JP4533192B2 - 光ディスクチルト補償装置、光ディスク記録装置、光ディスク再生装置、および光ディスク記録再生装置 - Google Patents

光ディスクチルト補償装置、光ディスク記録装置、光ディスク再生装置、および光ディスク記録再生装置 Download PDF

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Description

本発明は,光ディスクの記録再生装置のチルトサーボ装置、特に,チルトエラーを補正する光ディスクチルト補償に関する。
次世代大容量光ディスクとして、Blu−Ray Disc(以下BDと称す)やHD−DVDなどの波長405nmの青紫色レーザを用いた規格がある。大容量化のためには波長を短くする他に、対物レンズの高NA化があるが、対物レンズを高NA化すると光ディスクのチルトマージンが減少し、対物レンズ(以下OLと称す)チルトサーボなどの制御、補正が必要となる。BDの場合は、基板厚を0.1mmと薄くしてチルトに強いシステムとしているが、DVD、CDなどの従来ディスクとの互換性に問題が生じている。HD−DVDの場合は、DVDと同じ基板厚0.6mmにして従来ディスクとの互換性を持たせているが、チルトマージンによる制約からNAもDVDと同じ0.65としている。高密度化に難があり、BDで25GBを達成しているところ、HD−DVDでは15GBとなっている。従って、容量25GBを達成しつつ基板厚をDVDと同じ0.6mmにするには、高精度なチルトサーボシステムが必須技術である。
基板厚0.6mm、容量25GBを達成するチルトサーボシステムは、ディスクのラジアル(以下Radと称す)、タンジェンシャル(以下Tanと称す)両方向において、ディスクの回転周期やその数倍の周波数成分をもつディスクACチルト補正が必要である。
光ピックアップから照射されるビーム光軸とディスク記録面が垂直となるように、光ピックアップ光軸の傾斜をメカニカルに高信頼性で補正する提案がある(例えば、特許文献1 参照。)。また、サンプリングした包絡線信号強度の平均値を算出する算出手段を有し、この平均値に基づいて補正量を確定して液晶補正素子を動かしてチルト補正制御を実行する提案がある(例えば、特許文献2 参照。)。これらの提案によれば、光ディスクチルトの直流成分の補正はできるが、光ディスクチルトの交流成分の補正は行うことができない。例えば2400rpmの回転数でディスクが回転しているとすると、チルトの交流成分の基本波成分は40Hzであるので、基本波成分を補正しようとすると光学系あるいは液晶補正素子を40Hzで駆動しなければならない。また、ディスクチルトは基本波成分のみでなく、その高調波成分も多く含むので、数100Hzオーダーの駆動が必要となり、現状の光学系や液晶素子での交流チルト補正は困難である。
線速を6.0m/sとすると、ディスク回転周波数は約40Hz、ディスクチルトはその10倍の帯域以上までその成分を持つので、制御帯域は500Hzは必要である。500Hzの帯域をもつチルトに対して、ピックアップ(以下PUと称す)全体を傾斜させるPUチルトサーボでは可動部質量が大きいため困難であり、質量の小さいOLをチルトさせるOLチルトサーボが最適である。
OLチルトサーボは、OLをディスク周内のチルト変化に追従させてチルトさせるチルト補償方式であるが、ディスクチルトとOLチルトを個別に検出し、その差を0とするか、あるいは両者の相対チルトを直接検出し、その値を0とするように制御を行うが、いずれにしても精度の高いチルト検出法が必要となる。ディスクのチルトを最大0.2[deg]とし、制御誤差を0.01[deg]とすると、チルト検出誤差は最低でも0.02[deg]以下にしなければならず、従来の光ディスクに用いているチルトセンサではその検出誤差に問題がある。また、チルトセンサはOLの光軸と同軸に配置することが困難なため、ラジアル方向またはタンジェンシャル方向にずれた位置のチルト検出信号を出力することとなり、検出誤差を悪化させる要因になっている。
OLをRad、Tan両方向にチルトさせるためには、フォーカス(以下Foと称す)、トラック(以下Trと称す)サーボ用の2軸OLアクチュエータ(以下ACTと称す)に、更にRadチルト、Tanチルトの2軸チルト駆動を追加した4軸駆動ACTが必要である。更に、4軸アクチュエータを製御するためには、高精度なチルトセンサが必要であるが、従来のチルトセンサでは検出誤差が大きく、4軸アクチュエータによるチルト補正を効果的に使うことができない。
ディスクの面ぶれとディスクTanチルトには関連があり、ディスクの面ぶれを検出できればディスクTanチルトを推測することができるので、ディスクTanチルトセンサレス化が可能となる。一般的にFoサーボの場合、PUから出力されるFo信号はFoエラー信号であり、OL高さとディスク高さの差を表す信号である。従って、ディスクの面ぶれは直接観測することができない物理量であり、Fo信号を用いたディスクTanチルトセンサレス化は一般的に難問である。フォーカス信号からタンジェンシャルチルト信号を算出することにより、従来のチルトセンサのもつ制御誤差を改善する提案がある(例えば、特許文献3 参照。)。しかしタンジェンシャルチルト駆動軸の入出力特性は周波数特性が平坦ではなく、極端な場合、入力ステップ信号に対してその応答、すなわち対物レンズのタンジェンシャルチルトはステップ状にはならず減衰振動応答を示す場合もある。このようにタンジェンシャル方向のチルトをかえって悪化させることとなり、印加電圧に比例して光ディスクに照射された光ビームの光軸を傾けることは困難である。
タンジェンシャルチルトアクチュエータは、タンジェンシャルコイルをフォーカスコイルと兼用し、相対するフォーカスコイルを差動駆動してタンジェンシャルチルトを発生させる差動駆動方式が設計が容易である。また、差動駆動方式用アクチュエータドライバは、各コイルを個別に駆動するために、その前段にドライバマトリクスを挿入し、Fo駆動信号とTanチルト駆動信号から、各コイルの駆動信号を合成しなければならず、汎用のドライバが使えないという不便さがある。
特開2003−217155公報 特開2000−298862公報 特開2000−36125号公報
そこで本発明は、上述したような問題点に鑑みなされたもので、その課題は、ディスクACチルトの基本波周波数や、2次高調波成分近傍のディスクチルトを十分抑圧する残留制御誤差の小さいRad、Tan ACチルトサーボを実現でき、光ディスクのチルトによって発生するコマ収差を最小にする光ディスクチルト補償器を実現し、この光ディスクチルト補償器を用いて、従来技術の問題点を解決した光ピックアップ、並びに当該光ピックアップを備えた光情報記録装置、及び光情報再生装置、光情報記録再生装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、光源から出射された光を光ディスクの記録面上に集光照射するための対物レンズと、前記対物レンズをチルトさせるための対物レンズチルトアクチュエータと、前記対物レンズチルトアクチュエータの駆動信号を作るための補償器と、
前記対物レンズチルトアクチュエータを駆動するためのドライバと、前記対物レンズのチルトを検出するための対物レンズチルトセンサと、擬似ディスクタンジェンシャルチルト信号を生成するディスクタンジェンシャルチルト信号生成器と、を具備し、前記ディスクタンジェンシャルチルト信号生成器は、前記対物レンズチルトアクチュエータの2次共振特性を再現した伝達関数と等しい伝達特性をもつ波形等価器を備え、該波形等価器の出力信号を時間積分し、更に線速信号に比例する信号で割ることにより擬似ディスクタンジェンシャルチルト信号を生成するものであり、前記対物レンズチルトセンサからの対物レンズチルト信号と前記ディスクタンジェンシャルチルト信号生成器からの擬似ディスクタンジェンシャルチルト信号との差をとることにより前記光ディスクと前記対物レンズの相対チルト信号を生成し、該相対チルト信号を前記補償器に入力することにより相対的なチルトに基づき前記対物レンズのチルトを制御し、前記光ディスクの一回転中に変化するチルトを補償することを特徴とする光ディスクチルト補償装置を特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1記載の光ディスクチルト補償装置において、前記対物レンズチルトアクチュエータは、前記対物レンズをフォーカス方向に移動させるためのフォーカスアクチュエータと兼用され、該アクチュエータは対物レンズのタンジェンシャル方向両側に配置された2つのアクチュエータセットからなり、該2つのアクチュエータセットを同時に同一方向に駆動することによりフォーカス方向に前記対物レンズを駆動し、前記2つのアクチュエータセットを同時に逆方向に駆動することにより前記対物レンズをチルト駆動することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2記載の光ディスクチルト補償装置を有する光ディスク記録装置を特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項1または2記載の光ディスクチルト補償装置を有する光ディスク再生装置を特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1または2記載の光ディスクチルト補償装置を有する光ディスク記録再生装置を特徴とする。
本発明により、ディスクTanチルトセンサを使わないTanチルトサーボコントローラを構成したので、ディスクチルトセンサを用いることなく、ディスクの周内変動にも追従したチルトサーボシステムを構築することができ、チルトセンサに要求される厳しい検出誤差を考慮することなく、コスト的にも有利なディスクチルトセンサレスチルトサーボを実現することができる。
アクチュエータドライバは、Fo/Tan差動駆動型アクチュエータを用いているので、フォーカス位相補償器とチルト位相補償器およびドライバマトリクスを統合的に設計することができる。独立駆動型アクチュエータに対してフォーカス方向、Tanチルト方向の感度が高く、小さい電力でアクチュエータを駆動することができるので、消費電力の少ないアクチュエータを実現できる。低消費電力であるので、アクチュエータで消費する電力を押さえることができ、従って発熱量を押さえることができ、発熱による特性悪化を押さえた温度特性の良いチルトサーボシステムを実現することができる。
図1はディスクの面ぶれを説明するための図である。
同図において符号xはディスク移動方向における距離ψは面ぶれ関数をそれぞれ示す。
ディスクの面ぶれをψ(t)[m](tは時間[s])としたとき、その傾き、すなわち時間微分はψ’(t)[m/s]であり、これはOLがFo方向(同図における上下方向)に動く速度を表す。面ぶれψ(t)がわかれば、その時間波形を微分することによりOL速度ψ’(t)を求めることができる。
ψ’(t)=dψ(t)/dt ... (1)
一方、ディスクの面ぶれをψ(x)[m](xは距離[m])としたとき、その傾き、すなわち距離微分はψ’(x)[m/m]であり、これはディスクの速度方向のチルト成分、すなわちTanチルトα(x)[rad]のアークタンジェントを表す。
ψ’(x)=dψ(x)/dx ... (2)
α(x)=arctan(dψ(x)/dx) ... (3)
ここで、線速をv[m/s]とすると、dx=vdtなので、ψ’(x)は(4)式のように表すことができる。
dψ(x)/dx=(1/v)(dψ(t)/dt) ... (4)
上式より、ディスクの面ぶれ波形ψ(t)を検出し、時間微分し線速vで割りアークタンジェントをとると、「ディスクタンジェンシアルチルト」であるディスクTanチルトαT(x)を求めることができる。
ディスクTanチルトは十分小さいので、(3)式はアークタンジェントを外した(5)式で代用できる。
αT(x)≒dψ(x)/dx ... (5)
面ぶれとディスクTanチルトの関係から、ディスクの面ぶれ波形ψ(t)を検出し、時間微分し線速vで割りアークタンジェントをとると、ディスクTanチルトαT(x)を求めることができる。ディスクTanチルトは十分小さいので、アークタンジェントを省略し、(6)式に示すようにディスクの面ぶれ波形ψ(t)を時間微分し、線速vで割った値をディスクTanチルトαT(x)とする。
αT(x)≒(1/v)(dψ(t)/dt) ... (6)
以下に、本発明に密接な関係がある従来のサーボシステムについて説明する。
図2は一般的なFoサーボブロック図である。
Fo入力にディスクの面ぶれを入力し、Fo出力信号との差をとり、Foエラー信号とする。
PUからはこのFoエラー信号が出力される。Foリードラグフィルタで交叉周波数近傍の位相を調整し、Foゲインで開ループゲインを調整する。この出力をFoアクチュエータモデルに入力し、アクチュエータはOL(対物レンズ)を面ぶれに追従するようにFo駆動する。
図3は一般的なTanチルトサーボブロック図である。
Tan入力にディスクのTanチルトを入力し、Tan出力信号(OLチルト信号)との差をとり、Tanチルトエラー信号とする。Foと異なり、チルトサーボの場合は、ディスクチルトとOLチルトを個別に検出し、演算によりTanチルトエラー信号を発生させる。Tanリードラグフィルタで交叉周波数近傍の位相を調整し、Tanゲインで開ループゲインを調整する。この出力をTanアクチュエータに入力し、アクチュエータはディスクTanチルトに追従するようにOLをチルト駆動する。
図4は従来のFo/Tan独立サーボのブロック図である。
上記のFo/Tan2軸独立サーボを組み合わせ、差動アクチュエータモデルの2軸サーボを行った。
図2のFoチルトサーボブロックと、図3のTanチルトサーボブックが並列に配置される構造となっている。ディスクシグナルジェネレータは、時間軸シミュレーションを行うための信号発生器で、Foからは面ぶれ信号、ディスクTanチルト からはディスクのTanチルト信号が出力される。これら二つのFo、Tanチルト信号を目標値としてOLのフォーカシング、Tanチルトを個別の制御器で行う。
Fo/Tan差動アクチュエータモデルは制御対象となるアクチュエータである。このアクチュエータは差動駆動方式であるので、Fo、Tanチルト駆動信号から差動コイル1、2に印加する電圧を演算して求める。
同図において1点鎖線で囲んだTanリードラグフィルタとTanゲインの部分は補償器と呼ばれる。
図5は独立制御型Fo/Tanチルトサーボのボード線図である。
Foサーボの交叉周波数は約2.5kHz、Tanチルトサーボの交叉周波数は550Hzとした。80kHz近傍に高次共振があり、位相はそこから急激に大きくなる。
図6は独立制御型Fo/Tanチルトサーボ入出力シミュレーション波形を示す図である。同図(a)は面ぶれとOL高さを示す図、同図(b)はディスクTanチルトとOLTanチルトを示す図である。
同図(a)において面ぶれとOL高さは波形が全く一致している。
同図(b)においてディスクTanチルトとOLTanチルトは殆ど一致している。
前記(6)式をもとにディスクTanチルトセンサレスチルトサーボを構築した。
図7は本発明のディスクTanチルトセンサレスFo/Tanチルトサーボのブロック図である。
同ブロック図は、図2に示したFoチルトサーボブロックと、図3に示したTanチルトサーボブロックをもとに構成される光ディスクチルト補償装置のブロック図である。
Foサーボは従来と同一であり、TanチルトサーボはディスクTanチルト信号を接続しない構造となっている。ディスクTanチルト信号は、差動アクチュエータコントローラ内でFo信号から作られる(図9において詳述する)。
ディスクシグナルジェネレータは、時間軸シミュレーションを行うための信号発生器で、Fo出力からは面ぶれ信号、Tanチルト出力からはディスクのTanチルト信号が出力される。
チルト信号を目標値としてOLのフォーカシング、OL Tan チルトを行う。ただし、ディスクTanチルト信号はディスクTanチルトの真値として出力するが、ディスクTanチルトセンサは設けないので、発生器からは出力させ参考とするが、チルトサーボには使用しない。
図8は本発明に用いることができるフォーカス差動駆動型アクチュエータを示す図である。
同図において符号11は対物レンズ(OL)、12はフォルダ、13はコイル、14はワイヤ、15は磁石、20はフォーカス差動駆動型アクチュエータ(以下単にアクチュエータと呼ぶ)をそれぞれ示す。
Fo/Tan 差動アクチュエータモデルは制御対象となるアクチュエータである。対物レンズ11のフォルダ12両端(同図ではタンジェンシャル方向)におのおの1つのコイル13a、13bを設け、対物レンズ11のフォルダ12を各2本のワイヤ14aおよび14bによって吊る。各コイル13は、このワイヤ14によって給電される。コイル13a、13bの外側には磁石15a、15bを配置し、コイル13に図示しないドライバから電流を流して、フォルダ12にフォーカス方向(図では紙面と垂直方向)に並進力を発生させる。二つのコイル13a、13bに同一方向に電流を流すと、コイル13に発生する力は同一方向となり、OL11をフォーカス方向に駆動することができる。また、コイル13a、13bに逆極性の電流を流すことによって左右のコイルに逆方向の力、すなわちトルクを発生させることができるので、OL11をTan方向に回動させることができる。ここで、同図においてOL11の左側にあるコイル13a、2本のワイヤ14a、磁石15aの組み合わせをアクチュエータセットと呼ぶ。OL11の右側についても同様である。
このアクチュエータはFo差動駆動方式であるので、Fo、Tanチルト駆動信号から差動コイル13、13に印加する電圧を演算して求める。
次に、差動アクチュエータコントローラの内部を詳細に説明する。
図9は図7に示した差動アクチュエータコントローラの内部を示す図である。
図10は図9をさらに具体的な構成で示す図である。
図9において、Foエラー入力にはFoエラー信号が入力され、この信号は、図2のFoサーボブロックと同様にリードラグフィルタ、ゲイン補償器を通過し位相、ゲイン補償され、Fo駆動信号となる。Fo1とFo2にはFo駆動信号の同相信号が入力される。Tanチルトサーボに関しては図3のチルトサーボとは異なり、ディスクTanチルト信号入力はなく、OL Tanチルト信号入力のみ存在する。ここにはOL Tanチルトセンサからの信号を入力し、OLチルトループは閉ループとする。すなわち、OLチルトサーボ(OLホールド)は掛けておく。閉ループの基本形はディスクチルト信号発生器であり、その中身は直列接続された波形等価器、微分器、利得可変制御器からなる。利得可変制御器には線速度も入力される。利得可変制御器からの出力ディスクチルト信号と、対物レンズチルトセンサからの対物レンズチルト信号との差をとって、光ディスクとOLの相対チルト信号を生成して補償器に入力する。
波形等価器は対物レンズチルトアクチュエータのフォーカス方向の伝達関数と等しい伝達特性をもつ。利得可変増幅器は、線速に応じて利得が変化する。
図10において、補償器は従来技術と同様に、TanリードラグフィルタとTanゲインによって構成する。波形等価器はFo検出器で構成する。利得可変増幅器は割り算機で構成する。
図3のチルトサーボでは、目標値にディスクチルト信号を入力し、ディスクチルト追従型OLチルトサーボを行うが、ディスクTanチルトセンサレスTanチルトサーボの場合、ディスクTanチルト信号が得られないので、Foの信号からディスクTanチルト信号を作る必要がある。(6)式を用いてTanチルトα(x)を生成する場合、もとになる信号はディスクの面ぶれ波形ψ(t)であるが、この面ぶれ波形は直接検出することができない信号である。PUからFo信号が出力されるが、この信号はディスク面ぶれからOL変位を引いた相対Foエラー信号であり、面ぶれを表す信号ではない。また、アクチュエータに印加するFo駆動電圧は、この電圧がアクチュエータに加わった結果、アクチュエータ出力としてOL実物の変位=面ぶれとなるので、印加電圧単体は面ぶれを表した信号ではない。そこで、図9のFo検出器に示す2次共振系のブロックを挿入し、その出力を擬似的に作成した面ぶれ波形と見なす。このFo検出器ブロックは、Foアクチュエータの2次共振特性を再現した伝達関数であり、その出力端子には実際のアクチュエータ出力(OL変位=面ぶれ)を再現した出力信号となっている。このFo検出器ブロック出力の面ぶれ疑似信号を時間積分し、外部から入力する線速信号(に比例する信号)で割り(結果的に反比例)、疑似ディスクTanチルト信号とする。さらにこの信号から、OL Tanチルト信号を引き、Tanチルトエラー信号としてTanチルトサーボを行う。線速信号は、例えばスピンドルインデックス信号をf/v変換した信号などを用いて計算することもできる。また、線速信号で割る代わりに、時間積分後の信号を微分することで代用も可能であり、微積相殺でブロックが更に簡略化される。
図11はディスクTanチルトセンサレスFo/Tanチルトサーボのボード線図である。
Fo軸はフォーカスエラーFEを入力とし、OL変位Foを出力として伝達関数を求めた。Foサーボの交叉周波数は約2.5kHz、Tanチルトサーボの交叉周波数は550Hzとなっている。80kHz近傍に高次共振があり、位相はそこから急激に大きくなる。これらの結果は、図5の独立制御型Fo/Tanチルトサーボ・ボード線図と酷似しており、ディスクTanチルトセンサレスチルトサーボは、問題ないことがわかる。従って、ディスクTanチルトセンサをなくし、センサの検出誤差によるチルトサーボ品質の劣化を極小に留めることができる。
図12はディスクTanチルトセンサレスFo/Tanチルトサーボ入出力シミュレーション波形を示す図である。
図10に示したブロックでは、Foエラーセンサブロックに、実際の検出ノイズに相当する電圧を重畳させ、FE検出信号としている。
図12(a)のFoサーボ(面ぶれ→OL高さ)では、センサノイズの影響で若干OL高さにノイズが見られるが、面ぶれとOL高さはほぼ一致しており、同図ではその差が区別できないほどであり、システムは正常に働いていることがわかる。一方、同図(b)のTanチルトサーボ(ディスクチルト→OLチルト)では、点線で示したOL Tanチルトにかなりのノイズが重畳しているものの、波形の概観は実線で示したディスクTanチルトに対して良く一致しており、補正をしない状態(信号0レベルで一定)よりはTanチルトは改善されることが図12の波形観測からいえる。Foエラー信号検出でノイズを0とすると、ディスクTanチルトとOL Tanチルトは殆ど一致することが、本ブロックを使った別のシミュレーションでわかっている。
ラジアルチルトに関しては、トラックの1周前のときのフォーカス位置と現在のフォーカス位置を用いて差分計算によりラジアルチルトを算出することができる。
図13はディスクTanチルトセンサレスFo/Tanチルトサーボのブロック図である。
アクチュエータドライバとしては、Fo/Tan差動ドライバについて説明したが、マトリクスドライバ部を通常のFo、Tan独立配線にすると、Fo/Tan独立駆動型アクチュエータに対しても同一構成のコントローラでディスクTanチルトセンサレス化を実現できる。
同図のチルトサーボブロック図は、図2のFoチルトサーボブロックと、図3のTanチルトサーボブックをもとに構成される。Foサーボは従来と同一であり、TanチルトサーボはディスクTanチルト信号を接続しない構造となっている。ディスクTanチルト信号は、差動アクチュエータコントローラ内でFo信号から作られる。
ディスクシグナルジェネレータは、時間軸シミュレーションを行うための信号発生器で、Foからは面ぶれ信号、ディスクTanチルトからはディスクのTanチルト信号が出力される。これら2つのFo、ディスクTanチルト信号を目標値としてOLのフォーカシング、OL Tanチルトを行う。ただし、ディスクTanチルト信号はディスクTanチルトの真値として出力するが、ディスクTanチルトセンサは設けないので、発生器からは出力させ参考とするが、チルトサーボには使用しない。
FoアクチュエータとTanチルトアクチュエータは制御対象となるアクチュエータである。このアクチュエータは一つのアクチュエータでフォーカス方向とTanチルト方向の2軸独立駆動型であるので、モデル上は2つの制御対象となるアクチュエータとして表示してある。Foアクチュエータは入力信号に対してOLをフォーカス方向に並進運動させるアクチュエータであり、Tanチルトアクチュエータは入力信号に対してOLをTan方向にチルトさせるアクチュエータである。
図14は図13に示す差動アクチュエータコントローラの内部を示す図である。
Foエラー入力にはFoエラー信号が入力され、この信号は、図2のFoサーボブロックと同様にリードラグフィルタ、ゲイン補償器を通過し位相、ゲイン補償され、Fo駆動信号となる。Fo1とFo2にはFo駆動信号の同相信号が入力される。Tanチルトサーボに関しては図3のチルトサーボとは異なり、ディスクTanチルト信号入力はなく、OL Tanチルト信号入力のみ存在する。ここにはOL Tanチルトセンサからの信号を入力し、OLチルトループは閉ループとする。すなわち、OLチルトサーボ(OLホールド)は掛けておく。
補償器、ディスクチルト信号発生器、波形等価器、利得可変増幅器等は図10に示したブロックと同様である。
図3のチルトサーボでは、目標値にディスクチルト信号を入力し、ディスクチルト追従型OLチルトサーボを行うが、ディスクTanチルトセンサレスTanチルトサーボの場合、ディスクTanチルト信号が得られないので、Foの信号からディスクTanチルト信号を作る必要がある。(6)式を用いてTanチルトα(x)を生成する場合、もとになる信号はディスクの面ぶれ波形ψ(t)であるが、この面ぶれ波形は直接検出することができない信号である。PUからFo信号が出力されるが、この信号はディスク面ぶれからOL変位を引いた相対Foエラー信号であり、面ぶれを表す信号ではない。また、アクチュエータに印加するFo駆動電圧は、この電圧がアクチュエータに加わった結果、アクチュエータ出力としてOL実物の変位=面ぶれとなるので、印加電圧単体は面ぶれを表した信号ではない。そこで、図14のFoアクチュエータに示す2次共振系のブロックを挿入し、その出力を擬似的に作成した面ぶれ波形と見なす。このFo 検出器ブロックは、Foアクチュエータの2次共振特性を再現した伝達関数であり、その出力端子には実際のアクチュエータ出力(OL変位=面ぶれ)を再現した出力信号となっている。このFoアクチュエータブロック出力の面ぶれ疑似信号を時間積分し、外部から入力する線速信号(に比例する信号)で割り(結果的に反比例)、疑似ディスクTanチルト信号とする。さらにこの信号から、OL Tanチルト信号を引き、Tanチルトエラー信号としてTanチルトサーボを行う。線速信号は、例えばスピンドルインデックス信号をf/v変換した信号などを用いて計算することもできる。また、線速信号で割る代わりに、時間積分後の信号を微分することで代用も可能であり、微積相殺でブロックが更に簡略化される。
光源から出射された光を光ディスクの記録面上に集光照射することにより情報の記録、または消去等を行うと共に、前記光ディスクからの透過光あるいは反射光を受光素子に検出させるか、あるいは信号検出光学系内で集束させ、その集束光を受光素子に検出させることにより情報を再生する光ディスク記録装置、光ディスク再生装置、光ディスク記録再生装置がある。本発明によるディスクチルト補償装置を、これらの光ディスク装置に用いれば、BDやDVDなどの高密度記録にも対応できる高精度な負光ディスク装置が得られる。
ディスクの面ぶれを説明するための図である。 一般的なFoサーボブロック図である。 一般的なTanチルトサーボブロック図である。 従来のFo/Tan独立サーボのブロック図である。 独立制御型Fo/Tanチルトサーボのボード線図である。 独立制御型Fo/Tanチルトサーボ入出力シミュレーション波形を示す図である。 本発明のディスクTanチルトセンサレスFo/Tanチルトサーボのブロック図である。 本発明に用いることができるフォーカス差動駆動型アクチュエータを示す図である。 図7に示した差動アクチュエータコントローラの内部を示す図である。 図9をさらに具体的な構成で示す図である。 ディスクTanチルトセンサレスFo/Tanチルトサーボのボード線図である。 ディスクTanチルトセンサレスFo/Tanチルトサーボ入出力シミュレーション波形を示す図である。 ディスクTanチルトセンサレスFo/Tanチルトサーボのブロック図である。 図13に示す差動アクチュエータコントローラの内部を示す図である。
符号の説明
11 対物レンズ(OL)
12 フォルダ
13 コイル
14 ワイヤ
15 磁石

Claims (5)

  1. 光源から出射された光を光ディスクの記録面上に集光照射するための対物レンズと、
    前記対物レンズをチルトさせるための対物レンズチルトアクチュエータと、
    前記対物レンズチルトアクチュエータの駆動信号を作るための補償器と、
    前記対物レンズチルトアクチュエータを駆動するためのドライバと、
    前記対物レンズのチルトを検出するための対物レンズチルトセンサと、
    擬似ディスクタンジェンシャルチルト信号を生成するディスクタンジェンシャルチルト信号生成器と、を具備し、
    前記ディスクタンジェンシャルチルト信号生成器は、前記対物レンズチルトアクチュエータの2次共振特性を再現した伝達関数と等しい伝達特性をもつ波形等価器を備え、該波形等価器の出力信号を時間積分し、更に線速信号に比例する信号で割ることにより前記擬似ディスクタンジェンシャルチルト信号を生成するものであり、
    前記対物レンズチルトセンサからの対物レンズチルト信号と前記ディスクタンジェンシャルチルト信号生成器からの擬似ディスクタンジェンシャルチルト信号との差をとることにより前記光ディスクと前記対物レンズの相対チルト信号を生成し、該相対チルト信号を前記補償器に入力することにより相対的なチルトに基づき前記対物レンズのチルトを制御し、前記光ディスクの一回転中に変化するチルトを補償することを特徴とする光ディスクチルト補償装置。
  2. 請求項1記載の光ディスクチルト補償装置において、
    前記対物レンズチルトアクチュエータは、前記対物レンズをフォーカス方向に移動させるためのフォーカスアクチュエータと兼用され、該アクチュエータは対物レンズのタンジェンシャル方向両側に配置された2つのアクチュエータセットからなり、該2つのアクチュエータセットを同時に同一方向に駆動することによりフォーカス方向に前記対物レンズを駆動し、前記2つのアクチュエータセットを同時に逆方向に駆動することにより前記対物レンズをチルト駆動することを特徴とする光ディスクチルト補償装置
  3. 請求項1または2記載の光ディスクチルト補償装置を有することを特徴とする光ディスク記録装置
  4. 請求項1または2記載の光ディスクチルト補償装置を有することを特徴とする光ディスク再生装置。
  5. 請求項1または2記載の光ディスクチルト補償装置を有することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
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