JP2006324914A - 放送番組受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 視聴中の番組がいつ終了するのかを知るために、ユーザは番組スケジュール(EPG)と時刻を確認し、残り時間を推測しており、番組が延長される場合の残り時間を正確に判断することができなかった。
【解決手段】 放送を受信する受信手段(1)と、受信した放送番組を出力する出力手段(6)と、少なくとも受信中放送番組に係る番組スケジュールを取得する第一取得手段(11)と、時間情報を取得する第二取得手段(8)と、第一及び第二取得手段で取得した前記番組スケジュールと、前記時間情報から、出力中の放送番組の終了時刻までの残り時間を算出する算出手段(9)とを備え、前記出力手段は、更に前記算出手段による終了時刻までの残り時間を出力し、例えば表示手段にて残り時間を表示させることで、ユーザに残り時間を提示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放送番組を受信する放送番組受信機に関する。
放送信号を受信しそれを視聴するものとしてテレビジョン受信機が一般的に知られている。ユーザは、所望する番組を番組表から検索し、検索した番組を視聴するために、テレビジョン受信機のチャンネルをセットしている。
これに対し近年では、放送信号の中に、映像及び音声信号だけでなく、受信中の番組、これらから放送される番組の番組スケジュール(EPG:Electonic Program Guide)を含む番組情報が多重されている。そのため、受信機側では、所望のチャンネルの放送を視聴できるほか、必要に応じて番組スケジュールを画面上に表示させることができる。
そこで、ユーザは現在視聴中の番組がいつ終了し、また次の番組、また他のチャンネルの番組等を知るために、番組スケジュールを表示させる操作を行っている。その操作に応じて受信機側では、送られてくる番組スケジュールを、視聴中番組の画面表示を一時中断して表示させたり、あるいは視聴中の映像の一部に表示(ピクチャ・イン・ピクチャ)させる。その番組スケジュールをユーザが目視することで、視聴中番組の終了時間を予測でき、次の番組の選択等を行うことができる。
しかし、野球中継などの延長される可能性がある番組を視聴している場合は、いつ番組が終了するのかを正確に判断することは難しい。
これに対し、映像及び音声信号と共に配信される番組スケジュールと、受信機に備える時計からの時刻情報を利用した処理方法が、特許文献1及び特許文献2で提案されている。特許文献1では、番組終了を上記番組スケジュールと時刻情報から検出して、番組終了時刻に電源を切る放送番組受信機が提案されている。
また、特許文献2では、視聴中の番組とは異なるチャンネルで番組が、上記番組スケジュールと時刻情報から開始したことを検出(裏番組開始検出)し、その裏番組情報を視聴中の画面上に表示する放送番組受信機が提案されている。
特表2001−506443号公報 特開2000−270277号公報
上記特許文献1は、番組の終了に合せて受信機の電源を遮断するもので、視聴中の番組の終了時刻、例えば残り時間等を知る術はなかった。また、特許文献2によれば、視聴中の番組とは別に、その他のチャンネル等で放送が開始される番組を知ることができる。しかし、視聴中の番組の終了時刻、例えば残り時間を知る術はない。
以上のように、特許文献1、特許文献2のどちらの場合も、視聴中の番組終了までの残り時間がユーザに提供されることはない。ユーザが番組の残り時間を知るためには、番組スケジュールを何度も表示させ、番組が延長されているか否かを確認し、さらに時計の時刻情報を確認する必要がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、ユーザの手間をかけずに、視聴番組の放送終了までの残り時間を提供することを第1の目的とする。
また、書き込みと読み出しを高速に行う記録部を有するHDDレコーダーの様な機能を備えた放送番組受信機では、受信中の放送番組を記録しながら、その番組の放送終了まで待たずに、番組の最初から追いかけてタイムシフト再生することができる。番組をタイムシフト再生して視聴する場合、ユーザは、上述したように番組の実際の放送終了までの残り時間だけでなく、タイムシフト再生終了までの残り時間も、手間をかけずに確認したい。
この様な問題をも解決するために、本発明は、ユーザの手間をかけずに、タイムシフト再生中であっても、現時刻での番組の実際の放送が終了するまでの残り時間、当該番組のタイムシフト再生終了までの残り時間を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、放送を受信する受信手段と、受信した放送番組を出力する出力手段と、少なくとも受信中の放送番組に係る番組スケジュールを取得する第一取得手段と、時間情報を取得する第二取得手段と、前記番組スケジュールと、前記時間情報から、出力中の放送番組の終了時刻までの残り時間を算出する算出手段とを備え、前記出力手段は、更に前記算出手段による終了時刻までの残り時間を出力することを特徴とする。
さらに、本発明は、受信中放送番組を記録しつつ、当該番組を任意の時点から再生できる記録再生手段を備え、前記出力手段は、前記記録再生手段にて再生された放送番組を出力することを特徴とする。
本発明の放送番組受信機によると、視聴番組の放送終了までの残り時間を、ユーザに提供することが可能となる。また、本発明の放送番組受信機によると、再生中の番組の残り時間を提供できるだけでなく、例えばタイムシフト再生中の番組の実際の放送が終了するまでの残り時間と当該番組のタイムシフト再生終了までの残り時間を、ユーザに提供することが可能となる。
ユーザに提供される残り時間については、実際に受信した番組の映像を表示させる表示部に合せて表示させることで、ユーザは落ち着いて視聴中の番組を見ることができる。
以下の実施の形態においては、放送番組受信機の一例として番組を表示するための表示部を備えたテレビジョン受信機を示すが、本発明は放送番組を表示する表示部(例えば、モニター等)を備えるものに限らず、放送番組を表示部に出力する出力手段を備えた放送番組受信機であればすべてに適用することが可能である。例えば、HDDレコーダーやDVDレコーダーは、放送番組を受信し、受信した番組を、HDDレコーダーやDVDレコーダーに設けられた映像及び音声端子を経由して、接続されたモニターへ出力する出力手段を備えた放送番組受信機であり、このような放送番組受信機に対しても本発明を適用することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明を適用したテレビジョン受信機の内部構成を説明するためのブロック図である。このテレビジョン受信機はデジタル放送を受信し、表示部に画像を表示するものである。なお、以下に説明する受信機に本発明が限定されるものではないことは上述した
通りである。
図1において、1はアンテナ(図示省略)より受信した複数の放送信号のうち、ユーザが選択した所望のチャンネルの放送信号を取得するチューナ、2は取得した放送信号より、多重化されている信号をそれぞれ分離する機能を担い、音声信号、映像信号、そしてPSI/SI情報(番組特定情報/番組配列情報)等の分離を行う信号分離部である。
また、符号3は多重化された放送信号を上記信号分離部2で分離した、音声信号から音声を復号する音声復号部、4は復号された音声を出力するスピーカである。同様に符号5は多重化された放送信号の内、上記信号分離部2で分離された映像信号から、映像を復号する映像復号部、6は復号された映像に、さらに別の映像やテキストを合成する合成部、7は映像を表示させる、液晶、プラズマ、CRT等の表示部である。ここで、合成部6は、合成する映像やテキストが無い場合は、映像信号処理部5で復号された映像をそのまま表示部7に出力する。
上記スピーカ4、表示部7に音声及び映像を出力するものが出力手段であり、この例では音声復号部3、合成部6が出力手段を構成する。上記スピーカ4及び表示部7を備えていないHDDレコーダー等の放送番組受信機では、モニター出力用として上記出力手段からの出力端子が設けられている。
また、図1における符号8は、テレビジョン受信機全体の基準となるクロックを発生する基準クロック(STC:System Time Clock)発生部でり、本発明による時間情報を取得するための第二取得手段を構成している。この基準クロック発生部8からのクロックが、デジタル放送を受信するテレビジョン受信機において、音声と映像を適切なタイミングで提供するために用いられている。
そして、符号9はユーザ入力を受け取り、上述した各ブロックを含み、その他のブロックの動作を制御する制御部であり、該制御部9は後で詳述する記憶部90を備える。また、符号10はテレビ番組の映像以外に、ユーザに対して提示する受信中番組の残り時間等の情報を生成するガイダンス情報生成部である。さらに符号11は、ユーザからの選局情報に基づき、選局チャンネル切替制御を行う選局制御部である。この選局制御部11は多重化された放送信号のうち、PSI/SI情報を処理し、番組スケジュール(EPG)を取り出すEPG処理部を含む。
上述したような各構成要素を備えることでテレビジョン受信機を構成している。このテレビジョン受信機には、さらに記録再生機能を同時に合わせ持つことができる。記録再生機能は、受信した番組の記録、記録した番組の再生制御を行う記録再生制御部12、及び番組を記録しておく記録部13とからなる。
以上のように構成されたデジタル放送対応のテレビジョン受信機では、映像と音声とを同期再生する必要がある。これに対し、アナログ放送では、テレビジョン受信機は受信したまま再生するだけで映像と音声の同期を確保することができた。しかし、デジタル放送では、MPEG圧縮された映像信号のデータ量が変動するため、テレビジョン受信機は受け取った映像信号をそのままのタイミングで再生することはできない。そこで、デジタル放送における、映像と音声の同期の仕組みを、図2を用いて説明する。
図2は、デジタル放送における映像と音声とを同期再生するための説明図である。図2において、送信側の映像符号化部21、音声符号化部22、多重化部23は、送信側に設置した基準クロック(STC)発生部24からの発生クロックに同期して動作する。映像符号化部21はSTCを基準に表示タイミングをあらわすPTS(Presentati
on Time Stamp)を、符号化した映像信号に入れる。音声符号化部22も同様に符号化した音声信号にPTSを入れる。多重化部23は、基準クロック(STC)発生部24からのクロックを受信側に送るために、映像信号と音声信号を多重化した放送信号にPCR(Program Clock Reference)を入れ、受信側に伝える。
一方、受信側については、図1のテレビジョン受信機で説明した映像及び音声を同期して出力する部分を特定して示している。この受信側では、受信したPCRを用いて、送信側と同じ基準クロックを基準クロック(STC)発生部8で発生し、受信機全体の基準とする。映像復号部5、音声復号部3は、このSTCを基準にして、PTSに記載されたタイミングに映像と音声の同期をとって出力する。これにより、映像と音声の同期関係が維持された状態で視聴することができる。
次に、図1を参照して、ユーザがテレビ番組を視聴する場合のテレビジョン受信機の動作概要を説明する。ユーザがリモコンなどを用いて選局したチャンネルを指示すると、制御部9はそのユーザ入力を受け取り、選局制御部11へ与える。選局制御部11は選局情報に基づき、チューナ1の受信するチャンネルを切り替え、チューナ1は多重化された放送信号を取得し、その信号は信号分離部2で分離される。多重化されていた信号のうち、音声信号と映像信号はそれぞれ音声復号部3と映像復号部5で復号され、音声はスピーカ4より出力され、映像は合成部6を介して表示部7より出力される。音声と映像の同期に関わる動作は図2で説明した通りである。
また、図1を参照して、ユーザが受信中放送番組を記録しつつタイムシフト再生する場合のテレビジョン受信機の動作概要を説明する。番組を記録する際、ユーザが記録する番組を選択し、リモコンなどを用いて番組記録を指示すると、制御部9はそのユーザ入力を受け取り、選局制御部11へ選択された番組の情報を与え、記録再生制御部12へ記録指示を与える。選局制御部11はユーザ入力情報に基づき、チューナ1の受信するチャンネルを切替え、チューナ1はユーザが選択した番組の放送信号を取得する。取得した放送信号は信号分離部2を経由して記録再生制御部12へ与えられ、記録部13に記録される。
記録した番組をタイムシフト再生する際、テレビジョン受信機は上記の通り受信中の番組を記録しながら次の動作を行う。ユーザがリモコンなどを用いてタイムシフト再生を指示すると、制御部9はそのユーザ入力を受け取り、記録再生制御部12へ与える。記録再生制御部12は記録部13に記録している番組を、番組開始時点から読み出し、信号分離部2へ与える。音声信号と映像信号はそれぞれ音声復号部3と映像復号部5で復号され、音声はスピーカ4より出力され、映像は合成部6を介して表示部7より出力される。この時、STCを基準にして音声と映像の同期をとるが、実際の放送よりも遅れて番組を再生している為、音声信号及び映像信号に入っているPTSとSTCの値がずれている。そのため、PTSとSTCが、番組の再生開始位置のPTSの値と再生開始時のSTCの値の差を保つタイミングで、番組を再生し、音声と映像の同期をとる。
<リアルタイム視聴による制御動作>
以上説明したように図1のテレビジョン受信機は、デジタル放送を受信しユーザが望む番組を視聴でき、また記録再生制御部12を利用して録画でき、またその録画した番組をタイムシフト再生で視聴することができる。このような構成のテレビジョン受信機において、以下に本発明の理解を深めるために、本発明の目的を達成するための制御動作について図3、図4、図5を参照して説明する。
図3は制御部9に備えられる記憶部90の説明図である。なお、記憶部90は、制御部に9に設けることなく、別構成の記憶部を設けるように構成してもよいことは勿論であり
、該別構成の記憶部においても、以下に示すように制御され、情報記憶を行う。
そこで、制御部9に備えられた記憶部90は、受信番組の番組開始時のPTS値を保持する記憶領域91、タイムシフト再生する番組の記録番組開始時のPTS値を保持する記憶領域92、そして、ガイダンス情報提示のタイミングを含む各種ユーザ設定情報を保持する記憶領域93を持つ。これらの情報を記憶部90に記憶しておくことで、以下に説明する視聴中にユーザが希望するガイダンス情報、特にその番組の残り時間を提示する制御が実現できる。
図4は、実際にテレビ番組を視聴している時に、本発明によるガイダンス情報の提示例を示すもので、この図に基づいて実際の表示例等を順に説明していく。
図4では、ユーザがチャンネル1(CH1)で21:00から22:00まで放送される番組を視聴し、ガイダンス情報の提示タイミングとして、番組の放送終了5分前及び放送終了時を予め指定している例を示す。
ユーザはリモコン等を用いて、チャンネル1を選択する。テレビジョン受信機は先に説明したように選択されたチャンネルの番組を出力する。図1の例では表示部7に映像を、スピーカ4を介して音声を出力する。そして、ユーザがリモコン等を用いて、ガイダンス情報の提示タイミングとして、番組の放送終了5分前と放送終了時を指定すると、制御部9はそのユーザ入力を受け取り、制御部9が備える記憶部90の記憶領域93にユーザ設定情報を記憶する。記憶領域93に記憶されたガイダンス情報の提示タイミングは、次にユーザが提示タイミングを変更するまで上書きされることなく保存される。つまり、ユーザは一度ガイダンス情報の提示タイミングを設定しておけば、番組を視聴する度に設定し直す必要はない。
ユーザが設定したチャンネル1の番組が放送開始(21:00)より、テレビジョン受信機の表示部7に、図4(a)に示すように表示される。放送終了5分前(21:55)までは、チャンネル1の番組がそのまま継続して表示される。
制御部9は音声と映像の同期を取る為のPTSあるいはSTCと、番組スケジュールに含まれる視聴番組の編成時間(番組開始から終了までの時間)を用いて、視聴番組の残り時間を算出し、またユーザに対するガイダンス情報を作成、提示することができる。以下に詳細を説明する。制御部9は、選局制御部11からPSI/SI情報の一部を取得し、その情報を基に、映像復号部5に入力される映像信号を監視し、番組開始時の映像信号を検出する。そして番組開始時の映像信号に含まれているPTS値を映像復号部5から取得し、記憶領域91に記憶する。同様にして、音声信号から番組開始時のPTS値を取得することもできる。
また制御部9は選局制御部11がPSI/SI情報から取り出した番組スケジュールを取得し、視聴番組の編成時間を得る。ここでの番組スケジュールには、少なくとも現受信チャンネルで放送されている番組と、それに続く番組の開始時間、編成時間、番組タイトル名の番組情報が含まれている。また、制御部9は記憶領域91に保持している番組開始時のPTS値と、その時点で出力している音声あるいは映像の信号に含まれているPTS値から、番組開始からその時点迄の経過時間を算出する。そして、制御部9は番組の編成時間と、算出した番組開始からの経過時間との差を求めることによって、視聴番組終了までの残り時間を算出する。算出した残り時間と、記憶領域93に記憶されたガイダンス情報提示のタイミングである番組の放送終了5分前あるいは番組放送終了時とを制御部9は対比する。
上記説明では音声信号あるいは映像信号に含まれているPTS値を用いて番組開始からの経過時間を算出している。しかし、PTS値と基準クロック発生部8のSTC値には相関があり、PTS値とSTC値が一致するタイミングで、音声と映像は出力されているため、制御部9は、PTS値の代わりにSTC値を参照して番組開始からの経過時間を算出してもよい。
上述した制御を繰り返し行い、制御部9は、ユーザが選択したガイダンス情報提示のタイミング、例えば番組終了5分前あるいは番組放送終了時の状態であることを検出すれば、ユーザに提示するガイダンス情報を合成部6へ与え、表示部7に表示させることにより、ユーザへガイダンス情報を提示する。
そのために、制御部9は、予めガイダンス情報生成部10へガイダンス情報生成を指示し、ガイダンス情報生成に必要な情報である、ユーザに提示する残り時間情報や最新の番組スケジュールをガイダンス情報生成部10へ与える。ガイダンス情報生成に必要な情報である、提示する残り時間情報や番組スケジュールが更新されれば、制御部9は更新された最新の情報をガイダンス情報生成部10へ与え、最新の情報に基づきガイダンス情報を生成させる。ただし、ガイダンス情報として残り時間情報のみをユーザに提示する場合は、制御部9は番組スケジュール情報をガイダンス情報生成部10へ与えなくても良い。
ガイダンス情報生成部10はガイダンス情報を保持しておく記憶部(図示せず)を備える。ガイダンス情報生成部10は、制御部9から得た情報を基にガイダンス情報を生成し、ガイダンス情報生成部10の備える記憶部に保持しておく。ユーザに提示する残り時間情報や番組スケジュールが更新された場合は、ガイダンス情報を最新の情報に基づいて生成し直し、ガイダンス情報生成部10の備える記憶部に保持しておく。
制御部9は、ユーザが指定したガイダンス情報提示のタイミング、例えば実際の番組放送終了5分前であることを検出したら、ガイダンス情報生成部10が生成し、その記憶部に保持しているガイダンス情報を取り出して、合成部6へ出力する。そして、合成部6において、現時点で視聴している番組の映像と上記ガイダンス情報を合成させ、これを表示部7に表示させる。
上記表示例についてユーザが設定した放送終了5分前(21:55)の状態で、ユーザへのガイダンス情報提示例を2つ示す。図4(b1)に示す例では、番組の映像画面の下部に、番組放送終了までの残り時間を示す「あと5分で終了します」といったガイダンス情報が表示される。
また、図4(b2)に示す例は、番組の映像画面の下部に、残り時間を示す情報と共に次の番組情報を提示したものである。つまり、ユーザへのガイダンス情報として、番組放送終了までの残り時間すなわち次の番組が始まるまでの時間と、番組スケジュールから得られる情報である受信中の放送局で次に放送される番組のタイトル名等が視聴番組の映像に合成されて、表示される。
なお、ガイダンス情報は上述した表示例に限られたものではなく、この他にも、選局中の放送局で次に放送される番組の放送開始終了時刻や、他局の番組情報を、残り時間と共にガイダンス情報として提示してもよい。また、表示例では残り時間を含むガイダンス情報を画面下部に表示しているが、ガイダンス情報表示位置は画面下部に限られるものではなく、上部又はサイド等に表示させるようにしてもよい。
本発明において、ユーザが希望する視聴中の番組の残り時間を表示させているが、この表示は番組の終了時まで表示させる必要はない。つまり常時表示させていれば、視聴の邪
魔ともなり、しかも残り時間が刻々と変化していく。そのため、決められた時間、例えば30秒程度表示した後に消える。この時間は、ユーザが認識できる時間にすればよく、15秒、あるいは10秒といったように任意に設定できる。そして、視聴中の番組が放送終了時(22:00)になれば、ユーザに対し以下に説明するようなガイダンス情報を提供できる。
そのガイダンス情報の提示例として図4(c)に示す。図4(c)に示す例では、画面全体に、複数チャンネルの番組スケジュールがガイダンス情報として表示される。ここで、複数チャンネルとは、選局中のチャンネルを含む他の複数のチャンネルである。また選局中のチャンネル(この例ではチャンネル1)以外の複数の他チャンネルであってもよい。
複数チャンネルの番組スケジュールは、選局制御部11に含まれるEPG処理部で従来より周知の技術手段で取得可能である。例えば、全チャンネル分の番組スケジュールを各局から送信するBSデジタル放送においては、複数チャンネルの番組スケジュールの取得が容易に行える。各局が自局の番組スケジュールしか送信しない地上デジタル放送では、選局制御部11が複数チャンネルをスキャンすることにより、複数チャンネルの番組スケジュールを取得できる。
図4(c)には、選局中の放送局あるいは他局のチャンネル、番組のタイトル名、その時点での放送状態(開始あるいは放送中)の情報が示されている。しかし、この他にも、番組の放送開始終了時刻などの番組情報を、ガイダンス情報として提示しても良い。また、ユーザ操作により、ガイダンス情報の画面上で、番組を選択することを促す。図4(c)に示す例ではガイダンス情報を画面全体に表示しているが、ガイダンス情報を表示画面の一部に表示しても良い。
この様に、以上説明した本実施の形態におけるテレビジョン受信機では、視聴中番組の放送終了までの残り時間を、ユーザに、手間をかけずに、所定のタイミングで提供することができる。ここで、所定のタイミングとしては、ユーザ設定によるものとして例示したが、これは受信機自体で予め決められた時間であってもよい。また、表示させているが、音声による提示であってもよいことは勿論である。
また、本実施の形態によれば、残り時間を提供することができると同時に、その提供時に合せて他のガイダンス情報を提示できる。その例としては、図4(b2)に例示したように、その後に始まる番組情報、あるいは他のチャンネルで放送される番組情報、あるいは放送されている番組情報を合せて提示できる。
さらに、本実施の形態によるテレビジョン受信機では、視聴中の番組終了後に放送される番組スケジュールの情報も、所定のタイミングで、ユーザは入手することができるため、見たい番組を見逃すことが無い。
ここで、デジタル放送では、番組スケジュール情報が常に放送局から送信されており、例えばスポーツ番組の実況中継番組が延長になった場合でも、番組スケジュールにその変更が反映され、送信される。そのため、本発明のテレビジョン受信機では、更新された最新の番組スケジュールを用いて、正確な視聴番組の残り時間を算出でき、また、正しいガイダンス情報を正確なタイミングで提供することができる。つまり、視聴中の番組が延長されて放送されるような場合においても、その終了時までの残り時間を正確に提示できる。
以上説明した構成のテレビジョン受像機によれば、ユーザは、番組終了までの正確な残
り時間を確認することができるので、それを機会に何をするか、事前に予定を立てることができる。
上述した例では、予めユーザが設定したタイミングになれば番組の残り時間情報を自動的に提供するようにしているが、ユーザはさらに頻繁に残り時間情報を確認したい場合がある。この問題を解決するために、テレビジョン受信機は、ユーザからガイダンス情報即時提示の要求を受け付ければよい。
例えば、ユーザが、リモコンに備えたガイダンス情報要求ボタンを押すと、制御部9は当該ボタンが押されたという入力を受け取り、受信中の番組終了までの残り時間を提示させることができる。この時、同時に次の番組情報や他の放送番組の情報を併せて提示させることもできる。
以上のように、ユーザが所望するタイミングで、本発明による受信中の番組終了までの残り時間をガイダンス情報として即座に提示することによって、ユーザからの要求に応えることができる。この場合、残り時間の算出は、上記ボタンが操作された時点で、先の説明の通り、受信中の放送番組の残り時間が制御部9を含めて算出され、これが出力手段を介して出力される。また、以上の残り時間の提示のタイミングは、第1の実施の形態に限るものではなく、後述の第2の実施の形態においても適用できることは勿論である。
<ガイダンス情報の提示の他の態様>
上述した図4(b1)、図4(b2)の表示例の説明では、番組終了までの残り時間を含む情報をガイダンス情報として提示しているが、番組終了までの残り時間は刻々と変化しているため、所定時間後に消える形態について説明した。このような形態でなく、残り時間を更新して表示する例を以下に説明する。これはガイダンス情報を常時表示し続けていると番組視聴の邪魔になるという問題も合せて解消でき、かつユーザ側で残り時間が認識できなかった場合の問題をも合せて解消できる有効なものとなる。
この問題を解決するために、ユーザへのガイダンス情報は、一定時間表示すると消去し、さらに、時間が経過すると、残り時間情報を更新したガイダンス情報としてユーザに提示すればよい。
例えば、21:55に図4(b1)あるいは(b2)のガイダンス情報を表示し、10秒間表示した後、ガイダンス情報を消し、チャンネル1の番組を表示する。その後、21:56になると、残り時間を4分に更新したガイダンス情報を表示し、10秒間表示した後、消す。同様にして、残り時間が3分、2分、1分になった際も、残り時間を更新したガイダンス情報を10秒間表示し、消すことを繰り返す。これは、制御部9が予め決められたプログラムに従って制御するか、ユーザが指定したときに、上述した残り時間のガイダンス情報の提示を制御するようにすることができる。
この様にすることによって、正確な残り時間情報をユーザに提示することができ、また、ガイダンス情報が番組視聴の邪魔になることがないという効果を得る。さらに、最初のガイダンス情報の提示をユーザが見逃しても、それ以後に提示される情報を確認することで、確実にユーザに所望するガイダンス情報を提示できる。
<番組の他の態様>
ユーザは番組終了や、番組視聴中に始まったコマーシャルを機会にして、チャンネルを変更したり、席を離れたりする。そのため、上記に示した実施の形態の様に番組終了までの残り時間を提供するだけでなく、次に放送されるコマーシャル開始までの時間をユーザに提供できる。
番組スケジュールにコマーシャル放送のスケジュールが含まれている場合、本態様のテレビジョン受信機は以下に示す様にして、次のコマーシャル放送までの時間を算出し、ユーザに提供する。
制御部9は視聴番組の残り時間を算出する場合と同様にして、番組開始からのその時点までの経過時間を算出する。制御部9は、選局制御部11から得たコマーシャル放送のスケジュールを含む番組スケジュールと、算出した経過時間から、次に放送されるコマーシャルを特定し、コマーシャル開始までの時間を算出する。
例えば、ユーザが、リモコンに備えたガイダンス情報要求ボタンを1回目に押すと、制御部9はその入力を受け取り、次に放送されるコマーシャル開始までの時間をガイダンス情報として提示する。そして、上記1回目の操作時より所定時間以内、例えば10秒以内に2回目の操作を行うと、制御部9はその入力を受け取り、番組終了までの残り時間をガイダンス情報として提示する。以上の操作の順序は逆であってもよい。つまり、1回目で残り時間を、2回目でコマーシャルが始まるまでの時間を提示するようにしてもよい。この例では同一ボタンの2度の操作でそれぞれのガイダンス情報を提示するようにしているが、それぞれのガイダンス情報の提示のために個別にボタンを設けて構成してもよい。
この様に、次に放送されるコマーシャル開始までの時間のガイダンス情報を提示できると共に、番組終了までの残り時間を、ユーザは確認することができるので、それを機会に何をするか、事前に予定を立てることができる。
<タイムシフト視聴による制御動作>
以上の制御動作は、現時点で放送されている番組をリアルタイムで視聴する場合における制御動作について説明した。この制御とは別に、本発明の他の目的を達成するタイムシフトによる視聴を行う場合での残り時間のガイダンス情報の提示制御について説明する。
受信中番組を記録しつつその番組を追いかけてタイムシフト再生する場合、実際の放送とタイムシフト再生による視聴終了までの時間にずれが生じるため、ユーザは実際の放送における番組の残り時間だけでなく、タイムシフト再生による視聴終了までの残り時間も確認したい。このため、本発明のテレビジョン受信機では、両方の残り時間をガイダンス情報として提供できる。なお、本発明においては、少なくともタイムシフト再生による視聴終了までの残り時間を提供する構成することもできる。
図5は、受信中放送番組を記録しつつタイムシフト再生する時に、本発明によるガイダンス情報の提示例を示すもので、この図に基づいてガイダンス情報提示にかかる制御動作と表示例を説明する。
図5は、説明を簡単に、またタイムシフト視聴による本実施の形態を理解しやすくするために、図4と同様にチャンネル1で21:00から22:00まで放送される番組を視聴する場合の例である。ここで、図4と異なるのは、ユーザが希望する番組を記録しつつ、その番組を実際の放送よりも15分遅れてタイムシフト再生して視聴している点である。ユーザはガイダンス情報の提示タイミングとして、番組の実際の放送終了5分前と放送終了時を予め指定している。
ユーザは、予めリモコン等を用いて、チャンネル1で21:00から22:00まで放送される番組の記録予約を行っておくと、テレビジョン受信機は先に説明したように選択された番組を記録再生制御部12を介して記録部13に順次記録していく。また、ユーザはリモコン等を用いて、21:15にタイムシフト再生開始を指示すると、テレビジョン
受信機は、受信中番組の記録を継続しながら、その番組を最初から記録再生制御部12の制御により再生していく。ガイダンス情報提示タイミングの指定は、図4で説明した通りである。
タイムシフト再生開始時(21:15)には、テレビジョン受信機の表示部7に、図5(a)再生開始時の表示画面に示すようにチャンネル1の番組が実際の放送よりも15分遅れて最初から再生され、出力手段である合成部6を介して表示部7に表示される。
ここで、実際の番組放送終了までの残り時間の算出、またガイダンス情報の提示タイミングの検出は、先に説明した番組のリアルタイム視聴と同様に行われる。
次に、番組を記録する際の記録再生制御部12の動作、タイムシフト再生時の制御部9の制御動作を説明する。
番組を記録する際、記録再生制御部12は、信号分離部2から受け取る音声信号と映像信号をPTS値と共に記録部13に記録させる。尚、PTS値は音声と映像の同期再生が可能であれば、記録再生制御部12において値を変更してもよい。また、記録再生制御部12は、信号分離部2から受け取るPSI/SI情報に含まれる、少なくとも現受信番組の編成時間を含む番組情報を、制御部9が検出する現受信番組の実際の放送が放送終了するタイミングあるいは終了直前のタイミングで、記録部13に記録させる。
制御部9は、タイムシフト再生開始のユーザ入力を受け取ると、記録再生制御部12にその指示を与え、記録再生制御部12は記録部13に記録していた番組を番組開始時点から読み出す。その際、制御部9は、記録再生制御部12から、番組開始時の音声信号あるいは映像信号に含まれるPTS値を取得し、記録番組開始時のPTS値を保持する記憶領域92に記憶させる。この値は、制御部9が番組開始時点から再生箇所までの経過時間を後で算出するために用いられる。
制御部9は選局制御部11がPSI/SI情報から取り出した番組スケジュールを取得し、視聴番組の編成時間を得る。また、制御部9は記憶領域92に保持している記録番組開始時のPTS値と、その時点で再生している音声あるいは映像の信号に含まれているPTS値から、番組再生開始から再生箇所までの経過時間を算出する。そして、制御部9は番組の編成時間と、算出した番組開始からの経過時間との差を求めることによって、タイムシフト視聴終了までの残り時間を算出する。
上記では、音声信号あるいは映像信号に含まれているPTS値を用いて番組再生開始から再生箇所までの経過時間を算出している。しかし、PTS値と基準クロック発生部8のSTC値には相関があるため、制御部9はPTS値の代わりにSTC値を参照して経過時間を算出してもよい。例えば、記録番組をタイムシフト再生する際、記録番組開始時のPTS値がT1、その時のSTC値がT2であったとする。制御部9はSTC値とPTS値が常にT2−T1を保ち続けるタイミングで音声と映像を再生するように制御する。すなわち、STC値が1進む度に、PTS値も1進むように制御する。この様にPTS値とSTC値には相関があるため、PTS値の代わりにSTC値を用いることも出来る。
制御部9がタイムシフト視聴終了までの残り時間を求める際に使用する当該番組の編成時間は、実際の放送終了前までは、放送信号に含まれる番組スケジュールから入手でき、実際の放送終了後は、番組放送終了時あるいは終了直前に記録部13に記録した番組情報から入手することができる。これにより、番組が延長される場合でも、更新された最新の番組スケジュールを利用できるので、ユーザに対してこの実施の形態において正しいガイダンス情報を提示できる。
そこで、上述したようにユーザが指定したガイダンス情報の提示タイミング、例えば現時点でのチャンネル1の実際の放送終了5分前あるいは実際の番組放送終了時の状態であることを制御部9が検出すれば、リアルタイム視聴と同様に、ユーザに提示するガイダンス情報を合成部6へ与え、表示部7に表示させることにより、ユーザへガイダンス情報を提示する。以下にその説明を行う。
そのために、制御部9は、予めガイダンス情報生成部10へガイダンス情報生成を指示し、ガイダンス情報生成に必要な情報である、ユーザに提示する残り時間情報や最新の番組スケジュールをガイダンス情報生成部10へ与える。ガイダンス情報生成に必要な情報である、提示する残り時間情報や番組スケジュールが更新されれば、制御部9は更新された最新の情報をガイダンス情報生成部10へ与え、最新の情報に基づきガイダンス情報を生成させる。ただし、ガイダンス情報として残り時間情報のみをユーザに提示する場合は、制御部9は番組スケジュール情報をガイダンス情報生成部10へ与えなくても良い。
ガイダンス情報生成部10はガイダンス情報を保持しておく記憶部を備える。ガイダンス情報生成部10は、制御部9から得た情報を基にガイダンス情報を生成し、ガイダンス情報生成部10の備える記憶部に保持しておく。ユーザに提示する残り時間情報や番組スケジュールが更新された場合は、ガイダンス情報を最新の情報に基づいて生成し直し、ガイダンス情報生成部10の備える記憶部に保持しておく。
制御部9は、ユーザが指定したガイダンス情報提示のタイミング、例えば実際の番組放送終了5分前であることを検出したら、ガイダンス情報生成部10が生成し、その記憶部に保持しているガイダンス情報を取り出して、合成部6へ出力する。そして、合成部6において、タイムシフト再生している番組の映像と上記ガイダンス情報を合成させ、これを表示部7に表示させる。
実際の放送終了5分前(21:55)におけるユーザへのガイダンス情報提示例を図5に示す。図5(b1)に示す例は、タイム視聴時と同様であり、再生中の映像画面の下部に、ユーザへのガイダンス情報として、実際の放送において番組が終了するまでの残り時間、すなわち次の番組が始まるまでの時間と、次に放送される番組のタイトル名とがタイムシフトにより視聴している画面上に合成されて、表示される。また、図5(b2)に示す例は、タイムシフト視聴によるもので再生中の映像画面の下部に、ユーザへのガイダンス情報として、タイムシフト再生による視聴終了までの残り時間が合成されて、表示されることもできる。
しかし、ガイダンス情報はこれらの例に限られたものではなく、この他にも、選局中の放送局で次に放送される番組の放送開始終了時刻や、他局の番組情報を、ガイダンス情報として表示しても良い。また、これらの例ではガイダンス情報を画面下部に表示しているが、ガイダンス情報表示位置は画面下部に限られるものではない。
さらに、実際の番組放送が終了するまでの残り時間、またタイムシフト再生による視聴終了までの残り時間を図5(b1)あるいは(b2)で別に表示させているが、実際の番組放送終了までの残り時間と、タイムシフト再生による視聴終了までの残り時間とを同時に表示させるようにしてもよい。
次に、実際の放送終了時(22:00)のユーザへのガイダンス情報提示例を図5(c)に示す。実際の放送終了時には、制御部9はタイムシフト再生を一時停止させ、表示部7の画面上にガイダンス情報を提示する。図5(c)に示す例では、画面全体に、複数チャンネルの番組スケジュールがガイダンス情報として表示される。複数チャンネルの番組
スケジュールの取得は、図4(c)で説明した通りである。
図5(c)には、選局中の放送局あるいは他局のチャンネル、番組のタイトル名、その時点での放送状態(開始あるいは放送中)、そしてタイムシフト再生継続の選択情報が示されている。しかし、この他にも、番組の放送開始終了時刻などの番組情報を、ガイダンス情報として提示しても良い。また、ユーザ操作により、ガイダンス情報の画面上で、視聴番組の切替やタイムシフト再生継続を選択することを促す。図5(c)に示す表示例の説明においては、タイムシフト再生を一時停止させガイダンス情報を画面全体に表示させていたが、タイムシフト再生を継続させながらガイダンス情報を表示画面の一部に表示しても良い。
以上説明した実施の形態によるテレビジョン受信機では、タイムシフト再生中の番組の実際の放送が終了するまでの残り時間だけでなく、当該番組のタイムシフト再生終了までの残り時間を、ユーザが指定した所定のタイミングで提供することができる。その結果、ユーザは、実際の放送の残り時間情報とタイムシフト再生終了までの残り時間情報を確認しながら、タイムシフト再生している番組を早送りし、次の番組が始まるまでに、実際の放送に追いつくようにタイムシフト視聴を行うことができる。さらに、この実施の形態によるテレビジョン受信機では、所定のタイミングで、タイムシフト再生中の番組の実際の放送終了後に放送される番組情報も、ユーザに提供できるため、当該番組の放送終了後に放送される番組を見逃してしまうこともなくなる。
上述した例では、予めユーザが指定したタイミングになれば残り時間情報を入手できるが、ユーザはさらに頻繁に残り時間情報を確認したい場合がある。この問題を解決するために、テレビジョン受信機は、ユーザからガイダンス情報即時提示の要求を受け付ければよい。
例えば、ユーザが、リモコンに備えたガイダンス情報要求ボタンを1回押すと、制御部9は当該ボタンが1回押されたとしてその入力を受け取り、実際の放送における番組終了までの残り時間を提示させることができる。当該ボタンが押されてから所定時間以内、例えば10秒以内に、さらにボタンが押されると、制御部9は当該ボタンが2回押されたとしてその入力を受け取り、タイムシフト再生している番組の視聴終了までの残り時間をガイダンス情報として提示できる。この時、同時に次の番組情報や他の放送番組の情報を併せて提示することもできる。また、上記ボタン操作における1回または2回の操作におけるそれぞれのガイダンス情報の提示は、逆であってもよいことは勿論である。
以上のように、ユーザが所望するタイミングで、受信中放送番組の実際の放送終了までの残り時間あるいはタイムシフト視聴終了までの残り時間をガイダンス情報として即座に提示することによって、ユーザからの要求に応えることができる。この場合、残り時間の算出は、上記ボタンが操作された時点で、先の説明の通り、受信中の放送番組の実際の放送終了までの残り時間あるいはタイムシフト視聴終了までの残り時間が制御部9を含めて算出され、これが出力手段を介して出力される。
なお、上記の例では任意の時点で、ガイダンス情報要求ボタンを1度または2度操作することで、実際の放送終了までの残り時間、あるいはタイムシフト視聴終了までの残り時間を提示するようにしたが、タイムシフト視聴によるボタンを別途設け、タイムシフト視聴による残り時間の提示を行うものであってもよいことは勿論である。
また、以上の説明は、第1の実施の形態に限るものではなく、以下に説明する第2の実施の形態においても適用できることは勿論である。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態で示したテレビジョン受信機では、視聴番組の残り時間を、番組スケジュールと、時間情報として取得するための放送信号に含まれるPTSあるいは基準クロックSTCを用いて算出していた。
第2の実施の形態で示すテレビジョン受信機は、視聴番組の残り時間を、番組スケジュールと、時間情報としてテレビジョン受信機が備える時計部から得られる現在時刻を用いて、算出するものとして説明する。
図6は、第2の実施の形態で示すテレビジョン受信機の内部構成を説明するためのブロック図である。このテレビジョン受信機はアナログ放送受信機、デジタル放送受信機のどちらであっても良い。図6に示すブロック図は、図1のテレビジョン受信機のブロック図と同一である構成要素については同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図6において、214は現在時刻を維持する第二取得手段を構成する時計部である。時計部214は、正確な時刻管理のために、様々な現在時刻情報を用いて、自動的に時刻合わせを行う。例えば、時計部214は自動的に時刻合わせを行う電波時計であってもよい。また、時計部214はデジタル放送に含まれる現在時刻を基に、時刻合わせを行う時計であってもよい。209はユーザ入力を受け取り、各ブロックを制御する図4において説明した制御部9と同様の制御部であり、記憶部90’を備える。制御部209に備えられる記憶部90’は図7に示す様にガイダンス情報提示のタイミングを含む各種ユーザ設定情報を保持する記憶領域93とタイムシフト量を保持する記憶領域94を持つ。符号212は受信した番組の記録、記録した番組の再生制御を行う記録再生制御部である。記録再生制御部212は受信した番組をデジタルデータとして保存する。
デジタル放送受信機においては、第1の実施の形態で説明した通り、記録再生制御部212は、番組記録の際、デジタルデータである音声信号と映像信号をPTS値と共に記録部13へ記録させ、番組再生の際、記録した音声信号と映像信号を再生させる。アナログ放送受信機においては、記録再生制御部212は内部に処理回路を備え、番組記録の際、アナログデータである映像と音声を、それぞれデジタルデータに変換、圧縮し、さらに映像と音声の同期をとるためのPTSを付加して記録部13へ記録させる。そして、番組再生の際、記録再生制御部212は内部に備える処理回路を用いて、記録部13にデジタルデータとして記録した音声と映像信号を、PTSに基づき同期させて、解凍、アナログデータへ変換し、再生する。図6に示すブロック図には、基準クロック(STC)発生部8を図示していないが、デジタル放送を受信する受信機であれば備えられており、音声と映像の同期をとるために用いられる。
次に、上述のように構成されたテレビジョン受像機において、本発明の理解を深めるためにも特徴となる構成要素の動作を、テレビ番組をリアルタイム視聴する場合と、受信中放送番組を記録しつつタイムシフト再生する場合とに分けて説明する。
<リアルタイム視聴による制御動作>
テレビ番組を視聴する場合の、第2の実施の形態の特徴となる構成要素の動作を説明する。ガイダンス情報の例は、第1の実施の形態で示した例と同様であるため、説明を省略する。また、ガイダンス情報提示タイミングの指定等についても、説明を簡単にするために第1の実施の形態で示した例と同一として説明する。
制御部209は時計部214の現在時刻と番組スケジュールに含まれる視聴番組の終了時刻を用いて、視聴番組の残り時間を算出し、またユーザに対するガイダンス情報を作成
、提示することができる。ここで、デジタル放送における番組スケジュールの取得は、第1の実施の形態で説明した通りである。アナログ放送における番組スケジュールを構成する番組情報は、放送信号のVBI(垂直帰線消去期間)に重畳されており、信号分離部2は番組情報を放送信号から分離し選局制御部11へ与え、選局制御部11のEPG処理部が番組スケジュールを取り出し、制御部209へ与える。
制御部209は時計部214から現在時刻を取得する。また、制御部209は選局制御部11から番組スケジュールを取得し、番組スケジュールに含まれている情報から、視聴番組の終了時刻を得る。制御部209は現在時刻と、視聴番組の終了時刻との差を求めることによって、視聴番組終了までの残り時間を算出し、記憶領域93に記憶されたガイダンス情報提示のタイミングを判断する。もし放送終了時刻の5分前あるいは番組終了時の状態であることを制御部209が検出すれば、ユーザに提示するガイダンス情報を合成部6へ与え、表示部7に表示させることにより、ユーザへのガイダンス情報を提示する。
そのために、制御部209は、予めガイダンス情報生成部10へガイダンス情報生成を指示し、ガイダンス情報生成に必要な情報である、ユーザに提示する残り時間情報や最新の番組スケジュールをガイダンス情報生成部10へ与える。ガイダンス情報生成に必要な情報である、提示する残り時間情報や番組スケジュールが更新されれば、制御部209は更新された最新の情報をガイダンス情報生成部10へ与え、最新の情報に基づきガイダンス情報を生成させる。ただし、ガイダンス情報として残り時間情報のみをユーザに提示する場合は、制御部209は番組スケジュール情報をガイダンス情報生成部10へ与えなくても良い。
ガイダンス情報生成部10は、第1の実施の形態において説明した通りであり、ガイダンス情報を保持しておく記憶部を備える。ガイダンス情報生成部10は、制御部209から得た情報を基にガイダンス情報を生成し、ガイダンス情報生成部10の備える記憶部に保持しておく。ユーザに提示する残り時間情報や番組スケジュールが更新された場合は、ガイダンス情報を最新の情報に基づいて生成し直し、ガイダンス情報生成部10の備える記憶部に保持しておく。
制御部209は、ユーザが指定したガイダンス情報提示のタイミング、例えば実際の番組放送終了5分前あるいは番組終了時であることを検出したら、ガイダンス情報生成部10が生成し、その記憶部に保持しているガイダンス情報を取り出して、合成部6へ出力する。そして、合成部6において、現時点で視聴している番組の映像と上記ガイダンス情報を合成させ、これを表示部7に表示させる。この時の表示例は、第1の実施の形態で説明したように、図4に示したガイダンス情報の表示を行わせることができる。
第1の実施の形態で示したテレビジョン受信機はデジタル放送にのみ対応していたが、第2の実施の形態で示したテレビジョン受信機は、デジタル放送だけではなく、さらにアナログ放送にも対応できる。
<タイムシフト視聴による制御動作>
次に、受信中放送番組を記録しつつタイムシフト再生する場合の第2の実施の形態における制御動作を説明する。ガイダンス情報の例は、第1の実施の形態の図5で示した例に加えて、タイムシフト再生終了時刻を提示する例を説明する。また、ガイダンス情報の提示タイミングの指定、番組録画、タイムシフト再生の指示は、説明を簡単にするために第1の実施の形態で示した例と同様とした。
ここで、実際の番組放送終了までの残り時間の算出、またガイダンス情報の提示タイミングの検出は、先に説明した番組のリアルタイム視聴と同様に行われる。
次に、タイムシフト視聴終了までの残り時間算出の例を2つ示す。
i:タイムシフト視聴終了までの残り時間算出例1
制御部209が、実際の番組放送と記録再生制御部212による再生位置との間に生じる時間差情報であるタイムシフト量を保持し、さらに、番組スケジュールと現在時刻を用いて、番組のタイムシフト視聴終了までの残り時間を算出する例を説明する。
制御部209は、タイムシフト再生開始のユーザ入力を受け取ると、記録再生制御部212にその指示を与え、記録再生制御部212は記録部13に記録していた番組を番組開始時点から読み出し、タイムシフト再生を開始させる。
このとき、制御部209は、選局制御部11が取り出した番組スケジュールからタイムシフト再生する番組の実際の放送開始時刻と、時計部214からタイムシフト再生開始時の時刻を得る。そして、番組の実際の放送と記録再生制御部212による再生との間に生じる時間差情報として、制御部209はそれらの時刻情報から、実際の放送から何分遅れて番組を再生しているかを算出し、タイムシフト量を保持する記憶領域94に保持する。さらに、制御部209は記録再生制御部212の動作モードとその継続時間に従って、時間差情報を更新する。
以上のことを具体例を示して例示する。まず、ユーザが21:00から開始する番組を21:15から、通常モード(1倍速)でタイムシフト再生を開始した場合、制御部209は、番組スケジュールから実際の放送開始時刻21:00と時計部214からタイムシフト再生開始の時刻21:15を得て、それらの差分を計算し、タイムシフト量を保持する記憶領域94に15分遅れの情報を記憶する。その後、ユーザの指示が2倍速の動作モードで21:20から21:25まで5分間視聴するものとすれば、記録再生制御部212が2倍速モードで、21:20から21:25までの5分間番組を再生する。この再生により、5分間タイムシフト量が縮まる。そのため、制御部209は記憶領域94のタイムシフト量を10分遅れに更新する。さらに、ユーザ入力に基づいて、記録再生制御部212が3倍速巻き戻しモードで、21:30から21:33までの3分間巻き戻しをした場合は9分の遅れが生じるため、制御部209は記憶領域94のタイムシフト量を19分遅れに更新する。この様にして、制御部209はタイムシフト量を算出して、記憶領域94に保持する。
制御部209は番組のタイムシフト視聴終了までの残り時間を、タイムシフト視聴終了時刻を算出し、現在時刻との差を計算することによって求める。タイムシフト視聴終了時刻は、番組スケジュールから得る実際の番組放送の終了時刻と記憶領域94に保持したタイムシフト量を加算することによって得ることができる。さらに、時計部214から得る現在時刻との差を計算することにより、タイムシフト視聴終了までの残り時間が算出できる。この様に本算出例1では、残り時間を算出するために、特別な情報を番組と共に記録する必要がない。
ii:タイムシフト視聴終了までの残り時間算出例2
番組を記録する際、記録時刻を番組と共に記録させ、制御部209はその番組のタイムシフト再生終了までの残り時間を、再生箇所の記録時刻と番組スケジュールから算出する例を、番組を記録する際の記録再生制御部212の動作、タイムシフト再生時の制御部209の動作とに分けて説明する。
番組を記録する際、記録再生制御部212は、チューナ1で受信した番組の音声信号と映像信号を、信号分離部2を経由して受け取る。また記録再生制御部212は、時計部214から時刻情報を受け取る。そして、上述した様に、記録再生制御部212は、デジタ
ル放送受信機においては、デジタルデータである音声信号と映像信号をPTS値と共に記録部13へ記録させている。また、アナログ放送受信機においては、記録再生制御部212の内部に備えた処理回路により、アナログデータである映像と音声を、それぞれデジタルデータに変換、圧縮し、さらに映像と音声の同期をとるためのPTSを付加して記録部13へ記録させる。その際に、時計部214から得た時刻情報を基にして、デジタルデータである音声信号あるいは映像信号に、その音声あるいは映像が実際に放送されていた時刻を付加して記録させる。また、記録再生制御部212は、信号分離部2から受け取る受信中番組の番組終了時刻を含む番組情報を、制御部209が検出する受信中番組の実際の放送が終了するタイミングあるいは終了直前のタイミングで、記録部13に記録させる。この番組情報の記録は、先に示したiで示した例においても同様に行うものとする。信号分離部2から受け取る番組情報に、番組終了時刻が直接含まれていない場合は、番組開始時刻と番組編成時間から、番組終了時刻を算出することができる。
タイムシフト再生する際、制御部209は、タイムシフト再生開始のユーザ入力を受け取ると、記録再生制御部212にその指示を与え、記録再生制御部212は記録部13に記録していた番組を番組開始時点から読み出し、タイムシフト再生を開始させる。
制御部209は選局制御部11が取り出した番組スケジュールを取得し、タイムシフト再生している番組の実際の放送終了時刻を得る。また、制御部209は記録再生制御部212から、音声信号あるいは映像信号と共に記録していた時刻情報、つまり再生中の音声あるいは映像が実際に放送されていた時刻を取得する。そして、制御部209は、タイムシフト再生中の音声あるいは映像が実際に放送されていた時刻と、番組の実際の放送終了時刻の差を求めることによって、タイムシフト視聴終了までの残り時間を算出する。この様に本算出例2では、残り時間を算出するために、上記iで示した例の様にタイムシフト量を更新しながら記憶領域94に保持する必要がない。また、上記iで示した例の様にタイムシフト量を記憶せずとも、制御部209は、記録再生制御部212にて現在記録中の時刻情報と、再生位置に記録してある時刻情報からタイムシフト量を算出し、上記iと同様にして残り時間を求めることができる。また、第1の実施の形態で示した例においても、さらに現在時刻を入手できるならば、制御部9は記録再生制御部12にて現在記録中の時間情報であるPTSと、再生位置に記録してあるPTSからタイムシフト量を算出し、上記iと同様にして残り時間を求めることができる。
上記i及びiiで示したタイムシフト視聴終了までの残り時間算出例において、制御部209がタイムシフト視聴終了までの残り時間を求める際に使用する当該番組の放送終了時刻は、実際の放送終了前までは、放送信号に含まれる最新の番組スケジュールから入手でき、実際の放送終了後は、番組放送終了時あるいは終了直前に記録部13に記録した番組情報から入手することができる。これにより、番組が延長される場合でも、更新された最新の番組スケジュールを利用できるので、ユーザに対して正しいガイダンス情報を提示できる。
そこで、上述したようにユーザが指定したガイダンス情報の提示タイミング、例えば現時点でのチャンネル1の実際の放送終了5分前あるいは実際の番組放送終了時の状態であることを制御部209が検出すれば、ユーザに提示するガイダンス情報を合成部6へ与え、表示部7に表示させることにより、ユーザへガイダンス情報を提示する。
そのために、制御部209は、予めガイダンス情報生成部10へガイダンス情報生成を指示し、ガイダンス情報生成に必要な情報である、ユーザに提示する残り時間情報や最新の番組スケジュールをガイダンス情報生成部10へ与える。ガイダンス情報生成に必要な情報である、提示する残り時間情報や番組スケジュールが更新されれば、制御部209は更新された最新の情報をガイダンス情報生成部10へ与え、最新の情報に基づきガイダン
ス情報を生成させる。ただし、ガイダンス情報として残り時間情報のみをユーザに提示する場合は、制御部209は番組スケジュール情報をガイダンス情報生成部10へ与えなくても良い。
ガイダンス情報生成部10はガイダンス情報を保持しておく記憶部を備える。ガイダンス情報生成部10は、制御部209から得た情報を基にガイダンス情報を生成し、ガイダンス情報生成部10の備える記憶部に保持しておく。ユーザに提示する残り時間情報や番組スケジュールが更新された場合は、ガイダンス情報を最新の情報に基づいて生成し直し、ガイダンス情報生成部10の備える記憶部に保持しておく。
制御部209は、ユーザが指定したガイダンス情報提示のタイミング、例えば実際の番組放送終了5分前であることを検出したら、ガイダンス情報生成部10が生成し、その記憶部に保持しているガイダンス情報を取り出して、合成部6へ出力する。そして、合成部6において、タイムシフト再生している番組の映像と上記ガイダンス情報を合成させ、これを表示部7に表示させる。この時の表示例は、図5で説明したものでよく、その説明は省略する。
また、図5で示した例に加えて、ガイダンス情報としてタイムシフト視聴終了時刻を提示することもできる。このとき、制御部209は算出したタイムシフト視聴終了までの残り時間を時計部214から得られる現在時刻に加算することによりタイムシフト視聴終了時刻を算出し、上述した様にガイダンス情報として提示させることができる。
ここで、タイムシフト再生による視聴として、受信した放送番組を記録している最中に最初から記録している放送番組を再生し、その再生した番組を出力手段である合成部6を介して再生映像を表示部7で表示させている。このような形態でなく、記録した番組の実際の放送が終了した後、その放送番組を再生するような場合においても、再生している番組の残り時間を上述した形態をそのまま用いて提示できる。また、再生中にユーザが希望する時点での再生中の番組の残り時間を提示できる。
この様に、本発明のテレビジョン受信機は、デジタル放送だけでなくアナログ放送においても、視聴番組の放送終了までの残り時間を、ユーザ設定した時間に提示することができる。また、記録した番組をタイムシフト再生している場合は、実際の放送終了までの残り時間とタイムシフト再生終了までの残り時間を、同様にしてユーザに提示できる。
なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態において、番組スケジュールを放送信号から取得したが、インターネットと接続することで、インターネット上から番組スケジュールを取得しても良い。
本発明の放送受信機は、テレビジョン受信機、DVDレコーダー、HDDレコーダーなどの放送番組受信機に適用可能である。
本発明の放送番組受信機の第1の実施の形態の一例としてテレビジョン受信機の構成を示すブロック図。 デジタル放送における映像と音声の同期再生の説明図。 本発明の第1の実施の形態における制御部の備える記憶部の説明図。 リアルタイム視聴時のユーザに対するガイダンス情報の提示例を示すタイミングチャート。 タイムシフト再生時のユーザに対するガイダンス情報の提示例を示すタイミングチャート。 本発明の放送番組受信機の第2の実施の形態の一例としてテレビジョン受信機の構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施の形態における制御部の備える記憶部の説明図。
符号の説明
1 チューナ(受信手段)
2 信号分離部
3 音声複合部
4 スピーカ
5 映像複合部
6 合成部(出力手段)
7 表示部
8 基準クロック(STC)発生部(第二取得手段)
9 制御部(算出手段)
10 ガイダンス情報生成部
11 選局制御部(第一取得手段)
12 記録再生制御部(記録再生手段)
13 記録部
90 制御部9に備えられる記憶部
91 番組開始時のPTS値の記憶領域
92 記録番組開始時のPTS値の記憶領域
93 ユーザ設定情報の記憶領域
94 タイムシフト量を保持する記憶領域
209 制御部(算出手段)
212 記録再生制御部(記録再生手段)
214 時計部(第二取得手段)
90’ 制御部209に備えられる記憶部

Claims (18)

  1. 放送を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した放送番組を出力する出力手段と、
    少なくとも受信中の放送番組に係る番組スケジュールを取得する第一取得手段と、
    時間情報を取得する第二取得手段と、
    前記番組スケジュールと、前記時間情報から、出力中の放送番組の終了時刻までの残り時間を算出する算出手段とを備え、
    前記出力手段は、更に前記算出手段による終了時刻までの残り時間を出力することを特徴とする放送番組受信機。
  2. 受信中の放送番組を記録しつつ、当該番組を任意の時点から再生できる記録再生手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記記録再生手段にて再生された放送番組を出力することを特徴とする請求項1記載の放送番組受信機。
  3. 前記出力手段は、所定タイミングで前記算出手段にて算出した残り時間を出力することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の放送番組受信機。
  4. 前記第一取得手段はさらに受信中の放送番組に続く番組スケジュールを取得してなり、
    前記出力手段は残り時間と共に前記継続番組スケジュールを出力することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の放送番組受信機。
  5. 前記第一取得手段はさらに受信中の放送番組終了時刻に放送される複数チャンネルの番組スケジュールを取得してなり、
    前記出力手段は前記複数チャンネルの番組スケジュールを出力することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の放送番組受信機。
  6. 前記第二取得手段は、前記時間情報として、デジタル放送信号に含まれるPTSあるいはデジタル放送番組受信機のSTCを取得することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の放送番組受信機。
  7. 前記算出手段は、前記番組スケジュールと、前記PTSあるいはSTCから、受信中の放送番組の終了時刻までの残り時間を算出し、
    前記出力手段は、受信した放送番組をリアルタイムで出力し、さらに前記算出手段で算出した残り時間を出力することを特徴とする請求項6記載の放送番組受信機。
  8. 前記第二取得手段は、前記時間情報として、放送番組受信機が備える時計からの現在時刻を取得することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の放送番組受信機。
  9. 前記算出手段は、前記番組スケジュールと、前記現在時刻から、受信中の放送番組の終了時刻までの残り時間を算出し、
    前記出力手段は、受信した放送番組をリアルタイムで出力し、さらに前記算出手段で算出した残り時間を出力することを特徴とする請求項8記載の放送番組受信機。
  10. 前記第一取得手段は、前記番組スケジュールを前記受信手段が受信する放送から取得することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の放送番組受信機。
  11. 前記第一取得手段は、前記番組スケジュールをインターネットから取得することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の放送番組受信機。
  12. 前記所定タイミングは、予め定めた残り時間であることを特徴とする請求項3記載の放送番組受信機。
  13. 前記所定タイミングは、情報提示要求の指示に基づくことを特徴とする請求項3記載の放送番組受信機。
  14. 前記第二取得手段は、前記時間情報として現在時刻を取得し、
    前記算出手段は、前記記録再生手段による番組の記録位置と再生位置との間に生じる時間差を算出し、前記番組スケジュールと、前記現在時刻情報と、算出した時間差を用いて、当該番組の再生終了までの残り時間を算出することを特徴とする請求項2記載の放送番組受信機。
  15. 前記記録再生手段は、前記受信手段で受信中の放送番組を録画時の時間情報と共に記録し、
    前記第二取得手段は、前記記録再生手段による再生位置に記録された記録時の時間情報を取得し、
    前記算出手段は、前記番組スケジュールと、前記記録再生手段による再生位置に記録された録画時の時間情報から、当該番組の再生終了までの残り時間を算出することを特徴とする請求項2記載の放送番組受信機。
  16. 前記第二取得手段は、前記時間情報として少なくとも現在時刻を取得し、
    前記算出手段はさらに、算出した前記記録再生手段による再生終了までの残り時間と前記第二取得手段で取得した現在時刻から再生終了時刻を算出し、
    前記出力手段は、前記再生終了時刻を出力することを特徴とする請求項2記載の放送番組受信機。
  17. 前記第一取得手段は、出力中の放送番組の放送終了前に取得した最新の番組スケジュールを保持し、前記算出手段は、前記出力中の放送番組の放送終了後に当該番組スケジュールを用いて再生終了時刻までの残り時間を算出することを特徴とする、請求項2記載の放送番組受信機。
  18. 前記出力手段より出力される情報を含め放送番組を表示させる表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の放送番組受信機。
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