JP4350459B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、より特定的には、電流印加によって相転移(相変化)可能な相変化素子に代表される抵抗変化型メモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装置に関する。
カルコゲナイド素子等の相変化素子をメモリセルに用いた不揮発性記憶装置(以下、「相変化メモリ」とも称する)が開発されている(たとえば、特許文献1および非特許文献1参照)。相変化素子は、高抵抗のアモルファス状態と低抵抗の結晶状態との安定的な2つの相状態を有する「抵抗変化素子」であり、抵抗値の異なる2つの状態が記憶データのレベルとそれぞれ対応付けられる。相変化素子では、適切なパターンの電流パルスを印加することにより、アモルファス状態と結晶状態との間の相変化を生じさせることができる。
図24は、相変化メモリのメモリセルアレイを示す回路図である。
図24を参照して、相変化メモリのメモリセルアレイは、行列状に配置された相変化メモリセル200によって構成される。相変化メモリセル200の行に対応して、ワード線WLが配置され、相変化メモリセル200の列にそれぞれ対応してビット線BLが配置される。以下、本明細書においては、ワード線WLの配置方向をX方向と定義し、ビット線BLの配置方向をY方向と定義することとする。
各相変化メモリセル200は、対応するビット線BLおよびコレクタ線CLの間に直列に接続された、相変化素子の代表例であるカルコゲナイド層210と、スイッチングトランジスタ220とを有する。スイッチングトランジスタ220のゲートはワード線WLと接続され、コレクタはコレクタ線CLと接続されている。
図25は、相変化メモリセルの一般的なレイアウトを示す平面図である。
図25を参照して、行列状に配置されたワード線WLおよびビット線BLの交点に対応して、カルコゲナイド層210を有する相変化メモリセル200が配置される。
図26は、図25におけるP−Q断面図である。
図26を参照して、スイッチングトランジスタ220は、p型領域221上に形成されたn型領域222と、n型領域222内に形成されたp型領域223とを有する。スイッチングトランジスタ220は、p型領域221、n型領域222およびp型領域223によるpnp型の縦型寄生バイポーラトランジスタで形成される。n型領域222は、図24および25に示したワード線WLに相当し、p型領域221は、図24に示したコレクタ線CLに相当する。
カルコゲナイド層210およびスイッチングトランジスタ220の間には、通過電流によって発熱する加熱素子230が設けられる。データ書込時には、スイッチングトランジスタ220がターンオンされるとともに、ビット線BLからカルコゲナイド層210および加熱素子230を通過するデータ書込電流が流される。データ書込電流は一般的にパルス状に与えられ、そのパルスパターン(電流供給期間および電流量)に応じて、カルコゲナイド層210を結晶状態およびアモルファス状態のいずれかに相変化させることができる。
カルコゲナイド層210はアモルファス状態時において、結晶状態時よりも抵抗が高い。したがって、以下では、カルコゲナイド層(相変化素子)がアモルファス状態である相変化メモリセルの抵抗をRmaxとし、結晶状態である相変化メモリセルの抵抗をRminと表記することとする。これにより、相変化メモリセルの抵抗がRmaxおよびRminもいずれであるかを、1ビットの記憶データと対応付けて、データ記憶を行なうことが可能となる。すなわち、相変化メモリセルは、記憶データに応じて抵抗が異なる「抵抗変化型メモリセル」として機能する。
米国特許第6,339,544B1号明細書 ギル他(Mangar Gill et. al)、"オボニック・ユニファイド・メモリ−孤立したメモリおよび混載用として高性能な不揮発性メモリ(Ovonic Unified Memory-A High-Performance Nonvolatile Memory Technology for Stand-Alone Memory ad Embedded Applications)",(米国),2002年米国電気電子学会国際固体回路会議/セッション12/デジタル方面/12.4(2002 IEEE ISSCC/SESSION 12/TD:DIGITAL DIRECTIONS/12.4)
以上説明したように、相変化メモリでは、データ書込時に、相変化を生じさせるための電流を相変化メモリセル200に通過させる必要があるので、メモリセルの微細化と両立して、スイッチングトランジスタ220の電流駆動能力を確保する必要がある。
しかし、図24〜図26に示したような、スイッチングトランジスタ220が縦型寄生バイポーラトランジスタで構成されている相変化メモリでは、メモリセルの微細化および低電圧動作化が進むと、スイッチングトランジスタの駆動電流が減少してしまう。なぜなら、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeがシュリンクされないためである。また、微細化に伴うベース面積の縮小からも、スイッチングトランジスタの駆動電流は減少してしまう。この点を改善するために、比較的低電圧でも電流駆動能力の確保が可能な電界効果トランジスタ(代表的にはMOSトランジスタ)でスイッチングトランジスタを構成することが考えられるが、その場合でも、微細化によりゲート幅の確保が困難となると電流駆動能力の確保が困難となる。
さらに、図26に示した構造では、スイッチングトランジスタ220中のp型領域223が非常に微細であるため、メモリセルの微細化に伴ってその加工がより細密化され、製造が困難になってしまう問題点がある。
また、図26に示した、カルコゲナイド層210と加熱素子230との接触面積がばらつくと、データ読出時におけるメモリセル抵抗ばらつきや、データ書込時におけるカルコゲナイド層210への伝熱特性ばらつきが生じるので、結果として、相変化メモリの動作特性がばらついてしまう。したがって、加熱素子230の形成・加工後にカルコゲナイド層210を形成・加工する工程が設けられる一般的な相変化メモリの製造プロセスでは、上記接触面積のばらつきを抑制するためには、加熱素子230の寸法精度の確保に加えて、安全のためカルコゲナイド層210を加熱素子230よりも広い面積で設計する必要が生じる。これにより、メモリセルサイズの微細化が阻まれる。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、メモリセルの微細化およびスイッチングトランジスタの電流駆動能力確保を両立可能なメモリセル構成を備えた相変化メモリを提供することである。
この発明に従う不揮発性半導体記憶装置は、複数の抵抗変化型メモリセルと、複数の抵抗変化型メモリセルへデータ書込電流を供給するライトドライバと、ライトドライバと複数の抵抗変化型メモリセルとの間を電気的に接続するために、所定方向に延在して配置されたビット線とを備え、複数の抵抗変化型メモリセルの各々は、データ書込電流の供給によって、抵抗がそれぞれ異なる2つの状態の間を遷移可能な抵抗変化素子と、抵抗変化素子と直列に接続されて、複数の抵抗変化型メモリセル間で選択的にオンされるスイッチ素子とを含み、スイッチ素子は、半導体基板上に形成された活性領域を用いて作製された第1および第2の電界効果トランジスタを有し、第1および第2の電界効果トランジスタは、ビット線と活性領域との間を抵抗変化素子を介して接続するメモリセルコンタクト部の両側にそれぞれ配置され、データ書込時において、第1および第2の電界効果トランジスタのオンおよびオフは共通に制御される。
この発明の他の構成に従う不揮発性半導体記憶装置は、行列状に配置された複数の抵抗変化型メモリセルと、複数の抵抗変化型メモリセルへデータ書込電流を供給するライトドライバと、ライトドライバと複数の抵抗変化型メモリセルとの間を電気的に接続するために、所定方向に延在して配置されたビット線と、ビット線と交差する方向に延在して配置されたワード線とを備え、複数の抵抗変化型メモリセルの各々は、データ書込電流の供給によって、抵抗がそれぞれ異なる2つの状態の間を遷移可能な抵抗変化素子と、抵抗変化素子と直列に接続されて、複数の抵抗変化型メモリセル間で選択的にオンされるスイッチ素子とを含み、スイッチ素子は、半導体基板上に形成された活性領域に形成されて、ゲートがワード線と接続された少なくとも1つの電界効果トランジスタを有し、活性領域は、ワード線に沿った方向に隣接する抵抗変化型メモリセルの間に形成される帯形状の素子分離膜によって、ビット線に沿った方向に連続した帯形状を有するように分離される。
この発明のさらに他の構成に従う不揮発性半導体記憶装置は、複数の抵抗変化型メモリセルと、複数の抵抗変化型メモリセルへデータ書込電流を供給するライトドライバと、ライトドライバと複数の抵抗変化型メモリセルとの間を電気的に接続するために、所定方向に延在して配置されたビット線とを備え、複数の抵抗変化型メモリセルの各々は、データ書込電流の供給によって、抵抗がそれぞれ異なる2つの状態の間を遷移可能な抵抗変化素子と、抵抗変化素子と直列に接続されて、複数の抵抗変化型メモリセル間で選択的にオンされるスイッチ素子とを含み、スイッチ素子は、半導体基板上に形成された活性領域を用いて作製された少なくとも1つの電界効果トランジスタを有し、各電界効果トランジスタは、活性領域に形成されてドレインおよびソースとして作用する第1および第2の活性層を含み、第1の活性層は、抵抗変化素子を介してビット線と接続され、第2の活性層は、第1および第2の活性層以外に設けられた導電性物質によって、複数の相変化メモリセルのうちの少なくとも一部の間で互いに電気的に接続され、かつ、所定電圧の供給を受ける。
この発明に従う不揮発性半導体記憶装置では、抵抗変化型メモリセルにおいて、メモリセルコンタクト部の両側に沿って2個の電界効果トランジスタを、スイッチ素子を構成するスイッチングトランジスタとして効率的に配置できる。この結果、スイッチングトランジスタのゲート幅が、抵抗変化型メモリセルのX方向(ビット線と交差する方向)に沿った辺の長さの2倍確保できるので、相変化メモリセルが微細化された場合にも、データ書込に十分な電流駆動能力を確保できる。
また、スイッチ素子を構成する電界効果トランジスタ(スイッチングトランジスタ)が形成される活性領域を、抵抗変化型メモリセルごとに対応して細分化された形状ではなく、Y方向(ビット線方向)に連続した帯形状とするので、活性領域の寸法精度の向上により、各スイッチングトランジスタのトランジスタ特性ばらつきを低減できる。この結果、スイッチングトランジスタを介して供給されるデータ書込電流およびデータ読出電流のばらつきが軽減されて、データ読出およびデータ書込特性をさらに安定化することができる。
さらに、スイッチ素子を構成するMOSトランジスタ(スイッチングトランジスタ)のソース領域として作用する活性層を、当該活性層以外に設けられた導電性物質により互いに電気的に接続することによって、低抵抗化することができる。この結果、データ読出およびデータ書込時における、スイッチングトランジスタのソース電圧変動を防止して、データ書込電流およびデータ読出電流のレベルを安定化することができるので、データ読出およびデータ書込特性がさらに安定化される。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下において同一および相当部分には同一符号を付するものとする。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う不揮発性記憶装置として示される相変化メモリ1の構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、実施の形態1に従う相変化メモリ1は、データ端子4a,4bと、メモリセルアレイ5と、ワード線デコーダ(行デコーダ)30と、列デコーダ35とを備える。
メモリセルアレイ5は、記憶データに応じて抵抗が変化する「抵抗変化型メモリセル」の代表例として示される、複数の相変化メモリセルを有する。これらの相変化メモリセルは、複数の正規メモリセル10(以下、単に「メモリセル10」とも称する)と、ダミーメモリセル列20および21を形成するように配置された複数のダミーメモリセル11とに分類される。ダミーメモリセル11は、メモリセル10と同一の特性(形状・構造)を有し、メモリセル10とメモリセル行を共有するように配置される。
メモリセルアレイ5において、メモリセル10およびダミーメモリセル11によって共有されたメモリセル行にそれぞれ対応して、ライトワード線WWLおよび共通ワード線CWLがX方向に沿って配置される。さらに、メモリセル10によって構成されるメモリセル列にそれぞれ対応してビット線BLがY方向に沿って配置され、ダミーメモリセル列20に対応してダミービット線DBL0が配置され、ダミーメモリセル列21に対応してダミービット線DBL1が配置される。ダミービット線DBL0,DBL1もビット線BLと同様にY方向に沿って配置される。
図1には、4個のメモリセル行ならびに2個のメモリセル列および1個ずつのダミーメモリセル列を代表的に示しているが、本発明の適用される相変化メモリにおいて、メモリセルアレイ5に配置されるメモリセル10およびダミーメモリセル11の個数は特に限定されない。
ダミーメモリセル列20に属するダミーメモリセル11の各々は、抵抗Rmaxに対応するデータを予め書込まれ、このデータを固定的に記憶する。ダミーメモリセル列21に属するダミーメモリセル11は、抵抗Rminに対応するデータを予め書込まれ、このデータを固定的に記憶する。
各メモリセル10は、対応のビット線BLおよびソース電圧線SLの間に直列接続された、スイッチ素子14および相変化素子15を有する。各ダミーメモリセル11も同様に、対応のダミービット線DBL0,DBL1およびソース電圧線SLの間に直列接続されたスイッチ素子14および相変化素子15を有する。スイッチ素子14は、並列接続されたスイッチングトランジスタ16および18によって構成される。スイッチングトランジスタ16のゲートは共通ワード線CWLと接続され、スイッチングトランジスタ18のゲートはライトワード線WWLと接続される。スイッチングトランジスタ16,18には、電界効果トランジスタ、代表的には、n−MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタが用いられる。
相変化素子15は、図26にも示したように、ビット線BLおよびスイッチ素子14の間に直列に接続された相変化素子(カルコゲナイド素子)および加熱素子を少なくとも含む。既に説明したように、相変化素子15は、抵抗がそれぞれ異なる2つの状態の間を遷移可能な「相変化素子」の代表例として示される。相変化素子15の構成については、後程詳細に説明する。
各共通ワード線CWLに対応してワード線ドライバ32が設けられ、各ライトワード線WWLに対応してワード線ドライバ34が設けられる。ワード線ドライバ32および34は、ワード線デコーダ30によるロウアドレスRAのデコード結果に従って、対応の共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLを選択状態および非選択状態のいずれかに駆動する。
図2は、ワード線ドライバ32および34の構成を示す回路図である。
図2においては、1つのメモリセル行に対応するワード線ドライバ32および34の構成を一体的に示している。各メモリセル行において、ワード線ドライバ32および34は同様の構成を有する。
図2を参照して、ワード線ドライバ32および34は、共通ワード線CWLに対応して設けられたドライブユニット32uと、ライトワード線WWLに対応して設けられたドライブユニット34uと、ANDゲート36,37と、ORゲート38とを有する。
ORゲート38は、制御信号RDおよびWRのOR演算結果を出力する。制御信号RDは、データ読出時に一定期間論理ハイレベル(以下「Hレベル」と表記する)に設定され、それ以外の期間は論理ローレベル(以下「Lレベル」と表記する)に設定される。同様に、制御信号WRはデータ書込時の所定期間Hレベルにされ、それ以外の期間Lレベルに設定される。
ANDゲート36は、ORゲート38の出力信号およびワード線選択パルスWLPのAND演算結果を出力する。ANDゲート37は、制御信号WRおよびワード線選択パルスWLPのAND演算結果を出力する。ワード線選択パルスWLPは、ワード線デコーダ30によって各メモリセル行ごとに生成される。データ読出時およびデータ書込時の両方において、ワード線選択パルスWLPは、選択行において所定期間パルス状にHレベルに設定され、それ以外の期間はLレベルに設定される。また、非選択行では、ワード線選択パルスWLPは、データ読出時およびデータ書込時の両方においてLレベルに固定される。
ドライブユニット32uは、ANDゲート36の出力信号レベルに応じて共通ワード線CWLを駆動する。同様に、ドライブユニット34uは、ANDゲート37の出力信号レベルに応じてライトワード線WWLを駆動する。
この結果、データ読出時およびデータ書込時の両方で、選択行の共通ワード線CWLは、ワード線選択パルスWLPのHレベル期間に対応して選択状態(Hレベル)に設定され、それ以外の期間ではLレベルに設定される。非選択行の共通ワード線CWLは、データ読出時およびデータ書込時とも非選択状態(Lレベル)に固定される。
これに対して、各ライトワード線WWLは、データ読出時には行選択結果にかかわらず非選択状態(Lレベル)に固定される。データ書込時には、選択行のライトワード線は、ワード線選択パルスWLPに対応して選択状態(Hレベル)に設定され、非選択行のライトワード線WWLは、非選択状態(Lレベル)に固定される。
再び図1を参照して、データ読出に関する構成について説明する。
各ビット線BLに対応して、コラム選択ゲートCSGおよび読出選択ゲートRSGが設けられる。列デコーダ35は、コラムアドレスCAに応じてコラムデコード信号CDSを生成する。コラム選択ゲートCSGの出力信号は、コラムデコード信号CDSに基づいて生成される。コラムデコード信号CDSは、コラムアドレスCAのデコード結果を示す複数ビットの信号であり、各メモリセル列において、コラム選択ゲートCSGは、コラムデコード信号のうちの一部ビットの異なる組合せに応答して、対応のメモリセル列の選択時にHレベル信号を出力する。一方、非選択列では、コラム選択ゲートCSGの出力信号はLレベルである。
読出選択ゲートRSGは、コラム選択ゲートCSGの出力信号に応答して、対応のビット線BLおよび読出データ線RDL間の接続を制御する。コラム選択ゲートCSGの出力信号がHレベルに選択された選択列において、リード選択ゲートRSGがターンオンする。図示しないが他のメモリセル列に対応しても同様の構成が設けられている。
相変化メモリ1は、さらに、参照データ線DLr0,DLr1と、ダミー選択ゲートDSG0,DSG1と、電流供給トランジスタ50〜52と、データ読出回路60と、出力バッファ70とを備える。
電流供給トランジスタ50〜52は、たとえばn−MOSトランジスタで構成される。電流供給トランジスタ50は、読出データ線RDLおよび電源電圧Vcc♯との間に接続される。電流供給トランジスタ51および52は、参照データ線DLr0およびDLr1と電源電圧Vcc♯との間にそれぞれ接続される。電流供給トランジスタ50〜52の各々は、同等の電流供給駆動能力を有し、各ゲートは、たとえば電源電圧Vcc♯と接続される。これにより読出データ線RDLおよび参照データ線DLr0,DLr1の各々は、電源電圧Vcc♯によってプルアップされる。なお、電流供給トランジスタ50〜52のゲートにデータ読出動作時に活性化される信号を入力して、データ読出動作時においてのみ読出データ線RDLおよび参照データ線DLr0,DLr1を電源電圧Vcc♯でプルアップする構成としてもよい。
ダミー選択ゲートDSG0は、ダミービット線DBL0と参照データ線DLr0との間に接続されて、ダミー制御信号DSL0に応答してオンする。ダミー選択ゲートDSG1は、ダミービット線DBL1と参照データ線DLr1との間に接続されて、ダミー制御信号DSL1に応答してオン・オフする。ダミー選択ゲートDSG0,DSG1は、たとえばn−MOSトランジスタで構成される。ダミー制御信号DSL0およびDSL1の各々は、データ読出時において、ダミー選択ゲートDSG0,DSG1をターンオンするために活性状態(Hレベル)に設定される。
なお、読出選択ゲートRSGおよびダミー選択ゲートDSG0,DSG1の各々は、データ読出時以外では列選択結果にかかわらず、強制的にターンオフされるものとする。
データ読出回路60は、センスアンプ64〜66と、ラッチ回路68とを有する。センスアンプ64は、ノードN2に対するノードN1の電圧差(または電流差)を増幅し、センスアンプ65は、ノードN2に対するノードN3の電圧差(または電流差)をセンスアンプ64とは逆の極性で増幅する。なお、ノードN1は参照データ線DLr1と接続され、ノードN2は読出データ線RDLと接続され、ノードN3は参照データ線DLr0と接続されている。
センスアンプ66は、センスアンプ64および65の出力差をさらに増幅する。ラッチ回路68は、センスアンプ64〜66の増幅動作の所要時間を考慮して、センスアンプ66からの出力が所定レベル以上の振幅に達したときのタイミングで、センスアンプ66の出力をラッチする。出力バッファ70は、ラッチ回路68のラッチデータを出力データDOUTとしてデータ端子4aに出力する。
次に、データ書込のための構成についてさらに説明する。
相変化メモリ1は、さらに、ライトドライバ制御回路80と、各メモリセル列に対応して設けられたライトドライバ85とを備える。
ライトドライバ85は、対応するビット線BLと電源電圧Vccおよび接地電圧Vssとの間にそれぞれ接続されたドライバトランジスタ86および88を有する。ライトドライバ制御回路80は、コラムアドレスCA(またはコラムデコード信号CDS)によって示される列選択結果と、データ端子4bに入力された書込データDINに応じて、各ライトドライバ85のドライバトランジスタ86,88のゲート電圧を制御する。
データ書込時以外(制御信号WR=Lレベル)では、各ライトドライバ85において、ドライバトランジスタ86および88の各々がオフするようなゲート電圧がライトドライバ制御回路80から与えられる。これにより、各ビット線BLは、フローティング状態に設定される。
データ書込時(制御信号WR=Hレベル)に、選択列に対応するライトドライバ85では、書込データDINに応じた電流パルスを対応のビット線BLへ供給するように、ドライバトランジスタ86および88のゲート電圧がライトドライバ制御回路80によって制御される。一方、非選択列では、ドライバトランジスタ86および88の各々がオフするようなゲート電圧がライトドライバ制御回路80から与えられる。
同様の構成が、各メモリセル列に対応して設けられる。なお、ライトドライバ85の駆動電圧を接地電圧Vssおよび電源電圧Vcc以外の独立した電圧とすることも可能であり、データ書込電流を供給するためのドライバトランジスタを複数個並列接続する構成とすることも可能である。
ダミービット線DBL0に対応して設けられるライトドライバ85は、ライトドライバ制御回路80に制御されて、ダミーメモリセルへの書込指示時に、抵抗Rmaxに対応するデータを書込むための電流パルスをダミービット線DBL0へ供給する。同様に、ダミービット線DBL1に対応して設けられるライトドライバ85は、ライトドライバ制御回路80に制御されて、ダミーメモリセルへの書込指示時に、抵抗Rminに対応するデータを書込むための電流パルスをダミービット線DBL1へ供給する。
次に図3を用いて、本発明に従う相変化メモリの動作を説明する。
図3は、実施の形態1に従う相変化メモリの動作を説明する動作波形図である。
図3を参照して、所定周期を有するクロック信号CLKの活性化エッジに応答して動作サイクルが規定される。相変化メモリにおいては、データ書込動作は、相変化素子の加熱および冷却を経て実行されるので比較的時間を要する。したがって、図3に示した動作例では、1回のデータ読出動作が1クロックサイクルで実行され、1回のデータ書込が2クロックサイクルで実行されるものとする。図3においては、データ書込を実行するサイクルC1,C4と、データ読出を実行するサイクルC2,C3,C5が示されている。
サイクルC1が開始される時刻t1において、チップセレクト信号CSおよび制御信号WR♯が活性状態(Hレベル)であるので、サイクルC1においてはデータ書込動作が実行される。
サイクルC1では、データ書込のため、時刻t1での入力アドレスに応じて、選択行の共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLの両方が選択状態(Hレベル)に設定される。これにより、スイッチングトランジスタ16,18(図1)の両方を用いて、パルス状のデータ書込電流が相変化素子15(図1)に流される。
データ書込電流のパターン(電流レベルおよび供給時間)は、書込データに応じて設定される。サイクルC1では、相変化素子(カルコゲナイド素子)をアモルファス状態に遷移させるデータ書込を実行するために、しきい値Iphを超す電流が流れるレベルまでビット線BLの電圧を上昇させる。ビット線BLの電圧は、選択列のドライバトランジスタ86に与えられるゲート電圧に応じて制御される。ライトドライバ85(ドライバトランジスタ86)から供給される電流によってカルコゲナイド素子を一旦溶融させた後、ドライバトランジスタ88をオンさせてビット線BLを放電させることにより、カルコゲナイド素子を急冷してアモルファス化する。これにより、選択メモリセルには、抵抗Rmaxに対応するレベルのデータが書込まれる。
このように、アモルファス化時には、相変化素子に大電流・短時間の電流パルスを通過させる必要がある。このため、データ書込時には、スイッチ素子14の電流供給能力を確保するために、並列接続されたスイッチングトランジスタ16および18の両方によって、データ書込電流が流される。
サイクルC2が開始される時刻t2において、チップセレクト信号CSおよび制御信号RD♯が活性状態(Hレベル)に設定されるので、サイクルC2においてはデータ読出動作が実行される。時刻t2における入力アドレスに応じて、選択行において共通ワード線CWLが選択状態(Hレベル)に選択されるが、選択行においてもライトワード線WWLは非選択状態(Lレベル)にされる。
これにより、ビット線BLは図1で説明したように電源電圧Vcc♯でプルアップされ、データ書込電流よりも小さいデータ読出電流の通過により、選択メモリセルの抵抗(RmaxまたはRmin)に応じた電圧が、選択列のビット線BLに生じる(図示せず)。一方、データ読出時には、ダミービット線DBL0およびDBL1にも、ダミーメモリセルの抵抗RmaxおよびRminにそれぞれ応じた電圧・電流が生じる。図3に示すように、抵抗Rmaxのメモリセルあるいはダミーメモリセルと接続されたビット線BLあるいはダミービット線DBL0の電圧は相対的に高くなり、抵抗Rminのメモリセルあるいはダミーメモリセルと接続されたビット線BLあるいはダミービット線DBL1の電圧は相対的に低くなる。
選択列のビット線BLおよびダミービット線DBL0,DBL1を図1に示したデータ読出回路60で比較することによって、選択メモリセルからのデータ読出が実行される。サイクルC2では、読出データDOUTは、抵抗Rmaxに対応したレベルとなる。
データ読出時に、メモリセルを通過する電流は、相変化素子で相変化が生じないようなレベルに抑えられる。したがって、データ読出時にスイッチ素子14を流れる電流は比較的小さい。したがって、データ読出時には、一方のスイッチチングトランジスタ16のみによって、データ読出電流が流される。
サイクルC3においても、時刻t3においてチップセレクト信号CSおよび制御信号RD♯が活性状態(Hレベル)であるので、サイクルC2と同様のデータ読出が実行される。
サイクルC4が開始される時刻t4において、チップセレクト信号CSおよび制御信号WR♯が活性状態(Hレベル)であるので、サイクルC4ではデータ書込動作が実行される。したがって、時刻t4における入力アドレスに応答して、選択行の共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLの両方が選択状態(Hレベル)に設定される。これにより、スイッチングトランジスタ16,18(図1)の両方を用いて、パルス状のデータ書込電流が相変化素子15(図1)に流される。
サイクルC4では、相変化素子(カルコゲナイド素子)を結晶状態に遷移させるデータ書込が実行される。このため、しきい値Iphよりも低くデータ読出電流よりも高い電流が流れるレベルまでビット線BLの電圧が上昇するようなゲート電圧が、選択列のドライバトランジスタ86に与えられる。このような中程度の流が比較的長期間供給されるようにドライバトランジスタ88のターンオフを制御することにより、カルコゲナイド素子は結晶化される。これにより、選択メモリセルには、抵抗Rminに対応するレベルのデータが書込まれる。このように、アモルファス化時には、中電流・長時間の電流パルスが相変化素子を通過する。
サイクルC5が開始される時刻t5において、チップセレクト信号CSおよび制御信号RD♯が活性状態(Hレベル)に設定されるので、サイクルC5においてはデータ読出動作が実行される。時刻t5における入力アドレスに応じて、選択行において共通ワード線CWLが選択状態(Hレベル)に選択されるが、選択行においてもライトワード線WWLは非選択状態(Lレベル)にされる。
選択列のビット線BLおよびダミービット線DBL0,DBL1を図1に示したデータ読出回路60で比較することによって、サイクルC2と同様に、選択メモリセルからのデータ読出が実行される。サイクルC5では、読出データDOUTは、抵抗Rminに対応したレベルとなる。
このように、実施の形態1に従う相変化メモリにおいては、並列接続された2個のスイッチングトランジスタ16,18によってスイッチ素子14を構成し、データ書込時にはスイッチングトランジスタ16,18の両方をターンオンすることによってデータ書込電流を供給する。これにより、データ書込時に相変化素子(カルコゲナイド層)に相変化を生じさせるのに十分な電流を駆動できる。また、データ読出時には、スイッチングトランジスタ16,18の一方のみで相変化素子に電流を流すため、複雑な構成を伴うことなくデータ読出電流を適正化できる。
次に、これらのスイッチングトランジスタを効率的に配置するためのメモリセルレイアウトについて説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に従う相変化メモリの構成を説明するレイアウト図である。
図4(a)には実施の形態1による相変化メモリセルのレイアウト図が示され、図4(b)には図4(a)におけるX方向に沿ったR−S断面図が示され、図4(c)には図4(a)におけるY方向に沿ったP−Q断面図が示される。
図4(a)を参照して、共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLは、X方向に沿って各メモリセル行ごとに配置されている。これに対しビット線BL(またはダミービット線DBL0,DBL1)は、各メモリセルまたはダミーメモリセルごとに、Y方向に沿って配置されている。共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLと、ビット線BLとの交点に対応してメモリセル10(またはダミーメモリセル11)が配置される。
なお、図1で説明したように、メモリセル10およびダミーメモリセル11の構成ならびに構造は同様であり、その配置は連続的である。したがって、以下レイアウトに関する説明においては、メモリセル10は、メモリセル10およびダミーメモリセル11を総括的に示しているものとし、ビット線BLは、メモリセル10に対応するビット線のみならず、ダミービット線DBL0,DBL1をも総括的に示しているものとする。また、共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLを構成する配線を総括的に「ゲート配線」とも称する。
メモリセル10において、相変化素子15は、共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLに挟まれた領域に設けられたメモリセルコンタクト部95に形成される。また、X方向に沿って隣接するメモリセル10の間は、絶縁膜である素子分離膜90によって電気的に分離されている。
図4(b)に示されたR−S断面図を参照して、Y方向に沿って設けられた素子分離膜90によって領域の各々に、MOSトランジスタであるスイッチングトランジスタを作成するための活性領域130が形成される。
メモリセルコンタクト部95は、活性領域130の上に積層された、カルコゲナイド層100、ヒータ層105およびバリア層110,112で構成される。ヒータ層105は、図26に示した加熱素子230に相当し、その材料としては、チタンナイトライド(TiN)やシリコンカーバイド(SiC)などが適用される。カルコゲナイド層100およびヒータ層105が、図1に示した相変化素子15を構成する。このような構造で、相変化素子15は、スイッチングトランジスタ16,18が形成される活性領域130と、ビット線BLとの間に電気的に接続される。
バリア層110,112は、TiN等の導電性保護膜であり、ヒータ層105によって発生する熱が、ビット線BLおよび活性領域130に伝達されるのを抑制するために設けられる。ビット線BLへの放熱は、カルコゲナイド層100の加熱効率を低下させてデータ書込の効率を低下させ、活性領域130への放熱は、スイッチングトランジスタのトランジスタ特性を変化させてしまうので、これらの放熱を抑制することが望ましいからである。
バリア層110,112は、さらに、ビット線BLとカルコゲナイド層100との直接的な接触によるカルコゲナイド層100の変質、およびヒータ層105とスイッチングトランジスタとの間の直接的な接触によるトランジスタ特性の変化を防止するための物理的なバリアとしての役割を持っている。
図4(c)に示されたP−Q断面図を参照して、図1に示したスイッチングトランジスタ16は、活性領域130への不純物注入によって形成される活性層であるドレイン領域120およびソース領域125を用いて、共通ワード線CWLの下部に形成される。同様に、図1に示したスイッチングトランジスタ18は、ドレイン領域120およびソース領域125を用いて、ライトワード線WWLの下部に形成される。このように、スイッチングトランジスタ16および18は、メモリセルコンタクト部95の両側にそれぞれ配置される。スイッチングトランジスタ16および18のゲート長方向はY方向に沿っており、ゲート幅方向はX方向に沿っている。
同一のメモリセル10に含まれるスイッチングトランジスタ16,18は、共通のドレイン領域120を共有する。共有されたドレイン領域120は、メモリセルコンタクト部95によってビット線BLと電気的に接続されている。メモリセルコンタクト部95と、ゲート配線(共通ワード線CWLおよびライトワード線WWL)との間は、絶縁膜で構成されたサイドウォール115によって絶縁されている。
スイッチングトランジスタごとに設けられたソース領域125は、少なくとも一部の相変化メモリセル間で、好ましくはメモリセルアレイ5全体で連続的に配置形成されることによって互いに電気的に接続され、かつ、スイッチングトランジスタ16,18のソース電圧として接地電圧Vssの供給を受けている。これにより、各ソース領域125は、図1に示したソース電圧線SLとしての機能を果たしている。
なお、活性領域130の表面ならびに、トランジスタ形成後にセルフアラインシリサイドプロセスを追加して、ゲート配線上にコバルトシリサイド(CoSi)を成長させることができる。このようなプロセスを追加すれば、ソース領域125上にシリサイド構造の導電性材料膜がさらに形成されて、ソース領域125の低抵抗化が図られる。これにより、データ読出およびデータ書込時等メモリセル10に電流を流す際におけるソース電圧(接地電圧Vss)の変動を防止して、データ書込電流およびデータ読出電流のレベルを安定化することができる。
次に、図4に示したレイアウトの相変化メモリセルを製造するための工程について説明する。図5〜図11は、実施の形態1に従う相変化メモリセルの製造工程を説明する図である。
図5に示す工程では、図5(a)の平面図に示されるように、まず、メモリセルアレイ5に対応する領域について、メモリセル10の形状に合わせてトレンチ分離膜である素子分離膜90が形成され、素子分離膜90が形成されない領域には活性領域130が形成される。図4で説明したように、ソース領域125に対応する活性層を連続的に形成する必要があるため、素子分離膜90は、メモリセル10単位で分割された矩形状となる。なお、図示しないが、メモリセルアレイ5の外周部についても通常のトレンチ分離工程が施され、活性領域130の周囲がトレンチ分離膜で囲まれるような構造となっている。
この結果、図5(a)のR−S断面図を示す図5(b)を参照して、X方向に隣接するメモリセル10の間で、活性領域130は、素子分離膜90によって電気的に分離される。ただし、図4(c)に示したソース領域125に対応して素子分離膜90が途切れているので、ソース領域125同士は、メモリセルアレイ全体で電気的に接続されている。
次に、図6に示す工程では、図6(a)の平面図および図6(a)のP−Q断面図を示す図6(b)を参照して、図5に示した工程の後、半導体基板上に、ゲート絶縁膜となる誘電体膜を形成後、ゲート電極材料を積層し、さらに、形状加工を施すことによって、X方向に沿ったゲート配線が形成される。ゲート電極材料としては、ポリシリコンの単一構造や、ポリシリコンおよびメタル等の低抵抗金属の積層構造等、任意の構造を適用することができる。
ゲート配線の形成後、当該ゲート配線をマスクとして、n型不純物を半導体基板に注入し、n型導電型の活性層を形成する。これにより、ゲート配線でカバーされておらず、かつ素子分離膜90の形成されていない領域、すなわち表面にシリコン層が露出している領域に、n型の活性層が形成される。この活性層は、スイッチングトランジスタ16,18のドレイン領域120およびソース領域125に相当する。
次に、図7に示す工程では、図6(b)での状態から、各ゲート配線に対して、サイドウォール115が形成される。サイドウォール115は、ゲート配線に対し絶縁膜を堆積させた後、全面的に異方エッチングを行なうことで形成できる。サイドウォール115の材料としては、窒化膜の単一構造や、酸化膜および窒化膜の積層構造等が採用される。
なお、スイッチングトランジスタ16および18のゲート間の間隔が狭くなると、マスクずれ等のプロセス誤差の影響によって、後に設けられるメモリセルコンタクト部95がゲート配線と接触してショート不良が発生する可能性がある。したがって、サイドウォール115は、メモリセルコンタクト部95の形成に対するゲート配線の保護層としても機能する。
さらに、ドレイン領域120の表面を平坦化するためのプロセスとして、ドレイン領域120の表面をサリサイドプロセスによってシリサイド化し、さらにその直上表面にポリシリコン・メタル等の導体を埋込み、その後当該CMP工程で研磨するプロセスが実行される。後程詳細に説明するように、このようにして平坦化されたドレイン領域120の表面上に、メモリセルコンタクト部95を構成する積層膜を堆積させ、堆積された積層膜をメモリセル形状に合わせて加工することで、開口部を設けるコンタクト工程を省略することなく、メモリセルコンタクト部95を形成できる。サイドウォール115は、このようなドレイン領域120の表面の平坦化工程においても、研磨に対するストッパとして機能する。
このように、サイドウォール115によって、メモリセルの微細化によりスイッチングトランジスタ16,18のゲート間隔が狭くなっても、メモリセルコンタクト部95とゲート配線との間でのショート発生を抑制することができる。
なお、上述したように、サイドウォール115の形成後、活性層(ドレイン領域120およびソース領域125)の低抵抗化のために、エピタキシャル成長をさらに行なったり、表面をコバルトシリサイド(CoSi)化することも可能である。
次に、図8に示す工程では、図8(a)の平面図および図8(a)のP−Q断面図を示す図8(b)を参照して、まず、ゲート配線およびサイドウォール115の隙間部全面にバリア層112を構成するための材料を堆積させ、その後バリア層112を平坦化する。この平坦化は、リフロー工程を用いても、CMP(Chemical Mechanical Polishing)工程を用いてもよい。
バリア層112が平坦化された状態で、さらにヒータ層105を構成するヒータ材料、カルコゲナイド層100を構成するカルコゲナイド材料および上側のバリア層110を構成する材料が積層される。この結果、メモリセルアレイ5の全面には、ヒータ層105、カルコゲナイド層100およびバリア層110の積層膜95♯がメモリセルアレイ5の全体にわたって形成された状態となる。
次に、図9に示す工程では、図9(a)の平面図および図9(a)のR−S断面図およびP−Q断面図をそれぞれ示す図9(b)および図9(c)を参照して、図8に示した工程で全面的に形成された積層膜95♯を、X方向に沿って帯状に加工するための加工用レジストが形成される。加工用レジストを用いたエッチング処理を行なうことにより、積層膜95♯は帯状に残される。なお、レジストの形成加工では、エッジ部のラウンディングや露光の光量ずれによって寸法誤差が大きくなる傾向にある。したがって、加工レジストの形状をメモリセル単位に対応した小さな島形状ではなく、メモリセル行に対応した帯形状とすることで、帯の繰返しによるパターンの粗密に注意すれば、加工精度を向上できる。
次に、図10に示す工程では、図10(a)の平面図および図10(a)のR−S断面図およびP−Q断面図をそれぞれ示す図10(b)および図10(c)を参照して、帯状に加工された積層膜95♯の隙間を絶縁膜117で埋込み、さらに上層の層間絶縁膜(図示せず)を形成した後に、メタル配線埋込領域以外の部分にレジストが形成される。さらに、形成されたレジストに沿って異方性エッチングを行なうことで、ビット線BLとなるメタル配線の埋込領域を溝状に形成する。このように形成された溝にメタルを埋込み、全体にCMP工程を適用することで、ビット線BLが形成される。ビット線BLの形成後に残された隙間は、さらに絶縁膜(図示せず)で埋込まれる。
この結果、図9に示した工程で帯状に加工された積層膜95♯の直上に、金属配線で構成されたビット線BLが形成される。ビット線BLは、バリア層110と接触している。
次に、図11に示す工程では、図11(a)の平面図および図11(a)のR−S断面図およびP−Q断面図をそれぞれ示す図11(b)および図11(c)を参照して、図10に示す工程で形成されたビット線BLをマスクにしてエッチングを行なうことで、帯状に加工されていた積層膜95♯が、メモリセル10単位で分離するようにさらに加工されて、メモリセルコンタクト部95が形成される。このエッチング時には、サイドウォール115がエッチングバリアとして機能し、ゲート配線とメモリセルコンタクト部95との間のショート発生を抑制することができる。
このように、カルコゲナイド層100およびヒータ層105を一体的に加工することにより、メモリセルコンタクト部95において、カルコゲナイド層100およびヒータ層105の接触面積を一定にすることができる。この結果、相変化するカルコゲナイド層100の抵抗値のばらつきを抑えることができる。
また、ヒータ層105の径の大小にかかわらず、スイッチングトランジスタ16,18(ドレイン領域120)とビット線BLとのコンタクトが形成できるため、ヒータ層105の径によりメモリセル面積が拘束されることがなく、メモリセル面積の縮小が可能となる。
以上説明したように実施の形態1に従う相変化メモリのメモリセル構成では、メモリセルコンタクト部95を挟むように共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLを配置して、メモリセルコンタクト部95の両側に沿って、共通ワード線CWLおよびライトワード線WWLによってゲート電圧が制御される2個のMOSトランジスタ(スイッチングトランジスタ)を効率的に配置できる。この結果、スイッチングトランジスタの全体でのゲート幅は、メモリセル10のX方向に沿った長さの2倍確保することができるので、メモリセルが微細化された場合にも、データ書込に十分な電流駆動能力を確保できる。
また、ゲート配線に対するサイドウォール115を利用してメモリセルコンタクト部95をセルフアライン的に形成するので、カルコゲナイド層100に相変化を生じさせるための加熱量を確保するために微細化に限界があるヒータ層105の径に拘束されずに、メモリセルの微細化を図ることができる。
さらに、ヒータ層105およびカルコゲナイド層100についてのメモリセル10ごとの分離を、単一工程によってメモリセル形状に合わせて微細加工するのではなく、比較的寸法精度を確保し易い帯状加工の組合せによって加工するので、加工精度を向上させてメモリセルの特性ばらつきを低減できる。
[実施の形態2]
実施の形態2に従う相変化メモリは、実施の形態1に従う相変化メモリと同様の構成を有するが、スイッチングトランジスタへソース電圧を供給する構成が実施の形態1と異なる。したがって、相変化メモリとしての全体構成ならびにデータ書込およびデータ読出動作については実施の形態1で説明したのと同様であるので詳細な説明は繰返さない。以下においては、実施の形態1における図4〜図11に対応する図12〜図23を用いて、実施の形態2に従う相変化メモリセルの構成およびその製造工程を説明する。
図12は、本発明の実施の形態1に従う相変化メモリの構成を説明するレイアウト図である。
図12(a)には実施の形態2による相変化メモリのレイアウト図が示され、図12(b)には図12(a)におけるX方向に沿ったR−S断面図が示され、図12(c)には図12(a)におけるY方向に沿ったP−Q断面図が示される。
図12(a)を図4(a)と比較して、実施の形態2では、素子分離膜90がX方向に沿って分割されておらず、Y方向に沿って連続した帯形状を有している点が実施の形態1と異なる。素子分離膜90を、メモリセル単位で矩形状に形成する必要がなく、帯状に形成できるためその加工安定性が向上する。これにより、活性領域130の寸法ばらつきが抑制されるので、スイッチングトランジスタ16,18の特性が安定する。この結果、スイッチングトランジスタ16,18を介して供給されるデータ書込電流およびデータ読出電流のばらつきが軽減されて、データ読出およびデータ書込特性が安定化される。
図12(c)に示されるように、各ソース領域125は、ソース電圧(接地電圧Vss)が供給される金属配線150とコンタクト160を介して電気的に接続される。すなわち、実施の形態2においては、ソース電圧線SLは金属配線層に設けられた金属配線150で実現され、ソース領域125は金属配線150によって接地電圧Vssに固定される。ソース電圧線SLとして用いられる金属配線150を分離するための絶縁膜であるサイドウォール155がさらに設けられ、バリア層112は、サイドウォール155の隙間部に埋込まれる。
実施の形態1と同様に、平坦化されたバリア層112の直上に、ヒータ層105、カルコゲナイド層100およびバリア層110が積層されて、バリア層112とともにメモリセルコンタクト部95を形成している。その他の部分のについても、実施の形態1(図4)と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
次に、実施の形態2に従う相変化メモリにおけるメモリセルの製作工程を以下に説明する。図13〜図23は、実施の形態2に従う相変化メモリセルの製造工程を説明する図である。
図13に示す工程では、図5に示した工程と同様に、素子分離膜90および活性領域130が形成される。図13(a)の平面図および図13(a)のR−S断面図を示す図13(b)を参照して、実施の形態2に従う相変化メモリでは、素子分離膜90がメモリセルアレイ5内で、Y方向に連続な帯状に形成される点が、実施の形態1と異なる。図5に示した工程と同様に、素子分離膜90が形成されない領域には、活性領域130が形成され、メモリセルアレイ5の外周部においては、活性領域130の周囲がトレンチ分離膜で囲まれるような構造となっている。
このような構成とすることにより、メモリセル単位で素子分離膜90を矩形状に分割して形成する場合と比較して、分離膜形状の変形や、エッジ部に発生する応力ストレスの影響を大きく軽減できる。また、X方向に隣接するメモリセル10間では、ソース領域125同士についても、素子分離膜90によって電気的に分離される。
次に、図14に示す工程では、図14(a)の平面図および図14(a)のP−Q断面図を示す図14(b)を参照して、図13に示した工程の後に、素子分離膜90と直交方向、すなわちX方向に沿ってゲート線が形成される。さらに、当該ゲート配線をマスクとしたn型不純物の注入により、スイッチングトランジスタ16,18のドレイン領域120およびソース領域125に相当するn型の活性層が形成される。図14に示す工程は、図6に示した工程と同様であるので詳細な説明は繰返さない。
次に、図15に示す工程では、図15(a)の平面図および図15(a)のP−Q断面図を示す図15(b)を参照して、図14に示した工程で形成されたゲート線上に、図7に示した工程と同様にサイドウォール115が形成される。図15に示す工程は、図7に示した工程と同様であるので詳細な説明は繰返さない。
次に、図16に示す工程では、図15(b)の状態の後、さらに層間絶縁膜155♯を形成した後、各メモリセル10のソース領域125をソース電圧線SLと接続するためのコンタクトホールが形成される。コンタクトホールの形成工程において、ゲート配線のサイドウォール115は保護膜として機能し、セルフアライン的にコンタクト開孔がなされる。開孔されたコンタクトホールには、タングステンなどの金属が埋込まれ、コンタクト160が形成される。
次に、図17に示す工程では、図16の状態の後、平坦化された層間絶縁膜155♯およびコンタクト160の上層に、金属配線150が形成される。金属配線150は、コンタクト160を介してソース領域125と電気的に接続され、かつ、スイッチングトランジスタ16,18のソース電圧(接地電圧Vss)の供給を受けてソース電圧線SL(図1)として作用する。
これにより、ソース領域125を低抵抗化できるので、データ読出およびデータ書込時におけるソース電圧(接地電圧Vss)の変動を防止して、データ書込電流およびデータ読出電流のレベルを安定化することができる。
次に、図18に示す工程では、図17に示す工程で形成された金属配線150に対して、サイドウォール155が形成される。サイドウォール155は、金属配線150に対して絶縁膜を堆積させた後に、全面的に異方性エッチングを行なうことで形成できる。サイドウォール155は、後程形成されるメモリセルコンタクト部95に対する保護層としても機能する。サイドウォール155についても、サイドウォール115と同様に、窒化膜の他、酸化膜および窒化膜の積層構造等を採用することができる。一方、ドレイン領域120の上層は、メモリセルコンタクト部95を形成するために開孔される。
次に、図19に示す工程では、図18の状態から、ドレイン領域120の上層に設けられた開口部に対して、バリア層112を構成するための材料が堆積され、さらにCMP等によって平坦化される。バリア層112の堆積工程において、金属配線150(ソース電圧線)のサイドウォール155が、CMPのエッチングバリアとして機能する。この結果、平坦化されたバリア層112は、X方向に連続して帯状に形成され、かつ、メモリセル行ごとにサイドウォール155によって電気的に分離される。バリア層112の材質および機能については既に説明したとおりなので詳細な説明は繰返さない。
次に、図20に示す工程では、図20(a)の平面図および図20(a)のP−Q断面図を示す図20(b)を参照して、平坦化されたバリア層112の直上に、ヒータ層105、カルコゲナイド層100およびバリア層110の積層膜95♯が、メモリセルアレイ5の全体にわたって形成される。この工程については既に説明した図8と同様であるので詳細な説明は繰返さない。
次に、図21に示す工程では、図21(a)の平面図および図21(a)のR−S断面図およびP−Q断面図をそれぞれ示す図21(b)および図21(c)を参照して、図9(a)に示したのと同様に、X方向に沿って帯状の加工レジストが形成され、図20に示した工程で全面的に形成された積層膜95♯は、エッチングによってX方向に沿って帯状に加工される。この工程については既に説明した図9と同様であるので詳細な説明は繰返さない。
次に、図22に示す工程では、図22(a)の平面図および図22(a)のR−S断面図およびP−Q断面図をそれぞれ示す図22(b)および図22(c)に示されるように、図21に示した工程で帯状に加工された積層膜95♯の直上に、金属配線で構成されたビット線BLがY方向に沿って形成される。ビット線BLは、バリア層110と接触している。この工程については既に説明した図10と同様であるので詳細な説明は繰返さない。これにより、ビット線BLおよびスイッチングトランジスタのドレイン領域120の間が、相変化素子15を構成するカルコゲナイド層100およびヒータ層105を介して、電気的に接続される。
次に、図23に示す工程では、図23(a)の平面図および図23(a)のR−S断面図およびP−Q断面図をそれぞれ示す図23(b)および図23(c)に示されるように、ビット線BLをマスクにしてエッチングを行なうことにより、図22に示す工程で帯状に分離された積層膜95♯が、メモリセル10単位で分離するようにさらに加工されて、メモリセルコンタクト部95が形成される。この工程については既に説明した図10と同様であるので詳細な説明は繰返さない。このエッチング工程においても、既に形成したサイドウォール115および155がエッチングバリアとして機能し、メモリセルコンタクト部95が、ゲート配線や、ソース電圧線SL等と短絡することを防止する。以上説明したような製造工程を経て、図12に示した実施の形態2に従う相変化メモリのメモリセル構成が実現される。
実施の形態2においても、メモリセルコンタクト部95を挟むように2個のMOSトランジスタ(スイッチングトランジスタ)を効率的に配置できるので、メモリセルが微細化された場合にも、データ書込に十分な電流駆動能力を確保できる。また、ヒータ層105とカルコゲナイド層100が積層された状態で一体的に加工されるので、両者の接触面積を一定にすることができるので、カルコゲナイド層100の抵抗値のばらつきを抑えることができる。さらに、ヒータ層105の径の大小にかかわらずスイッチングトランジスタ16,18とビット線BLとのコンタクトが形成できるため、ヒータ層105の径によりメモリセル面積が拘束されることがなく、メモリセル面積の縮小が可能となる。すなわち、これらの点については、実施の形態1に従うメモリセル構成と同様の効果を享受することができる。
さらに、実施の形態2に従うメモリセル構成では、実施の形態1と比較して、活性領域130がより容易な形状で高精度に形成されるので、メモリセル10内のスイッチングトランジスタ16,18の特性ばらつきを低減できる。この結果、スイッチングトランジスタ16,18を介して供給されるデータ書込電流およびデータ読出電流のばらつきが軽減されて、データ読出およびデータ書込特性をさらに安定化することができる。
以上、実施の形態1および2では、抵抗変化型メモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置の代表例として、相変化メモリセルを備える相変化メモリを示して、メモリセルの微細化およびスイッチングトランジスタの電流駆動能力の確保を両立可能なメモリセル構成について説明してきたが、本願発明の適用は、相変化メモリセルに限定されるものではない。すなわち、本発明に従うメモリセル構成は、抵抗変化素子およびスイッチングトランジスタを含む抵抗変化型メモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装置に共通に適用できる。
たとえば、抵抗変化型メモリセルを備えた他の不揮発性半導体記憶装置として、TMR(Tunneling Magnet-Resistance)素子を抵抗変化素子とするメモリセルを備えたMRAM(Magnetic Random Access Memory)デバイスが知られている。MRAMデバイスでは、データ書込電流の供給によって発生されるデータ書込磁界によって、TMR素子内の磁気層の磁化方向が不揮発的に書換え可能であり、かつ、TMR素子の抵抗は、当該磁気層の磁化方向に応じて変化する。MRAMデバイスの各メモリセルは、TMR素子および、必要に応じてTMR素子に電流を通過させるために設けられるスイッチングトランジスタから構成されるが、MRAMデバイスにおいても、各メモリセルについて、本発明に従うメモリセル構成を適用できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う不揮発性記憶装置として示される相変化メモリ1の構成を説明するブロック図である。 図1に示されたワード線ドライバの構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に従う相変化メモリの動作を説明する動作波形図である。 本発明の実施の形態1に従う相変化メモリの構成を説明するレイアウト図である。 図4に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第1の図である。 図4に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第2の図である。 図4に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第3の図である。 図4に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第4の図である。 図4に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第5の図である。 図4に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第6の図である。 図4に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第7の図である。 本発明の実施の形態2に従う相変化メモリの構成を説明するレイアウト図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第1の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第2の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第3の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第4の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第5の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第6の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第7の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第8の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第9の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第10の図である。 図12に示した相変化メモリセルの製造工程を説明する第11の図である。 相変化メモリのメモリセルアレイを示す回路図である。 相変化メモリセルの一般的なレイアウトを示す平面図である。 図25におけるP−Q断面図である。
符号の説明
5 メモリセルアレイ、10 メモリセル、11 ダミーメモリセル、14 スイッチ素子、15 相変化素子、16,18 スイッチングトランジスタ(MOSトランジスタ)、20,21 ダミーメモリセル列、32,34 ワード線ドライバ、60 データ読出回路、80 ライトドライバ制御回路、85 ライトドライバ、90 素子分離膜、95 メモリセルコンタクト部、95♯ 積層膜、100,210 カルコゲナイド層、105,230 ヒータ層(加熱素子)、110,112 バリア層、115,155 サイドウォール、120 ドレイン領域(スイッチングトランジスタ)、125 ソース領域(スイッチングトランジスタ)、130 活性領域、150 金属配線(ソース電圧線)、155♯ 層間絶縁膜、160 コンタクト、BL ビット線、CWL 共通ワード線、WWL ライトワード線。

Claims (5)

  1. 複数の抵抗変化型メモリセルと、
    前記複数の抵抗変化型メモリセルへデータ書込電流を供給するライトドライバと、
    前記ライトドライバと前記複数の抵抗変化型メモリセルとの間を電気的に接続するために、所定方向に延在して配置されたビット線とを備え、
    前記複数の抵抗変化型メモリセルの各々は、
    前記データ書込電流の供給によって、抵抗がそれぞれ異なる2つの状態の間を遷移可能な抵抗変化素子と、
    前記抵抗変化素子と直列に接続されて、前記複数の抵抗変化型メモリセル間で選択的にオンされるスイッチ素子とを含み、
    前記スイッチ素子は、半導体基板上に形成された活性領域を用いて作製された第1および第2の電界効果トランジスタを有し、
    前記第1および第2の電界効果トランジスタは、前記ビット線と前記活性領域との間を前記抵抗変化素子を介して接続するメモリセルコンタクト部の両側にそれぞれ配置され、
    データ書込時において、前記第1および第2の電界効果トランジスタのオンおよびオフは共通に制御される、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1および第2の電界効果トランジスタのゲート長方向は、前記ビット線に沿った方向であり、
    前記前記第1および第2の電界効果トランジスタのゲート幅方向は、前記ビット線と交差する方向である、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記ビット線と交差する方向に延在する第1および第2のワード線をさらに備え、
    前記第1および第2の電界効果トランジスタのゲートは、前記第1および第2のワード線とそれぞれ接続されており、
    データ読出時に、前記第1および第2のワード線の電圧は、前記第1および第2の電界効果トランジスタの一方がオフ状態を維持するように制御される、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1および第2の電界効果トランジスタの各々は、それぞれがドレインおよびソースとして作用する第1および第2の活性層を含み、
    同一の前記抵抗変化型メモリセルに対応する前記第1および第2の電界効果トランジスタは、共通の前記第1の活性層を共有し、
    前記第2の活性層は、前記複数の抵抗変化型メモリセルのうちの少なくとも一部の間で互いに電気的に接続され、かつ、所定電圧の供給を受ける、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記複数の抵抗変化型メモリセルの各々は、
    前記スイッチ素子と直列に接続されて、電流通過に応じて発熱する加熱素子をさらに含み、
    前記メモリセルコンタクト部は、前記加熱素子および前記抵抗変化素子を介して、前記ビット線および前記活性領域の間を接続し、
    前記第1および第2の電界効果トランジスタのゲート長方向に沿った断面において、前記加熱素子の径は、前記前記第1および第2の電界効果トランジスタのゲートにそれぞれ形成されたサイドウォール間の間隔よりも大きい、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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