JP4533395B2 - ディジタル放送受信装置及びその制御方法 - Google Patents

ディジタル放送受信装置及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ディジタル放送受信装置及びその制御方法に関する。
近年、HDDレコーダとディジタルテレビをHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルを使用して接続し、HDDレコーダで番組録画を行い、録画した番組をHDMIケーブル経由でディジタルテレビに伝送する技術が定着している。
ディジタルテレビとHDDレコーダをケーブル接続し、HDDレコーダで録画を行う場合、HDDレコーダの電源がオフの状態(いわゆる待機状態)からHDDレコーダの電源を入れて録画を開始する場合、以下の問題があった。
即ち、HDDレコーダの録画準備が完了するまで通常20秒から60秒程度の時間がかかってしまい、ユーザが録画を所望してもその場面からの録画ができないという問題があった。
その解決技術として、待機時にすべての機能の電源をオフせず、一部の電源オフに留め、常に録画ができる状態にしておくレコーダが商品化されている。
一方、従来技術として、主記憶装置への録画が可能になるまでの間、一時記憶媒体へ一時的に番組を録画し、主記憶装置の録画準備完了後に、主記憶装置への録画を開始する技術がある。この技術を用いることにより、主記憶装置による録画が可能となるまでの映像データを一時記憶媒体に録画することで、ユーザが録画を所望した時点の映像データから録画することができる。
例えば、従来技術として、一時記憶用メモリを用いてテープレコーダの回転ヘッドにテープが接触して録画待機状態になるまで、入力映像信号を一時記憶用メモリに録画するよう制御するものがある(特許文献1参照)。
また、別の従来技術として、2つの記録再生装置に記録媒体とバッファメモリをそれぞれ設け、記録媒体とバッファメモリを利用してデータを保持し、かつ再生時にはシームレスな再生を実現するものがある(特許文献2参照)。
特許文献2に記載の技術では、2つの記録機器A、BをIEEE1394などのケーブルで接続し、記録機器Aが録画を開始する。記録機器Aに内蔵されたHDDなどの記録媒体へ録画中に記録可能容量が所定値に達した場合、並行して記録機器Bのバッファメモリにも録画を開始する。記録機器Aの記録媒体への記録が終了した後、Bのバッファメモリに蓄積されている録画データを記録機器Bのバッファメモリとは別の記録媒体に転送する。
特開平06−105281号公報 特開2002−298501号公報
ここで、主記憶装置への録画が可能になるまでの間、一時記憶媒体へ一時的に記憶し、主記憶装置での録画が可能になった後に、主記憶装置への録画を開始する技術を考える。つまり、特許文献1における一時記憶媒体をテレビに実装し、外部記憶装置での録画が可能になるまで、一時記憶媒体にて録画を行う技術を考える。
特許文献1に代表される従来技術では、外部記憶装置が待機中の場合、テレビを見ていたユーザが、すぐに録画したいシーンがあったとしても、外部記憶装置の電源を入れ、録画したい番組のチャンネルを設定し、録画を開始するという一連の動作が必要となる。そのため、ユーザは一時記憶媒体への録画指示とともに外部記憶装置に対する録画操作も必要となり、操作性はよくない。
さらに、録画される映像はディジタルテレビの一時記憶媒体と、外部記憶装置としてのHDDレコーダにそれぞれ存在することになる。従って、この映像を再生する時には2つに分割録画された映像に対して同期を取る必要がある。
特許文献2では、この同期を取るために機器双方に、ある程度のサイズの内蔵バッファを用意し、その内蔵バッファを利用して、2つの録画機器間での録画データの同期とスムーズな再生を実現している。
しかし、この技術を適用すると、映像データを蓄積できる十分な大きさの内蔵バッファをディジタルテレビ、HDDレコーダ双方に用意する必要があり、ハードウェアの複雑化やコストアップを招いていた。
また、特許文献2に記載の技術では、各機器間でコマンド送受信に遅延がある場合や、機器内部において録画コマンドを受けてから実際にHDDに録画が開始されるまでの時間である録画開始における遅延時間については考慮されていない。同様に、機器内部において再生コマンドを受けてから実際に機器からデータを出力するまでの時間である再生開始における遅延時間についても考慮されていない。
また、上記特許文献2に記載の技術を実現するためには、ディジタルテレビに内蔵されたバッファに録画するのか、HDDに録画するのかを指定するコマンドや、予め互いのバッファサイズを知らせるコマンドなどの専用コマンドを予め策定しなければならない。
しかし、そのような専用コマンドに対応していない汎用的なHDDレコーダを利用するユーザは、たとえ所有するディジタルテレビが専用コマンドに対応していても、所望の制御を実行することができない。
尚、当然のことであるが、常に録画可能な状態で待機するようにHDDレコーダを起動しておくと、その間、待機状態に比べて電力消費が増加してしまうという課題も存在している。
本発明の目的は、簡易な構成でありながら、ユーザが所望するタイミングから映像の録画を可能とし、さらに録画された映像のスムーズな再生も可能とするディジタル放送受信装置及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のディジタル放送受信装置は、ディジタル放送波から映像データを受信し、受信した前記映像データを蓄積可能な外部記憶装置と接続され、当該外部記憶装置に対して蓄積動作を指示することが可能なディジタル放送受信装置であって、ディジタル放送波から映像データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した映像データを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に対して、前記受信手段が受信した映像データの蓄積動作の指示を行う制御と、前記外部記憶装置に対して、前記外部記憶装置が受信した映像データの蓄積動作の指示を行う制御とを実行する制御手段と、前記制御手段が前記外部記憶装置に対して映像データの蓄積開始を指示してから、前記外部記憶装置が蓄積を開始するまでの遅延時間を予め計測する計測手段と、を有し、前記制御手段は、ユーザから映像データの蓄積指示が入力されたことに応じて、前記蓄積手段に対して、ユーザに蓄積指示された番組の映像データの蓄積開始を指示するとともに、前記外部記憶装置に対して、前記蓄積指示された番組と同一番組の映像データの蓄積開始を指示し、前記外部記憶装置に対して映像データの蓄積動作の開始を指示してから、前記計測手段で予め計測した前記遅延時間が経過したと判断すると、前記蓄積手段に対して蓄積中の映像データの蓄積停止を指示することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のディジタル放送受信装置の制御方法は、ディジタル放送波から映像データを受信し、受信した前記映像データを蓄積可能な外部記憶装置と接続され、当該外部記憶装置に対して蓄積動作を指示することが可能なディジタル放送受信装置の制御方法であって、ディジタル放送波から映像データを受信する受信ステップと、前記受信ステップが受信した映像データを蓄積する蓄積ステップと、前記蓄積ステップに対して、前記受信ステップが受信した映像データの蓄積動作の指示を行う制御と、前記外部記憶装置に対して、前記外部記憶装置が受信した映像データの蓄積動作の指示を行う制御とを実行する制御ステップと、前記制御ステップが前記外部記憶装置に対して映像データの蓄積開始を指示してから、前記外部記憶装置が蓄積を開始するまでの遅延時間を予め計測する計測ステップと、を有し、前記制御ステップは、ユーザから映像データの蓄積指示が入力されたことに応じて、前記蓄積ステップに対して、ユーザに蓄積指示された番組の映像データの蓄積開始を指示するとともに、前記外部記憶装置に対して、前記蓄積指示された番組と同一番組の映像データの蓄積開始を指示し、前記外部記憶装置に対して映像データの蓄積動作の開始を指示してから、前記計測ステップで予め計測した前記遅延時間が経過したと判断すると、前記蓄積ステップに対して蓄積中の映像データの蓄積停止を指示することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成でありながら、ユーザが所望するタイミングから映像の録画を可能とし、さらに録画された映像のスムーズな再生も可能とするディジタル放送受信装置及びディジタル放送受信装置の制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、ディジタル放送受信テレビ100とHDDレコーダ200をHDMIケーブル300で接続したディジタル放送受信システムの第1の実施の形態の概略ブロック構成図である。
まず、ディジタル放送受信装置としてのディジタル放送受信テレビ100の構成について説明する。アンテナ10は、地上波ディジタル放送や衛星ディジタル放送を受けるものであり、放送波をディジタルチューナ11へ送る。
ディジタルチューナ11は、アンテナ10より受け取った放送波に対して、ユーザが選択した物理チャンネルに応じた周波数帯域選択を行う。そして、その周波数帯域に対応したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ベースバンド信号を抽出する。そして、ベースバンド信号を復調することで、MPEG2−TS(Transport Stream)を生成する。物理チャンネルの切り替えはシステム制御部16からの指示により行う。
映像デコーダ12は、ディジタルチューナ11より受け取ったMPEG2−TSのデコード(復号)処理を行い、ディジタルビデオ信号を取得し、表示部13にこれを出力する。
表示部13は、D/Aコンバータとモニター制御回路、モニターから構成される。表示部13は、ディジタルビデオ信号を受け取り、モニター画面に信号表示を行う。
一時記憶メモリインタフェース14は、システム制御部16からの指示により、ディジタルチューナ11より出力されたMPEG2−TSを、一時記憶メモリ15に蓄積する制御を行う。本発明における記録手段は、一時記憶メモリインタフェース14と一時記憶メモリ15によって構成されているが、データの記録が可能な記録部とその記録部にデータを記録する制御を実行する実行部であれば、どのような構成でも構わない。
また、システム制御部16からの指示により、一時記憶メモリ15に蓄積されたMPEG2−TSを抽出する。また、一時記憶メモリインタフェース14は、映像ストリームのみではなく、システム制御部16からの指示によって、一時記憶メモリ15内に記憶された録画番組管理情報、レコーダ管理情報の読み書きも行う。録画番組管理情報及びレコーダ管理情報の詳細については後述する。
記録部としての一時記憶メモリ15は、ディジタルチューナ11から出力されるMPEG2−TSをシステム制御部16の指示に従い、一時記憶メモリインタフェース14を経由して蓄積(録画)する。また、一時記憶メモリ15内には、以降で詳細を述べる録画番組管理情報やレコーダ管理情報も格納される。
システム制御部16は、CPU、プログラムが格納されたROM、プログラムワークRAMから構成されており、ディジタル放送受信テレビ100内部の全体制御を行う。録画時には、HDDレコーダ200の起動コマンドや録画コマンド、再生コマンドの発行を行う。即ち、システム制御部16はHDDレコーダ200の各種動作を制御することが可能である。
また、システム制御部16は、録画時にHDDレコーダ200が待機状態の場合、一時記憶メモリインタフェース14へ指示を行い、一時記憶メモリ15へ番組を蓄積させる。
システム制御部16は一時記憶メモリ15への録画停止コマンドの発行も行う。録画停止コマンドの発行は、遅延計測部17によって計測された録画開始遅延時間を使用し、HDDレコーダ200の録画開始と一時記憶メモリ15へのMPEG2−TSの録画停止が同期するようにタイミングを制御する。
同様に再生に関しても、システム制御部16はHDDレコーダ200の制御を行う。HDDレコーダ200に蓄積されたMPEG2−TSの再生においても、システム制御部16は遅延計測部17によって計測された再生開始遅延時間を使用する。具体的には、システム制御部16は、一時記憶メモリ15内のMPEG2−TSが再生され、その再生が完了するのにあわせて、HDDレコーダ200から送られるストリームを受け取って表示部13に出力するようにシームレスに切り替えを行う。
遅延計測部17は、システム制御部16からの命令により録画開始遅延時間と再生開始遅延時間の計測を行う。録画開始遅延時間の計測は、一時記憶メモリ15への録画指示とHDDレコーダ200への録画指示を同時に行い、再生された映像を比較することによって、HDDレコーダ200に録画指示を発行してから実際に録画開始されるまでの時間を計測することで行う。再生開始遅延時間の計測は、HDDレコーダ200に再生を指示するコマンドを送ってから、HDDレコーダ200が再生するストリームをディジタル放送受信テレビ100が受け取るまでの時間を計測することで行う。尚、遅延計測部17における遅延時間の計測処理の詳細は後述する。
データ送受信部18は、HDMIインタフェースから構成されている。HDMIは、そのインタフェース内にディジタル映像だけではなく、機器の制御信号とそれを用いた機器間制御プロトコルを送受信するCEC(Consumer Electronics Control)ラインを実装している。このCECラインを用いて、データ送受信部18は接続先のHDDレコーダ200と各種データの送受信や録画動作の制御や再生動作の制御を行う。
次に、外部記憶装置としてのHDDレコーダ200の構成を説明する。HDDレコーダ200はディジタル放送を受信可能な構成を有する。
アンテナ20、ディジタルチューナ21は、上述の受信アンテナ10、ディジタルチューナ11と同様であるので説明を省略する。
HDDインタフェース22は、システム制御部25からの指示により、ディジタルチューナ21より出力されたMPEG2−TSを、HDD23に蓄積する制御を行う。また、システム制御部25からの指示により、HDD23に蓄積されたMPEG2−TSを抽出する。
また、HDDインタフェース22は、MPEG2−TSのみではなく、システム制御部25からの指示によって、HDD23内に記憶された録画番組管理情報の読み書きも行う。尚、HDDレコーダ200において録画される番組を管理する録画番組管理情報は、必ずしもHDD23内に記憶する必要は無い。
HDD23は、ディジタルチューナ21から出力されるMPEG2−TSをシステム制御部25の指示に従い、HDDインタフェース22を経由して蓄積する。また、HDD23は、HDD23内にMPEG2−TSとして蓄積された番組の録画番組管理情報も、システム制御部25の指示に従い、記憶する。
映像デコーダ24は、ディジタルチューナ21より受け取ったMPEG2−TSの復号処理を行い、ディジタルビデオ信号を、共通バス27に接続されたデータ送受信部26に出力する。
システム制御部25は、CPU、プログラムが格納されたROM、プログラムワークRAMから構成されており、HDDレコーダ200内部の全体制御を行う。録画時には、システム制御部25はHDDインタフェース22へ録画の指示を発行し、HDD23にMPEG2−TSを蓄積させる。
同様に再生に関しても、システム制御部25はHDDインタフェース22へ指示を発行する。そして、HDD23内のMPEG2−TSを抽出する。抽出されたMPEG2−TSは映像デコーダ24によって復号され、データ送受信部26を経由してHDMIケーブル300の接続先機器に送られる。
データ送受信部26は、データ送受信部18と同様に、HDMIインタフェースから構成されており、映像とコマンドの通信を担う。
次に、図1におけるディジタル放送受信テレビ100がHDDレコーダ200へ録画を指示する制御について図2を用いて詳細に説明する。合わせて、録画開始遅延時間Trの計測方法についても図3を用いて述べる。
図2は、図1におけるディジタル放送受信テレビ100がHDDレコーダ200へ録画を指示する録画処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、図1におけるシステム制御部16によって実行される。
ユーザがテレビの電源を入れることにより、ディジタル放送受信テレビ100は電源がオン状態となる(ステップS11)。電源がオン状態となることにより、ユーザは番組の視聴を開始することができる。つまり、アンテナ10より入力された放送波がディジタルチューナ11を経由し、復調されたMPEG2−TSが映像デコーダ12に入力され、ディジタルビデオ信号が表示部13に送られる。このとき、HDDレコーダ200は待機状態のままである。
ユーザが図示しないリモコン等を使って、ディジタル放送受信テレビ100に録画指示を入力する。ユーザが入力する録画指示は、ディジタル放送受信テレビ100がHDDレコーダ200を制御して、HDDレコーダ200にユーザが指定した番組を録画するための指示である。システム制御部16はユーザによる録画指示を受ける。(ステップS12)。
次に、システム制御部16は、一時記憶メモリインタフェース14に対して、ディジタルチューナ11から出力される番組映像データとしてのMPEG2−TSを一時記憶メモリ15に蓄積するようコマンドを発行する(ステップS13)。
このとき、一時記憶メモリ15には、録画番組管理情報も合わせて記憶する。録画番組管理情報は、一時記憶メモリ15やHDDレコーダ200のHDD23などに蓄積される番組を管理するための情報である。録画番組管理情報の例としては、他の録画番組と区別するための録画番組識別ID、番組タイトル、チャンネル、録画形態、録画時間等がある。これらの情報は番組再生時に主に利用するためのものである。
ここで、録画形態とは、番組を録画(蓄積)した装置(記憶部)を特定するものである。例えば、ある番組がHDDレコーダ200のHDD23のみに蓄積されているのであれば、録画形態はHDDレコーダ200のHDD23にのみ蓄積されていることを示す情報となる。また、ある番組がHDDレコーダ200のHDD23とテレビ100の一時記憶メモリ15の双方に蓄積されているのであれば、録画形態はHDD23と一時記憶メモリ15の双方に蓄積されていることを示す情報となる。
録画時間は、HDD23や一時記憶メモリ15に蓄積された番組の録画時間を示す情報である。
本実施の形態では、HDDレコーダ200で番組の録画が開始できるまでの間は、一時記憶メモリ15に録画番組のMPEG2−TSを蓄積することになる。
次に、システム制御部16は、レコーダ管理情報に含まれる、機器識別IDに対応する録画開始遅延時間Trを一時記憶メモリ15より取得する(ステップS14)。
続いて、システム制御部16はHDDレコーダ200が起動済み、即ち、録画可能状態であるかを判定する(ステップS15)。この判定は、HDDレコーダ200の状態をコマンドで問い合わせ、その応答に応じてシステム制御部16が判定することが可能である。
ステップS15の判定の結果、HDDレコーダ200が待機状態である場合は、HDDレコーダ200への録画コマンドの発行に先立って、システム制御部16はHDDレコーダ200を起動させる制御を実行する(ステップS16)。つまり、システム制御部16はデータ送受信部18を介してHDDレコーダ200に対する起動コマンドを発行する。
続いて、システム制御部16は、HDDレコーダ200の状態を監視し、HDDレコーダ200が起動し、録画可能な状態に遷移したかどうかを判定する(ステップS17)。録画可能な状態になった時点でステップS18へ移行する。
尚、ステップS15の判定の結果、HDDレコーダ200が起動済み、即ち、録画可能状態である場合は、ステップS16とステップS17をスルーして、ステップS18へ移行する。
システム制御部16は、HDDレコーダ200での番組の録画を開始するため、録画開始コマンドをHDDレコーダ23のシステム制御部25に発行すると同時に、不図示のタイマーを用いて録画開始コマンド発行からの時間の計測を始める(ステップS18)。
システム制御部16は、録画開始コマンド発行後から、ステップS14で取得した録画開始遅延時間Trに相当する時間が経過するか否かを判定する(ステップS19)。システム制御部16が録画開始コマンド発行からTr時間経過したと判断すると、処理をステップS20に移行させる。その後、システム制御部16は、一時記憶メモリインタフェース14に対して一時記憶メモリ15に対する番組の録画を停止させる録画停止コマンドを発行する(ステップS20)。そして、本処理を終了する。尚、ステップS18でシステム制御部16がHDDレコーダ200へ録画開始コマンドを発行することで、HDDレコーダ200では、システム制御部25が番組をHDD23に蓄積する処理を実行することになる。尚、録画開始コマンドとしては、録画する番組に関するチャンネル情報や番組を特定するための情報、放送時間などの情報も含まれる。また、ステップS20においてシステム制御部16が一時記憶メモリ15での番組録画を停止させる処理を実行しても、特に指示が無い限り、HDDレコーダ200では番組の録画を継続する。
従って、録画番組はディジタル放送受信テレビ100とHDDレコーダ200に分離された状態で蓄積される。
次に録画開始遅延時間であるTrの計測方法を、図3を用いて詳細に説明する。
図3は、図1におけるディジタル放送受信テレビ100によって実行される録画開始遅延時間の計測処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、システム制御部16の制御に基づき、遅延計測部17によって実行される。録画開始遅延時間Trは、一時記憶メモリ15への録画開始指示と同時にHDDレコーダ200での録画開始を行った場合に、一時記憶メモリ15で録画が開始される時間と、HDDレコーダ200で録画が開始される時間の差分に相当する時間情報である。
本実施の形態では、ユーザがディジタル放送受信テレビ100、HDDレコーダ200を使用していない空き時間を利用し、システム制御部16が自動的に遅延時間を計測するとする。計測した遅延時間は、ディジタル放送受信テレビ100とHDDレコーダ200の組み合わせにより決まる値である。
よって、この組み合わせが変更しない限り計測は一度でよい。計測後、ディジタル放送受信テレビ100は、HDDレコーダ200の機器識別IDと遅延時間を一時記憶メモリ15に、レコーダ管理情報として格納する。レコーダ管理情報には、ディジタル放送受信テレビ100に接続されているHDDレコーダ200の機器を特定する機器識別IDが管理される。そして、レコーダの録画開始遅延時間Trと、再生開始遅延時間Tpが機器識別IDに対応づけられている。機器識別IDはCECコマンドを用いて自動的に取得するものであっても良いし、ユーザによる手動設定などで入力されるものであっても良い。
図3において、まず、システム制御部16は、HDDレコーダ200が起動しているか否かを判定する(ステップS31)。HDDレコーダ200が待機状態である場合は、システム制御部16が起動コマンドをHDDレコーダ200へ発行する。
次に、HDDレコーダ200が起動したならば、システム制御部16は、一時記憶メモリ15への録画開始と同時に、HDDレコーダ200へ録画開始コマンドを発行する(ステップS32)。尚、ここでは任意のチャンネルで放送されている番組を録画するように制御すれば良い。
システム制御部16から発行された録画開始コマンドを受けて、HDDレコーダ200のシステム制御部25はHDD23へ録画開始コマンドで指示されたチャンネルの録画を開始する。
ステップS32の録画開始から所定の時間経過後、遅延計測部17は、HDDレコーダ200の状態を確認する。これはHDDレコーダ200で録画が開始されたか否かを認識するために行われる。システム制御部16は、HDDレコーダ200で録画が開始された後、HDDレコーダ200に対して録画停止を指示するための録画停止コマンドを発行し、録画を止める。また、ディジタル放送受信テレビ100の一時記憶メモリ15に行っていた録画も停止する制御を行う(ステップS33)。
次にシステム制御部16は、HDDレコーダ200に対して、上記の処理で録画したMPEG2−TSを再生するための再生開始コマンドを発行する。再生開始コマンドを受けたHDDレコーダ200のシステム制御部25は、HDD23に蓄積されたTSを抽出してデコードし、HDMIケーブル300を介してディジタル放送受信テレビ100に出力する。システム制御部16は、HDDレコーダ200から出力された映像データの少なくとも先頭の先頭映像フレームデータを、一時記憶メモリ15に記憶する(ステップS34)。
続いて、システム制御部16は、HDDレコーダ200から受け取った最初の映像フレームデータが、ステップS32で行われた指示によって一時記憶メモリ15に録画されたMPEG2−TSをデコードして得られた映像データに含まれるどの映像フレームデータに対応するか、フレーム相関を計算することにより検出を行う。同一フレームが一時記憶メモリ15に録画された映像から検出された場合、システム制御部16は、一時記憶メモリ15に録画された映像から検出されたそのフレームの属性情報であるタイムスタンプ情報を一時記憶メモリ15に記憶する(ステップS35)。
ステップS35の処理は、一時記憶メモリ15に蓄積された映像と、HDD23に蓄積された映像のずれから、HDD23が録画開始指示の発行からどの程度の時間経過後に録画が行われるかを測定するためのものである。この経過時間が録画開始遅延時間Trに相当する。従って、録画開始遅延時間Trは、一時記憶メモリ15に番組を蓄積するのに最低限必要な時間である。
一時記憶メモリ15とHDDレコーダ200に同時に録画を指示しても、録画開始遅延時間が生じるのは、システム制御部16がHDDレコーダ200に対して録画開始コマンドを発行してから、実際に映像がHDD23に録画されるまでタイムラグが発生するからである。このタイムラグの要因としては、HDMIケーブル300でのコマンド伝送に要する時間やHDDレコーダ200内部での制御や動作に要する時間などが考えられる。
上述したタイムラグによって、一時記憶メモリ15とHDD23それぞれに録画開始コマンドを同時に発行した場合、一般的には一時記憶メモリ15での蓄積開始が早い。従って、同じ番組を同じタイミングで録画する指示を発行しても、一時記憶メモリ15の方が先に録画を開始し、遅れてHDD23が番組の録画を開始することになる。
本実施の形態では、一時記憶メモリ15及びHDD23に蓄積するデータ形式はMPEG2−TSとしている。HDDレコーダ200から出力されるデータはHDDレコーダ200でTSをデコードしたフレームデータである。また、一時記憶メモリ15に蓄積されたMPEG2−TSも映像デコーダ12でフレームデータにデコードされる。HDDレコーダ200から出力されたフレームデータを取得するとともに、一時記憶メモリ15に蓄積されたTSをフレームデータにデコードすることで、ほぼ同時期に同じチャンネルを録画した2つのフレームデータを得ることができる。
上述したように、HDD23の方が一時記憶メモリ15の録画開始よりも遅く録画開始されるため、HDD23が録画した映像における最も早いフレームデータは、一時記憶メモリ15に録画された映像にも含まれている。そこで、HDD23が録画した映像における最も早いフレームデータと同一のフレームデータを一時記憶メモリ15に録画された映像の中から特定する。そして、特定されたフレームにおけるタイムスタンプ情報を、一時記憶メモリ15に蓄積されたMPEG2−TSから取得する(ステップS36)。
録画開始遅延時間Trを計算するため、システム制御部16は一時記憶メモリ15に録画したMPEG2−TSの最初のフレームのタイムスタンプ情報と、HDD23に録画したMPEG2−TSの先頭フレームと合致したタイムスタンプ情報とを用いて、時間差を計算する(ステップS37)。上記2つのタイムスタンプの差分を計算することにより、録画開始遅延時間Trを得ることができる。算出された録画開始遅延時間Trは、レコーダ管理情報に含まれる機器識別IDに対応させて記憶する(ステップS38)。そして、本処理を終了する。
尚、上記の遅延時間算出処理では一時記憶メモリ15に録画したTSの映像フレームにかかるタイムスタンプ情報を用いたが、HDDレコーダ200に対して録画開始コマンドを発行した時刻を用いても良い。
ディジタル放送受信テレビ100が一時記憶メモリ15に番組を録画する録画時間は、HDDレコーダ200が一時記憶メモリ15への録画と同時に録画開始コマンドを受け取れる場合、即ち、起動済みの場合はTr時間である。また、HDDレコーダ200の起動処理が必要な場合は、Tr時間に加え、HDDレコーダ200が起動するまでに要する時間分の録画が必要となる。
次に、図1におけるディジタル放送受信テレビ100がHDDレコーダ200へ録画を行った番組に対する、再生動作について図4に示す再生動作のフローチャートを用いて、詳細に説明をする。
図4は、図1におけるディジタル放送受信テレビ100によって実行される番組再生処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、図1におけるシステム制御部16によって実行される。
ディジタル放送受信テレビ100が通常視聴状態であり、かつHDDレコーダ200が起動している状態であるとする。但し、HDDレコーダ200は待機状態からの動作であっても構わない。
ユーザが図示しないリモコン等を用いて、録画されたすべての録画番組情報が閲覧できる録画番組リストの表示を要求する。この要求に従い、システム制御部16が一時記憶メモリ15から録画番組管理情報を取得する。上述したように、録画番組管理情報は、一時記憶メモリ15やHDDレコーダ200のHDD23に蓄積されている番組の情報を管理するものである。上述した録画処理では、ディジタル放送受信テレビ100がHDDレコーダ200に録画指示を発行するため、録画番組に関する情報を把握することができる。また、HDDレコーダ200で独自に録画された番組に関する情報についても、HDMIのCECコマンドなどを利用して、HDDレコーダ200から取得することができる。
システム制御部16は、一時記憶メモリ15から得た録画番組管理情報より、録画番組リストを作成する。この録画番組リストが、表示部13に送られ、モニター画面に表示される(ステップS41)。ユーザはその録画番組リストから再生したい番組を図示しないリモコン等を使用し、選択する。その結果、ユーザによって選択された番組を特定するための情報がシステム制御部16に入力される(ステップS42)。
次に、システム制御部16はユーザが選択した番組が一時記憶メモリ15にも録画されているか否かを、上述した録画番組管理情報にて管理されている録画形態に関する情報を用いて判定する(ステップS43)。
ステップS43において、ユーザが選択した番組が一時記憶メモリ15に録画されておらず、HDDレコーダ200のみに録画されている場合は、ステップS48へ処理を移行する。ユーザが選択した番組が一時記憶メモリ15にも録画されている場合は、一時記憶メモリ15に蓄積された番組を再生させるために、一時記憶メモリインタフェース14に再生指示を発行する。
システム制御部16は、一時記憶メモリ15に蓄積されたMPEG2−TSを映像デコーダ12を介して表示部13へと出力する(ステップS44)。これにより、ユーザが選択した番組の再生表示が開始される。
その後、システム制御部16は、一時記憶メモリ15に蓄積された番組の映像データから、HDDレコーダ200に蓄積された映像データの出力に切り替える必要がある。そのため、システム制御部16は、一時記憶メモリ15に蓄積された番組の再生が終わるTp時間前に、HDDレコーダ200に再生開始コマンドを発行する(ステップS45)。再生開始コマンドには、HDDレコーダ200がHDD23に蓄積された番組の中から、再生する番組を特定するための情報が含まれる。
ここで、再生開始遅延時間Tpは、システム制御部16からHDDレコーダ200に対して再生開始コマンドを発行してから、ディジタル放送受信テレビ100にHDD23から出力された映像データが到着し、表示部13に出力するまでの時間である。再生開始時間Tpの算出方法については後述する。
一時記憶メモリ15に蓄積された番組の映像データの再生が終わると同時に、HDDレコーダ200から送信されたデータへ切り替えることによって、スムーズな映像再生を行うことができる。
データ送受信部18は、再生開始コマンドを発行してから再生開始遅延時間Tp後、HDDレコーダ200から一時記憶メモリ15に蓄積された映像データの続きの映像データを受け取る(ステップS46)。システム制御部16は、一時記憶メモリ15に蓄積された番組の映像データの再生が終了するに伴い、HDDレコーダ200から受け取った映像データを表示部13に出力する(ステップS47)。
ステップS43において、ユーザが選択した番組が一時記憶メモリ15に蓄積されているものでは無い場合は、システム制御部16がHDDレコーダ200に対して、再生開始コマンドを発行する(ステップS48)。そして、システム制御部16は、HDDレコーダ200から出力された映像データを受け取り、表示部13に出力する(ステップS49)。
以上が再生動作の説明である。上記説明では、HDDレコーダ200は起動しているとした。しかし、ユーザが録画番組の再生を望んだ場合に、HDDレコーダ200が起動しているとは限らない。そこで、上記処理フローにおいて、再生処理が開始された時点でシステム制御部16がHDDレコーダ200を起動させるコマンドを発行することが考えられる。
これにより、HDDレコーダ200が起動する前に一時記憶メモリ15に蓄積された番組映像データの再生が終わってしまうことを防ぐことができる。
次に、再生開始遅延時間Tpの計測方法を、図5を用いて詳細に説明する。
図5は、図1におけるディジタル放送受信テレビ100によって実行される再生開始遅延時間を計測する処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、システム制御部16の制御に基づき、遅延計測部17によって実行される。尚、再生開始遅延時間Tpの算出は、ユーザがディジタル放送受信テレビ100、HDDレコーダ200を使用していない空き時間を利用するものとする。
図5において、まず、システム制御部16は、HDDレコーダ200が起動しているか否かを判定する(ステップS61)。HDDレコーダ200が待機状態である場合は、システム制御部16が起動を指示するコマンドをHDDレコーダ200へ発行する。
次に、システム制御部16は、HDDレコーダ200の起動後、HDDレコーダ200へ再生開始コマンドを発行する。再生開始コマンドでは、HDD23に蓄積されている任意の番組にかかるMPEG2−TSを指定する。このとき、遅延計測部17は、再生開始コマンドの発行を行った再生開始指示時刻Tsを記憶する(ステップS62)。再生開始指示時刻Tsを記憶するのは、一時記憶メモリ15の所定の記憶領域であるが、遅延計測部17に設けられたメモリなどに記憶してもよい。
ステップS62でシステム制御部16から発行された再生開始コマンドを受け取ったHDDレコーダ200は、HDD23に蓄積されている任意の番組のMPEG2−TSを出力し、映像デコーダ24を介して映像データの再生を開始する。システム制御部16は、HDDレコーダ200が再生した映像データをHDMIケーブル300を介して入力されてくるか否かを判定する(ステップS63)。
システム制御部16はHDDレコーダ200が再生した映像データを受信した場合、表示部13に出力する処理を実行する。
続いて、遅延計測部17は、HDDレコーダ200が再生した映像データが表示部13に出力された映像データ出力時刻Toを計測する(ステップS64)。その後、先に記憶した再生開始指示時刻Tsと映像データ出力時刻Toの差分を計算することにより、再生開始遅延時間Tp=To−Tsを算出する(ステップS65)。これらの時刻情報から算出された再生開始遅延時間Tpは、録画開始遅延時間Trと同様、レコーダ管理情報に含まれる機器識別IDに対応して記憶しておく(ステップS66)。そして、本処理を終了する。
再生開始遅延時間Tpは、システム制御部16がHDDレコーダ200に所定の番組の映像データの再生を指示してから、実際に映像データの最初のフレームが表示部13に表示可能となるまでの時間に相当する。従って、一時記憶メモリ15に蓄積された映像データの最後のフレームの出力に続いて、HDD23に蓄積された続きの映像データをシームレスに再生するためには、この再生開始遅延時間Tpを踏まえてHDDレコーダ200に再生開始コマンドを発行することになる。
以上のように、本実施の形態によれば、簡易な構成でありながら、ユーザが所望するタイミングから映像の録画を可能とし、さらに録画された映像のスムーズな再生も可能とするディジタル放送受信装置を提供することができる。
つまり、番組などの映像の録画を行う場合に、HDDレコーダ200が録画開始までに要する録画開始遅延時間分をディジタル放送受信テレビ100に設けた一時記憶メモリ15に蓄積する。遅延時間経過後はHDDレコーダ200のHDD23に映像を蓄積し、一時記憶メモリ15への蓄積は停止させる。これにより、ディジタル放送受信テレビ100とHDDレコーダ200に同じ映像を重複して保持する必要がなくなるので、ディジタル放送受信テレビ100に必要以上に大きなメモリを搭載する必要がなくなる。
また、ディジタル放送受信テレビ100が再生開始コマンドを発行してから、実際にHDDレコーダ200が映像データを出力し、表示部に出力するまでに要する再生開始遅延時間を計測しておく。これにより、ディジタル放送受信テレビ100とHDDレコーダ200にそれぞれ分割して蓄積された映像データを再生する場合にも、再生開始遅延時間分を考慮して再生開始コマンドをシステム制御部16がHDDレコーダ200に発行することで、映像データをシームレスかつスムーズに再生することが可能となる。
従って、映像データの再生時に、同期を取るためのバッファを設ける必要がなくなり、ディジタル放送受信テレビ100及びHDDレコーダ200の構成を簡易化することが可能となる。
本実施の形態は、これまで述べてきた内容に限定されるものではなく、かつこれまで述べてきた内容を逸脱しない限りにおいて、種々のバリエーションを考えることができる。
例えば、録画開始遅延時間Trを算出する際、図3のステップS35にてHDDレコーダ200から送信された映像データのフレーム相関を利用して、同一フレームを特定した。しかし、HDDレコーダ200からタイムスタンプ情報を受信することができれば、フレーム相関を利用することなく、録画開始遅延時間Trを算出することもできる。
また、遅延計測部17は、システム制御部16とは別の構成要素としたが、これをシステム制御部16内のCPUの機能として、実装してもよい。
(その他の実施の形態)
図6は、図1のディジタル放送受信テレビとHDDレコーダをHDMIケーブルで接続したディジタル放送受信システムのその他の実施の形態の概略ブロック構成図である。
第2の実施の形態は、複数台のHDDレコーダを接続した例である。
図6において、ディジタル放送受信テレビ100は、HDMIケーブル300、400により2つのHDDレコーダ200(200−1、200−2)にそれぞれ接続された構成となっており、それ以外の構成は、先に図1の第1の実施の形態の構成と同じなので説明を省略する。
HDDレコーダ200が複数台、ディジタル放送受信テレビ100に接続された場合も、録画ステップと再生ステップは同じであるが、それぞれのHDDレコーダ200の録画開始遅延時間Trは異なる値を取る可能性がある。また、再生開始遅延時間Tpに関しても異なる値を取る可能性がある。
このため、どのHDDレコーダ200に録画をしようとしているか、またはどのHDDレコーダ200に対して再生を行おうとしているかを認識し、それぞれにあった録画開始遅延時間、再生開始遅延時間をシステム制御部16が選択すれば、第1の実施の形態と同様に録画、再生を実現することができる。
従って、上述した第1の実施の形態で説明した、録画開始遅延時間の算出と、再生開始遅延時間の算出を、接続されたHDDレコーダ200−1、200−2それぞれに対して行う必要がある。算出したこれらの遅延時間をディジタル放送受信テレビ100のレコーダ管理情報に対応付けて記憶することで、レコーダ毎に適した番組の録画及び再生処理を実行することが可能となる。
図1のディジタル放送受信テレビとHDDレコーダをHDMIケーブルで接続したディジタル放送受信システムの第1の実施の形態の概略ブロック構成図である。 図1におけるディジタル放送受信テレビがHDDレコーダへ録画を行う録画処理の手順を示すフローチャートである。 図1におけるディジタル放送受信テレビによって実行される録画開始遅延時間の計測処理の手順を示すフローチャートである。 図1におけるディジタル放送受信テレビによって実行される番組再生処理の手順を示すフローチャートである。 図1におけるディジタル放送受信テレビによって実行される再生開始遅延時間の計測処理の手順を示すフローチャートである。 図1のディジタル放送受信テレビとHDDレコーダをHDMIケーブルで接続したディジタル放送受信システムのその他の実施の形態の概略ブロック構成図である。
符号の説明
10 受信アンテナ
11 ディジタルチューナ
12 映像デコーダ
13 表示部
14 一時記憶メモリインタフェース
15 一時記憶メモリ
16 システム制御部
17 遅延計測部
18 データ送受信部
19 共通バス
20 受信アンテナ
21 ディジタルチューナ
22 HDDインタフェース
23 HDD
24 映像デコーダ
25 システム制御部
26 データ送受信部
27 共通バス
100 ディジタル放送受信テレビ
200 HDDレコーダ
300、400 HDMIケーブル

Claims (5)

  1. ディジタル放送波から映像データを受信し、受信した前記映像データを蓄積可能な外部記憶装置と接続され、当該外部記憶装置に対して蓄積動作を指示することが可能なディジタル放送受信装置であって、
    ディジタル放送波から映像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した映像データを蓄積する蓄積手段と、
    前記蓄積手段に対して、前記受信手段が受信した映像データの蓄積動作の指示を行う制御と、前記外部記憶装置に対して、前記外部記憶装置が受信した映像データの蓄積動作の指示を行う制御とを実行する制御手段と、
    前記制御手段が前記外部記憶装置に対して映像データの蓄積開始を指示してから、前記外部記憶装置が蓄積を開始するまでの遅延時間を予め計測する計測手段と、を有し、
    前記制御手段は、ユーザから映像データの蓄積指示が入力されたことに応じて、前記蓄積手段に対して、ユーザに蓄積指示された番組の映像データの蓄積開始を指示するとともに、前記外部記憶装置に対して、前記蓄積指示された番組と同一番組の映像データの蓄積開始を指示し、前記外部記憶装置に対して映像データの蓄積動作の開始を指示してから、前記計測手段で予め計測した前記遅延時間が経過したと判断すると、前記蓄積手段に対して蓄積中の映像データの蓄積停止を指示することを特徴とするディジタル放送受信装置。
  2. 前記計測手段は、前記外部記憶装置に蓄積された映像データの先頭フレームに対応するタイムスタンプ情報を用いて、前記遅延時間を計測することを特徴とする請求項1記載のディジタル放送受信装置。
  3. 更に前記制御手段は、前記蓄積手段、及び前記外部記憶装置の両方に同一番組の映像データが蓄積されているかどうかを示す情報を含む番組管理情報を、前記蓄積手段に格納する制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のディジタル放送受信装置。
  4. 更に前記制御手段は、前記蓄積手段または前記外部記憶装置に蓄積された映像データを再生する制御を行い、
    前記蓄積手段と前記外部記憶装置とに蓄積されている映像データの番組の情報に基づいて、ユーザが選択した番組の再生指示を行う際、前記選択した番組の映像データが、前記蓄積手段、及び前記外部記憶装置の両方に蓄積されていることを前記番組管理情報が示す場合には、前記制御手段は、前記外部記憶装置に蓄積されている映像データを再生する前に、前記蓄積手段に蓄積されている映像データを再生する制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のディジタル放送受信装置。
  5. ディジタル放送波から映像データを受信し、受信した前記映像データを蓄積可能な外部記憶装置と接続され、当該外部記憶装置に対して蓄積動作を指示することが可能なディジタル放送受信装置の制御方法であって、
    ディジタル放送波から映像データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップが受信した映像データを蓄積する蓄積ステップと、
    前記蓄積ステップに対して、前記受信ステップが受信した映像データの蓄積動作の指示を行う制御と、前記外部記憶装置に対して、前記外部記憶装置が受信した映像データの蓄積動作の指示を行う制御とを実行する制御ステップと、
    前記制御ステップが前記外部記憶装置に対して映像データの蓄積開始を指示してから、前記外部記憶装置が蓄積を開始するまでの遅延時間を予め計測する計測ステップと、を有し、
    前記制御ステップは、ユーザから映像データの蓄積指示が入力されたことに応じて、前記蓄積ステップに対して、ユーザに蓄積指示された番組の映像データの蓄積開始を指示するとともに、前記外部記憶装置に対して、前記蓄積指示された番組と同一番組の映像データの蓄積開始を指示し、前記外部記憶装置に対して映像データの蓄積動作の開始を指示してから、前記計測ステップで予め計測した前記遅延時間が経過したと判断すると、前記蓄積ステップに対して蓄積中の映像データの蓄積停止を指示することを特徴とするディジタル放送受信装置の制御方法。
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