JP4535719B2 - 鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法 - Google Patents

鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4535719B2
JP4535719B2 JP2003415192A JP2003415192A JP4535719B2 JP 4535719 B2 JP4535719 B2 JP 4535719B2 JP 2003415192 A JP2003415192 A JP 2003415192A JP 2003415192 A JP2003415192 A JP 2003415192A JP 4535719 B2 JP4535719 B2 JP 4535719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
plastic working
rolling
oxidation
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003415192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005171151A (ja
Inventor
肇 伊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Yushi Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Yushi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyodo Yushi Co Ltd filed Critical Kyodo Yushi Co Ltd
Priority to JP2003415192A priority Critical patent/JP4535719B2/ja
Priority to TW93136999A priority patent/TW200532014A/zh
Priority to PCT/JP2004/018556 priority patent/WO2005056738A1/ja
Publication of JP2005171151A publication Critical patent/JP2005171151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4535719B2 publication Critical patent/JP4535719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/02Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
    • B21B45/0239Lubricating
    • B21B45/0242Lubricants
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J3/00Lubricating during forging or pressing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

本発明は、鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法に関する。さらに詳細には、本発明は鋼材の温間又は熱間圧延用潤滑剤及びこれを用いた温間又は熱間圧延方法に関し、特に、鋼材を200〜1200℃に加熱し行われる圧延加工に際し、ロールと鋼材間の摩擦係数を従来の潤滑剤を使用した場合と比較して高く維持し、かつ、ロール表面の焼付きを防止することで、ロールと材料間でスリップをおこさず材料全長への潤滑剤給油や、大圧下圧延を可能とする鋼材の温間又は熱間圧延用潤滑剤及び鋼材の温間又は熱間圧延方法に関するものである。さらにまた、本発明は、鋼材の酸化抑制剤、及び高温塑性加工時に、鋼材及び/又は鉄系工具の表面酸化を抑制し、製品表面の性状の悪化や傷の生成を抑制するとともに、酸洗い工程の省略または簡略化を可能とする酸化抑制方法に関する。
近年、鋼材の高温塑性加工、特に、炭素鋼、ステンレス鋼、工具鋼、ケイ素鋼等の鋼材を温間又は熱間圧延する際には、ロール表面の肌荒れ防止を目的に、高温用潤滑剤が使用され効果をおさめている。この潤滑剤としては、高温で潤滑効果のある黒鉛、ガラス、窒化ホウ素、雲母、二硫化モリブデン、酸化鉄、フッ素化黒鉛、炭酸カルシウムなどの固体潤滑剤;硫化油脂、硫化オレフィン、ジンクジアルキルジチオフォスフェート、リン酸エステルなどの極圧潤滑剤;鉱油、油脂、油脂重合体、合成エステルなどの油性向上剤;メタクリレートコポリマーやブチレンブタジエン共重合体などの付着性向上剤兼流動点降下剤を単独で、又は、2種類以上を組み合わせた物に、場合によってジターシャリブチルクレゾールやアルファナフチルアミンなどの酸化防止剤を加えたものが一般に用いられている。
このような高温用潤滑剤は、温間又は熱間圧延に使用され、ロール表面の焼付き防止に効果をあげている。但し、上記の潤滑剤は摩擦係数低下作用を有するためロールや圧延する鋼材表面に給油するとロールと圧延材間の摩擦係数を低下させる作用を有する。このため、圧延材の両端を拘束せず圧延されることが一般的な、鋼材の温間又は熱間圧延においては、圧延材の噛みこみ性を悪化させることから、潤滑剤は給油されず、噛みこみが正常に行われた後に、給油が開始される。又、同様に、圧延材の後端部がロールを抜ける前に、潤滑剤の給油は停止される。これは、ロール表面に潤滑剤が残存すると、次圧延材の噛みこみ時に摩擦係数を低下させ、噛みこみ性を悪化させるからである。このように圧延材の噛みこみ部分や、後端部は潤滑剤が給油されないので、ロールと材料間で焼付きが発生し、材料の先端及び後端部の品質が低下するという問題が起こる。さらに、最近では、圧延作業の効率をより向上させることや、加工性に優れた微細粒鋼鈑を圧延することなどを目的に、従来よりさらに、高い圧下率で圧延することが必要とされている。このような場合、材料の噛みこみを可能とするためロールと材料間の摩擦係数が、従来の潤滑剤と比較して高く、かつ、焼付き防止性に優れた潤滑剤が望まれる。しかし、現状の潤滑剤を使用した場合、ロールと材料間の摩擦係数が低くなるため、この目的を達し得ない。
この問題を解決するため、ロール表面にナーリングや、ローレット等の凸凹をあらかじめ付けることや、あるいは圧延中にオンラインでこれらの加工を行ってロール表面に凸凹形状を付与し、ロールと材料の間の摩擦力を高める方法(特許文献1)が従来より行われているが、摩擦係数を高めるには効果があるが、材料にロールの凸凹が転写され、品質が大幅に低下し、また焼付き防止には全く効果がない。従って、摩擦係数が高く且つ焼付き防止性が優れた潤滑剤を用いて上記の問題を解決することが検討されている。
例えば、水溶性高分子化合物の水溶液に繊維状物質を分散させた潤滑剤(特許文献2)、高塩基性金属スルホネートを主成分とする潤滑剤をロール表面に供給することを特徴とする鋼材の厚板熱間圧延方法(特許文献3)、高塩基性金属塩スルホネート、黒鉛、炭酸カルシウム及びホスホン酸エステルを含有する圧延加工用潤滑剤組成物油性向上剤(特許文献4)、酸化硼素や他の酸化物が分散した水または、水を主体とする熱間圧延用潤滑剤(特許文献5)、層状ケイ酸塩鉱物、ワックス、飽和高級脂肪酸から構成された高温用潤滑剤組成物(特許文献6)、膨潤雲母を水に混合した液体(特許文献7、特許文献8)、膨潤雲母を水に混合した液体を主成分とする液体を圧延ロールの噛みこみ前に、材料表面に供給して圧延することを特徴とする方法(特許文献9)、孔形ロールの焼付き及び磨耗が発生する部分に、固形潤滑剤を押し付けて供給することを特徴とする圧延方法(特許文献10)などがあるが、いずれの潤滑剤も焼付き防止性が劣ることから、所期の目的を達成するに至っていない。
また、炭素鋼、ステンレス鋼、工具鋼、ケイ素鋼等の鋼材を高温加熱し、圧延、鍛造、ダイス加工、プレス加工などを行う高温塑性加工は、低温下での塑性加工と比べ加工に要するエネルギーが低く、加工後も材料に歪が残らないこと等の利点から、広く実施されている。しかし、鋼材の高温塑性加工時には、鋼材表面に酸化スケールと呼ばれる鉄の酸化物が表面に生成することから、表面酸化の起こらない低温下での塑性加工に比べ加工した鋼材製品の表面が悪化し、表面傷が生成するという問題がある。 又、酸化皮膜が生成した場合、そのまま鍍金等の表面処理ができないため、酸化皮膜を硫酸や塩酸等の強酸で除去する酸洗工程が必要となる。一方、高温での鋼材の塑性加工を連続的に行なうと、鋳鉄やハイス鋼やダイス鋼等の鉄系材質の工具を用いると、鋼材と同様に表面が厚く酸化されるが、連続して加工が行われることで、酸化皮膜がさらに厚く成長し、最終的には皮膜が部分的剥離する現象が起こる。 この、表面酸化皮膜が剥離した部分は酸化皮膜が残存した部分と段差が生じるため、工具表面に肌荒れが起こり、これが材料表面に転写され、材料に表面傷が発生する。 この鉄系工具の表面酸化を防止することで、材料表面傷の発生が防止できる。従って、高温塑性加工時に、鋼材及び/又は鉄系工具の酸化を抑制できれば、塑性加工後の表面傷が激減するとともに、従来必要とされた、高温塑性加工後の酸洗いが省略または簡略化でき、大幅な生産効率の向上が可能となる。
この高温塑性加工時の鋼材表面の酸化抑制については、以下に示すような多くの提案がなされている。
アルカリ金属、アルカリ土類金属、ホウ素、Al、Mn等を鋼板表面に塗布することを特徴とするスケール抑制方法(特許文献11)、高塩基性金属塩スルホネートを含有する熱間加工剤を用いたスケール抑制方法(特許文献12)、脂肪族カルボン酸のアルカノールアミン塩、アンモニウム塩、アルカリ金属塩及び、アルカリ土類金属塩の少なくとも1種を含む水性スケール抑制剤(特許文献13)、アルカリ土類金属の炭酸塩、水酸化物と糖類とを組み合わせてなる酸化スケール抑制剤(特許文献14)、鋼帯に合成鱗片状珪酸化合物を主成分とする分散液を撒布して加熱によるスケールの発生を抑制する高温酸化抑制方法(特許文献15)、鋼材の熱間圧延によるスケールの増加を抑制し、且つ熱延後のスケールを容易に除去するための鋼材の粉状ガラス溶着装置(特許文献16)、ガラス系無機質耐熱塗料粉末を有機系又は無機系のバインダで混練りしたもの等を用いる酸洗性に優れた熱延鋼帯の製造方法(特許文献17)、熱間圧延ラインで特定組成の水溶液と特定ガスで生成した泡沫で熱間圧延鋼材を包囲することで鋼材表面に生成するスケールを抑制する方法(特許文献18)、仕上ロールスタンドとホットランスプレー間の圧延ラインに圧延直後の鋼板上面に向けた酸化防止剤噴射用のノズルと鋼板下面のテーブルローラを含有するシールボックスを設け、前記ノズルとシールボックスに酸化防止剤を注入し、鋼板表裏面塗布するようになした熱延鋼板の酸化防止装置(特許文献19)、熱間圧延に際し、コイル巻き取り直後にコイル端面、コイルの最内面および、外表面をシリコーン樹脂を主成分とした耐熱塗料にて塗布被覆することを特徴とする酸洗性の優れた熱延鋼板の製造方法(特許文献20)。
特許文献11〜15には、酸洗性の省略または簡略化に効果があるとの記載があるが、特許文献11〜15記載の方法では、効果が不十分である。又、特許文献16〜20記載の方法ではいずれも、酸化抑制剤等を鋼帯に塗布するために、多大な設備投資を必要とすることや、塗布という新たな工程を追加しなければならないことなど、生産能率を低下させることとなり、実施にあたり問題がある。
一方、高温塑性加工時の鉄系工具表面の酸化を抑制することで、工具表面の肌荒れを防止する方法としては、高塩基性アルカリ土類金属スルホネートを含む耐磨耗鋳鉄性圧延ロールの肌荒れ防止用潤滑剤(特許文献21)、カルボン酸、ポリカルボン酸、またはその無水物、部分エステルもしくは部分アミド、スルホン酸、ならびにこれらの塩からなることを特徴とするハイスロール表面の酸化抑制方法(特許文献22)、基油にホウ酸および/またはホウ酸塩のオイルサスペンジョンを10重量%以上含有させた熱間圧延用潤滑剤組成物(特許文献23)などがあるが、十分な効果をあげるに至っていない。
特開平3−77708号公報 特開2001−181669 特開平7−62375号公報 特開平9−40988号公報 特開平10−30079号公報 特開平8−311477号公報 特開昭54−116566号公報 特開昭55−71795号公報 特開平7−116713号公報 特開2000−202507 特開昭53−124125号公報 特開平8−66711号公報 特開平10−265978号公報 特開昭59−23883号公報 特開昭54−64011号公報 特開昭51−60656号公報 特開昭62−44527号公報 特開平8−197128号公報 特開昭59−42114号公報 特開昭61−172610号公報 特開平6−200282号公報 特開平8−41486号公報 特開平8−143882号公報
本発明の目的は、鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法、特に圧延用潤滑剤、これを用いた圧延方法、鋼材の酸化抑制剤、及びこれを用いた鋼材の酸化抑制方法を提供することである。
さらに詳細には、本発明の目的は、炭素鋼、ステンレス鋼、工具鋼、ケイ素鋼等の材質の板材、管材、棒材、線材、形鋼等の鋼材を200〜1200℃の範囲で加熱し圧延する際に材料全長への潤滑剤給油や、大圧下圧延を可能とし、従来の潤滑剤と比較して、摩擦係数をより高く維持し、かつ、ロールと材料間の焼付き防止性に優れた、鋼材の温間又は熱間圧延用潤滑剤及びこれを用いた圧延方法を提供することである。
本発明の他の目的は、鋼材又は、非鉄金属材料の熱間圧延、熱間鍛造、熱間ダイス加工、熱間プレス加工等の高温塑性加工時に、鋼材及び/又は鉄系工具の酸化を抑制することで、加工後の鋼材表面傷が激減するとともに、従来必要とされた、加工後の鋼材の酸洗いを省略または簡略化でき、大幅な生産効率の向上が可能となる、工程の追加を必要としない、現場で容易に実施可能な、鋼材の酸化抑制剤及びこれを用いた鋼材の酸化抑制方法を提供することである。
本発明は、以下に示す塑性加工用処理剤、これを用いた鋼材の温間又は熱間圧延方法及び鋼材の高温塑性加工時の酸化抑制方法を提供するものである。
1.オルガノポリシロキサンを含有する鋼材の塑性加工用処理剤。
2.オルガノポリシロキサンが、シリコーンオイル、シリコーンゴム及びシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする上記1記載の鋼材の塑性加工用処理剤。
3.オルガノポリシロキサンが、シリコーンオイルであることを特徴とする上記1又は2記載の鋼材の塑性加工用処理剤。
4.さらにチオ硫酸塩を含有することを特徴とする上記1〜3のいずれか1項記載の鋼材の塑性加工用処理剤。
5.グリースであることを特徴とする上記1〜4のいずれか1項記載の鋼材の塑性加工用処理剤。
6.温間又は熱間圧延用潤滑剤である上記1〜5のいずれか1項記載の鋼材の塑性加工用処理剤。
7.酸化抑制剤である上記1〜5のいずれか1項記載の鋼材の塑性加工用処理剤。
8.上記6記載の処理剤を、ロール表面及び/又は鋼材表面に給油することを特徴とする鋼材の温間又は熱間圧延方法。
9.上記7記載の処理剤を、鋼材の高温塑性加工時に工具表面及び/又は鋼材表面に供給し、鋼材及び/又は鉄系工具の表面酸化を抑制することを特徴とする酸化抑制方法。
本発明の塑性加工用処理剤、例えば、温間又は熱間圧延用潤滑剤は、炭素鋼、ステンレス鋼、工具鋼、ケイ素鋼等の鋼材を、薄板や厚板等に加工する場合や、薄板や厚板をローラレベラやテンションレベラなどを使用し、平坦度を矯正する場合や、温間又は熱間で孔型やユニバーサル圧延機を用い、H型鋼やレール等の形鋼、線材、棒鋼などに加工する場合や、ピアサーミル、マンドレルミル、プラグミル、エロンゲーターミル、アッセルミル、リーラーミル、ピルガーミル、ストレッチジューサーミル、サイザーミルなどの圧延機を用い、継目無鋼管に加工する場合などの、温間又は熱間圧延時に、ロール表面及び/又は材料表面に供給することで、より高い摩擦係数の状態で圧延し、かつ、ロールと材料間の焼付きを防止する。
また、本発明の酸化抑制剤は、高温下での鋼材の塑性加工時に特に有効である。具体的には、炭素鋼、ステンレス鋼、工具鋼、ケイ素鋼等の鋼材を、スラブ、薄板、厚板、パイプ、形鋼、線材、棒鋼の形で高温圧延や、高温鍛造、高温ダイス加工、高温プレス加工等の塑性加工する際に工具及び/又は材料表面の酸化抑制に顕著な効果がある。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用する、オルガノポリシロキサンは、無機質のSi−O−Si結合と有機基とから構成されている化合物である。 オルガノポリシロキサンは、一般に、炭化水素の塩化物RClと金属ケイ素Siとを高温で直接反応させ、対応するオルガノクロロシランモノマーを合成し、このオルガノクロロシランモノマーを加水分解させて得られるシラノールを脱水縮合した、シロキサン(Si−O−Si)を出発原料とし、有機基を付加して作られる化合物をいう。本発明に使用するオルガノポリシロキサンはこの製法にとらわれるものではない。
オルガノポリシロキサンとしては、具体的には、シリコーンオイル、シリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙げられる。
シリコーンオイルとしては、メチルシリコーンオイル、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジエンシリコーンオイル、フロロシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、高級脂肪酸変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコーンオイル等が挙げられる。
シリコーンゴムとしては、分子鎖両末端に水酸基が結合したジオルガノポリシロキサン、この水酸基含有ジオルガノポリシロキサンとアルコキシシランもしくは、その部分加水分解縮合物との混合物、分子鎖末端または、主鎖にケイ素原子に結合したビニル基等のアルケニル基を2個以上有するジオルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジエンポリシロキサンとの混合物等の加熱により、あるいは室温で有機過酸化物、有機酸の金属塩、白金化合物などの触媒あるいは水分の存在下で架橋硬化するシリコーンゴム等が挙げられる。
シリコーン樹脂は、一般にシリコーンワニスと呼ばれているものであり、三次元構造を有するオルガノポリシロキサンである。これには平均組成式:RaSiO(4-a)/2(式中Rは有機基、aは1.0〜1.8の数である)で示される各種のシリコーン樹脂が含まれる。この有機基Rとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、フェニル基などのアリール基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、これら炭化水素基の炭素原子の一部が、ハロゲン原子、シアノ基等で置換された基が挙げられる。このようなシリコーン樹脂は、エポキシ、メラミン、ポリエステル等で変性された変性シリコーン樹脂であってもよい。
以上のオルガノポリシロキサンの処理剤中の含有量は好ましくは5〜100質量%、より好ましくは10〜100質量%である。5質量%未満の場合は、摩擦係数、焼付き防止、酸化抑制等に関して、効果が十分に得られない場合がある。
本発明に使用するチオ硫酸塩としては、チオ硫酸の金属塩、アンモニウム塩、アミン塩、特にアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、鉄族金属塩、アンモニウム塩等が挙げられ、具体例としては、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸バリウム、チオ硫酸カルシウム、チオ硫酸マグネシウム、チオ硫酸鉄等が挙げられる。これらのチオ硫酸塩はいずれも粉末ないし粒子である。本発明に使用するチオ硫酸塩は無水物でも水和物でもよく、単独でも、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明に使用するチオ硫酸塩の粒径は、好ましくは20μm以下、さらに好ましくは10μm以下の微粉であることが望ましい。その理由は、潤滑剤に添加分散する際、粒径が小さい程、安定に分散することが可能になるからである。
以下、チオ硫酸ナトリウム5水塩を例として説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明に使用するチオ硫酸ナトリウム5水塩は、俗にハイポと略称されている公知物質である。一般に、水酸化ナトリウムの水溶液にイオウ華を加えて熱し、五硫化ナトリウムの溶液を作り、これを冷却したのち硫化物の反応がなくなるまで亜硫酸水素ナトリウムの水溶液を加え、ロ過した溶液を冷却すると五水塩の結晶が得られる。この結晶をボールミル等の粉砕機を用い、粉砕するとチオ硫酸ナトリウム5水塩の粒子が得られる。このチオ硫酸ナトリウム5水塩の粒径は、先に説明したように粒径20μm以下の微粉であることが望ましい。
本発明の処理剤中のチオ硫酸塩の含有量は、好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは3質量%以上である。1質量%未満の場合は、添加による効果が十分に発現しない場合がある。又、上限は特に制限されないが、通常は50質量%以下で十分である。
本発明の処理剤は、基油としてシリコーンオイルを用いたグリースの形態で使用することもできる。例えば、リチウム石けんやアルミニウム石けんなどの金属石けん系増ちょう剤や、ポリウレアや無機粒子の表面を処理した有機ベントナイト、表面処理シリカや表面処理炭酸カルシウム等の非石けん系増ちょう剤の1種あるいは2種以上の混合物を増ちょう剤とし、シリコーンオイルを基油としたものが挙げられる。基油としてはシリコーンオイル以外に、鉱油(スピンドル油、マシン油、シリンダー油等)、合成エステル(脂肪酸オクチルエステル、トリメチロールプロパン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル等)、油脂(なたね油、牛脂、豚脂等)、重合油脂(大豆重合油、なたね重合油、ヒマシ重合油等)等の1種あるいは2種類以上の混合物が挙げられる。これらのグリースは、工具と材料間の摩擦係数を下げることで、界面の温度を低下させ、表面酸化をより抑制することが可能となる。
尚、本発明の処理剤、特に圧延用潤滑剤は、各種の添加剤を加えることによって、摩擦係数の高低を細かく調整することや、より焼付き防止性能を向上させることが可能となる。添加剤の具体例としては、極圧剤(ジンクジアルキルジチオフォスフェート、モリブテンカーバメート、オクチル酸コバルト等の亜鉛やモリブデンやコバルト等を含有する油溶性有機金属化合物、硫化油脂、ジドデシルポリサルファイド等の硫黄系化合物、リン酸エステル、亜リン酸エステル、酸性リン酸エステル等のリン化合物、高塩基性カルシウムスルホネート、高塩基性カルシウムサリシレート等の高塩基性有機酸塩化合物)、固体潤滑剤(黒鉛、ガラス、窒化ホウ素、雲母、二硫化モリブデン、酸化鉄、フッ素化黒鉛、炭酸カルシウム、ケイ酸塩、リン酸カリウム、ポリフェニレンスルファイド、タルク、セリサイト、炭水化物)が挙げられる。具体的にはこの内1種あるいは、2種以上を添加分散し、使用する。これらの添加剤の使用量は特に制限されないが通常、処理剤中の1〜30質量%である。
本発明の処理剤の酸化による劣化防止を目的に酸化防止剤を含有させることも有効であり、酸化防止剤としては、アルファナフチルアミン、ジターシャリブチルフェノール等が挙げられる。また、付着性向上を目的に、ポリイソブチレン、メタクリレートコポリマー、ポリオレフィン等の付着性向上剤を添加することもできる。
本発明の処理剤、特に温間又は熱間圧延用潤滑剤の、鋼材やロールへの供給量は塑性加工時の加工条件によって異なるが、鋼材とロール間の摩擦係数を高くしかつ、焼付きを防止するためには、鋼材及び、ロールいずれに給油する場合でも、鋼材及び工具表面での合計量が0.1g/m2以上であることが望ましく、より好ましくは1g/m2以上である。0.1g/m2未満では、効果が十分に得られない場合がある。また、鋼材の酸化抑制剤として使用する場合、鋼材や工具への供給量は、塑性加工時の加工条件によって異なるが、鋼材及び工具表面の酸化抑制を十分に行うためには、鋼材及び、工具表面いずれに給油する場合でも、鋼材及び工具表面での合計量が1g/m2以上であることが望ましく、より好ましくは10g/m2以上である。1g/m2未満では、酸化抑制効果が十分に得られない場合がある。
本発明の処理剤、特に温間又は熱間圧延用処理剤は、ロールに材料が噛みこむ前に、ロール表面または、材料表面もしくは、双方に給油することが好ましい。
本発明の処理剤は、例えば、空気と処理剤を混合し、処理剤を噴霧するエアースプレイ方式や、高圧プランジャーポンプを用い処理剤をエアレススプレーするエアレススプレー方式や、水を噴射媒体として使用する、ウオーターインジェクション方式やプレミックス方式により給油することもできるし、フェルトやゴム製ワイパーや刷毛等で工具に直接塗布する方式など、従来、潤滑剤等を供給するために用いられた方法や設備がそのまま利用可能である。
特にグリース状等の粘度が高い形態で、水を噴射媒体として使用することが難しい場合には、エアースプレイ方式又は直接塗布方式により給油することが好ましい。
本発明にかかる酸化抑制剤の鋼材や工具表面への供給時期は、塑性加工を行う以前からあらかじめ、工具表面に供給することが好ましく、塑性加工が開始された後は、開始時より終了時まで、鋼材や工具表面の双方あるいは、片方に給油することが望ましい。
例えば、鋼材表面及び/又は鉄系工具表面にオルガノポリシロキサンを含有する処理剤を供給するには、一般に使用されている高温塑性加工時の潤滑剤供給方法を使用することができる。この場合、従来の潤滑剤供給装置を用いオルガノポリシロキサンを含有する処理剤をそのまま活用するか、あるいは、専用の供給装置を潤滑剤給油設備と併設することもできる。いずれにしろ、潤滑剤供給装置を活用することで、簡便に供給することが可能であり、かつ、新たな工程の追加を必要としないため、生産効率を低下させない。
以下に、本発明の効果を実施例に基づいて詳細に説明する。
試験例A
表1〜3に示す成分を所定の割合で混合して実施例1〜13、比較例2〜4の潤滑剤を調製し、その性能を以下の試験方法により評価した。結果を表1〜3に示す。比較例1は市販熱間圧延油であり、比較例5は無給油である。試験方法は以下のとおりである。
試験方法1
オプチモル社SRV摩擦磨耗試験機を用い、摩擦係数と焼付きを評価する。
試験ディスク:24Φ×厚さ7.9mm JIS G4805 SUJ2相当品
試験ボール:直径10mm JIS G4805 SUJ2相当品
ディスク加熱温度:300、500、700℃
ボール振動数:100Hz
試験荷重:100N
ボール振動幅:0.5mm
試験時間:1分間
給油法:潤滑剤直接塗布
摩擦係数評価:試験開始後1分後の摩擦係数
焼付き防止性の評価:試験終了後のディスクとボールの接触面の表面を顕微鏡観察で評価する。明らかな、ディスク表面からの材料の剥離が認められ、かつ、ボール表面にディスクからの材料が認められる場合、焼付きあり(×)と判定し、その他の場合を焼付きなし(○)と判定する。
試験方法2
高温潤滑性試験機(E−12型熱間潤滑性試験機)を用いて、下記条件にて評価する。
ロール材質:ハイスピードスチール124mmφ×80mm幅
ロール表面温度:試験前に80℃に加熱
ロール回転数:100rpm(39.8m/分)
試験片材質:SS400(20×20×800mm)
試験片温度:両端を固定し、電気抵抗ヒーターにより1000℃に加熱
給油方法:直接塗布
摩擦係数:軸トルク/(試験荷重×ロール半径)
焼付き防止性評価:試験荷重4.9kNにて10秒間テストし、ロール表面に焼付きが生じていることを目視で確認できる場合を(×)、焼付きが目視では確認できないが拡大鏡(倍率100倍)を用いて観察すると確認できる場合を(○)、拡大鏡(倍率100倍)を用いて観察しても確認できない場合を(◎)と判定する。
Figure 0004535719



















Figure 0004535719
















Figure 0004535719
オルガノポリシロキサン1:ジメチルシリコーンオイル(東芝シリコーン製TSF451−1000)
オルガノポリシロキサン2:液状シリコーンゴム(東芝シリコーン製TSJ3175)
オルガノポリシロキサン3:シリコーン樹脂(東芝シリコーン製TSR108)
オルガノポリシロキサン4:メチルフェニルシリコーンオイル(東芝シリコーン
製XF40A7968)
オルガノポリシロキサン5:ジメチルシリコーンオイル(東芝シリコーン製TSF451−100)
オルガノポリシロキサン6:高級脂肪酸変性シリコーンオイル(東芝シリコーン製TSF410)
オルガノポリシロキサン7:アルキル変性シリコーンオイル(東芝シリコーン製TSF4421)
精製鉱油1:ISOVG100鉱油
Li石けんグリース:基油としてISOVG100鉱油を用いたLi石けんグリース(増ちょう剤としてのLi石けんを11質量%含有)
微粒子シリカ:日本アエロジル製アエロジル200
表面処理炭酸カルシウム:味の素製トップフローS
黒鉛:富士黒鉛製G6M
無水チオ硫酸ナトリウム:関東化学製試薬一級
本発明の実施例1〜13の潤滑剤はすべて焼付きがなく、摩擦係数も比較例1(市販熱間圧延油)より高く、噛みこみ性が良好なことがわかる。これに対して比較例2〜4の潤滑剤はSRV試験ではいずれも焼付きは生じなかったが、摩擦係数が比較例1(市販熱間圧延油)より低く、噛みこみ性が劣ることが分かる。
試験例B
表4に示すA〜Fの7種類の製品を準備し、表5に示す高温圧延条件で使用し、酸化抑制性能を評価した。すなわち、炭素鋼鋼材の高温圧延時に本発明の処理剤をロール表面及び/又は材料表面に供給し、ロール表面及び/又は材料表面の酸化状態を観察し、処理剤の酸化抑制効果を評価した。
熱間圧延条件及び処理剤供給方法
圧延ロール ハイスピードスチールロール 150mmΦ×150mmL
圧延材 SPHC鋼板 厚さ4mm 幅25mm 長さ100mm
同鋼板10枚をロールの同一個所で連続的に高温圧延する。
圧下率 40%、速度 14m/分
鋼材加熱温度 400℃、700℃、1000℃の3条件
供給方法 エアースプレー方式(AS)
ウオーターインジェクション方式(WI)
フェルトを活用したべた塗り(F)
評価法
(1)圧延後の材料表面の酸化状態
◎ 酸化が認められない。
○ 若干の酸化が認められる。
× 酸化している。
(2)材料10本終了後のロール表面
◎ 酸化が認められない。
○ 若干の酸化が認められる。
× 酸化している。
Figure 0004535719
精製鉱油2:500ニュートラル油(出光興産製NT−500)






Figure 0004535719
本発明の処理剤を使用した試験例1〜6、8〜10では、材料表面及び工具表面いずれも酸化が十分に抑制されていることがわかる。
これに対して比較例の処理剤Gを使用した試験例7、処理剤を供給していない試験例11及び市販の酸化抑制剤を使用した試験例12では材料表面及び工具表面いずれも酸化していることがわかる。

Claims (6)

  1. オルガノポリシロキサンを24.5〜100重量%含有する鋼材の温間又は熱間圧延用グリース
  2. オルガノポリシロキサンが、シリコーンオイル、シリコーンゴム及びシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の鋼材の温間又は熱間圧延用グリース
  3. オルガノポリシロキサンが、シリコーンオイルであることを特徴とする請求項1又は2記載の鋼材の温間又は熱間圧延用グリース
  4. オルガノポリシロキサンが、高級脂肪酸変性シリコーンオイル又はシリコーン樹脂である請求項1記載の鋼材の温間又は熱間圧延用グリース
  5. さらにチオ硫酸塩を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の鋼材の温間又は熱間圧延用グリース
  6. 請求項1〜いずれか1項記載の鋼材の温間又は熱間圧延用グリースを、ロール表面及び/又は鋼材表面に給油することを特徴とする鋼材の温間又は熱間圧延方法。
JP2003415192A 2003-12-12 2003-12-12 鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法 Expired - Fee Related JP4535719B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415192A JP4535719B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法
TW93136999A TW200532014A (en) 2003-12-12 2004-12-01 Agent and method for plastic working of steel, and method for oxidation inhibition
PCT/JP2004/018556 WO2005056738A1 (ja) 2003-12-12 2004-12-13 鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415192A JP4535719B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005171151A JP2005171151A (ja) 2005-06-30
JP4535719B2 true JP4535719B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=34675122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003415192A Expired - Fee Related JP4535719B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4535719B2 (ja)
TW (1) TW200532014A (ja)
WO (1) WO2005056738A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7107113B2 (ja) * 2018-09-10 2022-07-27 日本製鉄株式会社 圧延方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3505223A (en) * 1967-03-30 1970-04-07 Ethyl Corp Lubricant compositions
JPS54123105A (en) * 1978-03-16 1979-09-25 Aichi Steel Works Ltd Lubricator for plastic processing
JPS59227992A (ja) * 1983-06-08 1984-12-21 Agency Of Ind Science & Technol 塑性加工用潤滑剤
JPS6397695A (ja) * 1986-10-14 1988-04-28 Agency Of Ind Science & Technol 金属の鍛造および鋳造用潤滑剤
JP2001240887A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Nippon Graphite Industries Ltd 油性潤滑剤
JP2003112215A (ja) * 2001-09-28 2003-04-15 Sumitomo Metal Ind Ltd Mg合金板用圧延油及びMg合金板の製造法
JP2003129079A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Daido Chem Ind Co Ltd 金属塑性加工潤滑剤組成物

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055559B2 (ja) * 1975-06-12 1985-12-05 日本黒鉛工業株式会社 圧延ロ−ルの潤滑方法及び潤滑剤圧送供給装置
US4923625A (en) * 1989-09-28 1990-05-08 Desilube Technology, Inc. Lubricant compositions
JP3124454B2 (ja) * 1994-11-24 2001-01-15 新日本製鐵株式会社 鋼材の熱間圧延用潤滑剤組成物及び鋼材の熱間圧延方法
US6165950A (en) * 1997-11-26 2000-12-26 Pabu Services, Inc. Phosphate lubricant compositions and metal forming use

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3505223A (en) * 1967-03-30 1970-04-07 Ethyl Corp Lubricant compositions
JPS54123105A (en) * 1978-03-16 1979-09-25 Aichi Steel Works Ltd Lubricator for plastic processing
JPS59227992A (ja) * 1983-06-08 1984-12-21 Agency Of Ind Science & Technol 塑性加工用潤滑剤
JPS6397695A (ja) * 1986-10-14 1988-04-28 Agency Of Ind Science & Technol 金属の鍛造および鋳造用潤滑剤
JP2001240887A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Nippon Graphite Industries Ltd 油性潤滑剤
JP2003112215A (ja) * 2001-09-28 2003-04-15 Sumitomo Metal Ind Ltd Mg合金板用圧延油及びMg合金板の製造法
JP2003129079A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Daido Chem Ind Co Ltd 金属塑性加工潤滑剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005056738A1 (ja) 2005-06-23
TW200532014A (en) 2005-10-01
JP2005171151A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3517522B2 (ja) 金属材料の冷間塑性加工用水系潤滑剤
JP4883920B2 (ja) グリース組成物および軸受
JP2004263087A (ja) アルミニウム板用熱間圧延油用潤滑油
KR101841083B1 (ko) 금속재료의 수성 소성가공용 윤활제 조성물
JPH0813980B2 (ja) 鋼の熱間圧延潤滑剤組成物
JP5319889B2 (ja) 鋼材用熱間圧延油及び鋼材の熱間圧延方法
JP3272973B2 (ja) 高温塑性加工用潤滑剤
JP5481158B2 (ja) 極圧潤滑剤組成物
JP4535719B2 (ja) 鋼材の塑性加工用処理剤、塑性加工方法及び酸化抑制方法
JP4489387B2 (ja) 機械要素部品の潤滑方法
JP5060774B2 (ja) 亜鉛メッキ鋼板用金属加工油組成物
JP2570060B2 (ja) 鋼材の熱間圧延潤滑方法
JP4467024B2 (ja) 高潤滑防錆油組成物
JP3475983B2 (ja) 金属の圧延加工用潤滑剤組成物
JP3008823B2 (ja) 金属の塑性加工用潤滑剤組成物
JP4256703B2 (ja) 高温塑性加工用水溶性潤滑剤及び高温塑性加工方法
JP2001152173A (ja) 冷間加工用潤滑剤
JP3124454B2 (ja) 鋼材の熱間圧延用潤滑剤組成物及び鋼材の熱間圧延方法
JP4008994B2 (ja) 高温塑性加工用潤滑剤
JP2001181665A (ja) 冷間加工用潤滑剤
JP3011056B2 (ja) アルミニウムおよびアルミニウム合金の加工方法
JPH04337091A (ja) 潤滑防錆組成物
JP4464477B2 (ja) 熱間圧延油及び熱間圧延方法
JP2001316689A (ja) 熱間圧延油組成物及び熱間圧延方法
JPH07316575A (ja) 金属塑性加工用潤滑油組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees