JP4535712B2 - 物品預かり機 - Google Patents

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本発明は定型の重要物品、例えば預金や貯金の通帳、証券などを預託する物品預かり機に関する。
預貯金の通帳や証券類を手元に置いておくのに不安を感じ、セキュリティ体制の整備された機関に預けたいという人は多い。このような要請に応えるため、多くの金融機関は貸金庫を備えている。しかしながら現在の貸金庫システムには、賃借コストが高いとか、預けたいものの体積に比較して金庫ボックス容積が大きすぎる、また運用形態によっては物品の出し入れに金融機関従業員の手を煩わさなければならないといったデメリットがある。金融機関の側においても、地価コストを考えた場合、貸金庫は収益手段としてそれほど魅力のあるものではない。また物品の出し入れ要求があった場合、本人確認や金庫ボックスの出し入れに人手を割かねばならず、人的コストが馬鹿にならない。
貸金庫以外の物品預かりシステムとして、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された装置は銀行の各営業店において顧客から重要証券(通帳、証書、キャッシュカード等)を預かり、これを管理する。
特許文献1記載の装置は、顧客から重要証券を預かる際に手書帳簿に記入する必要がなく、業務を省力化することができる。しかしながら重要証券の受け渡し自体は顧客と金融機関従業員との間の手渡しによることになる。また重要証券をどのように保管するかについては、具体的な提案はない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、預貯金の通帳や証券など、固有の識別情報を備えた定型物品を安全に預託できるとともに、預託や排出の手続を預託者自身の操作により簡単に行うことができる物品預かり機を提供することを目的とする。また、預託者本人以外の者が物品を不正に取得することのできない物品預かり機を提供することを目的とする。
本発明では、固有の識別情報を備えた定型物品を預かる物品預かり機が、次の構成を備えるものとした。すなわち、物品の物品識別情報を読み取る物品識別情報読取手段と、預託者であるか否かを識別するための預託者識別情報を入力する情報入力手段と、前記物品識別情報と預託者識別情報とを関連付け、預託者登録情報として記憶する預託者登録情報記憶手段と、物品を機内へ取り込んで収納部へ収納するとともに、この収納部から物品を取り出し機外へ排出する物品収納取出手段と、前記収納部に収納した物品の物品識別情報と、この物品の収納場所とを関連付け、物品収納情報として記憶する物品収納情報記憶手段と、各種操作を指示あるいは選択するための操作手段と、預託者が前記操作手段を通じて行った排出要求を受け、前記情報入力手段により入力された預託者識別情報と前記預託者登録情報とを照合し、預託者として登録されているか否かを判断する預託者照合手段と、前記預託者照合手段による照合の結果、預託者として登録されていると判断された場合に、前記預託者登録情報記憶手段と前記物品収納情報記憶手段の記憶情報に基づいて、排出要求があったときに入力された前記預託者識別情報と関連付けされている前記物品識別情報と収納場所を特定するとともに、当該収納場所から取り出す物品の前記物品識別情報を前記物品識別情報読取手段により読み取り、読み取った物品識別情報と、前記排出要求があったときに入力された前記預託者識別情報と関連付けされている前記物品識別情報とを照合し、一致すれば前記収納場所から取り出す物品を機外に排出するよう前記物品収納取出手段を制御する制御手段とを備えるものとした。
また本発明では、前述のように構成された物品預かり機において、前記預託者識別情報が生体情報であるものとした。
また本発明では、前述のように構成された物品預かり機において、物品の態様が通帳であり、前記収納部は通帳を重ねた状態で収納するものであるものとした。
また本発明では、前述のように構成された物品預かり機において、物品の態様が紙葉であり、前記収納部は前記紙葉をテープ間に巻き込んで収納するものとした。
また本発明では、前述のように構成された物品預かり機において、預かり物品に対し不法アクセスが試みられたとき、当該物品の利用システムにその旨を通報する警報装置を備えるものとした。
物品固有の識別情報と、預託者識別情報とを関連づけた登録を行い、登録後の物品の排出要求があったときはその時点で入力された預託者識別情報と預託者登録情報とを照合し、預託者として登録されていると判断された場合のみ、預託者登録情報記憶手段と物品収納情報記憶手段の記憶情報に基づいて、排出要求があったときに入力された預託者識別情報と関連付けされている物品識別情報と収納場所を特定するとともに、当該収納場所から取り出す物品の識別情報を物品識別情報読取手段により読み取り、読み取った物品識別情報と、排出要求があったときに入力された預託者識別情報と関連付けされている物品識別情報とを照合し、一致すれば収納場所から取り出す物品を排出するものであるから、第三者が不正に物品を取得することができない。従って重要物品を安心して預託することができる。また、預託者自身の操作により登録や排出の手続を進められるので、預託者のプライバシーを守りつつ、手続を簡便に遂行することができる。物品預かり機を設置した事業体にとっても、従業員が手をとられずに済むので人的コストがかからないというメリットがある。
また、預託者の生体情報を預託者識別情報としたので、預託者以外の者が印鑑の印影を偽造するなどして物品を不正に取得するということができず、きわめて安全である。
また、物品の態様が通帳であり、収納部には通帳を重ねた状態で収納することとしたので、収納部の限られた空間に通帳をびっしりと詰め込み、収容量を大きくすることができる。
また、物品の態様が紙葉であり、収納部には紙葉をテープ間に巻き込んで収納することとしたので、紙葉を傷めることなく安全に収納できる。
また、預かり物品に対し不法アクセスが試みられたときには、警報装置が当該物品の利用システムにその旨を通報するから、物品の発行管理者はその物品の利用差止処置をとることが可能である。これにより、万一物品が盗み出されたとしても、物品が利用されて預託者が損害を被るという事態を回避することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図1〜16に基づき説明する。第1実施形態の物品預かり機は預貯金の通帳を預かる通帳預かり機である。
最初に、図1〜3に基づき物品預かり機1の機構部分の構成を説明する。図1は正面側からの外観斜視図、図2は背面側からの外観斜視図、図3は垂直断面図である。
物品預かり機1は直方体形状の筐体10を備える。筐体10は前蓋10a、本体10b、後蓋10cを組み合わせて構成される。前蓋10a、本体10b、後蓋10cはいずれも鋼板からなる。図2には後蓋10cを取り除いた状態が示されている。
前蓋10aには、成人が手を載せて操作するのが容易な高さのところに、水平なカウンターシェルフ11が形成されている。カウンターシェルフ11からその上の前蓋10aの垂直壁にかけて、パネル部12が設けられる。パネル部12の垂直部分の上部にはタッチパネル式ディスプレイ13が配置される。タッチパネル式ディスプレイ13は各種操作を指示あるいは選択するための操作手段として機能するものであり、各種の文字情報や図形情報を表示する平面ディスプレイに、指で触れて操作を行う透明なタッチパネルが組み合わされている。
タッチパネル式ディスプレイ13の下方には水平スロット状の通帳出し入れ口14が配置される。パネル部12の水平部分には指紋ボタン15が配置される。指紋ボタン15は後述する指紋情報取得装置のセンサ部分を内蔵している。パネル部12の上方には物品預かり機1の正面に立った人物の顔を撮影するカメラ16が配置されている。
筐体10の内部には通帳の機内への取り込み及び収納場所への収納と、収納場所からの取り出し及び機外への排出を行う物品収納取出手段が設けられている。物品収納取出手段を構成するのは入出機構部20及び搬送装置40である。
入出機構部20は通帳出し入れ口14を入口とするものであり、上下対をなす搬送ベルト21a、21bを備えている。搬送ベルト21a、21bは互いに平行して水平方向に延びるとともに、図示しないばねにより互いに圧接する方向に付勢されている。図示しないモータが搬送ベルト21a、21bを駆動し、通帳2の筐体10内への取り込みと、筐体10からの通帳2の排出を行う。
下側の搬送ベルト21bと並ぶように、通帳2の固有の識別情報を読み取る物品識別情報読取手段が配置されている。通帳2の固有識別情報は通帳2の下面に形成された磁気ストライプであり、物品識別情報読取手段は磁気ストライプから情報を読み取る磁気リーダー22である。また前蓋10aの内面には、通帳出し入れ口14から通帳2が挿入されたことを検知する通帳センサ23が取り付けられる。
筐体10は内部に通帳2の収納部30を有する。収納部30は複数の収納ユニット31を垂直面内でマトリックス状に並べた構成である。収納ユニット31は、後面が開口した直方体形状の収納ボックス32と、その中に入れられるウェイト板33により構成される。収納ボックス32の中には通帳2が重ねた状態で収納される。
収納部30の背後には、入出機構部20が取り込んだ通帳2収納部30に収納し、また収納部30から通帳2を取り出して入出機構部20に引き渡す搬送装置40が配置される。搬送装置40は二つの部分からなる。すなわち後述する通帳ピックアップ機構を内蔵したピックアップボックス60と、ピックアップボックス60を垂直面内で二次元的に移動させる移動機構部50である。
移動機構部50は、ピックアップボックス60に垂直方向の動きを与える要素と、ピックアップボックス60に水平方向の動きを与える要素を組み合わせて構成される。ピックアップボックス60に垂直方向の動きを与える要素は、筐体10の左右の壁の内面に近接させて配置した垂直な送りねじ51である(図2には一方の送りねじ51のみ示す)。送りねじ51に回転を与えるのは送りねじ51にベルト52(図3参照)を介して連結されたモータ53である。送りねじ51が回転すると、そのナット部分を内蔵するエレベータ54が昇降する。
左右のエレベータ54の間に2本のロッド55a、55bが水平に架設され、ピックアップボックス60はこのロッド55a、55bに支持されている。ロッド55a、55bのうち一方は送りねじとなっており、この送りねじを図示しないモータで回転させることにより、ピックアップボックス60に水平方向の動きが与えられる。この水平方向の動きと、送りねじ51による垂直方向の動きとが相まって、ピックアップボックス60は垂直面内で二次元的に移動する。
続いてピックアップボックス60の内部構造を説明する。通帳ピックアップ機構の主要部分を構成するのは、ほぼ水平な2枚の金属板を上下に並べた形のトング61と、トング61を開閉させるモータ62と、トング61を水平方向に前進又は後退させるレバー63と、レバー63を回動させるモータ64である。
トング61の上トング板61aと下トング板61bは基端をベースブロック61cに支持され、この支持部を支点として垂直面内で回動する。上トング板61aと下トング板61bの自由端は前蓋10aの方を向く。ピックアップボックス60の内部には下トング板61bの自由端側を支えるローラ65が配設される。上トング板61aの基端は直角に折り曲げられ、この部分に、モータ62の軸に固定された偏心カム66が係合する。なおモータ62はトング61に追随して前進、後退する。
レバー63は下端を支点として垂直面内で回動するものであり、その上端はトング61のベースブロック61cに連結する。レバー63の下端には歯車67が固定され、この歯車67に、モータ64の軸に固定された歯車68がかみ合う。
ピックアップボックス60の内部には、トング61によってピックアップボックス60の内部に引き込まれた通帳2の先端を検知する通帳センサ69が配置される。通帳センサ69は通帳センサ23と同様のものである。
物品預かり機1の回路ブロックの構成を図13に示す。全体制御を司る制御手段である制御装置70は、サブシステムとして預託者登録情報記憶手段である預託者登録情報記憶部71、物品収納情報記憶手段である物品収納情報記憶部72、預託者照合手段である預託者照合部73、及び機構部分の動作を司る動作制御部74を備える。制御装置70には、タッチパネル式ディスプレイ13、入出機構部20、磁気リーダー22、搬送装置40の他、指紋ボタン15を構成要素に含む指紋情報取得装置75、カメラ16を構成要素に含む顔情報取得装置76、及び警報装置77と電源78が接続される。
指紋情報取得装置75と顔情報取得装置76は、預託者識別情報を入力する情報入力手段として機能する。警報装置77は、預かっている通帳2に不正アクセスが試みられたとき、通帳2の発行元にその旨を通報するものである。
次に、物品預かり機1の動作を説明する。主に図3〜12の垂直断面図と図14〜16のフローチャートに基づき説明を行う。
まず図14により通帳2の登録の流れを説明する。物品預かり機1に通帳2を預託することを希望する利用者は、タッチパネル式ディスプレイ13に表示されている初期画面のメニューの中から「登録」のキーアイコンを選び、指でタッチする(ステップ#101)。これにより物品預かり機1は登録モードになる。なお預かる通帳2は、物品預かり機1を設置した事業体が金融機関である場合、その金融機関の発行した通帳に限定することもできるし、他の金融機関の発行した通帳も可とすることもできる。
登録モードにすると、タッチパネル式ディスプレイ13に預託契約の条件や預託料課金についての説明が表示される。表示は音声と併用してもよい。預託者(ここからは利用者のことをこのように呼ぶ)はその説明を読んで(聞いて)契約に納得したら画面の指示あるいは音声に従ってタッチパネル式ディスプレイ13上で操作を行い、登録手続を進める。
登録には預託者識別情報の入力が必要である。預託者識別情報としては、パスワードや暗証番号なども考えられるが、ここでは生体情報を使用する。登録手続の中に指紋ボタン15を押すステップ(ステップ#102)がある。指紋ボタン15が押されると、指紋情報取得装置75は指紋ボタン15を押した指から指紋情報を読み取る。また顔情報取得装置76はカメラ16で預託者の顔を撮影して顔情報を読み取る(ステップ#103)。読み取った指紋情報と顔情報は制御装置70内のRAMに一時的に記憶させる(ステップ#104)。
指紋情報、顔情報という預託者の生体情報を一時記憶した後、物品預かり機1は預託者に通帳2を通帳出し入れ口14に入れるよう促す。預託者は図3のように通帳出し入れ口14に通帳2を入れる(ステップ#105)。通帳2の先端が搬送ベルト21a、21bに届くと、通帳センサ23がこれを検知する。通帳センサ23からの検知情報に基づき動作制御装置73は搬送ベルト21a、21bを回転させる。搬送ベルト21a、21bは通帳2を筐体10の中に取り込む。磁気リーダー22は取り込まれた通帳2から識別情報を読み取る(ステップ#106)。預託者登録情報記憶部71は通帳2の識別情報と預託者識別情報(指紋情報、顔情報)とを関連付け、預託者登録情報として登録を行い、その結果を記憶する(ステップ#107)。
登録後、搬送ベルト21a、21bは逆回転し、通帳2を通帳出し入れ口14から排出して一旦預託者に返却する(ステップ#108)。これで登録手続が完了する。
図14のフローでは利用者が最初から最後まで独力で登録手続を行うことになっているが、一部の手続、例えば登録作業の開始手続に物品預かり機設置事業体の従業員を介在させることもできる。この場合は物品預かり機1に係員の持つ専用キーを差し込んで登録モードにモード変更するなどの手続が進められる。以後は利用者がタッチパネル式ディスプレイ13の表示に従って操作を進める。登録が完了し、通常の利用モードに戻るときにも専用キーが必要であることとすることも可能である。
また図14のフローでは登録終了後に通帳2が一旦預託者に返却されることになっているが、返却する前に預託者に対し「通帳をこのまま預託しますか」との問いかけをし、預託者が「このまま預託」を選択した場合には返却することなく図15で説明する預託手続に進むようにすることもできる。
続いて図15により通帳2の預託の流れを説明する。通常の利用モードの物品預かり機1において、タッチパネル式ディスプレイ13の初期画面メニューで「預託」を選択する(ステップ#201)。物品預かり機1は預託者に通帳2を通帳出し入れ口14に入れるよう促す。預託者が登録済みの通帳2を入れると(ステップ#202)、搬送ベルト21a、21bが回転して通帳2を取り込み、磁気リーダー22に通帳2の識別情報を読み取らせる(ステップ#203)。その通帳2が登録済みの通帳(以下「登録通帳」と呼ぶ)であるかどうかを調べ(ステップS204)、登録通帳であると確認できたら次のステップ(ステップS205)に進む。登録通帳でないことが判明したら搬送ベルト21a、21bを逆回転させて通帳2を排出し、利用者に返却する(ステップS207)。前述のように登録手続の最後で「このまま預託」を選択した場合には、ステップ#201〜#204を省いて直ちにステップ#205に進む。
ここで通帳2の収納部30への収納について説明する。図3のように、トング61を入出機構部20に向かい合わせる位置がピックアップボックス60のホームポジションである。搬送ベルト21a、21bの保持する通帳2が登録通帳であることが確認できたら、モータ62が偏心カム66を回転させ、上トング板61aの自由端を少し持ち上げる。すなわちトング61を開いた状態にする。
ここでモータ64がレバー63を回動させ、トング61を前進させる(図4参照)。搬送ベルト21a、21bは通帳2の左右両端を挟むように左右に分離して設けられており、その間の空間にトング61が進出する。上トング板61aと下トング板61bの間に通帳2が入った後、搬送ベルト21a、21bはあと少し回転し、上トング板61aと下トング板61bの間の所定深さまで通帳2を押し込む。それからモータ62が偏心カム66を再度回転させる。これにより上トング板61aが下がり、下トング板61bとの間で通帳2を挟みつける。この状態でモータ64がレバー63を回動させ、トング61をピックアップボックス60の中に引き戻す(図5参照)。搬送ベルト21a、21bは通帳2を送り出すように回転する。
搬送装置40は、動作制御部74からの指令を受け、空きスペースのある収納ボックス32に並ぶ位置にピックアップボックス60を移動させる(図6参照)。この収納ボックス32に積み重ね状態で収納されている通帳2のうち、最上段に位置するものの上に新しい通帳2が置かれることになるようにピックアップボックス60の高さを調整する。
トング61はウェイト板33の下に差し込まれるものであり、ウェイト板33はトング61を迎え入れやすいように先端が斜め上に折曲されている。ピックアップボックス60の高さを決めるにあたっては、センサ69でウェイト板33を検出し、そのウェイト板33の高さを基準とするのがよい。
ピックアップボックス60の位置が決まった後、モータ64によりレバー63を回動させ、トング61をウェイト板33の下に突き入れる(図7参照)。この後トング61を開いて引き抜けば、トング61が保持していた通帳2は通帳の重なりの頂部に残る。トング61につられて通帳2が出てこないよう、ウェイト板33は通帳2の左右の端を押さえている。ウェイト板33自身も、収納ボックス32の中で上下することはできるが、収納ボックス32から抜け出すことのない構造になっている。
このようにして通帳2の収納を終えた(ステップ#205)後、搬送装置40はピックアップボックス60をホームポジションに戻す。物品収納情報記憶部72は、収納した通帳2の識別情報と、収納場所情報、すなわち収納ボックス32のボックス番号及び収納ボックス32内における積み重ねの段の位置とを関連付け、物品収納情報として記憶する(ステップ#206)。
続いて図16により通帳2の排出の流れを説明する。預託した通帳2の排出を要求する預託者は、操作/表示パネル13の初期画面メニューで「排出」を選択する(ステップ#301)。するとタッチパネル式ディスプレイ13に操作の指示が表示される。指示に従い図8のように指紋ボタン15を押す(ステップ#302)。指紋ボタン15を押すと、指紋情報取得装置75は指紋情報を取得し、顔情報取得装置76は顔情報を取得する(ステップ#303)。
ここで預託者照合部73が、取得したばかりの指紋情報及び顔情報と、預託者登録情報記憶部71に記憶させてあった指紋情報及び顔情報との照合を行う(ステップ#304)。
続いて取得した顔情報を記憶する(ステップ#305)。このステップの記憶は防犯カメラによる映像の記録と同じような意味を持つ。記憶には、預託者登録情報記憶部71とは別の図示しない記憶部を用いる。
ステップ#304の照合の結果、排出要求をしたのが預託者本人であるということが確認できれば、物品収納情報記憶部72から物品収納情報が読み出される。動作制御部74は搬送装置40に指令を出し、ピックアップボックス60を排出要求のあった通帳2を収納した収納ボックス32へと向かわせる(図9参照)。
ピックアップボックス60が目標の収納ボックス32に並ぶ位置に到着した後、トング61が目標とする通帳2と水平に整列するよう、ピックアップボックス60の位置の微調整を行う。トング61の位置決めは、収納ボックス32の中でまずウェイト板33を探し、ウェイト板33を探し当てたらそれを基準として通帳2の位置を探索するという手順で行う。
目標の通帳2にトング61を向かい合わせたらトング61を前進させ、通帳2を挟ませる(図10参照)。通帳2を挟んだ状態でトング61を引き抜くと、その上にあった通帳2とウェイト板33はダルマ落としの要領で落下する(図11参照)。落下した通帳2は収納場所情報が1段下にずれるので、物品収納情報記憶部72の物品収納情報を更新する。搬送装置40はピックアップボックス60をホームポジションに戻し、取り出した通帳2を入出機構部20に引き渡す(ステップ#306)。
入出機構部20では通帳2の識別情報を読み取る(ステップ#307)。読み取った識別情報と、預託者登録情報記憶部71に記憶させてあった登録情報とを照合し(ステップ#308)、一致すれば搬送ベルト21a、21bを回転させて通帳2を排出し、預託者に排出する(ステップ#309:図12参照)。
ステップ#308において、通帳2の識別情報が登録情報と一致しなければ、エラーとして処理する(ステップ#310)。すなわちタッチパネル式ディスプレイ13にエラー表示を出すとともに、必要があれば係員にも報知する。
本実施形態において、磁気リーダー22が置かれているのは入出機構部20の箇所のみである。従って、収納ボックス32内の通帳2をその都度入出機構部20まで運び、識別情報を調べることになる。この不便さを解消するため、ピックアップボックス60の中にもう一つの磁気リーダー22を設けてもよい。このようにすれば、トング61が収納ボックス32から通帳2を取り出したその場で識別情報を調べることができる。
また本実施形態では物品収納取出手段が入出機構部20と搬送装置40とに分かれているが、入出機構部20とピックアップボックス60を統合することもできる。すなわち搬送装置40の側に入出機構部20の機能を持たせることも可能である。
また、物品預かり機1に記帳機を内蔵させることもできる。このようにすれば、預託あるいは排出の機会をとらえて通帳2に記帳するという使い方が可能になる。
もしも、筐体10をこじ開けようとする試みがなされたときは、警報装置77がアラームを鳴らし、警備会社又は警察に通報する。同時に、通帳2の発行元である金融機関にも通報する。これを受け、金融機関では勘定系システムを操作して通帳2の利用差止処置をとることができる。従って、筐体10のこじ開けが成功し、通帳2が盗み出されてしまっても、預貯金の引き出しを未然に防ぐことができる。
さらに、勘定系システムとの連係で言えば、正規の手続を経て、すなわち預託者本人が本人確認の手続を経て取り出した通帳2でないかぎり、出金手続ができないようにすることもできる。これにより、誰かが専用キーを入手し、警報装置77を作動させることなく筐体10を開けて通帳2を取り出すことに成功したとしても、預貯金の引き出しを阻止できる。
本実施形態では、預託者の識別情報として預託者の生体情報(バイオメトリクス)を用いている。生体情報としては指紋情報及び顔情報を採用したが、別の生体情報(虹彩の模様や血管のパターンなど)を採用することもできる。ただし顔情報を識別情報とし、取引毎に記憶するものとすれば、預託者になりすまして通帳を不正取得しようとする第三者に対し、顔をさらさねばならないという心理的圧迫を加え、犯罪行為の未然防止につなげることができる。また犯罪が起こってしまった後の捜査にも、記憶した顔情報を役立てることができる。
次に、図17に基づき本発明の第2実施形態を説明する。図17は物品預かり機の概念的構成図である。
第2実施形態の物品預かり機1aは、態様が紙葉である物品、例えば証券類を預かるものである。物品預かり機1aは筐体10aの外部にカウンターシェルフ11a、内部に物品識別情報読取手段を有する。カウンターシェルフ10a及びその上のパネル部の構成は第1実施形態と同様であるが、物品識別情報読取手段の仕組みは第1実施形態とは異なる。すなわち、第1実施形態の物品識別情報読取手段は磁気リーダーであったのに対し、第2実施形態の物品識別情報読取手段紙葉の表面に印字された文字を読み取るOCR(optical character reader)22aとなっている。
物品預かり機1aの収納部30aに配置された複数の収納ユニット80は、テープの間に紙葉を巻き込んで収納する。すなわちOCR22aを通った紙葉はベルト90により筐体10aの中を運ばれるが、収納場所として指定された収納ユニット80に差し掛かると、切換爪81が動いて収納ユニット80の方へと紙葉を誘導する。収納ユニット80に入った紙葉は、繰り出しリール82、83から繰り出されたテープ84、85の間に挟み込まれ、巻き取りリール86に巻き取られる。紙葉の収納場所情報の構成要素は、収納ユニット80の番号と、テープ84、85の中における順序ということになる。このような収納方式は広く実用化されており、文献では特開平8−96191号公報や特開平11−120413号公報にその例を見ることができる。
収納ユニット80の中の紙葉を排出するときは、テープ84、85を収納時と逆の方向に巻き取って紙葉を吐き出させ、同じく収納時と逆方向に走行するベルト90に引き渡す。目標とする紙葉が最初に出てくればよいが、通常はそうではなく、無関係の紙葉を何枚か吐き出した後に目標の紙葉が出てくる。目標の紙葉に辿りつくまでに吐き出された紙葉は、OCR22aに最も近い場所に置かれた一時保管用の収納ユニット80aに取り込まれる。収納ユニット80aの切換爪81aは他の切換爪80と向きが逆になっており、OCR22aに向かう紙葉をベルト90から分離して収納ユニット80aに誘導する。
目標の紙葉の排出が完了した後、収納ユニット80aは一時保管していた紙葉を吐き出す。吐き出された紙葉は元の収納ユニット80に戻る。この時紙葉の収納順序がずれるので、物品収納情報を更新する。
物品が紙葉である場合、セキュリティのための識別情報としては文字以外にも様々なものが用いられる。パンチングホール、バーコード、ホログラム、蛍光インクなどである。このような場合、用いられる識別情報の種類に応じた物品識別情報読取手段を用意し、OCR22aに代え、あるいはOCR22aと共に配置する。
以上本発明の実施形態につき説明したが、この他、発明の主旨から逸脱しない範囲で種々の改変を加えて実施することができる。また、定型かつ識別情報を備えた容器を用意し、この容器の中に物品を収めて預託するものとすれば、定型を有しない物品の預託も可能になる。
本発明は、通帳、証券、クレジットカードと言った、固有の識別情報を有する定型物品を預託する機械広く利用可能である。
物品預かり機の正面側からの外観斜視図 物品預かり機の背面側からの外観斜視図 物品預かり機の垂直断面図 図3と異なる状態を示す垂直断面図 図4と異なる状態を示す垂直断面図 図5と異なる状態を示す垂直断面図 図6と異なる状態を示す垂直断面図 図7と異なる状態を示す垂直断面図 図8と異なる状態を示す垂直断面図 図9と異なる状態を示す垂直断面図 図10と異なる状態を示す垂直断面図 図11と異なる状態を示す垂直断面図 回路ブロック図 第1の動作フローチャート 第2の動作フローチャート 第3の動作フローチャート 第2実施形態に係る物品預かり機の概念的構成図
符号の説明
1 物品預かり機
2 通帳
10 筐体
11 カウンターシェルフ
12 パネル部
13 タッチパネル式ディスプレイ
15 指紋ボタン
16 カメラ
20 入出機構部
22 磁気リーダー
30 収納部
31 収納ユニット
40 搬送装置
70 制御装置
71 預託者登録情報記憶部
72 物品収納情報記憶部
73 預託者照合部
74 動作制御部
75 指紋情報取得装置
76 顔情報取得装置
77 警報装置
1a 物品預かり機
10a 筐体
11a カウンターシェルフ
22a OCR
30a 収納部
80 収納ユニット
84、85 テープ

Claims (5)

  1. 固有の識別情報を備えた定型物品を預かる物品預かり機にして、以下の構成を備えたもの:
    (a)物品の物品識別情報を読み取る物品識別情報読取手段
    (b)預託者であるか否かを識別するための預託者識別情報を入力する情報入力手段
    (c)前記物品識別情報と預託者識別情報とを関連付け、預託者登録情報として記憶する預託者登録情報記憶手段
    (d)物品を機内へ取り込んで収納部へ収納するとともに、この収納部から物品を取り出し機外へ排出する物品収納取出手段
    (e)前記収納部に収納した物品の前記物品識別情報と、この物品の収納場所とを関連付け、物品収納情報として記憶する物品収納情報記憶手段
    (f)各種操作を指示あるいは選択するための操作手段
    (g)預託者が前記操作手段を通じて行った排出要求を受け、前記情報入力手段により入力された預託者識別情報と前記預託者登録情報とを照合し、預託者として登録されているか否かを判断する預託者照合手段
    (h)前記預託者照合手段による照合の結果、預託者として登録されていると判断された場合に、前記預託者登録情報記憶手段と前記物品収納情報記憶手段の記憶情報に基づいて、排出要求があったときに入力された前記預託者識別情報と関連付けされている前記物品識別情報と収納場所を特定するとともに、当該収納場所から取り出す物品の前記物品識別情報を前記物品識別情報読取手段により読み取り、読み取った物品識別情報と、前記排出要求があったときに入力された前記預託者識別情報と関連付けされている前記物品識別情報とを照合し、一致すれば前記収納場所から取り出す物品を機外に排出するよう前記物品収納取出手段を制御する制御手段。
  2. 前記預託者識別情報が生体情報であることを特徴とする請求項1に記載の物品預かり機。
  3. 物品の態様が通帳であり、前記収納部は通帳を重ねた状態で収納するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品預かり機。
  4. 物品の態様が紙葉であり、前記収納部は前記紙葉をテープ間に巻き込んで収納するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品預かり機。
  5. 預かり物品に対し不法アクセスが試みられたとき、当該物品の利用システムにその旨を通報する警報装置を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品預かり機。
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