JP4523080B2 - 電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池の構成材料を収納する電池ケース用シートに係り、特にシート状電池などのケースに好適に用い得るシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電池の構成材料を収納する電池ケースには、大抵の場合、金属製のケースが用いられていた。しかし、ノート型パソコン、携帯電話など各種電子機器の発達、普及に伴い、その小型化、軽量化、薄型化が進められると共に、これらに使用される電池についても、その重量をできるだけ軽くし、また、使用機器における電池用スペースを少なくできるよう軽量化、薄型化が求められている。
【0003】
このような要望に応えるために、例えば、電池の電極や電解質などに、高分子材料を導入し、シート状などに軽量、薄型化した種々のシート状電池が研究開発されている。このようなシート状電池に用いる電池ケースには、その軽さおよび薄さと共に、各種の強度、水蒸気その他のガスバリヤー性、耐久性、熱封緘性、電極端子との熱接着性など様々な性能、耐性に関する要求がある。
【0004】
このような要求に応えるためには、内面側に熱接着性樹脂層を積層したプラスチックフィルムを主とする積層シートで電池ケースを形成することが早道と考えられ、種々研究しているが、例えば、水分の遮断性についても、電解液への水分の侵入を極力少なくするためには、単に外部からの水分の侵入を防ぐだけでなく、電池ケースの材料、特にその内面側の材料は、それ自体、吸湿性、水分吸着性が低く、水分含有量の少ないことが好ましい。
【0005】
ここで、外部からの水分の侵入を防ぐためには、例えば、積層シートの中間層にアルミニウムなどの金属箔を積層することが簡単で確実な方法である。
しかし、アルミニウムなどの金属箔を積層した場合、それが中間層であっても、積層シートの端部には金属箔が露出する。
従って、この積層シートを袋状に加工して電池ケースにすると、その開口部の端部において、内部から外側に延長された電極端子と、露出した金属箔とが接近した位置にあるため、電極端子が折れ曲がると、ケースの金属箔と接触しショートする恐れがあり、安全性の点では問題があった。
【0006】
また、積層シートの最内層に用いる熱接着性樹脂は、それ自体同士が熱接着性を有すると同時に、例えば、内部から開口部を通して外側に延長される電極端子が、銅やアルミニウムなどの裸の金属箔などで形成される場合は、これらの金属に対しても熱接着性を有することが必要であり、このためには特に酸変性ポリオレフィン系樹脂、アイオノマーなどが適している。
しかし、このような樹脂は、自己同士の熱接着性と共に、金属に対する熱接着性も有するが、同時に水分に対する親和性も若干生じてくるため、例えば、多湿の環境下で長期間保存すると吸湿する恐れがあり、その取り扱いには注意を必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、軽くて薄く、各種の強度や耐性、およびその耐久性のほか、水蒸気その他のガスバリヤー性、熱封緘性、電極端子との熱接着性などの性能に優れると共に、電池ケースの端部にシートの金属箔層が露出することを防止でき、安全性が高く、且つ、シートの内面に積層される熱接着性樹脂層の水分吸収能をできるだけ少なくし、内部に収納される電池の構成材料に対して、水分の影響をできるだけ与えないようにした電池ケース用シートを生産性よく提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項1に記載した発明は、電極と該電極に接続された電極端子及び電解質からなる電池構成材料と、電池構成材料を包装する電池ケース用シートとからなり、前記電池構成材料を前記電極端子が外部に突出するよう電池ケース用シートの周囲の端縁部を熱接着することで密封包装した電池であって、前記電池ケース用シートが下記(1)〜(3)のいずれかの構成の積層体で形成されており、前記端縁部の端面において金属箔層の端面が金属箔層の一方の面または両方の面に隣接して積層されるポリオレフィン系樹脂層により被覆されており、前記電池ケース用シートの周囲の端縁部において、前記電極端子が外部に突出する部分では熱接着性樹脂層と電極端子との間が熱接着されているとともに、前記電極端子が外部に突出しない部分では熱接着性樹脂層同士が熱接着されていることを特徴とする電池からなる。
(1)第1の基材フィルム層/ポリオレフィン系樹脂層/金属箔層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)
(2)第1の基材フィルム層/金属箔層/ポリオレフィン系樹脂層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)
(3)第1の基材フィルム層/ポリオレフィン系樹脂層/金属箔層/ポリオレフィン系樹脂層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)
【0009】
上記構成の電池ケース用シートは、内面の熱接着性樹脂層同士が内側に接するように重ね合わせ、周囲の端縁部をヒートシールして一端が開口する袋状の電池ケースとし、内部に正負の電極や電解質などの電池の構成材料を収納すると共に、電極端子を内部からケースの外側に延長し、開口部をシートの熱接着性樹脂層同士、および熱接着性樹脂層と電極端子との間でヒートシールして密封し、電池を形成するものである。
【0010】
前記のような構成を採ることにより、中間層の金属箔層が優れた水蒸気その他のガスバリヤー性を付与し、その両側の第1および第2の基材フィルム層が、各種の強度や耐性を付与すると共に、金属箔層を保護し、そのひび割れやピンホールの発生を防止するので良好なバリヤー性が維持される。
【0011】
また、金属箔層とその両側の基材フィルム層との間には、そのいずれか一方、または両方の間にポリオレフィン系樹脂層が、10〜100μmの厚さで金属箔層と隣接するように積層されている。このポリオレフィン系樹脂は、熱接着性がよく、また、融点もしくは軟化点が比較的低く熱流動性に優れている。
従って、積層シートの端縁部をヒートシールして電池ケースを作製する際、特に、その開口部をシールする際、その端部を含む領域を、やや強目の条件(高い温度や圧力)でヒートシールすることにより、このポリオレフィン系樹脂層は、熱流動性がよく、且つ十分な厚さを有するため、加熱軟化されて端面に押し出され、そこに露出している金属箔層が覆い隠される。
その結果、内部から外側に延長される電極端子が折れ曲がった場合でも、電極端子は、シートの金属箔層と接触することがなく、安全性が向上される。
【0012】
そして、シートの最内層には熱接着性樹脂層が積層されているので、袋状の電池ケースの形成、および、その内部に電池の構成材料を収納した後の開口部の封止に際して、ヒートシールにより容易に熱接着させ、密封することができる。
【0013】
請求項2に記載した発明は、前記積層体の第1の基材フィルム層、第2の基材フィルム層が、それぞれ2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムまたは2軸延伸ナイロンフィルムまたは2軸延伸ポリプロピレンフィルムのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の電池である。
以下、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムはPETフィルム、2軸延伸ナイロンフィルムはONフィルム、2軸延伸ポリプロピレンフィルムはOPPフィルムと略記する。
【0014】
上記PETフィルム、ONフィルム、OPPフィルムは、引っ張り強度、折り曲げ強度、衝撃強度、突き刺し強度などの強度と共に、耐水性、耐薬品性、耐溶剤性のほか、耐擦傷性、耐熱性、耐寒性などの耐性、およびその耐久性などに優れるほか、印刷、ラミネートなどの加工性もよく、また、汎用フィルムとして需給が容易で安価であり経済性にも優れている。
従って、上記のような構成を採ることにより、前記請求項1に記載した発明の作用、効果に加えて、総合的に優れた性能の電池ケース用シートを生産性よく安価に提供することができる。
【0015】
請求項3に記載した発明は、前記金属箔層に隣接して積層されるポリオレフィン系樹脂層が、酸変性ポリオレフィン系樹脂、またはシングルサイト触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電池からなる。
【0016】
このような構成をとることにより、前記請求項1または2に記載した発明の作用、効果に加えて、酸変性ポリオレフィン系樹脂や、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体は、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンと比較して、融点もしくは軟化点が低く、熱流動性がよいため、前記シート端縁部のヒートシールにより、一層容易にシートの端面に押し出して金属箔層の端部を覆い隠すことができる。
特に、酸変性ポリオレフィン系樹脂は、金属箔層との熱接着性にも優れるため、押し出しラミネーション法によっても、積層強度に優れた積層シートが得られ、また、シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体は、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定しており、低温ヒートシール性、熱間シール性に優れる特徴を有するため、ヒートシールによるシート端面への押し出しが容易であり、いずれも金属箔の端部隠蔽用に好適に使用することができる。
【0017】
請求項4に記載した発明は、前記積層体の最内層の熱接着性樹脂層が、酸変性ポリオレフィン系樹脂単独の層、またはポリオレフィン系樹脂層と酸変性ポリオレフィン系樹脂層との積層体で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電池からなる。
【0018】
上記積層体の最内層の熱接着性樹脂には、ポリエチレンのほか、種々のポリオレフィン系樹脂を使用できるが、特に酸変性ポリオレフィン系樹脂は、自己同士の熱接着性と同時に、金属に対しても良好な熱接着性を有している。
従って、上記のような構成を採ることにより、前記請求項1乃至3に記載した発明の作用、効果に加えて、先ず、熱接着性樹脂層を酸変性ポリオレフィン系樹脂単独の層で形成した場合は、袋状の電池ケースの開口部に、電極端子として裸の金属箔などが介在した場合でも、ヒートシールにより良好に熱接着させ密封することができる。
【0019】
そして、熱接着性樹脂層をポリオレフィン系樹脂層と酸変性ポリオレフィン系樹脂層との積層体で形成した場合は、酸変性ポリオレフィン系樹脂層の厚さを相対的に薄くできるので、保存条件などで万一、酸変性ポリオレフィン系樹脂層が吸湿するようなことがあっても、その量は微量であり、前記電極端子の金属との良好な熱接着性を維持しつつ、内部の電池の構成材料に対する水分の影響も少なくすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の電池ケース用シートの製造に用いる材料、およびその加工方法など実施の形態について説明する。
本発明の電池ケース用シートは、前述したように中間層に水蒸気その他のガスバリヤー性に優れた金属箔層を用い、そのいずれか一方の面、または両方の面に隣接するように厚さ10〜100μmのポリオレフィン系樹脂層を積層し、その両側に各種の強度および耐性に優れた第1、または第2の基材フィルム層を積層し、更に、最内層に熱接着性樹脂層を積層して構成したものである。
【0021】
上記の構成において、水蒸気その他ガスバリヤー性を付与する中間層の金属箔層にはアルミニウム箔、銅箔などを好適に使用することができる。中でもアルミニウム箔は比較的安価であり、貼り合わせなどの加工性にも優れていることから特に好ましく使用できる。
このような金属箔層の厚さは5〜25μmが適当である。厚さが5μm未満の場合は、ピンホールが多くなりバリヤー性が低下するため好ましくない。また、25μmを超える厚さは、既に充分なバリヤー性を有するため必要性がなく、むしろ塑性変形を生じ易く、経済性の面で不利となるため好ましくない。
例えば、金属箔層に厚さ9μmのアルミニウム箔を用いた場合、水蒸気透過度0.01g/(m2 ・24hrs)、(40℃、90%RH)以下の性能が充分に得られ、更にこれをレベルアップすることも容易である。
【0022】
金属箔層に隣接して積層するポリオレフィン系樹脂層は、先にも説明したように、電池ケースの開口部などシートの端縁部のヒートシールにより、この樹脂をシートの端面に押し出して、そこに露出する中間層の金属箔層を覆い隠すために設けるものであり、そのためには、厚さは10〜100μmであることが好ましい。
【0023】
厚さが10μm未満の場合は、ヒートシールにより開口部などシートの端面に押し出して金属箔層を覆い隠すことが難しくなるため好ましくない。また、100μmを超える厚さは、過剰であり、熱伝導のためにヒートシール時間を長くする必要を生じ、生産性を低下させると同時に経済性の面でも不利となるため好ましくない。
上記ポリオレフィン系樹脂層は、適度の厚さを有すると同時に、熱流動性がよく、また、熱接着性のよいことも必要であり、使用する樹脂としては、ポリエチレン、またはその共重合体、或いは、それらにオレフィン系エラストマーをブレンドした樹脂などが挙げられる。例えば、ポリエチレンを用いる場合は、密度が0.910〜0.940g/cm3 で、MFI(メルトフローインデックス)が4.0〜14.0g/10min.の範囲のものが好ましい。
そして、特に熱流動性や、金属との熱接着性を重視する場合は、酸変性ポリオレフィン系樹脂、または、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体を用いることが好ましい。
【0024】
上記酸変性ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体のほか、ポリエチレン、ポリプロピレン、または、それらの共重合体であるエチレンとプロピレンもしくはその他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、或いは、これらの三元共重合体などのポリオレフィン系樹脂を、アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、イタコン酸、無水イタコン酸などの不飽和カルボン酸、或いは、その無水物で、グラフト重合変性した樹脂などを使用することができる。
上記においてカルボン酸基を有するものは、Na + 、Zn2+ などの金属イオンで架橋したアイオノマーも好適に使用できる。
【0025】
前記酸変性ポリオレフィン系樹脂の酸成分含有量は、0.01〜10重量%の範囲が好ましい。酸成分含有量が0.01重量%未満の場合は、金属に対する熱接着性向上効果が不足し、酸成分含有量が10重量%を超える場合は、製膜性が劣るため好ましくない。
【0026】
次に、前記第1および第2の基材フィルム層としては、例えばPETフィルム、ONフィルム、OPPフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリカーボネートフィルムなどを使用することができるが、各種の強度や耐性、および、その耐久性などを含めた各種性能と共に、加工性、経済性を加味した場合は、PETフィルム、ONフィルム、OPPフィルムが特に適している。
【0027】
ここでPETフィルム、ONフィルム、OPPフィルムの特性を比較すると、特別大きな差ではないが、PETフィルムは吸湿性が低く、剛性、引っ張り強度、耐擦傷性、耐熱性などに優れ、ONフィルムは吸湿性はやや高いが、柔軟性、引張り強度、突き刺し強度、折り曲げ強度、耐寒性などに優れている。また、OPPフィルムは特に吸湿性が低く防湿性に優れるほか、引張り強度、耐薬品性などに優れている。
このような基材フィルムの厚さは、5〜100μmが好ましく、12〜30μmが更に好ましい。
【0028】
最内層の熱接着性樹脂層は、積層シートを袋状に加工して電池ケースを作製する際、積層シートにヒートシール性を付与するものであり、基本的には自己同士の熱接着性を有し、内部に収納される電解液で膨潤したり、浸食されることがなく安定で、且つ、吸湿性が低く、電解液など電池の構成材料に水分の影響を与えないものが好ましい。
この点では、以下のようなポリオレフィン系樹脂、即ち、ポリエチレン、ポリプロピレンのほか、それらの共重合体であるエチレンとプロピレンもしくはその他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、或いは、これらの三元共重合体などを使用することができ、これらは単独で用いてもよく、また、二種以上をブレンドして使用してもよい。
【0029】
只、先にも説明したように、電池の構成材料をケース内に密封する際、ヒートシール部に電極端子として裸の金属箔などが介在することがあり、このような場合には、更に金属箔に対する熱接着性が必要となる。
以上のような要求を略満足させ得る熱接着性樹脂としては、先に金属箔層に隣接して積層されるポリオレフィン系樹脂の中で説明した酸変性ポリオレフィン系樹脂があり、これらを使用することができる。
只、酸変性ポリオレフィン系樹脂は、その酸変性により、金属に対する熱接着性を向上させることができるが、それと同時に水分に対する親和性が生じ、吸湿性がやや増加する傾向がある。
このため、最内層の熱接着性樹脂層に酸変性ポリオレフィン系樹脂を用いた場合、例えば多湿の環境下で長期間保存すると、僅かとは言え最内層が吸湿する恐れがあり、この点では、電解液など電池の構成材料に対してはマイナス要因となる。
【0030】
従って、最内層の熱接着性樹脂層は、酸変性ポリオレフィン系樹脂単独の層で形成するか、或いは、万一吸湿してもその量を少なくできるよう、ポリオレフィン系樹脂層と酸変性ポリオレフィン系樹脂層との積層体で形成し、最内面となる酸変性ポリオレフィン系樹脂層を薄くすることが好ましい。
この場合のポリオレフィン系樹脂層には、比較的広範囲のものを使用でき、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンのほか、それらの共重合体であるエチレンとプロピレンもしくはその他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、或いは、これらの三元共重合体などを使用することができ、これらは単独、または二種以上をブレンドして使用することができる。
【0031】
このような熱接着性樹脂層の厚さは、総厚で10〜100μmの範囲が適当であり、熱接着性樹脂層をポリオレフィン系樹脂層と酸変性ポリオレフィン系樹脂層との積層体で形成する場合は、酸変性ポリオレフィン系樹脂層の厚さは、1〜50μmが好ましく、5〜25μmが更に好ましい。
酸変性ポリオレフィン系樹脂層の厚さが1μm未満の場合は、金属に対する熱接着性の向上効果を充分に得られず、また製膜自体も難しくなるため好ましくない。また、酸変性ポリオレフィン系樹脂層の厚さが50μmを超える場合は、吸湿した時の水分量の抑制効果が少なくなるため好ましくない。
【0032】
本発明の電池ケース用シートは、以上のような各層、即ち、第1、第2の基材フィルム層、金属箔層、金属箔層に隣接して積層されるポリオレフィン系樹脂層、そして、熱接着性樹脂層を、公知の押し出しラミネーション法、ドライラミネーション法、単層または多層共押し出しコート法などを適宜利用して積層することにより製造することができる。
積層方法および積層の順序は、必ずしも限定されず、積層シートの性能、生産性、ロス率などを考慮して自由に選定することができる。
【0033】
請求項1に記載した発明の電池ケース用シートの(1)の構成、即ち、第1の基材フィルム層/ポリオレフィン系樹脂層/金属箔層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)の場合は、例えば、押し出しラミネーション法により、第1の基材フィルム層と金属箔層との間に所定の厚さでポリオレフィン系樹脂を溶融押し出しし、圧着して積層し、次いで、その金属箔層面にドライラミネーション法で第2の基材フィルム層を積層し、更に、その第2の基材フィルム面に、単層または多層共押し出しコート法により、熱接着性樹脂層を押し出しコートして積層し、電池ケース用シートを製造することができる。
【0034】
また、最内層の熱接着性樹脂層をポリオレフィン系樹脂層と酸変性ポリオレフィン系樹脂層との積層体で形成する場合は、多層インフレーション成形法などで予め両者の積層フィルムを所定の厚さで作製しておいて、そのポリオレフィン系樹脂層面を前記積層シートの第2の基材フィルム層面にドライラミネーション法で貼り合わせて積層することもできる。この点は、以下の(2)、(3)の構成においても同様である。
尚、上記押し出しラミネート、および、押し出しコートの際、それぞれの積層面に、必要に応じてアンカーコート(プライマーコートの一種)を施し、接着強度を向上させることができる。
【0035】
そして、(2)の構成、即ち、第1の基材フィルム層/金属箔層/ポリオレフィン系樹脂層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)の場合は、例えば、ドライラミネーション法により、第1の基材フィルム層と金属箔層とを貼り合わせ、次いで、その金属箔層面と第2の基材フィルム層面とを、押し出しラミネーション法により、両者の間にポリオレフィン系樹脂を溶融押し出しして圧着、積層し、更に、その第2の基材フィルム層面に、前記(1)の構成の場合と同じ方法で、熱接着性樹脂層を積層して電池ケース用シートを製造することがで
きる。
【0036】
また、(3)の構成、即ち、第1の基材フィルム層/ポリオレフィン系樹脂層/金属箔層/ポリオレフィン系樹脂層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)の場合も、前記(1)、(2)と類似した構成であり、同様に押し出しラミネーション法、またはドライラミネーション法、単層または多層共押し出しコート法を適宜利用して積層し、電池ケース用シートを製造することができる。
尚、前記(1)、(2)、(3)の構成において、金属箔層に隣接して積層されるポリオレフィン系樹脂層を予めインフレーション成形法などで所定の厚さに製膜してもよく、その場合は、それぞれの間をドライラミネーション法で貼り合わせることにより積層することができる。
【0037】
【実施例】
以下、実施例の図面に基づいて本発明を更に具体的に説明する。
但し、本発明はこれらの図面に限定されるものではない。また、図面に付した符号は、異なる図面においても同じ名称の部分には同じ符号を用いた。
【0038】
図1、図2、図3は、それぞれ本発明の電池ケース用シートの一実施例の構成を示す模式断面図である。
図1に示した電池ケース用シート10は、前記請求項1に記載した発明の(1)の構成に相当し、外側から順に、第1の基材フィルム層1a 、ポリオレフィン系樹脂層3a 、金属箔層2、第2の基材フィルム層1b 、そして、熱接着性樹脂層4を積層して構成したものである。
図2に示した電池ケース用シート20は、前記請求項1に記載した発明の(2)の構成に相当し、外側から順に、第1の基材フィルム層1a 、金属箔層2、ポリオレフィン系樹脂層3b 、第2の基材フィルム層1b 、そして、熱接着性樹脂層4を積層して構成したものである。
また、図3に示した電池ケース用シート30は、前記請求項1に記載した発明の(3)の構成に相当し、外側から順に、第1の基材フィルム層1a 、ポリオレフィン系樹脂層3a 、金属箔層2、ポリオレフィン系樹脂層3b 、第2の基材フィルム層1b 、そして、熱接着性樹脂層4を積層して構成したものである。
【0039】
以上、図1〜図3に示した構成の電池ケース用シート10、20、30において、第1の基材フィルム層1a と第2の基材フィルム層1b には、PETフィルム、ONフィルム、OPPフィルムのいずれかを用いることが好ましい。
本発明の電池ケース用シートでは、袋状に形成された電池ケースの開口部に金属箔などからなる電極端子が介在し、且つ開口部の端縁部を強目の条件でヒートシールすることから、特に、第2の基材フィルム層1b は、ヒートシールの際、電極端子部で断裂されるようなことがなく、シートの中間層の金属箔層を確実に防御できることが必要であり、そのためには機械的強度と耐熱性に優れることが必要である。この点では上記の中でもPETフィルムが特に好ましい。
そして、第1の基材フィルム層1a と第2の基材フィルム層1b には、同種のフィルムを用いてもよく、また、異種のフィルムを組み合わせて用いてもよい。
金属箔層2には、アルミニウム箔を用いることが好ましく、これに隣接して積層されるポリオレフィン系樹脂層3a 、3b の厚さは、10〜100μmの範囲である。
【0040】
そして、熱接着性樹脂層4は、ポリオレフィン系樹脂単独の層で形成することもできるが、先に説明したように電極端子に裸の金属箔などが用いられる場合は、これとの熱接着性もよくするために、酸変性ポリオレフィン系樹脂で形成することが好ましく、また、酸変性ポリオレフィン系樹脂の水分吸収に対する安全性を高めるためには、ポリオレフィン系樹脂層と酸変性ポリオレフィン系樹脂層との積層体で形成することが更に好ましい。
【0041】
図1〜図3に示した積層構成の代表的な具体例としては、下記のような構成が挙げられる。
(図1の構成の例)
▲1▼PETフィルム(厚さ12μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ50μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
▲2▼ONフィルム(厚さ15μm)/シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体(厚さ50μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
▲3▼OPPフィルム(厚さ20μm)/シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体(厚さ40μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
【0042】
(図2の構成の例)
▲1▼PETフィルム(厚さ12μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ50μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
▲2▼ONフィルム(厚さ15μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体(厚さ50μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
▲3▼OPPフィルム(厚さ20μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体(厚さ40μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
【0043】
(図3の構成の例)
▲1▼PETフィルム(厚さ12μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ30μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ30μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
▲2▼ONフィルム(厚さ15μm)/シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体(厚さ30μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体(厚さ30μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
▲3▼OPPフィルム(厚さ20μm)/シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体(厚さ30μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体(厚さ30μm)/PETフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ30μm)/酸変性ポリオレフィン系樹脂層(厚さ10μm)〔最内層〕
【0044】
このような構成を採ることにより、電池ケース用シート10、20、30は、中間層の金属箔層4の両側が第1の基材フィルム層1a と第2の基材フィルム層1b とで保護されるため、両側の第1および第2の基材フィルム層1a 、1b により、引っ張り強度、衝撃強度、突き刺し強度、折り曲げ強度などの優れた機械的強度のほか、耐擦傷性、耐水性、耐薬品性や、耐熱性、耐寒性などの優れた耐性が付与されると同時に、金属箔層2(例えばアルミニウム箔層)により、水蒸気その他の優れたガスバリヤー性が確実に付与され、更に、最内層の熱接着性樹脂層4を酸変性ポリオレフィン系樹脂単独の層、またはポリオレフィン系樹脂層と酸変性ポリオレフィン系樹脂層との積層体で形成することにより、前者の場合は自己同士の熱接着性と同時に金属に対する熱接着性も付与され、後者の場合は更に吸湿に対する安全性も高められる。
【0045】
また、金属箔層2と、第1の基材フィルム層1a または第2の基材フィルム1b のいずれか一方の間、または両方の間には、金属箔層2に隣接するようにポリオレフィン系樹脂層3a 、3b が10〜100μmの厚さで積層されているので、袋状に加工された電池ケースの開口部をヒートシールする際、開口端を含む領域をやや強目の条件でヒートシールするだけで、このポリオレフィン系樹脂層3a 、3b の一部が端面に押し出され、そこに露出する金属箔層2の端面を覆い隠すことができる。従って、電池ケースの内部から、開口部を通して外側に延長される電極端子が折れ曲がった場合でも、金属箔層2と接触することはなく、電池の安全性を向上できる。
【0046】
以上、図1〜図3に示した構成の電池ケース用シート10、20、30において、表面に文字、絵柄などの印刷を施す場合には、最外層の第1の基材フィルム層の内面(積層面)に所謂裏刷り方式で予め印刷しておいて、この面に他の層を積層して、電池ケース用シートを完成させることにより、表面の摩擦などで画像が損なわれることがなく、耐擦傷性に優れた印刷画像を形成することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、軽量で薄く、柔軟性があり、各種の機械的強度や耐性のほか、水蒸気その他のガスバリヤー性、熱封緘性などの性能および加工性に優れると共に、内部に収納される電池の構成材料に対して水分の影響を与えることがなく、更に、電池ケースの内部から外側に延長される金属箔などによる電極端子が折れ曲がった場合にも、電池ケース用シートの中間層に積層された金属箔層と接触するようなことがなく、安全性にも優れた電池ケース用シートを生産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池ケース用シートの第1の実施例の構成を示す模式断面図である。
【図2】本発明の電池ケース用シートの第2の実施例の構成を示す模式断面図である。
【図3】本発明の電池ケース用シートの第3の実施例の構成を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1a 第1の基材フィルム層
1b 第2の基材フィルム層
2 金属箔層
3a 、3b ポリオレフィン系樹脂層
4 熱接着性樹脂層
10、20、30 電池ケース用シート

Claims (4)

  1. 電極と該電極に接続された電極端子及び電解質からなる電池構成材料と、電池構成材料を包装する電池ケース用シートとからなり、前記電池構成材料を前記電極端子が外部に突出するよう電池ケース用シートの周囲の端縁部を熱接着することで密封包装した電池であって、
    前記電池ケース用シートが下記(1)〜(3)のいずれかの構成の積層体で形成されており、前記端縁部の端面において金属箔層の端面が金属箔層の一方の面または両方の面に隣接して積層されるポリオレフィン系樹脂層により被覆されており、前記電池ケース用シートの周囲の端縁部において、前記電極端子が外部に突出する部分では熱接着性樹脂層と電極端子との間が熱接着されているとともに、前記電極端子が外部に突出しない部分では熱接着性樹脂層同士が熱接着されていることを特徴とする電池。
    (1)第1の基材フィルム層/ポリオレフィン系樹脂層/金属箔層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)
    (2)第1の基材フィルム層/金属箔層/ポリオレフィン系樹脂層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)
    (3)第1の基材フィルム層/ポリオレフィン系樹脂層/金属箔層/ポリオレフィン系樹脂層/第2の基材フィルム層/熱接着性樹脂層(最内層)
  2. 前記積層体の第1の基材フィルム層、第2の基材フィルム層が、それぞれ2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムまたは2軸延伸ナイロンフィルムまたは2軸延伸ポリプロピレンフィルムのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の電池。
  3. 前記金属箔層に隣接して積層されるポリオレフィン系樹脂層が、酸変性ポリオレフィン系樹脂、またはシングルサイト触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電池。
  4. 前記積層体の最内層の熱接着性樹脂層が、酸変性ポリオレフィン系樹脂単独の層、またはポリオレフィン系樹脂層と酸変性ポリオレフィン系樹脂層との積層体で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電池。
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