前方部との間の側部方向に係合部(36)を形成し、
前記混注部材(1)のキャップ(10)の前記開口部(11)は、
前記アダプター(31)の係合部(36)が通過できる開口部(11)であり、
前記混注部材(1)の前記キャップ(10)の天面部に、係合部(12)を形成し、
当該係合部(12)は、前記キャップ(10)の天面部に、前記アダプター(31)のリブ(35)の長手方向前方部を固定できる係合部(12)であり、
当該係合部(12)は、
(A1)二個の突起(T)の間に空間(S)を形成し、当該空間(S)に前記アダプター(31)のリブ(35)の長手方向前方部を係合して固定することができる形態を有し、当該形態を前記キャップ(10)の開口部(11)を挟んで180°の間隔をあけて対向するように一対形成し、または
(A2)前記二個の突起(T)と空間(S)に代えて、前記アダプター(31)のリブ(35)の長手方向前方部を係合して固定することができる細長い溝の形態を有し、当該形態を前記キャップ(10)の開口部(11)を挟んで180°の間隔をあけて対向するように一対形成し、
前記アダプター(31)の係合部(36)は、前記キャップ(2)の前記係合部(12)に係合可能な係合部(36)であり、
当該係合部(36)は、板状の形態を有し、
前記アダプター(31)のルアー部(33)の長手方向前方部を前記栓体(5)のスリットに挿入し、前記アダプター(31)を回転させ、前記リブ(35)の長手方向前方部を、前記混注部材(1)の係合部(12)に係合し、前記アダプタ(31)の係合部(36)を前記キャップ(10)の上部壁(14)と前記栓体(5)の天面部との間に係止し、
前記係合部(36)を、前記栓体(5)を天面部から底面部に押圧した状態で、前記キャップ(10)の上部壁(14)と栓体(5)の天面部との間に回転しないように係止する、医療用具を提供する。
[2]本発明は、前記ロックタイプのシリンジ(21)は、本体(22)とロック部(23)とから構成され、
前記本体(22)とロック部(23)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有し、
前記ロック部(23)の内面には、接続部(24)が形成され、
当該接続部(24)は、前記アダプター(31)の長手方向後方部に形成された接続部(34)と、螺旋状または縦方向の突起と溝部からなる接続手段により接続できるように形成した、[1]に記載の医療用具を提供する。
[混注部材1]
混注部材1は、ハウジング2、ポート3、栓体5及びキャップ10を有し、
これらのハウジング2、ポート3、栓体5及びキャップ10は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有し、前記側部方向は、天面部と底面部とを有する。
本発明の混注部材1は、ポート3の天面部に、栓体5を装着し、栓体5の天面部にキャップ10を被冠したものであって、前記キャップ10にアダプター31の係合部36が通過できる開口部11を形成し、当該キャップ10の天面部に、アダプター31のリブ35の先端(長手方向前方部)を固定できる係合部12を形成したものである。
係合部12は、図4の例示では、二個の突起(T)の間に空間(S)を形成し、当該空間(S)に前記アダプター31のリブ35の長手方向前方部を係合して固定することができる形態を有し、当該形態を前記キャップ10の開口部11を挟んで180°の間隔をあけて対向するように一対形成している。
係合部12はアダプター31のリブ35を、係合して固定することができれば、形態は何でも良く、例えば、細長い溝等であっても良い。
また開口部11は、長辺と短辺を有するいわゆる「略矩形状」として形成されているが、当該ポート3と接続されるアダプター31の係合部36が通過できる形態であれば何でも良く、例えば、略楕円状等であっても良い。
またポート3に装填される栓体5は、アダプター31のルアー部33(注入口33)を挿入可能なスリット付きの栓体5であれば何でも良い。スリットの形態もルアー部33(注入口33)を挿入可能な形態(例えば縦断面の途中から形成されているものあるいは縦断面の上端から下端に亘って形成されたもの等)であれば何でも良い。
また図1の例示では、栓体5はポート3の内部に配置されているが、ポート3の下部に配置(厳密にいえば、ポート3下部とハウジング2の上段部との間)しても良い。
ポート3とキャップ10は係合部4、15(具体的には、突起と溝で、相互に入れ替わっても良い)により係合される。
図5から図9は本発明の混注部材1に装着されるニードルレスアダプター20(シリンジ21とアダプター31より構成される)との概略図で、シリンジ21は、アダプター31を着脱できるように形成されている。
シリンジ21は、筒状の本体22と円筒状のロック部23とから構成され、本体22とロック部23は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有する。
ロック部23の内面には、接続部24が形成され、接続部24は、前記アダプター31の長手方向後方部に形成された接続部34と、螺旋状または縦方向の突起と溝部からなる接続手段により接続できるように形成している。
アダプター31は、本体32と、ルアー部33と接続部34とを有し、本体32と、ルアー部33と接続部34は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有する。
本体32の長手方向前方部に細径のルアー部33を形成し、長手方向中腹部に長手方向に沿って翼状のリブ35を複数個突設し、長手方向後方部に接続部34を形成し、長手方向中腹部と長手方向前方部との間の側部方向に係合部36を形成している。
リブ35は、図2の例示では、略90°間隔で4個のリブ35が形成されている。図5から図7の例示では、リブ35は翼状に形成されているが、リブ35の形態もなんでも良く、混注部材1の係合部12に係合できる形態であれば何でも良い。
図5の例示では、係合部36は、矩形の板状に形成しているが、前記混注部材1の天上壁14に係合して固定できる形態であれば何でも良く、略楕円の板状等に形成しても良い。また本体32への形成位置も同本体32の略中腹部から下部の間であれば、どこでも良い。
混注部材1は、シリンジ21とアダプター31からなるニードルレスアダプター20とともに使用することができる。図9から図13を参照にして、混注部材1とニードルレスアダプター20の使用方法の一例について説明する。
(1)図9に例示するように、シリンジ21にアダプター31を装着する。シリンジ21のロック部23に、アダプター31の接続部34を接続する。
(2)図10から図11のようにアダプター31のルアー部33(注入口)を栓体5に挿入し、図12のように、アダプター31を90°回転させ、リブ35先端部を、混注部材1の係合部12に係合し、係合部36を混注部材1の上部壁14と栓体5の天面の間に係止する(図13参照)。さらに詳述すれば係合部36は、栓体5を上から下に押圧した状態で、混注部材1の上部壁14と栓体5の天面の間に確実に係止される。
これにより、アダプター31を動かないように、混注部材1に装着した状態で、薬液を注入することができる。
2 ハウジング
3 ポート
4 係合部
5 栓体
10 キャップ
11 開口部
12 係合部
13 側壁
14 天上壁
15 係合部
T 突起
S 空間
20 ニードルレスアダプター(アダプター)
21 シリンジ
22 本体
23 ロック部
24 接続部
25 注入口
31 アダプター
32 本体
33 ルアー部(注入口)
34 接続部
35 リブ
36 係合部
Claims (2)
- 混注部材(1)と、ニードルレスアダプター(20)とを有し、
当該ニードルレスアダプター(20)は、ロックタイプシリンジ(21)とこれと着脱可能なアダプター(31)とを有し、
前記混注部材(1)は、ハウジング(2)、ポート(3)、栓体(5)及びキャップ(10)を有し、
前記ハウジング(2)、前記ポート(3)、前記栓体(5)及び前記キャップ(10)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有し、前記側部方向は、天面部と底面部とを有し、
前記ハウジング(2)の天面部にポート(3)を突設し、当該ポート(3)の天面部に栓体(5)を装着し、当該栓体(5)の天面部にキャップ(10)を被冠し、
前記キャップ(10)の天面部の略中央部に、開口部(11)を形成し、
前記アダプター(31)は、本体(32)と、ルアー部(33)と、接続部(34)とを有し、
前記本体(32)、ルアー部(33)及び接続部(34)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有し、
前記本体(32)の長手方向前方部に細径のルアー部(33)を形成し、
長手方向中腹部に長手方向に沿って翼状のリブ(35)を複数個突設し、
長手方向後方部に接続部(34)を形成し、
長手方向中腹部と長手方向前方部との間の側部方向に係合部(36)を形成し、
前記混注部材(1)のキャップ(10)の前記開口部(11)は、
前記アダプター(31)の係合部(36)が通過できる開口部(11)であり、
前記混注部材(1)の前記キャップ(10)の天面部に、係合部(12)を形成し、
当該係合部(12)は、前記キャップ(10)の天面部に、前記アダプター(31)のリブ(35)の長手方向前方部を固定できる係合部(12)であり、
当該係合部(12)は、
(A1)二個の突起(T)の間に空間(S)を形成し、当該空間(S)に前記アダプター(31)のリブ(35)の長手方向前方部を係合して固定することができる形態を有し、当該形態を前記キャップ(10)の開口部(11)を挟んで180°の間隔をあけて対向するように一対形成し、または
(A2)前記二個の突起(T)と空間(S)に代えて、前記アダプター(31)のリブ(35)の長手方向前方部を係合して固定することができる細長い溝の形態を有し、当該形態を前記キャップ(10)の開口部(11)を挟んで180°の間隔をあけて対向するように一対形成し、
前記アダプター(31)の係合部(36)は、前記キャップ(2)の前記係合部(12)に係合可能な係合部(36)であり、
当該係合部(36)は、板状の形態を有し、
前記アダプター(31)のルアー部(33)の長手方向前方部を前記栓体(5)のスリットに挿入し、前記アダプター(31)を回転させ、前記リブ(35)の長手方向前方部を、前記混注部材(1)の係合部(12)に係合し、前記アダプタ(31)の係合部(36)を前記キャップ(10)の上部壁(14)と前記栓体(5)の天面部との間に係止し、
前記係合部(36)を、前記栓体(5)を天面部から底面部に押圧した状態で、前記キャップ(10)の上部壁(14)と栓体(5)の天面部との間に回転しないように係止することができることを特徴とする医療用具。 - 前記ロックタイプのシリンジ(21)は、本体(22)とロック部(23)とから構成され、
前記本体(22)とロック部(23)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向は前方部と後方部とを有し、
前記ロック部(23)の内面には、接続部(24)が形成され、
当該接続部(24)は、前記アダプター(31)の長手方向後方部に形成された接続部(34)と、螺旋状または縦方向の突起と溝部からなる接続手段により接続できるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の医療用具。
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JP2003205038A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-22 | Fukai Kogyo Kk | 注射器接続ポート |
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