JP4534558B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性を有するチューブを押すことでチューブ内の液体を送るためのチュー
ブポンプを有する液体噴射装置に関する。
ターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置として、記録ヘッドから記録媒体に
対してインク滴を噴射させて印刷を行うインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズ
ルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録
する。
このインクジェット式記録装置は、記録動作時において、記録ヘッドが記録媒体と近接
するために、インク滴が記録媒体と衝突した際に発生するインクの飛び散りが記録ヘッド
のノズル面に跳ね返りノズル面を汚染することがある。
特にオンデマンド型のインクジェット式記録装置の記録ヘッドにおいては、ノズル滴の
吐出がノズル近傍のインクへの微弱な加圧力によるために、インク滴の吐出エネルギーが
小さく、記録媒体と数mm程度の間隔でしか配置されておらず、インクの飛び散りの跳ね
返りがノズル面に付着し易い。しかしながら加圧力が小さいため一旦ノズル内の目詰まり
が発生すると、この目詰まりを容易に自己復帰させることはできない。
このため、記録ヘッドのノズルの目詰まりを予防あるいは回復するために、非印字動作
中にノズル開口よりインクを吸引して目詰まりをしたインクを排出させるために、キャッ
プとチューブポンプを用いて吸引作業が行われるが、このようなキャップとチューブポン
プがすでに提案されている(たとえば特許文献1)。
特開2001−193670号公報(第4頁ないし第5頁、図3)
特許文献1に記載されているチューブポンプは、可撓性チューブを用いており、この可
撓性チューブは複数のローラにより回転しながら押圧されることにより、チューブの復元
力による負圧により記録ヘッドからインクが吸引され、ローラの回転による押し出し力に
よりチューブ内のインクが送られるようになっている。この種のチューブは液体入口部と
液体出口部が交差するようにしてポンプフレーム内に収容されている。
しかし、チューブがこのように液体入口部と液体出口部で交差するようにしてポンプフ
レーム内に収容される形態をとると、液体入口部と液体出口部の重なる点について、回転
軸に沿う方向のスペースが増大してしまうので、チューブポンプの小型化が図れないとい
う問題がある。このため、チューブの液体入口部と液体出口部を並べて配置して、チュー
ブをいわゆるΩ形に配置して、効率よくチューブ内の液体をローラにより押圧することで
搬送するチューブポンプが提案され始めている。
しかし、このようにチューブの液体入口部と液体出口部を並べて保持し、チューブの残
部を円弧形状に保持して構成するチューブポンプでは、次のような問題がある。
すなわち、チューブの円弧形状の残部は、内側からローラにより押しながらローラが回
転することでチューブ内のインクが液体入口部から残部を経て液体出口部側へ送られるの
である。この際に、ローラが液体入口部と液体出口部を並べて保持した部分、すなわちチ
ューブの液体受け渡し部を押すことになる。
このチューブの液体受け渡し部(出入口の付近)を押す時に、半径方向でローラの外側
にポンプフレームの壁が存在せず、ローラがチューブを押しきれないため、リークをして
しまう。ここで、ローラの回転開始位置により、吸引量に差が生じる。すなわち、ローラ
がいつリーク部を通過するかにより、負圧の上昇の仕方が変わってくる。特にたとえば2
本のチューブが共通のローラにより同時に内側から押される構造を採用すると、リークの
影響を受けやすくなる。
この課題の解決のために、リーク部を無くすことが考えられるが、小型化する構造上、
完全にリークをしないような寸法にすることはできず、なるべくリークが小さくなるよう
にすることが図られてきた。
そこで本発明は上記課題を解消し、複数本のチューブを使用する場合に、チューブの液
体入口部と液体出口部からなる各液体受け渡し部においてリークの影響を小さくし、吸引
量のバラツキが少ない液体噴射装置を提供することを目的としている。
上記目的は、液体を噴射する液体噴射装置であって、前記液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドのノズル面を覆って前記液体噴射ヘッドから噴射された前記液体を受けるための1つの液体受け部と、前記ノズル面を前記液体受け部側へ吸引するチューブポンプと、を備え、前記チューブポンプは、可撓性を有し液体の流路を成しており、前記液体を送るために円弧形状に重ねた状態で配置される2本のチューブと、各前記チューブの液体入口部と液体出口部からなる液体受け渡し部を保持し、しかも前記液体入口部と前記液体出口部を除く前記チューブの残部を円弧形状に保持した状態で、前記チューブを収容している収容部と、各前記チューブの内側から前記チューブを押すために前記チューブに沿って移動する押圧部材を有する回転部と、を有し、前記液体受け部には前記2本のチューブが接続され、前記各チューブには前記押圧部材が前記チューブを押圧しきれないリーク部があり、前記回転部の前記押圧部材が各前記チューブの前記リーク部を通過するタイミングを、互いにずらしていることを特徴とする液体噴射装置により、達成される。
この発明の構成によれば、2本のチューブは、可撓性を有し液体の流路を成している。2本のチューブは、液体を送るために円弧形状に重ねた状態で配置される。
収容部は、各チューブの液体入口部と液体出口部からなる液体受け渡し部を保持している。この収容部は、液体入口部と液体出口部を除くチューブの残部を円弧形状に保持した状態でチューブを収容している。
回転部は、チューブの内側からチューブを押すためにチューブに沿って移動する押圧部材を有する。
1つの液体受け部には2本のチューブが接続され、各チューブには押圧部材がチューブを押圧しきれないリーク部がある。
この回転部の押圧部材が、各チューブのリーク部を通過するタイミングが互いにずれている。
これにより、各チューブの液体入口部と液体出口部からなる液体受け渡し部において、
リークによる負圧変動を相殺して、吸引量のバラツキを抑制することができる。つまり、
複数本のチューブのリーク部では、異なるタイミングで押圧部材が通過するので、各チュ
ーブの液体受け渡し部におけるリークによる負圧変動で吸引量がバラツキを発生しても、
各チューブを1つのリーク部に接続することで、吸引量のバラツキを相殺することができ
る。
しかも、押圧部材が各チューブのリーク部を異なるタイミングで押しながら通過するの
で、騒音の低減が図れ、しかも複数本のチューブにより液体を搬送するので液体をより効
率よく押し潰しながら搬送することができる。
また、各前記チューブの前記リーク部は、前記チューブの前記残部の円周方向に関して互いにずれていて、各前記チューブは共通の押圧部材により内側から押されることを特徴とする。
この構成によれば、各チューブのリーク部は、チューブの残部の円周方向に関
して互いにずれていて、各チューブは共通の押圧部材により内側から押されるようになっている。
これにより、回転部の共通の押圧部材が各チューブのリーク部を通過する際のタイミングを、互いにずらすことができる。
また、前記押圧部材は、前記回転部において回転可能に設けられたプーリであることを特徴とする。
この構成によれば、押圧部材は、回転部において回転可能に設けられたプーリである。この共通のプーリにより、各チューブが互いにずれたタイミングで押されることで、各チューブは液体を搬送することができる。
また、各前記チューブの前記リーク部は、前記チューブの前記残部の円周方向に関して同じ位置に配置されており、各前記チューブは、1つの押圧部材により内側から押され、2つの前記押圧部材は円周方向に互いに位置がずれていることを特徴とする。
この構成によれば、各チューブの液体受け渡し部は、チューブの残部の円周方
向に関して同じ位置に配置されている。各チューブは、それぞれ異なる1つの押圧部材により内側から押されて、2つの押圧部材は円周方向に互いに位置がずれている。
これにより、互いに位置のずれている2つの押圧部材は、各チューブのリーク部を、互いにずれたタイミングで通過することにより押すことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の液体噴射装置の好ましい実施形態であるインクジェット式記録装置1
0を示している。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、インクジェットプリンタとも呼んでいる
。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、ガイドレ
ール17、プラテン12、キャリッジ14、液体受け部としてのキャップ20、記録ヘッ
ド30を備えている。記録ヘッド30は、液体の噴射ヘッドの一例であり、印刷ヘッドと
も言う。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、いわゆるオンキャリッジ形の記録装置で
あり、キャリッジ14の上部には、複数のインクカートリッジ2,3,4,5が着脱可能
に装着できる。キャリッジ14の下部には、記録ヘッド30が設けられている。キャリッ
ジ14は、ベルト15を介してモータ16に接続されている。モータ16が作動すること
によって、キャリッジ14はガイドレール17に沿ってプラテン12の軸方向である主走
査方向Tに往復走行する。
ホームポジション18は、ガイドレール17の一方の端部に位置している。このホーム
ポジション18は、キャリッジの走行経路の末端にある非印刷領域である。このホームポ
ジション18には、本体部1の上に液体受け部としてのキャップ20が配置されている。
このキャップ20は、液体吸引装置の一例でありキャッピングシステムもしくはキャッピ
ング手段とも呼んでいる。
キャップ20は、記録ヘッド30のノズル開口のインクの乾燥を防止する機能と、チュ
ーブポンプ19からの負圧をノズル開口に作用させてノズル開口からインクを強制的に吸
引して排出させる機能を備える。このチューブポンプ19は、液体受け部としてのキャッ
プ20とにより、液体排出システムを構成する。キャップ20は、液体吸引装置の一例で
ある。インクは液体の一例である。
この他に、液体受け部としてのキャップ20の横には、ワイピング部材400が設けら
れている。このワイピング部材400は、必要に応じて記録ヘッド30のノズルプレート
面のインクを払拭する。
図2は、図1に示すインクジェット式記録装置10の電気的な接続例を示している。イ
ンクジェット式記録装置10の制御装置7は、ローカルプリンタケーブルまたは通信ネッ
トワークを介してホストコンピュータ40Aのプリンタドライバ41に接続されている。
プリンタドライバ41は、インクジェット式記録装置10に対して印刷やクリーニング動
作あるいはインク吸引動作を実行させるためのコマンドを送るソフトウェアを搭載してい
る。
図2に示すインクジェット式記録装置10は、制御装置7の他に、センサー8、チュー
ブポンプのモータ40、インクカートリッジ2,3,4,5、記録ヘッド30、キャリッ
ジ14、用紙搬送機構15Aを含んでいる。
図1の実施形態では、複数のインクカートリッジ2,3,4,5が、キャリッジ14の
上に直接搭載されているが、これに限らずインクカートリッジ2,3,4,5はキャリッ
ジとは別の位置に搭載している、いわゆるオフキャリッジ形のインクジェット式記録装置
を採用しても勿論構わない。
図2の用紙搬送機構15Aは、図1の用紙29をプラテン12上を搬送するようになっ
ている。用紙29は記録媒体の一種である。
図3と図4は、図1に示す記録ヘッド30とキャップ20の構造例を示す断面図である

インクジェット式記録装置10は、特にカラープリンタとして用いられる場合には、こ
の記録ヘッド30は、種類の異なる複数種類のインクを吐出するために、インクの種類ご
とに独立したインク経路50を有している。
各インクカートリッジ2,3,4,5からのインクは、インク供給針50Aを介してイ
ンク経路50に流入する。インクの種類ごとに独立したインク経路50は、それぞれ複数
の圧力室51に接続されている。各圧力室51には、各ノズル開口列54A〜54Dが接
続されている。圧力室51から押し出されたインク滴が、ノズル開口列54A〜54Dの
ノズル開口55A〜55Dから吐出される。
図5(A)はノズルプレート面(ノズル面の一例)61におけるノズル開口列54A〜
54Dの配列例を示している。異なるインクの種類とは、見かけ上の色の違いにとどまら
ず、インクの構成成分の種類や比率が異なることを意味する。各ノズル開口列54A〜5
4Dは、たとえば数10から数1000のノズル開口55A〜55Dから構成されている

図4に示すように、各ノズル開口列54A〜54Dは、U方向に沿って間隔をおいて形
成されておりたとえば4列形成されている。つまり各ノズル開口列54A〜54Dは、T
方向に沿って間隔をおいて平行に配列されている。
ノズルプレート面61のインクは、たとえば図1に示すワイピング部材400と記録ヘ
ッド30との相対的な移動によりワイピング部材400をノズルプレート面61に軽く当
接するだけで、払拭してクリーニングすることができる構造になっている。
図5(B)は、本発明のインクジェット式記録装置の記録ヘッド30の内部構造例を示
している。上述したインクカートリッジから供給されるインクは、インク経路50を通っ
て圧力室51へ供給される。印刷の際には、圧力発生素子としての圧電振動子39が伸縮
動作することによって、圧力室51の容積を変化させて、圧力室51内のインクに圧力変
動を生じさせる。これによって、ノズル開口55A〜55Dからインク滴が吐出できる。
記録ヘッド30内のインク中に気泡が混入したり、インク経路50や圧力室51内に増
粘したインクが存在すると、インクの正常な流れが阻害されて、正常なインクの吐出が行
えないことがある。この場合には、図3に示すキャップ20とチューブポンプ19が用い
られ、このキャップ20によるインクの強制排出が必要となる。
また、インクジェット式記録装置10を最初に使用する際の開始時や、インクカートリ
ッジを別の種類のインクカートリッジに交換した場合では、図3の記録ヘッド30内のイ
ンク経路50の中にインクを充填する必要がある。このような初期のインクの充填に際し
ても、キャップ20とチューブポンプ19が使用され、図3の記録ヘッド30のノズル開
口55A〜55Dから空気およびインクが強制的に吸引されてノズル開口55A〜55D
から排出される。
次に、図3と図4に示すキャップ20の構造例について説明する。
図3は、キャップ20が記録ヘッド30のノズルプレート面61から離れた待機状態を
示しており、図4は、キャップ20がノズルプレート面61に密着して封止することでイ
ンクを吸引している状態の例を示している。
キャップ20は、キャップ本体21と吸収材22を有している。
キャップ本体21は、箱形状を有していて、金属やプラスチックにより作られている。
このキャップ本体21の上部には上部開口21Fが形成されている。上部開口21Fの大
きさは、ノズルプレート面61の大きさと同じかやや小さい。
底部21Aには2つの排出部240が形成されている。この排出部240は、チューブ
ポンプ19に対してチューブ130,131により接続されている。チューブポンプ19
は、廃インクタンク100に接続されている。この廃インクタンク100は、キャップ2
0のキャップ本体21の内部空間24側から吸引されてくるインクをチューブ130,1
31を通じて廃棄するためのタンクである。
吸収材22は、たとえば内部空間24の中に収容されているたとえば直方体形状の部材
である。吸収材22は、記録ヘッド30からのインクを吸収できる材質であればよい。吸
収材22の材質としては、発泡プラスチックであるたとえばポリビニルアルコール(PV
A)を原料としたスポンジ等を用いることができる。
吸収材22の表面23はキャップ本体21の上部開口21F内に位置していて、この表
面23は図3に示すように外部に露出している。
図4は、キャップ本体21が吸引状態になるように昇降手段250の動作によりZ2方
向に上昇した状態にある。この状態では、キャップ本体21はノズルプレート面61に密
着して各ノズル開口55A〜55Dを封止する。
昇降手段250は、図4に示すようにZ2方向に上昇させて上昇位置に位置決めするこ
ともできるし、昇降手段250は、図4の上昇した状態から図3に示す待機位置にまでZ
1方向に下げて位置決めすることができる。
図3と図4に示すキャップ20とチューブポンプ19および廃インクタンク100は、
液体吸引装置もしくは液体廃棄システムを構成している。
このチューブポンプ19は、モータ40により動作されるものである。このモータ40
は図2に示す制御部7の指令により制御される。
次に、このチューブポンプ19の構造例について、図6ないし図9を参照して説明する

図6は、チューブポンプ19の構造を示す斜視図であり、図7は、チューブポンプ19
の回転部150等を示す斜視図である。図8は、チューブポンプ19の平面図であり、図
9は、チューブポンプ19の第1チューブ130と第2チューブ131を別々に示してい
る。
図6に示すチューブポンプ19は、図示例では第1チューブ130と第2チューブ13
1と、収容部140と、固定用部材141A,141Bと、回転部150を有している。
第1チューブ130と第2チューブ131は、同軸内に配置されており同じ断面形状を
有するチューブである。第1チューブ130と第2チューブ131は、可撓性を有し、そ
の中にインクの流路を有している。第1チューブ130と第2チューブ131は、いわゆ
るΩ型に形状保持して配置されていて、たとえばシリコンやポリエチレン等により作られ
ている。
図6に示す収容部140は、第1チューブ130と第2チューブ131および回転部1
50を収容して保持するためのケーシングである。収容部140はたとえばプラスチック
により作られており、収容部140は、ほぼ円筒状の本体149と突出部分143を有し
ている。本体149の中には図8と図9に示すように内壁144を有している。この内壁
144は、第1チューブ130と第2チューブ131を円弧形状または円形状に収容して
保持する部分である。回転部150は軸171を有していて、この回転部150は、収容
部140に対して中心軸CLを中心として回転可能に保持されるようになっている。
図6に示すように突出部分143は、本体149の半径方向に沿って外側に突出して形
成されている。突出部分143は、図8に示すように溝部147,148、溝部149A
,150Aを有している。この溝部147ないし150Aは、回転中心CLと平行方向に
形成されている。突出部分143は、固定用部材141Aともう1つの固定用部材141
Bを図8の紙面垂直方向に順次挿入することで、これらの固定用部材141A,141B
を着脱可能に固定することができる。
2つの固定用部材141A,141Bは、それぞれ図9(A),図9(B)に示すよう
に突起151,152,153を有している。突起151は、突出部分143の溝部14
8に嵌まり込む。突起152,153は、突出部分143の溝部149A,150Aにそ
れぞれ嵌まり込むようになっている。図9(A)と図9(B)に示すように、各固定用部
材141A,141Bはそれぞれ2つの貫通孔160,160を有している。これらの貫
通孔160は、回転中心CLと直交する方向であって、本体149の半径方向に沿って形
成されている。
次に、図6と図7に示す回転部150について説明する。
回転部150は、モータ40の駆動トルクにより回転方向Rに回転することができるチ
ューブの押圧装置である。
回転部150は、軸171と円形部材173,174と部材173A,174Aおよび
第1プーリ401と第2プーリ402を有している。円形部材173,174は、本体1
49の中に嵌まり込んでいる。円形部材173,174の間には、別の部材173A,1
74Aがある。
このように円形部材173、部材173A、部材174A、円形部材174および第1
プーリ401、第2プーリ402は、回転部150を構成しており、この回転部150は
収容部140の本体149の中において、回転中心CLを中心として回転方向Rに回転で
きるようになっている。
図6に示す第1プーリ401と第2プーリ402は、本発明の実施形態における押圧部
材の一例である。図6ないし図8に示す例では、第1プーリ401と第2プーリ402は
、回転方向Rに関して180度反対方向に配置されているのが特徴的である。
つまり、第1プーリ401と第2プーリ402は、回転方向Rに関して互いに位置がず
れて配置されている。
第1プーリ401は、円形部材173と部材173Aの間において回転可能に支持され
ている。同様にして第2プーリ402は、円形部材174と部材174Aの間において回
転可能に支持されている。第1プーリ401は、図示しないスプリングの力により、半径
方向外側に付勢されているが、第1プーリ401はリリース用の溝408に沿って移動可
能になっている。これにより、第1プーリ401は第1チューブ130の内側から離すこ
とができる。
同様にして第2プーリ402は、第1プーリ401と同様に図示しないスプリングによ
り半径方向外側に付勢されているが、第2プーリ402はリリース用の溝409に沿って
移動することができる。これにより、第2プーリ402は第2チューブ131の内側から
離すことができる。第2プーリ402はリリース用の溝(図示せず)に沿って移動可能で
ある。
図9(A),図9(B)に示すように、第1チューブ130と第2チューブ131は、
それぞれ収容部140の本体149の内壁144に沿って円弧形状に収容して保持されて
いる。
図9(A)に示す第1チューブ130は、液体入口部200と液体出口部201および
残部203を有している。液体入口部200と液体出口部201は、固定用部材141A
の貫通孔160,160をそれぞれ通ることで保持されている。残部203は、内壁14
4の中に円弧形状に保持された部分であり、残部203は、液体入口部200と液体出口
部201の間の部分である。この残部203は、回転中心CLを中心として円弧形状もし
くは円形状に形状保持されている。
図9(B)に示すように、第2チューブ131は、同様にして液体入口部200と液体
出口部201および残部203を有している。液体入口部200と液体出口部201は、
固定用部材141Bの貫通孔160,160に対してそれぞれ通すことで保持されている
。残部203は、内壁144の中に回転中心CLを中心として円弧形状もしくは円形状に
なるように形状保持されている。
図9(A)に示すように第1プーリ401は第1チューブ130の内側から、残部20
3と、液体受け渡し部である出入口部領域132とを内側から押しつつ、回転方向Rに回
転することで、液体入口部200側から液体出口部201側へ第1チューブ130内のイ
ンクを搬送するようになっている。
同様にして、図9(B)に示す第2プーリ402は、第2チューブ131の残部203
と出入口部領域132を内側から押しながら回転方向Rに回転することで、液体入口部2
00側から液体出口部201側へ第2チューブ131内のインクを搬送するようになって
いる。
出入口部領域132は、液体受け渡し部であり、液体受け渡し部は液体入口部200と
液体出口部201からなる部分である。図9(A)に示すように第1プーリ401が液体
受け渡し部にあるとき、半径方向のプーリの外側に内壁144が存在しないため、第1プ
ーリ401は第1チューブ130を内側から押圧できず、リークしてしまう。
この出入口部領域(液体受け渡し部)132の一部分は、本発明の実施形態ではリーク
部である。つまり、このリーク部は、押圧部材である第1プーリ401が第1チューブ1
30の液体受け渡し部において内側から押圧しきれない部分である。同様にして、図9(
B)の第2プーリ402も出入口部領域132のリーク部にくると、押圧部材である第2
プーリ402はこのリーク部を第2チューブ131の内側から押圧しきれない。
図9に示すように、各液体入口部200はキャップ本体21側に接続されていて、各液
体出口部201は廃インクタンク100側に接続されている。
図6に示す制御部7がモータ40に対して動作制御信号を与えると、モータ40は軸1
71の回転中心CLを中心として円形部材173、部材173A,174Aおよび円形部
材174とともに第1プーリ401、第2プーリ402を回転方向Rに回転させる。
これによって、180度位相がずれている第1プーリ401と第2プーリ402は、図
9(A)と図9(B)に示すように、交互に第1チューブ130の出入口部領域132と
第2チューブ131の出入口部領域132に対して内側から押し潰しながら通過していく
ことになる。
このように、第1チューブ130と第2チューブ131は、第1プーリ401と第2プ
ーリ402により、それぞれ異なる通過タイミングにより押し潰されるとともに、第1チ
ューブ130と第2チューブ131のそれぞれの液体が回転方向Rに沿って搬送されてい
くことになる。
ここで図14を参照して、プーリの開始位置と負圧の大きさについて説明する。図9(
A)の位置からプーリが回転し始める場合、第1プーリ401が収容部140内を1回転
後に再度出入口部領域132に到達し、リークするので、負圧がここでやや減少する。一
方、図9(B)の位置からプーリが回転し始める場合、第2プーリ402が収容部140
内を半回転後に出入口部領域132に到達しリークする。その後、さらに半回転して回転
開始位置に戻る。
プーリが1回転したときの到達負圧は図9(A),(B)ともにほぼ同じだが、図14
を見ても判るように、その負圧の大きさに到達するまでの負圧の上昇の仕方が異なり、こ
れが吸引量の差となる。
2本のチューブを1つのプーリで同時に同位相で押し潰す場合、プーリの回転開始位置
により、図9(A)と図9(B)のように吸引量のバラツキが発生するが、第1チューブ
130と第2チューブ131は、それぞれ別々の第1プーリ401と第2プーリ402に
よりしかも位相が180度ずれた状態で回転し始め、かつ第1チューブと第2チューブは
1つのキャップ本体21に接続されているので、プーリの回転開始位置による吸引量のバ
ラツキが相殺される。
これにより、クリーニング時の吸引量のバラツキを抑えることができる。そして第1プ
ーリ401と第2プーリ402が出入口部領域132をそれぞれ通過する時の騒音の低減
も図ることができる。
第1チューブ130と第2チューブ131を用いることにより、1本のチューブを用い
るのに比べてより効率よくチューブの押し潰しを行うことができ、インクの搬送効率を上
げることができる。
ここで、図10を参照して、インクジェット式記録装置10において、図3と図4のキ
ャップ20とチューブポンプ19を用いて行うインクの吸引動作例について説明する。
図1に示すインクジェット式記録装置10の最初の使用の開始時や、インクカートリッ
ジを別のインクカートリッジに交換した場合には、記録ヘッド30のインク経路50の中
にインクを充填する必要がある。この充填に際しては、インク吸引装置20によって、記
録ヘッド30のノズル開口55から空気およびインクが強制的に吸引されて排出してクリ
ーニングする場合がある。
また、記録ヘッド30のインク中に気泡が混入したりあるいはインク経路50に増粘し
たインクが存在すると、インクの正常な流れが阻害される場合がある。このような場合に
も、キャップ20によりインクの強制排出をしてクリーニングする場合がある。
図10に示す印刷ステップST1では、図1に示す記録ヘッド30とキャリッジ14は
、印刷中にはキャップ20から離れた印刷領域に位置している。これにより、キャリッジ
14とともに記録ヘッド30が印刷領域で移動することにより、用紙29に対して印刷を
することができる。しかし、上述したように記録ヘッド30のクリーニングを行う必要が
ある場合には、図1のキャリッジ14および記録ヘッド30が、ヘッド移動方向T1に移
動して図3に示すようにホームポジション18に位置決めされる。図3に示すように記録
ヘッド30がホームポジション18に位置決めされると、記録ヘッド30はキャップ20
の上部に位置する。
図10のステップST2では、図2に示す制御装置7がチューブポンプ19のモータ4
0に対してインク吸引によるクリーニングの実行指令を行う。
図10のステップST3では、図4に示す昇降手段250がキャップ本体21をZ2方
向に上昇させることにより、キャップ本体21はノズルプレート面61を封止する。
図10のインク吸引のステップST4では、図4に示すチューブポンプ19を作動させ
て、キャップ本体21内を負圧にしてノズルプレート面61からインクをキャップ本体2
1の吸収材22側に吸引する。これによって、ノズルプレート面61のノズル開口に形成
されているインク滴が、吸収材22の表面23を通じて吸収材22の中を通り、そして図
4に示す排出部240とチューブ130,131を通じて廃インクタンク100側に排出
することができる。
その後、図10に示すように、ステップST5では図4に示す昇降手段250が作動し
て図4に示すキャップ本体21が図4の上昇状態から図3に示す待機状態に戻ることにな
る。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
図11ないし図13は、本発明のチューブポンプの別の実施形態を示している。
図11ないし図13に示すチューブポンプ19が、図6に示すチューブポンプ19と異
なるのは、1つの共通のプーリ1400を用いていて、固定用部材141Aともう1つの
固定用部材141Bは、180度反対方向に配置されていることである。
図11の収容部140の構造は、図6の収容部140の構造とは似ているが、2つの突
出部分143T,143Rを有している。突出部分143Tは、固定用部材141Aを着
脱可能に固定する。突出部分143Rは、もう1つの固定用部材141Bを着脱可能に固
定する。
収容部140の本体149の中には、回転部150Aが収容されている。この回転部1
50Aは、円形部材173E,174Eと軸171Aを有していて、これらの円形部材1
73E,174Eの間には、1つのプーリ1400が回転可能に支持されている。このプ
ーリ1400は、リリース用の溝1408,1408に沿って移動可能になっている。プ
ーリ1400は、図示しない付勢手段により半径方向外側に付勢されている。第1チュー
ブ130と第2チューブ131は、回転部150Aにおいて、180度反対方向に同軸内
に重ねて配置されていることが特徴的な点である。なお、プーリ1400は共通ではなく
、別体としてもよい。
図13(A)は、第1チューブ130側を示しており、図13(B)は第2チューブ1
31側を示している。第1チューブ130は液体入口部200と液体出口部201および
残部203を有している。同様にして第2チューブ131は、液体入口部200と液体出
口部201および残部203を有している。第1チューブ130の残部203は、内壁1
44に沿って回転中心CLを中心として円弧形状または円形状に形状保持されている。同
様にして第2チューブ131の残部203は、回転中心CLを中心として内壁144の中
に円弧形状もしくは円形状に形状保持されている。
第1チューブ130の液体入口部200と液体出口部201は、固定用部材141Aの
貫通孔160,160により通して保持されている。同様にして第2チューブ131の液
体入口部200と液体出口部201は、固定用部材141Bの貫通孔160,160によ
り通して保持されている。
各液体入口部200は、キャップ本体21側に接続されており、液体出口部201は廃
インクタンク100側に接続されている。
図13(A),図13(B)に示すように、1つの共通の押圧部材であるプーリ140
0は、第1チューブ130の残部203と出入口部領域132と、第2チューブ131の
残部203と出入口部領域132を押すための共通の押圧部材として機能する。プーリ1
400は、残部203と出入口部領域132を内側から押しながら回転方向Rに沿って回
転していく。この出入口部領域132は液体受け渡し部であり、液体受け渡し部は液体入
口部200と液体出口部201からなる部分である。
これによって、すでに述べた実施形態と同様にして、プーリ1400は、各チューブ1
30,131の各出入口部領域132を別々の通過タイミングで押し潰して通過し、かつ
第1のチューブ130と第2のチューブ131は1つのキャップ本体21に接続されてい
るのでプーリの回転開始位置によるインク吸引量のバラツキを相殺することができる。
そしてプーリ1400が出入口部領域132をそれぞれ通過する時の騒音の低減も図る
ことができる。
第1チューブ130と第2チューブ131を用いることにより、1本のチューブを用い
るのに比べてより効率よくチューブの押し潰しを行うことができ、インクの搬送効率を上
げることができる。
本発明の実施形態では、複数のチューブがいわゆるΩ状に引き回されて形状保持されて
おり、しかも同軸上に積み重ねるようにして配列されている。各チューブの液体入口部と
液体出口部からなる液体受け渡し部はリークする部分を有し、上述したように同じ位置に
して異なるプーリを用いるか、複数のチューブの受け渡し部の位相を回転方向にずらすこ
とで1つのプーリを用いるようにして、いずれにしても受け渡し部におけるプーリの通過
タイミングをずらしかつ1つのキャップに接続することで、吸引量のバラツキを抑制する
のである。リーク部は液体受け渡し部(出入口部領域)の少なくとも一部分であり、上述
したようにプーリが押さえきれない部分である。
なお、チューブの引きまわし形状はいわゆるΩ状に限らず、リーク部を有すれば、他の
形状でも構わない。たとえば、プーリを2個とし、チューブをいわゆるU字状に引きまわ
して形状保持し、プーリがチューブを押圧する区間角度を170度以下とした場合などで
ある。
これによって、複数のチューブは同時に押し潰されながら液体の吸引力のバラツキを抑
制できるとともに、各チューブの液体受け渡し部にプーリが通過する際に、負荷変動を減
らして駆動モータの脱調を回避することができたり、プーリが液体受け渡し部を通過する
際の騒音の低減が図れる。複数本のチューブを用いることによりより効率よくチューブの
押し潰しができ、液体はスムーズに複数本のチューブを用いて吸引搬送することができる
。液体受け部は、ノズル面を覆って液体を受けるものであるが、図示例のように1つの液
体受け部だけでなく、液体受け部は2つ以上設けてもよい。そして液体受け部には2本の
チューブが接続されているが、3本以上のチューブの液体入口部を接続してもよい。
ところで本発明は上記実施形態に限らず、同軸上にずらして、たとえばチューブの本数
は3本以上とすることもできる。またプーリの数は3個以上使用しても、勿論構わない。
2つのローラの角度の位相は、180度以外に90度など他の角度でもよい。同様に各液
体受け渡し部の角度位相は、180度以外の他の角度でもよい。
図示した本発明の実施形態においては、ブラックインク、シアンインク、マゼンタイン
ク、イエローインクの各インクを使用する4つのインクカートリッジが、キャリッジに装
着できるようになっている。このインクカートリッジの数はこれに限らず、ブラックイン
ク用のインクカートリッジだけを備えているものや、ブラックインクを除いた2色や3色
のカラーインク用の3つのインクカートリッジや、あるいは5つのインクカートリッジ、
あるいは6つ以上のインクカートリッジを備えているものであっても良い。
本発明は、インクジェット式記録装置としての上記実施形態に限定されず、特許請求の
範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。さらに、上述の各実施形態は、
相互に組み合わせて構成するようにしても良い。また、本発明は、インクジェット式記録
装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等
のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(
面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に
用いられる生体有機物噴射ヘッドの等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射
装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
本発明の液体噴射装置の実施形態に係るインクジェット式記録装置を示す概略斜視図。 図1のインクジェット式記録装置の電気的接続例を示す図。 記録ヘッド、液体受け部としてのキャップおよびチューブポンプ等を示す図。 キャップがノズルプレート面を封止している状態を示す図。 ノズルプレート面の形状と記録ヘッドの構造例を示す図。 本発明の実施形態におけるチューブポンプの構造例を示す斜視図。 図6のチューブポンプから本体のチューブを取り除いた状態を示す斜視図。 チューブポンプの平面図。 チューブポンプの第1チューブ側と第2チューブ側をそれぞれ示す図。 インクの吸引動作の例を示すフロー図。 本発明のチューブポンプの別の実施形態を示す斜視図。 図11のチューブポンプの平面図。 図12のチューブポンプの第1チューブ側と第2チューブ側を示す平面図。 本発明の実施形態における第1チューブと第2チューブの負圧の例を示す図。
符号の説明
10・・・インクジェット式記録装置、19・・・チューブポンプ、20・・・キャップ
(液体受け部)、21・・・キャップ本体、22・・・吸収材、30・・・記録ヘッド(
液体噴射ヘッドの一例)、40・・・チューブポンプのモータ、54Aないし54D・・
・ノズル開口列、55Aないし55D・・・ノズル開口、130・・・第1チューブ、1
31・・・第2チューブ、132・・・出入口部領域(液体受け渡し部、少なくとも一部
分がリーク部)、140・・・収容部、150・・・回転部、200・・・チューブの液
体入口部、201・・・チューブの液体出口部、203・・・チューブの残部、401・
・・第1プーリ(押圧部材)、402・・・第2プーリ(押圧部材)

Claims (4)

  1. 液体を噴射する液体噴射装置であって、
    前記液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドのノズル面を覆って前記液体噴射ヘッドから噴射された前記液体を受けるための1つの液体受け部と、
    前記ノズル面を前記液体受け部側へ吸引するチューブポンプと、を備え、
    前記チューブポンプは、
    可撓性を有し液体の流路を成しており、前記液体を送るために円弧形状に重ねた状態で配置される本のチューブと、
    各前記チューブの液体入口部と液体出口部からなる液体受け渡し部を保持し、しかも前記液体入口部と前記液体出口部を除く前記チューブの残部を円弧形状に保持した状態で、前記チューブを収容している収容部と、
    各前記チューブの内側から前記チューブを押すために前記チューブに沿って移動する押圧部材を有する回転部と、を有し、
    前記液体受け部には前記2本のチューブが接続され、
    前記各チューブには前記押圧部材が前記チューブを押圧しきれないリーク部があり、
    前記回転部の前記押圧部材が各前記チューブの前記リーク部を通過するタイミングを、互いにずらしていることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 各前記チューブの前記リーク部は、前記チューブの前記残部の円周方向に関して互いにずれていて、各前記チューブは1つの押圧部材により内側から押されることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記押圧部材は、前記回転部において回転可能に設けられたプーリであることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 各前記チューブの前記リーク部は、前記チューブの前記残部の円周方向に関して同じ位置に配置されており、各前記チューブは、1つの押圧部材により内側から押され、2つの前記押圧部材は円周方向に互いに位置がずれていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
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