JP2004127033A - 記録装置、コンピュータシステム、及び、記録方法 - Google Patents

記録装置、コンピュータシステム、及び、記録方法 Download PDF

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JP2004127033A JP2002291588A JP2002291588A JP2004127033A JP 2004127033 A JP2004127033 A JP 2004127033A JP 2002291588 A JP2002291588 A JP 2002291588A JP 2002291588 A JP2002291588 A JP 2002291588A JP 2004127033 A JP2004127033 A JP 2004127033A
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坂本 貴幸
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Abstract

【課題】より高い出力速度にて出力可能な記録装置等を実現する。
【解決手段】メモリ69の所定の領域に記憶された前記記録用データが、読出手段により第2転送路511を経由して第1記憶部にバースト転送転送されると、読出手段から送出される信号に基づいて、書込手段によりNullデータが、前記メモリ69の所定の領域に前記第2転送路511を経由してバースト転送される。
【選択図】   図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録用データに基づいて記録する記録装置、コンピュータシステム、及び、記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録用データに基づいて記録する記録装置として、例えば、原稿画像を入力するスキャナ部と、与えられた印刷データに基づいて印刷するプリンタ部とを備えたスキャナ付きプリンタが知られている。スキャナ付きプリンタは、装置全体の制御を司るCPUと、このCPUが直接アクセス可能な外部メモリとが、バスで繋がっている。そして、スキャナ部から入力されたRGBの画像データは、バスを介して前記外部メモリに記憶され、CPUの処理により外部メモリ上で印刷するための印刷データに変換される。変換された印刷データは、バスを介してプリンタ部に送出され、この印刷データに基づいてプリンタ部にて印刷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のスキャナ付きプリンタにおいては、スキャナ部から入力されたRGBの画像データおよび変換された印刷データは、バスを介して送出される。また、RGBの画像データから印刷データへの変換はCPUによるソフトウェアの処理であり、この処理もバスを介してデータが送受信されるため、バスには多大な量のデータが流れることになる。
このバスには装置全体の制御を司るCPUも接続されており、当然のことながら制御信号もこのバスを流れることになる。したがって、バスが込み合って装置制御の処理速度が低下するため、スキャナ付きプリンタの出力速度が遅くなるという課題があった。
【0004】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より高い出力速度にて出力可能な記録装置、この記録装置を有するコンピュータシステム、及び、この記録装置を用いて記録する記録方法を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
主たる本発明は、メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置において、装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にてデータを転送する第2転送路とを有し、前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送され、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記メモリの前記所定の領域に前記第2転送路を経由して転送されることを特徴とする記録装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び以下の記載により明らかにする。
【0006】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置において、装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にてデータを転送する第2転送路とを有し、前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送され、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記メモリの前記所定の領域に前記第2転送路を経由して転送されることを特徴とする記録装置である。
このような記録装置によれば、既に制御手段に読み込まれた記録用データが記憶されていたメモリの領域は、インターフェイスユニットの書込手段によりNullデータが書き込まれてクリアされるので、メモリの所定の領域に書き込まれたデータを、インターフェイスユニット内の処理だけでクリアすることが可能となる。このNullデータは、第2転送路にて転送されるので、制御手段側の第1転送路を流れない。このため、メモリの所定の領域に記憶されたデータをクリアする処理を、制御手段を介さず実行することが可能となり、かつ、クリアするためのNullデータを制御手段への転送路となる第1転送路を経由することなくメモリへ転送することが可能となる。よって、装置の制御を司る制御手段の処理が遅れることなく、また、制御信号がスムースに流れるため、装置の処理速度を高速化することが可能となる。
【0007】
かかる記録装置において、前記第2転送路における転送は、1回のアドレス指定により連続する複数のデータが転送されるバースト転送であることが望ましい。
このような記録装置によれば、第2転送路を経由するデータはバースト転送されるため、メモリへの書き込み、及び、メモリから読み込み処理をより高速化することが可能となる。特に、メモリの所定の領域をクリアするためのNullデータも第2転送路を経由して転送されるので、メモリのデータをクリアする処理の処理速度が速く、装置の処理速度をより高速化することが可能となる。ここで、バースト転送されるデータの単位は、1ビットに限らず、例えば、8ビットや16ビットなど複数ビットをまとめてデータの単位としてもよい。
【0008】
かかる記録装置において、前記読出手段から送出される信号は、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に記憶されたデータが、前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送される毎に送出されることが望ましい。
このような記録装置によれば、第1記憶部のデータが転送される毎に、逐次メモリにNullデータが書き込まれるので、メモリの所定の領域に記憶された記録用データが全て読み込まれた直後には、当該所定の領域の全域にNullデータが書き込まれることになる。したがって、例えば、所定の領域のデータを全て制御手段に転送した後に、所定の領域全てをクリアする場合より、効率よく当該所定の領域に新たなデータを転送することが可能となる。
【0009】
かかる記録装置において、前記制御手段に制御されて記録媒体に記録する記録手段を有し、前記制御手段は、前記第1転送路を経由して転送されたデータに基づいて前記記録手段を制御することが望ましい。
このような記録装置によれば、メモリの所定の領域に記憶される記録用データは、効率よく書き替えられて制御手段に転送されるので、記録媒体への記録速度を向上させることが可能となる。特に、記録速度は、記録用データの転送のみならず、記録手段の動作にも影響を受ける。すなわち、記録用データは、記録手段の動作に対応して転送されることになるので、記録動作がデータ転送より時間がかかる場合には、データ転送が遅れることになる。このため、データ転送が停止している間にNullデータを転送することにより、メモリに記憶された全データを転送した後にデータをクリアするより効率よくデータをクリアすることが可能となる。
【0010】
かかる記録装置において、前記記録手段は、所定の方向に複数回走査して前記記録媒体に記録し、前記メモリに記憶された記録用データは、前記記録手段の1回の走査により記録するためのデータであることが望ましい。
このような記録装置によれば、記録媒体に記録する際には、記録手段が複数回走査するので、メモリへの記録用データの書き込み及び読み出しが複数回行われることになる。このとき、メモリの所定の領域に記憶された記録用データが制御手段に転送される毎に逐次、当該所定の領域の全域にNullデータが書き込まれるため、記録用データが制御手段に転送されるとほぼ同時に、新たな記録用データを書き込むことが可能となる。したがって、記録手段の走査毎に記録するためのデータを、効率よくメモリに転送することが可能となる。
【0011】
かかる記録装置において、被印刷媒体に前記記録手段からインクを吐出して印刷することにより記録することとしてもよい。
このような記録装置によれば、印刷速度の速い記録装置を提供することが可能となる。
【0012】
また、メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置において、装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にて、1回のアドレス指定により連続する複数のデータを転送するバースト転送にてデータを転送する第2転送路とを有し、前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、前記制御手段に制御されて記録媒体に記録する記録手段を有し、前記記録手段は、前記第1転送路を経由して転送されたデータに基づいて前記制御手段に制御されて所定の方向に複数回走査して被印刷媒体にインクを吐出して印刷することにより記録し、前記メモリに記憶された記録用データは、前記記録手段の1回の走査により記録するためのデータであり、前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送され、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に記憶されたデータが、前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送される毎に、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記第2転送路を経由して前記メモリの前記所定の領域に転送されることを特徴とする記録装置である。
【0013】
このような記録装置によれば、既に制御手段に読み込まれた記録用データが記憶されていたメモリの領域には、第1記憶部のデータが転送される毎に書込手段によりNullデータがバースト転送されてクリアされるので、メモリの所定の領域を、インターフェイスユニットの処理だけで逐次クリアすることが可能となる。このため、メモリをクリアする処理が制御手段に関与しないため制御手段の処理速度が低下することなく、また、制御信号がスムースに流れるため、装置の処理速度を高速化することが可能となる。また、第1記憶部のデータが読み込まれる毎に、逐次メモリにNullデータが書き込まれるので、メモリの所定の領域に記憶された記録用データが全て読み込まれた直後に、当該所定の領域の全域にNullデータが書き込まれ、新たなデータを転送することが可能となる。このためメモリを効率良く使用することが可能となる。
【0014】
また、コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続され、メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置とを備えたコンピュータシステムにおいて、装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にてデータを転送する第2転送路とを有し、前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送され、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記メモリの前記所定の領域に前記第2転送路を経由して転送されることを特徴とするコンピュータシステムも実現可能である。
【0015】
また、装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にてデータを転送する第2転送路とを有し、前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置による記録方法において、前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送されるステップと、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記メモリの前記所定の領域に前記第2転送路を経由して転送されるステップとを有することを特徴とする記録方法も実現可能である。
【0016】
===記録装置の概略構成===
図1〜図5を参照して本実施の形態に係る記録装置の概略構成について説明する。図1は本実施の形態に係る記録装置の概略構成を示した斜視図、図2はスキャナユニット10のカバーを開いた状態を示す斜視図、図3は記録装置の内部構成を示す説明図、図4はプリンタ部の内部を露出させた状態を示す斜視図、図5は操作パネル部の一例を示す図である。
本実施形態の記録装置は、原稿画像を入力するためのスキャナ機能、画像データに基づいて画像を用紙等の媒体に印刷するプリンタ機能、スキャナ機能により入力した画像を用紙等に印刷するローカルコピー機能を有するスキャナ・プリンタ・コピー複合装置(以下、SPC複合装置という)である。
【0017】
SPC複合装置1は、原稿5を読み取って画像データとして入力するデータ入力手段としてのスキャナユニット10と、画像データに基づいて画像を用紙等の媒体に印刷するプリンタ部30と、SPC複合装置1全体の制御を司る制御回路50と、ユーザなどが操作する入力手段としての操作パネル部70とを有している。そして制御回路50の制御により、スキャナ機能、プリンタ機能、及び、スキャナユニット10から入力されたデータをプリンタ部30にて印刷するローカルコピー機能を実現する。
【0018】
スキャナユニット10はプリンタ部30の上に配置され、スキャナユニット10の上部に、読み取る原稿5を載置するための原稿台ガラス12と、原稿5を読み取る際や、不使用時に原稿台ガラス12を覆う原稿台カバー14が設けられている。原稿台カバー14は、開閉可能に形成され、閉止した際には原稿台ガラス12上に載置された原稿を原稿台ガラス12側に押圧する機能も有している。
【0019】
また、SPC複合装置1の背面側にはプリンタ部30へ用紙7を供給するための用紙供給部32が設けられ、前面側には下側に、印刷された用紙7が排紙される排紙部34、上側に入力手段としての操作パネル部70が設けられており、プリンタ部30に制御回路50が内蔵されている。
【0020】
排紙部34には、不使用時に排紙口を塞ぐことが可能な排紙トレー341が備えられ、用紙供給部32には、カット紙(図示しない)を保持する給紙トレー321が備えられている。印刷に用いる媒体としては、カット紙など単票状印刷用紙のみならず、ロール紙などの連続した印刷用紙でも構わず、SPC複合装置1がロール紙への印刷を可能とする給紙構造を備えていてもよい。
【0021】
図4に示すように、プリンタ部30とスキャナユニット10とは、背面側にてヒンジ機構41により結合されており、ヒンジ機構41の回動部を中心としてユニット化されたスキャナユニット10が手前側から持ち上げられる。スキャナユニット10を持ち上げた状態では、プリンタ部30を覆うカバーの上部に設けられた開口301からプリンタ部30の内部が露出される構成となっている。このようにプリンタ部30の内部を露出させることにより、インクカートリッジ等の交換や、用紙詰まりの処理等を容易に行える構成としている。また、本SPC複合装置1への電源部はプリンタ部30側に設けられており、前記ヒンジ機構41の近傍にスキャナユニット10へ電源を供給するための給電ケーブル43が設けられている。
【0022】
さらに、このSPC複合装置1には、スキャナ機能によるホストコンピュータ3(図10)への画像の取り込み、ホストコンピュータ3から送信された画像データの、プリンタ機能による出力を実現するためのUSBインターフェイス52が設けられている。
【0023】
===操作パネル部70の構成===
図5に示すように、操作パネル部70はそのほぼ中央に表示部としての液晶ディスプレイ72と、報知ランプ74とが設けられている。
液晶ディスプレイ72は2行16桁の32文字が表示可能であり、設定項目や設定状態、動作状態等を文字にて表示することが可能である。液晶ディスプレイ72の脇に設けられた報知ランプ74は、赤色LEDであり、エラー発生時に点灯してユーザにエラー発生を報知する。
【0024】
液晶ディスプレイ72の左側には、電源ボタン76と、スキャンスタートボタン78と、設定表示ボタン80と、クリアボタン82とが設けられている。電源ボタン76は、本SPC複合装置1の電源を投入、遮断するためのボタンである。スキャンスタートボタン78は、SPC複合装置1がホストコンピュータ3に接続された状態において、スキャナユニット10による原稿5の読み取りを開始させるためのボタンである。設定表示ボタン80は、ユーザにより設定されたコピー機能に対する設定状態を液晶ディスプレイ72に表示させるためのボタンである。クリアボタン82は、コピー機能に対する設定をクリアし、各設定項目をデフォルト値に変更するためのボタンである。
【0025】
液晶ディスプレイ72の右側には、カラーコピーボタン84と、モノクロコピーボタン86と、ストップボタン88と、コピー枚数設定ボタン90とが設けられている。カラーコピーボタン84は、カラーコピーを開始させるためのボタンであり、モノクロボタン86はモノクロコピーを開始させるためのボタンである。したがって、これらのコピーボタン84,86は、コピー動作の開始指示と、出力すべき画像がカラー又はモノクロのいずれであるかを選択する選択手段とを兼ねている。ストップボタン88は、一旦開始したコピー動作を中止させるためのボタンである。コピー枚数設定ボタン90は、表面に「+」又は「−」が表記された2つのボタン901,902で構成され、「+」ボタン901を押すことにより設定枚数が増加され、「−」ボタン902を押すことにより設定枚数が減少される。また、コピー枚数設定ボタン90は、押し続けることにより順次数字が増加又は減少し、押圧時間が長くなると増加又は減少速度が速くなるように設定されている。
【0026】
液晶ディスプレイ72の手前側には、液晶ディスプレイ72に表示される設定項目を切り替えるメニューボタン92が設けられている。メニューボタン92は、左右に配置された2つのボタンで構成され、それぞれ左向きの矢印または右向きの矢印が表記されている。左右いずれかのメニューボタン92が押される毎に、表示される設定項目が決められた順に順次切り替わり、一通り表示し終わると最初の設定項目が表示される。左右の矢印は、設定項目を表示する順番を変更するためであり、両ボタン92は、互いに他のボタンを押した際の表示順と逆の順番で設定項目を表示する。このメニューボタン92もコピー枚数設定ボタン90と同様に押し続けることにより、切り替わる速度が速くなるように設定されている。
【0027】
===スキャナユニット10の構成===
スキャナユニット10は、原稿5が載置される原稿台ガラス12と、原稿台ガラス12に載置された原稿5の読み取り面を原稿台ガラス12側に押圧するための原稿台カバー14と、原稿台ガラス12を介して対向し原稿5と一定の間隔を保ちながら原稿5に沿って走査する読取キャリッジ16と、読取キャリッジ16を走査するための駆動手段18と、読取キャリッジ16を安定した状態にて走査させるための規制ガイド20とで構成されている。
【0028】
読取キャリッジ16は、原稿台ガラス12を介して原稿5に光を照射するための光源としての露光ランプ22と、原稿5による反射光を集光させるレンズ24と、原稿5による反射光をレンズ24に導くための4枚のミラー26と、レンズを透過した反射光を受光するCCDセンサ28と、前記規制ガイド20と係合するガイド受け部29とで構成されている。
【0029】
CCDセンサ28は、光信号を電気信号に変換するフォトダイオードが列状に配置された3本のリニアセンサで構成され、これら3本のリニアセンサは平行に配置されている。CCDセンサ28は、図示しないR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3つのフィルタを備え、リニアセンサ毎に異なる色のフィルタが設けられている。各リニアセンサはフィルタの色に対応した成分の光をそれぞれ検出する。例えば、Rのフィルタを備えたリニアセンサは赤色成分の光の強弱を検出する。3本のリニアセンサは、読取キャリッジ16の移動方向(以下、副走査方向という)にほぼ直交する方向(以下、主走査方向という)に沿わされて配置される。CCDセンサ28の長さは、読み取り可能な原稿5の幅(主走査方向の長さ)より十分に短いため、原稿5の反射光による像は、レンズ24によって縮小させてCCDセンサ28上に結像させることになる。すなわち、原稿5とCCDセンサ28との間に介在されるレンズ24は、CCDセンサ28側に近づけて配置するとともに、原稿5とレンズ24との距離を長く設定する必要があり長い光路長が要求される。
【0030】
このため、走査する読取キャリッジ16の限られたスペースの中で原稿5とレンズ24との距離を確保すべく4枚のミラー26にて反射させて長い光路長を確保している。また、原稿5による反射光は、4枚のミラー26によって反射されレンズ24を透過してCCDセンサ28に至るが、3本のリニアセンサは平行に配置されているため、各リニアセンサに同時に結像する反射光の原稿に対する反射位置は、リニアセンサの間隔分だけ副走査方向にズレが生じることになる。このため、制御回路50のスキャナコントロールユニット58(図10)では、このズレを補正するためのライン間補正処理が行われる。ライン間補正処理については後述する。
【0031】
前記規制ガイド20は、副走査方向に沿って設けられ、ステンレス製の円筒材で形成されている。この規制ガイド20は、読取キャリッジ16に設けられ、スラスト軸受けでなる2カ所のガイド受け部29を貫通している。読取キャリッジ16に設けられた2カ所のガイド受け部29の副走査方向における間隔を広げることにより、読取キャリッジ16を、より安定させて走査させることが可能となる。
【0032】
駆動手段18は、読取キャリッジ16に固定された環状のタイミングベルト181と、このタイミングベルト181と噛み合うプーリ182を備え、副走査方向の一方の端部側に配置されたパルスモータ183と、他方の端部側に配置されてタイミングベルト181に張力を付与するアイドラプーリ184とで構成されている。このパルスモータ184は、制御回路50のスキャナコントロールユニット58(図10)により駆動されるが、パルスモータ183の速度に応じて変更される読取キャリッジ16の走査速度により、読み取った画像を副走査方向に拡大及び縮小することが可能となる。
【0033】
そして、スキャナユニット10では、露光ランプ22の光を原稿5に照射し、その反射光をCCDセンサ28上に結像させつつ、読取キャリッジ16を原稿5に沿って移動させる。このとき、CCDセンサ28が受光した光量を示す電圧値として所定の周期で読み込むことにより、1周期の間に読み取りキャリッジ16が移動した距離分の画像を、出力する画像の1ライン分のデータとして取り込んでいく。このとき、1ライン分のデータとして、R成分、G成分、B成分の3つのデータが取り込まれる。
【0034】
===プリンタ部30の構成===
プリンタ部30は、カラー画像の出力が可能な構成であり、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の4色の色インクを、印刷用紙等の媒体上に吐出してドットを形成することによって画像を形成するインクジェット方式を採用している。なお、色インクとして、上記4色に加えて、ライトシアン(薄いシアン、LC)、ライトマゼンタ(薄いマゼンタ、LM)、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)を用いてもよい。
【0035】
次に、図3、図6、図7を参照してプリンタ部30について説明する。図6は印刷ヘッド周辺の配置を示した説明図、図7は印刷用紙搬送機構の駆動部を説明するための説明図である。
プリンタ部30は、図示するように、書込キャリッジ36に搭載された印刷ヘッド38を駆動してインクの吐出及びドット形成を行う機構と、この書込キャリッジ36をキャリッジモータ40によって用紙7の搬送方向と直交する方向に往復動させる機構と、紙送りモータ(以下、PFモータともいう)42によって給紙トレー321(図1参照)から供給される用紙7を搬送する機構とを有している。
【0036】
インクの吐出及びドット形成を行う機構は、インク吐出部としての複数のノズルを備えた印刷ヘッド38を備え、印刷指令信号に基づいて所定のノズルからインクを吐出させる。印刷ヘッド38の下面381には、用紙7の搬送方向に沿って、複数のノズルが列をなし、用紙7の搬送方向と直交する方向に複数列設けられている。印刷ヘッド38及びノズル配列の詳細は後述する。
【0037】
印刷ヘッド38には各ノズルに対応させて16ビットのメモリを備えており、後述するヘッドコントロールユニット68(図10)からは、各ノズルに16ビット単位でデータが転送される。
【0038】
書込キャリッジ36を往復動させる機構は、書込キャリッジ36を駆動するキャリッジモータ(以下、CRモータともいう)40と、用紙7の搬送方向と直交する方向に設けられ、書込キャリッジ36を摺動可能に保持する摺動軸44と、書込キャリッジ36に固定されたリニア式エンコーダ46と、所定の間隔にスリットが形成されたリニア式エンコーダ用符号板461と、キャリッジモータ40の回転軸に取付けられたプーリ48と、プーリ48によって駆動されるタイミングベルト49から構成されている。
【0039】
書込キャリッジ36には、印刷ヘッド38と、この印刷ヘッド38と一体に設けられたカートリッジ装着部が固定され、このカートリッジ装着部には、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)等のインクが収容されたインクカートリッジが装着される。
【0040】
給紙トレー321から供給される用紙7を搬送する機構は、前記印刷ヘッド38と対向して配置され、用紙7と印刷ヘッド38とが適切な距離となるように用紙7を案内する案内部材としてのプラテン35と、このプラテン35に対し用紙7の搬送方向の上流側に設けられ、供給された用紙7をプラテン35に所定の角度にて接触するように搬送する搬送ローラ37と、プラテン35に対し用紙7の搬送方向の下流側に設けられ、搬送ローラ37から外れた用紙7を搬送して排紙するための排紙ローラ39と、搬送ローラ37及び排紙ローラ39を駆動するためのPFモータ42と、用紙7の搬送量を検出するためのロータリ式エンコーダ47と、用紙7の有無及び用紙7の先端・後端を検出するための用紙検出センサ45とを有している。
【0041】
搬送ローラ37は用紙7の搬送経路下側に設けられており、その上側には搬送ローラ37と対向させて用紙7を保持するための従動ローラ371が設けられている。排紙ローラ39も用紙7の搬送経路下側に設けられて、その上側に排紙ローラ39と対向させて用紙7を保持するための従動ローラ391が設けられているが、排紙ローラ39と対向する従動ローラ391は薄板でなり外周部に細かな歯が設けられたローラであり、印刷後の用紙7の表面と接触してもインクが擦れないように構成されている。また、搬送ローラ37と用紙7との接触位置は、プラテン35と用紙7との接触位置より高くなるように配置されている。すなわち搬送ローラ37から搬送された用紙7はプラテン35と所定の角度にて接触し、さらに搬送される。これにより、用紙7はプラテン35の後述する案内面351に押し付けられるように沿わされて搬送される。このため、プラテン35によって用紙7をノズルから適正な位置に維持させて良好な画像を得ることが可能となる。また、搬送ローラ37と排紙ローラ39とは、ギア列31により繋げられ、PFモータ42の回転が伝達されて回動され、両ローラ37,39による用紙7の搬送速度は一致している。
【0042】
プラテン35は、印刷ヘッド38の下面381、即ちノズルが設けられている面と対向し、用紙7を接触させて案内する案内面351を有している。この案内面351は、印刷ヘッド38下面381のノズルが設けられている領域より狭く形成され、用紙7の搬送方向における最上流側および最下流側に位置するノズルの幾つかはプラテン35と対向していない。これにより、用紙7の先端及び後端を印刷する際に、用紙7の外側に吐出したインクがプラテン35に付着することを防止し、その後搬送される用紙7の裏面が汚れることを防止している。すなわち、上流側端及び下流側端のノズルと対向する位置にはプラテン35を設けることなく空間としている。そしてこの空間部分には、プラテン35の案内面351より低い位置にインク受けを備え、不要なインクを回収してプリンタ内が汚れないようにしている。
【0043】
用紙検知センサ45は、搬送ローラ37より搬送方向の上流側に設けられ、用紙7の搬送経路より高い位置に回動中心を持つレバー451とその上方に設けられ、発光部と受光部とを有する透過型光センサ452とを有している。レバー451は、自重によって搬送経路に垂れ下がるように配置され給紙トレー321から供給された用紙7によって回動される作用部453と、この作用部453と回動中心を挟んで反対側に位置し、発光部と受光部との間を通過するように設けられた遮光部454とで構成されている。そして、用紙検知センサ45は、供給された用紙7によりレバー451が押され、用紙7が所定位置に達すると遮光部454は発光部が発した光を遮るため、用紙7が所定の位置に達したことが検出される。その後、搬送ローラ7により用紙7が搬送されて、用紙7の後端が通過すると、レバー451は自重によって垂れ下がり、遮光部454が発光部と受光部との間から外れ、発光部の光が受光部に受光され、用紙7の後端が所定の位置に到達することを検出する。したがって、遮光部454が発光部の光を遮っている間は、少なくとも搬送経路内に用紙7が存在することが検出される。
【0044】
===ノズルの構成について===
図8は、印刷ヘッド38の下面381におけるノズルの配列を示す説明図である。
印刷ヘッド38の下面381には、ブラックインクノズル列33(K)と、シアンインクノズル列33(C)と、マゼンタインクノズル列33(M)と、イエローインクノズル列33(Y)が形成されている。
【0045】
各ノズル列33は、各色のインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(本実施形態では10個)備えている。各ノズル列33の複数のノズルは、紙搬送方向に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、紙搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、用紙32に形成されるドットの最高解像度での間隔)であり、例えば、解像度が720dpiであれば1/720インチ(約35.3μm)である。また、kは、1以上の整数である。また、各ノズル列33のノズルは、下流側のノズルほど小さい番号が付され、それぞれ第1ノズルN1〜第10ノズルN10とする。
各ノズルには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。なお、印刷時には、用紙7が搬送ローラ37及び排紙ローラ39によって間欠的に所定の搬送量Fで搬送され、その間欠的な搬送の間に書込キャリッジ36が走査方向に移動して各ノズルからインク滴が吐出される。
【0046】
===印刷ヘッドの駆動===
次に、印刷ヘッド38の駆動について、図9を参照しつつ説明する。
図9は、ヘッドコントロールユニット68(図10)内に設けられた駆動信号発生部の構成を示すブロック図である。
図9において、駆動信号発生部は、複数のマスク回路204と、原駆動信号発生部206と、駆動信号補正部230とを備えている。マスク回路204は、印刷ヘッド38のノズルN1〜N10をそれぞれ駆動するための複数のピエゾ素子に対応して設けられている。なお、図9において、各信号名の最後に付されたかっこ内の数字は、その信号が供給されるノズルの番号を示している。
【0047】
原駆動信号発生部206は、ノズルN1〜N10に共通に用いられる原駆動信号ODRVを生成する。この原駆動信号ODRVは、一画素分の主走査期間内に、第1パルスW1と第2パルスW2の2つのパルスを含む信号である。
駆動信号補正部230は、マスク回路204が整形した駆動信号波形のタイミングを復路全体で前後にずらし、補正を行う。この駆動信号波形のタイミングの補正によって、往路と復路におけるインク滴の着弾位置のズレが補正される、すなわち、往路と復路におけるドットの形成位置のズレが補正される。
【0048】
図9に示すように、入力されたシリアル印刷信号PRT(i)は、原駆動信号発生部206から出力される原駆動信号ODRVとともにマスク回路204に入力される。このシリアル印刷信号PRT(i)は、一画素当たり2ビットのシリアル信号であり、その各ビットは、第1パルスW1と第2パルスW2とにそれぞれ対応している。そして、マスク回路204は、シリアル印刷信号PRT(i)のレベルに応じて原駆動信号ODRVをマスクするためのゲートである。すなわち、マスク回路204は、シリアル印刷信号PRT(i)が1レベルのときには原駆動信号ODRVの対応するパルスをそのまま通過させて駆動信号DRVとしてピエゾ素子に供給し、一方、シリアル印刷信号PRT(i)が0レベルのときには原駆動信号ODRVの対応するパルスを遮断する。
【0049】
===制御回路50の内部構造===
図10は、制御回路50の一例を示すブロック図である。
SPC複合装置1の制御回路50は、SPC複合装置1全体の制御を司る制御手段としてのCPU54と、スキャナ機能、プリント機能、ローカルコピー機能の各制御を司る制御ASIC51と、CPU54から直接データを読み書き可能なメモリとしてのSDRAM56と、入力操作手段としての操作パネル部70とが第1転送路としてのCPUバス501によって繋がっている。
【0050】
制御ASIC51には、スキャナユニット10と印刷ヘッド38とが繋げられ、制御ASIC51から直接データを読み書き可能なASIC用SDRAM69がローカルバス511を介して繋げられている。ASIC51とASIC用SDRAM60との間では、SDRAMインターフェイス(以下、SDRAMIFという)110を介してデータが転送される。
【0051】
制御ASIC51は、スキャナコントロールユニット58、2値化処理ユニット60、インターレース処理ユニット62、イメージバッファユニット64、CPU51と制御ASICとのインターフェイスユニットとしてのCPUインターフェイスユニット(以下、CPUIFユニットという)66、ヘッドコントロールユニット68、外部のホストコンピュータ3との入出力手段としてのUSBインターフェイス(以下、USBIFという)52、スキャナユニット10及びプリンタ部30が備える各モータやランプ等のドライバを備えている。スキャナコントロールユニット58と、2値化処理ユニット60と、インターレース処理ユニット62と、イメージバッファユニット64とは、第2転送路としてのローカルバス511により繋がっている。また、制御ASIC用SDRAM69には、ラインバッファ691、インターレースバッファ692、イメージバッファ693、694がそれぞれ割り当てられている。制御ASIC51とASIC用SDRAM69との間では、データ転送の高速化を図るためにデータの転送単位を64ビットとする所謂バースト転送がローカルバス511を介して行われる。ここで、バースト転送とは、1つのアドレスを設定すると、次に続くアドレスのデータを連続して転送する転送方法である。このとき、データの転送単位は、64ビットに限らず、32ビットや128ビットでもよい。本実施形態では、制御ASIC51とASIC用SDRAM69との間のデータ転送を、16ビットのデータを4回連続して転送し、1つのアドレス指定にて64ビットのデータを一度に転送するように設定されている。
【0052】
スキャナコントロールユニット58は、スキャナユニット10が備える露光ランプ22、CCDセンサ28、読取キャリッジ駆動モータとしてのパルスモータ183等の各制御や、CCDセンサ28を介して読み込んだデータを、ラインバッファ691を介して2値化処理ユニット60に送出する機能を有する。
2値化処理ユニット60は、送出された多階調のRGBデータをCMYKの2値データに変換し、インターレース処理ユニット62に送出する機能を有する。
【0053】
インターレース処理ユニット62は、1ラスタライン(印刷画像における主走査方向の1ライン)を複数回の書込キャリッジ36の走査にて印刷する所謂オーバーラップ印刷する際に、1ラスタラインのCMYKのデータを書込キャリッジ36の走査毎に印刷するデータに振り分けてオーバーラップ印刷対応データ(以下、OL対応データという)を生成する機能を有する。生成されたOL対応データは、ASIC用SDRAM69のインターレースバッファ692に記憶される。
【0054】
また、インターレース処理ユニット62では、インターレースバッファ692に記憶されたデータを、インターレース処理ユニット62内のSRAM621に所定のサイズ毎に読み出して、SRAM621上で、ノズル配列に対応させるべく並び替えてイメージバッファユニット64に送出する機能を有する。
【0055】
イメージバッファユニット64では、インターレース処理ユニット62から送出されたデータを、書込キャリッジ36の走査毎の各ノズルにインクを吐出させるためのヘッド駆動データを生成する機能を有する。
【0056】
CPUIFユニット66は、制御ASIC51に接続された制御ASIC用SDRAM69とCPU54との間にてデータ転送を可能とする機能を有している。本制御回路50においては、イメージバッファユニット64により生成されたヘッド駆動データに基づいてヘッドコントロールユニット68を駆動する際に用いられる。CPUIFユニット66の詳細については後述する。
ヘッドコントロールユニット68は、CPU54の制御によりヘッド駆動データに基づいて印刷ヘッド38を駆動しノズルからインクを吐出させる機能を有する。
【0057】
SDRAMIF110は、バースト転送すべき64ビットのデータをASIC用SDRAM69に対応させて転送すべく16ビット毎のデータに分割して転送するためのインターフェイスである。また、SDRAMIF110は、CPU54の制御によりASIC用SDRAM69の所定の領域を指定して、その領域のデータをクリアするNullクリア機能を有している。
【0058】
<<<各機能におけるデータの流れ>>>
・スキャナ機能時
制御ASIC51のUSBIF52に接続されたホストコンピュータ3から、スキャナユニット10による画像読み取り指令信号と、読み取り解像度、読み取り領域等の読み取り情報データとが制御回路50に送信される。制御回路50では、CPU54により画像読み取り指令信号と読み取り情報データとに基づいて、スキャナコントロールユニット58が制御され、スキャナユニット10による原稿5の読み取りが開始される。このとき、スキャナコントロールユニット58では、ランプ駆動ユニット、CCD駆動ユニット、読取キャリッジ走査駆動ユニット等が駆動され、所定の周期にてCCDセンサ28からRGBデータが読み込まれる。
【0059】
読み込まれたRGBデータは、ASIC用SDRAM69に割り振られたラインバッファ691に一旦蓄えられ、R(レッド成分)、G(グリーン成分)、B(ブルー成分)の各データのライン間補正処理が施され、USBIF52を介してホストコンピュータ3に送出される。
【0060】
ライン間補正処理とは、スキャナユニット10の構造上発生するR、G、Bの各リニアセンサ間の読み取り位置のズレを補正する処理である。詳述すると、スキャナユニット10が有するCCDセンサ28は、カラーセンサでありR、G、Bの3色に対し色毎に1ラインずつのリニアセンサを有している。これら3本のリニアセンサは、読取キャリッジ16の移動方向に間隔を隔てて平行に並べられているため、原稿5の同一ラインに照射された反射光を同時に受光することができない。すなわち、原稿5の同一ラインに照射された反射光が各リニアセンサに受光される際には、時間的なズレが生じることになる。このため、リニアセンサの配列に伴う遅延時間分だけ遅れて送られてくるデータを同期させるための処理である。
【0061】
・プリンタ機能時
プリンタ機能時には、制御ASIC51のUSBIF52に接続されたホストコンピュータ3のプリンタドライバにて、印刷すべき画像データをSPC複合装置1のプリンタ部30にて印刷することが可能なヘッド駆動データに変換されてUSBIF52から入力される。このヘッド駆動データは、例えば、インターレース方式の印刷をする場合には、印刷する画像の解像度と書込キャリッジ36のノズル列33が有するノズルの数及びピッチに対応させたラスタラインを形成するためのデータを抽出し、書込キャリッジ36の走査毎に印刷する順に並び換え、印刷ヘッド38を駆動するための信号となるデータである。
【0062】
USBIF52から入力されたヘッド駆動データは、CPU54を介してCPUIFユニット66を経由しASIC用SDRAM69に割り付けられたイメージバッファ693、694に記憶される。イメージバッファ693,694は書込キャリッジ38の1回の走査により印刷するためのヘッド駆動データを記憶することができる容量を有するメモリ領域を2つ分備えている。そして、一方のイメージバッファ693に1回の走査分のデータが書き込まれると、CPUIFユニット66を経由しCPU54を介してヘッドコントロールユニット68に転送される。このとき、一方のイメージバッファ693のヘッド駆動データがヘッドコントロールユニット68に転送されると、他方のイメージバッファ694には次の走査の際に印刷するためのヘッド駆動データが記憶される。そして他方のイメージバッファ694に1回の走査分のデータが書き込まれると、ヘッドコントロールユニット68に転送され、前記一方のイメージバッファ693にヘッド駆動データが書き込まれる。このように、2つのイメージバッファ693,694を用いて、ヘッド駆動データの書き込み、読み出しを交互に行いながらヘッドコントロールユニット68にて印刷ヘッド38が駆動されて印刷が実行される。
【0063】
・ローカルコピー機能時
次に、ローカルコピー機能時におけるデータの流れを説明する。ここではデータの流れのみを説明し、メモリ内におけるデータ配列などの詳細は後述する。
スキャナユニット10により読み込まれたデータは、スキャナコントロールユニット58を介してラインバッファ691に取り込まれる。ラインバッファ691に取り込まれたRGBデータは、前述したRGBのライン間補正処理が順次施され、同一ラインに対するRGBデータがスキャナコントロールユニット58から2値化処理ユニット60に送り込まれる。
2値化処理ユニット60に送り込まれたRGBデータは、ハーフトーン処理された後、制御ASIC用SDRAM69内に格納されているルックアップテーブル(LUT)695が参照されて、CMYKの色毎の2値データに変換され、インターレース処理ユニット62に送出される。
【0064】
インターレース処理ユニット62に送出されたCMYKの2値データは、指定されたインターレース方式に基づいて、各ラスタラインの全データから書込キャリッジ36の1回の走査毎に印刷されるデータに振り分けられる。例えば、1ラスタラインの隣接するドットを、書込キャリッジ36を2回走査して異なる操作にて形成する場合には、ラスタラインの端から奇数番目のドットを形成するデータと、偶数番目のドットを形成するデータとに振り分けられてOL対応データが生成される。このOL対応データは、ローカルバス511を介してインターレースバッファ692に64ビットずつバースト転送されて記憶される。
【0065】
また、インターレース処理ユニット62では、インターレースバッファ692に記憶されたデータを所定サイズ毎に読み出して、インターレース処理ユニット62内のSRAM621にローカルバス511を介してバースト転送する。このとき、インターレースバッファ692からは、印刷する画像解像度とノズルピッチとに基づいて印刷ヘッド38のノズル配列に対応させてOL対応データが読み出される。例えば、印刷する画像の解像度が720dpiであり、ノズルピッチが1/180inchの場合には、隣接するノズルにて印刷した2本のラスタライン間に3本のラスタラインが印刷されることになる。このため、OL対応データからは3ラスタラインずつ間隔を隔てたデータが書込キャリッジ36の走査に対応したデータとして読み出されることになる。
【0066】
転送されたデータはSRAM621上で、ノズル配列に対応させるべく並べ替えられてイメージバッファユニット64に送出される。
イメージバッファユニット64では、SRAM621の容量に対応させて細かくブロック化された画像データを、ローカルバス511を介してイメージバッファ693にバースト転送し、書込キャリッジ36の走査毎の各ノズルにインクを吐出させるためのヘッド駆動データとなるように整列させて記憶する。ここでイメージバッファ693,694は、書き込みキャリッジ36の2回の走査分のヘッド駆動データを記憶するメモリ領域が割り当てられている。ヘッド駆動データは、1回の走査分のデータが蓄積される毎に、CPU54によりヘッドコントロールユニット68に送出されると共に、残りの1回の走査分のメモリ領域に次の走査に対応したヘッド駆動データの書き込みが開始される。この処理は、プリンタ機能の説明にて前述したイメージバッファの処理と同様である。
【0067】
イメージバッファ693,694に記憶された走査毎のヘッド駆動データは、CPU54に制御されてCPUIFユニット66を介してCPU54に読み込まれ、CPU54によりヘッドコントロールユニット68に転送される。ヘッドコントロールユニット68によりヘッド駆動データに基づいて印刷ヘッド38が駆動され画像が印刷される。CPUIFユニットの構成および処理の詳細は、後述する。
【0068】
===ヘッド駆動データの生成===
コピー機能において、スキャナユニット10により読み取られた画像データから、2値化処理ユニット60、インターレース処理ユニット62およびイメージバッファユニット64を経てイメージバッファ693,694に記憶されるヘッド駆動データを生成する処理を、図11〜図14を参照して説明する。図11は、読み取られる原稿を画素のイメージにて示したイメージ図、図12は、読み込まれた画像データがRGB各色のデータとして記憶されているラインバッファのイメージを示したイメージ図、図13は、インターレースバッファからのデータの読み出す方法を説明するための図、図14は、イメージバッファに記憶されたヘッド駆動データを示すイメージ図である。
【0069】
ここでは、スキャナユニット10からは、読み取り解像度が主走査方向及び副走査方向それぞれ600dpiに対応したRGBデータが2値化処理ユニットに送出され、プリンタ部30にて出力解像度が主走査方向及び副走査方向それぞれ600dpiの画像を印刷する場合を例に説明する。このとき、プリンタ部30では、1ラスタラインを書込キャリッジ36の2回の走査にて印刷するものとする。また、印刷ヘッド38が備えるノズルのピッチは1/150inchとして、隣接するノズルにて印刷した2本のラスタライン間に3本のラスタラインを印刷するインターレース方式にて印刷するものとする。
【0070】
スキャナユニット10のCCDセンサ28の、RGB成分に対応する各リニアセンサにて読み取られたラインイメージデータが、順次ASIC用SDRAM69のラインバッファ691に記憶される。このとき、ラインバッファ691には、R、G、Bそれぞれに対応させて数ライン分の記憶領域が備えられている。ここでは、各色5ライン分の記憶領域を備えているものとする。
【0071】
例えば、スキャナユニット10の読取キャリッジ16が走査して、図11に示すような主走査方向に80個の画素データを有する画像が読み込まれると、ASIC用SDRAM69のラインバッファ691には、図12に示すように色毎に5ライン分のデータが順次記憶される。このとき、記憶された各色のデータは、前述したようにCCDセンサ28のリニアセンサの配置に起因して原稿読み取り位置に違いが生じている。すなわち、例えばR成分領域に記憶された1ライン目のデータと、G成分領域に記憶された1ライン目のデータと、B成分領域に記憶された1ライン目のデータとは、原稿の同一ラインを読み込んだデータではない。このため、各色成分領域に、原稿における同一ラインを読み込んだデータが記憶された後に、それらのラインデータがローカルバス511を介してスキャナコントロールユニット58にバースト転送されて2値化処理ユニット60に送出される。例えば、R成分領域の1ライン目に記憶されているデータと対応する原稿5のライン状の部位と同一の部位を読み取ったデータが、G成分領域の3ライン目、B成分領域の5ライン目に記憶されたとする。これら原稿5上の同一の部位に対応するデータが、64ビットずつに分割されて、ローカルバス511を介してスキャナコントロールユニット58にバースト転送され、その後2値化処理ユニット60に転送される。本実施形態では、制御ASIC51とASIC用SDRAM69との間のデータ転送を、16ビットのデータを4回連続して転送し、1つのアドレス指定にて64ビットのデータを一度に転送するように設定されている。
【0072】
2値化処理ユニット60では、転送されたR、G、Bの3ライン分のデータに基づいて、先頭の画素から、各画素に対応したC、M、Y、Kの2値データが順次生成される。例えば、先頭の画素はR成分領域の1ライン目の先頭データR1と、G成分領域の3ライン目の先頭データG161と、B成分領域の5ライン目の先頭データB321とから、この画素を印刷するためのC、M、Y、Kの2値データがそれぞれ生成される。この2値データは、例えば1画素あたり2ビットで構成されている。
生成された2値データは、ラインの先頭側の画素から2画素分(4bit)ずつCMYKの4色分のデータがインターレース処理ユニット62に送出される。
【0073】
インターレース処理ユニット62では、各色の2画素分のデータが、インターレースバッファ692に各色に対応させてそれぞれ2つずつ設けられた記憶領域に1画素ずつ振り分けられて記憶される。これは、プリンタ部30にて1ラスタラインを書込キャリッジ36の2回の走査により隣接するドットを異なる走査にて印刷するために、各走査に対応させたヘッド駆動データを生成するためである。このため、インターレースバッファ692には、例えばC、M、Y、K毎に先の走査にて印刷するための奇数番目の画素データを記憶する奇数番ドット領域と、後の走査にて印刷するための偶数番目の画素データを記憶する偶数番ドット領域とが設けられており、色毎に奇数番目の画像データ、及び偶数番目の画素データが、図13Aに示すように順次記憶されていく。このとき、各色及び各走査のデータ、すなわち4色各2画素分の16ビットのデータは、インターレース処理ユニット62内のSRAM621に一旦蓄えられ、64ビット分のデータが蓄えられるとインターレースバッファ692にバースト転送される。ここで、図13Aに一升(例えば、C1、C3などを示し、以下セルという)で示した領域には、8画素分のデータが記憶されており、5セル分の領域に40画素分のデータが記憶されている。すなわち、例えば、シアン2値データの奇数番ドット領域および偶数番領域の最下段データを交互に取り出して1列に並べると、原稿の主走査方向の1ラインにおけるシアン成分を印刷するためのデータが揃うことになる。
【0074】
また、インターレース処理ユニット62は、インターレースバッファ692に記憶されたデータの配列を変更しつつイメージバッファユニット64にCMYK各色の奇数番および偶数番ドット領域毎に送出する。この処理は、各色とも実行されるが、処理方法は各色同じなので、ここでは、シアン2値データの奇数番ドット領域を例に説明する。
【0075】
インターレース処理ユニット62は、シアン2値データの奇数番ドット領域に転送されたデータを、インターレース処理ユニット62内のSRAM621に取り込む。このとき、シアン2値データの奇数番ドット領域の最下段から左側(データの先頭側)4セル分のデータ(64ビット)と、その上に位置するデータを3段おきに4セル分ずつ4段分取りして、4セル分ずつそれぞれローカルバス511を介してバースト転送する。転送されたデータは、インターレース処理ユニット62内のSRAM621に、例えば図13Bに示すように、4セル4段のマトリックス状に16セル分のデータが、SRAM621上に配置される。ここで、3段おきにデータを転送したのは、イメージバッファ693,694に記憶するデータは、書込キャリッジ36の1回の走査において各ノズルからインクを吐出させるためのヘッド駆動データであるため、印刷ヘッド38のノズル配列に対応するデータを取り出すためである。すなわち、本印刷動作におけるインターレース方式を、隣接するノズルにて印刷した2本のラスタライン間に3本のラスタラインを印刷するため、3段おきにデータを取り出してノズルの配列に対応させるためである。
【0076】
次にSRAM621から各段の最初のデータ、すなわち縦方向に配置された4セル分のデータ(64ビット)が図3Cに示すようにインターレース処理ユニット62のレジスタに一旦取り込まれ、レジスタのデータがSRAM621の別領域に記憶される。この際、図13Dに示すようにSRAM621の元の領域から読み出された縦方向の4セル分のデータが、別領域の横方向の4セルに配置される。すなわち、SRAM621に取り込まれたデータは、縦方向と横方向とが入れ替わるようにデータの配置が変換される。
【0077】
配置が変換されたSRAM621のデータは、イメージバッファユニット64に転送される。イメージバッファユニット64では、SRAM621のデータが横方向の4セル分ずつ読み出されローカルバス511を介してイメージバッファ693,694にバースト転送される。
【0078】
図14はイメージバッファ693,694に転送されたデータを示すイメージ図である。図14の横方向には、ノズル列の有するノズル数と同数のセルが配置され、縦方向には印刷する画像の、書込キャリッジ36の走査方向における1走査分のデータが記憶される数のセルを有する領域が8つ割り付けられている。  すなわち、各々の領域は、書込キャリッジ36の1回の走査において各ノズルを駆動するためのデータが記憶されるデータ容量を有し、横方向に並べられたセルが、ノズル列の各ノズルに対応している。ここで8つの領域は、CMYKの各ノズルに対し、2つずつ領域が割り当てられ、それぞれ1回の走査にてヘッドを駆動するデータを記憶する第1領域693と、第2領域694となり、2つの領域には走査毎のデータが交互に記憶されていく。
【0079】
イメージバッファ693,694では、バースト転送された4セル分のデータが、順次横方向のセルに記憶され、4セル分のデータが記憶されると、2段目のセルに記憶される。そして、1回の走査分のデータが記憶されると、最下段の5番目から8番目のセルにデータが記憶され、4セルずつデータが書き込まれて、ノズル数分のデータにより第1領域693または第2領域694の一方に書き込みが終了すると、他方の領域に次の走査に対応するデータを記憶する。
【0080】
CMYK各色の第1または第2領域にデータが書き込まれてヘッド駆動データが生成されると、CPU54により、キャリッジモータ40、PFモータ42等が制御されて、用紙が搬送され、書込キャリッジ36が所定の位置に移動される。このとき、イメージバッファ693,694のCMYK各色に対応した第1領域693の最下段に記憶されているヘッド駆動データが、アドレスが連続する横方向に配置されたセルのデータが順次読み出される。読み出されたデータはヘッドコントロールユニット68の、各ノズルに対応させたメモリに送出され、このヘッド駆動データに基づいて、CPU54に制御されたヘッドコントロールユニット68により印刷ヘッド38が駆動される。
【0081】
本実施形態においては、オーバーラップ方式により印刷する例について説明したが、1ラスタラインを1つのドットにて印刷するインターレース方式や、印刷用紙の先端側から1ラスタライン毎に順次印刷する方式、およびノズル列の長さ分だけ間欠的に用紙を搬送しつつ印刷する所謂バンド送り方式などいずれの方式の印刷方法であっても構わず、横方向に連続したデータを、縦方向に読み出すべくデータを効率よく並べ換えることが可能となる。
【0082】
====CPUIFユニットの構成===
図15は、CPUIFユニットの構成を示すブロック図である。
CPUIFユニット66は、バースト転送する際の設定データ、例えばCPU54によりスタートアドレス、転送バイト数などが書き込まれるレジスタブロック109と、ASIC用SDRAM69へのデータ転送、すなわち書き込みを実行する書込手段としての書込ブロック100と、ASIC用SDRAM69からのデータ転送、すなわち読み出しを実行する読出手段としての読出ブロック103と、書込ブロック100及び読出ブロック103を制御する制御部107と、CPU54とASIC用SDRAM69との間の転送時にアドレスを管理するアドレス管理部108とを有している。
【0083】
書込ブロック100は、CPU54から転送された16ビットのデータを記憶するレジスタ101と、このレジスタ101に記憶されたデータを4つ分、すなわち64ビットのデータを記憶可能な第2記憶部としてのSRAM102とを備えている。SRAM102には、16ビットのデータを記憶する領域毎にアドレスが設定されている。ここで、CPU54が1度に扱うデータ単位は8ビットであり、制御ASIC51が1度に扱うデータ単位は16ビットであるため、レジスタ101は16ビット分の記憶領域を有し、CPU54からはレジスタ101に対し8ビットのデータが2回転送される。このレジスタ101の16ビットのデータが、順次4回SRAM102に転送されることにより、ローカルバス511にてバースト転送するための64ビットのデータが生成される。このとき、レジスタ101ではデータが、上位8ビットと下位8ビットとで個々に管理される。このため、制御部107には、前記書込要求指令信号とともに、上位8ビット、下位8ビットの記憶を許容するか否かを示す信号hwr,lwrが送出され、この信号hwr,lwrに従ってレジスタ101に記憶された後、順次SRAM102に送られることになる。すなわち、上位8ビット及び下位8ビットのいずれの記憶も許容する信号である場合には、16ビットのデータがSRAM102に転送され、いずかの記憶を許容する信号の場合には、許容されたいずれかの8ビットのデータがSRAM102に転送されることになる。
【0084】
読出ブロック103は、ASIC用SDRAM69から転送された64ビットのデータを記憶し第1記憶部としての2つのSRAM104,105と、16ビットのデータを記憶可能なレジスタ106とを備えている。このSRAM104,105とレジスタ106とにより、ASIC用SDRAM69からローカルバス511にてバースト転送された64ビットのデータを、4回に分けてレジスタ106に転送し16ビットのデータに変換している。SRAM104,105も書込ブロック100のSRAM102と同様に16ビット毎にアドレスが設定されている。ここで、2つのSRAM104,105は、互いに並列に設けられており、ASIC用SDRAM69からローカルバス511にてバースト転送された64ビットのデータがいずれかのSRAM104,105に蓄えられる構成とし、データ転送の効率化を図っている。
【0085】
制御部107は、CPU54から送出された指令信号に基づいて、ASIC用SDRAM69への指令信号及びASIC用SDRAM69への書き込みを抑止するための書込抑止信号を送出するとともに書込ブロック100及び読出ブロック103を制御する。
【0086】
アドレス管理部108は、CPU54からデータ及び指令信号とともに送出されたアドレス指定信号により指定されるアドレスを、制御ASIC51に対応するアドレスに変換する。すなわち、CPU54からはASIC用SDRAM69の記憶領域が8ビット毎に指定され、制御ASIC51からは16ビット毎に指定されるため、CPU54から指定されたアドレスを制御ASIC51に対応すべく変換する機能を有する。
【0087】
また、アドレス管理部108は、ASIC用SDRAM69の記憶領域を、バースト転送するデータ単位(ここでは64ビット)毎に管理している。このためASIC用SDRAM69に対するアドレスは、64ビット毎に割り振られた領域の先頭アドレスにて指定される。ここで、CPU54から受信するアドレス指定信号は、上位ビットがASIC用SDRAM69の記憶領域を指定し、64ビット毎に指定するための第1アドレスとしてのバースト用アドレスであり、下位3ビットが、バースト転送する各64ビットのデータを4つのデータ(ここでは16ビット)として扱う際に、各データが64ビットのどの領域に記憶されるデータかを示す第2アドレスとしてのデータアドレスとなる。すなわち、ASIC用SDRAM69に対するアドレス指定はバースト用アドレスにて行われ、バースト転送される64ビットデータ内の各データのアドレス指定はデータアドレスにて行われる。このため、バースト転送する際には、バースト用アドレスが用いられ、個々のデータを扱う場合には、バースト用アドレスとデータアドレスとが用いられる。
【0088】
====CPUIFユニットの処理====
CPUIFユニット66によるデータ転送は、プリンタ機能時、ローカルコピー機能時、及び、SPC複合装置1の起動時におけるASIC用SDRAM69のメモリチェック時に行われる。
【0089】
・プリンタ機能時
プリンタ機能時では、制御ASIC51のUSBIF52に接続されたホストコンピュータ3から入力されるヘッド駆動データを、CPU54を介してASIC用SDRAM69のイメージバッファ693,694にバースト転送する際、および、イメージバッファ693,694のヘッド駆動データを、CPU54を介してヘッドコントロールユニット68に転送する際にCPUIFを経由する。
【0090】
<<<書込処理>>>
図16はプリンタ機能時おけるCPUIFの書込処理を説明するための図である。
CPU54のメモリ空間の所定の領域(ここではCS2とする)にアクセスすると、ASIC用SDRAM69のイメージバッファ693,694にアクセスするように設定されている。
【0091】
ホストコンピュータ3からヘッド駆動データが入力され、CPU54がCPUのメモリ空間に割り当てられた領域CS2の書込用レジスタにアクセスするとレジスタブロック109に、バースト転送するための設定データが書き込まれ(PW1)、制御部107にCPU54から書込要求指令信号が送出される(PW2)。ここで、バースト転送するための設定データとは、例えば、書き込みを開始するイメージバッファ693の領域を示すアドレスとしてのスタートアドレス、および転送データ量などである。
【0092】
制御部107が書込要求指令信号を受信すると(PW3)、レジスタブロック109からは、スタートアドレスがアドレス管理部108に、転送データ量が制御部107にそれぞれ送出され(PW4)、CPU54から8ビットのデータが2回続けて送出されレジスタ101に16ビットのデータが記憶される(PW5)。アドレス管理部108では、送出されたアドレスを、制御ASIC51に対応すべくバースト用アドレスに変換する。
【0093】
レジスタ101に16ビットのデータが蓄えられると、SRAM102に順次転送され(PW6)、4回転送されてSRAM102に64ビットのデータが蓄えられるとSDRAMIF110にバースト転送される(PW7)。このとき、アドレス管理部108からはバースト用アドレスがSDRAMIF110に送られる(PW8)。SDRAMIF110では制御部107からの書込要求指令信号(PW9)に基づいて64ビットのデータが、転送可能な16ビットのデータに分割され、バースト用アドレスに基づいて、ASIC用SDRAM69のイメージバッファ693に順次転送される(PW10)。
【0094】
書込ブロック100では、レジスタ101のデータがSRAM102に転送される毎にCPU54から次のデータが転送され、SRAM102に64ビットのデータが蓄えられる毎にSDRAMIF110に転送される。このとき、アドレス管理部108では、バースト用アドレスを64ビットずつ繰り上げて、次のデータを記憶すべきアドレスを生成し、対応する64ビットのデータとともに、SDRAMIF110に送られる。
【0095】
制御ブロック107は、レジスタ101へ転送したデータ量が、レジスタブロック109から送出された転送データ量に達すると、データ転送を終了する。このとき、転送すべき最後のデータがSRAM102上にて64ビットに満たない場合には、SRAM102の記憶すべきデータのない領域に対し、CPU54から当該領域に記憶を許容しない信号が制御部107に送出される。
【0096】
<<<読出処理>>>
図17はプリンタ機能時におけるCPUIFの読出処理を説明するための図である。
【0097】
ホストコンピュータ3から入力されたヘッド駆動データが、イメージバッファ693に記憶された後、CPU54がCPUのメモリ空間に割り当てられた領域CS2の読出用レジスタにアクセスするとレジスタブロック109に、バースト転送するための設定データが書き込まれ(PR1)、制御部107にCPU54から読出要求指令信号が送出される(PR2)。このとき、レジスタブロック109にはスタートアドレスとして、イメージバッファ693の先頭アドレスが、転送データ量としてイメージバッファ693の総データ量が書き込まれる。
【0098】
制御部107が読出要求指令信号を受信すると、レジスタブロック109からスタートアドレスがアドレス管理部108に送出され(PR3)、制御部107に総データ量が送出される(PR4)。アドレス管理部108では、送出されたアドレスを、制御ASIC51に対応すべくバースト用アドレスに変換する。
【0099】
読出要求指令信号を受信した制御部107は、SDRAMIF110に対し読み出しを開始する信号を送出する(PR5)。このとき、アドレス管理部108からはSDRAMIF110に対しバースト用アドレスが送出される(PR6)。
【0100】
SDRAMIF110は、バースト用アドレスに基づいて、64ビットのデータを、16ビットずつ4回続けて読み出して(PR7)、読出ブロック103の2つのSRAM104,105のいずれかにバースト転送する(PR8)。そして、例えば一方のSRAM104に64ビットのデータが記憶されると、SDRAMIF110は他方のSRAM105にデータをバースト転送する。このとき、SRAM104のデータは制御部107により、16ビットずつに分割されてレジスタ106に転送される(PR9)。レジスタ106に転送されたデータはCPU54を経由してヘッドコントロールユニット68に送出される(PR10)。そして、SRAM104のデータが、全てレジスタ106に転送されると、SDRAMIF110は、SRAM104に再びデータをバースト転送し、制御部107はSRAM105のデータを16ビットずつに分割してレジスタ106に転送する。このように、SDRAMIF110は2つのSRAM104,105に交互にデータをバースト転送し、効率よくデータを転送する。
【0101】
制御ブロック107は、レジスタ101へ転送したデータ量が、レジスタブロック109から送出された転送データ量に達すると、イメージバッファ693のデータ転送を終了し、イメージバッファ694のデータの転送を開始する。このとき、イメージバッファ693のデータ転送が終了したことをCPU54が認識すると、制御部107の制御によりSDRAMIF110のNullクリア機能にてイメージバッファ693のデータがクリアされる。データがクリアされたイメージバッファ693には、イメージバッファ694のデータに続くデータが上記の書込処理にて書き込まれる。このように、2つのイメージバッファ693,694に交互にヘッド駆動データの書き込み、読み出しが繰り返され、ヘッドコントロールユニット68にPCから入力されたデータが全て転送される。
【0102】
・ローカルコピー機能時
ローカルコピー機能時には、前述したようにスキャナユニット10から入力されたデータに基づいて、制御ASIC51によりヘッド駆動データが生成され、制御ASIC51からASIC用SDRAM69のイメージバッファ693,694に記憶される。このため、ローカルコピー機能時には、スキャナユニット10から入力されたデータはCPUIFユニット66の書込ブロック100をデータは経由しない。
【0103】
<<<読出処理>>>
図18はローカルコピー機能時おけるCPUIFの書込処理を説明するための図である。
ローカルコピー機能時においてイメージバッファ693,694からヘッド駆動データを読み出す際は、プリンタ機能時の読出処理とほぼ同様であるが、イメージバッファ693,694に対するデータのクリア処理方法と、そのタイミングが相違する。
【0104】
イメージバッファ693に記憶されたヘッド駆動データは、CPU54がCPUのメモリ領域CS2の読出用レジスタにアクセスし、レジスタブロック109に、バースト転送するための設定データが書き込まれ(CP1)、制御部107にCPU54から読出要求指令信号が送出される(CR2)。このとき、レジスタブロック109にはイメージバッファ693の先頭アドレスが、転送データ量としてイメージバッファ693の総データ量が書き込まれる。
【0105】
制御部107が読出要求指令信号を受信すると(CR3)、レジスタブロック109からスタートアドレスがアドレス管理部108に送出され、アドレス管理部108にてバースト用アドレスに変換される(CR4)。
【0106】
読出要求指令信号を受信した制御部107は、SDRAMIF110に対し読み出しを開始する信号を送出し(CR5)、アドレス管理部108からはSDRAMIF110に対しバースト用アドレスが送出される(CR6)。
【0107】
SDRAMIF110は、バースト用アドレスに基づいて、64ビットのデータを16ビットずつ4回続けて読み出して(CR7)、読出ブロック103のSRAM104にバースト転送する(CR8)。このとき、SRAM104のデータは制御部107により、16ビットずつに分割されてレジスタ106に転送される(CR9)。レジスタ106に転送されたデータはCPU54を経由してヘッドコントロールユニット68に送出される(CR10)。ここまでの読出処理は、プリンタ機能時と同様である。
【0108】
SRAM104のデータが、全てレジスタ106に転送されると(CR9)、SRAM104から書込ブロック100のSRAM102のデータをイメージバッファ693に書き込むための指令信号が送出される(CR11)。このとき、SRAM102には、Nullデータ、すなわち全てのビットを「0」としたデータが記憶されており、書込ブロック100は前記指令信号を受信して、イメージバッファ693の転送が終了した領域に、Nullデータを書き込む(CR12)。すなわち、SRAM104のデータがレジスタ106に転送された直後に、このデータが記憶されていたイメージバッファ693の領域にNullデータが書き込まれることになる。このため、イメージバッファ693の最後のデータがレジスタ106に転送された直後にイメージバッファ693の全ての領域がクリアされることになる。よって、イメージバッファ693の全てデータが転送されるとほぼ同時に新たなヘッド駆動データをイメージバッファに693に転送することが可能となりデータ転送時間を短縮することが可能となる。特に、イメージバッファ693のデータはヘッド駆動データなので、印刷ヘッド38の動作に応じて、データが転送されることになる。このため、印刷ヘッド38の動作時間がデータ転送時間より長い場合には、データを転送できず、データ転送を停止する時間が発生する。すなわち、Nullデータを書き込むことにより、データ転送を停止している時間にイメージバッファ693のデータをクリアすることができるため、プリンタ機能時のようにイメージバッファのデータを全て転送した後にSDRAMIF110のNullクリア機能にてデータをクリアする場合よりデータ転送時間を短縮することが可能となる。
【0109】
一方、SDRAMIF110は、データ転送を終了したSRAM104に対し再びデータのバースト転送を開始し、制御部107はSRAM105のデータをレジスタ106に転送する。このように、SDRAMIF110は2つのSRAM104,105に交互にデータをバースト転送する。
【0110】
制御ブロック107は、レジスタ101へ転送したデータ量が、レジスタブロック109から送出された転送データ量に達すると、イメージバッファ693のデータ転送を終了し、イメージバッファ694のデータの転送を開始する。このとき、イメージバッファ693のデータ転送が終了すると、最後に転送したデータが記憶されていた領域に、書込ブロック100のSRAM102のNullデータを書き込むことによりデータをクリアした後に、イメージバッファ693に新たなヘッド駆動データを転送する。
【0111】
・SPC複合装置の起動時(SDRAMのメモリチェック時)
SPC複合装置の起動には、CPU54からASIC用SDRAM69の所定の領域(16ビット分)に、書込ブロック100にて16ビットのデータを書き込み、同データを読出ブロック103にて読み出し、書き込んだデータと、読み出されたデータとを比較してASIC用SDRAM69のメモリチェックを実行する。このとき、複数のデータ領域に対してメモリチェックを実行するように設定されているが、ここでは一つの領域について実行する例にて説明する。
【0112】
<<<書込処理>>>
図19はSPC複合装置の起動時おけるCPUIFの書込処理を説明するための図である。
CPU54のメモリ空間の所定の領域(ここではCS4とする)にアクセスすると、ASIC用SDRAM69にアクセスするように設定されている。
【0113】
SPC複合装置1の電源が投入されると、CPU54がCPUのメモリ空間に割り当てられた領域CS4のレジスタにアクセスし、レジスタブロック109に、バースト転送するための設定データが書き込まれ(SW1)、制御部107にCPU54から書込要求指令信号が送出される(SW2)。このとき、バースト転送するためのスタートアドレスとして、ASIC用SDRAM69の設定された動作確認すべき領域を示すアドレスと、転送データ量として64ビットが書き込まれる。ここで、動作確認すべき領域のアドレスは、上位ビットがASIC用SDRAM69に64ビット毎に割り付けられた領域の先頭アドレスを示し、下位3ビットは64ビットの領域中を4分割した各領域のいずれかを示すデータアドレスを示している。例えば、64ビット毎に割り付けられたASIC用SDRAM69の各領域は、4つの16ビット毎の領域に分割されて、それぞれ3ビットで示されるデータアドレス(例えば、領域の先頭側から「000」「010」「100」「101」)を有している。このデータアドレスは、SRAM102、およびSRAM104と対応付けられている。
【0114】
制御部107が書込要求指令信号を受信すると、レジスタブロック109からは、スタートアドレスがアドレス管理部108に(SW3)、転送データ量が制御部107にそれぞれ送出され(SW4)、CPU54から8ビットのデータが2回続けて送出されレジスタ101に16ビットのデータ、例えば「FFFF」が書き込まれる(SW5)。アドレス管理部108では、送出されたアドレスを、制御ASIC51に対応すべくバースト用アドレスに変換するとともに、下位3ビットを制御部107に送出する(SW6)。
【0115】
レジスタ101に記憶された16ビットのデータは、制御部107により前記下位3ビットのデータアドレスに示された領域に対応付けられたSRAM102の領域に転送される。例えば、データアドレスが「100」であった場合には、SRAM102の先頭側から3番目の16ビットの領域に「FFFF」が書き込まれる(SW7)。このとき、「000」「010」「101」の3つの領域には、CPU54からの信号により制御部107から、上位8ビット及び下位8ビットのいずれにもデータの記憶を許容しない信号が送出され(SW8)、いずれの領域にもデータは記憶されない。すなわち、SRAM102には、先頭側から3番目の領域にのみ「FFFF」のデータが記憶される。SRAM102のデータはSDRAMIF110にバースト転送される(SW9)。このとき、アドレス管理部108からはバースト用アドレスがSDRAMIF110に送られる(SW10)。SDRAMIF110では64ビットのデータが、転送可能な16ビットのデータに分割され、バースト用アドレスに基づいて、ASIC用SDRAM69に順次転送される(SW12)。このときも、制御部107から書込抑止信号がSDRAMIF110に送出され(SW11)、この書込抑止信号に基づいて所定の領域は書き込みが抑止され、バースト用アドレスにより指定された領域内の先頭側から3番目の領域にデータとして「FFFF」が書き込まれる。
【0116】
<<<読出処理>>>
図20はSPC複合装置の起動時おけるCPUIFの読出処理を説明するための図である。
上記書込処理により、指定された領域に「FFFF」が書き込まれると、CPU54から制御部107に読出要求指令信号が送出され(SR1)、ASIC用SDRAM69の読み出す領域を示すアドレスがアドレス管理部108に送出される(SR2)。ここでASIC用SDRAM69の読み出す領域を示すアドレスとは、前記書込処理により書き込んだASIC用SDRAM69のアドレスである。
【0117】
アドレス管理部108は、受信したアドレスのバースト用アドレスを、SDRAMIF110に送出すると共に(SR3)、データアドレスを制御部107に送出する(SR4)。SDRAMIF110は、バースト用アドレスに基づいて、64ビットのデータを、16ビットずつ4回に分けてSDRAMIF110にバースト転送し(SR5)、64ビットのデータをSRAM104にバースト転送する(SR6)。このとき、ASIC用SDRAM69が正常に動作していれば、SRAM104には先頭側から3番目の領域に「FFFF」が記憶される。
64ビットのデータがSRAM104に記憶されると、制御部107により、データアドレスに基づいて、SRAM104の先頭側から3番目の領域のデータがレジスタ106に転送され(SR7)、レジスタ106のデータ、すなわち「FFFF」が、CPU54により指定されたメモリに記憶される(SR8)。
そして、書込処理により、書き込んだデータ「FFFF」と、読出処理によりCPU54により指定されたメモリに記憶されたデータ「FFFF」とが比較され、一致するためASIC用SDRAM69が正常の機能していることが確認される。
【0118】
したがって、大量のデータを高速にて転送すべくバースト転送する構成としつつも、データをASIC用SDRAM69の所定の一領域に対し、書き込み及び読み出しが可能である。すなわち、1つのアドレス設定にて複数の連続する領域から複数のデータを転送する所謂バースト転送するためのデータ転送手段と、データを所定の一領域に対して転送するデータ転送手段とを、それぞれ備えることなく、バースト転送するためのデータ転送手段のみにてデータをCPU54とASIC用SDRAM69の所定の領域との間にて転送することが可能である。
【0119】
===その他の実施の形態===
以上、一実施の形態に基づき本発明に係る記憶装置等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
【0120】
また、媒体として印刷用紙を例にとって説明したが、媒体として、フィルム、布、金属薄板等を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、記憶装置の一例として印刷装置について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などに、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。このような分野に本技術を適用しても、液体を媒体に向かって吐出することができるという特徴があるので、前述した効果を維持することができる。
また、上記実施形態においては、印刷装置の一例としてカラーインクジェットプリンタについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、モノクロインクジェットプリンタについても適用可能である。
また、上記実施の形態においては、液体の一例としてインクについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出してもよい。
【0121】
<<<コンピュータシステム等の構成>>>
次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータシステムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0122】
図15は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、SPC複合装置1106と、入力操作手段1108と、データ読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。SPC複合装置1106は、上記に説明されたSPC複合装置が用いられている。入力操作手段1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。データ読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図16は、図15に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
【0123】
なお、以上の説明においては、SPC複合装置1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力操作手段1108、及び、データ読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とSPC複合装置1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力操作手段1108及びデータ読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。
【0124】
また、例えば、SPC複合装置1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力操作手段1108、及び、データ読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、SPC複合装置1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
【0125】
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0126】
【発明の効果】
本発明によれば、より高い出力速度にて出力可能な記録装置、この記録装置を有するコンピュータシステム、及び、この記録装置を用いて記録する記録方法を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るSPC複合装置の外観斜視図である。
【図2】本実施形態に係るSPC複合装置の原稿台カバーを開いた状態を示す
斜視図である。
【図3】本実施形態に係るSPC複合装置の内部構成を示す斜視図である。
【図4】本実施形態に係るSPC複合装置のスキャナユニットを持ち上げた状態を示す斜視図である。
【図5】本実施形態に係るSPC複合装置の操作パネル部の一例を示す図である。
【図6】印刷ヘッド周辺の配置を示した説明図である。
【図7】印刷用紙搬送機構の駆動部を説明するための説明図である。
【図8】印刷ヘッドの下面におけるノズルの配列を示す説明図である。
【図9】ヘッドコントロールユニットに設けられた駆動信号発生部の構成を示す説明図である。
【図10】SPC複合装置の電気構成の一例を示すブロック図である。
【図11】原稿を読み取り単位の画素イメージで示した図である。
【図12】ラインバッファ内のデータのイメージを示した図である。
【図13】図13Aはインターレースバッファ内のデータイメージを示す図、図13Bはインターレース処理ユニットのSRMにマッピングしたデータのイメージを示す図、図13Cはレジスタのデータのイメージを示す図、図13DはSRAMに並び替えたデータのイメージを示す図である。
【図14】イメージバッファ内のデータのイメージを示した図である。
【図15】CPUIFの内部構成を示すブロック図である。
【図16】プリンタ機能時におけるCPUIFの書込処理を説明するための図である。
【図17】プリンタ機能時におけるCPUIFの読出処理を説明するための図である。
【図18】ローカルコピー機能時におけるCPUIFの書込処理を説明するための図である。
【図19】SPC複合装置の起動時におけるCPUIFの書込処理を説明するための図である。
【図20】SPC複合装置の起動時におけるCPUIFの読出処理を説明するための図である。
【図21】コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。
【図22】図21に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 SPC複合装置(記録装置)、3 ホストコンピュータ、5 原稿、
7 用紙、10 スキャナユニット、12 原稿台ガラス、
14 原稿台カバー、16 読取キャリッジ、18 駆動手段、
181 タイミングベルト、182 プーリ、183 パルスモータ、
184 アイドラプーリ、20 規制ガイド、22 露光ランプ、
24 レンズ、26 ミラー、28 CCDセンサ、29 ガイド受け部、
30 プリンタ部、301 開口、31 タイミングベルト、
32 用紙供給部、321 給紙トレー、33 ノズル列、34 排紙部、
341 排紙トレー、35 プラテン、351 案内面、
36 書込キャリッジ、37 搬送ローラ、371 従動ローラ、
38 印刷ヘッド、381 印刷ヘッドの下面、39 排紙ローラ、
391 従動ローラ、40 キャリッジモータ、41 ヒンジ機構、
42 紙送りモータ、43 給電ケーブル、44 摺動軸、
45 用紙検出センサ、451 レバー、452 透過型光センサ、
453 作用部、454 遮光部、46 リニア式エンコーダ、
461 リニア式エンコーダ用符号板、 47 ロータリ式エンコーダ、
48 プーリ、49 タイミングベルト、50 制御回路、
501 CPUバス、51 制御ASIC、511 ローカルバス、
52 USBインターフェイス、54 CPU、56 SDRAM、
57,571,572 イメージバッファ、
58 スキャナコントロールユニット、60 二値化処理ユニット、
62 インターレース処理ユニット、 64 イメージバッファユニット、
66 CPUインターフェイスユニット、68 ヘッドコントロールユニット、69 ASIC用SDRAM、 691 ラインバッファ、
692 インターレースバッファ、693,694 イメージバッファ、
695 LUT、 70 操作パネル、72 液晶ディスプレイ、
74 報知ランプ、76 電源ボタン、78 スキャンスタートボタン、
80 設定表示ボタン、82 クリアボタン、84 カラーコピーボタン、
86 モノクロコピーボタン、88 ストップボタン、
90 コピー枚数設定ボタン、901 「+」ボタン、
902 「−」ボタン、100 書込ブロック、101 レジスタ、
102 SRAM(第2記憶部)、103 読出ブロック、
104,105 SRAM(第1記憶部)、106 レジスタ、
107 制御部、108 アドレス管理部、109 レジスタブロック、
110 SDRAMIF、204 マスク回路、206 原信号発生部、
230 駆動信号補正部、1000 コンピュータシステム、
1002 コンピュータ本体、1104 表示装置、
1106 SPC複合装置、 1108 入力装置、
1108A キーボード、  1108B マウス、
1110  読取装置、
1110A フレキシブルディスクドライブ装置、
1110B CD−ROMドライブ装置、
1202 内部メモリ、1204 ハードディスクドライブユニット

Claims (9)

  1. メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置において、
    装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にてデータを転送する第2転送路とを有し、
    前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、
    前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、
    前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送され、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記第2転送路を経由して前記メモリの前記所定の領域に転送されることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記第2転送路における転送は、1回のアドレス指定により連続する複数のデータが転送されるバースト転送であることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、
    前記読出手段から送出される信号は、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に記憶されたデータが、前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送される毎に送出されることを特徴する記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記制御手段に制御されて記録媒体に記録する記録手段を有し、
    前記制御手段は、前記第1転送路を経由して転送されたデータに基づいて前記記録手段を制御することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、
    前記記録手段は、所定の方向に複数回走査して前記記録媒体に記録し、
    前記メモリに記憶された記録用データは、前記記録手段の1回の走査により記録するためのデータであることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の記録装置において、
    被印刷媒体に前記記録手段からインクを吐出して印刷することにより記録することを特徴とする記録装置。
  7. メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置において、
    装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にて、1回のアドレス指定により連続する複数のデータを転送するバースト転送にてデータを転送する第2転送路とを有し、
    前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、
    前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、
    前記制御手段に制御されて記録媒体に記録する記録手段を有し、
    前記記録手段は、前記第1転送路を経由して転送されたデータに基づいて前記制御手段に制御されて所定の方向に複数回走査し、被印刷媒体にインクを吐出して印刷することにより記録し、
    前記メモリに記憶された記録用データは、前記記録手段の1回の走査により記録するためのデータであり、
    前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送され、
    前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に記憶されたデータが、前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送される毎に、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記第2転送路を経由して前記メモリの前記所定の領域に転送されることを特徴とする記録装置。
  8. コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続され、メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置とを備えたコンピュータシステムにおいて、
    装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にてデータを転送する第2転送路とを有し、
    前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、
    前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、
    前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送され、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記メモリの前記所定の領域に前記第2転送路を経由して転送されることを特徴とするコンピュータシステム。
  9. 装置の制御を司る制御手段と、該制御手段と前記メモリとの間にてデータ転送を可能とするインターフェイスユニットと、前記制御手段と前記インターフェイスユニットとの間にてデータを転送する第1転送路と、前記インターフェイスユニットと前記メモリとの間にてデータを転送する第2転送路とを有し、前記インターフェイスユニットは、前記メモリにデータを書き込むための書込手段と、前記メモリからデータを読み出すための読出手段とを備え、前記読出手段はデータを記憶するための第1記憶部を有し、前記書込手段はデータが無いことを示すNullデータを記憶する第2記憶部を有し、メモリに記憶された記録用データに基づいて記録する記録装置による記録方法において、
    前記メモリの所定の領域に記憶され前記第1転送路を経由して前記制御手段に転送されるべき前記記録用データが、前記第2転送路を経由して前記第1記憶部に転送されるステップと、前記読出手段から前記書込手段に送出される信号に基づいて、前記書込手段により前記第2記憶部のNullデータが、前記メモリの前記所定の領域に前記第2転送路を経由して転送されるステップとを有することを特徴とする記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009094604A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Seiko Epson Corp ライン間補正用集積回路,カラーコピー機及びカラースキャナ
US7933034B2 (en) 2006-04-06 2011-04-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Image data processing circuit and image forming apparatus having the same
CN110968122A (zh) * 2019-11-28 2020-04-07 歌尔股份有限公司 一种线性传送系统的位置获取方法及线性传送系统

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