JP4534458B2 - 印刷装置、印刷方法、プログラム及び印刷システム - Google Patents

印刷装置、印刷方法、プログラム及び印刷システム Download PDF

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Description

本発明は、原稿から読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置、印刷方法、プログラム及び印刷システムに関する。
最近、媒体に印刷を施す印刷装置として、原稿から画像を読み取る画像読み取り部、いわゆるスキャナ部を備えた印刷装置が登場している。この印刷装置は、当該印刷装置に接続されたホストコンピュータから送られてきた印刷データに基づき、媒体に印刷する通常のプリンタとしての機能の他に、スキャナ部で原稿から読み取った画像から画像データを生成してホストコンピュータなどに出力するスキャナとしての機能と、スキャナ部で原稿から読み取られた画像を媒体に印刷するローカルコピー機能とを備えている。
さらにこのようなスキャナ部を備えた印刷装置にあっては、複数の原稿から読み取った複数の画像を1枚の用紙にまとめて印刷をする機能(以下、「Nアップ印刷機能」という)を備えたものが登場している(例えば、特許文献1参照)。この「Nアップ印刷機能」とは、原稿から画像を読み取る動作を複数回行って複数の画像を読み取り、読み取った複数の画像を並べて配置して1枚の用紙に印刷をする。このような印刷を行うことによって、複数枚にわたる原稿を1枚の用紙にまとめて印刷したり、同じ画像を1枚の用紙に複数印刷することができる。
特開平10−276320号公報
しかしながら、このような「Nアップ印刷」においては、次のような問題点があった。すなわち、原稿から取得した複数の画像を並べて配置して1枚の用紙等に印刷する際に、画像の相互間に余白を形成する場合に、処理効率が悪いといった問題があった。これは、画像の相互間に余白を形成する処理が、複数の画像に基づき印刷データを生成した後、当該印刷データに対して余白データを付加する処理がCPUにより実施されているからである。つまり、CPUは、予め決められた所定のビット単位でしかデータを処理することができず、このため、これ以外のビット単位で余白データを付加する処理を行おうとした場合に、1つの処理について複数のステップを要し、処理に余計な時間がかかって、処理効率が低下するといった不具合が発生した。
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、その目的は、原稿から読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷するときに、複数の画像の間に効率良く余白を形成することにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、
原稿から画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成する画像読み取り部と、
前記画像読み取り部により生成された前記画像データに基づき印刷データを生成して当該印刷データに基づき媒体に印刷をする印刷部とを備え、
前記画像読み取り部により読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置において、
前記複数の画像の相互間に余白を設けて印刷をするときに、
前記画像読み取り部により前記複数の画像から生成された複数の画像データの一部又は全部に対して、その画像の周辺領域の一部に余白部を設ける処理を施した後、前記印刷データを生成し、
前記画像に設けられる前記余白部のサイズは、前記余白部が付加された前記画像データに基づき生成される前記印刷データのサイズが所定のビット単位の整数倍となるように設定され、
前記所定のビット単位は、前記印刷データが格納されるメモリにおけるデータの書き込み・読み出し単位であることを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、原稿から読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷するときに、複数の画像の相互間に効率良く余白を形成することができる。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
原稿から画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成する画像読み取り部と、
前記画像読み取り部により生成された前記画像データに基づき印刷データを生成して当該印刷データに基づき媒体に印刷をする印刷部とを備え、
前記画像読み取り部により読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置において、
前記複数の画像の相互間に余白部を設けて印刷をするときに、
前記画像読み取り部により前記複数の画像から生成された複数の画像データの一部又は全部に対して、その画像に余白部を設ける処理を施した後、前記印刷データを生成することを特徴とする印刷装置。
この印刷装置にあっては、複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷するときに、画像データに対して余白部を設ける処理を施されるため、従来のように印刷データに対して余白部を設ける処理を行う場合に比べて、データの取り扱いが容易であり、効率良く処理を行う。
かかる印刷装置にあっては、前記画像データの画像に対して余白部を設ける前記処理は、相隣接して印刷される2つの前記画像のうちのどちらか一方に対して施されても良い。このように2つの前記画像のうちのどちらか一方に処理を施せば、簡単に余白部を設けることができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記画像データの画像に対して余白部を設ける前記処理は、相隣接して印刷される2つの前記画像の両方に対して施されても良い。このように2つの前記画像の両方に対して処理を施しても、簡単に余白部を設けることができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記余白部を前記画像データに設ける処理は、前記画像データに余白部を表わす画像データを付加することにより行われても良い。このような画像データを余白部を設けるために付加することによって、簡単に余白部を設けることができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記画像データがRGBデータであり、前記印刷データがCMYKデータであっても良い。このようなRGBデータの段階で余白部を設ける処理を行えば、CMYKデータの段階で余白部を設けるよりも、処理を効率良く行うことができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動することにより前記媒体に印刷を行う印刷ヘッドを備えていても良い。このような印刷ヘッドを用いれば、簡単に媒体に印刷を行うことができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記複数の画像は、前記印刷ヘッドの移動方向に沿って並べて配置されて印刷されても良い。このように複数の画像が並べて配置された場合に、前述した余白部を設ける処理を施すことによって、簡単にかつ効率よく余白部を設けることができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記画像に設けられる前記余白部のサイズは、前記余白部が付加された前記画像データに基づき生成される前記印刷データのサイズが所定のビット単位の整数倍となるように設定されても良い。このように所定のビット単位の整数倍に設定されることで、印刷データの取り扱いを容易に行うことができ、処理をスムーズに進めることができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記所定のビット単位は、前記印刷データが格納されるメモリにおけるデータの書き込み・読み出し単位であっても良い。このように所定のビット単位が、印刷データが格納されるメモリにおけるデータの書き込み・読み出し単位であれば、印刷データの取り扱いを容易に行うことができ、処理をスムーズに進めることができる。
原稿から画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成する画像読み取り部と、
前記画像読み取り部により生成された前記画像データに基づき印刷データを生成して当該印刷データに基づき媒体に印刷をする印刷部とを備え、
前記画像読み取り部により読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置において、
前記複数の画像の相互間に余白部を設けて印刷をするときに、
前記画像読み取り部により前記複数の画像から生成された複数の画像データの一部又は全部に対して、その画像に余白部を設ける処理を施した後、前記印刷データを生成するとともに、
前記画像データの画像に対して余白部を設ける前記処理は、相隣接して印刷される2つの前記画像のうちのどちらか一方に対して施され、
前記余白部を前記画像データに設ける処理は、前記画像データにヌルデータを付加することにより行われ、
前記画像データがRGBデータであり、前記印刷データがCMYKデータであり、
前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動することにより前記媒体に印刷を行う印刷ヘッドを備え、
前記複数の画像は、前記印刷ヘッドの移動方向に沿って並べて配置されて印刷され、
前記画像に設けられる前記余白部のサイズは、前記余白部が付加された前記画像データに基づき生成される前記印刷データのサイズが所定のビット単位の整数倍となるように設定され、
前記所定のビット単位は、前記印刷データが格納されるメモリにおけるデータの書き込み・読み出し単位であることを特徴とする印刷装置。
原稿から読み取り動作により複数の画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成し、その画像データに基づき印刷データを生成して前記複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷方法において、
前記複数の画像の相互間に余白部を設けて印刷をするときに、
前記画像の読み取り動作を行った後、この読み取り動作により得られた前記複数の画像の画像データの一部又は全部に対して、その画像に余白部を設ける処理を施して、その後、当該画像データに基づき前記印刷データを生成することを特徴とする印刷方法。
原稿から画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成する画像読み取り部と、
前記画像読み取り部により生成された前記画像データに基づき印刷データを生成して当該印刷データに基づき媒体に印刷をする印刷部とを備え、
前記画像読み取り部により読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置において実行されるプログラムであって、
前記複数の画像の相互間に余白部を設けて印刷をするときに、
前記画像読み取り部により前記複数の画像から生成された複数の画像データの一部又は全部に対して、その画像に余白部を設ける処理を施すステップと、
前記処理が施された前記複数の画像データに基づき前記印刷データを生成するステップとを実行することを特徴とするプログラム。
コンピュータ本体と、当該コンピュータ本体に接続された印刷装置とを備えた印刷システムにおいて、
前記印刷装置は、原稿から画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成する画像読み取り部と、
前記画像読み取り部により生成された前記画像データに基づき印刷データを生成して当該印刷データに基づき媒体に印刷をする印刷部とを備え、
前記画像読み取り部により読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置であって、
前記複数の画像の相互間に余白部を設けて印刷をするときに、
前記画像読み取り部により前記複数の画像から生成された複数の画像データの一部又は全部に対して、その画像に余白部を設ける処理を施した後、前記印刷データを生成することを特徴とする印刷システム。
===印刷装置の概要===
以下に本実施形態に係る印刷装置の実施の形態について、スキャナ付きインクジェットプリンタを例にとり、その概要について説明する。図1〜図7は、そのスキャナ付きインクジェットプリンタを説明する図である。図1〜図3は、そのプリンタを外部から見たときの図であり、図4は、そのプリンタの内部機構の概要を説明する図であり、図5及び図6は、そのプリンタの印刷ヘッドの構成を説明する図であり、図7は、そのプリンタの制御部の概要を説明する図である。
このスキャナ付きインクジェットプリンタ1は、原稿から画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能と、ホストコンピュータから送られてきた印刷データに基づき印刷媒体に印刷をするプリンタ機能と、原稿から読み取った画像を印刷媒体に印刷して複写するローカルコピー機能とを備えたスキャナ・プリンタ・コピー複合装置(以下、SPC複合装置という)である。このSPC複合装置1は、図1に示すように、その上部に原稿5から画像を読み取るためのスキャナ部10(本発明における画像読み取り部に相当)を備え、また、その下部に、用紙7に印刷をするための印刷部30を備えている。また装置1の前面部には、操作パネル部70が設けられている。
スキャナ部10は、図2に示すように、原稿5がセットされるガラス板が設けられた原稿台12と、当該原稿台12を上方から覆う原稿台カバー14とを備えている。原稿台カバー14は、装置1の後端部に回動可能に取付けられ、原稿台12の上面を開閉するように設けられている。
一方、印刷部30は、図3に示すように、スキャナ部10を上方に持ち上げることによって、その内部が開口部301を通じて外部に開放されるように構成されている。つまり、スキャナ部10は、装置1の後部にヒンジ部41を介して回動自在に装着されており、このスキャナ部10を上方へと持ち上げることで、印刷部30の内部に通じる開口部301が開放される。印刷部30の内部には、インクカートリッジを搭載するキャリッジ36などが配置されている。このように印刷部30の内部が開放されることにより、その開口部301を通じてインクカートリッジの交換等のメンテナンス作業や、紙詰まり等のエラー対処等を容易に行うことができるようになっている。
また、印刷部30は、装置1の背部に、印刷媒体として用紙7がセットされて当該用紙7を順次供給する給紙部32を備えているとともに、装置1の前部に、印刷された用紙7が排出される排紙部34を備えている。給紙部32は、給紙トレー321を備え、給紙トレー321にカット紙(図示外)を保持するようになっている。また、排紙部34は、排紙トレー341を備え、印刷されて排出された用紙7を受けるとともに、不使用時には排紙口を塞ぐことができる。なお、給紙部32にセットされる媒体としては、カット紙などの単票状印刷用紙のみならず、ロール紙などの連続した印刷用紙でも構わず、給紙部32がこれらの媒体に対応した構造を備えていても良い。
===スキャナ部10・印刷部30の内部機構===
図4は、スキャナ部10および印刷部30の内部機構を示したものである。
スキャナ部10は、同図の上部に示すように、原稿台12の下側に、スキャナ用キャリッジ16と、このキャリッジ16を原稿台12に対して所定の間隔を保ちつつ図中矢印A方向に沿って平行に移動させる駆動機構18と、キャリッジ16を支持しつつその移動を案内するガイド20とを備えている。
スキャナ用キャリッジ16には、原稿台12を介して原稿5に対し光を照射する光源としての露光ランプ22と、原稿5から反射された反射光を案内する複数枚のミラー26と、ミラー26により案内された反射光を集光するレンズ24と、このレンズ24により集光された反射光を受光するCCDセンサ28とが搭載されている。
CCDセンサ28は、光信号を電気信号に変換するフォトダイオードが列状に配置されて構成された3本のリニアセンサ(図示外)を備えている。これら3本のリニアセンサは、相互に間隔をあけて平行に配置され、それぞれR(レッド)、G(グリーン)およびB(ブルー)の3色の異なるフィルタが設けられている。各リニアセンサは、各フィルタの色に対応した成分の光をそれぞれ反射光から検出し、その検出結果を制御部50に出力する。
また、駆動機構18は、スキャナ用キャリッジ16に接続されたタイミングベルト181と、このタイミングベルト181が掛け渡された一対のプーリ183、184と、一方のプーリ182を回転駆動する駆動モータ183とを備えている。駆動モータ183は、制御部50からの制御信号によって駆動制御される。
一方、印刷部30は、図4の下部に示すように、プリンタ用キャリッジ36と、このキャリッジ36に搭載された印刷ヘッド38と、プリンタ用キャリッジ36を用紙7に対して所定の間隔を保持しつつ相対的に平行に移動させる駆動機構41と、用紙7を前記キャリッジ36の移動方向とは直交する方向に沿って紙送りする紙送り機構43とを備えている。
プリンタ用キャリッジ36には、カートリッジ装着部が設けられ、このカートリッジ装着部には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)等のインクが収容されたインクカートリッジが装着される。
印刷ヘッド38は、インクカートリッジから供給された各色のインクを用紙7に向けて吐出して当該用紙7上にドットを形成することで、用紙7に画像を形成して印刷を施すようになっている。
駆動機構41は、プリンタ用キャリッジ36に接続されたタイミングベルト49と、このタイミングベルト49に噛合されたプーリ48と、このプーリ48を回転駆動するキャリッジモータ42(以下、CRモータともいう)と、プリンタ用キャリッジ36の位置を検出するリニア式エンコーダ46とを備えている。この駆動機構41は、キャリッジモータ40を駆動してプーリ48を介してタイミングベルト49を回転させることにより、プリンタ用キャリッジ36を用紙7に対して相対的に移動させるようになっている。キャリッジモータ40は、制御部50からの制御信号により駆動制御される。
紙送り機構43は、プラテン35と、搬送ローラ37と、当該搬送ローラ37を回転駆動する紙送りモータ42(以下、PFモータともいう)と、用紙7が所定位置に到達したか否かを検出する紙検出センサ45と、搬送ローラ37の回転量を検出するロータリ式エンコーダ47とを備えている。プラテン35は、印刷ヘッド38に対向して配置されている。紙送りモータ42が駆動すると、搬送ローラ37が回転して、用紙7がプラテン35上を搬送される。紙送りモータ42は、制御部50からの制御信号により駆動制御される。
印刷時には、用紙7が搬送ローラ37により間欠的に所定の搬送量で搬送され、その間欠的な搬送の合間にプリンタ用キャリッジ36が、搬送ローラ37による搬送方向に対して交差する方向に沿って移動しながら、印刷ヘッド38から用紙7に向けてインクを吐出して印刷が施されるようになっている。
===印刷ヘッド38===
図5は、印刷ヘッド38の下面部に設けられたインクを吐出するノズルの配列を示した図である。印刷ヘッド38の下面部には、同図に示すように、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロ(Y)の各色ごとにそれぞれ複数のノズル♯1〜♯180からなるノズル列33が設けられている。各ノズル♯1〜♯180は、用紙7の搬送方向に沿って直線状に配列され、各ノズル列33は、印刷ヘッド38の移動方向(走査方向)に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。各ノズル♯1〜♯180には、インク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(図示外)が設けられている。
図6は、各ノズル♯1〜♯180の駆動回路を示したものである。この駆動回路は、同図に示すように、原駆動信号発生部206と、複数のマスク回路204と、駆動信号補正部230とを備えている。各マスク回路204には、シリアル印刷信号PRT(i)が入力される。シリアル印刷信号PRT(i)は、制御部50から送られてきた、各ノズル♯1〜♯180におけるインクの吐出の可否を指示する信号である。また、原駆動信号発生部206は、同図下端部に示すような、1画素当たり、第1パルスW1と第2パルスW2との2つのパルスからなる原駆動信号ODVRを生成する。生成された原駆動信号ODVRは、各マスク回路204にそれぞれ供給される。
各マスク回路204では、シリアル印刷信号PRT(i)のレベルに応じて、原駆動信号ODVRの通過を通過させたり、また遮断したりする。つまり、シリアル印刷信号PRT(i)のレベルが『1』、即ち「Hi」であるときには原駆動信号ODRVをそのまま通過させて駆動信号DRVとして出力する一方、シリアル印刷信号PRT(i)のレベルが『0』、即ち「Low」のときには、原駆動信号ODRVを遮断する。これにより各マスク回路204からは、シリアル印刷信号PRT(i)のレベルに応じた駆動信号DRVが出力される。各マスク回路204から出力された駆動信号DRVは、駆動信号補正部230を経由して各ノズル♯1〜♯180のピエゾ素子に出力されて、各ピエゾ素子を駆動する。
なお、駆動信号補正部230は、プリンタ用キャリッジ36を往復移動させて印刷を行う場合に、キャリッジ36の往路と復路におけるインク滴の着弾位置のズレを補正して、ドットの形成位置のズレを解消する処理を行う。
===制御部50の構成===
図7は、本実施形態に係るSPC複合装置1の制御部50のシステム構成を示したブロック構成図である。
制御部50は、SPC複合装置1の全体の制御を司るCPU(中央制御部)54と、CPU54が読み書きするためのCPU用のメモリ57と、各種専用の処理を実行するASIC51と、ホストコンピュータ3など外部との間で通信を行うための通信インターフェース52と、操作パネル部70における操作入力の検出や液晶ディスプレイの表示制御などを行う操作制御部71と、CPU54で実行される制御用プログラムなどを格納したROM(図示外)とを備えている。ROMには、当該SPC複合装置1を制御するための制御プログラムなどが記憶されている。CPU54は、ROMから制御プログラムを読み出して実行することにより、SPC複合装置1の各部を制御する。ここでは、CPU54とバス501で接続された、メモリ57やASIC51、通信インターフェース52、操作制御部71などが制御される。CPU用のメモリ57は、SDRAMなどをはじめとするメモリ等の適宜な記憶手段により構成される。当該メモリ57には、受信バッファ(図示外)やプリンタ動作用イメージバッファ571、572などが設けられる。
ASIC51は、スキャナコントロールユニット58と、余白形成処理ユニット80と、2値化処理ユニット60と、インターレース処理ユニット62と、イメージバッファユニット64と、CPUインターフェイスユニット(以下、CPUIFユニットという)66と、ヘッドコントロールユニット68と、ASIC51が読み書きするためのASIC用のメモリ69とを備えている。ASIC用のメモリ69は、SDRAMなどをはじめとする適宜な記憶手段により構成される。当該メモリ69には、ラインバッファ691と、インターレースバッファ692と、2つのイメージバッファ693、694とがそれぞれ設けられている。ASIC用のメモリ69は、SDRAMなどをはじめとするメモリ等の適宜な記憶手段により構成される。
スキャナコントロールユニット58は、スキャナ部10の露光ランプ22やCCDセンサ28、これらを搭載したスキャナ用キャリッジ16を移動させる駆動モータ182などを駆動制御するとともに、CCDセンサ28において原稿5から画像を読み取り、この読み取りにより得られたデータをラインバッファ691に一旦格納される。ここでは、例えば多階調のRGBデータなどといった形式の画像データを生成して、この画像データをラインバッファ691に蓄積する。ここでいうRGBデータとは、R(レッド)、G(グリーン)及びB(ブルー)の各色別の画像情報からなるデータであり、本実施形態では、CCDセンサ28に設けられた3本のリニアセンサ、即ち、R(レッド)、G(グリーン)及びB(ブルー)の各色に対応したリニアセンサから得られた3色分の画像データにより構成されている。
ラインバッファ691に蓄積された画像データは、ライン間補正処理が施されてから、スキャナコントロールユニット58により順次読み出されて余白形成処理ユニットに送出される。ここで、ライン間補正処理とは、スキャナ部のCCDセンサ28に設けられたR(レッド)、G(グリーン)及びB(ブルー)の3本のリニアセンサ間の読み取り位置のズレを補正する処理である。すなわち、3本のリニアセンサは、相互に間隔をあけて設けられているため、原稿5上の同一ライン上の画像を読み取る場合、各色ごとに時間的なズレが発生する。このような各色ごとの時間的なズレを補正するために、先に読み込んだ色のデータを後から読み込んだ色のデータに同期させて出力する処理が必要なのである
余白形成処理ユニット80は、読み出された画像データに対して余白部を形成する旨の指示があった場合に、当該画像データに対して余白部を形成する処理を施す。余白部を形成する旨の指示がなかった場合には、余白形成処理ユニット80は、画像データに対して余白部を形成する処理は行わずに、そのまま2値化処理ユニット60へと出力する。
2値化処理ユニット60は、送られてきた画像データを2値化処理して2値化データを生成する。例えば、画像データが多階調のRGBデータの場合には、メモリ69に記憶されたルックアップテーブル(LUT)695を参照して、その画像データを例えばCMYKの各色ごとの2値化データ(CMYKデータともいう)等の2値データに変換処理する。ここで生成されるCMYKデータとは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、黒(K)の各色別の2値データから構成されるデータのことであり、各色別の2値データは、インクカートリッジの各色に対応している。ここで生成された2値化データは、スキャナコントロールユニット58からインターレース処理ユニット62へと順次送出される。
インターレース処理ユニット62は、スキャナコントロールユニット58からの2値化データをインターレースバッファ692に順次記憶する。そして、インターレース処理ユニット62は、インターレースバッファ692から2値化データを順次読み出して、印刷ヘッド38が所定の方向に沿って1回移動される毎に印刷処理すべき1走査分のヘッド駆動データを生成する。このヘッド駆動データは、印刷ヘッド38の各色の各ノズル♯1〜♯180に対し、インクを吐出するかしないかを指示する2値データであり、印刷ヘッド38の移動方向に沿って配列された『0』(インクを吐出しない)または『1』(インクを吐出する)のビットにより構成されている。
インターレース処理ユニット62は、このような1走査分のヘッド駆動データを順次イメージバッファユニット64に送出する。イメージバッファユニット64は、送られてきた1走査分のヘッド駆動データを、2つのイメージバッファ693、694に順次振り分けながら格納する。
イメージバッファ693、694に格納された1走査分のヘッド駆動データは、CPU54によりCPUIFユニット66を通じて順次読み出されて、ヘッドコントロールユニット68に送出される。
ヘッドコントロールユニット68は、CPU54により送られてきたヘッド駆動データに基づき、印刷ヘッドを駆動して用紙7に対して印刷をする。すなわち、ヘッドコントロールユニット68は、送られてきたヘッド駆動データに基づき、シリアル印刷PRT(i)を生成して、各シリアル印刷PRT(i)により各ピエゾ素子を駆動して各ノズル♯1〜♯180からインクを吐出して印刷を施すのである。
===各機能における動作===
<スキャナ時の動作>
ホストコンピュータ3等から画像読み取り命令があると、CPU54からスキャナコントロールユニット58に対し画像読み取り命令が発せられる。この命令を受けたスキャナコントロールユニット58は、駆動モータ183を駆動してスキャナ用キャリッジ16を移動させながらCCDセンサ28を通じて、原稿台12にセットされた原稿5から画像を読み取り、この読み取りにより取得したデータをラインバッファ691に順次蓄積する。そして、スキャナコントロールユニット58は、ラインバッファ691に蓄積したデータに対してライン間補正処理を施しつつ順次読み出して例えばRGBデータ等の画像データとして、通信インターフェース52を介してホストコンピュータ3に送信する。
<プリンタ時の動作>
CPU54は、ホストコンピュータ3からの印刷データを通信インターフェース52で受信し、その印刷データをCPU用メモリ56に設けられた受信バッファに記憶する。ここで、送られてくる印刷データは、ホストコンピュータ3により予め印刷ヘッド38が所定の方向に沿って1回移動される毎に印刷ヘッド38により印刷処理されるべき1走査分のヘッド駆動データとして加工されている。CPU54は、印刷データから1走査分のヘッド駆動データを抽出して、当該ヘッド駆動データを各イメージバッファ571、572に振り分けながら順次格納する。そして、各イメージバッファ571、572に格納されたヘッド駆動データは、各イメージバッファ571、572から順次読み出されてヘッドコントロールユニット68へと送出される。ヘッドコントロールユニット68は、送られてきたヘッド駆動データに基づき、印刷ヘッド38を駆動して用紙7に対して印刷をする。
<ローカルコピー時の動作>
操作パネル部70に設けられたカラーコピーボタンまたはモノクロコピーボタンなどを通じてユーザからコピー命令を受けると、CPU54により、スキャナコントロールユニット58に対し画像読み取り命令が発せられる。この命令を受領したスキャナコントロールユニット58は、原稿台12にセットされた原稿5から画像を取り込んで画像データを生成してラインバッファ691に格納する。そして、スキャナコントロールユニット58は、ラインバッファ691から順次ライン間補正処理を施しつつ画像データを読み出して2値化処理ユニット60に送出し、2値化処理ユニット60は、送られてきた画像データを順次2値化処理して2値化データを生成する。ここで、カラーコピーボタンが操作された場合には、例えばCMYKデータ等の複数色分の2値化データが生成され、またモノクロコピーボタンが操作された場合には、1色分の2値化データが生成される。生成された2値化データは、2値化処理ユニット60により順次インターレース処理ユニット62に送出される。
インターレース処理ユニット62は、送られてきた2値化データをインターレースバッファ692に記憶し、ここから順次2値化データを読み出して、印刷ヘッド38が所定の方向に沿って1回移動される毎に印刷処理すべき1走査分のヘッド駆動データを生成し、当該ヘッド駆動データを順次イメージバッファユニット64に送出する。
イメージバッファユニット64は、送られてきた1走査分のヘッド駆動データを、2つのイメージバッファ693、694に振り分けつつ格納し、格納されたヘッド駆動データは、CPUIFU66により順次イメージバッファ693、694から読み出されて、ヘッドコントロールユニット68へ送られる。ヘッドコントロールユニット68は、このヘッド駆動データに基づき印刷ヘッドを駆動して用紙に印刷を施す。これにより、原稿台12にセットされた原稿5の画像が用紙7に印刷されて複写される。
===本実施形態の印刷方式===
次に本実施形態の印刷方式(コピー方式)について詳しく説明する。本実施形態に係るSPC複合装置1では、スキャナ部10で複数の原稿5から読み取って得られた複数の画像(画像数N)を1枚の用紙7にまとめて印刷する、「Nアップ印刷」を行うことができる。
図8Aは、この「Nアップ印刷」について説明するための図である。ここでは、同図に示すように第1原稿5A〜第4原稿5Dの4つの原稿5A、5B、5C、5Dについて「Nアップ印刷」(ここでは「4アップ印刷」)を行う場合について説明する。第1原稿5Aの表面には、画像「A」が描画され、第2原稿5Bの表面には画像「B」が描画され、第3原稿5Cの表面には画像「C」が描画され、第4原稿5Dの表面には画像「D」が描画されている。これら第1原稿5A〜第4原稿5Dから4つの画像「A」、「B」、「C」、「D」をスキャナ部10によりそれぞれ読み込んで印刷をする。
図8Bは、これら4つの画像「A」、「B」、「C」、「D」が用紙7に印刷されたときの一例を示したものである。同図に示すように、第1原稿5A〜第4原稿5Dから読み取られた4つの画像「A」、「B」、「C」、「D」は、それぞれサイズが縮小されて、用紙上に相互に間隔をあけて並べられて配置されて1枚の用紙7にちょうど収まるように印刷される。
このほかに、「Nアップ印刷」においては、2枚の原稿5に描画された2つの画像を1枚の用紙7に並べて配置して印刷を行う「2アップ印刷」をはじめ、その他、4を超える原稿5から画像を読み取って印刷を行うことも可能である。
===「Nアップ印刷」の処理手順===
次に本実施形態の「Nアップ印刷」の処理手順について説明する。ここでは、「4アップ印刷」を行う場合を例にして説明する。
<第1原稿の読み取り>
まず、ユーザーは、操作パネル部70の操作ボタンを操作して、複数の印刷方式の中から「4アップ印刷」を選択する。次に、ユーザーは、SPC複合装置1のスキャナ部10の原稿台12上に、1枚目の原稿として、第1原稿5Aをセットする。図9Aは、第1原稿5Aをセットするときの様子を示したものである。同図に示すように、第1原稿5Aは、読み取り面、即ち画像「A」が描画された面を下面として原稿台12上にセットされる。そして、ユーザーは、原稿台カバー14を閉じて、操作パネル部70に設けられたコピーボタン(図示外)を操作する。これによって、第1原稿5Aの読み取り動作の開始を指示する。
操作制御部71は、ユーザーによりコピーボタンが操作されると、その旨、CPU54に伝達する。CPU54は、この伝達を受けると、原稿台12上に設置された原稿5(ここでは、第1原稿5A)の読み取り動作を開始する旨の指示をスキャナコントロールユニット58に伝達する。スキャナコントロールユニット58は、CPU54からの指示により、原稿台12にセットされた第1原稿5Aから画像「A」を取り込んで、当該画像「A」を表わす画像データを生成する。生成された画像データは、スキャナコントロールユニット58によりラインバッファ691に格納される。そして、スキャナコントロールユニット58は、ラインバッファ691から順次ライン間補正処理を施しつつ画像データを読み出す。読み出された画像データは、スキャナコントロールユニット58によって、余白形成処理ユニット80を介して2値化処理ユニット60に送出される。ここで、余白形成処理ユニット80で行われる処理については後で詳しく説明する。
2値化処理ユニット60は、スキャナコントロールユニット58により余白形成処理ユニット80を介して送られてきた画像データを、ルックアップテーブル(LUT)695を参照しつつ順次2値化処理して2値化データを生成する。ここで、カラーコピーの場合には、例えばCMYKデータ等の複数色分の2値化データが生成され、またモノクロコピーの場合には、1色分の2値化データが生成される。
生成された2値化データは、2値化処理ユニット60によりインターレース処理ユニット62へと順次送出される。インターレース処理ユニット62は、2値化処理ユニット60から送られてきた2値化データをインターレースバッファ692に順次記憶する。これにより、インターレースバッファ692には、第1原稿5Aから読み取られた画像「A」に対応する2値化データが格納される。
<第2原稿の読み取り>
第1原稿5Aの読み取り動作が終了すると、スキャナコントロールユニット58は、その旨、CPU54に伝達する。なお、スキャナコントロールユニット58によるCPU54への伝達は、スキャナ部10による第1原稿5Aの読み取り処理が終了した段階で発せられるもので、2値化処理ユニット60による2値化処理の完了を待つ必要はない。CPU54は、スキャナコントロールユニット58からの伝達を受けると、操作パネル部70に設けられた液晶ディスプレイ(図示外)にメッセージを表示するなどして、ユーザーに原稿5の交換を促す。
ユーザーは、SPC複合装置1から原稿5の交換のサインを受けると、スキャナ部10の原稿台12にセットされている第1原稿5Aを取り出して、第2原稿5Bをセットする。このとき、第2原稿5Bについても、読み取り面、即ち画像「B」が描画された面を下面にしてセットし、原稿台カバー14を閉めて、操作パネル部70の操作ボタンを操作する。これによって、第1原稿5Aの読み取り動作の開始を指示する。
操作制御部71は、ユーザーによりコピーボタンが操作されたことをCPU54に伝達する。CPU54は、この伝達を受けると、原稿台12上に設置された原稿5(ここでは、第2原稿5B)の読み取り動作を開始する旨の指示をスキャナコントロールユニット58に伝達する。スキャナコントロールユニット58は、CPU54からの指示により、原稿台12にセットされた第2原稿5Bから画像「B」を取り込んで画像データを生成する。生成された画像データは、スキャナコントロールユニット58によりラインバッファ691に格納され、そして、ラインバッファ691からスキャナコントロールユニット58により順次ライン間補正処理が施されつつ読み出される。読み出された画像データは、余白形成処理ユニット80を介して2値化処理ユニット60に送出され、2値化処理ユニット60により順次2値化処理されて、2値化データが生成する。生成された2値化データは、2値化処理ユニット60によりインターレース処理ユニット62へと順次送出されて、インターレース処理ユニット62によりインターレースバッファ692に順次記憶される。これにより、インターレースバッファ692には、第3原稿5Cから読み取られた画像「B」に対応する2値化データが格納される。
そして、インターレース処理ユニット62は、ここで記憶した第2原稿5Bから読み取った画像「B」に対応した2値化データと、先にインターレースバッファ692に記憶した第1原稿5Aから読み取った画像「A」から生成した2値化データとを読み出して、これらを合成して、印刷ヘッド38が所定の方向に沿って1回移動される毎に印刷処理すべき1走査分のヘッド駆動データを生成する。なお、このヘッド駆動データは、印刷ヘッド38の各色の各ノズル♯1〜♯180に対し、インクを吐出するかしないかを指示する2値データであり、印刷ヘッド38の移動方向に沿って配列された『0』(インクを吐出しない)または『1』(インクを吐出する)のビットにより構成されている。
インターレース処理ユニット62は、生成した1走査分のヘッド駆動データを順次イメージバッファユニット64に送出する。イメージバッファユニット64は、送られてきた1走査分のヘッド駆動データを、2つのイメージバッファ693、694に順次振り分けて格納する。イメージバッファ693、694に格納された1走査分のヘッド駆動データは、CPU54によりCPUIFユニット66を通じて順次読み出されて、ヘッドコントロールユニット68へと送出される。
ヘッドコントロールユニット68は、CPU54により送られてきたヘッド駆動データに基づき、印刷ヘッドを駆動して用紙7に対して印刷をする。すなわち、ヘッドコントロールユニット68は、送られてきたヘッド駆動データに基づき、シリアル印刷PRT(i)を生成して、各シリアル印刷PRT(i)により各ピエゾ素子を駆動して各ノズル♯1〜♯180からインクを吐出して印刷を施す。これにより、用紙7の上部には、図8Bに示すような、第1原稿5Aから読み取った画像「A」の縮小画像と、第2原稿5Bから読み取った画像「B」の縮小画像とが並んで配置されて形成される。
<第3原稿の読み取り>
第2原稿5Aの読み取り動作が終了すると、スキャナコントロールユニット58は、その旨、CPU54に伝達する。CPU54は、スキャナコントロールユニット58からの伝達を受けると、操作パネル部70に設けられた液晶ディスプレイ(図示外)にメッセージを表示するなどして、ユーザーに原稿5の交換を促す。
ユーザーは、SPC複合装置1から原稿5の交換のサインを受けて、スキャナ部10の原稿台12から第2原稿5Bを取り出して、第3原稿5Cをセットし、原稿台カバー14を閉めて、操作パネル部70の操作ボタンを操作して、第3原稿5Cの読み取り動作の開始を指示する。
このことは、操作制御部71を通じてCPU54に伝達される。CPU54は、この伝達を受けると、原稿台12上に設置された原稿(ここでは、第3原稿5C)の読み取り動作を開始する旨の指示をスキャナコントロールユニット58に伝達する。スキャナコントロールユニット58は、CPU54からの指示により、原稿台12にセットされた第3原稿5Cから画像「C」を取り込んで、画像「C」を表わす画像データを生成して、ラインバッファ691に格納する。ラインバッファに格納された画像データ691は、スキャナコントロールユニット58によりライン間補正処理が施されつつ順次読み出されて、余白形成処理ユニット80を介して2値化処理ユニット60に送出される。
2値化処理ユニット60は、スキャナコントロールユニット58により余白形成処理ユニット80を介して送られてきた画像データを、ルックアップテーブル(LUT)695を参照しつつ順次2値化処理して2値化データを生成し、その生成した2値化データをインターレース処理ユニット62に順次送出する。インターレース処理ユニット62は、2値化処理ユニット60から送られてきた2値化データをインターレースバッファ692に順次記憶する。これにより、インターレースバッファ692には、第3原稿5Cから読み取られた画像「C」に対応する2値化データが格納される。
<第4原稿の読み取り>
第3原稿5Cの読み取り動作が終了すると、スキャナコントロールユニット58は、その旨、CPU54に伝達する。CPU54は、スキャナコントロールユニット58からの伝達を受けると、操作パネル部70に設けられた液晶ディスプレイ(図示外)にメッセージを表示するなどして、ユーザーに原稿の交換を促す。
ユーザーは、SPC複合装置1から原稿の交換のサインを受けて、スキャナ部10の原稿台12から第3原稿5Cを取り出して、第4原稿5Dをセットし、原稿台カバー14を閉めて、操作パネル部70の操作ボタンを操作して、第4原稿5Dの読み取り動作の開始を指示する。
CPU54は、これを操作制御部71からの伝達により受け、原稿台12上に設置された原稿(ここでは、第4原稿5D)の読み取り動作を開始する旨の指示をスキャナコントロールユニット58に伝達する。スキャナコントロールユニット58は、CPU54からの指示により、原稿台12にセットされた第4原稿5Dから画像「C」を取り込んで、画像「D」を表わす画像データを生成して、ラインバッファ691に格納する。ラインバッファに格納された画像データ691は、スキャナコントロールユニット58によりライン間補正処理が施されつつ順次読み出されて、余白形成処理ユニット80を介して2値化処理ユニット60に送出される。
2値化処理ユニット60は、スキャナコントロールユニット58により余白形成処理ユニット80を介して送られてきた画像データを、ルックアップテーブル(LUT)695を参照しつつ順次2値化処理して2値化データを生成し、その生成した2値化データをインターレース処理ユニット62に順次送出する。インターレース処理ユニット62は、2値化処理ユニット60から送られてきた2値化データをインターレースバッファ692に順次記憶する。これにより、インターレースバッファ692には、第4原稿5Dから読み取られた画像「D」に対応する2値化データが格納される。
そして、インターレース処理ユニット62は、ここで記憶した第4原稿5Dから読み取られた画像「D」に対応した2値化データと、先にインターレースバッファ692に記憶した第3原稿5Cから読み取られた画像「C」から生成した2値化データとを読み出して、これらを合成し、印刷ヘッド38が所定の方向に沿って1回移動される毎に印刷処理すべき1走査分のヘッド駆動データを生成する。
インターレース処理ユニット62は、生成した1走査分のヘッド駆動データを順次イメージバッファユニット64に送出する。イメージバッファユニット64は、送られてきた1走査分のヘッド駆動データを、2つのイメージバッファ693、694に順次振り分けて格納する。イメージバッファ693、694に格納された1走査分のヘッド駆動データは、CPU54によりCPUIFユニット66を通じて順次読み出されて、ヘッドコントロールユニット68へと送出される。
ヘッドコントロールユニット68は、CPU54により送られてきたヘッド駆動データに基づき、印刷ヘッドを駆動して用紙7に対して印刷をする。すなわち、ヘッドコントロールユニット68は、送られてきたヘッド駆動データに基づき、シリアル印刷PRT(i)を生成して、各シリアル印刷PRT(i)により各ピエゾ素子を駆動して各ノズル♯1〜♯180からインクを吐出して印刷を施す。これにより、用紙7の下部には、図8Bに示すように、第3原稿5Cから読み取った画像「C」の縮小画像と、第4原稿5Dから読み取った画像「D」の縮小画像とが並んで配置されて形成される。
このようにしてスキャナ部10において第1原稿5A〜第4原稿5Dから順次読み取った画像「A」、「B」、「C」、「D」を1枚の用紙7に並べて配置して印刷する。
===余白形成処理ユニットの処理===
次に余白形成処理ユニット80の処理について説明する。この余白形成処理ユニット80は、スキャナコントロールユニット58から送られてきた画像データに余白部を付加する処理を行うユニットである。ここで付加される余白部は、例えば、第1原稿5A〜第4原稿5Dからそれぞれ読み取った画像「A」、「B」、「C」、「D」を1枚の用紙7に並べて配置して印刷するときに、画像「A」、「B」、「C」、「D」の間に間隔を設けるためのものである。ここでは、スキャナコントロールユニット58から送られてきた画像データに対して、余白を表わす画像データを付加する。例えば、本実施形態のように画像データがRGBデータであれば、「白色」を表わす画像データを付加する。ここでは、形成したい余白の幅に応じた分だけ余白データが付加される。
図10Aは、余白部が設けられた画像データの一例である。ここでは、第1原稿5Aから読み取られた画像「A」に対応する画像データに余白部を付加する場合について説明する。第1原稿5Aの画像「A」は、図8Bに示すように、相隣接して形成された第2原稿5Bから読み取られた画像「B」との間に余白部が設けられる。このことから、ここでは、画像「A」に対応する画像データには、図10Aに示すように、隣の画像「B」に近接する側縁部に沿って所定の幅分だけ余白データが付加される。ここで付加される余白データは、図10Bに示すように、画像「A」の画像データを構成する多数の画素データQに隣接して設けられた多数の「白色」を表わす画素データW(例えば、「R」、「G」、「B」の各色のデータがそれぞれ「0」のデータ)により構成される。
このようにして余白部を設ける処理が施された画像データは、2値化処理ユニット60に送出される。2値化処理ユニット60は、余白形成処理ユニット80から送られてきた、余白部を設ける処理が施された画像データを、ルックアップテーブル(LUT)695を参照しつつ順次2値化処理して2値化データを生成する。ここでは、前述した余白部が設けられた2値化データが生成される。生成された2値化データは、インターレース処理ユニット62へと順次送出されて、インターレースバッファ692に順次記憶される。
一方、第2原稿5Bから読み取られた画像「B」に対応する画像データについては、余白形成処理ユニットにより余白部を形成する処理が施されずにそのまま2値化処理ユニットへと送出される。
インターレース処理ユニット62は、余白部が設けられた画像「A」に対応する2値化データと、画像「B」に対応する2値化データとを合成する。図11は、画像「A」と画像「B」とが合成された状態を示す。インターレース処理ユニット62は、画像「A」と画像「B」とが合成されたヘッド駆動データを生成する。このヘッド駆動データに基づき印刷が行われることによって、紙7の上部には、第1原稿5Aから読み取られた画像「A」と、第2原稿5Bから読み取られた画像「B」とが、その間に余白部が設けられた状態で形成される。
第3原稿5Cから読み取られた画像「C」に対応する画像データについても同様に、余白形成処理ユニットによって余白部を形成する処理が施される。これにより、用紙7の下部に形成される第3原稿5Cから読み取られた画像「C」と、第4原稿5Dから読み取られた画像「D」との間に余白部を設けることができる。
なお、画像「A」と画像「C」との間、または画像「B」と画像「D」との間の用紙7の上下方向に余白部については、本実施形態では、前述したように余白形成処理ユニット80により、画像データ対して余白部を設ける処理を施さなくても、用紙7の搬送動作により簡単に余白部を設けることができるため、省略してある。もちろん、これら画像「A」と画像「C」との間、または画像「B」と画像「D」との間についても余白部を設けるような処理を余白形成処理ユニット80により行うようにしても良い。
以上、本実施形態にあっては、原稿から読み取った複数の画像を並べて配置して1枚の用紙にまとめて印刷する場合に、読み取った画像から得られた画像データに対して、余白形成処理ユニット80により余白部を設ける処理を行うから、2値化処理された2値化データに対して余白部を設ける処理を省くことができる。画像データに余白部を設ける処理は、2値化データに対して余白部を設ける処理に比べて、煩雑な処理を必要としないことから、従来に比べて効率よく余白部を設けることができる。
なお、余白部については、ユーザーにより操作パネル部70の各種ボタンを通じてサイズが設定できるようにしても良い。また、操作パネル部70を通じて余白部の設定が行われなかった場合には、余白部の幅が予め設定められた既定値(デフォルト値)に自動的にサイズが設定されるようにしても良い。
また、余白部については、例えば、画像「A」と画像「B」との間に設ける場合に、これら画像「A」に対応する画像データと、画像「B」に対応する画像データとの双方に対して、余白部を設ける処理を施しても良い。図12Aは、このときの画像「A」に対応する画像データの状態を示し、図12Bは、このときの画像「B」に対応する画像データの状態を示したものである。ここでは、画像「A」と画像「B」との間に形成される余白部が2つに分割されて、画像「A」に対応する画像データおよび画像「B」に対応する画像データに対してそれぞれ付加されている。図13は、余白部がそれぞれ付加された画像「A」に対応する画像データと画像「B」に対応する画像データとが合成されたときの状態を示したものである。このように、2つの画像の画像データに対してそれぞれ余白部を設けるようにしても良い。
===余白部のサイズについて===
画像データに付加される余白部のサイズについては、ユーザーにより操作パネル部70の各種ボタンを通じて設定したり、また、予め設定められた既定値(デフォルト値)に自動的に設定されるようにしても良いが、2値化処理ユニット60により2値化データとして生成されたときに、インターレースバッファ692等のASIC用メモリ69への書き込み、またはインターレースバッファ692等のASIC用メモリ69からの読出しがスムーズに行えるようなサイズに設定されると好ましい。つまり、ASIC用メモリ69へのデータの書き込み、またはASIC用メモリ69からのデータの読出しは、通常、所定のビット単位により行われるから、この所定のビット単位で2値化データの書き込みまたは読み出しが行えるように、生成される2値化データのサイズがちょうど所定のビット単位の整数倍になるように設定するのが好ましい。
図14は、余白部が画像に設けられた画像データの各サイズの関係について示したものである。最終的に、処理後の画像データのサイズX2が、2値化処理後、ASIC用メモリにおけるデータの書き込み・読出しの所定のビット単位の整数倍(n倍)になるように設定されていると好ましい。
すなわち、次のような関係式が成り立つようにする。
(元の画像データのサイズX1+余白サイズY)の2値化後のデータ
= (所定のビット単位)× n
したがって、余白サイズYは、2値化後の2値化データが、所定のビット単位の整数倍になるような処理後の画像データのサイズX2を求め、この処理後の画像データのサイズX2から、元の画像データのサイズX1を差し引くことにより求めることができる。
なお、こうして求められる余白サイズYが、ユーザーにより設定された値、または予め設定された既定値(デフォルト値)から大きく外れるような場合には、図15に示すように、相隣接して印刷される2つの画像、ここでは画像「A」と画像「B」の各画像データに対してそれぞれ適当なサイズの余白部を設ける。このとき、画像「A」の画像データに付加される余白データのサイズYと、画像「B」の画像データに付加される余白データのサイズYとは、それぞれ異なるように設定して、余白サイズが、ユーザーの設定値もしくは既定値に近くなるようにそれぞれ適宜調整するのが好ましい。
===印刷システム等の構成===
次に、本発明に係る印刷システムの一例として、印刷装置としてSPC複合装置1を備えた印刷システムを例にして説明する。
図16は、印刷システムの外観構成を示した説明図である。印刷システム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、SPC複合装置1と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。SPC複合装置1は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図17は、図16に示した印刷システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
上述したプリンタ1の動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、SPC複合装置1に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
なお、以上の説明においては、SPC複合装置1が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とSPC複合装置1から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、SPC複合装置1が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、SPC複合装置1が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された印刷システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき、本発明に係るプリンタ等の印刷装置について説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る印刷装置に含まれるものである。
また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。
また、印刷装置側にて行っていた処理の一部をホスト側にて行ってよく、また印刷装置とホストの間に専用の処理装置を介設して、この処理装置にて処理の一部を行わせるようにしてもよい。
<印刷装置について>
本発明の印刷装置にあっては、前述したインクジェットプリンタに限らず、バブルジェット方式のプリンタなどの他のインク吐出形式により印刷を行う印刷装置であっても良い。
また、この他に、本発明の印刷装置としては、インクを吐出しないタイプのプリンタ、具体的には、ドットインパクト式プリンタや熱転写プリンタ、またレーザービーム式プリンタなど、印刷機能を備えていれば、どのようなタイプの印刷装置であっても構わない。
<画像読み取り部について>
前述した実施の形態では、本発明の画像読み取り部として、スキャナ用キャリッジ16にCCDセンサ28を搭載したスキャナ部10を備えていたが、本発明にあってはこのような画像読み取り部に限らず、原稿から画像を読み取って画像データを生成するのであれば、どのように構成されていても良い。
<画像データについて>
前述した実施形態では、画像データがRGBデータであったが、本発明にあってはこのようなRGBデータに限らず、他のタイプの画像データであっても良い。
<印刷データについて>
前述した実施形態では、印刷データが2値化データ(CMYKデータ)であったが、本発明にあっては、このような2値化データに限らず、他のタイプの印刷データであっても良い。
<媒体について>
媒体については、前述した用紙として、普通紙やマット紙、カット紙、光沢紙、ロール紙、用紙、写真用紙、ロールタイプ写真用紙等をはじめ、これらの他に、OHPフィルムや光沢フィルム等のフィルム材や布材、金属板材などであっても構わない。すなわち、インクの吐出対象となり得るものであれば、どのような媒体であっても構わない。
スキャナ・プリンタ・コピー複合装置の外観を示した斜視図。 図1の複合装置のスキャナ部のカバーを開いたときの斜視図。 図1の複合装置の印刷部を示した斜視図。 図1の複合装置のスキャナ部及び印刷部の構成を示した説明図。 印刷ヘッドを下面から見た図。 ノズル駆動回路の一実施形態を示す回路図。 図1の複合装置のシステム構成を示したブロック構成図。 図8Aは、本発明の印刷方式において読み取られる原稿を示した図であり、図8Bは、原稿から読み取った画像を印刷したときの様子を示した図である。 図9Aは、第1原稿(画像「A」)をセットするときの様子を示し、図9Bは、第2原稿(画像「B」)をセットするときの様子を示す。 図10Aは余白が設けられた画像データの一例を示した図であり、図10Bは画像データの細部の状況を示した図である。 2つの画像「A」、「B」が合成されたときの状態を説明する図である。 12Aは、余白が設けられた一方の画像を示し、図12Bは、余白が設けられた他方の画像を示す。 図12A及び図12Bに示す2つの画像を合成したときの状態を示す図。 余白部が設けられた画像データの各サイズの関係を説明する図。 余白部のサイズの他の設定方法を説明する図。 印刷システムの外観構成図。 印刷システムの構成を示すブロック構成図。
符号の説明
1 SPC複合装置、 3 ホストコンピュータ、 5 原稿、
5A 第1原稿、 5B 第2原稿、 5C 第3原稿、 5D 第4原稿、
7 用紙、 10 スキャナ部、 12 原稿台、 14 原稿台カバー、
16 スキャナ用キャリッジ、 18 駆動機構、 181 タイミングベルト、
182 プーリ、 183 パルスモータ、 184 プーリ、
20 ガイド、 22 露光ランプ、 24 レンズ、 26 ミラー、
28 CCDセンサ、 30 印刷部、 301 開口部、
32 給紙部、 321 給紙トレー、 33 ノズル列、 34 排紙部、
341 排紙トレー、
35 プラテン、 36 プリンタ用キャリッジ、 37 搬送ローラ、
38 印刷ヘッド、 40 キャリッジモータ、 41 駆動機構、
42 紙送りモータ、 43 紙送り機構、 45 用紙検出センサ、
46 リニア式エンコーダ、 47 ロータリ式エンコーダ、 48 プーリ、
49 タイミングベルト、 50 制御部、 501 バス
51 ASIC、
52 通信インターフェース、 54 CPU、 56 CPU用メモリ、
571 イメージバッファ、 572 イメージバッファ、
58 スキャナコントロールユニット、 60 2値化処理ユニット、
62 インターレース処理ユニット、 64 イメージバッファユニット、
66 CPUインターフェースユニット(CPUIF)、
68 ヘッドコントロールユニット、
69 ASIC用メモリ、 691 ラインバッファ、
692 インターレースバッファ、 693 イメージバッファ、
694 イメージバッファ、 695 ルックアップテーブル(LUT)、
70 操作パネル部、 71 操作制御部
80 余白形成処理ユニット、
204 マスク回路、 206 原駆動信号発生部、 230 駆動信号補正部、
1000 コンピュータシステム、 1102 コンピュータ本体、
1104 表示装置、 1108 入力装置、 1108A キーボード、
1108B マウス、 1110 読取装置、
1110A フレキシブルディスクドライブ装置、
1110B CD−ROMドライブ装置、 1202 内部メモリ、
1204 ハードディスクドライブユニット

Claims (9)

  1. 原稿から画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成する画像読み取り部と、
    前記画像読み取り部により生成された前記画像データに基づき印刷データを生成して当該印刷データに基づき媒体に印刷をする印刷部とを備え、
    前記画像読み取り部により読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置において、
    前記複数の画像の相互間に余白を設けて印刷をするときに、
    前記画像読み取り部により前記複数の画像から生成された複数の画像データの一部又は全部に対して、その画像の周辺領域の一部に余白部を設ける処理を施した後、前記印刷データを生成し、
    前記画像に設けられる前記余白部のサイズは、前記余白部が付加された前記画像データに基づき生成される前記印刷データのサイズが所定のビット単位の整数倍となるように設定され、
    前記所定のビット単位は、前記印刷データが格納されるメモリにおけるデータの書き込み・読み出し単位であることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記画像データの画像に対して余白部を設ける前記処理は、相隣接して印刷される2つの前記画像の両方に対して施されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記余白部を前記画像データに設ける処理は、前記画像データに余白部を表わす画像データを付加することにより行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記画像データがRGBデータであり、前記印刷データがCMYKデータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動して前記媒体に印刷を行う印刷ヘッドを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記複数の画像は、前記印刷ヘッドの移動方向に沿って並べて配置されて印刷されることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 原稿から読み取り動作により複数の画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成し、その画像データに基づき印刷データを生成して前記複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷方法において、
    前記複数の画像の相互間に余白を設けて印刷をするときに、
    前記画像の読み取り動作を行った後、この読み取り動作により得られた前記複数の画像の画像データの一部又は全部に対して、その画像の周辺領域の一部に余白部を設ける処理を施して、その後、当該画像データに基づき前記印刷データを生成する印刷方法であって、
    前記画像に設けられる前記余白部のサイズは、前記余白部が付加された前記画像データに基づき生成される前記印刷データのサイズが所定のビット単位の整数倍となるように設定され、
    前記所定のビット単位は、前記印刷データが格納されるメモリにおけるデータの書き込み・読み出し単位である、印刷方法。
  8. 原稿から画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成する画像読み取り部と、
    前記画像読み取り部により生成された前記画像データに基づき印刷データを生成して当該印刷データに基づき媒体に印刷をする印刷部と、を備え、
    前記画像読み取り部により読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置に、
    前記複数の画像の相互間に余白を設けて印刷をするときに、
    前記画像読み取り部により前記複数の画像から生成された複数の画像データの一部又は全部に対して、その画像の周辺領域の一部に余白部を設ける処理を施すステップと、
    前記処理が施された前記複数の画像データに基づき前記印刷データを生成するステップと、を実行させ
    前記画像に設けられる前記余白部のサイズは、前記余白部が付加された前記画像データに基づき生成される前記印刷データのサイズが所定のビット単位の整数倍となるように設定され、
    前記所定のビット単位は、前記印刷データが格納されるメモリにおけるデータの書き込み・読み出し単位であることを特徴とするプログラム。
  9. コンピュータ本体と、当該コンピュータ本体に接続された印刷装置とを備えた印刷システムにおいて、
    前記印刷装置は、原稿から画像を読み取って、読み取った画像ごとに画像データを生成する画像読み取り部と、
    前記画像読み取り部により生成された前記画像データに基づき印刷データを生成して当該印刷データに基づき媒体に印刷をする印刷部とを備え、
    前記画像読み取り部により読み取った複数の画像を並べて配置して1つの媒体に印刷する印刷装置であって、
    当該印刷装置は、前記複数の画像の相互間に余白を設けて印刷をするときに、
    前記画像読み取り部により前記複数の画像から生成された複数の画像データの一部又は全部に対して、その画像の周辺領域の一部に余白部を設ける処理を施した後、前記印刷データを生成する制御部を備え
    前記画像に設けられる前記余白部のサイズは、前記余白部が付加された前記画像データに基づき生成される前記印刷データのサイズが所定のビット単位の整数倍となるように設定され、
    前記所定のビット単位は、前記印刷データが格納されるメモリにおけるデータの書き込み・読み出し単位であることを特徴とする印刷システム。
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