JP4524684B2 - メモリ読み出し回路及び方式 - Google Patents

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Description

本発明は相変化メモリに係り、特に相変化メモリ読み出し回路及び方式に関する。
半導体メモリには、電源をオフすると記憶情報が失われる揮発性メモリと、電源をオフしても記憶情報が保持される不揮発性メモリとがある。例えば、揮発性メモリはDRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)であり、不揮発性メモリはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリである。最近の携帯情報端末装置には、小型化と省電力化のために電源をオフしても記憶情報が保持されるフラッシュメモリが多く使用されている。
しかし最近のモバイル用メモリとしては、さらなる高性能化・高機能化が望まれている。モバイル用メモリとして、大容量化はもとより、DDR(Double Data Rate)方式などの高速アクセス化、データビット幅の多ビット化、電池寿命を確保するための低消費電力化が要求されている。そのため相変化材料を使用する相変化メモリが注目され、その開発が進んでいる。相変化メモリは、相変化材料の2つの異なる相状態を記憶情報とする不揮発性メモリである。これらの相変化材料としてはカルコゲナイド系の材料(Ge、Sb、Te)が使用される。
相変化メモリのメモリセルを図16に示す。メモリセルは、カルコゲナイド系の材料(Ge、Sb、Te)からなる相変化素子GSTと、メモリセルを選択する選択トランジスタC1から構成される。相変化素子GSTの一端はメモリセルのビット線BLに、他端は選択トランジスタのC1のドレインに接続される。選択トランジスタC1のソースは接地電圧、ゲートはロー選択信号VGに接続される。ロー選択信号VGにより選択トランジスタが導通することで、ビット線BLを介して書き込み、読み出し動作を行う。
相変化素子GSTは、カルコゲナイド系の材料(Ge、Sb、Te)に熱を加えることにより、アモルファス状態(高抵抗)/結晶状態(低抵抗)になる性質を利用している。印加電圧及び印加時間を制御し、電流により発生するジュール熱により高抵抗(リセット)/低抵抗(セット)状態に変化させている。相変化素子GSTがアモルファス状態で高抵抗を示す状態をリセット状態、結晶状態で低抵抗を示す状態をセット状態という。カルゴゲナイド材料からなる相変化素子GSTは、結晶状態時は低抵抗、アモルファス状態時は高抵抗となり、この状態の違いを記憶情報とするメモリ素子である。この現象は、Stanford Ovshinskyによって発見されたものである。今日、OUM(Ovonic Unified Memory)などの名称で、ユニバーサルメモリとしての可能性を秘めた記憶材料として大いに注目を浴びている。
相変化素子GSTの書き込みには、相状態を変化させることから大きな電流を流す必要がある。一般的にVSLIシンポジウムやISSCCなどで発表されている書き込み電流は、特にリセットプログラム(結晶状態をアモスファス状態に変化させる)時の電流は400μA〜600μA 程度と報告されている。しかし、モバイル用メモリに要求される低消費電流を満足させるためには、このプログラム電流の削減が必須となっている。ISSCC2006(P140、7.5 A 0.1μm 1.8V 256Mb 66MHz Synchronous Burst PRAM)では、製品仕様としてプログラム電流を削減する方法として、同時プログラムするビット幅を減少させ消費電流を下げる方法について提案されている。
モバイル用メモリとしては、リセットプログラム電流を100μA〜200μA程度に削減する必要がある。そのため相変化素子GSTの組成・材料の探索も進められている。またアクセスタイムもDRAM並みの高速アクセスを実現する必要があり、内部アクセススピードは10ns〜20ns程度が望まれる。ところが、図15に示すように相変化素子GSTの抵抗値は、プログラム電流値により1〜2桁以上の範囲で変化する。リセットプログラム電流(Ireset)を減少させると、リセット抵抗値が増加してしまう現象が見られる。
セットプログラム電流(Iset)は、後述するようにリセットプログラム電流(Ireset)よりも小さく、そのプログラム時の最大電圧、最大電流は制限される。例えば図15でのセットプログラム電流Isetは、リセットプログラム電流Iresetの約60%程度の電流値としたものである。例えば200μA のリセットプログラム電流の場合、リセット抵抗は約10MΩ程度、セット抵抗は100KΩ程度が得られる。セット抵抗が100KΩの場合には、そのセット読み出し電流はおおよそ4μAと小さくなる。このようにセット読み出し電流が小さいことから、高速読み出しが実現困難になるという問題がある。
以下、これらの問題点について図面を参照して詳細に説明する。図11には、従来例における読み出し回路として、センスアンプとカラム選択スイッチ(以下、Yスイッチと記す)の回路図を示している。図12には相変化素子GSTにおけるプログラム抵抗値と電圧VGSTとの関係図を、図13には相変化素子GSTにおけるプログラム抵抗値と電流IGSTとの関係図を示す。図14には、相変化メモリのプログラム時における電流・温度プロファイルを示している。図15には、リセットプログラム電流Iresetと、セット状態及びリセット状態における抵抗値との関係図を示す。図17と18には、相変化素子GSTのアモルファス状態(リセット状態)と結晶状態(セット状態)における電圧・電流特性図を示す。
図14には、一般的な相変化メモリのプログラム時における電流及び温度プロファイルを示している。横軸にはプログラム時間を、縦軸には電流及び温度プロファイルを示している。ここでの温度プロファイルは供給される電流により決定されることから、簡略化して電流プロファイルと同一として示している。相変化素子GSTをアモルファス状態に変化させる場合には、大きなリセットプログラム電流Iresetを短時間供給する。リセットプログラム電流により相変化素子GSTを、メルト温度(Tm)を超える温度まで発熱させ、その後急冷する。急冷することで相変化素子GSTはアモルファス状態となる。
また、相変化素子GSTをアモルファス状態から結晶状態に変化させる場合には、リセットプログラム電流Iresetよりも小さなセットプログラム電流Isetを、リセットプログラム時より長い時間、相変化素子GSTに供給する。メルト温度(Tm)より低い温度で、長い時間、相変化素子GSTを発熱させる。低い温度から徐冷することで相変化素子GSTは結晶状態となる。この相状態を変化させるときの発熱は、相変化素子材料自体もしくはヒーター材料などの抵抗(R)を流れる電流により発生し、流れる電流(I)の2乗と抵抗(R)との積が発熱量となる。
図17は、相変化素子GSTのリセット状態におけるデバイス特性であり、横軸に印加電圧、縦軸に電流を示す。リセット状態にあるときのリセット抵抗Rrstに対して、相変化素子GSTへの印加電圧VGSTを徐々に上げていく。ある一定の電圧Vthに達したとき、その傾きが大きく変化し、ダイナミック抵抗Rdynに従う電流が急激に流れる現象が発生する。この現象はOTS(Ovonic Threshold Switching)と呼ばれている。この電圧Vthを遷移電圧と呼ぶ。OTSの発生後、最小リセットプログラム電流Ireset(min)以上の電流を与えると相変化素子GSTはリセット状態へと変化する。
また最大セットプログラム電流Isafe以下、最小セットプログラム電流Iset(min)以上の電流を与えると、相変化素子GSTはセット状態へと変化することができる。この最小リセットプログラム電流Ireset(min)と最大セットプログラム電流Isafeとの差は、リセット状態またはセット状態にプログラムするプログラム電流のマージンとなる。この最大セットプログラム電流Isafeが得られるときの電圧VGSTを、最大セットプログラム電圧Vsafeと定義する。また、OTSを発生する遷移電圧Vthは、温度依存性や相変化膜の状態によってばらつきを持っており、その最高、最低の電圧をVth(Max)、Vth(Min)と定義する。
図18は、相変化素子GSTのセット状態におけるデバイス特性であり、横軸に印加電圧、縦軸に電流を示す。印加電圧VGSTに対して最初はセット抵抗Rsetを示し、ある電圧VH以上になるとダイナミック抵抗Rdynに支配される。この抵抗特性が変化する電圧VHをホールド電圧VHと呼ぶ。セット状態からリセット状態へのプログラムは、最大セットプログラム電圧Vsafe以上の電圧を与え、最小リセットプログラム電流Ireset(min)以上の電流を供給することにより、リセット状態へ相変化させることができる。
次に、相変化素子のリセット状態及びセット状態における読み出し電圧Vread、読み出し電流Ireadについて説明する。図17に示すリセット状態においては、まず読み出し電圧Vreadは遷移電圧Vth(min)以下に設定されなければならない。理由は、遷移電圧Vth(min)を超えた電圧がビット線BLに印加された場合、相変化素子にはOTSが発生しダイナミック抵抗Rdynの領域となる。そのため高抵抗であるとき流れるリセット読み出し電流Ireadに対して、より大きな電流が流れる。そのために低抵抗状態のセット読み出し電流が流れているものと誤判別され、正常な読み出しが不可能となる。
また読み出し電流Ireadは、最小セットプログラム電流Iset(min)以下でなければならない。その理由は、読み出し電圧がビット線BLに印加されるとき、瞬間的にでも遷移電圧Vth(min)以上になると、ダイナミック抵抗Rdyn領域となり最小セットプログラム電流Iset(min)以上の電流が流れる。この場合にも、読み出しを行っているにも関わらずリセット状態に書き込まれた相変化素子GSTは相変化を発生し、セット状態に書き込まれる可能性があるためである。このように読み出し時に誤書き込みされることをリードディスターブと言う。
同様に図18のセット状態の場合にも、同様な条件が求められる。読み出し電圧Vreadは、最大セットプログラム電圧Vsafe以下でなければならない。さらに読み出し電流Ireadが最大セットプログラム電流Isafe以下であれば、リセット状態には至らないため、許容の範囲となる。リセット状態とセット状態に対して、両条件を満足するための読み出し電圧及び電流の範囲は、下記のようになる。
Vread <Vth(Min) < VH (< Vsafe) ・・・ 式(1)
Iread < Iset (< Isafe) ・・・ 式(2)
この様に、相変化素子に対するプログラム時及び読み出し時において式(1)、(2)の条件を満足するように設定する必要がある。これらの設定により、読み出し時においても書き込まれたデータを消去することなく、不揮発性のメモリとして機能させることができる。
図11には、従来の読み出し回路としてセンスアンプ201と、Yスイッチ203の回路図を示している。一般的にMRAM(Magnetic Random Access Memory)やRRAM(Resistance Random Access Memory)、相変化メモリなどの抵抗プログラム方式のメモリ素子においては、電流センスアンプ型のセンスアンプが用いられる。電流センスアンプは、抵抗素子に流れる電流を読み取り検出増幅するセンスアンプである。このセンスアンプ201は、式(1)、(2)に従った読み出し電圧・電流を確保するように設定される。
センスアンプ201の内部には、メモリセルのビット線BLの電圧及び電流を制御するバイアス回路(比較回路101、PMOSトランジスタP2)が組み込まれている。センスアンプ201はPMOSトランジスタP1、P2と、NMOSトランジスタN1と、比較回路101から構成されている。Yスイッチ203は、複数のNMOSトランジスタN3,N4から構成される。センスアンプ201はYスイッチ203と接続ノードVbitで接続され、Yスイッチ203を介してメモリセルのビット線BLに接続されている。以下の回路図においては、NMOSトランジスタはトランジスタNxx、PMOSトランジスタはトランジスタPxxとして表す。
トランジスタP1のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれトランジスタP2のソース、電源Vdd、スタンバイ信号STBに接続される。トランジスタP2のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれセンスアンプ出力Vsa、トランジスタP1のドレイン、リファレンス電圧Vrefに接続される。トランジスタN1のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれセンスアンプ出力Vsa、接続ノードVbit、比較回路101の出力に接続される。Yスイッチ203のそれぞれのトランジスタは、ドレインは接続ノードVbit、ゲートにはそれぞれのY選択信号(Y0、・・・、Yn)、ソースはそれぞれのメモリセルビット線BLに接続される。
比較回路101は接続ノードVbitと,クランプ電圧Vclmpとを入力され、トランジスタN1のゲートに出力する。トランジスタN1は、比較回路101からの出力によりその導通状態を制御され、接続ノードVbitの電圧をクランプ電圧Vclmpと等しくする。クランプ電圧Vclmpを、式(1)に従う電圧とすることで接続ノードVbitを最適な一定電圧(クランプ電圧Vclmp)に保つようにすることができる。メモリセルに印加される電圧は、接続ノードVbitの電圧と等しいことから、読み出し電圧としてクランプ電圧Vclmpが供給される。
また、トランジスタP2のゲート入力であるリファレンス電圧Vrefの電圧値により、流れる最大電流を最小セットプログラム電流Iset(min)以下に設定する。トランジスタP2に流れる電流は、トランジスタN1を流れる電流及びメモリセルの読み出し電流Ireadと等しい。読み出し電流Ireadは、最小セットプログラム電流Iset(min)以下となり式(2)を満足できる。
メモリセルの読み出し時には、Y選択信号で選択されたメモリセルの記憶情報に応じた読み出し電流Ireadが流れる。セット状態、リセット状態での読み出し電流Ireadの差によりセンスアンプ出力Vsaの出力電圧が異なり、メモリセルの記憶情報はセンスアンプ出力Vsaとして出力される。さらに図示していない比較回路により、センスアンプ出力Vsaと、リファレンスアンプ出力とが比較判別され、外部インターフェース回路にメモリセルデータとして出力される。
次に具体的な動作に関して、相変化素子の電流・電圧特性を参照しながら説明する。ここでは仮に相変化素子の遷移電圧Vth(min)=0.5V、最小セットプログラム電流Iset(min)=50μAとする。この場合、読み出し動作のマージンを考え、読み出し電圧Vread=0.4V、セット読み出し電流Iread=40μAと設定することができる。高速読み出し動作を実現するためには、ある程度以上のセット読み出し電流を確保することが必要である。セット読み出し電流Iread=40μAを確保するためには、セット抵抗値は10KΩ以下が望ましいことになる。またリセット状態のリセット抵抗値としては、製造ばらつきなどを考慮し、セット抵抗に対して1桁以上から2桁程度のマージンがあることが望ましい。リセット抵抗値は、1000KΩ以上が望ましいことになる。
これらの読み出し電圧Vread=0.4V、セット読み出し電流Iread=40μAとなるように相変化素子GSTのデバイス特性を設定する必要がある。図12に示すように、プログラム抵抗が10MΩのときにも、電圧VGSTは0.4Vが保持される。すなわち、リセット抵抗が10MΩ程度まで高くなったとしても、相変化素子GSTに印加される電圧VGSTを0.4V以下に保つことができるため、OTSは発生することはない。
さらに図13に示すように、プログラム抵抗10KΩのとき、40μAのセット読み出し電流が流れるように設定する。それ以上に抵抗が大きくなり100KΩ時のセット読み出し電流Ireadは、おおよそ4μAとなる。また抵抗が低くなりすぎ、抵抗値が1KΩの場合には、センスアンプのトランジスタP2にて電流制御がなされることから、40μA以上の電流は流れない。これら図12及び13はオームの法則に則って電圧・電流は制御される。
このとき読み出し電圧Vread=0.4V、セット読み出し電流Iread=40μAを満足するプログラム抵抗はセット抵抗=10KΩ、リセット抵抗=1000KΩとなる。この様な設定を行い、相変化素子GSTに供給される電流と電圧を一定に保つことにより、不揮発性メモリの実現及び高速読み出しを実現することができる。
しかし図15によれば、この抵抗値を得るために必要なリセットプログラム電流Iresetは約800μA、セットプログラム電流Isetは800x60%=480μAとなる。省消費電力化を要求されるモバイル用メモリにおいては、リセットプログラム電流Iresetとして200μA以下が要求される。リセットプログラム電流Iresetを200μAとした場合には、セット抵抗=100KΩ、セット抵抗=10000KΩとなる。セット抵抗=100KΩにおけるセット読み出し電流は、4μAとなり、高速読み出し動作が困難になる。このように相変化メモリにおいて、プログラム電流を小さくした場合にはセット抵抗値が大きくなる。そのためセット状態の読み出し電流が小さくなり、高速読み出しが困難になるという問題がある。
抵抗値可変型のメモリ装置に関する先行特許文献として下記特許文献がある。特許文献1(特開2005−71500)のメモリセルは、並列に2つの選択トランジスタを備えている。読み出し時には1つの選択トランジスタ、書き込み時には2つの選択トランジスタを導通させることで、相変化素子に流れる電流を制御している。特許文献2(特開2005−50424)には、書き込みデータのべリファイ結果により書き込み電圧レベル、降下速度が異なる書き込み条件としている。しかし、上記文献は精確にプログラムする技術に関する文献であり、本願におけるリセットプログラム電流を小さくした場合の問題点については、何ら開示されていない。
特開2005−71500号公報 特開2005−50424号公報
上記したように相変化メモリにおいて、相変化素子へのプログラム電流を小さくした場合にはセット抵抗値、リセット抵抗値が大きくなる。そのためセット状態の読み出し電流が小さくなり、高速読み出しが困難になるという問題がある。本発明の目的は、これらの課題に鑑み、セット抵抗値が大きな場合にも高速読み出し可能なメモリ読み出し回路及び読み出し方法を提供することにある。
本願は上記した課題を解決するため、基本的には下記に記載される技術を採用するものである。またその技術趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できる応用技術も、本願に含まれることは言うまでもない。
本発明のメモリ読み出し回路は、カラム選択スイッチと、前記相変化素子のビット線の電圧及び電流を制御するバイアス回路を含むセンスアンプとを備え、前記センスアンプのバイアス回路は、読み出しサイクルにおいて、前記カラム選択スイッチにより選択された相変化素子に印加される読み出し電圧をホールド電圧以上、遷移電圧よりも低い電圧とし、前記選択された相変化素子がセット状態の場合にはダイナミック状態として、前記相変化素子に流す電流を前記相変化素子がリセット状態へ変化するメルト温度を超えない電流値である最小リセットプログラム電流と同等またはそれ以下の電流に制御し、読み出すことを特徴とする。
本発明のメモリ読み出し回路は、カラム選択スイッチと、センスアンプとを備え、前記センスアンプは読み出しサイクルにおいて、前記カラム選択スイッチにより選択された相変化素子に印加される読み出し電圧をホールド電圧以上、遷移電圧よりも低い電圧とし、前記選択された相変化素子がセット状態の場合にはダイナミック状態として読み出し、さらに前記カラム選択スイッチと前記センスアンプとの接続ノードに接続された徐冷回路を備え、前記選択された相変化素子からの読み出しデータをラッチした後に、前記徐冷回路は前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させ、前記選択された相変化素子を徐冷することでセット状態にリストアすることを特徴とする。
本発明のメモリ読み出し回路の前記徐冷回路は、徐冷制御信号により前記接続ノードと電源間のインピーダンスを変化させることで前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させることを特徴とする。
または本発明のメモリ読み出し回路の前記徐冷回路は、徐冷制御信号により前記接続ノードと接地電圧間のインピーダンスを変化させることで前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させることを特徴とする。
本発明の相変化メモリ装置は、上記したいずれかに記載のメモリ読み出し回路を備えたことを特徴とする。
本発明のメモリ読み出し方式は、メモリ読み出し回路はカラム選択スイッチと、前記相変化素子のビット線の電圧及び電流を制御するバイアス回路を含むセンスアンプとを備え、読み出しサイクルの読み出し期間において、前記センスアンプは前記カラム選択スイッチにより選択された相変化素子に印加される読み出し電圧をホールド電圧以上、遷移電圧よりも低い電圧とし、前記選択された相変化素子がセット状態の場合にはダイナミック状態として、前記相変化素子に流す電流を前記相変化素子がリセット状態へ変化するメルト温度を超えない電流値である最小リセットプログラム電流と同等またはそれ以下の電流に制御し、読み出すことを特徴とする。
本発明のメモリ読み出し方式は、メモリ読み出し回路はカラム選択スイッチと、センスアンプとを備え、読み出しサイクルの読み出し期間において、前記センスアンプは前記カラム選択スイッチにより選択された相変化素子に印加される読み出し電圧をホールド電圧以上、遷移電圧よりも低い電圧とし、前記選択された相変化素子がセット状態の場合にはダイナミック状態として読み出し、
さらにラッチ増幅回路と前記カラム選択スイッチと前記センスアンプとの接続ノードに接続された徐冷回路とを備え、読み出し期間において、前記センスアンプは前記選択された相変化素子のデータを読み出し、前記ラッチ増幅回路はそのデータをラッチし、その後、前記徐冷回路は前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させ、前記選択された相変化素子を徐冷することでセット状態にリストアする徐冷期間を有することを特徴とする。
本発明のメモリ読み出し方式において、前記徐冷期間には、徐冷制御信号により前記徐冷回路からの供給電流を減少させることで、前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させることを特徴とする。
本発明のメモリ読み出し方式において、前記徐冷期間には、徐冷制御信号により前記徐冷回路へ分流する電流を増大させることで、前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させることを特徴とする。
本発明の相変化メモリ装置は、上記したいずれかに記載のメモリ読み出し方式により読み出し動作することを特徴とする。
本発明の相変化メモリ読み出し回路は、読み出し電圧を高く設定し、セット状態の読み出し時にはダイナミック抵抗を読み出す。ダイナミック抵抗はセット抵抗よりも小さいことから、大きなセット読み出し電流が得られる。そのため高速読み出し動作が可能になる効果が得られる。さらに読み出し回路は徐冷回路を備え、データ読み出し後には相変化素子を徐冷することでリードディスターブを防止し、セット状態に相変化素子をリストア可能とする。これらの構成とすることで高速読み出し可能な読み出し回路、方式及びこれらを備えた相変化メモリ装置が得られる。
本発明の相変化メモリ読み出し回路について、以下図面を参照して詳細に説明する。本発明の相変化メモリは、セット状態の読み出し時に相変化素子をダイナミック状態として読み出す。ダイナミック状態における相変化素子の抵抗値は小さいことから、大きなセット読み出し電流が得られる。さらに読み出し後には徐冷回路によりセット状態にリストアすることを特徴とする。
本発明の相変化素子は、小さなプログラム電流でプログラムされ、そのセット抵抗は大きい。この相変化素子の遷移電圧Vthは、高い電圧になるように設定する。相変化素子GSTの遷移電圧Vthは相変化素子GSTにかかる電界の強さによると考えられており、例えば相変化素子GSTの膜厚を厚くすることで遷移電圧Vthを高く設定できる。さらに読み出し電圧は、遷移電圧Vth(min)よりも低く、ホールド電圧VH以上の高い電圧に設定する。
相変化素子がセット状態の場合には、読み出し電圧はホールド電圧より高いことから相変化素子はダイナミック状態となる。ダイナミック状態の抵抗値はセット抵抗値よりも小さいことから、大きなセット読み出し電流が得られる。相変化素子がリセット状態の場合には、読み出し電圧は遷移電圧Vth(min)よりも低いことから、相変化素子はリセット状態にある。リセット状態の抵抗値は非常に大きいことから、リセット読み出し電流はほとんど流れない。セット状態では大きなセット読み出し電流、リセット状態では非常に小さなリセット読み出し電流が得られることで高速読み出し動作が可能となる。
上記したように読み出し電圧を高くした場合にはセット状態の読み出し時に、相変化素子はダイナミック状態に設定される。ダイナミック抵抗はセット抵抗より低抵抗であり、過剰な読み出し電流となる可能性がある。このときの読み出し電流による発熱により、相変化素子は誤ってリセット状態にプログラムされる虞がある。そのためセット状態に再プログラムされるように、読み出し後徐冷回路により相変化素子に流れる電流を徐々に減らし、相変化素子の温度を徐冷する。徐冷させることで、セット状態にリストアできる。これらの徐冷期間には出力データを変化させないように、読み出したデータはラッチ増幅回路で保持する。
本発明の読み出し回路の構成を説明する。読み出し回路は、センスアンプ201、徐冷回路202、Yスイッチ203、リファレンスアンプ204、差動増幅回路もしくはラッチ増幅回路(以下ラッチ増幅回路と記す)205から構成される。
センスアンプ201は、Yスイッチ203と接続ノードVbitにて接続され、Yスイッチ203を介してメモリセルのビット線BLに接続される。Yスイッチ203により選択されたメモリセル記憶データを読み出し、センスアンプ出力Vsaとして出力する。またセンスアンプには接続ノードVbitの電圧を設定するための定電圧制御回路(例えば比較回路101)と、流れる電流を設定するための定電流制御回路(例えばトランジスタP2)とが含まれる。
徐冷回路202は、相変化素子に流れる電流をコントロールし、相変化素子の温度をゆっくりと低下させる。徐冷回路202としては、実施例において後述するような接続ノードVbitへ電流を供給する方法や、接続ノードVbitの電流を分流する方法がある。Yスイッチ203は、センスアンプ201と接続ノードVbitにて接続され、Y選択信号により選択されたメモリセルのデータをセンスアンプ201に伝達する。リファレンスアンプ204は、センスアンプ出力Vsaと比較するためのリファレンスアンプ出力Vraを出力する。ラッチ増幅回路205は、センスアンプ出力Vsaと、リファレンスアンプ出力Vraとを比較判定し、そのデータを保持する。
相変化メモリ読み出しは、最初にYスイッチ203によりメモリセルのビット線を選択し、記憶データを接続ノードVbitに読み出す。センスアンプ201は接続ノードVbitの記憶データを入力とし、センスアンプ出力Vsaとして出力する。ラッチ増幅回路205はリファレンスアンプ204からのリファレンスアンプ出力Vraと、センスアンプ出力Vsaとを比較増幅し、データ確定した後、そのデータを保持する。徐冷回路202はデータが確定した後に、接続ノードVbitを制御し、相変化素子に流れる電流を徐々に減少させ、相変化素子の温度を制御する。
次に、本発明のメモリ装置の構成例を図6に示す。メモリセルアレイCA1はメモリセルがアレイ状に配列される。そのメモリセルに繋がるYスイッチ203と、センスアンプ201と、徐冷回路202とからなる単位アレイを構成している。D0、D1、・・・,Dnはデータアウト回路を示している。
単位アレイは、メモリセルアレイCA1の上下にそれぞれセンスアンプ201と、徐冷回路202と、Yスイッチ203とが配置される。これら一組は、ページという概念を持ち、ここでの単位アレイは2ページ構成をなしている。この単位アレイがそれぞれ各データアウト回路単位に、複数ページ(P0〜Pn)として配置される。例えば、一般的なシンクロナスDRAMなどの場合、このページ数は512ページから構成されているため、この単位アレイを256個配置することによりメモリ装置は構成される。ページ数やメモリ容量により、単位アレイ中に必要なメモリ素子数、ビット線数、ワード線数などは自由に選択し、最小チップ面積を構成できる単位で任意に割り付ければよい。
例えば、高速なページアクセスを行う場合においては、ビット線を選択するY選択信号Y0を活性化したまま、順番に所望ページをアクセスする。例えば、今ページP0のエリアが選択され読み出しが行われ、次にP1エリアが読み出される場合について説明する。最初にページP0のセンスアンプが活性化されデータがラッチされる。ページP0の読み出し回路ではデータをラッチ増幅回路よりデータアウト回路D0に伝達すると同時にページP1の読み出し回路を活性化する。一方ではページP0の読み出し回路内で徐冷動作を行っているがページP1の読み出し動作に対して影響を与えることはない。すなわち、読み出しスピードは、全く影響を受けずに高速アクセスが可能であり、次の読み出しに影響なく前選択の読み出し回路では徐冷動作行うことができる。
本発明の相変化メモリ読み出し回路によれば、小さなリセットプログラム電流で相変化素子にプログラムすることが可能となる。小さなリセットプログラム電流でプログラムした場合には、セット抵抗Rsetとリセット抵抗Rresetは大きくなり、セット読み出し電流が小さく、高速読み出しができなくなる。そのため読み出し電圧をホールド電圧以上の高い電圧とし、セット読み出し時には相変化素子をダイナミック状態とし、大きなセット読み出し電流とする。さらにリセット状態へのリードディスターブを防止するために、読み出し後には相変化素子に流れる電流を徐除に減少させ、セット状態にリストアするようにする。このようにプログラム電流は小さく、セット読み出し電流は大きな相変化メモリセルが得られる。さらに高速読み出し可能な相変化メモリ装置が得られる。
以下、本発明を実現させるためのメモリ読み出し回路、方式の詳細を実施例として説明する。
本発明の読み出し回路の第1実施例について、以下に図1〜5を参照して詳細に説明する。図1は、第1の読み出し回路ブロック図である。図2、3には読み出しにおける動作電圧波形図、電流波形図を示す。図4、5には、それぞれリセット、セット状態における相変化素子の電圧、電流特性を示す。
図1の読み出し回路は、センスアンプ201、徐冷回路202、Yスイッチ203、リファレンスアンプ204、ラッチ増幅回路205から構成される。読み出しは、最初にYスイッチ203によりメモリセルのビット線を選択し、記憶データを接続ノードVbitに読み出す。センスアンプ201は、接続ノードVbitの記憶データを入力とし、センスアンプ出力Vsaとして出力する。ラッチ増幅回路205はリファレンスアンプ204からのリファレンスアンプ出力Vraと、センスアンプ出力Vsaとを比較し、データ確定した後、そのデータを保持する。徐冷回路202は接続ノードVbitの電圧を制御し、ラッチ増幅回路205で読み出しデータがラッチされた後、相変化素子に流れる電流を徐々に減少させる。
センスアンプ201はPMOSトランジスタP1、P2と、NMOSトランジスタN1、N5と、比較回路101から構成されている。トランジスタP1のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれトランジスタP2のソース、電源Vdd、スタンバイ信号STBに接続される。トランジスタP2のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれセンスアンプ出力Vsa、トランジスタP1のドレイン、リファレンス電圧Vrefに接続される。トランジスタN1のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれセンスアンプ出力Vsa、接続ノードVbit、比較回路101の出力に接続される。トランジスタN5のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれセンスアンプ出力Vsa、接地電圧、スタンバイ信号STBに接続される。
比較回路101は、Yスイッチの接続ノードVbitとクランプ電圧Vclmpとを入力され、トランジスタN1のゲートに出力する。トランジスタN1は、比較回路101からの出力によりその導通状態を制御され、接続ノードVbitの電圧をクランプ電圧Vclmpと等しくする。比較回路101とトランジスタN1とにより、接続ノードVbitをクランプ電圧Vclmpと同じくするように動作する。選択されたメモリセルに印加される読み出し電圧は、接続ノードVbitの電圧と等しいことから、クランプ電圧Vclmpが供給されることになる。本実施例においては、クランプ電圧Vclmp=0.8Vに設定する。さらにトランジスタP2は、ゲート入力であるリファレンス電圧Vrefの電圧値により、その導通状態を制御されることで流れる最大電流が設定される。本実施例においては、トランジスタP2を流れる最大電流を20μAになるようにリファレンス電圧Vrefを設定する。
また、徐冷回路202は、メモリセルの相変化素子に流れる電流を制御することで、相変化素子の温度を徐々に低下させる回路である。徐冷回路202は、トランジスタP3、P4、P5、P6W、P7、P8Wと、トランジスタN9、N10と、比較回路102から構成される。トランジスタP3のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれトランジスタP4のソース、電源Vdd、接点Vpgに接続される。トランジスタP4のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれ接続ノードVbit、トランジスタP3のドレイン、比較回路102の出力に接続される。比較回路102は、接続ノードVbitと,クランプ電圧Vclmpとを入力され、トランジスタP4のゲートに出力する。
トランジスタP5のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれトランジスタP6Wのソース、電源Vdd、徐冷制御信号RS1に接続される。トランジスタP6Wのドレイン、ソース、ゲートは、それぞれ接点Vpg、トランジスタP5のドレイン、徐冷制御信号RS1に接続される。トランジスタP7のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれトランジスタP8Wのソース、電源Vdd、徐冷制御信号RS2に接続される。トランジスタP8Wのドレイン、ソース、ゲートは、それぞれ接点Vpg、トランジスタP7のドレイン、接点Vpgに接続される。
トランジスタN9のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれ接点Vpg、接地電圧、徐冷制御信号RS2に接続される。トランジスタN10のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれ接続ノードVbit、接地電圧、ライトリード制御信号WRSに接続される。このトランジスタP3、P4からなる回路部分は、徐冷回路202の中で徐冷バイアス回路を構成している。徐冷制御信号RS1、RS2により接続ノードVbitを駆動し、その電圧及び電流を制御する。またトランジスタP6W、P8Wは一般的なトランジスタよりその駆動能力を小さくしたトランジスタである。チャネル長を太くしたトランジスタや、直列に数段接続したトランジスタを示している。
徐冷回路202は、電源Vddと接続ノードVbit間に接続されたトランジスタP3、P4により接続ノードVbitに電圧、電流を供給するものである。徐冷回路はその動作時に、接続ノードVbitに電圧0.8V、接点Vpgが接地電圧の場合には電流180μA、接点Vpgの電圧が上昇することで、その流れる電流は小さくなるように設定する。つまり接続ノードVbitに流れる電流を可変としている。したがって、読み出し時の相変化素子には、センスアンプ201と徐冷回路202からの電流が流れる。徐冷回路202からの電流が小さくなることで、相変化素子は徐冷される。
Yスイッチ203は、複数のトランジスタN3〜N4から構成される。Yスイッチの複数のトランジスタはY選択信号Y0〜Ynに対応した個数を備えているものとする。Yスイッチ203のそれぞれのトランジスタは、ドレインは接続ノードVbit、ゲートはそれぞれのY選択信号(Y0〜Yn)、ソースはそれぞれメモリセルのビット線に接続される。Yスイッチ203は、Y選択信号により選択されたメモリセルのビット線をセンスアンプ201の入力となる接続ノードVbitと接続する。
リファレンスアンプ204は、メモリセルと同等の読み出し電流をモニターし、基準出力としてのリファレンスアンプ出力Vraを出力する。ラッチ増幅回路205は、センスアンプ出力Vsaと、リファレンスアンプ出力Vraとを入力され、両者を比較判定増幅し、確定したデータを保持する。データ確定したのちはセンスアンプ出力Vsaを遮断する。
次に本実施例の読み出し動作に関して、図2〜5を参照しながら説明する。本発明の相変化メモリは、セット状態の読み出し時に、ダイナミック抵抗を読み出すことを特徴とする。本発明の相変化メモリにおいては、小さなリセットプログラム電流でプログラムする。そのために相変化素子の遷移電圧Vthを高い電圧になるように設定する。この遷移電圧Vthは相変化素子GSTに掛かる電界の強さによると考えられており、例えば相変化素子GSTの膜厚を厚くすることで高く設定できる。このように遷移電圧を高くすることで読み出し時の読み出し電圧を高くできる。
読み出し電圧をホールド電圧VHより高くし、ダイナミック状態の相変化素子に流れる電流を読み出すことで高速読み出しを可能とする。一方読み出し電圧を高くした場合には、相変化素子に誤って、リセット状態にプログラムされる虞がある。そのためセット状態の読み出しにおいては、徐冷回路によりセット状態にリストアするものである。
読み出し動作が開始される前のスタンバイ状態となっているとき、信号STBはHiレベルとなりセンスアンプ出力VsaはLowレベルとなったおり、初期化状態となっている。一方徐冷制御信号RS1及びRS2はLowレベル、ライトリード制御信号WRSはHiレベルとなっており、接続ノードVbitをLowレベル に初期化する。リファレンス電圧Vref、クランプ電圧Vclmpはすでに所望の定電圧が印加されているものとする。
読み出しが開始される場合、例えばY選択信号Y0がHiレベルに変化し1本のビット線が選択される。スタンバイ信号STB及びライトリード制御信号WRSはHiレベルからLowレベルに変化し、センスアンプ201が活性化される。また徐冷回路202においては、徐冷制御信号RS1及びRS2がLowレベルからHiレベルへと変化する。
センスアンプ201は、トランジスタP1、P2、N1が導通し、接続ノードVbitに電圧を供給する。この接続ノードVbitには電圧0.8V、電流20μAが供給される。さらに、徐冷回路202は、徐冷制御信号RS2によりトランジスタN9が導通し、接点VpgはLow(接地電圧)レベルに引き下げられる。トランジスタP3、P4が導通し、接続ノードVbitに電流180μAが供給されることになる。選択されたメモリセルのビット線に読み出し電圧Vreadとして、電圧0.8Vが供給される。従って接続ノードVbitには、電圧0.8V、電流20μAが供給されることになる。
図5に従って、今相変化素子GSTはセット状態にプログラムされていたとする。読み出し電圧Vreadが供給され、相変化素子GSTにはダイナミック抵抗Rdynを通したセット読み出し電流Ireadが流れる。ここで読み出し電圧Vreadは遷移電圧Vthを高く設定された相変化素子GSTに対して、図5に示すようにホールド電圧VHよりも高い電圧が供給される。ホールド電圧VHは、相変化素子の印加電圧を増加した場合に、セット抵抗値からダイナミック抵抗値に抵抗値が変化する電圧である。従って読み出し電圧Vreadは式(3)を満足するように設定する。
VH < Vread < Vth(min)・・・式(3)
例えば、今セット抵抗Rsetが100KΩ程度であった場合でも、ダイナミック抵抗Rdynはおおよそ1/20の抵抗値すなわち5KΩ程度である。読み出し電圧Vreadとして、0.8Vの電圧が接続ノードVbitに供給される。メモリセル選択トランジスタのドレインソース電圧Vdsを0.4Vとした場合、図3のごとく200μAの電流を流すことができる。これは、最小リセットプログラム電流Ireset(min)と同じ電流値となっている。従って、実際の抵抗100KΩの場合と比較し、約20倍のセット読み出し電流を確保することができる。メモリセルのデータが増幅され、センスアンプ出力Vsaが所望のバイアスに到達する。
さらにラッチ増幅回路205は、センスアンプ出力Vsaとリファレンスアンプ出力Vraとにより比較判定する。データ確定した後データを保持すると同時にセンスアンプ出力Vsaは遮断される。次に徐冷制御信号RS2がHiレベルからLowレベルに変化する。トランジスタN9が非導通となり、接点Vpgは図2に示すよう、トランジスタP7及びP8Wとからなるトランジスタ列により、緩やかに上昇を始める。そのためトランジスタP3を流れる電流が小さくなり、接続ノードVbitもそれに伴い緩やかに下降をはじめる。相変化素子GSTへの流れる電流が少なくなり、印加電圧も低下する。
しかる後、さらに徐冷制御信号RS1をHiレベルからLowレベルに変化させる。トランジスタP5、P6Wが導通となり、接点Vpgはさらに引き上げられ、やがて電源Vddレベルまで上昇する。トランジスタP3を流れる電流がなくなる。それに伴い、相変化素子の印加電圧VGSTは中間的な電位を保っていたものがさらに接地電圧Gndレベルまでに引き下げられる。
図3は、上記読み出し動作時の電流波形を示している。読み出し期間においてはセット読み出し電流として200μAが流れる。徐冷期間においては、相変化素子印加電圧VGSTの時間変化波形と同様なプロファイルにて電流が徐々に減少する。この様にして、セット状態の読み出しの場合、セット読み出し電流がリセットプログラム電流と同等の大電流であり、相変化素子は一旦溶解する。しかし、その後徐冷を行うことにより、相変化素子GSTは再結晶化し、セット状態に戻す(リストアする)ことができる。
図3、5においてはセット状態の読み出し電流を、最小リセットプログラム電流と同等の大電流としたが、最低限の高速読み出しに必要な電流に設定することができる。一般的には 高速読み出しに必要な電流は20〜50μAであり、セット読み出し電流を20〜50μAに設定することができる。例えばビット線の寄生容量が0.5pf、セット読み出し電流を40μAとした場合には、概略10〜20nsの高速読み出しが可能となる。所望の読み出し期間に必要なセット読み出し電流に設定できる。このような場合にも、読み出し電圧Vreadをホールド電圧以上、遷移電圧Vth(min)よりも低い電圧とする。そのためダイナミック抵抗領域で読み出すことから、徐冷回路202を備えることが好ましい。
次に図4に示すように相変化素子GSTがリセット状態にプログラムされている状態の場合を説明する。読み出し電圧Vreadとして 0.8Vが印加されるが、リセット状態のため相変化素子は高抵抗であり、電流はほとんど流れない。この読み出し電圧Vreadは遷移電圧Vth(min)以下に設定しているため、OTSは発生することがない。そのため、リセット読み出し電流Ireadは非常に小さく、相変化素子が高温になり、溶解することはない。そのため徐冷回路がセット読み出しと同じ様に動作したとしても、相変化素子GSTに対する電流は加わることはないため、リードディスターブが発生し、リセット状態がセット状態に書き換わることはない。
ここでは、リセット状態・セット状態に関わらす、読み出し動作が発生後徐冷動作が行われる方式について述べた。しかし一旦読み出しが完了して保持しているデータを確認し、徐冷回路にフィードバック制御することにより、リセット状態における徐冷回路を動作させないこともできる。
本実施例においては、相変化素子の遷移電圧Vthを高くし、読み出し電圧Vreadをホールド電圧VHよりも高く設定している。セット状態の読み出しは、セット抵抗値でなくダイナミック抵抗値によるセット読み出し電流とする。プログラム電流が小さい場合には、セット抵抗が高くなり、高速読み出しに必要なセット読み出し電流は確保できない。しかし読み出し時に、読み出し電圧を高くし、ダイナミック抵抗値とすることで高速読み出しが可能となる。さらにリセット状態へのリードディスターブを防止するために、読み出し後には相変化素子に流れる電流を徐々に減少させ、セット状態にリストアするようにする。このようにプログラム電流は小さく、セット読み出し電流は大きな相変化メモリセルが得られる。
本発明の読み出し回路の第2の実施例について、以下に図7〜9を参照して詳細に説明する。本実施例は、実施例1の読み出し回路において徐冷回路202を変更し、第2の回路構成とした実施例である。図7には、第2の読み出し回路ブロック図を示す。図8、9には読み出しにおける動作電圧、電流波形図を示す。
読み出し回路はセンスアンプ201、徐冷回路202、Yスイッチ203、リファレンスアンプ204、ラッチ増幅回路205から構成されている。この構成において、センスアンプ201、Yスイッチ203、リファレンスアンプ204、ラッチ増幅回路205は実施例1と同一構成である。同一構成の部分については簡単な説明とする。
センスアンプ201は、図1で示された回路と同一であり、トランジスタP1、P2、N1、N5と、比較回路101とから構成される。スタンバイ信号STBをゲート入力とするトランジスタP1と、リファレンス電圧Vrefをゲート入力するトランジスタP2とが直列に接続される。比較回路101は、接続ノードVbitの電圧と、クランプ電圧Vclmpとを入力とし、出力をトランジスタN1のゲート入力とする。トランジスタN1と、トランジスタP2のドレインが接続され、センスアンプ出力Vsaとなる。本実施例においては、クランプ電圧Vclmp=1.3V、トランジスタP2に流れる最大電流は200μAに設定する。
トランジスタN5は、スタンバイ信号STBをゲート入力とし、ドレインはセンスアンプ出力Vsaに、ソースは接地電圧に接続される。接続ノードVbitは、Yスイッチ203に接続される。Yスイッチ203はメモリセルにつながるビット線を選択する。ラッチ増幅回路205は、センスアンプ出力Vsaと、リファレンスアンプ出力Vraとを入力され、比較増幅してデータ確定した後、データを保持する。また、徐冷回路202は、トランジスタN6、N7、N8から構成される。各トランジスタのドレインは接続ノードVbitに、ソースは接地電圧に、それぞれのゲートには徐冷制御信号RS1、RS2、RS3が入力される。
次に動作につて説明する。図8は、実施例2によるセンスアンプの動作タイミング及び内部電圧波形を示している。図9は、センスアンプの動作タイミングと相変化素子GSTに流れる電流IGSTを表している。
読み出し動作が開始される前のスタンバイ状態では、ストローブ信号STBはHiレベル、センスアンプ出力VsaはLowレベルとして初期化状態となっている。一方徐冷制御信号RS1、RS2及びRS3は、Hiレベルとなっており、接続ノードVbitをLowレベルに初期化する。リファレンス電圧Vref及びクランプ電圧Vclmpには、すでに所望の定電圧が印加されているものとする。
読み出しが開始される場合、例えばY選択信号Y0がHiレベルに変化し1本のビット線が選択される。ストローブ信号STBはHiレベルからLowレベルに変化し、センスアンプが活性化される。また徐冷回路202も同様に徐冷制御信号RS1、RS2及びRS3がHiレベルからLowレベルへと変化する。ビット線にはセンスアンプ201のトランジスタP1、P2、N1を経由したバイアス電圧が接続ノードVbitに供給され、読み出し電圧Vreadとして供給される。ここで読み出し電圧Vreadは遷移電圧Vthを高く設定された相変化素子GSTに対して、ホールド電圧VH以上、遷移電圧Vth(min)よりも低い電圧である。ここではクランプ電圧Vclmp=1.3Vとすることで、読み出し電圧Vread=1.3Vと設定される。
今相変化素子GSTは、セット状態にプログラムされていたとする。読み出し電圧Vreadが供給され、相変化素子GSTにはダイナミック抵抗Rdynを通したセット電流Ireadが流れる。例えば、今セット抵抗Rsetが100KΩ程度であった場合でも、ダイナミック抵抗Rdynはおおよそ4.5KΩ程度だと仮定する。読み出し電圧1.3Vの電圧が接続ノードVbitに印加され、メモリセル選択トランジスタのドレインソース電圧Vdsを0.4Vとした場合、図9のごとく200μAの電流を流すことができる。このセット読み出し電流Ireadは、最小リセットプログラム電流Ireset(min)と同じ電流値となっている。従って、実際の抵抗100KΩの場合と比較し、約20倍の電流を確保することができる。
読み出し期間において、データが比較増幅されラッチ増幅回路にてデータ確定した後、データを保持すると同時に、センスアンプ出力Vsaは遮断される。次に徐冷制御信号RS1がLowレベルからHiレベルに変化するとトランジスタN6は導通する。トランジスタN6が導通し、センスアンプ201からの電流は分流され、接続ノードVbitはGndレベル方向へ引かれる。このレベルは、トランジスタP1、P2、N1の能力と、トランジスタN6の能力との比により決めることができる。さらに順次冷制御信号RS2、RS3がLowレベルからHiレベルとなることにより、さらに接続ノードVbitは接地電位Gnd方向へ引き下げられる。
最終的に信号STBをHiレベルとしスタンバイ状態とすることで、接地電圧Gndレベルとなる。このように、徐冷回路のトランジスタN6、N7,N8を順次導通させ、センスアンプからの電流を分流させることで段階的に接続ノードVbitのレベルを引き下げていく。徐冷回路のトランジスタN6、N7,N8を順次導通させ、接続ノードと接地電圧間のインピーダンスを変化調整することで、相変化素子に流れる電流を減少させる。本例では徐冷制御信号RS1からRS3までの3制御信号としているが、より細かく制御するためには、この徐冷制御信号数とNMOSトランジスタ数を増加させれば良い。
図8、9に示すように、読み出し期間においては相変化素子に最大の読み出し電圧が印加され、最大のセット読み出し電流が流れる。徐冷期間においては、相変化素子の印加電圧VGSTの時間変化波形と同様なプロファイルにてセット読み出し電流が徐々に減少する。この様にして、セット状態の読み出しの場合、セット読み出し電流がリセットプログラム電流と同等の大電流であり、相変化素子は一旦溶解する。しかし、その後徐冷を行うことにより、相変化素子GSTは再結晶化し、セット状態に戻すことができる。
本実施例において、セット状態の読み出し電流をリセットプログラム電流と同等の電流とした。しかし、セット読み出し電流値は、最低限の高速読み出しに必要な小さな電流値20〜50μAに設定することもできる。
次に相変化素子GSTがリセット状態にプログラムされている状態の場合を説明する。相変化素子GSTに印加される読み出し電圧Vread=1.3Vは、遷移電圧Vth(min)以下であり、OTSは発生することがない。相変化素子の抵抗は例えば10000KΩで、そのリセット読み出し電流Ireadは0.1μAとなる。そのリセット読み出し電流Ireadは、センスアンプからセンスアンプ出力Vsaとして出力される。読み出し期間に、ラッチ増幅回路によりデータ確定し、データをラッチする。
徐冷期間には、セット状態と同様にセンスアンプからの電流を徐冷回路のトランジスタに分流される。しかし、リセット読み出し電流Ireadは非常に小さく、相変化素子が高温になり溶解することはない。徐冷回路がセット読み出しと同じ様に動作したとしても、相変化素子GSTに対する電流はさらに分流されることになる。そのため、リードディスターブが発生することもなく、リセット状態がセット状態に書き換わることもない。
本実施例の徐冷回路は、センスアンプからの電流を共通接点において分流させることで、相変化素子に流れる電流を徐々に減少させる。これらの構成とすることで実施例1と同様の効果が得られ、プログラム電流は小さく、セット読み出し電流は大きな相変化メモリセルが得られる。
本発明の読み出し回路の第3の実施例について、以下に図10を参照して詳細に説明する。本実施例は、読み出し回路において徐冷回路202を変更した第3の回路構成とした実施例である。図10に第3の読み出し回路ブロック図を示す。
読み出し回路はセンスアンプ201、徐冷回路202、Yスイッチ203、リファレンスアンプ204、ラッチ増幅回路205から構成されている。この構成において、センスアンプ201、Yスイッチ203、リファレンスアンプ204、ラッチ増幅回路205は実施例1と同一構成である。同一構成部については簡単な説明とする。
センスアンプ201は、図1で示された回路と同一であり、トランジスタP1、P2、N1、N5と、比較回路101とから構成される。スタンバイ信号STBをゲート入力とするトランジスタP1と、リファレンス電圧Vrefをゲート入力するトランジスタP2とが直列に接続される。比較回路101は、接続ノードVbitの電圧と、クランプ電圧Vclmpとを入力とし、出力をトランジスタN1のゲート入力とする。トランジスタN1と、トランジスタP2のドレインが接続され、センスアンプ出力Vsaとなる。本実施例においては、クランプ電圧Vclmp=1.3V、トランジスタP2に流れる最大電流は200μAに設定する。
トランジスタN5は、スタンバイ信号STBをゲート入力とし、ドレインはセンスアンプ出力Vsaに、ソースは接地電圧に接続される。接続ノードVbitは、Yスイッチ203に接続される。Yスイッチ203はメモリセルにつながるビット線を選択する。ラッチ増幅回路205は、センスアンプ出力Vsaと、リファレンスアンプ出力Vraとを入力され、比較増幅してデータ確定した後、そのデータを保持する。
また、第3の徐冷回路202は、徐冷制御信号RS1、RS2、RS3をそれぞれ入力とし、その出力を接続ノードVbitに共通接続した3つのインバータ回路からなる。それぞれのインバータ回路は電源電圧Vddと接地電圧Gndとの間に接続されたトランジスタP3WとトランジスタN6、トランジスタP4WとトランジスタN7、トランジスタP5WとトランジスタN8から構成される3つのインバータ回路からなる。それぞれのインバータ回路の負荷トランジスタP3W、P4W、P5Wの電流駆動能力は、非常に小さく設定される。例えばトランジスタを直列に数段接続するなり、チャネル長を長くすることで、電流駆動能力を小さくできる。
第3の実施例の動作に関しては、第2の実施例の基本動作と同等である。異なる動作としては、接続ノードVbitのバイアスをセンスアンプ201からだけではなく、インバータ回路の負荷トランジスタP3W、P4W、P5Wから供給していることである。しかし、負荷トランジスタP3W、P4W、P5Wの電流駆動能力は非常に小さいことから、負荷トランジスタからの電流はセンスアンプ201からの電流に対し無視できるものである。
読み出し前の初期設定として、徐冷制御信号RS1、RS2、RS3はHiレベルであり、接続ノードVbitがLowレベルに設定される。読み出し動作が開始されると、徐冷制御信号RS1、RS2、RS3はLowレベルに変化する。インバータ回路のドライブトランジスタN6、N7,N8は非導通、負荷トランジスタP3W、P4W、P5Wは導通する。そのためセンスアンプからのバイアス電圧に、徐冷回路からのバイアスが加算される。しかし負荷トランジスタの能力を小さくしていることから、基本的にはセンスアンプからのバイアス設定と同じになる。従って、第3の実施例の動作は、第2の実施例の動作と同じくなるため、その説明は省略する。
本実施例の徐冷回路は実施例2と同様に、センスアンプからの電流を接続ノードにおいて分流されることで、相変化素子に流れる電流を徐々に減少させる。これらの構成とすることで実施例1と同様の効果が得られ、プログラム電流は小さく、セット読み出し電流は大きな相変化メモリセルが得られる。
本発明の相変化メモリ読み出し回路によれば、小さなリセットプログラム電流で相変化素子にプログラムすることが可能となる。小さなリセットプログラム電流でプログラムした場合には、セット抵抗Rsetとリセット抵抗Rresetは大きくなる。そのため読み出し電圧をホールド電圧以上の高い電圧とし、セット読み出し時には相変化素子をダイナミック状態とし、大きなセット読み出し電流とする。さらにリセット状態へのリードディスターブを防止するために、読み出し後には相変化素子に流れる電流を徐除に減少させ、セット状態にリストアするようにする。このようにプログラム電流は小さく、セット読み出し電流は大きな相変化メモリセルが得られる。さらに高速読み出し可能な相変化メモリ装置が得られる。
以上、実施形態に基づき本発明を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に制限されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことができ、これらの変更例も本願に含まれることはいうまでもない。
本発明の実施例1における読み出し回路の回路図である。 図1の読み出し回路における動作電圧波形図である。 図1の読み出し回路における動作電流波形図である。 本発明における相変化素子リセット状態の電圧、電流特性図である。 本発明における相変化素子セット状態の電圧、電流特性図である。 本発明における相変化メモリの回路ブロック図である。 本発明の実施例2における読み出し回路の回路図である。 図7の読み出し回路における動作電圧波形図である。 図7の読み出し回路における動作電流波形図である。 本発明の実施例3における読み出し回路の回路図である。 従来例における読み出し回路(センスアンプとYスイッチ)の回路図である。 相変化素子におけるプログラム抵抗値と印加電圧の関係図である。 相変化素子におけるプログラム抵抗値と読み出し電流の関係図である。 相変化素子のプログラム時における電流・温度波形図である。 相変化素子のプログラム電流と抵抗の関係図である。 相変化メモリセルの回路図である。 従来例における相変化素子リセット状態の電圧、電流特性図である。 従来例における相変化素子セット状態の電圧、電流特性図である。
符号の説明
101、102 比較回路
201 センスアンプ
202 徐冷回路
203 カラム選択スイッチ(Yスイッチ)
204 リファレンスアンプ
205 ラッチ増幅回路
N1、N4、N5 トランジスタ(NMOS)
P1、P2、P3、P4 トランジスタ(PMOS)
RS1、RS2 徐冷制御信号
STB スタンバイ信号
Vref リファレンス電圧
Vclmp クランプ電圧
WRS ライトリード制御信号
Vsa センスアンプ出力
Vra リファレンスアンプ出力

Claims (13)

  1. 相変化素子メモリ装置のメモリ読み出し回路において、カラム選択スイッチと、前記相変化素子のビット線の電圧及び電流を制御するバイアス回路を含むセンスアンプとを備え、
    前記センスアンプのバイアス回路は、読み出しサイクルにおいて、前記カラム選択スイッチにより選択された相変化素子に印加される読み出し電圧をホールド電圧以上、遷移電圧よりも低い電圧とし、前記選択された相変化素子がセット状態の場合にはダイナミック状態として、前記相変化素子に流す電流を前記相変化素子がリセット状態へ変化するメルト温度を超えない電流値である最小リセットプログラム電流と同等またはそれ以下の電流に制御し、読み出すことを特徴とするメモリ読み出し回路。
  2. 相変化素子メモリ装置のメモリ読み出し回路において、カラム選択スイッチと、センスアンプとを備え、前記センスアンプは読み出しサイクルにおいて、前記カラム選択スイッチにより選択された相変化素子に印加される読み出し電圧をホールド電圧以上、遷移電圧よりも低い電圧とし、前記選択された相変化素子がセット状態の場合にはダイナミック状態として読み出し、
    さらに前記カラム選択スイッチと前記センスアンプとの接続ノードに接続された徐冷回路を備え、前記選択された相変化素子からの読み出しデータをラッチした後に、前記徐冷回路は前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させ、前記選択された相変化素子を徐冷することでセット状態にリストアすることを特徴とするメモリ読み出し回路。
  3. 前記徐冷回路は、徐冷制御信号により前記接続ノードと電源間のインピーダンスを変化させることで前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させることを特徴とする請求項2に記載のメモリ読み出し回路。
  4. 前記徐冷回路は、前記接続ノードと電源間とに直列接続された第1、第2のトランジスタと比較回路から構成され、前記第1のトランジスタは前記徐冷信号により流れる電流を制御され、前記比較回路は前記接続ノードの電圧と、クランプ電圧とを入力され、その出力を前記第2のトランジスタのゲート入力とし、前記接続ノードの電圧を制御することを特徴とする請求項3に記載のメモリ読み出し回路。
  5. 前記徐冷回路は、徐冷制御信号により前記接続ノードと接地電圧間のインピーダンスを変化させることで前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させることを特徴とする請求項2に記載のメモリ読み出し回路。
  6. 前記徐冷回路はトランジスタから構成され、前記トランジスタは、ドレインを前記接続ノードに、ソースを接地電圧に接続され、ゲートに入力された徐冷制御信号により導通されることを特徴とする請求項5に記載のメモリ読み出し回路。
  7. 前記徐冷回路はインバータ回路から構成され、前記インバータ回路は負荷トランジスタとドライブトランジスタとを備え、その出力を前記接続ノードに接続され、入力された徐冷制御信号により、前記インバータ回路のドライブトランジスタが導通することを特徴とする請求項5に記載のメモリ読み出し回路。
  8. 請求項2乃至7のいずれかに記載のメモリ読み出し回路を備えたことを特徴とする相変化メモリ装置。
  9. 相変化素子メモリ装置のメモリ読み出し方式において、メモリ読み出し回路はカラム選択スイッチと、前記相変化素子のビット線の電圧及び電流を制御するバイアス回路を含むセンスアンプとを備え、
    読み出しサイクルの読み出し期間において、前記センスアンプは前記カラム選択スイッチにより選択された相変化素子に印加される読み出し電圧をホールド電圧以上、遷移電圧よりも低い電圧とし、前記選択された相変化素子がセット状態の場合にはダイナミック状態として、前記相変化素子に流す電流を前記相変化素子がリセット状態へ変化するメルト温度を超えない電流値である最小リセットプログラム電流と同等またはそれ以下の電流に制御し、読み出すことを特徴とするメモリ読み出し方式。
  10. 相変化素子メモリ装置のメモリ読み出し方式において、メモリ読み出し回路はカラム選択スイッチと、センスアンプとを備え、読み出しサイクルの読み出し期間において、前記センスアンプは前記カラム選択スイッチにより選択された相変化素子に印加される読み出し電圧をホールド電圧以上、遷移電圧よりも低い電圧とし、前記選択された相変化素子がセット状態の場合にはダイナミック状態として読み出し、
    さらにラッチ増幅回路と前記カラム選択スイッチと前記センスアンプとの接続ノードに接続された徐冷回路とを備え、読み出し期間において、前記センスアンプは前記選択された相変化素子のデータを読み出し、前記ラッチ増幅回路はそのデータをラッチし、その後、前記徐冷回路は前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させ、前記選択された相変化素子を徐冷することでセット状態にリストアする徐冷期間を有することを特徴とするメモリ読み出し方式。
  11. 前記徐冷期間には、徐冷制御信号により前記徐冷回路からの供給電流を減少させることで、前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させることを特徴とする請求項10に記載のメモリ読み出し方式。
  12. 前記徐冷期間には、徐冷制御信号により前記徐冷回路へ分流する電流を増大させることで、前記選択された相変化素子に流れる電流を減少させることを特徴とする請求項10に記載のメモリ読み出し方式。
  13. 請求項10乃至12のいずれかに記載のメモリ読み出し方式により読み出し動作することを特徴とする相変化メモリ装置。
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