JP4528664B2 - 蛍光粒子計数装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2種以上の液体を混和させるためのマイクロチップ備えた蛍光粒子計数装置に関する。
従来、粒子を蛍光染色した上で計数することが、様々な技術分野で行われている。例えば、医療の分野では、血液から血小板及び赤血球を抽出した血小板製剤および赤血球製剤が使用されているが、これらの血小板製剤や赤血球製剤には白血球が残存していない方が好ましいため、製造過程において白血球の除去が行われる。そして、血小板製剤や赤血球製剤から白血球が除去されたかどうかの確認のための白血球の計数が行われている(例えば、特許文献1参照)。
図4は、白血球計数装置の従来構造の一例を示すブロック図であり、図中の符号100は、蛍光染色した血小板製剤等を入れるための撮像用容器を示し、符号101は、該撮像用容器100にレーザビームを照射するレーザ光源を示し、符号102はミラーを示し、符号103はCCDカメラを示す。このような装置において、レーザ光源101にてレーザビーム(励起光)を撮像用容器100に照射すると、白血球の像がCCDカメラ103にて撮影される。その画像は、不図示のコンピュータに取り込まれ、画像処理が施されて白血球の数が計数される。
ところで、計数対象である粒子を蛍光染色するには、粒子を含む溶液に蛍光色素を混和させる必要がある。例えば、血小板製剤中の白血球を蛍光染色するためには、プロピディウム・イオダイド等の蛍光色素と血小板製剤(正確には、トライトンXなどの界面活性剤などにより血小板や赤血球を除去し、白血球を裸核化した状態のもの)とを混和させる必要がある。
なお、蛍光粒子の計数を目的としたものではないが、2種以上の液体を混和させる装置(マイクロチップ)としては、図5に示す構造のものが提案されている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。図中の符号200は液状の検体を供給するための検体供給口を示し、符号201はその流路を示し、符号202は液状の試薬を供給する試薬供給口を示し、符号203はその流路を示す。これらの供給口200,202から供給された検体及び試薬は合流部204にて合流して混合され、流出路205を経由して排出口206から排出されるようになっている。
特開2001−83092号公報 特開2002−221485号公報 特開2003−181255号公報
しかしながら、粒子を蛍光染色するには、粒子を含む溶液に、蛍光色素を十分に混和させておく必要がある。例えば、ヨウ化プロピジウム、エチジウムブロマイドなどの蛍光色素により白血球を蛍光染色する場合、該蛍光色素を白血球細胞核のDNAの塩基と塩基の間に滑り込ませる必要があり、十分に混和させる必要がある。しかし、図5に示す構造のもので蛍光色素を混和させて、図4に示す計数装置で計数しようとしても、蛍光染色が不十分で、粒子の計数の精度も悪くなってしまうという問題があった。また、上述のように血小板や赤血球を除去し、白血球を裸核化する場合には、界面活性剤を十分に混和させ、反応させる必要があるが、図5に示す構造のものでは、混和が不十分で血小板や白血球細胞膜等が残存してしまい、白血球の計数の精度も悪くなってしまうという問題があった。
また、図4に示す計数装置を用いる場合、
・ 蛍光染色した血小板製剤等を撮像用容器100に入れる作業
・ 蛍光粒子を容器の底部に落着させるために撮像用容器100を回転させる処理(遠心処理)
・ 撮像用容器100に入っている試料をトレース(特定)する作業
が必要となり、計数作業が煩雑になるという問題があった。
さらに、図4に示す計数装置の場合、測定用試料の濃度に応じて光路を切り換える必要があり、その分、計数作業が繁雑になったり、装置の構造が複雑になったりしていた。
本発明は、計数作業が簡単な蛍光粒子計数装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、図1に例示するものであって、計数対象である粒子を含む第1液(L1)が流入される第1流入路(B1)、蛍光色素を含む第2液(L2)が流入される第2流入路(B2)これらの流入路(B1,B2)に連通されると共に略ジグザグ状に湾曲するように構成されていてこれらの流入路(B1,B2)から流入された前記第1液(L1)及び前記第2液(L2)を混和して蛍光粒子(図2及び図3の符号3参照)を生成する混和部(C)該混和部(C)に連通するように配置されて前記混和された液が流出される流出路(D)、及び、前記混和部(C)の下流側であって前記流出路(D)の上流側に設けられてなる第4液(L4)を供給して前記蛍光粒子(3)を整列させるための第4流入路(B4)、からなるマイクロチップ(A)と、
前記流出路(D)に送り出された蛍光粒子(3)を計数する蛍光粒子計数部(E)と、
を設けて構成した蛍光粒子計数装置についてのものである。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記第1液(L1)及び前記第2液(L2)を希釈するための希釈液(L)を前記混和部(C)の上流側に供給するための第3流入路(B3)、を設けて構成したことを特徴とする。
請求項に係る発明は、図1に例示するように、請求項1又は2に記載の発明において、前記蛍光粒子計数部(E)は、前記流出路(D)の蛍光粒子(3)に励起光を照射する光源(10)と、該励起光の前記蛍光粒子(3)への照射により発生した蛍光を捕捉する蛍光測定手段(11)と、により構成された、ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項乃至のいずれか1項に記載の発明において、前記第1流入路(B1)は、白血球を含む第1液(L1)が流入される流入路であり、
前記第2流入路(B2)は、前記白血球の細胞膜を溶解するための界面活性剤及び前記白血球を蛍光染色するための蛍光色素を含む第2液(L2)が流入される流入路である、ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記第1流入路(B1)は、採血装置や血液バッグが装着可能な接続部(4)を有する、ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項乃至のいずれか1項に記載の発明において、前記蛍光測定手段(11)の出力を一定時間毎に取得するサンプリング手段(14)と、
前記サンプリング手段(14)の出力に基づき蛍光粒子(3)を計数するカウント手段(15)と、を設けて構成したことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項乃至のいずれか1項に記載の発明において、前記蛍光測定手段(11)が、静止画像を所定時間毎に順次取得するカメラである、ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の発明において、前記カウント手段(15)による蛍光粒子の計数は、前記蛍光測定手段(11)が取得した各静止画像における所定の蛍光分布測定領域(図6及び図7の符号K,K,K参照)に対して行い、
蛍光粒子が移動する方向における、前記所定の蛍光分布測定領域の幅wは、次式を満たす、ことを特徴とする。
Figure 0004528664
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、図7(a)(b)に例示するように、前記流出路(D)を流れる液体の流速が、該流出路(D)の壁面近傍部から中央部にかけて変化する場合は、該壁面からxだけ離れたところにおける前記蛍光分布測定領域(K,K)の幅wは、次式を満たす、ことを特徴とする。
Figure 0004528664
請求項10に係る発明は、請求項に記載の発明において、前記蛍光分布測定領域(K,K)における上流側の縁(23,25)が前記流出路(D)を横切る直線で、該領域における下流側の縁(24,26)が該下流側に突出した曲線であって、該領域(K,K)は、野球のホームベースのような形状である、ことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項乃至10のいずれか1項に記載の発明において、前記カウント手段(15)が、前記静止画像において、前記蛍光分布測定領域(K,K,K)における上流側の縁(21,23,25)を通過している瞬間の蛍光粒子(3)、及び該蛍光分布測定領域における下流側の縁(22,24,26)を通過している瞬間の蛍光粒子(3)のいずれか一方のみをカウントし、他方をカウントしないように構成された、ことを特徴とする。
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
請求項1,3及び6に係る発明によれば、混和部は略ジグザグ状に湾曲されて形成されているので、第1液と第2液とを十分に混和させることができる。また、混和部を通り抜けるのに時間がかかるため、その間に、第1液と第2液とを十分に反応させて粒子を蛍光染色することができ、蛍光粒子計数部による蛍光粒子の計数を正確に行うことができる。さらに、マイクロチップの流入路や流出路を細くして第1液及び第2液の量を少なくすることができる。例えば、第1液が血小板製剤や血液であったとしても、無駄な血小板製剤等の損失を抑制できる。またさらに、第4液の供給により蛍光粒子を薄く整列させることができるので、第1液及び第2液の濃度にかかわらず蛍光粒子を前記蛍光粒子計数部により正確に測定できる。したがって、特許文献1のように、測定対象である液体の濃度に応じて光路を切り換えたりする必要が無く、計数作業や装置の構造を簡素化することができる。また、上記従来装置のように、遠心処理を行って蛍光粒子を整列させたりする必要も無いため、計数作業を簡素化でき、計数精度も向上できる。ヒューマン・エラーによる情報誤認識を排除でき、検査員の精神的・肉体的苦痛を低減できる。
請求項に係る発明によれば、希釈液により第1液及び第2液を希釈化できるので、第1液及び第2液が粘度の高いものであっても蛍光粒子を薄く整列させることができ、蛍光粒子の計数を正確に行うことができる。
請求項に係る発明によれば、第1液中の血小板や赤血球を除去でき、白血球細胞膜を溶解して白血球細胞核を蛍光染色できるので、白血球を正確に計数することができる。
請求項に係る発明によれば、採血装置や血液バッグを前記接続部に接続するだけで白血球の計数ができ、上記従来装置のように別容器(例えば、図4に示す撮像用容器100)に測定用試料を移し換えたりする必要が無いため、計数作業を簡素化することができる。また、採血装置や血液バッグに直接つながっている装置で計数できるので、情報をトレースする必要ないので、ヒューマン・エラーによる情報誤認識を排除でき、検査員の精神的・肉体的苦痛を低減できる。
請求項に係る発明によれば、市販のカメラを使用することができ、専用の蛍光測定手段を作成する必要が無い分だけコストを低減することができる。
請求項に係る発明によれば、一定の仮想領域を利用して蛍光粒子を計数するため、領域を利用しない場合に比べて計数精度を高めることができる。
請求項及び10に係る発明によれば、流出路の壁面近傍部から中央部にかけて流速が変化するような場合においても蛍光粒子の計数精度を高めることができる。
請求項11に係る発明によれば、重複カウントを低減して、計数精度を高めることができる。







以下、図1乃至図3、並びに図6及び図7に沿って、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明に係るマイクロチップ及び蛍光粒子計数装置の構造の一例を示す模式図であり、図2は、第4液の流入により蛍光粒子を整列させる様子を示す模式図であり、図3(a)は、蛍光粒子を計数する方法を説明するための模式図であり、図3(b)は、同図(a)のゲート20に沿った蛍光強度分布を示す波形図である。また、図6は、蛍光粒子を計数する別の方法を説明するための模式図であり、図7は、蛍光粒子を計数するさらに別の方法を説明するための模式図である。
本発明に係るマイクロチップは、図1に符号Aで示すように、第1液L1が流入(送液)される第1流入路B1と、第2液L2が流入される第2流入路B2と、これらの流入路B1,B2に連通されると共に屈曲するように構成されていて前記第1液L1及び前記第2液L2が流入されて混和される混和部Cと、該混和部Cに連通するように配置されて前記混和された液が流出される流出路Dと、を備えている。本発明によれば、混和部Cは屈曲するように構成されているので、第1液L1と第2液L2とを十分に混和させることができる。
上述した混和部Cは、前記第1液L1と前記第2液L2とが十分に混和されるように、略ジグザグ状に湾曲させておくと良い。そのようにした場合には、第1液L1と第2液L2とを十分に混和させることができる。また、混和部Cを通り抜けるのに時間がかかるため、その間に、第1液L1と第2液L2とを十分に反応させることができる。例えば、後述の界面活性剤により、白血球細胞膜や赤血球や血小板を十分に溶解することができる。
なお、上述した流入路B1,B2や混和部Cや流出路Dは、基板1の表面に溝状に形成すると共に、該表面にカバー部材2を貼着することにより形成すると良い。
一方、本発明に係る蛍光粒子計数装置は、上述した構成のマイクロチップAを備えている。このマイクロチップAの第1流入路B1には、第1液L1として、計数対象である粒子(例えば、白血球)を含む測定用試料(例えば、血液や血小板製剤や赤血球製剤等)を流入させ、第2流入路B2には、第2液L2として、蛍光色素を含む溶液を流入させると良い。そのようにした場合には、第1液L1と第2液L2とが混和部Cにて混和されて蛍光粒子(図2の符号3参照)が生成され、該蛍光粒子3が前記流出路Dに送り出されることとなる。そして、この送り出される蛍光粒子3を蛍光粒子計数部(図1の符号E参照)により計数するようにすると良い。この蛍光粒子計数装置によれば、前記第1液L1と前記第2液L2とを十分に混和させて粒子を蛍光染色することができ、蛍光粒子計数部Eによる蛍光粒子3の計数を正確に行うことができる。また、マイクロチップAの流入路B1,B2や流出路Dを細くして第1液L1及び第2液L2の量を少なくすることができる。例えば、第1液L1が血小板製剤や血液であったとしても、無駄な血小板製剤等の損失を抑制できる。
なお、血小板製剤や赤血球製剤中の白血球を計数する場合には、血小板や赤血球を除去すると共に、白血球を裸核化(白血球の細胞膜を除去すること)しておく必要がある。そのためには、白血球細胞膜、血小板及び赤血球を溶解するための界面活性剤を、前記第1液L1(上述した製剤)又は前記第2液L2(蛍光色素を含む溶液)に混入しておくと良い。例えば、前記第1流入路B1を、白血球を含む第1液L1が流入される流入路とし、前記第2流入路B2を、前記白血球の細胞膜を溶解するための界面活性剤及び前記白血球を蛍光染色するための蛍光色素を含む第2液L2が流入される流入路にすると良い。そのようにした場合には、血小板や赤血球を除去でき、白血球細胞膜を溶解して白血球細胞核を蛍光染色できるので、白血球を正確に計数することができる。ここで、界面活性剤としてはTritonX−100などを挙げることができ、蛍光色素としては、例えば、ヨウ化プロピジウム、エチジウムブロマイドなど挙げることができる。
なお、図1では、第2流入路B2は1本であるが、2本以上として、界面活性剤及び蛍光色素を異なる流入路B2から供給するようにしても良い。
ところで、前記混和部Cよりも上流側に第3流入路B3を設けておいて、前記第1液L1及び前記第2液L2を希釈するための希釈液(第3液)L3を前記混和部Cの上流側に供給できるようにしておくと良い。そのようにした場合には、前記第1液L1及び前記第2液L2を希釈化できるので、前記第1液L1及び前記第2液L2が粘度の高いもの(例えば、高脂血症傾向のある粘性の高い血液や乳び血液)であっても蛍光粒子を薄く整列させることができ、蛍光粒子の計数を正確に行うことができる。希釈液としては、細胞が安定に存在でき、かつ、無色透明なバッファーを用いると良く、具体的にはPBSバッファーを用いると良い。なお、前記第1液L1を前記第1流入路B1に流入させる前、或いは前記第2液L2を前記第2流入路B2に流入させる前に前記第1液L1又は前記第2液L2を希釈液にて適当な粘度(少なくともこれらの液L1,L2が各流入路B1,B2をスムーズに流れる程度の粘度)となるように予め希釈しておき、その後、前記第3流入路B3からも希釈液を流入させることにより最適粘度(例えば、蛍光粒子3が1個1個離間した状態で流れるような最適粘度)にするようにすると良い。例えば、粘度の高い血液に希釈液を混ぜて適当な粘度の第1液L1を調整し、該調整した第1液L1を前記第1流入路B1に流入させ、その後、前記第2流入路B2から蛍光色素を混入させることにより白血球の蛍光染色を行い、さらにその後、前記第3流入路B3から希釈液を混入させて粘度の最終調整を行うようにしても良い。ところで、図1では、前記第3流入路B3は、前記第1流入路B1及び前記第2流入路B2の合流部(符号H1参照)よりも下流側(符号H2参照)にて合流されるように構成されているが(つまり、前記第1液L1及び前記第2液L2を混合させた後に前記希釈液L3が混入されるように構成されているが)、もちろんこれに限られるものではない。例えば、前記第1流入路B1及び前記第3流入路B3の合流部を前記第2流入路B2の合流部よりも上流側にして、前記第1液L1及び希釈液L3を混合させた後に前記第2液L2を混入させるようにしても、前記第2流入路B2及び前記第3流入路B3の合流部を前記第1流入路B1の合流部よりも上流側にして、前記第2液L2及び希釈液L3を混合させた後に前記第1液L1を混入させるようにしても良い。
ところで、幾つかの蛍光粒子3がくっついた状態で(塊になった状態で)前記蛍光粒子計数部Eが配置された箇所を通過すると、複数個の蛍光粒子3が1つとしてカウントされてしまって計数精度が悪くなってしまうので、蛍光粒子3はくっつかない状態(互いに離間する状態)で前記蛍光粒子計数部Eが配置された箇所を通過するようにしなければならない。そこで、蛍光粒子3がくっついた状態か否かを前記蛍光粒子計数部Eか他の手段にて検知するようにしておき、そこで検知した情報を前記第3流入路B3に希釈液を入れる手段(希釈液流入手段)や第4液L4(詳細は後述)を入れる手段(第4液流入手段)にフィードバックするようにしておき、蛍光粒子3の状態に応じて希釈液や第4液L4の流入量を調整し、それにより、蛍光粒子3が1個1個分離された状態で給送されるようにすると良い。
また、前記混和部Cの下流側であって前記流出路Dの上流側に第4液L4を供給するための第4流入路B4を設けておいて、前記混和部Cからの流れ(層流状態の流れ)を乱さないようにして前記第4液L4を供給することにより前記蛍光粒子3を整列させるようにすると良い(図2参照)。この第4液L4としては、上述のバッファーを用いると良い。この場合、第4液L4の流入方向や流入速度等を調整することにより、前記混和部Cからの層流を薄くし(符号d1,d2参照)、蛍光粒子3が、前記流出路Dの壁面に沿って1層だけ配列された状態で流されるようにすると良い。そのようにした場合には、前記第1液L1及び前記第2液L2の濃度にかかわらず蛍光粒子3を前記蛍光粒子計数部Eにより正確に測定できる。したがって、特許文献1のように、測定対象である液体の光吸収特性や光学的特性に応じて光路を切り換えたりする必要が無く、計数作業や装置の構造を簡素化することができる。即ち、流出路Dの、光源10の光照射方向の厚さ(蛍光粒子3の層厚)が、カメラで撮影できるほどに薄く形成されることになるため、血小板製剤と全血/赤血球製剤の透過率の差が、液体中に残存する蛍光色素から励起されるバックグランド光としての蛍光の量の多寡に影響を与えることが極力防止されるので、そうしたバックグランド光の影響を防止するために、光源から流出路Dまでの光路を切り替える必要が無くなるものである。また、上記従来装置のように、遠心処理を行って蛍光粒子を整列させたりする必要も無いため、計数作業を簡素化でき(検査員の精神的・肉体的苦痛を低減でき)、計数精度も向上できる。ヒューマン・エラーによる情報誤認識を排除でき、検査員の精神的・肉体的苦痛を低減できる。もちろん、焦点深度の深い光学系を用いた場合には、この白血球核の整列処理を行う必要が無いので、図1に示したよりももっと単純な流路パターンを採用することができる。
一方、前記第1流入路B1には、採血装置や血液バッグが装着可能な接続部(アダプタ)4を設けておくと良い。その場合、採血装置や血液バッグを前記接続部4に接続するだけで白血球の計数ができ、上記従来装置のように別容器(例えば、図4に示す撮像用容器100)に測定用試料を移し換えたりする必要が無いため、計数作業を簡素化することができる(検査員の精神的・肉体的苦痛を低減できる)。なお、白血球数が基準を上回っているものについては、白血球除去フィルタ等により白血球除去を行えば良い。上述のように計数作業が簡素化されるため、採取した血液の全数検査を行ったり抜き取り検査の回数を増やしたりすることも簡単となり、全数検査を行ったり抜き取り検査の回数を増やしたりした場合には、少ない回数の抜き取り検査をする場合に比べて不良品の発生をより確実に防止できる。さらに、採血装置や血液バッグに直接つながっている装置で計数できるので、情報をトレースする必要ないので(つまり、図4に示す撮像用容器100を用いた場合には、各容器100にどの試料が入っているかを特定する必要があるが、計数装置に採血装置等を直結した場合にはそのような特定を行う必要が無いので)、ヒューマン・エラーによる情報誤認識を排除でき、検査員の精神的・肉体的苦痛を低減できる。
また、前記流出路Dに開口部(出力口)5を設けておいて、該開口部5より吸引し、前記第1液L1や前記第2液L2が各流入路で層流状態で流れるようにすると良い。
ところで、上述した蛍光粒子計数部Eは、前記流出路Dの蛍光粒子3に励起光を照射する光源10と、該励起光の前記蛍光粒子3への照射により発生した蛍光を捕捉(測定)する蛍光測定手段11と、により構成すると良い。
この光源10は、蛍光色素(白血球等の粒子を蛍光染色するための色素)の吸光特性に対応させて選択する必要がある。例えば蛍光色素としてヨウ化プロピジウム(PI)を用いた場合は、緑色光(500〜550nmぐらいの波長域の励起光)を発生させる光源が良く、蛍光色素としてエチジウムブロマイド(EtBr)を用いた場合は、紫外光を発生させる光源が良い。
また、蛍光測定手段11としては、静止画像を所定時間毎に順次取得するカメラを用いることができ、具体的には、ビデオカメラ、CCDカメラ、或いはUSBカメラ等のカメラを用いることができる。そのようにした場合には、市販のカメラを使用することができ、専用の蛍光測定手段を作成する必要が無い分だけコストを低減することができる。
なお、蛍光測定手段11と前記流出路Dとの間に、蛍光により生じた光のみを通過させる(他の波長域の光は通過させない)ための光学フィルタ12や、光を集光させるためのレンズ13を配置しておくと良い。
一方、前記蛍光測定手段11にはサンプリング手段14を接続しておいて、該蛍光測定手段11の出力を一定時間毎に取得するようにしておくと良い。また、このサンプリング手段14にはカウント手段15を接続しておいて、該サンプリング手段14の出力に基づき蛍光粒子3を計数できるようにすると良い。すなわち、図3(a)に矢印L5で示すように、蛍光粒子3が流出路Dを移動して行くが、その流出路Dを横切るようなゲート20を仮想的に設けておいて、該ゲート20に沿った1次元的な蛍光強度分布を前記蛍光測定手段11及び前記サンプリング手段14により取得する。その結果、同図(b)に示すように1次元的な蛍光強度分布G1,G2,G3,…が一定時間毎に得られるが、このような蛍光強度分布をカウント手段15が解析して、ゲート20を通過する蛍光粒子3を計数して行けば良い。例えば、前記蛍光測定手段11及び前記サンプリング手段14を備えたカメラで、30fpsのビデオレートで動画像を撮影したような場合は、1/30秒毎に静止画像を得ることができ、各静止画像より図3(b)に示すような蛍光強度分布を得ることができる。得られた蛍光強度分布を解析することにより、蛍光粒子3の数を求めると良い。また、動画像圧縮/解析技術で用いられている動き検出技術を利用して、動画像中に現れる物体をとらえ、その数を数えるようにしても良い。
なお、上述のような1次元的な蛍光強度分布測定に基づいた蛍光粒子3の計数は、ゲート20を通過する蛍光粒子3の全てが、ゲート20を通過する瞬間をカメラで1回だけ撮影される必要がある。その理由は、もし、ゲート20を通過する瞬間を撮影されずに流されていく蛍光粒子があれば、その蛍光粒子はカウントされないこととなり、その分、計数精度が悪くなるからである。また、反対に、カメラの撮影間隔(後にも記載しているように、カメラが一の静止画像を取得してから次の静止画像を取得するまでの時間)が短すぎて ゲート20を通過する瞬間を複数回撮影されてしまった蛍光粒子があれば、その蛍光粒子は重複カウントされてしまって、やはり計数精度が悪くなるからである。全ての蛍光粒子について、ゲート20を通過する瞬間を1回だけ撮影するようにするには、ビデオカメラのビデオレートと流速(図3(a)の符号Lに示すものであって、流出路Dを流れる液体の流速)の関係を最適に調整してやる必要がある。
しかしながら、上述のような1次元的な蛍光強度分布測定において蛍光粒子のカウントミスを回避することが困難な場合には、前記カウント手段15による蛍光粒子の計数を、前記蛍光測定手段11が取得した各静止画像における所定の蛍光分布測定領域に対して行うようにすると良い。そして、前記所定の蛍光分布測定領域の幅(蛍光粒子が移動する方向の長さ)wは、次式を満たすようにすると良い。そのようにした場合には、一定の仮想領域を利用して蛍光粒子を計数するため、領域を利用しない場合に比べてカウントミスを低減でき、計数精度を高めることができる。
Figure 0004528664
かかる蛍光分布測定領域としては、図6に斜線で示すような2次元的な矩形領域Kを挙げることができ、該領域の幅wは、次式のようにすると良い。
Figure 0004528664
矩形領域Kの幅wをそのように設定した場合、流出路中を流れる全ての蛍光粒子は、いずれかの静止画像の該領域Kに理論的には1回だけ撮影されていることとなり、蛍光粒子の計数ミス(上述したようなカウント漏れや重複カウント)を少なくし、蛍光粒子の計数精度を上げることができる。ただし、図6に示すように、矩形領域Kの上流側の辺(縁)21を通過する瞬間であって、右半分だけが矩形領域Kに侵入した状態で撮影された蛍光粒子3は、次の撮影タイミングではwだけ移動して符号3に示す位置を取り、結局、2回撮影されてしまうこととなり、両方をカウントすると計数精度が悪くなってしまう。そこで、撮影した全て静止画像においては、矩形領域(蛍光分布測定領域)Kの上流側の辺21を通過する瞬間の蛍光粒子(例えば、符号3に示す蛍光粒子)、及び矩形領域Kの下流側の辺(縁)22を通過する瞬間の蛍光粒子(例えば、符号3に示す蛍光粒子)の両方を前記カウント手段15がカウントするのではなく、いずれか一方のみをカウントし、他方をカウントしないようにすると良い。そのようにした場合には、重複カウントを低減して、計数精度を高めることができる。
ところで、図6に示す方法は、流出路Dの中央部における流速(図6の符号L51参照)と、壁面近傍部における流速(図6の符号L50参照)とがほぼ等しい場合に有効であるが、実際には、それらの流速に差がある場合の方が多い。すなわち、少し速い流速で流出路Dに液体を流そうとすると、壁面27に近接する部分では該壁面27の影響を受けて流速が遅くなり、結局、流出路Dの中央部における流速L51が壁面近傍部における流速L50よりも速くなって、それらの流速に大きな差が生じてしまう。そのような場合(つまり、前記流出路Dを流れる液体の流速が、該流出路Dの壁面近傍部から中央部にかけて変化する場合)には、蛍光分布測定領域を図6のように一定幅wの矩形状にするのではなく、図7(a)に例示するように、流出路Dの中央部における領域幅(符号w21参照)を、壁面近傍部における領域幅(符号w20参照)よりも広く設定すると良い。そして、流出路Dの壁面27からxだけ離れたところにおける前記蛍光分布測定領域の幅wが、次式を満たすようにすると良い。そのようにした場合には、流出路Dの壁面近傍部から中央部にかけて流速が変化するような場合においても蛍光粒子の計数精度を高めることができる。
Figure 0004528664
具体的には、次式のようにすると良い。
Figure 0004528664
Figure 0004528664
なお、流出路Dの中央部における流速L51と壁面近傍部における流速L50との差が大きくなれば、図7(b)に示すように、流出路Dの中央部における領域幅(符号w31参照)を、壁面近傍部における領域幅(符号w30参照)よりもかなり広く設定すると良い。
ところで、図7(a)に示す領域Kにおいても、該領域Kの上流側の辺(縁)23を通過する瞬間であって、右半分だけが領域Kに侵入した状態で撮影された蛍光粒子3は、次の撮影タイミングでは符号3に示す位置を取り、結局、2回撮影されてしまうこととなり、両方をカウントすると計数精度が悪くなってしまう。そこで、撮影した全ての静止画像においては、領域Kの上流側の辺23を通過する瞬間の蛍光粒子(例えば、符号3に示す蛍光粒子)、及び領域Kの下流側の縁(境界線)24を通過する瞬間の蛍光粒子(例えば、符号3に示す蛍光粒子)の両方をカウントするのではなく、いずれか一方のみをカウントするようにすると良い。そのようにした場合には、重複カウントを低減して、計数精度を高めることができる。
ところで、図7(a)(b)に示す領域K,Kにおいては、上流側の辺23,25が前記流出路Dを横切る直線で、下流側の縁24,26が該下流側に突出した曲線であって、該領域K,Kは、弾丸のような形状(別の表現をすれば、野球のホームベースのような形状)である。上流側の縁23,25を直線にした場合には、該縁23,25を通過する瞬間の蛍光粒子のカウントが容易であって好ましい。ただし、領域幅w20,w21についての上記式を満足するならば、該上流側の縁を直線ではなく曲線にしても良い。
図1は、本発明に係るマイクロチップ及び蛍光粒子計数装置の構造の一例を 示す模式図である。 図2は、第4液の流入により蛍光粒子を整列させる様子を示す模式図である 。 図3(a)は、蛍光粒子を計数する方法を説明するための模式図であり、図3 (b)は、同図(a)のゲート20に沿った蛍光強度分布を示す波形図である。 図4は、白血球計数装置の従来構造の一例を示すブロック図である。 図5は、2種以上の液体を混和させる装置の従来構造の一例を示す模式図で ある。 図6は、蛍光粒子を計数する別の方法を説明するための模式図である。 図7は、蛍光粒子を計数するさらに別の方法を説明するための模式図である 。
符号の説明
4 接続部(アダプタ)
10 光源
11 蛍光測定手段
14 サンプリング手段
15 カウント手段
A マイクロチップ
B1 第1流入路
B2 第2流入路
B3 第3流入路
B4 第4流入路
C 混和部
D 流出路
E 蛍光粒子計数部
L1 第1液
L2 第2液
L4 第4液

Claims (11)

  1. 計数対象である粒子を含む第1液が流入される第1流入路、蛍光色素を含む第2液が流入される第2流入路これらの流入路に連通されると共に略ジグザグ状に湾曲するように構成されていてこれらの流入路から流入された前記第1液及び前記第2液を混和して蛍光粒子を生成する混和部該混和部に連通するように配置されて前記混和された液が流出される流出路、及び、前記混和部の下流側であって前記流出路の上流側に設けられてなる第4液を供給して前記蛍光粒子を整列させるための第4流入路、からなるマイクロチップと、
    前記流出路に送り出された蛍光粒子を計数する蛍光粒子計数部と、
    を設けて構成した蛍光粒子計数装置
  2. 前記第1液及び前記第2液を希釈するための希釈液を前記混和部の上流側に供給するための第3流入路、
    を設けて構成した請求項に記載の蛍光粒子計数装置。
  3. 前記蛍光粒子計数部は、前記流出路の蛍光粒子に励起光を照射する光源と、該励起光の前記蛍光粒子への照射により発生した蛍光を捕捉する蛍光測定手段と、により構成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蛍光粒子計数装置。
  4. 前記第1流入路は、白血球を含む第1液が流入される流入路であり、
    前記第2流入路は、前記白血球の細胞膜を溶解するための界面活性剤及び前記白血球を蛍光染色するための蛍光色素を含む第2液が流入される流入路である、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の蛍光粒子計数装置。
  5. 前記第1流入路は、採血装置や血液バッグが装着可能な接続部を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の蛍光粒子計数装置。
  6. 前記蛍光測定手段の出力を一定時間毎に取得するサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段の出力に基づき蛍光粒子を計数するカウント手段と、
    を設けて構成した請求項乃至のいずれか1項に記載の蛍光粒子計数装置。
  7. 前記蛍光測定手段は、静止画像を所定時間毎に順次取得するカメラである、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の蛍光粒子計数装置。
  8. 前記カウント手段による蛍光粒子の計数は、前記蛍光測定手段が取得した各静止画像における所定の蛍光分布測定領域に対して行い、
    蛍光粒子が移動する方向における、前記所定の蛍光分布測定領域の幅wは、次式を満たす、
    Figure 0004528664

    ことを特徴とする請求項に記載の蛍光粒子計数装置。
  9. 前記流出路を流れる液体の流速が、該流出路の壁面近傍部から中央部にかけて変化する場合は、該壁面からxだけ離れたところにおける前記蛍光分布測定領域の幅wは、次式を満たす、
    Figure 0004528664

    ことを特徴とする請求項に記載の蛍光粒子計数装置。
  10. 前記蛍光分布測定領域における上流側の縁が前記流出路を横切る直線で、該領域における下流側の縁が該下流側に突出した曲線であって、該領域は、野球のホームベースのような形状である、
    ことを特徴とする請求項に記載の蛍光粒子計数装置。
  11. 前記カウント手段は、前記静止画像において、前記蛍光分布測定領域における上流側の縁を通過している瞬間の蛍光粒子、及び該蛍光分布測定領域における下流側の縁を通過している瞬間の蛍光粒子のいずれか一方のみをカウントし、他方をカウントしないように構成された、
    ことを特徴とする請求項乃至10のいずれか1項に記載の蛍光粒子計数装置。
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