JP4532802B2 - 内燃機関のための点火プラグ - Google Patents

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Description

【0001】
従来の技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の、内燃機関のための点火プラグに関する。ドイツ連邦共和国特許出願公開第19623989号明細書には、絶縁体内の燃焼室側端部に設けられた中央のシリンダ形孔に中心電極が挿入されている点火プラグが記載されている。絶縁体の、燃焼室とは反対側の端部に向かって、中心電極の背後に金属製コンタクトピンが配置されており、このコンタクトピンには、ニッケルまたはニッケル-銀合金から成る層が設けられている。このコンタクトピンは、中心電極と電気的接点を形成している。
【0002】
発明の利点
請求項1の特徴部に記載の構成を備えた点火プラグはこれに対し、コンタクトピンの耐食性が効果的に、かつ簡単な手段によって改善されるという利点を有する。これにより、点火プラグの運転の確実性が改善される。さらに、中心電極の位置および形状の安定性が保証され、所要点火電圧の上昇を阻止することができる。
【0003】
請求項2以下に記載の手段によって、請求項1に記載の点火プラグの別の有利な構成と改善が可能である。コンタクトピンの全表面を被覆することは、製造技術上都合がよい。さらに、製造技術上有利には、熱的スパッタリングまたは気相からの析出、特にアリティールングによって被覆が行われ、この手段により、本発明の点火プラグを多数製造することができる。さらに、AlO保護層が形成されるため、被覆されたコンタクトピンの取り付け前の前酸化が有利であることが明らかである。Fe-Co-Ni合金からなるコンタクトピンの形成は有利であり、それは、このFe-Co-Ni合金が、絶縁体の平均熱膨張係数と適合するからである。さらに、製造されたコンタクトピンの有利な輸送を可能にするため、コンタクトピンの形状を、燃焼室側端部においてより大きい直径を有するシリンダ形に、特に階段状または円錐形に段付けされるように形成することが有利である。コンタクトピンを簡単なシリンダ形または円錐形に製造することも、製造段階を減じることができるので、同様に有利である。
【0004】
コンタクトピンの、円錐形に先細りした燃焼室側先端は有利であり、それは、製造の際、コンタクトピンの燃焼室側端部へのより高い圧力負荷が達成されるからである。
【0005】
図面
本発明の実施例を図面に示し、以下に詳細に説明する。
【0006】
図1は、本発明の点火プラグの概略的な縦断面図である。
【0007】
図2は、本発明のコンタクトピンの概略的な縦断面図である。
【0008】
図3は、本発明のコンタクトピンと貴金属電極の概略的な縦断面図である。
【0009】
図4は、本発明のコンタクトピンの別の実施例の概略的な縦断面図である。
【0010】
図5から8は、それぞれ、本発明のコンタクトピンの形状の、別の実施例の概略的な縦断面図である。
【0011】
図9は、本発明のコンタクトピンの燃焼室側先端の概略的な縦断面図である。
【0012】
図10は、900℃で空気にさらした場合の、被覆されていないコンタクトピン、ニッケル被覆されたコンタクトピン、および本発明のアリティールングによって処理されたコンタクトピンの、直径増加と時間との関係を表した線図である。
【0013】
実施例の説明
図1に、本発明の点火プラグ1の縦断面図が概略的に示されている。金属製の筒形ケーシング5内に、セラミックス製の絶縁体10が配置されており、この絶縁体10の燃焼室側端部は、外径が小さくなっており、いわゆる絶縁体基部12を形成している。プラグケーシング5および絶縁体10の回転対称軸線は等しく合致するように位置している。絶縁体10の、燃焼室とは反対側の端部においてシリンダ形開口に埋設された接続スタッド15の軸線も、同様に等しく合致するように位置している。絶縁体10のシリンダ形開口内には、接続スタッド15の背後に、燃焼室に向かって1つまたは複数の粉末混合物パッケージ17と1つのコンタクトピン20と1つの貴金属電極25とが、一列に配置されている。貴金属電極25は通常、中心電極と呼ばれている。中心電極25およびコンタクトピン20の回転対称軸線は、絶縁体底部12の軸線と等しく合致している。プラグケーシング5には、アース電極30が設けられており、このアース電極30は、中心電極25の方向に曲げられている。中心電極25とアース電極30との間の空間は、火花ギャップ35と呼ばれる。
【0014】
コンタクトピン20と、1つまたは複数の粉末混合物パッケージ17とを介して、貴金属中心電極25と接続スタッド15との間に電気的接点が形成されており、この場合、粉末混合物パッケージ17は薄い金属層が貫通しているガラス材料パッケージであり、特定の電気的な抵抗を有していて、同時に、絶縁体の開口内での、接続スタッド15とコンタクトピン20との固定も保証する。絶縁体10は、、周囲およびエンジン室の影響から内部を保護していて電気絶縁作用を有するセラミックス材料から成る。
【0015】
コンタクトピン20は金属、有利には鉄を主成分とする合金、例えば鉄-ニッケル-コバルト合金(Fe-Ni-Co合金)から成る。しかし、この合金の耐食性は低い。コンタクトピン20によって、中心電極25と粉体混合物パッケージ17との間の空間的な隔離が保証されなければならない。なぜならば、1つまたは複数の粉体混合パッケージ17は温度安定性が低い(たった約600℃まで)ので、絶縁体の先端で生じる高温にさらしてはならないからである。
【0016】
点火プラグは、燃料空気混合物に点火するための電気エネルギを内燃機関(図示せず)に供給するのに用いられる。このために高電圧が、接続スタッド15と、粉体混合物17と、コンタクトピン20とを介して中心電極25に導かれ、この中心電極25によって、中心電極25とアース電極30との間にフラッシュオーバーが起こる。火花が有するエネルギによって、燃焼室内の燃料空気混合物が点火され、これにより、さまざまな反応を経て高反応性のガスが生じる。
【0017】
点火プラグの運転上の問題の1つは、コンタクトピン20の腐食であり、この腐食は、絶縁体10と中心電極25との間の小さいスリットに沿って入り込む高反応性ガスによって起こる。中心電極25と絶縁体10との間のスリットが生じるのは、絶縁材料と電極材料とが異なる熱膨張係数を有するからであり、かつ著しい温度変動にさらされるためである。本発明では、腐食を減少させるために、1種または数種の金属アルミニドから成る層が、コンタクトピン20の表面に被着されている。有利には、金属アルミニド層の厚さは100μmまでであるが、より厚いものでも有利である。これにより、腐食による所要点火電圧の上昇を有効に防ぐことができる。エネルギ必要量も小さくなり、点火の確実性が改善される。
【0018】
図2には、本発明のコンタクトピンの縦断面図が別個に示されている。コンタクトピン20はシリンダ形状を有しており、コンタクトピン20の、燃焼室とは反対側の端部の直径はより大きくなっており、小さい方の直径を有する領域から円錐形に段付けされている。コンタクトピン20の燃焼室側端部は円錐形に先細りしていて、かつ球面になるように潰された先端を有しており、これにより、燃焼室側端部のカバー面37が形成されている。気相からのアルミニウムの析出によって、コンタクトピン20の表面には、1種または数種の金属アルミニド(Metall-Aluminide)からなる層が形成され、この層は、図2では太線で示されている。金属アルミニドは、金属とアルミニウムから成る金属間化合物である。Fe-Ni-Co合金から成るコンタクトピン20の有利な使用においては、これに相応に、1種または数種のFe-Ni-Coアルミニドが形成される。有利には、層の厚さは20〜70μmである。金属アルミニド層40は、少なくともコンタクトピン20の、燃焼室側のカバー面37に形成されており、少なくともコンタクトピン20の、燃焼室側のカバー面37から長さ1mm以上の位置まで形成される。
【0019】
この金属アルミニド層40によって、コンタクトピン20の耐食性は明確に大きくなる。コンタクトピン20への原子状アルミニウムの拡散によって形成された金属アルミニド層40の保護作用は、外表面に形成、結合、かつ固着されている非常に薄いAlO層に基づく。この層は、非常にゆっくりと成長するため、その下にあるアルミニドおよび基部の金属を腐食から保護する。局部的なAlO層の損傷、例えば剥離が起こった場合には、アルミニドに含まれるアルミニウムによって新たにAlO層が形成される。これにより、コンタクトピン20の被覆表面の自己回復性のある不動態化が保証される。
【0020】
図3には、図2で示した本発明のコンタクトピン20の概略的な縦断面図が、中心電極25と共に再度示されている。コンタクトピン20の、燃焼室側のカバー面37が金属アルミニド層40で被覆されているため、運転条件下では、つまり1000℃までの温度においては、貴金属中心電極25と、コンタクトピン20の、中心電極25側のカバー面37とが接触する場合、1種または数種のもろい貴金属アルミニウム化合物が形成される。有利には、中心電極25は、白金もしくは白金合金から成っているので、このコンタクトピンのカバー面37には、1種または数種のもろい白金アルミニウム化合物が形成される。コンタクトピン20のカバー面37でのもろい化合物の形成が有利であるのは、中心電極25とコンタクトピン20との熱膨張係数の相違による、熱的サイクルで起こる長さ変化が著しい場合に、中心電極25とコンタクトピン20との間の移行領域にスリット形成が可能になるからである。このようなスリットは、図3では符号42で示されている。中心電極25とコンタクトピン20との間の摩擦接続は、スリット42によって妨げられる。このように、中心電極25の、位置および形状の安定性を保証することができ、これにより、所要点火電圧の上昇が阻止される。特に、最終的に貴金属アルミニウム化合物を形成する金属アルミニド層の厚さが100μmより大きい場合、スリットの形成がはっきりしている。中心電極25とコンタクトピン20との間の電気的接点形成は、点火プラグ内に生じる所定の電圧で常に起こっている。
【0021】
別の実施例が図4に示されている。同様の形状を有するコンタクトピン20の概略的な縦断面図が図2と同様に示されている。この場合、コンタクトピン20の全表面が、金属アルミニド層40によって被覆されている。図2と同様に、太線は金属アルミニド層40を表している。この場合も符号37は、燃焼室側のコンタクトピン20のカバー面を示している。
【0022】
本発明のコンタクトピン20は、沿面火花放電型点火プラグ(Gleitfunkenzuendkerzen)、直接火花放電型点火プラグ(Luftfunkenzuendkerzen)、および直接・沿面火花放電型点火プラグ(Luft-Gleitfunkenzuendkerzen)において使用することができる。この場合、本発明のコンタクトピン20は、図2および図4に示されている形状とは別の形状を有していてもよい。例えば、図2および4の両コンタクトピン20の直径はいずれも任意に選択することができる。両領域(大きい直径を有する領域および小さい直径を有する領域)の長さ、および両領域間の円錐形の移行部の長さは規定されていない。コンタクトピン20の、円錐形に延びている燃焼室側の先端の長さも、任意に選択することができる。同様に、燃焼室側のカバー面37の直径も、任意選択が可能である。したがって、コンタクトピンは、点火プラグの寸法設定および製造の所与性に最適に適合させることができる。
【0023】
図5には、別の実施例の縦断面が示されている。図2の実施例と比較すると、このコンタクトピン20は円錐形に先細りになっている先端を有しておらず、カバー面37の直径は、燃料室側のシリンダ形領域の直径より小さくなってはいない。つまり、燃料室側のカバー面37の直径は、シリンダ形の燃焼室側領域の直径と等しい。また、図6に示されたような別の実施例も考えられる。ここでは、燃料室側のシリンダ形領域と、燃焼室とは反対側のより大きい直径を有するシリンダ形領域との移行部は、階段状に形成されている。図7に示された別の実施例においては、コンタクトピン20の直径はどこも等しい。
【0024】
同様に、図8に示されているように、円錐台形のコンタクトピン20の実施例も可能である。図6から図8の実施例の燃焼室側先端は、図2で説明され、かつ図9に再度別個に縦断面図で示されたような形であってもよい。図9のように、コンタクトピン20の燃焼室側先端が円錐形に先細りしていて、燃焼室側カバー面37の直径が、カバー面37に至るまでの領域より小さくなっていてもよい。
【0025】
コンタクトピン20の、アルミニウムを含有した表面被覆部分、つまり金属アルミニドのために必要なアルミニウムの析出は、熱的スパッタリング、もしくは気相からの物理的析出(物理蒸着法、PVD)または化学的析出(化学蒸着法、CVD)によって行うことができる。有利には、アルミニウムの析出は、CVD法によって、特にアリティールング(Alitierung)によって行われる。
【0026】
アリティールングとは、熱化学的処理によって、加工物の境界層にアルミニウムを添加する方法である。この場合、加工物を例えば、高濃度のAlOと、アルミニウムを含有するドナー合金と、ハロゲンを含有する活性化剤とから成る粉体層に埋め込む。原子状アルミニウムの析出は、化学反応を経て、多段階に、0.01から10MPaの圧力、900℃から1100℃の温度で10時間まで、水素含有雰囲気中で行われる。粉体層には、多数のコンタクトピンを埋設することが可能であり、したがってアリティールングは、低コストで行うことができる。しかし、アリティールングは粉体層を用いずに行うこともでき、この場合、輸送可能であってガス状のアルミニウム化合物、つまりハロゲン化アルミニウムを、コンタクトピン20の被覆が行われる場所に関係した別の場所に生ぜしめ、水素ガス含有流によって被覆箇所に輸送する。輸送可能なアルミニウム化合物は、アルミニウムを含有するドナー合金とハロゲンを含有する活性剤とから成る。この場合、輸送可能なアルミニウム化合物を発生させる場所、およびコンタクトピンを被覆する場所は、それぞれが異なる容器に配置されるように分離させることも可能である。しかし、これらの場所は同じ容器内にあってもよい。
【0027】
コンタクトピン20の取り付けの前に、付加的に、被覆されたコンタクトピン20の酸化段階を優先的に行うこともできる。この前酸化によって、コンタクトピン20の取り付け前に、前述の不動態化したAlO層が形成される。この酸化は、500℃から1200℃の温度で、100時間まで、酸素含有雰囲気中で行われる。
【0028】
図10では、線図に基づき、金属アルミニド層40の前述の作用が示されている。この線図では、コンタクトピンを温度900℃で空気にさらした場合の、コンタクトピンの直径増加が示されている。検査されたコンタクトピンの直径増加(単位はμm)と、コンタクトピンをさらした時間(単位は時間)との関係が示されている。ここで、円形の記号は、被覆されていないFe-Ni-Coコンタクトピンに対する測定値であり、四角の記号は、20から30μmの厚さのニッケル層が設けられているFe-Ni-Coコンタクトピンに対する測定値であり、菱形の記号は、アリティールングによって生ぜしめられた25から60μmの厚さのFe-Ni-Coアルミニド層が設けられたFe-Ni-Coコンタクトピンに対する測定値である。被覆は、それぞれ、コンタクトピンの全表面になされている。明確に分かるのは、被覆されていないコンタクトピン、およびニッケル被覆されたコンタクトピンのかなりの直径増加であり、これに対してアリティールングによって処理されたコンタクトピンの直径増加は小さい。さらに、アリティールングによって処理されたコンタクトピンにおいては、約300時間後のさらなる直径増加は見られなかった。直径の増加は、それぞれコンタクトピンの腐食によって生じる。アリティールングによって処理されたコンタクトピンでは、AlO層の形成によってほんの少ししか直径が増加しない。
【0029】
本発明のコンタクトピンを備えた点火プラグでは、腐食が減少せしめられ、中心電極の位置および形状の安定性が観察された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の点火プラグの概略的な縦断面図である。
【図2】 本発明のコンタクトピンの概略的な縦断面図である。
【図3】 本発明のコンタクトピンと貴金属電極の概略的な縦断面図である。
【図4】 本発明のコンタクトピンの別の実施例の概略的な縦断面図である。
【図5】 本発明のコンタクトピンの形状の、別の実施例の概略的な縦断面図である。
【図6】 本発明のコンタクトピンの形状の、別の実施例の概略的な縦断面図である。
【図7】 本発明のコンタクトピンの形状の、別の実施例の概略的な縦断面図である。
【図8】 本発明のコンタクトピンの形状の、別の実施例の概略的な縦断面図である。
【図9】 本発明のコンタクトピンの燃焼室側先端の概略的な縦断面図である。
【図10】 図900℃で空気にさらした場合の、被覆されていないコンタクトピン、ニッケル被覆されたコンタクトピン、および本発明のアリティールングによって処理されたコンタクトピンの、直径増加と時間との関係を表した線図である。

Claims (13)

  1. シリンダ形の開口を有する絶縁体(10)を備えた点火プラグであって、前記開口内に、貴金属電極(25)および金属製のコンタクトピン(20)が配置されており、貴金属電極(25)が、規定通りに運転されている場合には、内燃機関の燃焼室に突入しており、コンタクトピン(20)が、貴金属電極の、燃焼室とは反対側の端部に隣接して配置され、かつ電気的接点を形成している形式のものにおいて、
    コンタクトピン(20)の表面に、1種または数種の金属アルミニド(40)から成る層が設けられており、熱的サイクルで、コンタクトピン(20)と貴金属電極(25)との間にスリットが形成されるものであって、コンタクトピン(20)と貴金属電極(25)との間の移行領域に、1種または数種の貴金属アルミニウム化合物が形成されることを特徴とする、内燃機関のための点火プラグ。
  2. コンタクトピン(20)が、金属アルミニド層(40)を全表面に有する、請求項記載の点火プラグ。
  3. コンタクトピン(20)がFe-Ni-Co合金から成り、金属アルミニド層(40)が1種または数種のアルミニド(Fe、Ni、Coアルミニド)から成っている、請求項1または2記載の点火プラグ。
  4. コンタクトピン(20)と貴金属電極(25)との間の移行領域に、1種または数種の白金アルミニウム化合物が形成される、請求項記載の点火プラグ。
  5. コンタクトピン(20)のアルミニウム被覆が、熱的スパッタリング、もしくは気相からの物理的または化学的析出によって行われる、請求項1からまでのいずれか1項記載の点火プラグ。
  6. アルミニウム被覆が、コンタクトピン(20)の境界層における、熱的処理(アリティールング)によるアルミニウム添加である、請求項1からまでのいずれか1項記載の点火プラグ。
  7. アリティールングが粉体層で行われる、請求項記載の点火プラグ。
  8. 点火プラグへの取り付けの前に、被覆されたコンタクトピン(20)に酸化段階が施される、請求項5から7記載の点火プラグ。
  9. コンタクトピン(20)がシリンダ形状を有している、請求項1からまでのいずれか1項記載の点火プラグ。
  10. コンタクトピン(20)が、異なる直径を有していて円錐形に互いに移行し合う2つの領域を有するシリンダ形状をしており、小さい方の直径を有する領域が、コンタクトピン(20)の燃焼室側端部を形成している、請求項1からまでのいずれか1項記載の点火プラグ。
  11. コンタクトピン(20)が、直径が異なる2つの領域を有するシリンダ形状をしており、両領域は互いに階段状に段付けされており、小さい方の直径を有する領域が、コンタクトピン(20)の燃焼室側端部を形成している、請求項1からまでのいずれか1項記載の点火プラグ。
  12. コンタクトピン(20)が円錐形に先細りしている先端を有しており、燃焼室側端部が、球面形のカバー面(37)を形成しており、該カバー面(37)が、燃焼室側のシリンダ形領域より小さい直径を有している、請求項9から11までのいずれか1項記載の点火プラグ。
  13. コンタクトピン(20)が円錐台形状を有する、請求項1からまでのいずれか1項記載の点火プラグ。
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