JPH09281036A - No検出方法および装置 - Google Patents

No検出方法および装置

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JPH09281036A
JPH09281036A JP8825396A JP8825396A JPH09281036A JP H09281036 A JPH09281036 A JP H09281036A JP 8825396 A JP8825396 A JP 8825396A JP 8825396 A JP8825396 A JP 8825396A JP H09281036 A JPH09281036 A JP H09281036A
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JP
Japan
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absorbance
red blood
blood cells
solution
mixing
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JP8825396A
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Kazuhiro Tsujita
和宏 辻田
Takuo Shiraishi
卓夫 白石
Katsuko Kakinuma
カツ子 柿沼
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SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO K
SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO KK
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SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO K
SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NOのほか、NO2 - やNO3 - が混合して
いることが予想される液体もしくは気体(被測定試料)
中のNOを、NO2 - やNO3 - と区別して高感度に検
出する。 【解決手段】 赤血球を含有する溶液にNOを含有する
可能性のある液体もしくは気体を混合し、その混合の前
後において、その溶液中の赤血球の、少なくともある一
つの波長に対する吸光度を測定し、測定された混合前後
の吸光度の変化に基づいてNOを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NOのほか、NO
2 -やNO3 - が混合していることが予想される液体もし
くは気体(被測定試料)中のNOを、NO2 -やNO3 -
区別して検出するNO検出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】NOは生体内における生理作用に直接関
与するラジカルであり、細胞活動の調節に重要な作用を
示し、細胞内物質や遺伝子に悪影響を及ぼす。これを簡
易に検出することは、医学上、あるいは環境問題等を考
える上からも強く求められるところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】NOを検出する方法と
して、従来からいくつかの方法が提案されてきている。
例えば、試薬(トラップ剤)を使う方法、あるいは、N
O電極を用いる方法等が従来提案されているが、これら
の方法では、煩雑な前作業が必要である。また、上記試
薬を使う方法のうち、試薬(トラップ剤)としてヘモグ
ロビンを使う方法も試みられているが、ヘモグロビンを
使った場合、NOがヘモグロビンと反応する際にN
2 -,NO3 -もヘモグロビンと反応し、やはり、NO
を、NO 2 -あるいはNO3 -と区別して検出することは難
しい。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、NOを、NO
2 -あるいはNO3 -と区別して検出することのできるNO
検出方法、およびその検出方法の実施に好適なNO検出
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のNO検出方法のうち第1のNO検出方法は、赤血球
を含有する溶液にNOを含有もしくは産生する可能性の
ある物質を混合し、その混合の後において、その溶液中
の、例えば1つもしくは数個等、比較的少数個の赤血球
の、少なくともある一つの波長に対する吸光度を測定
し、測定された吸光度に基づいてNOを検出することを
特徴とする。
【0006】ここで、上記「NOを含有もしくは産生す
る可能性のある物質」は特定の物質に限定されるもので
はなく、例えばNOを含有する可能性のある液体、気
体、あるいはNOを産生する可能性のある生体組織等が
含まれる。以下同様である。また、上記目的を達成する
本発明のNO検出方法のうち第2のNO検出方法は、赤
血球を含有する溶液にNOを含有もしくは産生する可能
性のある物質を混合し、その混合の前後において、その
溶液中の赤血球の、少なくともある一つの波長に対する
吸光度を測定し、測定された混合前後の吸光度の変化に
基づいてNOを検出することを特徴とする。
【0007】ここで、上記本発明の第2のNO検出方法
において、混合の前後双方において、溶液中の赤血球
の、所定の1つもしくは複数の第1の波長における第1
の吸光度と、所定の1つもしくは複数の第2の波長にお
ける第2の吸光度との双方を測定し、上記混合の前後に
おける、上記第1の吸光度と上記第2の吸光度との差の
変化もしくは比の変化に基づいて、NOの存在の有無を
検出してもよい。
【0008】具体的には、例えば、上記混合の前後にお
いて、溶液中の赤血球の、540nmもしくは540n
m近傍の波長と、555nmもしくは555nm近傍の
波長の各吸光度Q1 ,Q2 を測定し、上記混合の前後に
おける、判別式 D1 =Q1 −Q2 の値の変化に基づいて、NOの存在の有無を検出しても
よい。あるいは、540nmもしくは540nm近傍の
波長の吸光度に代えて、570nmもしくは570nm
近傍の波長の吸光度、ないし、540nmもしくは54
0nm近傍の波長の吸光度と570nmもしくは570
nm近傍の波長の吸光度との平均の吸光度を用いてもよ
い。
【0009】あるいは、上記混合の前後において、溶液
中の赤血球の、400nmもしくは400nm近傍の波
長と、390nmもしくは390nm近傍の波長の各吸
光度Q3 ,Q4 を測定し、上記混合の前後における、判
別式 D2 =Q1 −Q2 の値の変化に基づいて、NOの存在の有無を検出しても
よい。
【0010】本発明は以下の二つの事実の組み合わせを
基礎としている。 (a)生きた赤血球のような、生理的に完全な状態にあ
る細胞の膜は、一般にNO2 -やNO3 -のような電荷をも
った分子(イオン)を透過しないことが知られている
(例えば、B.Alberts et al.ed.
“The Cell”3rd eds.Chap.1
1,Carland Publish Inc.,Ne
w York & London 19 参照)。
【0011】このことから、赤血球を用いることによ
り、通常、ヘモグロビンとNOとの反応を観察するとき
に伴う、ヘモグロビンとNO2 -やNO3 -との反応による
妨害の発生が防止される。 (b)ヘモグロビンの光吸収スペクトルは、NOを反応
させる前後で変化する。
【0012】図1は、NO濃度による赤血球吸収スペク
トルの変化を示す図である。横軸は波長、縦軸は吸光
度、奥行きはNOの濃度の相違を表わしている。この吸
収スペクトルの変化は、ヘモグロビンとNOとの反応に
よるものである。ヘモグロビンの光吸収スペクトルは、
NOを反応させる前には、400nm付近、540nm
ならびに570nmに吸収のピークがあるが、反応後に
は540nmならびに570nmのピークは平坦化し、
また、400nm付近のピークは短波長側に移動する。
これについては、例えば、M.Kelm etal.,
Circulation Research,vol.
66,No.6,pp.1561−1575(199
0)を参照されたい。
【0013】本発明は、以上の(a),(b)の2点を
基礎として完成されたものであり、本発明は、ヒト、
豚、他の小動物等の極微量の血液から容易に得られる、
例えば1個もしくは数個等、比較的少数個の赤血球を用
いるだけで、他に特別の試薬を使う必要がなく、NOを
NO2 -およびNO3 -と区別して検出できるため、実用上
の効果は大きい。
【0014】また、本発明は赤血球を用いることから、
その赤血球の細胞膜の特性を利用できる点に加えて、N
O検出に赤血球内の高濃度のヘモグロビン(22mM)
を使用できるため、高感度の検出が期待でき、さらに個
々の赤血球の大きさ程度の位置分解能を持った検出が期
待できる。赤血球を用いてNOを検出にあたっては、N
Oを含有もしくは産生する可能性のある物質を混合する
前の赤血球の吸光度はあらかじめわかっている場合が多
く、その場合は、上記の物質を混合した後の吸光度を測
定しその測定した吸光度に基づいてNOを検出してもよ
い。ただし、上記物質を混合する前後において吸光度を
測定し、それらの吸光度に基づいてNOを検出すること
がより好ましい。
【0015】また、上記目的を達成する本発明のNO検
出装置のうち第1のNO検出装置は、赤血球を含有する
溶液中の赤血球の、少なくともある一つの波長に対する
吸光度を測定する顕微分光手段と、赤血球を含有する溶
液中の赤血球の、その溶液にNOを含有もしくは産生す
る可能性のある物質を混合した後の吸光度に基づいてN
Oの有無を判定する判定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】また、上記目的を達成する本発明のNO検
出装置のうち第2のNO検出装置はは、赤血球を含有す
る溶液中の赤血球の、少なくともある一つの波長に対す
る吸光度を測定する顕微分光手段と、赤血球を含有する
溶液中の赤血球の、該溶液にNOを含有もしくは産生す
る可能性のある物質を混合する前後の吸光度の変化に基
づいてNOの有無を判定する判定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0017】ここで、上記本発明の第1のNO検出装置
ないし第2の検出装置において、上記溶液中の赤血球の
中から被測定用の赤血球を指定する指定手段を備え、上
記顕微分光手段が、指定手段により指定された赤血球の
吸光度を測定するものであることが好ましい。本発明の
NO検出装置は、顕微鏡下で赤血球を捉えてその赤血球
の吸光度を測定するものであり、本発明のNO検出方法
を効果的に実施することができる。また、本発明のNO
検出装置によれば、赤血球の大きさ程度の位置分解能を
もったNO検出を行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図2は、本発明のNO検出装置の一実施形態
を示す模式ブロック図である。測定物容器1中に赤血球
を含有する溶液(ここでは血液)や、その溶液に加え、
NOを含有する可能性のある被測定溶液が注入されて、
その注入された溶液が顕微分光部5によって観測され
る。
【0019】この測定物容器1には、第1および第2の
2つの注入口2,3が設けられており、第1の注入口2
からは、微量の血液が測定物容器1の内部に注入され、
顕微分光部5でその注入された血液中の赤血球が分光分
析される。本実施形態では、顕微分光部5は、その注入
された血液中の、指定されたあるいは自動認識されたい
ずれか1個もしくは複数個の赤血球の、波長範囲390
nm〜600nmの吸光度を測定することができるもの
である。第2の注入口3からは、NOを含有する可能性
のある被測定溶液が注入され、撹拌機4により、既に注
入されている血液と撹拌混合される。その混合の後、再
度、顕微分光部5によって、測定物容器1中に注入され
ている溶液中の赤血球について分光分析が行なわれる。
【0020】被測定溶液を注入する前後の赤血球の分光
分析結果は、分光データ処理部6に送られる。図3は、
図2に1つのブロックで示す分光データ処理部の構成を
示すブロック図である。入力インターフェイス部61を
経由して顕微分光部5から分光データを受けた後、その
分光データは第1の一時メモリ62に一旦格納される。
【0021】第1の一時メモリ62から順次取り出され
た分光データは、演算部63において、後述するデータ
演算処理により、被測定溶液中にNOが含まれていたか
否かが判定される。その判定結果は、第2の一時メモリ
64に格納される。その第2の一時メモリ64の内容
は、表示部65によって、NOの有無の判定結果として
表示される。
【0022】ここで、演算部63におけるデータ演算処
理例について説明する。演算部63では、540nmも
しくはその近傍の波長の吸光度をQ1 、555nmある
いはその近傍の波長の吸光度をQ2+としたとき、判別式 D1 =Q1 −Q2 −Q(Qは一定量) ・・・(1) の正負が判別される。被測定溶液を血液に撹拌混合する
前後における判別式D1の値が正から負に変化したとき
に、被測定溶液中にNOが存在していたと判定される。
一定量Qは、被測定溶液を撹拌混合する前および被測定
溶液中にNOが存在しなかったときに判別式D1+が正、
被測定溶液中にNOが存在していたときに負になるよう
に、あらかじめ実験データ等によりその値が求められ
る。
【0023】尚、上記(1)式中の吸光度Q1+として、
540nmもしくはその近傍の波長の吸光度に代えて、
570nmもしくはその近傍の波長の吸光度を用いても
よく、あるいはそれら双方の吸光度の平均値を用いても
よい。また、演算部63では、上記(1)式を判別式と
して用いるのではなく、あるいはその判別式とともに、
400nmあるいはその近傍の波長の吸光度をQ3 、3
90nmあるいはその近傍の波長の吸光度をQ4 とした
とき、判別式 D2 =Q4 −Q5 ・・・(2) の正負を求め、血液に被測定溶液を撹拌混合する前後に
おける判別式D2 の値が正から負に変化したときに、そ
の被測定溶液中にNOが存在していたと判定してもよ
い。
【0024】尚、演算部63におけるデータ演算処理に
ついては、540nm、570nm、400nmあるい
はその近傍の波長の吸光度が、他の波長領域の吸光度に
比べて、被測定溶液を加える前後において比較的大きく
変化することを検出できればよいのであって、上記のデ
ータ処理方法に限定されるものではない。図4は、本発
明のNO検出装置のもう1つの実施形態を示す模式ブロ
ック図である。
【0025】測定容器10には、血液が保持され、その
測定容器10が光学顕微鏡51にセットされ、白色光で
照明され、その測定容器10中の溶液の拡大像が作られ
る。その拡大像は、音響光可変分波器(AOTF;Ac
ousts−OpticalTunable Filt
er)52に導かれる。このAOTF52を通過した、
0次回折光(白色光で照明されたままの像)と一次回折
光(特定波長による像)はテレビカメラ521に導か
れ、そのテレビカメラ521により撮像される。尚、こ
の実施形態では光学顕微鏡51とAOTF52との組合
せが、本発明にいう顕微分光手段の一例である。
【0026】AOTF52の分光特性(選択波長)は高
周波発振器524の出力周波数によって制御される。従
って、分光波長(一次回折光の波長)は高周波発振器5
24の発振周波数を指定することによって決定される。
また、高周波発振器524の出力周波数を掃引すると分
光波長は連続的に変化する。高周波発振器524の出力
周波数はコンピュータ60によって制御される。
【0027】画像処理装置601は、コンピュータ60
の指示を受けて、テレビカメラ521で撮られた像を記
憶し、その像をモニタ装置602に表示し、さらにコン
ピュータ60に接続された座標指示器603の操作に連
動してモニタ装置602の画面上の特定点を指定し、そ
の指定された特定点の分光特性データをコンピュータ6
0に出力する等の機能をもつ。
【0028】表示器65はモニタ装置602とは別に備
えられており、この表示器65には、コンピュータ60
によって処理された各種の分光データが表示される。測
定容器10の内容物を、モニタ装置602上に表示され
る白色光照明の画像として見ながら、座標指示器603
によって、測定すべき赤血球上の点を指定する。そうす
ると、赤血球上の画面上の位置データがコンピュータ6
0に送られ記憶される。
【0029】尚、図4に示すモニタ装置602の表示画
面中の○印は赤血球を表わし、□印は、分光データ取得
用に指定された点を表わしている。赤血球(○印)が存
在しない点も分光データ取得用に指定(□印)されてい
るのは、測定容器10の内容物の、赤血球ではない部分
(背景部)の分光データを取得し、その分光データで赤
血球の部分の分光データを補正するためであり、この補
正により、赤血球の、より正確な分光データを得ること
ができる。
【0030】次いで、コンピュータ60は、高周波発振
器524の発振周波数を掃引し、上記のようにして指定
された点についての、AOTF52で分光された結果を
画像処理装置601を経由して取り込む。その分光デー
タは表示器65に表示される。さらに、測定容器10に
被測定溶液を注入し、赤血球と混和させた後、上記と同
様にして赤血球の分光データを得る。
【0031】コンピュータ60では、被測定溶液を注入
する前後の血液中の赤血球の分光データを基に、上記
(1)式、あるいは上記(2)式、あるいは他のデータ
演算処理方法により、被測定溶液中のNOの有無の判定
が行なわれる。その判定結果は、表示器65に表示され
る。尚、上記各実施形態では、赤血球を含有する養液に
比測定溶液を混合する前後における赤血球の分光データ
を得、それら混合前後における分光データに基づいて被
測定を溶液中のNOの有無を検出しているが、赤血球を
含有する溶液に被測定溶液を混合した後のみの分光デー
タに基づいて被測定溶液中のNOの有無を検出してもよ
い。
【0032】また、各実施形態では、被測定溶液中のN
Oの有無のみを問題にしているが、例えば混合前後の分
光スペクトルの変化の程度に基づいてNOの含有量もし
くは産生量を検出してもよい。さらに、上記各実施形態
は、NOを含有する可能性のある溶液をNOの検出対象
としたが、液体ではなく気体中のNOを検出対象として
もよく、あるいはNOを産生する可能性のある生体組織
等を検出対象としてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
NOを、NO2 -,NO3 -とは区別して高精度に検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】NO濃度による赤血球吸収スペクトルの変化を
示す図である。
【図2】本発明のNO検出装置の一実施形態を示す模式
ブロック図である。
【図3】図2に1つのブロックで示す分光データ処理部
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明のNO検出装置のもう1つの実施形態を
示す模式ブロック図である。
【符号の説明】
1 測定物容器 2 第1の注入口 3 第2の注入口 4 撹拌機 5 顕微分光部 6 分光データ処理部 10 測定容器 51 光学顕微鏡 52 AOTF 60 コンピュータ 61 入力インターフェイス部 62 第1の一時メモリ 63 演算部 64 第2の一時メモリ 65 表示器 521 テレビカメラ 524 高周波発振器 601 画像処理装置 602 モニタ装置 603 座標指示器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤血球を含有する溶液にNOを含有もし
    くは産生する可能性のある物質を混合し、 該混合の後において、該溶液中の赤血球の、少なくとも
    ある一つの波長に対する吸光度を測定し、 測定された吸光度に基づいてNOを検出することを特徴
    とするNO検出方法。
  2. 【請求項2】 赤血球を含有する溶液にNOを含有もし
    くは産生する可能性のある物質を混合し、 該混合の前後において、該溶液中の赤血球の、少なくと
    もある一つの波長に対する吸光度を測定し、 測定された混合前後の吸光度の変化に基づいてNOを検
    出することを特徴とするNO検出方法。
  3. 【請求項3】 前記混合の前後双方において、前記溶液
    中の赤血球の、所定の1つもしくは複数の第1の波長に
    おける第1の吸光度と、所定の1つもしくは複数の第2
    の波長における第2の吸光度との双方を測定し、 前記混合の前後における、前記第1の吸光度と前記第2
    の吸光度とのの変化差もしくは比の変化に基づいて、N
    Oの存在の有無を検出することを特徴とする請求項2記
    載のNO検出方法。
  4. 【請求項4】 前記混合の前後において、前記溶液中の
    赤血球の、540nmもしくは540nm近傍の波長
    と、555nmもしくは555nm近傍の波長の各吸光
    度Q1 ,Q2 を測定し、 前記混合の前後における、判別式 D1 =Q1 −Q2 の値の変化に基づいて、NOの存在の有無を検出するこ
    とを特徴とする請求項2記載のNO検出方法。
  5. 【請求項5】 540nmもしくは540nm近傍の波
    長の吸光度に代えて、570nmもしくは570nm近
    傍の波長の吸光度、ないし、540nmもしくは540
    nm近傍の波長の吸光度と570nmもしくは570n
    m近傍の波長の吸光度との平均の吸光度を用いることを
    特徴とする請求項4記載のNO検出方法。
  6. 【請求項6】 前記混合の前後において、前記溶液中の
    赤血球の、400nmもしくは400nm近傍の波長
    と、390nmもしくは390nm近傍の波長の各吸光
    度Q3 ,Q4 を測定し、 前記混合の前後における、判別式 D2 =Q1 −Q2 の値の変化に基づいて、NOの存在の有無を検出するこ
    とを特徴とする請求項2記載のNO検出方法。
  7. 【請求項7】 赤血球を含有する溶液中の赤血球の、少
    なくともある一つの波長に対する吸光度を測定する顕微
    分光手段と、 赤血球を含有する溶液中の赤血球の、該溶液にNOを含
    有もしくは産生する可能性のある物質を混合した後の吸
    光度に基づいてNOの有無を判定する判定手段とを備え
    たことを特徴とするNO検出装置。
  8. 【請求項8】 赤血球を含有する溶液中の赤血球の、少
    なくともある一つの波長に対する吸光度を測定する顕微
    分光手段と、 赤血球を含有する溶液中の赤血球の、該溶液にNOを含
    有もしくは産生する可能性のある物質を混合する前後の
    吸光度の変化に基づいてNOの有無を判定する判定手段
    とを備えたことを特徴とするNO検出装置。
  9. 【請求項9】 前記溶液中の赤血球の中から被測定用の
    赤血球を指定する指定手段を備え、 前記顕微分光手段が、前記指定手段により指定された赤
    血球の吸光度を測定するものであることを特徴とする請
    求項7又は8記載のNO検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001022064A1 (fr) * 1999-09-17 2001-03-29 Kowa Kabushiki Kaisha Dispositif d'imagerie à particules fluorescentes
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