JP2000094799A - 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体

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JP2000094799A
JP2000094799A JP10266944A JP26694498A JP2000094799A JP 2000094799 A JP2000094799 A JP 2000094799A JP 10266944 A JP10266944 A JP 10266944A JP 26694498 A JP26694498 A JP 26694498A JP 2000094799 A JP2000094799 A JP 2000094799A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用紙よりも小さな写真を印刷するため、
本来の写真の周りで、四辺のそれぞれにわたって切断し
なければならない。 【解決手段】 画像データ印刷ソフトであるアプリケー
ション12dにより、デジタルスチルカメラ11bなど
で撮影された画像データを取得するとともに、同画像デ
ータについての印刷画像の大きさを直接的にあるいは間
接的に取得しつつ、同様に印刷する印刷用紙の大きさを
取得した上で、アプリケーション12dの印刷段階では
印刷のレイアウトを決定するが、その際に必要に応じて
切断線が少なくなるように配置し、決定されたレイアウ
トに応じてアプリケーション12dはプリンタドライバ
12cと共同してカラープリンタ17bに対する印刷デ
ータを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷制御装置、印
刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体に
関し、特に、写真の画像データをプリンタなどで印刷す
るのに使用して好適な印刷制御装置、印刷制御方法およ
び印刷制御プログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルスチルカメラが急速に利
用されはじめている。一方、カラープリンタの高精細化
が進み、写真画質と呼ばれるものが一般家庭においても
利用可能となってきている。
【0003】デジタルスチルカメラで撮影した画像デー
タをカラープリンタで印刷しようとする場合、フォトレ
タッチソフトで動画像データを取り込んで印刷させる。
すると、一枚の用紙に一枚の写真を印刷する。また、写
真の枠が分かりやすくなるように切り取り部分にトンボ
を印刷することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印刷制
御装置においては、次のような課題があった。
【0005】印刷用紙よりも小さな写真を印刷するので
あるが、当然、その周囲に余白が生じる。この場合、ト
ンボで切断線を明示することもあるが、いずれにしても
切断線は本来の写真の周りに余白を設けた部分であり、
必ず、四辺のそれぞれにわたって切断しなければならな
い。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、
単に写真のような画像データを印刷させるだけではな
く、実際に切り取る場面までも考慮して使い勝手を良く
することが可能な印刷制御装置、印刷制御方法および印
刷制御プログラムを記録した媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、画像データを入力して切
断可能な印刷媒体にて印刷できるように印刷データを生
成する印刷制御装置であって、同画像データを入力する
画像データ入力手段と、印刷する印刷用紙の大きさを取
得する用紙情報取得手段と、印刷対象となる画像データ
に基づいて印刷画像の大きさを取得する画像情報取得手
段と、上記印刷用紙に複数の上記印刷画像を配置するに
あたって上記用紙情報取得手段にて取得した用紙の大き
さと上記画像情報取得手段にて取得した印刷画像の大き
さに基づいて印刷画像を切り離す際における切断線数が
少なくなるように同印刷画像のレイアウトを決定するレ
イアウト決定手段と、このレイアウト決定手段にて決定
されたレイアウトで上記印刷画像が印刷されるように上
記画像データに基づいて上記印刷データを生成する印刷
データ生成手段とを具備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、画像データ入力手段にて入力した画像デ
ータに基づいて切断可能な印刷媒体上に印刷させるに
際、用紙情報取得手段が印刷する印刷用紙の大きさを取
得するとともに、画像情報取得手段が印刷対象となる画
像データに基づいて印刷画像の大きさを取得すると、レ
イアウト決定手段が上記印刷用紙に複数の上記印刷画像
を配置するにあたって上記用紙情報取得手段にて取得し
た用紙の大きさと上記画像情報取得手段にて取得した印
刷画像の大きさに基づいて印刷画像を切り離す際におけ
る切断線数が少なくなるように同印刷画像のレイアウト
を決定し、印刷データ生成手段はこのレイアウト決定手
段にて決定されたレイアウトで上記印刷画像が印刷され
るように上記画像データに基づいて上記印刷データを生
成する。
【0008】すなわち、用紙の大きさと印刷画像の大き
さに基づき、印刷画像を切り離す際における切断線数が
少なくなるようなレイアウトを決定している。ここでい
う画像データは一般には写真データが多いと考えられる
が、印刷した後で切り離すことが想定されるものであれ
ば良く、コンピュータグラフィックスであっても良い
し、コンピュータグラフィックすると写真データの合成
であっても構わない。むろん、画像データのデータフォ
ーマットも各種のものを採用可能であり、JPEGやビ
ットマップなどを採用することが可能である。また、画
像データの色成分もコンピュータ上で利用されるRGB
方式であるとか、カラープリンタで採用されるCMYK
方式といった各種のものを採用可能である。
【0009】画像データ入力手段は処理の前提として画
像データを入力するものであり、各種の適用例が可能で
ある。例えば、コンピュータシステムのハードディスク
上から画像データを読み込むようなものでも良いし、デ
ジタルスチルカメラとケーブル接続して画像データを取
得するようなものでも良いし、ネットワーク回線を介し
て画像データを取得するようなものでも良い。用紙情報
取得手段は印刷する印刷用紙の大きさを取得するが、こ
れはカラープリンタと直に接続して取得する場合のみな
らず、予め記憶しておいた印刷可能な印刷用紙の中から
操作者が選択し、その選択情報から取得するようなもの
でも良いし、あるいは印刷画像の条件から適当な印刷用
紙を自動的に選択する場合にその選択結果を利用すると
いうようなものでも良い。印刷用紙の大きさは外寸のみ
ならず、実際に印字可能な領域である内寸なども含める
ことは可能であり、これによってより柔軟にレイアウト
を決定可能となる。
【0010】同様に、画像情報取得手段は印刷画像の大
きさを取得するが、これについても写真部分の寸法のみ
ならず、枠の有無に基づいて当然に外寸を求めることに
なる。そして、このような枠について操作者による明示
の指定のみならず、配置に応じて適宜付加せしめるよう
なものであってもよい。レイアウト決定手段が切断線数
を少なくなるようにレイアウトするにはいくつかの指針
に基づいて実現可能であり、その一例として、請求項2
にかかる発明は、請求項1に記載の印刷制御装置におい
て、上記レイアウト決定手段は、上記印刷画像について
予め定められている枠部を考慮しつつ上記印刷用紙の外
辺に寄せるようにしてレイアウトを決定する構成として
ある。
【0011】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、印刷画像に枠部があればその外縁が印刷
用紙の外辺に一致するように寄せてレイアウトするし、
印刷画像に枠部がないのであれば印刷画像の外縁が印刷
用紙の外辺に一致するように寄せてレイアウトする。こ
こで外辺に一致するといっても必ずしも印刷用紙の四辺
全てにおいて一致させることが可能であるとは限らな
い。例えば、縦横2枚ずつの計4枚の写真を印刷するに
あたり、上段2枚の写真の上辺が印刷用紙の上辺に一致
するようにさせるほか、上段2枚の写真の上辺と左列2
枚の写真の左辺が印刷用紙の上辺と左辺に一致するよう
にしてもよい。
【0012】一方、枠部が固定されておらず、自由度が
あるのであれば、この枠部を調整領域とすることも可能
であり、その一例として、請求項3にかかる発明は、請
求項1に記載の印刷制御装置において、上記レイアウト
決定手段は、上記印刷画像と上記印刷用紙の大きさに基
づいて上記切断線が少なくなるように同印刷画像の枠部
を決定する構成としてある。上記のように構成した請求
項3にかかる発明においては、印刷用紙の中に印刷画像
を均等に配置すれば、並列する印刷画像の中央を切断す
るだけでそれぞれの印刷画像に均等な枠部が形成され
る。従って、このような枠部となるように印刷画像と印
刷用紙の大きさから逆算することになる。
【0013】また、これまでは主に印刷用紙の外辺に合
わせる考え方であるが、必ずしも外辺の分だけ切断の手
間を省くのに限られるわけではない。その一例として、
請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3のいずれ
かに記載の印刷制御装置において、上記レイアウト決定
手段は、上記印刷用紙上で上記印刷画像同士を隣接させ
て配置し、上記印刷データ生成手段は同印刷画像同士の
間の切断線上に目印線を印刷させるように上記印刷デー
タを生成する構成としてある。
【0014】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、印刷用紙上で印刷画像同士を隣接させて
配置することにより両者の間を切断すれば一回分の切断
の手間が省けるし、この際に切断部分が分かりやすくな
るように印刷データ生成手段は同印刷画像同士の間の切
断線上に目印線を印刷させている。一方、どうせ切断す
るのであれば印刷順序を変更しても問題ないわけであ
り、請求項5にかかる発明は、請求項1〜請求項4のい
ずれかに記載の印刷制御装置において、上記レイアウト
決定手段は、上記印刷画像の大きさに応じて印刷順序を
並べ替えつつ必要印刷用紙を少なくさせる配置とする構
成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、印刷画像の大きさに応じて印刷順序を並
べ替えるので、同じサイズ同士の印刷画像を並べて印刷
させることになる。印刷画像の大きさが異なるものを並
べて印刷するのは極めて煩雑であり、結局は別の印刷用
紙に印刷せざるを得なくなるが、その場合でも同じサイ
ズ同士の印刷画像が並ぶのであれば印刷用紙は低減す
る。レイアウトの配置は縦並びと横並びであるときとで
必要な印刷用紙枚数に差が出てくる。このため、請求項
6にかかる発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記
載の印刷制御装置において、上記レイアウト決定手段
は、上記印刷画像を上記印刷用紙内で配置するに際して
縦並びの場合と横並びの場合とを比較して用紙枚数を低
減させる方の配置にする構成としてある。
【0016】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、レイアウト決定手段が印刷画像を印刷用
紙内で縦並びに配置する場合と横並びに配置する場合と
を比較し、それぞれの場合の用紙枚数が少ない方の配置
でレイアウトする。画像データには画像以外に各種のデ
ータを含めることが可能であり、このような場合に印刷
したときに同データが参照できることが好ましいが、そ
の反面、必要でない人にとっては煩わしい限りである。
このため、請求項7にかかる発明は、請求項1〜請求項
6のいずれかに記載の印刷制御装置において、上記画像
データはコメントデータを有するとともに、上記レイア
ウト決定手段は、上記印刷画像が上記印刷用紙に印刷さ
れた際における裏面に同コメントデータを印刷するよう
に配置し、上記印刷データ生成手段は、同コメントデー
タの配置に基づいて上記印刷用紙の裏面に印刷させるた
めの上記印刷データを生成する構成としてある。
【0017】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、レイアウト決定手段が印刷用紙上で印刷
画像の裏面にコメントデータを印刷するように配置し、
印刷データ生成手段がこの印刷データを生成する。以上
の過程において、印刷データ生成手段は実際のプリンタ
装置に出力するための印刷データを生成するが、個々の
プリンタ装置に応じて生成しても良いし、あるいは基本
的なオペレーティングシステムに共通のデータフォーマ
ットからなる印刷データを生成し、附属されるプリンタ
ドライバがプリンタ装置に対する現実のデータを出力す
るようにしても良い。
【0018】このように、用紙の大きさと印刷画像の大
きさに基づき、印刷画像を切り離す際における切断線数
が少なくなるようなレイアウトを決定する手法は必ずし
も実体のある装置に限られる必要はなく、その方法とし
ても機能することは容易に理解できる。このため、請求
項8にかかる発明は、画像データを入力して切断可能な
印刷媒体にて印刷できるように印刷データを生成する印
刷制御方法であって、同画像データを入力する画像デー
タ入力工程と、印刷する印刷用紙の大きさを取得する用
紙情報取得工程と、印刷対象となる画像データに基づい
て印刷画像の大きさを取得する画像情報取得工程と、上
記印刷用紙に複数の上記印刷画像を配置するにあたって
上記用紙情報取得工程にて取得した用紙の大きさと上記
画像情報取得工程にて取得した印刷画像の大きさに基づ
いて印刷画像を切り離す際における切断線数が少なくな
るように同印刷画像のレイアウトを決定するレイアウト
決定工程と、このレイアウト決定工程にて決定されたレ
イアウトで上記印刷画像が印刷されるように上記画像デ
ータに基づいて上記印刷データを生成する印刷データ生
成工程とを具備する構成としてある。
【0019】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。と
ころで、このような印刷制御装置は単独で存在する場合
もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されるこ
ともあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種
の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであっ
たりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能
である。発明の思想の具現化例として印刷制御装置のソ
フトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録
した記録媒体上においても当然に存在し、利用されると
いわざるをえない。
【0020】その一例として、請求項9にかかる発明
は、コンピュータにて画像データを入力して切断可能な
印刷媒体にて印刷できるように印刷データを生成する印
刷制御プログラムを記録した媒体であって、同画像デー
タを入力する画像データ入力ステップと、印刷する印刷
用紙の大きさを取得する用紙情報取得ステップと、印刷
対象となる画像データに基づいて印刷画像の大きさを取
得する画像情報取得ステップと、上記印刷用紙に複数の
上記印刷画像を配置するにあたって上記用紙情報取得ス
テップにて取得した用紙の大きさと上記画像情報取得ス
テップにて取得した印刷画像の大きさに基づいて印刷画
像を切り離す際における切断線数が少なくなるように同
印刷画像のレイアウトを決定するレイアウト決定ステッ
プと、このレイアウト決定ステップにて決定されたレイ
アウトで上記印刷画像が印刷されるように上記画像デー
タに基づいて上記印刷データを生成する印刷データ生成
ステップとを具備する構成としてある。
【0021】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。その
他、供給方法として通信回線を利用して行なう場合でも
本発明が利用されていることにはかわりない。さらに、
一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実
現されている場合においても発明の思想において全く異
なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて
必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとして
あってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、実際に切
り取る場面で切断線を少なくして使い勝手を良くするこ
とが可能な印刷制御装置を提供することができる。ま
た、請求項2にかかる発明によれば、枠部が定められて
いる場合に切断線を少なくして使い勝手を良くすること
ができる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、枠
部が定められていない場合に均等な枠を形成して最も切
断線を少なくさせて使い勝手を向上させることが可能と
なる。
【0023】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
内側に寄せて切断線を共通化するとともに、切断線が分
かりやすいので、実際の切断作業が容易になる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、切断する以上は順
番は関係なく、同じサイズの印刷画像を並べることによ
って用紙枚数を低減させることができる。さらに、請求
項6にかかる発明によれば、切断する以上は縦並びであ
っても横並びであっても関係なく、用紙枚数を低減させ
ることができる。
【0024】さらに、請求項7にかかる発明によれば、
同様の効果を奏する印刷制御方法を提供でき、請求項8
にかかる発明によれば、印刷制御プログラムを記録した
媒体を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる印刷制御装置をクレーム対応図により示している。
デジタルスチルカメラなどで撮影した画像データを用い
てコンピュータに接続されたカラープリンタなどで印刷
することになるが、コンピュータの入力機器などで構成
される画像データ入力手段A1にてこのような画像デー
タを入力する一方で、同コンピュータによる演算処理な
どで実現される用紙情報取得手段A2は印刷用紙の大き
さを取得しつつ、画像情報取得手段A3がその画像デー
タに基づいて印刷画像の大きさを取得するため、レイア
ウト決定手段A4は用紙情報取得手段A2にて取得した
用紙の大きさと画像情報取得手段A3にて取得した印刷
画像の大きさに基づいて印刷画像を切り離す際における
切断線数が少なくなるように同印刷画像のレイアウトを
決定する。そして、印刷データ生成手段A5はこのレイ
アウト決定手段A4にて決定されたレイアウトに従って
上記印刷画像が上記印刷用紙上に印刷されるように印刷
データを生成する。
【0026】本実施形態においてはこのような印刷制御
装置を実現するハードウェアの一例としてコンピュータ
システム10を採用している。図2は、同コンピュータ
システム10をブロック図により示している。本コンピ
ュータシステム10は、画像データを直接的に入力する
画像入力デバイスとして、スキャナ11aとデジタルス
チルカメラ11bとビデオカメラ11cとを備えてお
り、コンピュータ本体12に接続されている。それぞれ
の入力デバイスは画像をドットマトリクス状の画素で表
現した画像データを生成してコンピュータ本体12に出
力可能となっており、ここで同画像データはRGBの三
原色においてそれぞれ256階調表示することにより、
約1670万色を表現可能となっている。
【0027】コンピュータ本体12には、外部補助記憶
装置としてのフロッピーディスクドライブ13aとハー
ドディスク13bとCD−ROMドライブ13cとが接
続されており、ハードディスク13bにはシステム関連
の主要プログラムが記録されており、フロッピーディス
クやCD−ROMなどから適宜必要なプログラムなどを
読み込み可能となっている。また、コンピュータ本体1
2を外部のネットワークなどに接続するための通信デバ
イスとしてモデム14aが接続されており、外部のネッ
トワークに同公衆通信回線を介して接続し、ソフトウェ
アやデータをダウンロードして導入可能となっている。
この例ではモデム14aにて電話回線を介して外部にア
クセスするようにしているが、LANアダプタを介して
ネットワークに対してアクセスする構成とすることも可
能である。
【0028】ここで、外部補助記憶装置のうち、フロッ
ピーディスクドライブ13aやCD−ROMドライブ1
3cについては、記録媒体自身が交換可能であり、この
記録媒体に画像データが記録された状態で供給されるこ
とにより、画像入力デバイスの一手段ともなりうる。ま
た、モデム14aやLANアダプタを介してネットワー
クにアクセスした場合、このネットワークから画像デー
タが供給されることもあり、このような場合も画像入力
デバイスの一手段となりうる。
【0029】この他、コンピュータ本体12の操作用に
キーボード15aやポインティングデバイスとしてのマ
ウス15bも接続され、さらに、マルチメディア対応の
ためにスピーカ18aやマイク18bを備えている。さ
らに、画像出力デバイスとして、ディスプレイ17aと
カラープリンタ17bとを備えている。ディスプレイ1
7aについては水平方向に800画素と垂直方向に60
0画素の表示エリアを備えており、各画素毎に上述した
1670万色の表示が可能となっている。むろん、この
解像度は一例に過ぎず、640×480画素であった
り、1024×768画素であるなど、適宜、変更可能
である。
【0030】また、印刷装置としてのカラープリンタ1
7bはインクジェットプリンタであり、CMYKの四色
の色インクを用いて記録媒体たる印刷用紙上にドットを
付して画像を印刷可能となっている。画像密度は360
×360dpiや720×720dpiといった高密度
印刷が可能となっているが、階調表限については色イン
クを付すか否かといった2階調表現となっている。色イ
ンクについては、かかる四色のものに限らず、色の薄い
ライトシアンやライトマゼンタを加えた六色によってド
ットの目立ちを低減させることも可能であるし、インク
ジェット方式に限らずカラートナーを利用した静電写真
方式などを採用することも可能である。また、印刷装置
は必ずしもカラープリンタである必要はなく、白黒のプ
リンタであっても良い。後述するように白黒再現におい
てはそれに応じた最適な画像処理がありえるし、かかる
画像処理を画像データに施してしまうと再度カラーで再
現したい場合には不都合なことが生じる。しかしなが
ら、本発明においては、あくまでも元の画像データは残
されることになり、そのような画像処理も容易に実行し
てしまうことが可能となる。
【0031】一方、このような画像入力デバイスを使用
して画像を入力しつつ、画像出力デバイスに表示あるい
は出力するため、コンピュータ本体12内では所定のプ
ログラムが実行されることになる。そのうち、基本プロ
グラムとして稼働しているのはオペレーティングシステ
ム(OS)12aであり、このオペレーティングシステ
ム12aにはディスプレイ17aでの表示を行わせるデ
ィスプレイドライバ(DSP DRV)12bとカラー
プリンタ17bに印刷出力を行わせるプリンタドライバ
(PRT DRV)12cが組み込まれている。これら
のドライバ12b,12cの類はディスプレイ17aや
カラープリンタ17bの機種に依存しており、それぞれ
の機種に応じてオペレーティングシステム12aに対し
て追加変更可能である。また、機種に依存して標準処理
以上の付加機能を実現することもできるようになってい
る。すなわち、オペレーティングシステム12aという
標準システム上で共通化した処理体系を維持しつつ、許
容される範囲内での各種の追加的処理を実現できる。
【0032】この基本プログラムとしてのオペレーティ
ングシステム12a上でアプリケーション12dが実行
される。アプリケーション12dの処理内容は様々であ
り、操作デバイスとしてのキーボード15aやマウス1
5bの操作を監視し、操作された場合には各種の外部機
器を適切に制御して対応する演算処理などを実行し、さ
らには、処理結果をディスプレイ17aに表示したり、
カラープリンタ17bに出力したりすることになる。
【0033】かかるコンピュータシステム10では、画
像入力デバイスであるスキャナ11aなどで写真などを
読み取って画像データを取得することができる他、デジ
タルスチルカメラ11bで撮影した画像データを取得し
たり、ビデオカメラ11cで撮影した動画としての画像
データを取得することができる。このような画像データ
はディスプレイ17a上で鑑賞して楽しむばかりでな
く、カラープリンタ17bで出力して楽しむことも多
い。本コンピュータシステム10では、画像データに基
づいてアプリケーション12dからカラープリンタ17
bで印刷させる際に、切断線を少なくしたり、必要用紙
枚数を低減する印刷データを生成することになる。この
意味で、アプリケーション12dとコンピュータシステ
ム10とが有機一体化して印刷制御装置を実現すること
になる。
【0034】ここで、画像データ印刷ソフトであるアプ
リケーション12dは、デジタルスチルカメラ11bで
撮影された画像データや、ハードディスク13bに記憶
されている画像データや、CD−ROMドライブ13c
を介してCD−ROMによって供給される画像データを
取得する作業においてこれらのハードウェアと有機的に
画像データ入力手段A1を構成することになる。また、
アプリケーション12dは画像データについての印刷画
像の大きさを直接的にあるいは間接的に取得する意味で
画像情報取得手段A2を構成し、同様に印刷する印刷用
紙の大きさを取得する意味で用紙情報取得手段A3を構
成する。むろん、この場合においてもコンピュータシス
テム10における各種のハードウェアとともに有機的に
一体的になって構成することになる。
【0035】さらに、アプリケーション12dでの印刷
段階ではディスプレイ17a上で操作者の選択を促しつ
つ、キーボード15aやマウス15bによる操作を入力
し、当該操作に対応した印刷のレイアウトを決定する
が、その際に必要に応じて切断線が少なくなるように配
置する。従って、この意味でアプリケーション12dや
各種のハードウェア構成がレイアウト決定手段A4を構
成することになる。むろん、この場合は選択操作に応じ
て切断線を少なくするか否かを分けるようにしている
が、必ず切断線を少なくするようにしてもよい。
【0036】そして、決定されたレイアウトに応じてア
プリケーション12dはプリンタドライバ12cと共同
してカラープリンタ17bに対する印刷データを生成す
ることになり、その際のコンピュータシステム10で印
刷データ生成手段A5を構成することになる。なお、こ
れらのソフトウェアは、ハードディスク13bに記憶さ
れており、コンピュータ本体12にて読み込まれて稼働
する。また、導入時にはCD−ROMであるとかフロッ
ピーディスクなどの媒体に記録されてインストールされ
る。従って、これらの媒体は画像評価プログラムを記録
した媒体を構成する。
【0037】図3は上記印刷ソフトによる制御内容をブ
ロック化して表しており、各種の総合的な制御を行うメ
イン制御部60と、各種の共通的な制御を行う共通機能
部20と、画像データの管理を行うフィルムデータ管理
部30と、各画像データについて画像修整を実行する画
像修整制御部40と、一連の印刷処理を実行するDPE
印刷制御部50から構成されている。メイン制御部60
は、後述する各種フローを適宜選択して実行するもので
あり、その他、他に分類されない各種の機能も実行す
る。そのうちの一つが環境設定部60aであり、本印刷
ソフトにおいて共通の設定などを設定情報ファイル60
bとしてハードディスク13b上に記録し、適宜他の機
能部から読み出し可能としている。この設定情報ファイ
ル60bは、各種のデフォルト指定、例えば、新たな画
像データの取り込み元の指定であるとか、後述するよう
な印刷処理で次回に引き継ぐためのページのパラメータ
であるといったような類のものが記録されることにな
る。
【0038】共通機能部20については、図4にその詳
細ブロックを示しており、そのいくつかは他の機能部か
らも共通して呼び出せるようになっている。例えば、画
像選択部20aはサムネール作成部20iにて各画像デ
ータについてサムネールを作成させつつ画像表示部20
mにてディスプレイ17aに複数のサムネール画像を表
示させ、その状態でキーボード15aやマウス15bに
よる選択操作を受け付けることによって各画像について
の選択の有無を入力する。むろん、選択操作に伴って表
示を変えたりする場合には適宜画像表示部20mにて表
示を変更させるし、選択の結果は他の機能部に受け渡す
ことになる。また、表示指定部20bは画面上での表示
を指定するものであり、GUI操作に応じてウィンドウ
領域の大きさなどを変更したときに対応して画像の表示
を適宜指定することになる。
【0039】ファイル編集部20cは画像データの保存
領域を適宜変更する操作などを実行し、検索部20dは
画像ファイルと併せて管理されるパラメータに基づいて
コメントであるとか日付などによって検索を実行するも
のである。一括コメント部20eでは複数の画像データ
に対するコメント付けを一括して処理するものであり、
一括整理部20fは画像データやパラメータを一括して
同時に処理するものである。
【0040】画像処理部20gと画像編集部20hは、
画像修整制御部40が主に画像処理の自動実行をするに
あたって各種のパラメータを生成するのに対して、実際
に画像処理を実行する部分であり、さらに手動にて指定
される画像処理も実行する。この処理結果は原則的に仮
のデータとして扱われ、実際の処理時にオリジナル画像
データに変更を加える指定がなされている場合は元の画
像データに反映される。また、表示や処理時間の便宜上
から必ずしも元の画像データに基づいて実行する必要は
なく、操作中はサムネールの画像データに基づいて画像
処理部20gや画像編集部20hが各種の処理を実行す
る。
【0041】画像入力部20jは画像データの記憶領域
がファイル編集部20cによって既に登録されている場
合に、画像処理や印刷処理の際に同画像データを読み込
んでくる処理を行い、また、画像データとして各種のデ
ータフォーマットが存在するのに対応し画像出力部20
kは形式を変換して出力するといった処理を実行する。
次に、フィルムデータ管理部30について説明する。図
5は、本フィルムデータ管理部30が管理する画像デー
タである画像ファイル30aと、パラメータを含む写真
データ30bと、画像データのグループ化において利用
するフィルムデータ30cの管理構造をブロック図によ
り示している。ここで、画像データはコンピュータシス
テム10においてファイルとして扱われることにより、
画像ファイルとして示しているし、パラメータはそれぞ
れの画像データに対応する各種の情報とともに写真デー
タ30bとして示している。また、フィルムデータ30
cは画像データをグループ化して管理するための情報で
あり、図6にはフィルムメタファとして示している。こ
こで写真データ30bのデータベースは、コンピュータ
システム10上における書き換え可能な記憶領域に保存
されるものとし、また、複数存在するフィルムメタファ
に関わらず一定の領域に保存される。むろん、物理的に
複数のデータベースとすることは可能であるが、要は必
ずしも画像データが現実に記憶されている媒体に形成さ
れる必要はないということである。
【0042】同図では、画像ファイルの物理的記録形態
を同図の左方に示しており、オペレーティングシステム
12aによってフォルダ単位で階層構造が形成され、各
フォルダの中に画像ファイルを記憶するようになってい
る。本実施形態における画像データのグループ化は、物
理的にはまさにこのフォルダ単位の階層構造を利用して
おり、このフォルダ単位で情報を付加して管理してい
る。すなわち、フィルムデータ30cを構成する最低限
の情報は、任意につけることが可能なフィルム名、この
フォルダの物理的配置情報としての実際の記憶領域を示
すリンク先、作成した日付、コメント、媒体属性、媒体
ラベル、フィルム属性、収容画像ファイル数などであ
る。
【0043】また、図に示すように各フォルダは管理上
においてフィルムのパトローネと同視しており、別の視
点からすれば実際の記憶領域を個別に意識することなく
パトローネとして同一視してしまうので、エリアス管理
にも近くなっている。なお、パトローネには物理的な記
憶領域が交換可能な媒体であるか否かを示すマークを表
示して利用者に分かりやすくしている。すなわち、画像
ファイルがCD−ROMによって供給されているような
場合は交換可能であるが、この場合はCD−ROMを交
換することによって実際のCD−ROMドライブ13c
に装着されていない場合もあり得る。このような場合に
そのCD−ROMが装着されていなければ非表示としま
うのではなく、フィルムデータ30cとして登録した以
上は同データに基づいて表示が行われるし、その場合に
は交換可能なマークがあることによって操作者はCD−
ROMをセットしなければ参照できないことが容易に理
解できるようになる。この例では、交換可能なマークを
示しているだけであるが、このようなマークを適宜変更
して情報を表示するようにしても良い。例えば、交換可
能な記憶領域であるとしてそのCD−ROMが装着され
ている場合と装着されていない場合とでマークを変えて
も良い。また、ネットワークで複数人が共有する記憶領
域に画像データが保存されている場合には、各人で勝手
に書き換えてしまうと収拾がつかなくなってしまうた
め、ネットワークドライブを表すマークを表示するよう
にしても良い。むろん、ネットワークドライブであれば
書き込み可能であっても書き込み不能の扱いをするよう
にしても良い。なお、マークを変化させるのではなく、
パトローネ自体の形状を変更するようにしても良い。
【0044】写真データ30bの具体的構成は、図5お
よび図6に示している。ここで、索引情報はファイル名
とファイル日時とファイルサイズと撮影日時とから構成
されており、画像ファイルを縮尺したサムネールデータ
をサムネールとして表示している。コメントは各画像フ
ァイル毎に付すことができるようにしており、表示順序
などを表す整理情報や、実際の記憶領域を示す位置情報
や、マイク18bなどを介して付された音声情報ととも
に写真データ30bを構成している。
【0045】本印刷ソフトでは、メイン制御部60によ
る一連の画像データ処理として同時プリント処理を実行
可能であり、図7はこの同時プリント処理における画面
表示を示している。この場合、メイン制御部60は共通
機能部20の表示指定部20bに対して適宜指令を出力
してディスプレイ17a上に同画面を表示させつつ、キ
ーボード15aやマウス15bの操作入力を受け付ける
ことになる。この同時プリント処理画面においては、画
面上の左寄り部分が操作表示エリアとなっており、ここ
には一連のデータ処理の流れに沿ってタブが表示されて
いる。この例では「写真の入力」、「写真の修整」、
「プリント指定」、「印刷」というタブが表示され、そ
れぞれの間に下向きの「△」マークを表示している。む
ろん、データ処理は「写真の入力」処理、「写真の修
整」処理、「プリント指定」処理、「印刷」処理という
順序を経て、所望の画像データを綺麗に印刷できるよう
になる。従来でも、同様の処理を実行することは当然に
可能であったのだが、その場合には自分自身で手続の流
れを想定して作業を進めていかなければならない。
【0046】すなわち、1:ファイルメニューの中から
画像データをオープンし、2:ツールメニューの中から
画像修整操作を指定して必要なパレットなどを表示させ
つつ所望の修整を行った後で保存し、3:ファイルメニ
ューの中の印刷レイアウトで印刷したいフォーマットを
指定し、4:ファイルメニューの中の印刷プレビューで
確認し、5:最後にファイルメニューの中の印刷を実行
する。むろん、複数の画像データを印刷したい場合に
は、この処理の中でファイルメニューの中から印刷対象
を決定するという作業が必要になる。
【0047】これに対して、デジタルスチルカメラ11
bで撮影した写真を印刷しようとするのは通常の写真撮
影の場合と比較するとDPEにて同時プリントを指定す
ることに対応するわけであり、一連のデータ処理を同時
プリントの作業に対応させて進行させるようにし、アプ
リケーションに精通していなくても一連のデータ処理を
実行可能となる。図7の同時プリント処理画面では「写
真の入力」という表示をしているが、実質的にはフィル
ムデータ管理部30による画像データ管理を行うことに
なる。表示エリアの内の左寄り部分は操作表示エリアと
なっているが、残りの表示エリアは主表示エリアとな
り、さらにそのうちの左寄り部分が画像データをグルー
プ化して表示するためのグループ表示領域となってお
り、残りの部分はあるグループが選択された場合にその
グループに属する画像データをサムネールで表示するた
めの画像表示領域となっている。
【0048】このグループ表示領域は上述したようなフ
ォルダ単位に対応したフィルムメタファを表示するため
の領域であり、フィルムのパトローネを枠として表示し
つつ、その中にフィルム名とコメントと日付と収容画像
ファイル数を表示している。むろん、各フィルムメタフ
ァのプロパティを表示させれば、フィルム名、リンク
先、日付、コメント、媒体属性、媒体ラベル、フィルム
属性、収容画像ファイル数といった全ての情報を表示す
ることになる。また、グループ表示領域はGUIを使用
して適宜表示領域を増減させることができ、表示領域に
表示しきれなくなればスクロール表示を付加したり、縮
小表示するようになる。むろん、表示された複数のフィ
ルムメタファの内のいずれか一つを選択操作することに
より、画像表示領域には選択されたフィルムメタファに
対応するフォルダ内に保存された画像ファイル30aが
サムネール表示されることになる。また、フィルムの管
理をパトローネで実現するだけでなく、さらにフィルム
ケースという上位概念の階層を用意しておき、フィルム
ケースに対してパトローネを収容することによってグル
ープ管理できるようにしても良い。この場合、必ずしも
一つのパトローネは一つのフィルムケースに収容しなけ
ればならないというわけではなく、各パトローネに対し
て収容すべきフィルムケースを特定するデータを用意し
ておくとともに、このデータを複数個保持できるように
しておく。そのようにすれば、物理的には不能であるに
もかかわらず、視点の異なる管理区分に応じて複数のフ
ィルムケースに同一のパトローネを収容するということ
が可能となる。
【0049】本実施形態においては、オペレーティング
システム12aが採用しているフォルダの階層構造を利
用して画像データの管理を行っているため、操作者がコ
ンピュータシステム10を直に操作してフォルダ内に画
像ファイル30aを収容することも可能であり、この場
合にはフォルダ内の画像ファイル30aの有無と写真デ
ータ30bとにずれが生じる場合があるが、この場合に
はフォルダ内の画像ファイル30aの有無を優先して写
真データ30bを適宜増減させることにする。
【0050】この意味でもフィルムメタファに対応する
フォルダ内に存在する画像ファイル30aに基づいて対
応する写真データ30bがあるか否かを判断し、写真デ
ータ30bがあればそのサムネイルデータを使用して表
示を行うし、写真データ30bがなければサムネール作
成部20iにてサムネールデータを作成後、表示を行
う。写真自体は縦長あるいは横長であり、一つのサムネ
ール表示領域は両方を収容可能な正方形であるとともに
その枠外には連番と実際のファイル名を表示している。
【0051】このような状態で、操作者はグループ表示
領域に表示されるパトローネ内の表示を見てグループを
判断しつつその画像データを画像表示領域に表示させ、
さらに印刷対象としたい画像データを選択する。この選
択操作は画像選択部20aによって受け付けられる。選
択された画像データについてはそのサムネール表示領域
の枠部分の色を変えて表示することにより、選択の有無
が容易に判断できる。そして、選択結果は以後の「写真
の修整」はもとより、「プリント指定」を経て「印刷」
の処理での出力対象として反映されることになる。な
お、これらの場合に各処理で参照されるのは物理的配置
情報であり、選択対象とした画像データを仮領域に移動
させて実際の処理を行うわけではない。
【0052】「写真の入力」において印刷したい画像デ
ータを選択したとして、操作表示エリアでの表示に依れ
ば次の処理が「写真の修整」であることが一目瞭然であ
る。この「写真の修整」では選択された画像データだけ
について画像修整を実行することができる。画像修整
は、対象となる画像データを選択した状態で図4に示す
画像処理部20gあるいは図8に示す画像修整制御部4
0が実行する。画像修整は操作者の好みに応じて明るさ
やコントラストを変化させたり、特定の色成分を強調す
るといった色強調を行う手動画像調整や、画像データを
構成する各画素について統計的集計処理を経て自動的に
修整を行う自動画像修整が可能である。前者の手動画像
修整では、キーボード15aやマウス15bを利用しつ
つ図9に示すようなメニュー操作で手動画像調整を選択
すると、画像処理部20gが対応する画像処理を実行す
ることになる。同図に示すメニュー操作では、画像修整
をクリックしつつドロップダウンメニューの手動画像修
整を選択すると、「明るさ・コントラスト」についての
修整か「色強調」の修整かを選択可能となる。
【0053】手動画像修整では修整度合いをGUIを利
用して指示することになる。すなわち、GUI表示をマ
ウス15bで操作して手動修整の結果を反映させる。本
実施形態においては、画像処理部20gにおいて明るさ
とコントラストについて段階的な強調処理を実行可能
で、その前提のもとに各強調程度を表すパラメータを用
意してあり、選択された修整結果を表すパラメータを明
るさ成分の強調度(m_nBrightness)の管
理パラメータと、コントラストの強調度(m_nCon
trast)の管理パラメータとに反映させるようにし
ている。手動画像修整は、明るさとコントラストに限ら
れるものではなく、赤成分と緑成分と青成分とにおいて
それぞれ強調処理を実行可能であり、それぞれの強調程
度を表すパラメータが赤成分の強調度(m_nRed)
の管理パラメータと、緑成分の強調度(m_nGree
n)の管理パラメータと、青成分の強調度(m_Blu
e)の管理パラメータとにそれぞれ反映されるようにな
っている。
【0054】一方、自動画像修整は画像修整制御部40
が実行する。より具体的には、画像特徴抽出部40aが
画像データに基づいて画像の特徴を抽出すると、修整情
報作成部40bが修整に必要なパラメータを作成し、修
整指定部40cは同パラメータを使って上述した画像処
理部20gに対して実際の処理を実行させることにな
る。図10はメニュー操作で自動画面修整を行う際の表
示画面を示しており、図11は自動画像修整を行う場合
の主表示エリアでの表示を示している。同図に示すよう
に、選択された画像データについて修整前の画像をサム
ネールで上段に表示し、上述した自動修整を施した修整
後の画像をサムネールで下段に表示している。操作者は
両者を見て比較し、どちらが良いか選択する。むろん、
選択は好みの側のサムネールをマウス15bでクリック
することにより行え、クリックした側については表示指
定部20bが枠部分を反転表示するなどして判別できる
ようにする。なお、デフォルトは修整前を選択状態とし
ておき、マウスでクリックした側についてだけ修整後の
ものを選択状態としても良いし、殆どの場合は画質を修
整されたものについて選択されるであろうとの想定のも
とでデフォルトを修整後のものを選択状態とするように
しても良い。
【0055】これらの場面において、最下部には「実
行」のコマンドボタンと、「キャンセル」のコマンドボ
タンが用意されており、「実行」のコマンドボタンをマ
ウスでクリックすると、各画像データごとに用意されて
いる写真データ30bの修整情報が更新される。この
他、画像修整は広い意味で画像データの表示に反映され
る各種の処理を含むものであり、広義の意味で画像のト
リミングや回転も含めている。トリミングはテレカのサ
イズで統一させて印刷したいというときには有用であ
り、必要度は高い。このため、トリミングの操作では目
印となるトリミング指定枠を常時表示するようにし、ま
た、対象画像に対して一括実行もできるようにしてい
る。トリミングによっては縦横比にずれが生じることも
あるため、縦横比を固定するか否かを選択できるように
し、デジタルスチルカメラの場合の3:4であるとか、
銀塩写真の2:3であるとか、パノラマ写真の1:3と
いった縦横比を用意しておくとよい。なお、このように
して一括してトリミングを実行し、印刷を行って統一し
たサイズで印刷したとしても、オリジナルの画像データ
を変形しているわけではないので容易に元に戻せるとい
うメリットがある。この例では、自動画像修整を選択的
に実施するようにしているものの、かかる機能を利用し
ない手はなく、特に操作の未熟なものにおいてはかかる
機能があっても選択操作を知りえないという問題もあ
る。従って、写真の入力時にデフォルトで自動画像修整
を行ってしまい、写真の修整という処理を表さないよう
にすることも便利である。図12は、そのような場合の
画面表示の一例を示している。同図に示すものでは、操
作として「写真の入力」の前に「フィルムの選択」とい
う処理を加えるとともに、「写真の入力」の後は「プリ
ント指定」の処理を実行するようにしている。図7に示
すもののように「写真の入力」の処理で新しいフィルム
を選択できるようにしつつ、写真を選択するようにして
も良いが、図12に示すものでは最初に「フィルムの選
択」の画面表示を行うことにより、パトローネ単位での
写真データの選択であるとか新しいフィルムの選択を先
に実行して分かりやすくしている。また、この画面表示
では処理を進めたり戻したりするための指示を行うため
に画面右寄り部分の上段に「前のステップ」と「次のス
テップ」というコマンドボタンを用意し、「前のステッ
プ」を実行させると処理を戻し、「次のステップ」を実
行させると処理を先に進めるようにしている。さらに、
画面上段部分には各段階の処理の簡単な説明を表示でき
るようにしている。例えば、「フィルム選択」の段階で
は「フィルムを選んで次に進んで下さい。新しいフィル
ムは『フィルムの追加』で作れます」と表示している。
【0056】図7に示す同時プリントの処理の説明に戻
ると、写真の修整の次に行われるのは「プリント指定」
の処理である。既に、「写真の入力」と「写真の修整」
を経ており、印刷したい画像データの選択と、それに施
すべき画像処理が選択されている。この「プリント指
定」では選択されている画像データをどのようなレイア
ウトで印刷するかを指定する。図13はこの「プリント
指定」と、次の「印刷」の処理を実行するDPE印刷制
御部50の具体的構成を示している。印刷画像指定部5
0aは上述したようにして選択された画像データの指定
を受け継ぐものであり、フレーム指定部50bとレイア
ウト指定部50cとによって「プリント指定」の処理を
実行し、プリント指定部50dによる制御の下で印刷ス
タイル作成部50eと印刷画像処理部50fとで実際の
印刷データを生成する。
【0057】図14はプリント指定に対するアプリケー
ション12dのメインルーチンを示しており、図15は
「プリント指定」での主表示エリアでの表示を示してい
る。主表示エリアの上段部分には横方向にスクロール可
能な表示エリアを配してレイアウトのパターンを表示可
能となっている。同図においては、「2×2」、「3×
3」、「多数」、「シール印刷」のレイアウトが表示さ
れている。むろん、これ以外にもレイアウトのパターン
を実装することは可能である。
【0058】また、オプションとして、切断する際の位
置の目安となるトンボを印刷したり、日付を印刷した
り、タイトルを印刷させたり、切断線を少なくさせた
り、印刷用紙を少なくさせたり、裏面にコメントを印刷
させたりすることを選択できるようにチェックボックス
を設けている。さらに、用紙については「A4」、「B
5」、「シール」などに対応しており、これらについて
はいずれかだけを排他的に選択できるラジオボタンを設
けてある。さらに、印刷画像の周囲に枠を付すか否かと
いう選択とともに、枠を付す場合には枠のサイズを指定
できるようになっている。
【0059】また、枠ありの場合にはミリ単位で枠の幅
を指定し、印刷後に切断したときに当該枠が残るような
レイアウトに決定するようにしてもよいし、任意サイズ
というものを選択できるようにし、所定の基準で印刷画
像を配置した上で余った領域が均等に枠として割り付け
られるようにしてもよい。印刷する際には、カラープリ
ンタ17bの機種に応じて印刷データを生成させる必要
があるから、下段左方にはプリンタ装置の選択表示エリ
アを設けてある。ここでプリンタ装置を選択することに
より、それぞれに対応した設定情報が読み出され、上述
した色ずれを修整したり、出力解像度を一致させること
になる。そして、この表示通りで良ければ「OK」のコ
マンドボタンをクリックすればよいし、気に入らなけれ
ば「キャンセル」のコマンドボタンをクリックすればよ
い。
【0060】「OK」のコマンドボタンをクリックした
場合には、選択したレイアウトと、オプションの内容
と、用紙サイズと、枠指定の情報などが取り込まれ、選
択した画像データの情報とともに、図14に示すプリン
ト指定のメインルーチンを実行する。このメインルーチ
ンでは、ステップ100にて上述した「プリント指定」
の処理を実行し、ステップ105では印刷用紙を少なく
するためのサイズ別のソートを実行するが、これについ
ては後述する。続いてステップ110にて指定内容に対
応した変数設定を行う。ここで設定するのは、まず、印
刷用紙における上部の印字不能領域の長さ(TM)と、
下部の印字不能領域の長さ(BM)と、左の印字不能領
域の長さ(LM)と、右の印字不能領域の長さ(RM)
である。次に、これらと用紙サイズとから印字可能な横
方向のサイズ(X)と、印字可能な横方向のサイズ
(X)を演算してセットする。すなわち、 X←(用紙横サイズ)−LM−RM Y←(用紙縦サイズ)−TM−BM とする。また、選択したレイアウトに対応するものとし
て予め用意してある1コマの横サイズ(x)と縦サイズ
(y)をセットする。なお、本実施形態においては、レ
イアウトに対応した横サイズ(x)と縦サイズ(y)が
セットされるようになっているが、横サイズ(x)と縦
サイズ(y)を操作者が入力するようにしても良い。す
なわち、図15に示すプリント指定において、「多数」
のレイアウトを選択した場合にこれらの横サイズ(x)
と縦サイズ(y)を入力する画面をポップアップ表示さ
せ、任意のサイズを指定できるようにすればよい。この
場合、実際に印刷される際の大きさをミリ単位で指定す
るようにしておけばよい。なお、画像データによっては
縦横の構成ドット比が異なるものがある。一方、写真の
感覚で印刷を実行しようとすると、出来上がりサイズと
してL版であるとかE版であるというような指定が想定
される。この場合、必ずしも縦横比が一致するとは限ら
ず、横寸法を基準として縦寸法を調整したり、縦寸法を
基準として横寸法を調整することが可能である。また、
このときにあくまでも短辺側を基準とし、長辺側で調整
するようにしても良い。すなわち、短辺をL版、E版、
カードサイズ、キャビネ版などと指定し、横サイズは縦
横比によって指定すればよい。
【0061】ステップ115ではオプションで選択可能
な切断線減少のチェックボックスにチェックされている
か否かを判定する。チェックされていれば切断削減の指
定があるものと判断し、ステップ120にて切断線減少
レイアウトの処理を実行する。切断線を減少させるレイ
アウトは、複数の印刷画像同士について各周縁を一致さ
せることであり、さらに印刷用紙の各辺と印刷画像の周
縁とが一致すれば、切断線はより減少する。これは切り
取ったときに写真部分の周囲に枠(フチ)を設けるか否
か、あるいはその枠をどれくらいの幅とするかといった
要素で配置を決定する必要がある。図16はこのような
処理を実行するための切断線減少レイアウトの処理のフ
ローチャートを示している。
【0062】ステップ200においては枠の幅のパラメ
ータfについて初期値として「0」を設定する。ステッ
プ205ではフチがあるか否かを判断する。これは図1
5に示すプリント指定の操作画面において設定されてい
るものであり、「枠あり」を選択してあれば「枠あり」
と判断され、同じ操作画面で設定されている枠幅をステ
ップ210にてパラメータfに設定する。次に、ステッ
プ215では印刷用紙の三辺の印字不能領域(TM、L
M、RM)のうちで最大のものとパラメータfとを比較
し、パラメータfの方が大きくない場合だけステップ2
20にてその最大値をセットする。このようにして枠幅
をセットしつつ一枚の印刷画像の大きさとして枠幅を加
味するようにすれば、印字不能な領域を意識することな
く印刷させても、印刷画像が欠けてしまうことはない。
【0063】従って、このようにした後のステップ22
5では、印字不能な領域としてのパラメータと印刷画像
間の間隔を調整する。すなわち、 X←X+LM+RM Y←Y+TM TM←0 LM←0 横間隔←0 縦間隔←0 とする。これによれば、印字可能な横方向のサイズとし
て印刷用紙の幅に戻したことになり、印字可能な縦方向
のサイズとして下端の不能領域だけを除いた長さとし、
上と左の印字不能領域はないものと同視し、そのような
状態で印刷画像の間隔を実質的に「0」としている。む
ろん、本来の印刷画像の周囲に上述した幅の枠を設けて
印刷する。
【0064】次に、ステップ235にて印刷枚数が指定
されている場合であるか否かを判断し、指定されていな
い場合には、ステップ240にて印刷画像の各コマを横
置きにするか縦置きにするか決定すべく、印刷可能な枚
数を試算する。図15に示すプリント指定の操作画面か
ら「多数」を選んだような場合は、印刷枚数の指定がな
い場合である。横置きの場合には、 横枚数←X/(x+2f) 縦枚数←Y/(y+2f) 総枚数←横枚数×縦枚数 となり、縦置きの場合には、 横枚数’←X/(y+2f) 縦枚数’←Y/(x+2f) 総枚数’←横枚数’×縦枚数’ となる。
【0065】この後、ステップ245にてどちらの配置
がより多くの枚数を印刷できるか判断し、縦置きの方が
多く印刷できるようであれば、ステップ250にて数値
を入れ換える作業行う。図17と図18は以上のように
して印刷用紙の上辺と左辺が印刷画像の周縁に一致する
ようにして配置した例を示しており、それぞれ切断線を
破線で示す場合とトンボで示す場合とに対応している。
むろん、プリント指定のオプションでトンボのチェック
ボックスをチェックしておいた場合にのみトンボで示す
ことになる。
【0066】また、上述した例においては、上方のみな
らず左方にも詰めて印刷するようにしたが、上方に寄せ
るだけにしても良い。この場合、上方の印字不能領域
(TM)には「0」をセットするものの、左方の印字不
能領域(LM)については「0」をセットしないように
する。すなわち、 X←X+LM+RM (Y←Y) TM←0 (LM←LM) 横間隔←0 縦間隔←0 とすればよい。その場合の印字例を図19と図20に示
している。
【0067】なお、枠の幅を任意にすることも可能であ
り、この場合には印刷用紙の幅から必要枚数の印刷画像
の総幅を減算し、印刷枚数で除算して枠幅(2f)を決
定すればよい。すなわち、 f←((用紙横サイズ)−(x)×横枚数)/((横枚
数+1)×2) となり、この枠幅fが三辺の印字不能領域(TM、L
M、RM)のうちで最大のものよりも大きければ、上述
したとおりの、 X←X+LM+RM Y←Y+TM TM←0 LM←0 横間隔←0 縦間隔←0 という設定とすればよい。この場合の印刷例を図21と
図22に示している。また、上辺の印字不能領域(T
M)だけが大きい場合には、上方にのみ印字不能領域を
残しても良い。すなわち、 X←X+LM+RM (Y←Y) (TM←TM) LM←0 横間隔←0 縦間隔←0 という設定にする。
【0068】なお、上述した過程において印刷用紙の大
きさはプリント指定の操作画面における用紙設定に基づ
いて取得しているため、当該設定値を取得する処理が用
紙情報取得手段A3を構成する。また、画像データにつ
いての印刷画像の大きさはコマの横サイズや縦サイズに
対応するものであるから、これらのデータはフィルムデ
ータ管理部30が写真データに基づいて取得することに
なり、かかる処理の実行部分が画像情報取得手段A2を
構成している。
【0069】一方、ステップ205にて枠なしと判断さ
れた場合は、図23や図24に示すように印字不能な領
域を避けて印刷画像同士を隣接させたレイアウトとす
る。但し、このときに切断線が不明となってしまわない
ように、目印線を形成しつつその境界線の幅を横間隔と
縦間隔にセットする。このようにすれば、枠なしとしつ
つ目印線の幅に対応する間隔を隔てて印刷画像が並べて
印刷されることになり、自ずから目印線が現れるように
なる。なお、目印線は固定的に「黒」あるいは「白」と
してもよいし、任意の色を選択できるようにしても良い
し、破線にしたりしても良い。また、印刷画像との対応
で白っぽい縁部に対しては黒っぽい目印線としつつ黒っ
ぽい縁部に対しては白っぽい目印線としてもよい。図2
3および図24は目印線を「白」とした場合の印刷例を
示している。
【0070】以上は、切断線を減少させるレイアウトで
あるが、図15に示すプリント指定の操作画面でオプシ
ョンとして切断線減少を選択しなかった場合は、図14
に示すステップ115にて「切断削減の指定」がないも
のと判断され、ステップ125の切断線通常レイアウト
の処理を実行する。図25は、この切断線通常レイアウ
トの処理のフローチャートを示している。この場合は、
ステップ300において枠幅のパラメータfに初期値と
して「0」を設定し、ステップ305ではフチがあるか
否かを判断する。図15に示すプリント指定の操作画面
において「枠あり」を選択してあれば「枠あり」と判断
され、予め定められている枠幅をステップ310にてパ
ラメータfに設定する。
【0071】次に、ステップ315にて印刷枚数が指定
されている場合であるか否かを判断し、指定されていな
い場合には、ステップ320にて印刷画像の各コマを横
置きにした場合の印刷総枚数と、縦置きにした場合の印
刷総枚数’とを算出し、ステップ325にてどちらの配
置がより多くの枚数を印刷できるか判断する。そして、
縦置きの方が多く印刷できるようであれば、ステップ3
30にて数値を入れ換える作業行う。
【0072】切断線を特に減少させる必要がない場合、
ステップ335にて隣接する印刷画像同士の横間隔と縦
間隔とを算出する。すなわち、 横間隔←(X−横枚数×(x+2f))/(x−1) 縦間隔←(Y−縦枚数×(y+2f))/(y−1) となる。切断線減少レイアウトの処理を実行した場合も
切断線通常レイアウトの処理を実行した場合も、レイア
ウトを表すためのパラメータに所定値を設定するだけで
あり、それぞれの印刷画像の実際のレイアウトは図14
に示すステップ130の各コマレイアウトの処理で決定
される。図26は、この各コマレイアウトの処理のフロ
ーチャートである。
【0073】この各コマレイアウトの処理では、印字不
能領域(TM、LM)と縦間隔と横間隔と、枠幅fを使
用して印字可能領域を想定しつつ順番に並べていくため
の座標値を計算する。ステップ400とステップ405
ではループカウンタj,iを「0」クリアしておき、ス
テップ410にて各コマを配置するxy座標の位置を求
める。すなわち、印刷画像の左辺のx1座標と右辺のx
2座標、および印刷画像の上辺のy1座標と下辺のy2
座標である。これらは、 x1[j,i]←LM+f+(x+2f+横間隔)×i x2[j,i]←x1[j,i]+x y1[j,i]←TM+f+(y+2f+縦間隔)×i y2[j,i]←y1[j,i]+y となる。その後、ステップ415にて横並び枚数に対応
するループカウンタiをインクリメントしつつステップ
420にて横枚数に達するまでは横並びの配置位置を演
算させ、一列分の横枚数に至ったらステップ425にて
縦並び枚数に対応するループカウンタjをインクリメン
トしつつステップ430にて縦枚数に達するまで順次繰
り返して縦並びの配置位置を演算していく。この意味で
切断線減少レイアウトの処理や各コマレイアウトの処理
がレイアウト決定手段A4を構成するといえる。
【0074】より具体的な例で説明すると次のようにな
る。切断線減少をチェックしつつ枠ありを選択した場
合、枠幅fには印字不能領域(TM,LM、RM)の最
大値がセットされるとともに、印字不能領域(TM,L
M)はステップ225にて「0」クリアされ、印刷可能
な横幅には印刷用紙の横幅サイズがセットされている。
この状態でステップ410を実行したとすると、一枚目
のコマ位置は左方の印字不能領域を「0」として枠幅f
の分だけ隔てた位置となる。この場合、印刷用紙の左方
には印刷不能な領域があるものの枠幅fの方が大きいが
ために印刷画像が欠けてしまうということは生じない。
また、カラープリンタ17bが印字不能な領域まで印字
ヘッドを移動させてしまうということもない。また、二
枚目のコマ位置は、一枚目のコマ位置に加えて一コマの
横サイズと二つ分の枠幅と一つ分の横間隔を開ける。こ
の場合の横間隔は「0」であるから、結局のところ各印
刷画像はそれぞれに枠幅を有しつつ余分な領域を有する
ことなく並べて印刷されることになる。すなわち、横方
向と縦方向のそれぞれに印刷画像は隣接されることにな
り、中間を切断すればそれぞれの印刷画像について必要
な枠部だけが残され、さらに切断する必要はなくなる。
【0075】これに対して通常どおりの切断線を残すも
のでは、印刷用紙における左辺と右辺の印字不能領域
(TM、LM)と最初の枠幅fを残したところが一枚目
のコマ位置となる。また、二枚目のコマ位置の場合、一
枚目の印刷画像の枠幅に加えて横間隔と縦間隔も隔てた
位置となる。従って、それぞれの印刷画像の左右と上下
のそれぞれに余白が形成され、切断線は非常に多くな
る。また、枠なしを選択した場合、切断線減少レイアウ
トでは横間隔と縦間隔が目印線である境界線幅だけであ
るから、目印線に沿って切断すれば余白は残らない。こ
れに対して、切断線通常レイアウトであれば印刷用紙に
対して印刷画像を均等に割り当てるようにする横間隔と
縦間隔とをステップ335にて決定しているため、やは
り左右と上下のそれぞれに余白が形成され、切断線は非
常に多くなる。
【0076】図14のフローチャートに戻ると、ステッ
プ135では裏面コメントの指定があるか判断する。裏
面コメントの指定は、図15のプリント指定の操作画面
においてオプションとして選択可能であり、「裏面コメ
ント」のチェックボックスがチェックされていると指定
があるものと判断されてステップ140のコメントレイ
アウトの処理を実行する。図27はコメントレイアウト
の処理のフローチャートであり、表面の印刷画像に対し
て幅方向で反転した配置となる。従って、用紙の横サイ
ズから表側の印刷画像の座標位置を減算すればよい。む
ろん、上下方向については印刷画像と一致させればよ
い。
【0077】より具体的には、ステップ500とステッ
プ505ではループカウンタj,iを「0」クリアして
おき、ステップ510では左右反転して配置するxy座
標の位置を求める。コメント領域の左辺のx3座標と右
辺のx4座標、および上辺のy3座標と下辺のy4座標
は、 x3[j,i]←(用紙の横サイズ)−x2[j,i] x4[j,i]←x3[j,i]+x y3[j,i]←y1[j,i] y4[j,i]←y2[j,i] となる。
【0078】その後、ステップ515にて横並び枚数に
対応するループカウンタiをインクリメントしつつステ
ップ520にて横枚数に達するまでは横並びの配置位置
を演算させ、一列分の横枚数に至ったらステップ525
にて縦並び枚数に対応するループカウンタjをインクリ
メントしつつステップ530にて縦枚数に達するまで順
次繰り返して縦並びの配置位置を演算していく。以上の
ようにして、印刷画像のレイアウトと裏面コメントを指
定した場合のコメント位置のレイアウトが完了する。
【0079】ところで、ステップ105ではサイズ別ソ
ートの処理があった。この処理は、印刷用紙減少のチェ
ックボックスをチェックしたときに行われるものであ
り、図28はフローチャートを示している。上述した処
理では、印刷画像の大きさが変化するものを特に想定し
ていないが、それぞれの印刷画像が変化する場合は、大
小入り乱れて印刷されることになると無駄が発生する。
このような場合に、予め大きさに応じてソートしておく
と印刷用紙が無駄になりにくい。
【0080】このため、ステップ600にて印刷用紙減
少指定があるか否かを判断し、指定がある場合にはステ
ップ605以下で印刷画像の並べ替えを行う。ここで
は、印刷画像の縦横比を演算してグループに分類してい
く作業を行うことにする。先ず、ステップ605ではグ
ループの数を表す変数としての「グループ数」を「0」
クリアするとともに、ステップ610では第一番目の縦
横比のグループに該当する画像データ名を収容する変数
「グループ[0]」を作成しつつ、そのグループに属す
る画像数としての変数「画像数[0]」を「0」クリア
する。
【0081】ステップ615〜ステップ655では、各
画像データの縦横比に応じて割り振る処理であり、ステ
ップ615にて画像名リストから次の画像データ名を取
得し、ステップ620では画像の縦横比を計算し、ステ
ップ625では縦横比が一致するグループが既に存在す
るか判断する。存在しない場合は、ステップ630にて
グループ数をインクリメントし、ステップ635では新
たな縦横比のグループ(グループ[i])を作成しつつ
その画像数[i]を「0」クリアする。また、存在する
場合は、ステップ640にて一致するグループ番号を変
数iにセットする。
【0082】これらの後、ステップ645では画像デー
タの縦横比が一致するグループ[i]に画像データ名を
追加し、ステップ650ではそのグループの画像数をイ
ンクリメントする。以上の処理をステップ655にて画
像データが尽きたと判断されるまで繰り返し、最後の画
像データまで分類したらステップ660にて画像数の多
い順にグループをソートする。ソートしたら、同じ縦横
比であって画像数の多いものから順番に画像データ名を
画像データ名リスト’に追加していく。すなわち、ステ
ップ665にてループカウンタiを「0」クリアし、先
頭のグループ[i]から所属する画像データ名の全てを
ワーク用の画像データ名リスト’に追加し、ステップ6
75にてループカウンタiをインクリメントする。そし
て、ステップ680にてループカウンタiがグループ数
を越えたと判断されるまで繰り返す。
【0083】全てのグループが終了したら、ステップ6
85にてワーク用の画像データ名リスト’の内容を本来
の画像データ名リストに上書きする。ステップ105に
てこのようにして縦横比の一致する画像データの順に並
べ替えておくことにより、印刷用紙の無駄が少なくな
る。図7に示す同時プリントの最後の処理は「印刷」で
あるが、この主表示エリアには図29に示すように現在
指定されているプリンタ装置の機種と、印刷する用紙の
サイズと、必要な枚数を含めて確認用のメッセージを表
示し、さらに印刷を開始させるための「実行」のコマン
ドボタンと、「キャンセル」のコマンドボタンを用意し
てある。むろん、この状態で「実行」のコマンドボタン
をクリックすれば印刷データの生成が開始される。な
お、以上のようにして各種の設定処理を行うにあたり、
その設定内容を記憶するようにし、次回の実行時には前
回の設定内容をデフォルト値として読み出して設定する
ようにしている。従って、毎回指定する必要のない処
理、例えば、プリント指定などの処理については適宜飛
ばせるステップを飛ばせるようにしている。この逆に、
まだ設定したことのない処理については飛ばせなくしつ
つ、警告表示をするようにしても良い。むろん、これら
の設定は選択した印刷処理ごとに保存するようにしてい
る。このため、各印刷処理で選択した用紙選択などが他
形態の印刷処理の設定内容へ反映されてしまうことはな
く、予想外の用紙が選択されてしまったまま処理を飛ば
してしまうといった悪影響を及ぼすこともない。
【0084】印刷データを生成するときは、アプリケー
ション12dがプリンタドライバ12cと共同して作業
を行う。図30は、この処理のフローチャートを示して
いる。ステップ700では、印刷関数を起動して各種の
描画画像を生成させる。上述したように、それぞれの印
刷画像は既に印刷位置が決定されているし、コメントの
位置も決定されている。また、トンボの位置であると
か、目印線の位置というのも印刷用紙の左上角を基準と
した座標系において容易に演算できる。従って、アプリ
ケーション12dはプリンタドライバ12cにおける印
刷関数である印刷描画コマンドを適宜起動させて印刷の
準備を開始する。例えば、最初の印刷画像についてその
描画位置の左上角は(x1,y1)であるし、右下角は
(x2,y2)である。アプリケーション12dの側で
ある印刷画像処理部50fは、オペレーティングシステ
ム12aに対してこの領域を指定しつつビットマップ画
像データを描画するように所定の印刷描画コマンドを実
行することになり、オペレーティングシステム12aが
プリンタドライバ12cに対してこれらのデータを受け
渡す。すると、プリンタドライバ12cにおいては、逐
次入力されてくる印刷描画コマンドとそれに対応するデ
ータを蓄積していき、一通りのコマンドが与えられた時
点で仮想描画エリアに対して描画を開始する。
【0085】印刷描画コマンドを起動させる順序は重な
り合いの情報を指定することによって任意であるが、印
刷画像処理部50fは、印刷画像、切断線、トンボ、日
付、コメントという順番で逐次印刷関数を起動してい
く。印刷関数自体はプリンタドライバ12cを起動する
ことに相当するので、プリンタドライバ12cは対応す
る印刷イメージを仮想描画エリアに描画することにな
る。そして、対応する全ての印刷関数が起動されたら、
残りの処理はプリンタドライバ12cが担当し、ステッ
プ705でRGBからCMYKへの色変換の処理を実行
するとともに、ステップ710でモノトーン変換し、ス
テップ715にてカラープリンタ17bに対して印刷デ
ータを出力する。すると、カラープリンタ17bによっ
て印刷用紙に対して複数の印刷画像が印刷され、この場
合に切断線減少のオプションや印刷用紙減少のオプショ
ンを選択しておけば切断線を減らすようにしてレイアウ
トされつつ無駄な印刷用紙を使わないようにした印刷が
行われることになる。むろん、このステップ700〜ス
テップ715の処理はまさに印刷データ生成手段A5を
構成するといえる。
【0086】このように、画像データ印刷ソフトである
アプリケーション12dにより、デジタルスチルカメラ
11bなどで撮影された画像データを取得するととも
に、同画像データについての印刷画像の大きさを直接的
にあるいは間接的に取得しつつ、同様に印刷する印刷用
紙の大きさを取得した上で、アプリケーション12dの
印刷段階では印刷のレイアウトを決定するが、その際に
必要に応じて切断線が少なくなるように配置し、決定さ
れたレイアウトに応じてアプリケーション12dはプリ
ンタドライバ12cと共同してカラープリンタ17bに
対する印刷データを生成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる印刷制御装置のク
レーム対応図である。
【図2】同印刷制御装置の具体的ハードウェアのブロッ
ク図である。
【図3】同印刷制御装置の機能ブロック図である。
【図4】共通機能部のブロック図である。
【図5】フィルムデータ管理部の機能ブロック図であ
る。
【図6】同フィルムデータ管理部が管理するデータ構造
を示す概略説明図である。
【図7】同時プリントの処理の操作画面を示す図であ
る。
【図8】画像修整制御部の機能ブロック図である。
【図9】手動画像調整の処理を行う場合の操作画面を示
す図である。
【図10】自動画像調整の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図11】自動画像修整の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図12】自動画像修整をデフォルトで実行するように
した場合の操作画面を示す図である。
【図13】DPE印刷制御部の機能ブロック図である。
【図14】メインフローのフローチャートである。
【図15】プリント指定の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図16】切断線減少レイアウトのフローチャートであ
る。
【図17】印刷画像を上辺と左辺に寄せたレイアウトで
切断線を示すものの印刷レイアウトを示す図である。
【図18】印刷画像を上辺と左辺に寄せたレイアウトで
トンボを示すものの印刷レイアウトを示す図である。
【図19】印刷画像を上辺に寄せたレイアウトで切断線
を示すものの印刷レイアウトを示す図である。
【図20】印刷画像を上辺に寄せたレイアウトでトンボ
を示すものの印刷レイアウトを示す図である。
【図21】印刷画像を上辺と左右に均等に割り当てられ
て切断線を減少させつつ切断線を示すものの印刷レイア
ウトを示す図である。
【図22】印刷画像を上辺と左右に均等に割り当てられ
て切断線を減少させつつトンボを示すものの印刷レイア
ウトを示す図である。
【図23】印刷画像同士を隣接させつつ目印線を示す2
×2の印刷レイアウトを示す図である。
【図24】印刷画像同士を隣接させつつ目印線を示す3
×3の印刷レイアウトを示す図である。
【図25】切断線通常レイアウトのフローチャートであ
る。
【図26】各コマレイアウトのフローチャートである。
【図27】コメントレイアウトのフローチャートであ
る。
【図28】サイズ別ソートのフローチャートである。
【図29】印刷の処理を行う場合の操作画面を示す図で
ある。
【図30】印刷データ生成処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム 11a…スキャナ 11b…デジタルスチルカメラ 11c…ビデオカメラ 12…コンピュータ本体 12a…オペレーティングシステム 12b…ディスプレイドライバ 12c…プリンタドライバ 12d…アプリケーション 13a…フロッピーディスクドライブ 13b…ハードディスク 13c…CD−ROMドライブ 14a…モデム 15a…キーボード 15b…マウス 17a…ディスプレイ 17b…カラープリンタ 18a…スピーカ 18b…マイク 20…共通機能部 20a…画像選択部 20b…表示指定部 20c…ファイル編集部 20d…検索部 20e…一括コメント部 20f…一括整理部 20g…画像処理部 20h…画像編集部 20i…サムネール作成部 20j…画像入力部 20k…画像出力部 20m…画像表示部 30…フィルムデータ管理部 30a…画像ファイル 30b…写真データ 30c…フィルムデータ 40…画像修整制御部 40a…画像特徴抽出部 40b…修整情報作成部 40c…修整指定部 50…DPE印刷制御部 50a…印刷画像指定部 50b…フレーム指定部 50c…レイアウト指定部 50d…プリント指定部 50e…印刷スタイル作成部 50f…印刷画像処理部 60…メイン制御部 60a…環境設定部 60b…設定情報ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中條 祥一 長野県松本市中央二丁目1番27号 エー・ アイ ソフト株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP10 AQ05 AQ06 AR01 AS02 CQ34 HN15 5B021 AA30 KK02 LE00 LE01 LE06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力して切断可能な印刷媒
    体にて印刷できるように印刷データを生成する印刷制御
    装置であって、 同画像データを入力する画像データ入力手段と、 印刷する印刷用紙の大きさを取得する用紙情報取得手段
    と、 印刷対象となる画像データに基づいて印刷画像の大きさ
    を取得する画像情報取得手段と、 上記印刷用紙に複数の上記印刷画像を配置するにあたっ
    て上記用紙情報取得手段にて取得した用紙の大きさと上
    記画像情報取得手段にて取得した印刷画像の大きさに基
    づいて印刷画像を切り離す際における切断線数が少なく
    なるように同印刷画像のレイアウトを決定するレイアウ
    ト決定手段と、 このレイアウト決定手段にて決定されたレイアウトで上
    記印刷画像が印刷されるように上記画像データに基づい
    て上記印刷データを生成する印刷データ生成手段とを具
    備することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の印刷制御装置にお
    いて、上記レイアウト決定手段は、上記印刷画像につい
    て予め定められている枠部を考慮しつつ上記印刷用紙の
    辺に寄せるようにしてレイアウトを決定することを特徴
    とする印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の印刷制御装置において、上記レイアウト決定手
    段は、上記印刷画像と上記印刷用紙の大きさに基づいて
    上記切断線が少なくなるように同印刷画像の枠部を決定
    することを特徴とする印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の印刷制御装置において、上記レイアウト決定手段
    は、上記印刷用紙上で上記印刷画像同士を隣接させて配
    置し、上記印刷データ生成手段は同印刷画像同士の間の
    切断線上に目印線を印刷させるように上記印刷データを
    生成することを特徴とする印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の印刷制御装置において、上記レイアウト決定手段
    は、上記印刷画像の大きさに応じて印刷順序を並べ替え
    て配置することにより必要印刷用紙が少なくなるように
    配置することを特徴とする印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の印刷制御装置において、上記レイアウト決定手段
    は、上記印刷画像を上記印刷用紙内で配置するに際して
    縦並びの場合と横並びの場合とを比較して用紙枚数を低
    減させる方の配置にすることを特徴とする印刷制御装
    置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載の印刷制御装置において、上記画像データはコメント
    データを有するとともに上記レイアウト決定手段は、上
    記印刷画像が上記印刷用紙に印刷された際における裏面
    に同コメントデータを印刷するように配置し、上記印刷
    データ生成手段は、同コメントデータの配置に基づいて
    上記印刷用紙の裏面に印刷させるための上記印刷データ
    を生成することを特徴とする印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 画像データを入力して切断可能な印刷媒
    体にて印刷できるように印刷データを生成する印刷制御
    方法であって、 同画像データを入力する画像データ入力工程と、 印刷する印刷用紙の大きさを取得する用紙情報取得工程
    と、 印刷対象となる画像データに基づいて印刷画像の大きさ
    を取得する画像情報取得工程と、 上記印刷用紙に複数の上記印刷画像を配置するにあたっ
    て上記用紙情報取得工程にて取得した用紙の大きさと上
    記画像情報取得工程にて取得した印刷画像の大きさに基
    づいて印刷画像を切り離す際における切断線数が少なく
    なるように同印刷画像のレイアウトを決定するレイアウ
    ト決定工程と、 このレイアウト決定工程にて決定されたレイアウトで上
    記印刷画像が印刷されるように上記画像データに基づい
    て上記印刷データを生成する印刷データ生成工程とを具
    備することを特徴とする印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータにて画像データを入力して
    切断可能な印刷媒体にて印刷できるように印刷データを
    生成する印刷制御プログラムを記録した媒体であって、 同画像データを入力する画像データ入力ステップと、 印刷する印刷用紙の大きさを取得する用紙情報取得ステ
    ップと、 印刷対象となる画像データに基づいて印刷画像の大きさ
    を取得する画像情報取得ステップと、 上記印刷用紙に複数の上記印刷画像を配置するにあたっ
    て上記用紙情報取得ステップにて取得した用紙の大きさ
    と上記画像情報取得ステップにて取得した印刷画像の大
    きさに基づいて印刷画像を切り離す際における切断線数
    が少なくなるように同印刷画像のレイアウトを決定する
    レイアウト決定ステップと、 このレイアウト決定ステップにて決定されたレイアウト
    で上記印刷画像が印刷されるように上記画像データに基
    づいて上記印刷データを生成する印刷データ生成ステッ
    プとを具備することを特徴とする印刷制御プログラムを
    記録した媒体。
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