JP2019100988A - 粒子画像解析装置及び粒子画像解析方法 - Google Patents

粒子画像解析装置及び粒子画像解析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体試料中の粒子の画像を正確に解析できる粒子画像解析装置及び粒子画像解析方法を提供する。【解決手段】粒子画像解析装置1は、フローセルと、フローセル内を流れる液体試料の画像を撮影する撮像部4と、制御部11とを備える。制御部11には、グルーピング処理部113が含まれる。粒子画像解析装置1において、撮像部4により撮影された複数の画像のうち、連続して撮影された画像中に粒子の画像が含まれる場合には、グルーピング処理部113によりそれらの粒子は同一のグループとしてグループ化される。そのため、撮像部4により撮影された複数の画像に同一の粒子の画像が重複して含まれる場合に、その同一の粒子の画像をグループ化することができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、液体試料中の粒子の画像を解析するための粒子画像解析装置及び粒子画像解析方法に関するものである。
従来より、液体試料中の粒子の画像を解析する粒子画像解析装置が利用されている。粒子画像解析装置では、液体試料を流路に流しながら、撮像部により流路内の所定領域の画像が撮影される。そして、粒子画像解析装置において、この画像が解析され、画像中に粒子が含まれる場合には、その粒子の画像が抽出される(例えば、下記特許文献1参照)。
粒子画像解析装置を用いる際には、液体試料を流路に流しながら、一定の時間間隔で画像が撮影される。そして、複数枚の画像のそれぞれから粒子の画像が抽出される。このように、粒子画像解析装置では、連続的に流される液体試料の画像が一定の時間間隔で撮影される。
このとき、液体試料の流速に対して画像の撮影間隔が長くなりすぎると、液体試料中に粒子が含まれる場合であっても、撮影した画像に粒子が含まれることなく、粒子が流路を通過してしまうことがある。この場合、粒子画像解析装置で粒子の画像を解析することができなくなってしまう。このような状況を避けるため、粒子画像解析装置では、液体試料の流速に対して、ある程度の速さの時間間隔で画像を撮影する必要がある。
特開平09−229844号公報
上記した従来の粒子画像解析装置を用いる場合において、解析結果に誤りが生じるという不具合が生じることがあった。具体的には、従来の粒子画像解析装置では、連続的に流される液体試料の画像を一定の時間間隔で撮影する結果、同一の粒子が複数の画像に重複して含まれることがあった。この場合、粒子画像解析装置では、1つの画像に含まれる粒子を1つの粒子としてカウントするため、同一の粒子を複数個の粒子として重複してカウントしていた。その結果、粒子画像解析装置において、粒子の解析結果に誤りが生じるという不具合が生じていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、液体試料中の粒子の画像を正確に解析できる粒子画像解析装置及び粒子画像解析方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る粒子画像解析装置は、液体試料中の粒子の画像を解析するための粒子画像解析装置である。前記粒子画像解析装置は、流路と、撮像部と、グルーピング処理部とを備える。前記流路には、液体試料が流れる。前記撮像部は、前記流路内の少なくとも一部を含む撮影領域の画像を撮影する。前記グルーピング処理部は、前記撮像部により得られた画像に含まれる粒子の画像をグループ化するためのグルーピング処理を行う。前記撮像部は、前記流路内を流れる液体試料中の粒子が前記撮影領域を通過する時間よりも短い間隔で、前記撮影領域の画像を複数撮影する。前記グルーピング処理部は、前記撮像部により得られた複数の画像のうち、連続して撮影された2つ以上の画像中に粒子の画像が含まれる場合に、それらの2つ以上の画像中の粒子を同一のグループとする。
粒子画像解析装置において、撮像部による撮影の間隔が液体試料の流速に対して短い場合には、撮像部により撮影する複数の画像に同一の粒子が重複して含まれることがある。そして、この複数の画像のそれぞれに対して、粒子の画像をそのまま抽出すると、同一の粒子を複数個の粒子として重複してカウントすることとなり、解析結果に誤りが生じてしまう。
上記のような構成によれば、撮像部により撮影された複数の画像のうち、連続して撮影された画像中に粒子の画像が含まれる場合には、グルーピング処理部によりそれらの粒子は同一のグループとしてグループ化される。
そのため、撮像部により撮影された複数の画像に同一の粒子の画像が含まれる場合に、その同一の粒子の画像をグループ化することができる。そして、グループ化した粒子については、1つの粒子として扱えば、同一の粒子を複数個の粒子として重複してカウントすることを防ぐことができる。そして、解析結果に誤りが生じることを防ぐことができる。
その結果、液体試料中の粒子の画像を正確に解析できる。
(2)また、前記グルーピング処理部は、前記2つ以上の画像中の粒子の形状に基づいて、それらの粒子を同一のグループとするか否かを決定してもよい。
このような構成によれば、撮像部により撮影された複数の画像に粒子の画像が含まれる場合であっても、これらの粒子の形状が異なるような場合には、これらの粒子の画像をグループ化することなく、別の粒子の画像として扱うことができる。そして、撮像部により撮影された複数の画像に同一の粒子の画像が重複して含まれる可能性が高い場合に、これらの粒子の画像をグループ化することができる。
そのため、液体試料中の粒子の画像を一層正確に解析できる。
(3)また、粒子画像解析装置は、表示処理部をさらに備えてもよい。前記表示処理部は、前記グルーピング処理部により同一のグループとされた2つ以上の画像中の粒子をグループごとに表示させる。
このような構成によれば、ユーザに対して、グループ化した結果を認識させることができる。
(4)また、前記グルーピング処理部は、前記流路内を流れる液体試料の流速が相対的に遅い場合にのみ前記グルーピング処理を行ってもよい。
このような構成によれば、グルーピング処理が効果的な状況で、グルーピング処理部によるグルーピング処理を行うことができる。
(5)また、前記グルーピング処理部は、前記流路内に液体試料を流すためのポンプの流量、又は、前記撮像部により撮影を行う時間間隔に基づいて、前記流路内を流れる液体試料の流速が相対的に遅いか否かを判断してもよい。
このような構成によれば、グルーピング処理が効果的な状況で、グルーピング処理部によるグルーピング処理を行うことができる。
(6)本発明に係る粒子画像解析方法は、液体試料中の粒子の画像を解析するための粒子画像解析方法である。前記粒子画像解析方法は、撮像ステップと、グルーピングステップとを含む。前記撮像ステップでは、液体試料が流れる流路内の少なくとも一部を含む撮影領域の画像を撮影する。前記グルーピングステップでは、前記撮像ステップにより得られた画像に含まれる粒子の画像をグループ化する。前記撮像ステップでは、前記流路内を流れる液体試料中の粒子が前記撮影領域を通過する時間よりも短い間隔で、前記撮影領域の画像を複数撮影する。前記グルーピングステップでは、前記撮像ステップにより得られた複数の画像のうち、連続して撮影された2つ以上の画像中に粒子の画像が含まれる場合に、それらの2つ以上の画像中の粒子を同一のグループとする。
本発明によれば、撮像部により撮影された複数の画像のうち、連続して撮影された画像中に粒子の画像が含まれる場合には、グルーピング処理部によりそれらの粒子は同一のグループとしてグループ化される。そのため、撮像部により撮影された複数の画像に同一の粒子の画像が含まれる場合に、その同一の粒子の画像をグループ化することができる。そのため、液体試料中の粒子の画像を正確に解析できる。
本発明の一実施形態に係る粒子画像解析装置の構成を示した概略図である。 粒子画像解析装置の制御部及びその周辺の部材の電気的構成を示したブロック図である。 粒子画像解析装置の制御部による制御動作の一例を示したフローチャートである。 粒子画像解析装置の撮像部により撮影された複数の画像のイメージを示した概念図である。 粒子画像解析装置の表示部における表示内容の一例を示した図である。
1.粒子画像解析装置の全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る粒子画像解析装置1の構成を示した概略図である。
粒子画像解析装置1は、液体試料中の粒子の画像を解析するための装置である。粒子画像解析装置1は、光源部2と、フローセル3と、撮像部4と、フィールドレンズ5と、コンデンサレンズ6と、対物レンズ7と、投影レンズ8とを備えている。
光源部2は、例えば、フラッシュランプなどであって、パルス光を照射するように構成されている。
フローセル3は、光の照射方向において、光源部2の下流側に配置されている。フローセル3内は、液体試料が通過する流路を形成している。フローセル3には、図示しないポンプが接続されており、このポンプの動作により連続的に液体試料が導入される。
撮像部4は、光の照射方向において、フローセル3の下流側に配置されている。撮像部4は、例えば、カメラなどにより構成される。
フィールドレンズ5及びコンデンサレンズ6は、光源部2とフローセル3との間に配置されている。フィールドレンズ5は、光源部2と対向するように配置されている。コンデンサレンズ6は、フローセル3と対向するように配置されている。
対物レンズ7及び投影レンズ8は、フローセル3と撮像部4との間に配置されている。対物レンズ7は、フローセル3と対向するように配置されている。投影レンズ8は、撮像部4と対向するように配置されている。
この例では、粒子画像解析装置1は、液体試料に含まれる粒子を検出する際に用いられる。例えば、液体試料には、比較的濃度が低い状態で粒子が含まれている。また、例えば、粒子画像解析装置1は、液体試料から間欠的に粒子が検出するような測定(コンタミ測定)の際に用いられる。
粒子画像解析装置1を用いる場合には、まず、フローセル3内に液体試料が連続的に流される。そして、この状態で光源部2から光が照射される。光源部2から照射された光は、フィールドレンズ5を通過して平行光となり、さらに、コンデンサレンズ6を通過してフローセル3内の所定領域(撮影領域)に集束される。フローセル3内の液体試料に照射された光は、対物レンズ7を通過して結像位置Aで結像され、さらに、投影レンズ8を通過して撮像部4に投影される。そして、撮像部4において撮影が行われる。粒子画像解析装置1では、撮像部4における撮影が一定の時間間隔で行われる。
粒子画像解析装置1では、撮像部4が撮影した画像が解析され、画像に粒子が含まれる場合には、その粒子の画像が抽出される。そして、抽出された粒子の画像が表示される(後述する)。
2.制御部及びその周辺の部材の電気的構成
図2は、粒子画像解析装置1の制御部11及びその周辺の部材の電気的構成を示したブロック図である。
粒子画像解析装置1は、上記した撮像部4に加えて、記憶部9、表示部10及び制御部11などを電気的構成として備えている。
記憶部9は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスクなどにより構成されている。記憶部9には、測定条件情報91が記憶されている。測定条件情報91は、粒子画像解析装置1における測定条件に関する情報であって、予め記憶部9に記憶されている。具体的には、測定条件情報91には、フローセル3に導入される液体試料の流速、フローセル3内の撮影領域の寸法、及び、撮像部4による撮影の時間間隔などに関する情報が含まれている。
表示部10は、例えば、液晶表示器などにより構成される。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む構成である。制御部11には、撮像部4、記憶部9及び表示部10などが電気的に接続されている。制御部11は、CPUがプログラムを実行することにより、動作処理部111、抽出処理部112、グルーピング処理部113及び表示処理部114などとして機能する。
動作処理部111は、撮像部4の撮影動作を制御する処理を行う。また、動作処理部111は、フローセル3に液体試料を流すためのポンプ(図示せず)の動作を制御する処理を行う。
抽出処理部112は、撮像部4が撮影した画像から粒子の画像を抽出する処理を行う。
グルーピング処理部113は、撮像部4が撮影した画像、及び、記憶部9の測定条件に基づいて、抽出処理部112が抽出した粒子の画像をグループ化する処理を行う。
表示処理部114は、抽出処理部112が抽出した粒子の画像、及び、グルーピング処理部113によるグループ化の結果を表示部10に表示させる処理を行う。
3.制御部による制御動作
図3は、制御部11による制御動作の一例を示したフローチャートである。
粒子画像解析装置1では、複数の測定条件情報91が記憶部9に記憶されている。そして、ユーザが操作部(図示せず)を操作することで、所定の測定条件情報91が選択され、その測定条件情報91に基づいて測定が行われる。
具体的には、動作処理部111は、図示しないポンプを動作させて、測定条件情報91から導き出される所定の流速で液体試料を連続的にフローセル3に導入させる。そして、動作処理部111は、測定条件情報91から導き出される撮影時間間隔となるように、一定間隔で撮像部4による撮影動作を実施させる(ステップS101:撮像ステップ)。このとき、撮像部4は、フローセル3内を流れる液体試料が撮影領域を通過するよりも短い時間間隔で、複数の画像を撮影する。
図4は、撮像部4により撮影された複数の画像のイメージを示した概念図である。図4では、各画像の下方に記されている数字が、撮影された順番を示している。具体的には、図4では、撮像部4で順々に撮影された7個の画像が示されており、撮影されたタイミングが早い画像ほど左側に配置され、撮影されたタイミングが遅い画像ほど右側に配置されている。各画像は、フローセル3の所定領域(撮影領域)を流れる液体試料の画像である。また、図4の各画像は、上方から下方に向かって液体試料が流れるとした場合の静止画像を示している。
図4において、Lは、フローセル3における撮影領域の流入方向の寸法を示している。また、図4では、各画像に粒子が含まれる場合には、その粒子をPで示している。
図4に示すように、この例では、2番目、3番目、5番目及び7番目に撮影された画像に粒子Pが含まれている。
このようにして、撮像部4により複数の画像が撮影されると、抽出処理部112は、各画像に含まれる粒子の画像を特定し、その粒子の画像を抽出する処理を行う(ステップS102:抽出ステップ)。この例では、抽出処理部112は、図4に示す2番目、3番目、5番目及び7番目の画像のそれぞれから、粒子Pの画像(粒子Pの画像、及び、その周辺の画像)を抽出する。
そして、グルーピング処理部113は、フローセル3内を流れる液体試料の流速が相対的に遅いか否かを判断し、遅いと判断した場合に(ステップS103でYES)、抽出処理部112が抽出した粒子の画像をグループ化する処理(ステップS104:グルーピングステップ)を実施する。
具体的には、グルーピング処理部113は、下記式(1)が満たされる場合に、フローセル3内を流れる液体試料の流速が相対的に遅いと判断する。
V×t<L ・・・(1)
式(1)における各値は、記憶部9に記憶されている測定条件情報91から導き出される値である。具体的には、Vは、フローセル3内を流れる液体試料の流速を示しており、tは、撮像部4により撮影の時間間隔を示しており、Lは、フローセル3における撮影領域の流入方向の寸法を示している。Vは、例えば、フローセル3内に液体試料を導入するポンプの流量の情報、及び、フローセル3における撮影領域の断面積の情報から導き出される。
すなわち、グルーピング処理部113は、記憶部9の測定条件情報91を読み出し、その情報から導き出される値を式(1)に代入し、式(1)が成り立つ場合に、フローセル3内を流れる液体試料の流速が相対的に遅いと判断する。
式(1)は、フローセル3内の撮影領域を液体試料が通過するよりも短い時間間隔で、撮像部4により撮影が行われることを意味している。
なお、グルーピング処理部113は、下記式(2)が満たされる場合に、フローセル3内を流れる液体試料の流速が相対的に遅いと判断しもてよい。
V×t<L/2 ・・・(2)
式(2)は、フローセル3内の撮影領域の半分を液体試料が通過するよりも短い時間間隔で、撮像部4により撮影が行われることを意味している。
そして、グルーピング処理部113によるグルーピング処理は、以下のようにして実施される。
まず、グルーピング処理部113は、撮像部4が撮影した複数の画像のうち、連続して撮影された2つ以上の画像中に粒子の画像が含まれる場合に、それらの画像中の粒子を同一のグループとするグループ化を行う。
この例では、図4に示すように、2番目、3番目、5番目及び7番目の画像のそれぞれに粒子Pが存在している。そのうち、連続して撮影された画像は、2番目及び3番目の画像である。このことから、グルーピング処理部113は、2番目の画像から抽出された粒子Pの画像、及び、3番目の画像から抽出された粒子Pの画像を同一のグループとしてグループ化する。
このとき、グルーピング処理部113は、各画像の粒子Pの形状に基づいて、同一のグループとするか否かを決定する。具体的には、グルーピング処理部113は、粒子径、円形度、アスペクト比といった形状パラメータを、実際の粒子Pの形状と比較し、一定の条件を満たす場合に、その粒子Pをグループ化する処理を行う。例えば、各画像の粒子Pの粒子径の差異が±10%以内、かつ、アスペクト比が20%以内である場合には、同一の粒子であるとしてグループ化する処理を行う。
また、グルーピング処理部113は、各画像における粒子Pの位置に基づいて、同一のグループとするか否かを決定してもよい。具体的には、グルーピング処理部113は、連続して撮影された画像に含まれる粒子Pが、流入方向(図4の上下方向)や、流入方向と直交する直交方向(図4の左右方向)において、所定の範囲内におさまっている場合などに、それらの粒子を同一の粒子であるとしてグループ化する処理を行ってもよい。このようにすれば、抽出された粒子の画像が同一の粒子である可能性が高い場合にのみ、グループ化の処理を行うことができる。例えば、図4の2番目に存在する粒子と3番目に存在する粒子は左右方向の位置がほぼ一致しているので同一の粒子である可能性があると見なすことができる。それに対して、図4の5番目に存在する粒子と7番目に存在する粒子は左右方向の位置が異なっているので同一の粒子である可能性がないと見なすことができる。
そして、表示処理部114は、抽出処理部112が抽出した粒子Pの画像、及び、グルーピング処理部113によるグルーピング処理の内容を表示部10に表示させる(ステップS105)。
図5は、表示部10における表示内容の一例を示した図である。図5では、抽出処理部112が抽出した粒子Pの画像が、a1〜a4で示されている。a1の画像は、抽出処理部112によって、図4に示す2番目の画像から抽出された粒子Pの画像である。a2の画像は、抽出処理部112によって、図4に示す3番目の画像から抽出された粒子Pの画像である。a3の画像は、抽出処理部112によって、図4に示す5番目の画像から抽出された粒子Pの画像である。a4の画像は、抽出処理部112によって、図4に示す7番目の画像から抽出された粒子Pの画像である。
上記したように、グルーピング処理部113によって、2番目の画像から抽出された粒子Pの画像、及び、3番目の画像から抽出された粒子Pの画像が同一のグループとしてグループ化されている。そのため、表示処理部114は、2番目の画像から抽出された粒子Pの画像であるa1の画像と、3番目の画像から抽出された粒子Pの画像であるa2の画像とを、例えば、枠bによって囲むことにより、グループ化されていることを表示する。
なお、表示処理部114は、グループ化された粒子の画像を、枠で囲む以外の方法で表示してもよい。
これにより、表示部10を確認したユーザは、a1の画像で示される粒子、及び、a2の画像で示される粒子については、同一の粒子であると判断する。
このように、粒子画像解析装置1では、撮像部4により撮影された画像に含まれる粒子のうち、重複して画像に表れる粒子については、グルーピング処理部113によりグループ化される。そして、抽出した粒子の画像とともに、グループ化の結果が表示部10に表示される。
一方、グルーピング処理部113がフローセル3内を流れる液体試料の流速が相対的に遅いと判断しない場合には(ステップS103でNO)、グループ化の処理は行われず、抽出処理部112により抽出された粒子が表示部10に表示される(ステップS106)
4.作用効果
(1)本実施形態によれば、粒子画像解析装置1は、フローセル3と、フローセル3内を流れる液体試料の画像を撮影する撮像部4と、制御部11とを備える。制御部11には、グルーピング処理部113が含まれる。粒子画像解析装置1において、撮像部4により撮影された複数の画像のうち、連続して撮影された画像中に粒子の画像が含まれる場合には、グルーピング処理部113によりそれらの粒子は同一のグループとしてグループ化される(図3のステップS101:グルーピングステップ)。
そのため、撮像部4により撮影された複数の画像に同一の粒子の画像が重複して含まれる場合に、その同一の粒子の画像をグループ化することができる。そして、グループ化した粒子については、1つの粒子として扱えば、同一の粒子を複数個の粒子として重複してカウントすることを防ぐことができる。そして、解析結果に誤りが生じることを防ぐことができる。
その結果、液体試料中の粒子の画像を正確に解析できる。
(2)また、本実施形態によれば、グルーピング処理部113は、2つ以上の画像中の粒子の形状に基づいて、それらの粒子を同一のグループとするか否かを決定する。
そのため、撮像部4により撮影された複数の画像に粒子の画像が含まれる場合であっても、これらの粒子の形状が異なるような場合には、これらの粒子の画像をグループ化することなく、別の粒子の画像として扱うことができる。そして、撮像部4により撮影された複数の画像に同一の粒子の画像が重複して含まれる可能性が高い場合に、これらの粒子の画像をグループ化することができる。
そのため、液体試料中の粒子の画像を一層正確に解析できる。
(3)また、本実施形態によれば、粒子画像解析装置1において、制御部11には、表示処理部114が含まれる。表示処理部114は、図5に示すように、グルーピング処理部113により同一のグループとされた2つ以上の画像中の粒子を、枠bで囲むなどして、グループごとに表示させる。
そのため、ユーザに対して、グループ化した結果を認識させることができる。
(4)また、本実施形態によれば、グルーピング処理部113は、フローセル3内を流れる液体試料の流速が相対的に遅い場合にのみグルーピング処理を行う。
そのため、グルーピング処理が効果的な状況で、グルーピング処理部113によるグルーピング処理を行うことができる。
(5)また、本実施形態によれば、グルーピング処理部113は、フローセル3内に液体試料を流すためのポンプの流量、又は、撮像部4により撮影を行う時間間隔に基づいて、フローセル3内を流れる液体試料の流速が相対的に遅いか否かを判断する。
そのため、グルーピング処理が効果的な状況で、グルーピング処理部113によるグルーピング処理を行うことができる。
5.変形例
以上の実施形態では、グルーピング処理部113は、抽出処理部112により抽出された粒子の画像をグループ化するとして説明した。しかし、抽出処理部112による抽出処理が実施されなくてもよい。そして、グルーピング処理部113は、撮像部4が撮影した画像に粒子が含まれる場合に、その画像自体をグルーピングする処理を行ってもよい。
1 粒子画像解析装置
3 フローセル
4 撮像部
10 表示部
11 制御部
113 グルーピング処理部
114 表示処理部
P 粒子
a1〜a4 画像
b 枠

Claims (6)

  1. 液体試料中の粒子の画像を解析するための粒子画像解析装置であって、
    液体試料が流れる流路と、
    前記流路内の少なくとも一部を含む撮影領域の画像を撮影する撮像部と、
    前記撮像部により得られた画像に含まれる粒子の画像をグループ化するためのグルーピング処理を行うグルーピング処理部とを備え、
    前記撮像部は、前記流路内を流れる液体試料中の粒子が前記撮影領域を通過する時間よりも短い間隔で、前記撮影領域の画像を複数撮影し、
    前記グルーピング処理部は、前記撮像部により得られた複数の画像のうち、連続して撮影された2つ以上の画像中に粒子の画像が含まれる場合に、それらの2つ以上の画像中の粒子を同一のグループとすることを特徴とする粒子画像解析装置。
  2. 前記グルーピング処理部は、前記2つ以上の画像中の粒子の形状に基づいて、それらの粒子を同一のグループとするか否かを決定する請求項1に記載の粒子画像解析装置。
  3. 前記グルーピング処理部により同一のグループとされた2つ以上の画像中の粒子をグループごとに表示させる表示処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の粒子画像解析装置。
  4. 前記グルーピング処理部は、前記流路内を流れる液体試料の流速が相対的に遅い場合にのみ前記グルーピング処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の粒子画像解析装置。
  5. 前記グルーピング処理部は、前記流路内に液体試料を流すためのポンプの流量、又は、前記撮像部により撮影を行う時間間隔に基づいて、前記流路内を流れる液体試料の流速が相対的に遅いか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の粒子画像解析装置。
  6. 液体試料中の粒子の画像を解析するための粒子画像解析方法であって、
    液体試料が流れる流路内の少なくとも一部を含む撮影領域の画像を撮影する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにより得られた画像に含まれる粒子の画像をグループ化するグルーピングステップとを含み、
    前記撮像ステップでは、前記流路内を流れる液体試料中の粒子が前記撮影領域を通過する時間よりも短い間隔で、前記撮影領域の画像を複数撮影し、
    前記グルーピングステップでは、前記撮像ステップにより得られた複数の画像のうち、連続して撮影された2つ以上の画像中に粒子の画像が含まれる場合に、それらの2つ以上の画像中の粒子を同一のグループとすることを特徴とする粒子画像解析方法。
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