JP2005291134A - チューブポンプおよび液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】チューブの液体入口部と液体出口部から成るチューブの受け渡し部において負荷
変動を小さくしてチューブポンプによる液体の搬送をスムーズに行うことができるチュー
ブポンプおよび液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】可撓性を有し液体の流路210,211を成すチューブ130,131と、
チューブ130,131の液体入口部200と液体出口部201を並べて保持し、しかも
液体入口部200と液体出口部201を除くチューブの残部203を円弧形状に保持した
状態で、チューブ130,131を収容している収容部140と、チューブ130,13
1の内側からチューブ130,131を押すためにチューブに沿って移動する回転部15
0とを有し、液体入口部200の壁部の肉厚と液体出口部201の壁部の肉厚は、残部2
03の壁部の肉厚に比べて薄くなっている。
【選択図】図9
変動を小さくしてチューブポンプによる液体の搬送をスムーズに行うことができるチュー
ブポンプおよび液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】可撓性を有し液体の流路210,211を成すチューブ130,131と、
チューブ130,131の液体入口部200と液体出口部201を並べて保持し、しかも
液体入口部200と液体出口部201を除くチューブの残部203を円弧形状に保持した
状態で、チューブ130,131を収容している収容部140と、チューブ130,13
1の内側からチューブ130,131を押すためにチューブに沿って移動する回転部15
0とを有し、液体入口部200の壁部の肉厚と液体出口部201の壁部の肉厚は、残部2
03の壁部の肉厚に比べて薄くなっている。
【選択図】図9
Description
本発明は、可撓性を有するチューブを押すことでチューブ内の液体を送るためのチュー
ブポンプおよび液体噴射装置に関する。
ブポンプおよび液体噴射装置に関する。
ターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置として、記録ヘッドから記録媒体に
対してインク滴を噴射させて印刷を行うインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズ
ルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録
する。
このインクジェット式記録装置は、記録動作時において、記録ヘッドが記録媒体と近接
するために、インク滴が記録媒体と衝突した際に発生するインクの飛び散りが記録ヘッド
のノズル面に跳ね返りノズル面を汚染することがある。
対してインク滴を噴射させて印刷を行うインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズ
ルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録
する。
このインクジェット式記録装置は、記録動作時において、記録ヘッドが記録媒体と近接
するために、インク滴が記録媒体と衝突した際に発生するインクの飛び散りが記録ヘッド
のノズル面に跳ね返りノズル面を汚染することがある。
特にオンデマンド型のインクジェット式記録装置の記録ヘッドにおいては、ノズル滴の
吐出がノズル近傍のインクへの微弱な加圧力によるために、インク滴の吐出エネルギーが
小さく、記録媒体と数mm程度の間隔でしか配置されておらず、インクの飛び散りの跳ね
返りがノズル面に付着し易い。しかしながら加圧力が小さいため一旦ノズル内の目詰まり
が発生すると、この目詰まりを容易に自己復帰させることはできない。
吐出がノズル近傍のインクへの微弱な加圧力によるために、インク滴の吐出エネルギーが
小さく、記録媒体と数mm程度の間隔でしか配置されておらず、インクの飛び散りの跳ね
返りがノズル面に付着し易い。しかしながら加圧力が小さいため一旦ノズル内の目詰まり
が発生すると、この目詰まりを容易に自己復帰させることはできない。
このため、記録ヘッドのノズルの目詰まりを予防あるいは回復するために、非印字動作
中にノズル開口よりインクを吸引して目詰まりをしたインクを排出させるために、キャッ
プとチューブポンプを用いて吸引作業が行われる。このようなキャップとチューブポンプ
が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2001−193670号公報(第4頁ないし第5頁、図3)
中にノズル開口よりインクを吸引して目詰まりをしたインクを排出させるために、キャッ
プとチューブポンプを用いて吸引作業が行われる。このようなキャップとチューブポンプ
が提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載されているチューブポンプは、可撓性チューブを用いており、この可
撓性チューブは複数のローラにより回転しながら加圧されることにより、チューブ内のイ
ンクが送られるようになっている。この種のチューブは液体入口部と液体出口部が交差す
るようにしてポンプフレーム内に収容されている。
しかし、チューブがこのように液体入口部と液体出口部で交差するようにしてポンプフ
レーム内に収容される形態をとると、液体入口部と液体出口部の重なる点について、回転
軸に沿う方向のスペースが増大してしまうので、チューブポンプの小型化が図れないとい
う問題がある。このため、チューブの液体入口部と液体出口部を並べて配置して、チュー
ブをいわゆるΩ形に配置して、効率よくチューブ内の液体をローラにより加圧することで
搬送するチューブポンプが提案され始めている。
撓性チューブは複数のローラにより回転しながら加圧されることにより、チューブ内のイ
ンクが送られるようになっている。この種のチューブは液体入口部と液体出口部が交差す
るようにしてポンプフレーム内に収容されている。
しかし、チューブがこのように液体入口部と液体出口部で交差するようにしてポンプフ
レーム内に収容される形態をとると、液体入口部と液体出口部の重なる点について、回転
軸に沿う方向のスペースが増大してしまうので、チューブポンプの小型化が図れないとい
う問題がある。このため、チューブの液体入口部と液体出口部を並べて配置して、チュー
ブをいわゆるΩ形に配置して、効率よくチューブ内の液体をローラにより加圧することで
搬送するチューブポンプが提案され始めている。
しかし、このようにチューブの液体入口部と液体出口部を並べて保持し、チューブの残
部を円弧形状に保持して構成するチューブポンプでは、次のような問題がある。
すなわち、チューブの円弧形状の残部は、内側からローラにより押しながらローラが回
転することでチューブ内のインクが液体入口部から残部を経て液体出口部側へ送られるの
である。この際に、ローラが液体入口部と液体出口部を並べて保持した部分、すなわちチ
ューブの液体の受け渡し部を押すことになる。このチューブの受け渡し部(出入口の付近
)を押す時のローラの受ける負荷は、チューブ残部を押す時のローラの受ける負荷に比べ
て大きく、モータに対する負荷変動が増し、モータの必要トルクが大きくなってしまう。
このようにローラがチューブの受け渡し部で受ける負荷ムラが大きくなってしまうと、
チューブポンプによるインクの搬送作業において脱調現象が発生する恐れもある。
部を円弧形状に保持して構成するチューブポンプでは、次のような問題がある。
すなわち、チューブの円弧形状の残部は、内側からローラにより押しながらローラが回
転することでチューブ内のインクが液体入口部から残部を経て液体出口部側へ送られるの
である。この際に、ローラが液体入口部と液体出口部を並べて保持した部分、すなわちチ
ューブの液体の受け渡し部を押すことになる。このチューブの受け渡し部(出入口の付近
)を押す時のローラの受ける負荷は、チューブ残部を押す時のローラの受ける負荷に比べ
て大きく、モータに対する負荷変動が増し、モータの必要トルクが大きくなってしまう。
このようにローラがチューブの受け渡し部で受ける負荷ムラが大きくなってしまうと、
チューブポンプによるインクの搬送作業において脱調現象が発生する恐れもある。
そこで本発明は上記課題を解消し、チューブの液体入口部と液体出口部から成るチュー
ブの受け渡し部において負荷変動を小さくしてチューブポンプによる液体の搬送をスムー
ズに行うことができるチューブポンプおよび液体噴射装置を提供することを目的としてい
る。
ブの受け渡し部において負荷変動を小さくしてチューブポンプによる液体の搬送をスムー
ズに行うことができるチューブポンプおよび液体噴射装置を提供することを目的としてい
る。
上記目的は、第1の発明にあっては、可撓性を有し液体の流路を成すチューブと、前記
チューブの液体入口部と液体出口部を並べて保持し、しかも前記液体入口部と前記液体出
口部を除く前記チューブの残部を円弧形状に保持した状態で、前記チューブを収容してい
る収容部と、前記チューブの内側から前記チューブを押すために前記チューブに沿って移
動する回転部と、を有し、前記液体入口部の壁部の肉厚と前記液体出口部の壁部の肉厚は
、前記残部の壁部の肉厚に比べて薄くなっていることを特徴とするチューブポンプにより
、達成される。
チューブの液体入口部と液体出口部を並べて保持し、しかも前記液体入口部と前記液体出
口部を除く前記チューブの残部を円弧形状に保持した状態で、前記チューブを収容してい
る収容部と、前記チューブの内側から前記チューブを押すために前記チューブに沿って移
動する回転部と、を有し、前記液体入口部の壁部の肉厚と前記液体出口部の壁部の肉厚は
、前記残部の壁部の肉厚に比べて薄くなっていることを特徴とするチューブポンプにより
、達成される。
第1の発明の構成によれば、チューブは可撓性を有していて液体の流路を成している。
収容部は、チューブの液体入口部と液体出口部を並べて保持し、しかも液体入口部と液
体出口部を除くチューブの残部を円弧形状に保持した状態で、このチューブを収容してい
る。
回転部は、チューブの内側からチューブを押すためにチューブに沿って移動する。
液体入口部の壁部の肉厚と液体出口部の壁部の肉厚は、残部の肉厚に比べて薄くなって
いる。
これにより、チューブの液体入口部と液体出口部から成るチューブの受け渡し部におい
て負荷変動を小さくして、チューブポンプによる液体の搬送をスムーズに行うことができ
る。
収容部は、チューブの液体入口部と液体出口部を並べて保持し、しかも液体入口部と液
体出口部を除くチューブの残部を円弧形状に保持した状態で、このチューブを収容してい
る。
回転部は、チューブの内側からチューブを押すためにチューブに沿って移動する。
液体入口部の壁部の肉厚と液体出口部の壁部の肉厚は、残部の肉厚に比べて薄くなって
いる。
これにより、チューブの液体入口部と液体出口部から成るチューブの受け渡し部におい
て負荷変動を小さくして、チューブポンプによる液体の搬送をスムーズに行うことができ
る。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記チューブの前記残部は、前記回転部の
回転中心を中心とする第1内径を有し、前記チューブの前記液体入口部と前記液体出口部
の付近は、前記回転部の回転中心を中心とする第2内径を有しており、前記第2内径は、
前記第1内径よりも小さいことを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、チューブの残部は、回転部の回転中心を中心とする第1内
径を有している。チューブの液体入口部と液体出口部の付近は、回転部の回転中心を中心
とする第2内径を有している。この第2内径は第1内径より小さく設定されている。
これにより、液体入口部と液体出口部の付近が、残部に比べて内径が小さくなっている
ので、チューブポンプの小型化が図れる。
回転中心を中心とする第1内径を有し、前記チューブの前記液体入口部と前記液体出口部
の付近は、前記回転部の回転中心を中心とする第2内径を有しており、前記第2内径は、
前記第1内径よりも小さいことを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、チューブの残部は、回転部の回転中心を中心とする第1内
径を有している。チューブの液体入口部と液体出口部の付近は、回転部の回転中心を中心
とする第2内径を有している。この第2内径は第1内径より小さく設定されている。
これにより、液体入口部と液体出口部の付近が、残部に比べて内径が小さくなっている
ので、チューブポンプの小型化が図れる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明の構成において、前記チューブの前記残部
における前記流路の内径寸法は、前記チューブの前記液体入口部と前記液体出口部の各前
記流路の内径寸法と同じであることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、チューブの残部における流路の内径寸法は、チューブの液
体入口部と液体出口部の各流路の内径寸法と同じである。
これにより、チューブの残部および液体入口部における流路の内径寸法が同じであるの
で、流路の断面がチューブの全長に沿って変わらないので、液体はチューブに沿ってスム
ーズに送ることができる。
における前記流路の内径寸法は、前記チューブの前記液体入口部と前記液体出口部の各前
記流路の内径寸法と同じであることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、チューブの残部における流路の内径寸法は、チューブの液
体入口部と液体出口部の各流路の内径寸法と同じである。
これにより、チューブの残部および液体入口部における流路の内径寸法が同じであるの
で、流路の断面がチューブの全長に沿って変わらないので、液体はチューブに沿ってスム
ーズに送ることができる。
第4の発明は、第3の発明の構成において、複数の前記チューブが、前記回転部の回転
中心方向に沿って重ねて前記収容部内に収容されていることを特徴とする。
第4の発明の構成よれば、複数のチューブが、回転部の回転中心に沿って重ねて収容部
内に収容されている。
これにより、複数のチューブを用いてさらにチューブポンプによる液体の搬送量を増や
すことができる。
中心方向に沿って重ねて前記収容部内に収容されていることを特徴とする。
第4の発明の構成よれば、複数のチューブが、回転部の回転中心に沿って重ねて収容部
内に収容されている。
これにより、複数のチューブを用いてさらにチューブポンプによる液体の搬送量を増や
すことができる。
上記目的は、第5の発明にあっては、液体を噴射する液体噴射装置であって、前記液体
を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドのノズル面を覆って前記液体噴射ヘッ
ドから噴射された前記液体を受けるための液体受け部と、前記ノズル面を前記液体受け部
側へ吸引するチューブポンプと、を備え、前記チューブポンプは、可撓性を有し液体の流
路を成しており、液体入口部側が前記液体受け部側に接続されていて前記液体受け部から
の前記液体を液体出口部側へ送るために円弧形状に配置されるチューブと、前記チューブ
の前記液体入口部と前記液体出口部を並べて保持し、しかも前記液体入口部と前記液体出
口部を除く前記チューブの残部を円弧形状に保持した状態で、前記チューブを収容してい
る収容部と、前記チューブの内側から前記チューブを押すために前記チューブに沿って移
動する回転部と、を有し、前記液体入口部の壁部の肉厚と前記液体出口部の壁部の肉厚は
、前記残部の壁部の肉厚に比べて薄くなっていることを特徴とする液体噴射装置により、
達成される。
を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドのノズル面を覆って前記液体噴射ヘッ
ドから噴射された前記液体を受けるための液体受け部と、前記ノズル面を前記液体受け部
側へ吸引するチューブポンプと、を備え、前記チューブポンプは、可撓性を有し液体の流
路を成しており、液体入口部側が前記液体受け部側に接続されていて前記液体受け部から
の前記液体を液体出口部側へ送るために円弧形状に配置されるチューブと、前記チューブ
の前記液体入口部と前記液体出口部を並べて保持し、しかも前記液体入口部と前記液体出
口部を除く前記チューブの残部を円弧形状に保持した状態で、前記チューブを収容してい
る収容部と、前記チューブの内側から前記チューブを押すために前記チューブに沿って移
動する回転部と、を有し、前記液体入口部の壁部の肉厚と前記液体出口部の壁部の肉厚は
、前記残部の壁部の肉厚に比べて薄くなっていることを特徴とする液体噴射装置により、
達成される。
これにより、チューブの液体入口部と液体出口部から成るチューブの受け渡し部におい
て負荷変動を小さくして、チューブポンプによる液体の搬送をスムーズに行うことができ
る。
て負荷変動を小さくして、チューブポンプによる液体の搬送をスムーズに行うことができ
る。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の液体噴射装置の好ましい実施形態であるインクジェット式記録装置1
0を示している。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、インクジェットプリンタとも呼んでいる
。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、ガイドレ
ール17、プラテン12、キャリッジ14、液体受け部としてのキャップ20、記録ヘッ
ド30を備えている。記録ヘッド30は、液体の噴射ヘッドの一例であり、印刷ヘッドと
も言う。
図1は、本発明の液体噴射装置の好ましい実施形態であるインクジェット式記録装置1
0を示している。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、インクジェットプリンタとも呼んでいる
。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、ガイドレ
ール17、プラテン12、キャリッジ14、液体受け部としてのキャップ20、記録ヘッ
ド30を備えている。記録ヘッド30は、液体の噴射ヘッドの一例であり、印刷ヘッドと
も言う。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、いわゆるオンキャリッジ形の記録装置で
あり、キャリッジ14の上部には、複数のインクカートリッジ2,3,4,5が着脱可能
に装着できる。キャリッジ14の下部には、記録ヘッド30が設けられている。キャリッ
ジ14は、ベルト15を介してモータ16に接続されている。モータ16が作動すること
によって、キャリッジ14はガイドレール17に沿ってプラテン12の軸方向である主走
査方向Tに往復走行する。
あり、キャリッジ14の上部には、複数のインクカートリッジ2,3,4,5が着脱可能
に装着できる。キャリッジ14の下部には、記録ヘッド30が設けられている。キャリッ
ジ14は、ベルト15を介してモータ16に接続されている。モータ16が作動すること
によって、キャリッジ14はガイドレール17に沿ってプラテン12の軸方向である主走
査方向Tに往復走行する。
ホームポジション18は、ガイドレール17の一方の端部に位置している。このホーム
ポジション18は、キャリッジの走行経路の末端にある非印刷領域である。このホームポ
ジション18には、本体部1の上に液体受け部としてのキャップ20が配置されている。
このキャップ20は、液体吸引装置の一例でありキャッピングシステムもしくはキャッピ
ング手段とも呼んでいる。
ポジション18は、キャリッジの走行経路の末端にある非印刷領域である。このホームポ
ジション18には、本体部1の上に液体受け部としてのキャップ20が配置されている。
このキャップ20は、液体吸引装置の一例でありキャッピングシステムもしくはキャッピ
ング手段とも呼んでいる。
キャップ20は、記録ヘッド30のノズル開口のインクの乾燥を防止する機能と、チュ
ーブポンプ19からの負圧をノズル開口に作用させてノズル開口からインクを強制的に吸
引して排出させる機能を備える。このチューブポンプ19は、液体受け部としてのキャッ
プ20とにより、液体排出システムを構成する。キャップ20は、液体吸引装置の一例で
ある。インクは液体の一例である。
この他に、液体受け部としてのキャップ20の横には、ワイピング部材400が設けら
れている。このワイピング部材400は、必要に応じて記録ヘッド30のノズルプレート
面のインクを払拭する。
ーブポンプ19からの負圧をノズル開口に作用させてノズル開口からインクを強制的に吸
引して排出させる機能を備える。このチューブポンプ19は、液体受け部としてのキャッ
プ20とにより、液体排出システムを構成する。キャップ20は、液体吸引装置の一例で
ある。インクは液体の一例である。
この他に、液体受け部としてのキャップ20の横には、ワイピング部材400が設けら
れている。このワイピング部材400は、必要に応じて記録ヘッド30のノズルプレート
面のインクを払拭する。
図2は、図1に示すインクジェット式記録装置10の電気的な接続例を示している。イ
ンクジェット式記録装置10の制御装置7は、ローカルプリンタケーブルまたは通信ネッ
トワークを介してホストコンピュータ40Aのプリンタドライバ41に接続されている。
プリンタドライバ41は、インクジェット式記録装置10に対して印刷やクリーニング動
作あるいはインク吸引動作を実行させるためのコマンドを送るソフトウェアを搭載してい
る。
ンクジェット式記録装置10の制御装置7は、ローカルプリンタケーブルまたは通信ネッ
トワークを介してホストコンピュータ40Aのプリンタドライバ41に接続されている。
プリンタドライバ41は、インクジェット式記録装置10に対して印刷やクリーニング動
作あるいはインク吸引動作を実行させるためのコマンドを送るソフトウェアを搭載してい
る。
図2に示すインクジェット式記録装置10は、制御装置7の他に、センサー8、チュー
ブポンプのモータ40、インクカートリッジ2,3,4,5、記録ヘッド30、キャリッ
ジ14、用紙搬送機構15Aを含んでいる。
図1の実施形態では、複数のインクカートリッジ2,3,4,5が、キャリッジ14の
上に直接搭載されているが、これに限らずインクカートリッジ2,3,4,5はキャリッ
ジとは別の位置に搭載している、いわゆるオフキャリッジ形のインクジェット式記録装置
を採用しても勿論構わない。
図2の用紙搬送機構15Aは、図1の用紙29をプラテン12上を搬送するようになっ
ている。用紙29は記録媒体の一種である。
ブポンプのモータ40、インクカートリッジ2,3,4,5、記録ヘッド30、キャリッ
ジ14、用紙搬送機構15Aを含んでいる。
図1の実施形態では、複数のインクカートリッジ2,3,4,5が、キャリッジ14の
上に直接搭載されているが、これに限らずインクカートリッジ2,3,4,5はキャリッ
ジとは別の位置に搭載している、いわゆるオフキャリッジ形のインクジェット式記録装置
を採用しても勿論構わない。
図2の用紙搬送機構15Aは、図1の用紙29をプラテン12上を搬送するようになっ
ている。用紙29は記録媒体の一種である。
図3と図4は、図1に示す記録ヘッド30とキャップ20の構造例を示す断面図である
。
インクジェット式記録装置10は、特にカラープリンタとして用いられる場合には、こ
の記録ヘッド30は、種類の異なる複数種類のインクを吐出するために、インクの種類ご
とに独立したインク経路50を有している。
。
インクジェット式記録装置10は、特にカラープリンタとして用いられる場合には、こ
の記録ヘッド30は、種類の異なる複数種類のインクを吐出するために、インクの種類ご
とに独立したインク経路50を有している。
各インクカートリッジ2,3,4,5からのインクは、インク供給針50Aを介してイ
ンク経路50に流入する。インクの種類ごとに独立したインク経路50は、それぞれ複数
の圧力室51に接続されている。各圧力室51には、各ノズル開口列54A〜54Dが接
続されている。圧力室51から押し出されたインク滴が、ノズル開口列54A〜54Dの
ノズル開口55A〜55Dから吐出される。
ンク経路50に流入する。インクの種類ごとに独立したインク経路50は、それぞれ複数
の圧力室51に接続されている。各圧力室51には、各ノズル開口列54A〜54Dが接
続されている。圧力室51から押し出されたインク滴が、ノズル開口列54A〜54Dの
ノズル開口55A〜55Dから吐出される。
図5(A)はノズルプレート面(ノズル面の一例)61におけるノズル開口列54A〜
54Dの配列例を示している。異なるインクの種類とは、見かけ上の色の違いにとどまら
ず、インクの構成成分の種類や比率が異なることを意味する。各ノズル開口列54A〜5
4Dは、例えば数10から数1000のノズル開口55A〜55Dから構成されている。
図4に示すように、各ノズル開口列54A〜54Dは、U方向に沿って間隔をおいて形
成されており例えば4列形成されている。つまり各ノズル開口列54A〜54Dは、T方
向に沿って間隔をおいて平行に配列されている。
54Dの配列例を示している。異なるインクの種類とは、見かけ上の色の違いにとどまら
ず、インクの構成成分の種類や比率が異なることを意味する。各ノズル開口列54A〜5
4Dは、例えば数10から数1000のノズル開口55A〜55Dから構成されている。
図4に示すように、各ノズル開口列54A〜54Dは、U方向に沿って間隔をおいて形
成されており例えば4列形成されている。つまり各ノズル開口列54A〜54Dは、T方
向に沿って間隔をおいて平行に配列されている。
ノズルプレート面61のインクは、例えば図1に示すワイピング部材400と記録ヘッ
ド30との相対的な移動によりワイピング部材400をノズルプレート面61に軽く当接
するだけで、払拭してクリーニングすることができる構造になっている。
ド30との相対的な移動によりワイピング部材400をノズルプレート面61に軽く当接
するだけで、払拭してクリーニングすることができる構造になっている。
図5(B)は、本発明のインクジェット式記録装置の記録ヘッド30の内部構造例を示
している。上述したインクカートリッジから供給されるインクは、インク経路50を通っ
て圧力室51へ供給される。印刷の際には、圧力発生素子としての圧電振動子39が伸縮
動作することによって、圧力室51の容積を変化させて、圧力室51内のインクに圧力変
動を生じさせる。これによって、ノズル開口55A〜55Dからインク滴が吐出できる。
記録ヘッド30内のインク中に気泡が混入したり、インク経路50や圧力室51内に増
粘したインクが存在すると、インクの正常な流れが阻害されて、正常なインクの吐出が行
えないことがある。この場合には、図2に示すキャップ20とチューブポンプ19が用い
られ、このキャップ20によるインクの強制排出が必要となる。
している。上述したインクカートリッジから供給されるインクは、インク経路50を通っ
て圧力室51へ供給される。印刷の際には、圧力発生素子としての圧電振動子39が伸縮
動作することによって、圧力室51の容積を変化させて、圧力室51内のインクに圧力変
動を生じさせる。これによって、ノズル開口55A〜55Dからインク滴が吐出できる。
記録ヘッド30内のインク中に気泡が混入したり、インク経路50や圧力室51内に増
粘したインクが存在すると、インクの正常な流れが阻害されて、正常なインクの吐出が行
えないことがある。この場合には、図2に示すキャップ20とチューブポンプ19が用い
られ、このキャップ20によるインクの強制排出が必要となる。
また、インクジェット式記録装置10を最初に使用する際の開始時や、インクカートリ
ッジを別の種類のインクカートリッジに交換した場合では、図3の記録ヘッド30内のイ
ンク経路50の中にインクを充填する必要がある。このような初期のインクの充填に際し
ても、キャップ20とチューブポンプ19が使用され、図3の記録ヘッド30のノズル開
口55A〜55Dから空気およびインクが強制的に吸引されてノズル開口55A〜55D
から排出される。
ッジを別の種類のインクカートリッジに交換した場合では、図3の記録ヘッド30内のイ
ンク経路50の中にインクを充填する必要がある。このような初期のインクの充填に際し
ても、キャップ20とチューブポンプ19が使用され、図3の記録ヘッド30のノズル開
口55A〜55Dから空気およびインクが強制的に吸引されてノズル開口55A〜55D
から排出される。
次に、図3と図4に示すキャップ20の構造例について説明する。
図3は、キャップ20が記録ヘッド30のノズルプレート面61から離れた待機状態を
示しており、図4は、キャップ20がノズルプレート面61に密着して封止することでイ
ンクを吸引している状態の例を示している。
図3は、キャップ20が記録ヘッド30のノズルプレート面61から離れた待機状態を
示しており、図4は、キャップ20がノズルプレート面61に密着して封止することでイ
ンクを吸引している状態の例を示している。
キャップ20は、キャップ本体21と吸収材22を有している。
キャップ本体21は、箱形状を有していて、金属やプラスチックにより作られている。
このキャップ本体21の上部には上部開口21Fが形成されている。上部開口21Fの大
きさは、ノズルプレート面61の大きさと同じかやや小さい。
キャップ本体21は、箱形状を有していて、金属やプラスチックにより作られている。
このキャップ本体21の上部には上部開口21Fが形成されている。上部開口21Fの大
きさは、ノズルプレート面61の大きさと同じかやや小さい。
底部21Aには2つの排出部240が形成されている。この排出部240は、チューブ
ポンプ19に対してチューブ130,131により接続されている。チューブポンプ19
は、廃インクタンク100に接続されている。この廃インクタンク100は、キャップ2
0のキャップ本体21の内部空間24側から吸引されてくるインクをチューブ130,1
31を通じて廃棄するためのタンクである。
吸収材22は、例えば内部空間24の中に収容されている例えば直方体状の部材である
。吸収材22は、記録ヘッド30からのインクを吸収できる材質であればよい。吸収材2
2の材質としては、発泡プラスチックである例えばポリビニルアルコール(PVA)を原
料としたスポンジ等を用いることができる。
吸収材22の表面23はキャップ本体21の上部開口21F内に位置していて、この表
面23は図3に示すように外部に露出している。
ポンプ19に対してチューブ130,131により接続されている。チューブポンプ19
は、廃インクタンク100に接続されている。この廃インクタンク100は、キャップ2
0のキャップ本体21の内部空間24側から吸引されてくるインクをチューブ130,1
31を通じて廃棄するためのタンクである。
吸収材22は、例えば内部空間24の中に収容されている例えば直方体状の部材である
。吸収材22は、記録ヘッド30からのインクを吸収できる材質であればよい。吸収材2
2の材質としては、発泡プラスチックである例えばポリビニルアルコール(PVA)を原
料としたスポンジ等を用いることができる。
吸収材22の表面23はキャップ本体21の上部開口21F内に位置していて、この表
面23は図3に示すように外部に露出している。
図4は、キャップ本体21が吸引状態になるように昇降手段250の動作によりZ2方
向に上昇した状態にある。この状態では、キャップ本体21はノズルプレート面61に密
着して各ノズル開口55A〜55Dを封止する。
昇降手段250は、図4に示すようにZ2方向に上昇させて上昇位置に位置決めするこ
ともできるし、昇降手段250は、図4の上昇した状態から図3に示す待機位置にまでZ
1方向に下げて位置決めすることができる。
向に上昇した状態にある。この状態では、キャップ本体21はノズルプレート面61に密
着して各ノズル開口55A〜55Dを封止する。
昇降手段250は、図4に示すようにZ2方向に上昇させて上昇位置に位置決めするこ
ともできるし、昇降手段250は、図4の上昇した状態から図3に示す待機位置にまでZ
1方向に下げて位置決めすることができる。
図3と図4に示すキャップ20とチューブポンプ19および廃インクタンク100は、
液体吸引装置もしくは液体廃棄システムを構成している。
このチューブポンプ19は、モータ40により動作されるものである。このモータ40
は図2に示す制御部7の指令により制御される。
液体吸引装置もしくは液体廃棄システムを構成している。
このチューブポンプ19は、モータ40により動作されるものである。このモータ40
は図2に示す制御部7の指令により制御される。
次に、このチューブポンプ19の構造例について、図6を参照して説明する。
図6はチューブポンプ19の分解斜視図であり、チューブポンプ19は、例えば2本の
チューブ130,131と、収容部140と、回転部150を有している。
チューブ130,131は同じ形状のものであり、チューブ130,131は、可撓性
を有しその内部にインクの流路を有している。このチューブ130,131は、いわゆる
Ω型に配置されていて、例えばシリコンやポリエチレン等により作られている。
図6はチューブポンプ19の分解斜視図であり、チューブポンプ19は、例えば2本の
チューブ130,131と、収容部140と、回転部150を有している。
チューブ130,131は同じ形状のものであり、チューブ130,131は、可撓性
を有しその内部にインクの流路を有している。このチューブ130,131は、いわゆる
Ω型に配置されていて、例えばシリコンやポリエチレン等により作られている。
収容部140は、2本のチューブ130,131を収容して保持するためのケーシング
である。
収容部140は例えばプラスチックにより作られており、収容部140は円筒状の本体
142と突出部分143を有している。本体142の中には内壁144を有している。こ
の内壁144は、チューブ130,131を円弧形状に収容して保持する部分である。本
体142の底部145には、穴146が設けられている。この穴146は、本体142に
おいて回転中心CLを中心として形成されている。
である。
収容部140は例えばプラスチックにより作られており、収容部140は円筒状の本体
142と突出部分143を有している。本体142の中には内壁144を有している。こ
の内壁144は、チューブ130,131を円弧形状に収容して保持する部分である。本
体142の底部145には、穴146が設けられている。この穴146は、本体142に
おいて回転中心CLを中心として形成されている。
突出部分143は、本体142の半径方向に沿って外側に突出して形成されている。突
出部分143は、溝部147,148、溝部149,150を有している。この溝部14
7ないし150は、回転中心CLと平行方向に形成されている。突出部分143は、固定
用部材141をD方向に挿入することで固定用部材141を着脱自在に固定する。
出部分143は、溝部147,148、溝部149,150を有している。この溝部14
7ないし150は、回転中心CLと平行方向に形成されている。突出部分143は、固定
用部材141をD方向に挿入することで固定用部材141を着脱自在に固定する。
固定用部材141は、突起151,152,153,154を有している。突起151
,154は突出部分143の溝部148,147にそれぞれ嵌まり込む。突起152,1
53は突出部分143の溝部149,150にそれぞれ嵌まり込むようになっている。固
定用部材141は、4つの貫通穴160を有している。これらの貫通穴160は、回転中
心CLとは直交する方向であって、本体142の半径方向に沿って形成されている。
,154は突出部分143の溝部148,147にそれぞれ嵌まり込む。突起152,1
53は突出部分143の溝部149,150にそれぞれ嵌まり込むようになっている。固
定用部材141は、4つの貫通穴160を有している。これらの貫通穴160は、回転中
心CLとは直交する方向であって、本体142の半径方向に沿って形成されている。
次に、図6に示す回転部150について説明する。
回転部150は、モータ40の駆動によりR方向に回転することができるチューブの押
圧装置である。
回転部150は、軸171と、少なくとも1つのプーリ172と、円形部材173,1
74を有している。円形部材173,174は、本体142の中に嵌まり込み、軸171
の端部171Aが穴146に入り込む。プーリ172は、円形部材173,174の間に
おいて回転中心CLと平行な方向を軸として回転できるように支持されている。プーリ1
72は、円形部材173,174の間で回転軸179により回転できるようになっている
。このプーリ172は、チューブ131の円弧形状部分を内側から押圧することにより、
チューブ内のインクを送るためのものである。このプーリ172は、軸171の間でスプ
リングのような付勢手段180を有している。この付勢手段180は、プーリ172を軸
171に対して半径方向外側に押し出すように付勢している。プーリ172はチューブ1
30,131の内側から押す場合に、この付勢手段180の付勢力によりチューブ130
,131を内側から押すような構造になっている。
回転部150は、モータ40の駆動によりR方向に回転することができるチューブの押
圧装置である。
回転部150は、軸171と、少なくとも1つのプーリ172と、円形部材173,1
74を有している。円形部材173,174は、本体142の中に嵌まり込み、軸171
の端部171Aが穴146に入り込む。プーリ172は、円形部材173,174の間に
おいて回転中心CLと平行な方向を軸として回転できるように支持されている。プーリ1
72は、円形部材173,174の間で回転軸179により回転できるようになっている
。このプーリ172は、チューブ131の円弧形状部分を内側から押圧することにより、
チューブ内のインクを送るためのものである。このプーリ172は、軸171の間でスプ
リングのような付勢手段180を有している。この付勢手段180は、プーリ172を軸
171に対して半径方向外側に押し出すように付勢している。プーリ172はチューブ1
30,131の内側から押す場合に、この付勢手段180の付勢力によりチューブ130
,131を内側から押すような構造になっている。
図7と図8は、記録ヘッド30、キャップ本体21、チューブポンプ19、廃インクタ
ンク100の接続例を示している。図7では、プーリ172がチューブ130,131の
円弧形状部分に押圧している様子を示している。図8では、プーリ172がチューブ13
0,131の出入口部領域132を押圧している様子を示している。
ンク100の接続例を示している。図7では、プーリ172がチューブ130,131の
円弧形状部分に押圧している様子を示している。図8では、プーリ172がチューブ13
0,131の出入口部領域132を押圧している様子を示している。
次に、図6ないし図8に示すチューブ130,131の構造例について説明する。
図9は、チューブ130,131の軸方向に関する断面形状例を示している。
図9においてチューブ130,131は同じ断面形状を有している。チューブ130,
131は、液体入口部200と、液体出口部201および実吸引動作部分203を有して
いる。液体入口部200と液体出口部201の間に実吸引動作部分203が形成されてい
る。この実吸引動作部分203は、液体入口部200と液体出口部201の残部に相当す
る部分である。この液体入口部200と液体出口部201の出入口部領域132は、チュ
ーブの液体受け渡し部を構成している。
図9は、チューブ130,131の軸方向に関する断面形状例を示している。
図9においてチューブ130,131は同じ断面形状を有している。チューブ130,
131は、液体入口部200と、液体出口部201および実吸引動作部分203を有して
いる。液体入口部200と液体出口部201の間に実吸引動作部分203が形成されてい
る。この実吸引動作部分203は、液体入口部200と液体出口部201の残部に相当す
る部分である。この液体入口部200と液体出口部201の出入口部領域132は、チュ
ーブの液体受け渡し部を構成している。
このチューブ130,131が特徴的なのは、実吸引動作部分203壁部203Dの肉
厚T1が、液体入口部200と液体出口部201の各壁部200D,201Dの肉厚T2
に比べて大きく設定されていることである。言い換えれば、液体入口部200と液体出口
部201のそれぞれの肉厚T2は、実吸引動作部分203の肉厚T1に比べて小さく(薄
く)設定されている。
しかも、好ましくは、液体入口部200と液体出口部201の液体流路210の内径寸
法L2は、実吸引動作部分203の液体流路211の内径寸法L2と同じである。このこ
とから、液体入口部200、液体出口部201および実吸引動作部分203の液体流路2
10,211は、全長にわたって内径寸法L2に統一されている。これによって液体であ
るインクが通る流路断面は同じであるので、インクは液体流路210,211,210を
スムーズに搬送していくことができる。
厚T1が、液体入口部200と液体出口部201の各壁部200D,201Dの肉厚T2
に比べて大きく設定されていることである。言い換えれば、液体入口部200と液体出口
部201のそれぞれの肉厚T2は、実吸引動作部分203の肉厚T1に比べて小さく(薄
く)設定されている。
しかも、好ましくは、液体入口部200と液体出口部201の液体流路210の内径寸
法L2は、実吸引動作部分203の液体流路211の内径寸法L2と同じである。このこ
とから、液体入口部200、液体出口部201および実吸引動作部分203の液体流路2
10,211は、全長にわたって内径寸法L2に統一されている。これによって液体であ
るインクが通る流路断面は同じであるので、インクは液体流路210,211,210を
スムーズに搬送していくことができる。
図10は、このような断面構造のチューブ130,131が、収容部140の本体14
2の内壁144と突出部分143内に沿って収容して保持された状態を示している。収容
部140の突出部分143には、固定用部材141が嵌め込まれている。
固定用部材141の貫通穴160,160には、それぞれ液体入口部200と液体出口
部201がすでに通っている。これにより液体入口部200と液体出口部201は、固定
用部材141を用いて収容部140の突出部分143に対して着脱可能に固定されている
。
この状態では、残部である実吸引動作部分203が、本体部142の内壁144に沿っ
て密着して保持されている。これによって実吸引動作部分203は円弧形状を形成してい
る。つまり実吸引動作部分203の液体流路211は、回転中心CLを中心として円弧形
状もしくは円形状を形成している。
2の内壁144と突出部分143内に沿って収容して保持された状態を示している。収容
部140の突出部分143には、固定用部材141が嵌め込まれている。
固定用部材141の貫通穴160,160には、それぞれ液体入口部200と液体出口
部201がすでに通っている。これにより液体入口部200と液体出口部201は、固定
用部材141を用いて収容部140の突出部分143に対して着脱可能に固定されている
。
この状態では、残部である実吸引動作部分203が、本体部142の内壁144に沿っ
て密着して保持されている。これによって実吸引動作部分203は円弧形状を形成してい
る。つまり実吸引動作部分203の液体流路211は、回転中心CLを中心として円弧形
状もしくは円形状を形成している。
図11は、本発明の実施形態におけるチューブ130,131が、図10に示すように
内壁144に沿って円弧形状に配置されている例を示している。これに対して図12は、
従来の比較例を示している。図12の比較例では、チューブ1000が、その全長にわた
って太さが同じでありかつ内径寸法が同じであり肉厚寸法も同じである。
図11に示すように本発明の実施形態では、図9ですでに図示したように実吸引動作部
分203の肉厚T1に比べて、液体入口部200と液体出口部201の肉厚T2が小さく
設定されている。
内壁144に沿って円弧形状に配置されている例を示している。これに対して図12は、
従来の比較例を示している。図12の比較例では、チューブ1000が、その全長にわた
って太さが同じでありかつ内径寸法が同じであり肉厚寸法も同じである。
図11に示すように本発明の実施形態では、図9ですでに図示したように実吸引動作部
分203の肉厚T1に比べて、液体入口部200と液体出口部201の肉厚T2が小さく
設定されている。
図12の比較例では、チューブ1000はその全長にわたって肉厚が同じに設定されて
いることから、チューブ1000の実吸引動作部分1001と出入口部領域1003の内
側と回転中心CLの間の内径寸法はE1で示すことができる。
これに対して、本発明の実施形態では、出入口部領域132の内径寸法Eは、図12の
比較例の内径寸法E1に比べて小さく設定することができる。つまり、チューブ130,
131の液体入口部200と液体出口部201の肉厚T2を小さくしたことによって、チ
ューブの出入口部領域132をF側に向けて、すなわち回転中心CL側に向けて移動して
位置決めさせることができるからである。このため図11における内径寸法Eは、実吸引
動作部の内径E2に比べても小さくできる。これは液体入口部200と液体出口部201
の肉厚T2が実吸引動作部分203の肉厚T1よりも小さく設定したことから行えること
である。これによって、図11に示す出入口部領域132にできる凹部135は、図12
に示す比較例における出入口部領域1003の凹部1004に比べて非常に小さく設定で
きる。
いることから、チューブ1000の実吸引動作部分1001と出入口部領域1003の内
側と回転中心CLの間の内径寸法はE1で示すことができる。
これに対して、本発明の実施形態では、出入口部領域132の内径寸法Eは、図12の
比較例の内径寸法E1に比べて小さく設定することができる。つまり、チューブ130,
131の液体入口部200と液体出口部201の肉厚T2を小さくしたことによって、チ
ューブの出入口部領域132をF側に向けて、すなわち回転中心CL側に向けて移動して
位置決めさせることができるからである。このため図11における内径寸法Eは、実吸引
動作部の内径E2に比べても小さくできる。これは液体入口部200と液体出口部201
の肉厚T2が実吸引動作部分203の肉厚T1よりも小さく設定したことから行えること
である。これによって、図11に示す出入口部領域132にできる凹部135は、図12
に示す比較例における出入口部領域1003の凹部1004に比べて非常に小さく設定で
きる。
そして、図11の本発明の実施形態では、出入口部領域(受け渡し部とも言う)132
におけるリーク角θが、図12に示す比較例におけるリーク角θ1に比べて小さく設定で
きる。
このリーク角とは、出入口部領域が回転中心CLを中心として形成されている角度であ
り、このリーク角が小さいほどプーリに対する負荷変動が小さくなる。
また、このリーク角の範囲内では、プーリ172がチューブ出入口部領域1003を押
圧できず、インクを送れない状態となる。そのためリーク角が小さいほど、搬送性能は良
くなる。
つまり、ポンプフレームの内壁が切れてるため、出入口部領域1003ではチューブを
押し潰すことができず、負圧は落ち、インクも排出できなくなる。リーク角が大きいほど
、その区間が大きくなるので、搬送性は落ちることになる。
このリーク角θが図12のリーク角θ1よりも小さく設定できるのは、上述したように
液体入口部200と液体出口部201の肉厚T2が実吸引動作部分203の肉厚T1に比
べて小さく設定されているからである。
におけるリーク角θが、図12に示す比較例におけるリーク角θ1に比べて小さく設定で
きる。
このリーク角とは、出入口部領域が回転中心CLを中心として形成されている角度であ
り、このリーク角が小さいほどプーリに対する負荷変動が小さくなる。
また、このリーク角の範囲内では、プーリ172がチューブ出入口部領域1003を押
圧できず、インクを送れない状態となる。そのためリーク角が小さいほど、搬送性能は良
くなる。
つまり、ポンプフレームの内壁が切れてるため、出入口部領域1003ではチューブを
押し潰すことができず、負圧は落ち、インクも排出できなくなる。リーク角が大きいほど
、その区間が大きくなるので、搬送性は落ちることになる。
このリーク角θが図12のリーク角θ1よりも小さく設定できるのは、上述したように
液体入口部200と液体出口部201の肉厚T2が実吸引動作部分203の肉厚T1に比
べて小さく設定されているからである。
このように、図11に示すように本発明の実施形態のリーク角θが従来の比較例のリー
ク角θ1に比べて小さく設定でき、凹部135が図12の従来の凹部1004の大きさに
比べて小さく設定できるので、プーリ172が出入口部領域132の凹部135を通過す
る時のプーリに加わる負荷変動Mが図12の場合における負荷変動M1に比べて小さくな
る。
したがって、プーリ172は、R方向に沿ってチューブ130,131の円弧形状部分
である実吸引動作部分203に沿ってR方向に実吸引動作部分203の内側から半径方向
外側に向けて押圧しながらインクを液体入口部200側から実吸引動作部分203を通じ
て液体出口部201側へスムーズに送ることができる。
ク角θ1に比べて小さく設定でき、凹部135が図12の従来の凹部1004の大きさに
比べて小さく設定できるので、プーリ172が出入口部領域132の凹部135を通過す
る時のプーリに加わる負荷変動Mが図12の場合における負荷変動M1に比べて小さくな
る。
したがって、プーリ172は、R方向に沿ってチューブ130,131の円弧形状部分
である実吸引動作部分203に沿ってR方向に実吸引動作部分203の内側から半径方向
外側に向けて押圧しながらインクを液体入口部200側から実吸引動作部分203を通じ
て液体出口部201側へスムーズに送ることができる。
図13(A)は、本発明の実施形態におけるプーリに加わる動負荷の変動例を示してい
る。図13(B)は、従来の比較例におけるプーリに加わる動負荷の変動例を示している
。図13(A),図13(B)における横軸は時間を表している。
図13(A)に示す本発明の実施形態における動負荷の変動量Mは、図13(B)に示
す従来の動負荷の変動量M1に比べて小さくなっていることが分かる。
る。図13(B)は、従来の比較例におけるプーリに加わる動負荷の変動例を示している
。図13(A),図13(B)における横軸は時間を表している。
図13(A)に示す本発明の実施形態における動負荷の変動量Mは、図13(B)に示
す従来の動負荷の変動量M1に比べて小さくなっていることが分かる。
ここで、図14を参照して、インクジェット式記録装置10において、図3と図4のキ
ャップ20とチューブポンプ19を用いて行うインクの吸引動作例について説明する。
図1に示すインクジェット式記録装置10の最初の使用の開始時や、インクカートリッ
ジを別のインクカートリッジに交換した場合には、記録ヘッド30のインク経路50の中
にインクを充填する必要がある。この充填に際しては、インク吸引装置20によって、記
録ヘッド30のノズル開口55から空気およびインクが強制的に吸引されて排出してクリ
ーニングする場合がある。
また、記録ヘッド30のインク中に気泡が混入したりあるいはインク経路50に増粘し
たインクが存在すると、インクの正常な流れが阻害される場合がある。このような場合に
も、キャップ20によりインクの強制排出をしてクリーニングする場合がある。
ャップ20とチューブポンプ19を用いて行うインクの吸引動作例について説明する。
図1に示すインクジェット式記録装置10の最初の使用の開始時や、インクカートリッ
ジを別のインクカートリッジに交換した場合には、記録ヘッド30のインク経路50の中
にインクを充填する必要がある。この充填に際しては、インク吸引装置20によって、記
録ヘッド30のノズル開口55から空気およびインクが強制的に吸引されて排出してクリ
ーニングする場合がある。
また、記録ヘッド30のインク中に気泡が混入したりあるいはインク経路50に増粘し
たインクが存在すると、インクの正常な流れが阻害される場合がある。このような場合に
も、キャップ20によりインクの強制排出をしてクリーニングする場合がある。
図14に示す印刷ステップST1では、図1に示す記録ヘッド30とキャリッジ14は
、印刷中にはキャップ20から離れた印刷領域に位置している。これにより、キャリッジ
14とともに記録ヘッド30が印刷領域で移動することにより、用紙29に対して印刷を
することができる。しかし、上述したように記録ヘッド30のクリーニングを行う必要が
ある場合には、図1のキャリッジ14および記録ヘッド30が、ヘッド移動方向T1に移
動して図3に示すようにホームポジション18に位置決めされる。図3に示すように記録
ヘッド30がホームポジション18に位置決めされると、記録ヘッド30はキャップ20
の上部に位置する。
、印刷中にはキャップ20から離れた印刷領域に位置している。これにより、キャリッジ
14とともに記録ヘッド30が印刷領域で移動することにより、用紙29に対して印刷を
することができる。しかし、上述したように記録ヘッド30のクリーニングを行う必要が
ある場合には、図1のキャリッジ14および記録ヘッド30が、ヘッド移動方向T1に移
動して図3に示すようにホームポジション18に位置決めされる。図3に示すように記録
ヘッド30がホームポジション18に位置決めされると、記録ヘッド30はキャップ20
の上部に位置する。
図14のステップST2では、図2に示す制御装置7がチューブポンプ19のモータ4
0に対してインク吸引によるクリーニングの実行指令を行う。
図14のステップST3では、図4に示す昇降手段250がキャップ本体21をZ2方
向に上昇させることにより、キャップ本体21はノズルプレート面61を封止する。
0に対してインク吸引によるクリーニングの実行指令を行う。
図14のステップST3では、図4に示す昇降手段250がキャップ本体21をZ2方
向に上昇させることにより、キャップ本体21はノズルプレート面61を封止する。
図14のインク吸引のステップST4では、図4に示すチューブポンプ19を作動させ
て、キャップ本体21内を負圧にしてノズルプレート面61からインクをキャップ本体2
1の吸収材22側に吸引する。これによって、ノズルプレート面61のノズル開口に形成
されているインク滴が、吸収材22の表面23を通じて吸収材22の中を通り、そして図
4に示す排出部240とチューブ130,131を通じて廃インクタンク100側に排出
することができる。
その後、図14に示すように、ステップST5では図4に示す昇降手段250が作動し
て図4に示すキャップ本体21が図4の上昇状態から図3に示す待機状態に戻ることにな
る。
て、キャップ本体21内を負圧にしてノズルプレート面61からインクをキャップ本体2
1の吸収材22側に吸引する。これによって、ノズルプレート面61のノズル開口に形成
されているインク滴が、吸収材22の表面23を通じて吸収材22の中を通り、そして図
4に示す排出部240とチューブ130,131を通じて廃インクタンク100側に排出
することができる。
その後、図14に示すように、ステップST5では図4に示す昇降手段250が作動し
て図4に示すキャップ本体21が図4の上昇状態から図3に示す待機状態に戻ることにな
る。
図15は、本発明の別の実施形態を示している。
図15に示す実施形態は、図6に示す実施形態と似ているが、チューブの数が1本であ
り、それに応じて収容部と回転部が回転中心CL方向に沿って小型化されている。
図15の実施形態では、チューブ130が1本使用されている。図15におけるその他
の構成要素は、図6に対応する構成要素とほぼ同じであるので同じ符号を記してその説明
を用いる。
図15に示す実施形態は、図6に示す実施形態と似ているが、チューブの数が1本であ
り、それに応じて収容部と回転部が回転中心CL方向に沿って小型化されている。
図15の実施形態では、チューブ130が1本使用されている。図15におけるその他
の構成要素は、図6に対応する構成要素とほぼ同じであるので同じ符号を記してその説明
を用いる。
ところで本発明は上記実施形態に限らず、例えばチューブの本数は3本以上とすること
もできる。またプーリの数は1個または2個またはそれ以上であっても、勿論構わない。
本発明の実施形態は、チューブの液体入口部と液体出口部から成るチューブの受け渡し
部において負荷変動を小さくしてチューブポンプによる液体の搬送をスムーズに行うこと
ができる。
液体入口部と液体出口部の付近が、残部に比べて内径が小さくなっているので、チュー
ブポンプの小型化が図れる。チューブの残部および液体入口部における流路の内径寸法が
同じであるので、液体はチューブに沿ってスムーズに送ることができる。複数のチューブ
を用いてさらにチューブポンプによる液体の搬送量を増やすことができる。
もできる。またプーリの数は1個または2個またはそれ以上であっても、勿論構わない。
本発明の実施形態は、チューブの液体入口部と液体出口部から成るチューブの受け渡し
部において負荷変動を小さくしてチューブポンプによる液体の搬送をスムーズに行うこと
ができる。
液体入口部と液体出口部の付近が、残部に比べて内径が小さくなっているので、チュー
ブポンプの小型化が図れる。チューブの残部および液体入口部における流路の内径寸法が
同じであるので、液体はチューブに沿ってスムーズに送ることができる。複数のチューブ
を用いてさらにチューブポンプによる液体の搬送量を増やすことができる。
図示した本発明の実施形態においては、ブラックインク、シアンインク、マゼンタイン
ク、イエローインクの各インクを使用する4つのインクカートリッジが、キャリッジに装
着できるようになっている。このインクカートリッジの数はこれに限らず、ブラックイン
ク用のインクカートリッジだけを備えているものや、ブラックインクを除いた2色や3色
のカラーインク用の3つのインクカートリッジや、あるいは5つのインクカートリッジ、
あるいは6つ以上のインクカートリッジを備えているものであっても良い。
ク、イエローインクの各インクを使用する4つのインクカートリッジが、キャリッジに装
着できるようになっている。このインクカートリッジの数はこれに限らず、ブラックイン
ク用のインクカートリッジだけを備えているものや、ブラックインクを除いた2色や3色
のカラーインク用の3つのインクカートリッジや、あるいは5つのインクカートリッジ、
あるいは6つ以上のインクカートリッジを備えているものであっても良い。
本発明は、インクジェット式記録装置としての上記実施形態に限定されず、特許請求の
範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。さらに、上述の各実施形態は、
相互に組み合わせて構成するようにしても良い。また、本発明は、インクジェット式記録
装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等
のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(
面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に
用いられる生体有機物噴射ヘッドの等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射
装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。さらに、上述の各実施形態は、
相互に組み合わせて構成するようにしても良い。また、本発明は、インクジェット式記録
装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等
のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(
面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に
用いられる生体有機物噴射ヘッドの等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射
装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
10・・・インクジェット式記録装置、19・・・チューブポンプ、20・・・キャップ
(液体受け部)、21・・・キャップ本体、22・・・吸収材、30・・・記録ヘッド(
液体噴射ヘッドの一例)、40・・・チューブポンプのモータ、54Aないし54D・・
・ノズル開口列、55Aないし55D・・・ノズル開口、130,131・・・チューブ
、140・・・収容部、150・・・回転部、172・・・プーリ、200・・・チュー
ブの液体入口部、201・・・チューブの液体出口部、203・・・チューブの実吸引動
作部分(残部の一例)、210,211・・・液体流路、CL・・・回転中心、L2・・
・チューブの内径寸法、T1,T2・・・肉厚
(液体受け部)、21・・・キャップ本体、22・・・吸収材、30・・・記録ヘッド(
液体噴射ヘッドの一例)、40・・・チューブポンプのモータ、54Aないし54D・・
・ノズル開口列、55Aないし55D・・・ノズル開口、130,131・・・チューブ
、140・・・収容部、150・・・回転部、172・・・プーリ、200・・・チュー
ブの液体入口部、201・・・チューブの液体出口部、203・・・チューブの実吸引動
作部分(残部の一例)、210,211・・・液体流路、CL・・・回転中心、L2・・
・チューブの内径寸法、T1,T2・・・肉厚
Claims (5)
- 可撓性を有し液体の流路を成すチューブと、
前記チューブの液体入口部と液体出口部を並べて保持し、しかも前記液体入口部と前記
液体出口部を除く前記チューブの残部を円弧形状に保持した状態で、前記チューブを収容
している収容部と、
前記チューブの内側から前記チューブを押すために前記チューブに沿って移動する回転
部と、を有し、
前記液体入口部の壁部の肉厚と前記液体出口部の壁部の肉厚は、前記残部の壁部の肉厚
に比べて薄くなっていることを特徴とするチューブポンプ。 - 前記チューブの前記残部は、前記回転部の回転中心を中心とする第1内径を有し、前記
チューブの前記液体入口部と前記液体出口部の付近は、前記回転部の回転中心を中心とす
る第2内径を有しており、前記第2内径は、前記第1内径よりも小さいことを特徴とする
請求項1に記載のチューブポンプ。 - 前記チューブの前記残部における前記流路の内径寸法は、前記チューブの前記液体入口
部と前記液体出口部の各前記流路の内径寸法と同じであることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載のチューブポンプ。 - 複数の前記チューブが、前記回転部の回転中心方向に沿って重ねて前記収容部内に収容
されていることを特徴とする請求項3に記載のチューブポンプ。 - 液体を噴射する液体噴射装置であって、
前記液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドのノズル面を覆って前記液体噴射ヘッドから噴射された前記液体を
受けるための液体受け部と、
前記ノズル面を前記液体受け部側へ吸引するチューブポンプと、を備え、
前記チューブポンプは、
可撓性を有し液体の流路を成しており、液体入口部側が前記液体受け部側に接続されて
いて前記液体受け部からの前記液体を液体出口部側へ送るために円弧形状に配置されるチ
ューブと、
前記チューブの前記液体入口部と前記液体出口部を並べて保持し、しかも前記液体入口
部と前記液体出口部を除く前記チューブの残部を円弧形状に保持した状態で、前記チュー
ブを収容している収容部と、
前記チューブの内側から前記チューブを押すために前記チューブに沿って移動する回転
部と、を有し、
前記液体入口部の壁部の肉厚と前記液体出口部の壁部の肉厚は、前記残部の壁部の肉厚
に比べて薄くなっていることを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004109228A JP2005291134A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | チューブポンプおよび液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004109228A JP2005291134A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | チューブポンプおよび液体噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005291134A true JP2005291134A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35324341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004109228A Withdrawn JP2005291134A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | チューブポンプおよび液体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005291134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007154831A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Koito Ind Ltd | 間欠制御式チューブポンプ |
-
2004
- 2004-04-01 JP JP2004109228A patent/JP2005291134A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007154831A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Koito Ind Ltd | 間欠制御式チューブポンプ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |