JP2001083092A - 蛍光粒子撮像装置 - Google Patents
蛍光粒子撮像装置Info
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/63—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックグラウンド光の影響を低減させ、蛍光
粒子を良好に撮像できる蛍光粒子撮像装置を提供する。 【解決手段】 蛍光色素で染色した蛍光粒子を底部に集
積させて収容する撮像用容器3が設けられる。血小板製
剤あるいは希釈された赤血球製剤などのように励起光の
透過率が高いものが容器に入っている場合には、ミラー
20を光路から離脱させて、励起光で容器の底部近傍の
みを側面から照射する。蛍光色素が容器内の溶液中にあ
ってもこれが有害光となるのを防止できる。高濃度の赤
血球製剤などのように励起光の透過率が低いものに対し
ては、ミラー20を光路に挿入して容器底部を底面側か
ら照射する。その場合、透過率が低いために励起光は底
部近傍にしか到達できず、バックグラウンド光としての
蛍光はほとんど発生しない。励起光の透過率が異なって
もそれに応じた照明を選択できるので、蛍光粒子数を正
確に計数できる。
粒子を良好に撮像できる蛍光粒子撮像装置を提供する。 【解決手段】 蛍光色素で染色した蛍光粒子を底部に集
積させて収容する撮像用容器3が設けられる。血小板製
剤あるいは希釈された赤血球製剤などのように励起光の
透過率が高いものが容器に入っている場合には、ミラー
20を光路から離脱させて、励起光で容器の底部近傍の
みを側面から照射する。蛍光色素が容器内の溶液中にあ
ってもこれが有害光となるのを防止できる。高濃度の赤
血球製剤などのように励起光の透過率が低いものに対し
ては、ミラー20を光路に挿入して容器底部を底面側か
ら照射する。その場合、透過率が低いために励起光は底
部近傍にしか到達できず、バックグラウンド光としての
蛍光はほとんど発生しない。励起光の透過率が異なって
もそれに応じた照明を選択できるので、蛍光粒子数を正
確に計数できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光粒子撮像装
置、更に詳細には、蛍光色素により染色された白血球な
どの蛍光粒子を撮像する蛍光粒子撮像装置に関する。
置、更に詳細には、蛍光色素により染色された白血球な
どの蛍光粒子を撮像する蛍光粒子撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療の分野で血液から血小板及び
赤血球を抽出した血小板製剤及び赤血球製剤が製造され
ている。この血小板製剤及び赤血球製剤はいずれも輸血
に供されるものであり、その中に混入している白血球は
好ましいものではない。そのために上記製剤において白
血球の混入数を知ることが重要になる。従来は、ナジェ
ットチャンバーと呼ばれるスライドガラスプレートに染
色色素によって染色されたサンプル血小板製剤を入れ照
明光を照射し顕微鏡にて白血球の数をかぞえている。具
体的には、50μリットルをとり、この中の白血球数を
かぞえることで全バッグ中の白血球数に換算している。
この作業は慣れた人が時間をかけて行なわなければなら
ず、極めて非能率的で疲れるものであった。
赤血球を抽出した血小板製剤及び赤血球製剤が製造され
ている。この血小板製剤及び赤血球製剤はいずれも輸血
に供されるものであり、その中に混入している白血球は
好ましいものではない。そのために上記製剤において白
血球の混入数を知ることが重要になる。従来は、ナジェ
ットチャンバーと呼ばれるスライドガラスプレートに染
色色素によって染色されたサンプル血小板製剤を入れ照
明光を照射し顕微鏡にて白血球の数をかぞえている。具
体的には、50μリットルをとり、この中の白血球数を
かぞえることで全バッグ中の白血球数に換算している。
この作業は慣れた人が時間をかけて行なわなければなら
ず、極めて非能率的で疲れるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの作業を能率的
に行なう装置として、特開平11−183382号公報
に開示されているような蛍光粒子撮像装置がある。この
装置では、蛍光色素で染色した蛍光粒子(白血球)が撮
像用容器の底部に集積されて収容されており、励起光に
より撮像用容器の底部近傍のみが照明されて、蛍光粒子
が励起されている。そして、撮像用容器の底部が底面側
から撮像されて、蛍光粒子が計数されている。
に行なう装置として、特開平11−183382号公報
に開示されているような蛍光粒子撮像装置がある。この
装置では、蛍光色素で染色した蛍光粒子(白血球)が撮
像用容器の底部に集積されて収容されており、励起光に
より撮像用容器の底部近傍のみが照明されて、蛍光粒子
が励起されている。そして、撮像用容器の底部が底面側
から撮像されて、蛍光粒子が計数されている。
【0004】ここで開示された手段では、血小板製剤、
血漿製剤、髄液などのように励起光の透過率が高いもの
では非常に有用である。また、赤血球製剤では、遠心作
用により、赤血球と白血球を分離しているが除去率は1
割程度で多量の白血球が混入する。その場合には赤血球
製剤を希釈して微量のサンプル中の白血球数を減らして
数をかぞえ、希釈倍率を考慮して全バッグ内の白血球数
に換算している。この場合には赤血球製剤であっても励
起光の透過率は高く開示された発明は有用である。
血漿製剤、髄液などのように励起光の透過率が高いもの
では非常に有用である。また、赤血球製剤では、遠心作
用により、赤血球と白血球を分離しているが除去率は1
割程度で多量の白血球が混入する。その場合には赤血球
製剤を希釈して微量のサンプル中の白血球数を減らして
数をかぞえ、希釈倍率を考慮して全バッグ内の白血球数
に換算している。この場合には赤血球製剤であっても励
起光の透過率は高く開示された発明は有用である。
【0005】しかるに、白血球混入数の少ない赤血球製
剤では希釈する必要がないため、励起光の透過率が低く
底部に集積した白血球に均一に励起光が照射されず正確
な数をかぞえることが困難である。
剤では希釈する必要がないため、励起光の透過率が低く
底部に集積した白血球に均一に励起光が照射されず正確
な数をかぞえることが困難である。
【0006】従って、本発明は、被測定物の励起光に対
する透過率が異なっていても正確に蛍光粒子数を計測す
ることが可能な蛍光粒子撮像装置を提供することをその
課題としている。
する透過率が異なっていても正確に蛍光粒子数を計測す
ることが可能な蛍光粒子撮像装置を提供することをその
課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、蛍光色素で染色した蛍光粒子を撮像す
る撮像装置において、蛍光粒子を底部に集積させて収容
する撮像用容器と、蛍光粒子を励起させる励起光を発生
する手段と、励起光で撮像用容器の底部近傍のみを側面
から照明する第1の照明手段と、励起光で撮像用容器の
底部を底面側から照明する第2の照明手段と、第1と第
2の照明手段を切り替える切替手段と、第1あるいは第
2の照明手段で照明される撮像用容器の底部を底面側か
ら撮像する撮像手段とを有する構成を採用している。
解決するために、蛍光色素で染色した蛍光粒子を撮像す
る撮像装置において、蛍光粒子を底部に集積させて収容
する撮像用容器と、蛍光粒子を励起させる励起光を発生
する手段と、励起光で撮像用容器の底部近傍のみを側面
から照明する第1の照明手段と、励起光で撮像用容器の
底部を底面側から照明する第2の照明手段と、第1と第
2の照明手段を切り替える切替手段と、第1あるいは第
2の照明手段で照明される撮像用容器の底部を底面側か
ら撮像する撮像手段とを有する構成を採用している。
【0008】血小板製剤あるいは希釈された赤血球製剤
などのように励起光の透過率が高いものが容器に入って
いる場合には、蛍光粒子が集積している部分以外を照射
すると、そこにも蛍光色素が存在するためそれがバック
グラウンド光となって撮像された画像のコントラストを
劣化させるため、容器の底部近傍のみを側面から照射す
るのが好ましい。
などのように励起光の透過率が高いものが容器に入って
いる場合には、蛍光粒子が集積している部分以外を照射
すると、そこにも蛍光色素が存在するためそれがバック
グラウンド光となって撮像された画像のコントラストを
劣化させるため、容器の底部近傍のみを側面から照射す
るのが好ましい。
【0009】一方、希釈されない高濃度の赤血球製剤な
どのように励起光の透過率が低いものに対して側面から
照射すると、励起光の入射する側では蛍光が得られる
が、反対側まで励起光が到達できず十分な蛍光が得るこ
とが困難になるので、容器底部を底面側から照射するの
が望ましい。その場合、透過率が低いために励起光は底
部近傍にしか到達できず、バックグラウンド光としての
蛍光はほとんど発生することはない。
どのように励起光の透過率が低いものに対して側面から
照射すると、励起光の入射する側では蛍光が得られる
が、反対側まで励起光が到達できず十分な蛍光が得るこ
とが困難になるので、容器底部を底面側から照射するの
が望ましい。その場合、透過率が低いために励起光は底
部近傍にしか到達できず、バックグラウンド光としての
蛍光はほとんど発生することはない。
【0010】そこで、本発明では、照明手段を切り替え
ることにより、励起光の透過率の高いものに対しては、
励起光で容器の底部近傍のみを側面から照射し、一方励
起光の透過率が低いものに対しては容器の底部を底面側
から照明するようにしている。従って、被測定物の励起
光に対する透過率が異なってもそれに応じた最適な照明
手段を選択でき、正確に蛍光粒子数を計数することが可
能になる。
ることにより、励起光の透過率の高いものに対しては、
励起光で容器の底部近傍のみを側面から照射し、一方励
起光の透過率が低いものに対しては容器の底部を底面側
から照明するようにしている。従って、被測定物の励起
光に対する透過率が異なってもそれに応じた最適な照明
手段を選択でき、正確に蛍光粒子数を計数することが可
能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき本発明を詳細に説明する。
づき本発明を詳細に説明する。
【0012】図1、図2には、本発明の一実施形態が図
示されており、符号1で示すものは、レーザ光源で、例
えば緑色の波長のレーザビームを発生するYAGレーザ
が用いられる。このレーザ光源1からのレーザビームの
光路には、不図示の切り替え機構により光路に挿脱可能
な切替ミラー20が配置される。レーザ光源1からのレ
ーザビームは、切替ミラー20が光路から離脱されてい
るときは、拡散機能を有する部材、例えばスリガラス等
で形成される拡散板2に入射して拡散され、上部がカバ
ー4で覆われた撮像用容器3の底部3’を側面から照射
する。この撮像用容器3の底部には蛍光粒子が集積して
おり、蛍光粒子がレーザビームで照射され蛍光を発する
ようになる。レーザビームで照射された蛍光粒子の像
は、対物レンズ6を経てミラー7で反射され、バリアフ
ィルタ8で所定帯域の帯域光が通過され、CCDカメラ
9で撮像される。
示されており、符号1で示すものは、レーザ光源で、例
えば緑色の波長のレーザビームを発生するYAGレーザ
が用いられる。このレーザ光源1からのレーザビームの
光路には、不図示の切り替え機構により光路に挿脱可能
な切替ミラー20が配置される。レーザ光源1からのレ
ーザビームは、切替ミラー20が光路から離脱されてい
るときは、拡散機能を有する部材、例えばスリガラス等
で形成される拡散板2に入射して拡散され、上部がカバ
ー4で覆われた撮像用容器3の底部3’を側面から照射
する。この撮像用容器3の底部には蛍光粒子が集積して
おり、蛍光粒子がレーザビームで照射され蛍光を発する
ようになる。レーザビームで照射された蛍光粒子の像
は、対物レンズ6を経てミラー7で反射され、バリアフ
ィルタ8で所定帯域の帯域光が通過され、CCDカメラ
9で撮像される。
【0013】また、切替ミラー20が図示したように、
光路に挿入されているときは、レーザ光源1からの励起
光は切替ミラー20並びにミラー21を介して反射さ
れ、拡散板2と同様な拡散板22で拡散された後、容器
3の底部を底面側から照射する。レーザビームで照射さ
れた蛍光粒子の像は、同様に対物レンズ6を経てミラー
7で反射され、バリアフィルタ8で所定帯域の帯域光が
通過され、CCDカメラ9で撮像される。
光路に挿入されているときは、レーザ光源1からの励起
光は切替ミラー20並びにミラー21を介して反射さ
れ、拡散板2と同様な拡散板22で拡散された後、容器
3の底部を底面側から照射する。レーザビームで照射さ
れた蛍光粒子の像は、同様に対物レンズ6を経てミラー
7で反射され、バリアフィルタ8で所定帯域の帯域光が
通過され、CCDカメラ9で撮像される。
【0014】CCDカメラ9で撮像された蛍光粒子の像
は、図2に示すように、信号線10を介してコンピュー
タ12のビデオキャプチャ11でコンピュータに取り込
まれ、画像処理回路13で画像処理されて、蛍光粒子が
認識される。この認識は、蛍光粒子のところでは輝度が
変化するので、例えば、信号値を微分することにより蛍
光粒子の座標位置を検出して行なうことができる。認識
された蛍光粒子は、モニタ14に表示される。図2に
は、容器の底部の像15並びにその中の複数の蛍光粒子
15aがモニタ14に表示されている状態が図示されて
いる。また、この蛍光粒子15aの数が計数され、その
計数値がモニタ14の下方部16にも表示される。
は、図2に示すように、信号線10を介してコンピュー
タ12のビデオキャプチャ11でコンピュータに取り込
まれ、画像処理回路13で画像処理されて、蛍光粒子が
認識される。この認識は、蛍光粒子のところでは輝度が
変化するので、例えば、信号値を微分することにより蛍
光粒子の座標位置を検出して行なうことができる。認識
された蛍光粒子は、モニタ14に表示される。図2に
は、容器の底部の像15並びにその中の複数の蛍光粒子
15aがモニタ14に表示されている状態が図示されて
いる。また、この蛍光粒子15aの数が計数され、その
計数値がモニタ14の下方部16にも表示される。
【0015】撮像用容器3は、透明なポリスチレン樹
脂、ガラス、アクリル樹脂、特に好ましくは、ポリスチ
レン樹脂で一体成型される。撮像用容器3には、例え
ば、血小板製剤、あるいは希釈されたあるいは希釈され
ない赤血球製剤などが入れられる。また、撮像用容器3
には、血小板および白血球の細胞質を分解する薬液(ト
ライトンX(商品名))が入れられ、さらに白血球の細
胞核を染色する蛍光色素(プロピディウムイオダイド)
が入れられ、次に、遠心分離機(不図示)によって白血
球の核が容器3の底部に沈められる。所定のGをかける
とすべての白血球核は撮像用容器3の底部3’に集積す
るようになる。
脂、ガラス、アクリル樹脂、特に好ましくは、ポリスチ
レン樹脂で一体成型される。撮像用容器3には、例え
ば、血小板製剤、あるいは希釈されたあるいは希釈され
ない赤血球製剤などが入れられる。また、撮像用容器3
には、血小板および白血球の細胞質を分解する薬液(ト
ライトンX(商品名))が入れられ、さらに白血球の細
胞核を染色する蛍光色素(プロピディウムイオダイド)
が入れられ、次に、遠心分離機(不図示)によって白血
球の核が容器3の底部に沈められる。所定のGをかける
とすべての白血球核は撮像用容器3の底部3’に集積す
るようになる。
【0016】このような構成において、撮像用容器3
に、血小板製剤あるいは100倍程度に希釈された赤血
球製剤のように励起光の透過率の高いものが入れられて
いる場合には、切替ミラー20を光路から離脱させ、レ
ーザ光源1を点灯して、撮像用容器3の底部近傍のみを
励起光で側面から照射する。撮像用容器3の底部には蛍
光色素で染色された白血球が集積しており、染色された
白血球の核は、入射したレーザビームで励起されると、
600nm付近の蛍光を発する。これを容器下部から対
物レンズ6、ミラー7、バリアフィルタ8を介してCC
Dカメラ9で撮像する。なお、バリアフィルタ8で蛍光
波長の帯域光のみを透過させるので、有害波長光をカッ
トすることができる。
に、血小板製剤あるいは100倍程度に希釈された赤血
球製剤のように励起光の透過率の高いものが入れられて
いる場合には、切替ミラー20を光路から離脱させ、レ
ーザ光源1を点灯して、撮像用容器3の底部近傍のみを
励起光で側面から照射する。撮像用容器3の底部には蛍
光色素で染色された白血球が集積しており、染色された
白血球の核は、入射したレーザビームで励起されると、
600nm付近の蛍光を発する。これを容器下部から対
物レンズ6、ミラー7、バリアフィルタ8を介してCC
Dカメラ9で撮像する。なお、バリアフィルタ8で蛍光
波長の帯域光のみを透過させるので、有害波長光をカッ
トすることができる。
【0017】レーザビームは、蛍光粒子の集積している
容器底部だけを照明し、その底部に集積している白血球
を側面から効果的に照明しているので、蛍光色素がなお
容器3内の溶液中に浮遊していても、これがバックグラ
ウンドとして有害光となるのを防止でき、撮像された画
像のコントラストを向上させることができる。CCDカ
メラ9で撮像された蛍光粒子の像は、図2に示すよう
に、信号線10を介してコンピュータ12のビデオキャ
プチャ11でコンピュータに取り込まれ、画像処理回路
13で画像処理されて、白血球15aの数が正確に計数
される。なお、容器の底部近傍のみを照射するために、
それ以外の部分を遮蔽する遮蔽部材を容器の周囲に設け
ると、さらに好ましい結果が得られる。
容器底部だけを照明し、その底部に集積している白血球
を側面から効果的に照明しているので、蛍光色素がなお
容器3内の溶液中に浮遊していても、これがバックグラ
ウンドとして有害光となるのを防止でき、撮像された画
像のコントラストを向上させることができる。CCDカ
メラ9で撮像された蛍光粒子の像は、図2に示すよう
に、信号線10を介してコンピュータ12のビデオキャ
プチャ11でコンピュータに取り込まれ、画像処理回路
13で画像処理されて、白血球15aの数が正確に計数
される。なお、容器の底部近傍のみを照射するために、
それ以外の部分を遮蔽する遮蔽部材を容器の周囲に設け
ると、さらに好ましい結果が得られる。
【0018】一方、撮像用容器3に、希釈されない濃度
の高い赤血球製剤が入れられているときは、切替ミラー
20を光路に挿入し、レーザ光源1からの励起光をミラ
ー21で上方に反射させ、励起光で撮像用容器3の底部
を底面側から照射する。これにより容器の底部に集積し
た白血球は蛍光を発するので、側面照射のときと同様
に、白血球の数が蛍光粒子の数として計数される。な
お、励起光は赤血球製剤により吸収され、赤血球製剤に
対して透過率が低くなるため、励起光は底面側から入射
されても、底部近傍にしか到達できず、バックグラウン
ド光としての蛍光はほとんど発生しないので、コントラ
ストの高い画像が得られ、同様に、白血球の数を正確に
計数できるようになる。
の高い赤血球製剤が入れられているときは、切替ミラー
20を光路に挿入し、レーザ光源1からの励起光をミラ
ー21で上方に反射させ、励起光で撮像用容器3の底部
を底面側から照射する。これにより容器の底部に集積し
た白血球は蛍光を発するので、側面照射のときと同様
に、白血球の数が蛍光粒子の数として計数される。な
お、励起光は赤血球製剤により吸収され、赤血球製剤に
対して透過率が低くなるため、励起光は底面側から入射
されても、底部近傍にしか到達できず、バックグラウン
ド光としての蛍光はほとんど発生しないので、コントラ
ストの高い画像が得られ、同様に、白血球の数を正確に
計数できるようになる。
【0019】なお、上述した実施形態では、一個のレー
ザ光源からのビームを、切替ミラーにより切り替え、容
器の底部を側面から照射したり、あるいは底面側から照
射している。これに代えて、側面照射用のレーザ光源
と、底面照射用のレーザ光源を個別に設け、容器の底部
を側面から照射する場合には、そのためのレーザ光源を
点灯し、あるいは底面側から照射する場合には、そのた
めのレーザ光源を点灯するようにしてもよい。あるいは
両レーザ光源を点灯しておいて、側面照射か、底面照射
かに応じて、いずれかのレーザビームをシャッタ等で遮
断していずれかの照射に切り替えるようにすることも可
能である。
ザ光源からのビームを、切替ミラーにより切り替え、容
器の底部を側面から照射したり、あるいは底面側から照
射している。これに代えて、側面照射用のレーザ光源
と、底面照射用のレーザ光源を個別に設け、容器の底部
を側面から照射する場合には、そのためのレーザ光源を
点灯し、あるいは底面側から照射する場合には、そのた
めのレーザ光源を点灯するようにしてもよい。あるいは
両レーザ光源を点灯しておいて、側面照射か、底面照射
かに応じて、いずれかのレーザビームをシャッタ等で遮
断していずれかの照射に切り替えるようにすることも可
能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、励起光の透過率の高いものに対しては、励起光で
容器の底部近傍のみを側面から照射し、一方励起光の透
過率が低いものに対しては容器底部を底面側から照射す
るようにしているので、被測定物の励起光に対する透過
率が異なってもそれに応じた最適な照明が得られ、蛍光
粒子数を正確に計数することが可能になる。
では、励起光の透過率の高いものに対しては、励起光で
容器の底部近傍のみを側面から照射し、一方励起光の透
過率が低いものに対しては容器底部を底面側から照射す
るようにしているので、被測定物の励起光に対する透過
率が異なってもそれに応じた最適な照明が得られ、蛍光
粒子数を正確に計数することが可能になる。
【図1】蛍光粒子撮像装置の概略構成を示す構成図であ
る。
る。
【図2】撮像された蛍光粒子の像を解析並びに表示する
装置を示した正面図である。
装置を示した正面図である。
1 レーザ光源 2 拡散板 3 撮像用容器 8 バリアフィルタ 9 CCDカメラ 20 切替ミラー
フロントページの続き (72)発明者 松井 宏樹 愛知県蒲郡市宮成町13番35号 興和株式会 社電機光学事業部蒲郡工場内 (72)発明者 石川 宗▲晴▼ 茨城県つくば市観音台1−25−5 興和株 式会社興和総合科学研究所内 (72)発明者 廣野 泰亮 茨城県つくば市観音台1−25−5 興和株 式会社興和総合科学研究所内 Fターム(参考) 2G043 AA03 BA16 EA01 HA01 HA02 JA02 KA09 LA03 MA01 NA01 2G045 AA04 BB41 CA11 FA12 FA13 FA14 FA19 FB07 FB12 GA03 HA14 JA04
Claims (3)
- 【請求項1】 蛍光色素で染色した蛍光粒子を撮像する
撮像装置において、 蛍光粒子を底部に集積させて収容する撮像用容器と、 蛍光粒子を励起させる励起光を発生する手段と、 励起光で撮像用容器の底部近傍のみを側面から照明する
第1の照明手段と、 励起光で撮像用容器の底部を底面側から照明する第2の
照明手段と、 第1と第2の照明手段を切り替える切替手段と、 第1あるいは第2の照明手段で照明される撮像用容器の
底部を底面側から撮像する撮像手段と、 を有することを特徴とする蛍光粒子撮像装置。 - 【請求項2】 前記切替手段が、第1の切替位置にある
ときは、励起光を撮像用容器の底部側面に導き、第2の
切替位置にあるときは、励起光を撮像用容器の底面に導
く光学素子であることを特徴とする請求項1に記載の蛍
光粒子撮像装置。 - 【請求項3】 撮像用容器の底部側面照明用の励起光源
と、撮像用容器の底面照明用の励起光源を設け、切替手
段によりいずれか一方の励起光源からの励起光に切り替
えることを特徴とする請求項1に記載の蛍光粒子撮像装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26314599A JP2001083092A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 蛍光粒子撮像装置 |
TW089119039A TW493070B (en) | 1999-09-17 | 2000-09-16 | Fluorescent particle imaging device |
PCT/JP2000/006342 WO2001022064A1 (fr) | 1999-09-17 | 2000-09-18 | Dispositif d'imagerie à particules fluorescentes |
EP00961045A EP1221607A1 (en) | 1999-09-17 | 2000-09-18 | Fluorescent particle imaging device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26314599A JP2001083092A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 蛍光粒子撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001083092A true JP2001083092A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17385442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26314599A Pending JP2001083092A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 蛍光粒子撮像装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1221607A1 (ja) |
JP (1) | JP2001083092A (ja) |
TW (1) | TW493070B (ja) |
WO (1) | WO2001022064A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004301561A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 分光学的識別定量システム |
JP2005331506A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-12-02 | Kowa Co | マイクロチップ、及び該マイクロチップを備えた蛍光粒子計数装置 |
JP2007516411A (ja) * | 2003-06-27 | 2007-06-21 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 生物学的試料または化学的試料を定量分析するための方法 |
US7295306B2 (en) | 2004-04-22 | 2007-11-13 | Kowa Company, Ltd. | Microchip and fluorescent particle counter with microchip |
JP2009222473A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Panasonic Corp | 画像取込装置 |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
DE102006022878B3 (de) * | 2006-05-15 | 2007-09-06 | Sartorius Biotech Gmbh | Verfahren und Detektionsvorrichtung zur bildgebenden Erfassung einer Probe |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2599942B2 (ja) * | 1987-12-23 | 1997-04-16 | 株式会社日立製作所 | 網赤血球計数装置 |
JPH09281036A (ja) * | 1996-04-10 | 1997-10-31 | Seitai Hikari Joho Kenkyusho:Kk | No検出方法および装置 |
JPH11183358A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-09 | Kowa Co | 蛍光粒子撮像用容器 |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26314599A patent/JP2001083092A/ja active Pending
-
2000
- 2000-09-16 TW TW089119039A patent/TW493070B/zh active
- 2000-09-18 WO PCT/JP2000/006342 patent/WO2001022064A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2000-09-18 EP EP00961045A patent/EP1221607A1/en not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004301561A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 分光学的識別定量システム |
JP2007516411A (ja) * | 2003-06-27 | 2007-06-21 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 生物学的試料または化学的試料を定量分析するための方法 |
JP2005331506A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-12-02 | Kowa Co | マイクロチップ、及び該マイクロチップを備えた蛍光粒子計数装置 |
US7295306B2 (en) | 2004-04-22 | 2007-11-13 | Kowa Company, Ltd. | Microchip and fluorescent particle counter with microchip |
JP4528664B2 (ja) * | 2004-04-22 | 2010-08-18 | 興和株式会社 | 蛍光粒子計数装置 |
JP2009222473A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Panasonic Corp | 画像取込装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1221607A1 (en) | 2002-07-10 |
TW493070B (en) | 2002-07-01 |
WO2001022064A1 (fr) | 2001-03-29 |
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