JP4522432B2 - サンプルインジェクション用ニードルユニットおよびそれを用いたシリンジのサンプル吸引、洗浄装置 - Google Patents

サンプルインジェクション用ニードルユニットおよびそれを用いたシリンジのサンプル吸引、洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4522432B2
JP4522432B2 JP2007131459A JP2007131459A JP4522432B2 JP 4522432 B2 JP4522432 B2 JP 4522432B2 JP 2007131459 A JP2007131459 A JP 2007131459A JP 2007131459 A JP2007131459 A JP 2007131459A JP 4522432 B2 JP4522432 B2 JP 4522432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
injection
syringe
needle
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007131459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007309938A (ja
Inventor
浩 比毛
泰彦 板東
史彦 碓井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AMR Inc
Original Assignee
AMR Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AMR Inc filed Critical AMR Inc
Publication of JP2007309938A publication Critical patent/JP2007309938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4522432B2 publication Critical patent/JP4522432B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

本発明はオートサンプラーのサンプルインジェクションシリンジのサンプル吸引、洗浄装置および方法に関する。
近年、生物医学及び薬学分野において高感度で高処理量の質量分析へのニーズが高まっている。質量分析計の検出感度の向上に伴い、オートサンプラーを使った連続インジェクションにおける検体のキャリーオーバーを低減させる努力が、データの精度を確保するため、より一層必要になってきている。キャリーオーバーを低減するためのニードル及びシリンジの洗浄方法の確立に向けた多大な努力にもかかわらず、キャリーオーバーの問題を克服するのは困難であった。
従来のオートサンプラーに用いるサンプルインジェクションシリンジ5は、例えば図4(A)に示すように、サンプルインジェクションニードル1と、これに連結して設けられたバレル2と、および該バレルの内壁に適合するように設けられたプランジャー3とからなる。またこのサンプルインジェクションシリンジ5の洗浄装置は、図4(B)に示すように、該シリンジ5のニードル1を挿入するインジェクションポート7と、該インジェクションポート7に連結されたインジェクションバルブ9と、該インジェクションバルブ9に三叉継手11および管路13A、Bを介してそれぞれ連結された洗浄溶媒供給手段15A、Bとからなる。
洗浄溶媒供給手段15A、Bは、溶媒容器25A、Bと、該容器にそれぞれ連結され、ライン13A、Bおよび三叉継手11を介してインジェクションバルブ9に溶媒を送液するためのポンプ27A、Bとを有する。インジェクションバルブ9は、それぞれ前記の洗浄系管路、インジェクションポート7、分離カラム29、および溶離液調整用ミキサー31にそれぞれ連結され、インジェクションシリンジ5の洗浄、カラム29へのサンプルの注入、ミキサー31からの溶離液の供給を選択的に行なう切替機能を有する。なお、図中、33は、カラム29出口に連結されたディテクター、37A、Bは、それぞれ容器39A、Bの溶離液をミキサー31に供給するためのポンプを示す。
サンプルインジェクションシリンジ5へのサンプルの供給は、サンプル溶液中にニードル1を浸漬し、シリンジ内のプランジャー3を引き上げ、所定量のサンプルをシリンジのバレル内に吸引することによって行なわれる。次いでサンプルインジェクションシリンジ5のニードル1をインジェクションポート7に挿入し、インジェクションバルブ9をロードの経路(バルブ9の破線)に切換えて、吸引したサンプルをループに注入し、インジェクションバルブをインジェクションの経路(バルブ9の実線)に切換えて、サンプルを分析系に導入する。以下、常法に従ってサンプルのカラム分析操作が行われる。
サンプルインジェクションシリンジ5およびその関連系統を洗浄するには、インジェクションシリンジ5が挿入されているインジェクションポート7に、バルブ9のループを合わせ、図4に示すような洗浄モードにする。次いで容器25A、Bからポンプ27A、Bにより、ライン13A、Bおよび三叉継手11を介して洗浄溶媒A、Bを順次インジェクションバルブ9からインジェクションポート7に供給する。インジェクションシリンジ5の洗浄は、インジェクションシリンジ5のニードル1をインジェクションポート7の溶媒中に没入させ、溶媒をニードル1を通してシリンダー3内に吸い込み、吐出することにより行なわれる。
上記装置においては、先ずインジェクションシリンジ5については、サンプルがニードル1からバレル2内に吸引されるので、サンプル吐出(注入)後、サンプルがバレル2とニードル1の接続部や、バレル2の内壁に残存し、溶媒洗浄後もキャリーオーバーとして次のサンプル測定に影響するという問題があった。また上記洗浄系統についても、溶媒AおよびBが三叉継手11を介してインジェクションバルブ9に供給されるため、例えば溶媒Aをポンプ27Aにより供給している時に、他の溶媒Aが三叉継手11を介して溶媒Bの流路に逆流したり、また同様にポンプ27Bの作動時にも同様な現象を生じ、溶媒A、Bのそれぞれの洗浄効率を悪化させるという問題があった。またインジェクションポート7については、サンプル沈入(吐出)後、シリンジ5内に溶媒を吸引して洗浄する際、残存したサンプルが洗浄溶媒中に混入し、シリンジ内部とニードルユニット内部、外部を汚染してしまうという問題がある。
上述のように既存のオートサンプラーは、吸引装置(通常はシリンジ)に直接またはフレキシブルチューブを介して接続されたニードルで検体溶液の吸引・注入を行うが、キャリーオーバーの問題は、まずサンプルインジェクションシリンジにおいて、サンプルを洗浄溶媒で完全に置換することが困難であり、また洗浄溶媒の供給系においても、溶媒同士の混入など、洗浄の効率性に問題があることから、完全な解決は困難であった。
本発明の課題は、上記問題を解決し、試料のキャリーオーバーを可及的に最少限にするサンプルインジェクションシリンジのニードルユニット、および洗浄用溶媒同士の混入、残存サンプルによる汚染の拡大等を回避することができる、サンプルインジェクションシリンジのサンプル吸引、洗浄装置および方法を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明者は、シリンジ本体やチューブの内壁面・プランジャー先端などサンプル吸引装置のパーツの接触部分がキャリーオーバーの原因であることを発見し、吸引されたサンプル溶液がニードル内にとどまるようニードルの構造を改良し、この改良したニードルを新しく開発した効率的な洗浄方法と組み合わせて使用することにより、ほぼ完全にキャリーオーバーを防ぐことができた。すなわち、例えば従来のサンプルインジェクションシリンジ(図4(A))においては、ニードル1を介してサンプルをバレル2内に吸引するので、サンプルの注入後、洗浄触媒で置換、洗浄したとしても、サンプルはバレル2およびニードル1の内壁に残存し、特に表面積の大きいバレル2内に残存するサンプルがキャリーオーバーの主な原因となることを突きとめた。本発明は、このような知見に基づいてなされたもので、サンプルの吸引および注入に必要な内径および長さを有する吸引用ニードル部に、1回の検出に必要な試料を貯留するのに充分な容積を有する貯留用ニードル部を継ぎ目なしに連設し、これによりバレル内に試料が吸引されないようにし、上記問題を解決したものである。
すなわち、本願で特許請求される発明は以下のとおりである。
(1)サンプルを吸引するための開孔端を有する、細管からなる吸引用ニードル部と、該吸引用ニードル部に継目なしに連結された前記吸引用ニードル部の細管の内径Aよりも径大の内径Bを有する細管からなる液留用ニードル部とを有し、前記液留用ニードル部は注入するサンプルを保留するのに充分な容量を有するニードルユニットと、該ニードルユニットに直接または管路を介して接続されるサンプルインジェクションシリンジと、該サンプルインジェクションシリンジを挿入するインジェクションポートと、該インジェクションポートに連結されたインジェクションバルブと、該インジェクションバルブに管路を介して連結された複数の洗浄溶媒供給手段とを有する装置であって、前記サンプルインジェクションシリンジのバレル側壁に洗浄溶媒を注入するサイドポートを設け、また前記インジェクションバルブと洗浄溶媒供給手段の間の管路には洗浄ラインスイッチングバルブを設け、該スイッチングバルブを介して洗浄溶媒を前記インジェクションポートの内筒および前記バレル側壁に設けられたサイドポートにそれぞれ供給する管路を設けたことを特徴とするサンプルインジェクションシリンジのサンプル吸引、洗浄装置。
(2)前記ニードル部の内径Aが0.15〜0.45mmの範囲、および内径Bが0.15〜1.0mmの範囲にある(1)に記載の装置。
(3)前記インジェクションポートは、サンプルインジェクションシリンジが挿入される挿入孔と、該挿入孔を底部に有する内円筒と、その周囲に間隔を隔てて設けられた、前記内円筒よりも高い上端を有する外円筒と、該外円筒の底部に設けられた洗浄液排出口とを有することを特徴とする(1)に記載の装置。
(4)複数の洗浄溶媒をポンプによりスイッチングバルブおよびインジェクションバルブを介して、インジェクションポート、シリンジサイドポートおよびサンプル排出流路に送液して洗浄すると共に、洗浄溶媒をインジェクションポートの内円筒を溢流させ、該内円筒の溶媒中にニードルを抜き差しすることにより、ニードル外側を洗浄することを特徴とする(3)に記載の装置の洗浄方法。
(5)前記サンプルインジェクションシリンジにサンプルを吸引する際に、前記吸引用ニードル部の開口端から順次、溶媒、空気、サンプルおよび空気の各層を形成するようにサンプルを吸引し、該サンプル層をシリンジのバレル以下の液留用ニードル部内に保留することを特徴とする(1)または(2)に記載の装置のサンプル吸引方法。
本発明のサンプルインジェクションニードルユニットおよびシリンジによれば、吸引したサンプルがニードルの径大部(貯留用ニードル部)に保留され、そこから径小の吸引用ニードル部を通じて注入されるので、貯留用ニードル部の上流側にあるバレル部にはサンプルが入らず、サンプルをニードル部のみに限定して供給することができるので、残存サンプルによる汚染部分が少なく、サンプル注入後のシリンジおよび関連装置の洗浄効率を著しく高めることができる。また該ニードルユニットを用い、サンプルをエアサンドイッチで吸引して注入するようにすれば、サンプルによる装置の汚染をさらに低減することができる。
また本発明の洗浄装置によれば、複数の洗浄溶媒をシリンジのインジェクションポートおよびサイドインジェクションポートから導入し、洗浄溶媒をそれぞれ別の管路からシリンジのニードル部およびバレル部に供給して洗浄することができるので、洗浄溶媒同士の混入等による洗浄効率の低下を防止することができる。
図1は、本発明に用いるニードルユニットの説明図である。該ニードルユニット1は、サンプルを吸引するための開孔端4を有する吸引用ニードル部1Aと、該吸引用ニードル部1Aに継目なしに連結された、前記吸引用ニードル部1Aの内径Aよりも径大の内径Bを有する液留用ニードル部1Bと、該液留用ニードル部1Bの端部に設けられた、前記吸引装置に接続するためのアダプター6とを有する。前記液留用ニードル部1Bは注入したサンプル全部を保留するに充分な容量を有する。該ニードルユニット1は吸引装置に接続され、サンプルの吸引および注入に用いられるが、該吸引装置(シリンジ5)は、例えば図2(A)に示されるように、バレル2と、該バレル2に嵌挿されるプランジャー3とからなり、バレル2の下端には、図1のアダプター6を介して液留用ニードル部1Bの上端が取り付けられる。サンプルの吸引および注入は、該シリンジ5のプランジャー3を上下に移動することにより行なわれる。サンプル吸引の際、サンプルは吸引用ニードル部1Aから液留用ニードル部1Bに吸い上げられるが、液留用ニードル部1Bを径大とし、サンプル全部を保留する充分な容量としているので、吸引されたサンプルはバレルまで到達せずに保持され、従ってバレル内壁、プランジャー等に対する洗浄後の残存サンプルの影響をなくすことができ、洗浄時のサンプルのキャリーオーバーを著しく低減することができる。
本発明のシリンジ5を用いてサンプルを吸引する際には、図3に示すように、吸引用ニードル部1Aの開口端から、溶媒、エア(空気)、サンプル、エアの順に各層を形成するように、いわゆるエアサンドイッチの形で、サンプルを吸引することが好ましい。この場合上下の空気層の容量はそれぞれ1〜5μlが好ましい。また上記の観点から、吸引用ニードル部1Aの内径は0.15〜0.45mmの範囲が好ましい。吸引用ニードル部1Aの内径が小さすぎると、サンプルの吸引が円滑に行なわれず、また大きすぎると、溶媒とエアの層が混ざり合ったり、逆転してサンプルが溶媒で希釈され、安定したサンプルの注入が行なわれなくなる。
一方、液留用ニードル部1Bは、1回で注入するサンプルを保留するのに充分な容量を有していればよいが、具体的には、長さLが15〜100mm、内径Bが0.15〜1.0mmの範囲が好ましい。内径Bが小さすぎると容積を充分とることができず、また大きすぎると、サンプル吸入時にエアサンドイッチ吸引の動作を行っても、空気層が移動して、エアサンドイッチが行なわれないことがあり、溶媒層とサンプル層の逆転現象を生じることがある。
吸引用ニードル部1Aと、液留用ニードル部1Bとは、継ぎ目の無い段差部を介して一本のステンレスチューブで構成することが好ましい。また非特異的な検体吸着を防止するために、ニードル内壁には電解研磨処理を施すことが好ましい。ニードル内壁に電解研磨処理を施すことは、金属表面に電解による新しい平滑面が形成され、均一な酸化被膜が形成されるので、ニードルの汚染やキャリーオーバーの防止に特に有効である。
上記液留用ニードル部1Bの端部(図面上の上端)に設けられるアダプター6は、該ニードル部1Bの端部を吸引装置、通常はシリンジの吸引部に気密下に接続できるものであれば、どのような形状、材質のものでもよい。材質は、通常、フッ素樹脂、耐触性ゴム、ステンレス材質のカシメ継手などがよい。
次に本発明のニードルユニットの使用方法を図面により具体的に説明する。
図2は、本発明のニードルユニットを用いた装置の洗浄システムの説明図である。
この装置は、図1に示したニードルユニット1を有するサンプルインジェクションシリンジ5と、該サンプルインジェクションシリンジ5を挿入するインジェクションポート7と、該インジェクションポート7に連結されたインジェクションバルブ9と、該インジェクションバルブ9に管路を介して連結された複数の洗浄溶媒供給手段15A、15Bとを有している点は図4の従来装置と同じであるが、下記の点で異なっている。すなわち、インジェクションポート7は、サンプルインジェクションシリンジ5が挿入される挿入孔21と、該挿入孔21を底部に有する内円筒17と、その周囲に間隔を隔てて設けられた、前記内円筒17よりも高い上端を有する外円筒19と、該外円筒19の底部に設けられた洗浄液排出口23とからなり、内円筒17は、インジェクションシリンジ5のニードル1が挿入され、洗浄されるのに充分な寸法を有し、また外円筒19は、内円筒17の上端から洗浄溶媒を溢流させるため、内円筒よりも大きい高さを有する。
一方、前記シリンジ5のバレル2の側壁には洗浄溶媒を注入するサイドポート41が設けられ、また前記インジェクションバルブ9と洗浄溶媒供給手段15A、15Bの間の管路には洗浄ラインスイッチングバルブ40が設けられ、さらに該スイッチングバルブ40を介して洗浄溶媒を前記インジェクションポート7の内筒17と、前記バレル側壁に設けられたサイドポート41にそれぞれ供給する管路42、46、48を有している。インジェクションポート7とインジェクションバルブ9との接合部にはスリーブ(図示省略)が設けられ、ニードルが下端まで下がったときにこのスリーブでシールできるようになっている。
上記サンプルインジェクションシリンジおよびその関連機器を洗浄するには、容器25A、Bからポンプ27A,Bにより洗浄溶媒をインジェクションバルブ9を介してインジェクションポート7に導入する点は図4の装置と同じであるが、溶媒をスイッチングバルブ40を介して上記のようにインジェクションポート7に供給可能にすると共に、同じスイッチングバルブ40を介して溶媒をバレル側壁のサイドポート41からバレル2内に直接供給可能にした点で異なっている。
シリンジ5およびその関連系統を洗浄するには、シリンジ5が挿入されているインジェクションポート7に、バルブ9のループを合わせ、図2に示すような洗浄モードにする。次いで容器25A、Bからポンプ27A、Bにより、ライン13A、Bおよび三叉継手11を介して洗浄溶媒A、Bを順次インジェクションバルブ9からインジェクションポート7に供給する。インジェクションシリンジ5の洗浄は、インジェクションシリンジ5のニードル1をインジェクションポート7の溶媒中に没入させ、溶媒をニードル1を通してシリンジ5内に吸い込み、吐出することにより行なわれる。洗浄後の廃液は、外筒19の出口23から系外に排出または排出ポート(図示省略)に吐出する。なお、三叉継手11に連結されるライン13Cは、インジェクションポート7およびバルブ9内に残存するサンプルを最初に排出するときの廃液を流出させるためのウェストラインとして機能する。これはシリンジ5を溶媒を繰り返し洗浄する際の残存サンプルによる汚染を防止する上で有用である。
上記装置によれば、スイッチングバルブ40およびインジェクションバルブ9を介してシリンジ5に導入される洗浄溶媒は管路42を通る一種のみとなるので、従来装置のように逆流による溶媒同士の混合を回避することができる。またサンプルを排出するための管路43に絞り44を設けることにより、洗浄溶媒の供給流量を変えることも可能となる。一方、スイッチングバルブ40を介し、管路46、48およびティー(T字継手)50を通ってシリンジ2のサイドポート41に供給される溶媒は、インジェクションポート7を経由せず、直接バレル2内に供給されるので、他の溶媒との混合や残存サンプルによる汚染(キャリーオーバー)を極めて少なくすることができる。さらにインジェクションポート7およびサイドポート41への洗浄溶液の流路の切替は、スイッチングバルブ40により行なうので、逆流による溶媒やサンプルの混合は起こらず、またティー50をサンプルインジェクションシリンジ5に近接させて設けることができるので、溶媒の置換をすばやく行なうことができる。
上述のように本発明ではシリンジ5の洗浄を、ライン46および48、ティー50を経てポンプ27A,Bにより溶媒をサイドポート41からバレル2内に送液することができるので、従来のインジェクションシリンジの問題点であるニードル部分、シリンジのパレル部分、プランジャーチップ等にサンプルが接触し、特にパレル部分にサンプルが吸着し、洗浄してもその部分が残り易くなるという欠点をなくすことができる。さらに本発明では、液留用ニードル部1Bの内容量を大きくし、サンプルがシリンダのバレル部分に接触しない構造としたことに加え、ニードル部分の内面も継ぎ目のない一体加工を行い、かつ内面積を小さくするために、ニードル部分の内面も電解研磨をすることにより、さらに洗浄効率を高めることができる。またサンプル吸い込み時にサンプルを前述のようにエアサンドイッチにして吸引すれば、サンプルがプランジャーチップ等に接触せず、サンプルのキャリーオーバー率をさらに低減することができる。
次に図1のニードルユニットおよび図2の洗浄系統を用いた本発明の実施例について述べる。図2において、容器25Aおよび25Bの溶媒W1、W2は洗浄溶媒を示すが、このうちW1は、例えば液体クロマトグラフィでグラジエント開始の前にカラムのコンディショニングをおこなう場合の初期移動相と同じ溶媒が用いられ、またW2は、使用サンプルに対して洗浄効果の高い溶媒を用いることができる。これらの溶媒は一種類のみならず、数種類を使用することもできる。
本発明の洗浄装置の操作としては、(1)シリンジのコンディショニング、(2)サンプルの吸引、(3)インジェクションバルブの洗浄とニードル外側の洗浄、(4)インジェクションポートから溶媒排出、(5)サンプルのインジェクション、(6)ウェストラインの洗浄、(7)シリンジ内の部分洗浄、(8)シリンジ内のフルストローク洗浄、(9)シリンジ内のポンプ洗浄、(10)インジェクションバルブのバルブ洗浄、(11)バルブ流路切換え洗浄などがあり、これらについて以下に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)シリンジ5のコンディショニング
ポンプ27Aを作動させて、溶媒W1をスイッチングバルブ40を経由してインジェクションポート7の内円筒17を溶媒15Aで満たし、次にシリンジ5を移動させて、ニードルユニット1の先端部のみインジェクションポート7の内円筒17内に差込み、次にシリンジ5のプランジャー3を上下に動かして、シリンジ5内を溶媒W1を吸込み、吐出することにより、内部を洗浄すると同時にシリンジ5内の空気を追い出す。
(2)サンプルの吸引
ニードル吸引部1Aの先端に少量の空気を吸込むだ後、サンプル容器(バイヤル)にニードルを差込み、サンプルを吸引した後、サンプルが空気でサンドイッチされるように先端に空気を吸い込む。
(3)ループ洗浄とニードル外側洗浄
図2のインジェクションバルブをロード(破線)の経路に切換えて、ポンプ27Bにより溶媒W2をスウィッチングバルブ40およびインジェクションバルブ9を経由してインジェクションポート7の内円筒17に供給し、オーバーフローさせる。溶媒W2は洗浄性の高い溶媒なので、この溶媒が通ったルートを洗浄することができる。インジェクションポート内円筒の溶媒中にニードルを差込み、上下にストロークすることによりニードル1の外側洗浄を行う。この時サンプルはすでにニードルの中に保留されているが、下端側は空気層で隔離されているので、サンプルが洗浄溶媒W2に拡散することは無い。次に同じ経路にポンプ27Aにより溶媒W1を流して、上記経路のコンディショニングを行い、同様にニードルを内円筒17内に差込んで上下にストロークさせ、ニードル外側をコンディショニングした後、インジェクションバルブ9のポジションを元のポジション(インジェクション)に切替える。
(4)インジェクションポート7からの重力による溶媒の排出
ポンプ27A、Bが停止した状態で、インジェクションポート7の内円筒の溶媒を、水頭圧でインジェクションバルブ9および排出ライン44を通って排出させる。
(5)サンプルのインジェクション
サンプルのインジェクションは、ニードルの吸引部1Aをインジェクションポート7の下端まで差込み、このときニードルの下端に隙間ができないように、押さえつけた状態とし、インジェクションバルブ9のポジションを切替えて、ロード(破線)の経路とし、次にシリンジ5のプランジャー3を下降させ、サンプル注入後、インジェクションバルブ9のポジションを切替えてもとに戻す。
(6)ウェストライン43の洗浄
インジェクションしたサンプルは、インジェクションバルブ9内でライン43に一部排出される可能性があるので、ライン43が汚れている可能性がある。このためインジェクションが終了したら、ニードルはそのままの位置で、ポンプ27Bを作動させ、溶媒W2を流し、ライン42を通って、インジェクションバルブ9を洗浄し、その廃液をライン44から排出させる。
(7)シリンジ内の部分洗浄
ニードルをインジェクションポート7の内円筒に浅く差込み、ポンプ27Bから溶媒W2を上記内円筒17に満たした後、上記ニードル内に前に使用したサンプルを空気層でサンドイッチさせた合計の容量だけ洗浄溶媒W2を吸込み、次にシリンジ5を排出ポートに移動し、溶媒を吐出する。ここではシリンジのサンプルで汚れた部分だけ予め洗浄するが、洗浄溶媒をインジェクションポート7に供給するのみならず、インジェクションバルブ9内の洗浄も兼ねている。
(8)シリンジ内のフルストローク洗浄
前記シリンジ内洗浄と同じ工程で溶媒を吸い込み、このときプランジャー3はフルストロークの吸込みとし、吸込み、押出しを繰り返し洗浄とする。
(9)シリンジ内のポンプ洗浄
シリンジ5を溶媒排出ポートまで移動し、シリンジのプランジャー3をサイドポート41の開口位置にまでスライドさせ、溶媒W2をスウィッチングバルブを介して吸引し、溶媒W2をシリンジ内に流して洗浄を行う。
(10)インジェクションバルブ9の洗浄
シリンジ5をインジェクションポート7に移動してニードルをインジェクションポートの下端まで差し込む。次にシリンジ5のプランジャー3をサイドポートが開口する位置41までスライドさせ、ポンプ27Bから溶媒W2を流してシリンジのサイドポート41を通してシリンジ5、インジェクションバルブ9の洗浄を行う。次にポンプ27Aを作動させ、溶媒W1を上記と同様に流してシリンジ5、およびインジェクションバルブ9のコンディショニングを行う。次にプランジャーおよびシリンジ5をそれぞれ原点位置に戻す。
(11)バルブ流路の切換え洗浄
ライン42を経由してインジェクションバルブ9に溶媒W2を流し、バルブ内を洗浄する。このときに、インジェクションバルブのポジションを切替えて、バルブ内流路の洗浄を行う。ライン42を経由してインジェクションバルブにポンプ27Aで洗浄溶媒W1を流してバルブ内をコンディショニングする。次にインジェクションバルブ9のポジションを切替えて、バルブ内流路の洗浄を行った後、インジェクションバルブ9のポジションを元に戻す。
本発明のニードルにおけるキャリーオーバー率の測定
本発明のニードルユニットの性能を評価するために、レセルピン、イブプロフェン、クロルヘキシジンの3種類の化合物をHPLC/質量分析で以下のセットアップにより分析した。
質量分析計API 5000(Applied Biosystems/MDS Sciex、アプライドバイオシステム社製); オートサンプラーHTC-PAL (CTC Analytics、AG社製); ポンプ Agilent 1100 binary pump(アジレントテクノロジー社製); 溶出モード isocratic at 0.2 or 0.25 ml/min; wash 1 (W1) 溶媒 acetonitrile:2-propanol/8:2; wash 2 (W2) 溶媒 移動相と同じ; ダイリューター溶媒: acetonitrile containing 1% formic acid; インジェクションボリューム: 10 μl; カラム温度、室温、その他の条件は以下の通り。
Figure 0004522432
ESI, ACN, Q1 及び Q3 はそれぞれエレクトロスプレーによるイオン化、アセトにトリル、四重極1、 及び四重極 3, を示す。Cadenzaおよび Unisonはインタクト社のカラムの商品名である。
この実施例ではニードルの内面と外面及びシリンジ本体の内腔の洗浄にAMR 洗浄システムセットアップ して(図2)、キャリーオーバーの度合いを従来のニードル(22s gauge × 58 mm in length)と図1に示す本発明のニードル(吸引用ニードル部1Aの長さL35.8mm、内径A0.42mm、液留用ニードル部1Bの長さL22.5mm、内径B0.7mm)とで比較した。
1. 溶媒W2でシリンジ5を洗浄、
2. サンプル溶液のサンドイッチ吸引(溶媒W2 + 気泡+ サンプル+気泡)、
3. ニードル1の外側を溶媒W1とW2で洗浄、
4. ポンプから送られる溶媒W1とW2でインジェクションバルブ9およびサンプルループを徹底的に洗浄、
5. インジェクション、
6. 溶媒W1でシリンジ5を洗浄、
7. ポンプ27A、Bから送られる溶媒W1とW2でシリンジ5を徹底的に洗浄、
8. ポンプ27A、Bから送られる溶媒W1とW2でインジェクションバルブ9を徹底的に洗浄。
キャリーオーバー率 (%) は以下のように計算した。
まず、バックグラウンドのケミカルノイズのレベルを測定し (injection # 0) 、3種類の異なる濃度のサンプルを濃度が低い順にインジェクト(injections #1-#3)し分析した。最後に、3つのブランク(injections #4-#6)を測定した。キャリーオーバー率(%)は、Blank 1のピーク面積(B1)の、最高濃度サンプルのピーク面積(c)に対する比として算出した。結果を表2に示す。
Figure 0004522432
次に表3は、レセルピン、イブプロフェン、クロルヘキシジンの分析結果の比較を示す。イブプロフェンは陰イオンモードでの性能評価に使用され、クロルヘキシジンはキャリーオーバーを起こす傾向が強いことで知られている。 まずレセルピンとイブプロフェンで、従来のニードルと本発明のニードルにおけるキャリーオーバー率を比較した。両化合物とも本発明のニードルにおけるキャリーオーバーは実質的に検出されなかったが、従来のニードルではキャリーオーバーが顕著に発生していた。注目すべきは、従来の洗浄法ではキャリーオーバーを起こしやすいクロルヘキシジンのキャリーオーバーが検出されなかったことである。これらの結果は本発明のニードルが付いたシリンジを装備したAMR洗浄システムが高感度・ハイスループット分析におけるキャリーオーバー解消に大変効果的であることを示している。
Figure 0004522432
本発明のニードルユニットの構造を示す断面図。 本発明に用いるサンプルインジェクション装置の洗浄システムの説明図。 本発明のニードルユニットを用いたサンプルの吸引状態を示す説明図。 従来のサンプルインジェクション装置の洗浄システムの説明図。
符号の説明
1.ニードルユニット、1A. 吸引用ニードル部、1B. 液留用ニードル部、2.バレル、3.プランジャー、5.サンプルインジェクションシリンジ、7.インジェクションポート、9.インジェクションバルブ、15A,B.洗浄溶媒供給手段、40.スイッチングバルブ、41.サイドポート。

Claims (5)

  1. サンプルを吸引するための開孔端を有する、細管からなる吸引用ニードル部と、該吸引用ニードル部に継目なしに連結された前記吸引用ニードル部の細管の内径Aよりも径大の内径Bを有する細管からなる液留用ニードル部とを有し、前記液留用ニードル部は注入するサンプルを保留するのに充分な容量を有するニードルユニットと、該ニードルユニットに直接または管路を介して接続されるサンプルインジェクションシリンジと、該サンプルインジェクションシリンジを挿入するインジェクションポートと、該インジェクションポートに連結されたインジェクションバルブと、該インジェクションバルブに管路を介して連結された複数の洗浄溶媒供給手段とを有する装置であって、前記サンプルインジェクションシリンジのバレル側壁に洗浄溶媒を注入するサイドポートを設け、また前記インジェクションバルブと洗浄溶媒供給手段の間の管路には洗浄ラインスイッチングバルブを設け、該スイッチングバルブを介して洗浄溶媒を前記インジェクションポートの内筒および前記バレル側壁に設けられたサイドポートにそれぞれ供給する管路を設けたことを特徴とするサンプルインジェクションシリンジのサンプル吸引、洗浄装置。
  2. 前記ニードル部の内径Aが0.15〜0.45mmの範囲、および内径Bが0.15〜1.0mmの範囲にある請求項1に記載の装置。
  3. 前記インジェクションポートは、サンプルインジェクションシリンジが挿入される挿入孔と、該挿入孔を底部に有する内円筒と、その周囲に間隔を隔てて設けられた、前記内円筒よりも高い上端を有する外円筒と、該外円筒の底部に設けられた洗浄液排出口とを有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 複数の洗浄溶媒をポンプによりスイッチングバルブおよびインジェクションバルブを介して、インジェクションポート、シリンジサイドポートおよびサンプル排出流路に送液して洗浄すると共に、洗浄溶媒をインジェクションポートの内円筒を溢流させ、該内円筒の溶媒中にニードルを抜き差しすることにより、ニードル外側を洗浄することを特徴とする請求項3に記載の装置の洗浄方法。
  5. 前記サンプルインジェクションシリンジにサンプルを吸引する際に、前記吸引用ニードル部の開口端から順次、溶媒、空気、サンプルおよび空気の各層を形成するようにサンプルを吸引し、該サンプル層をシリンジのバレル以下の液留用ニードル部内に保留することを特徴とする請求項1または2に記載の装置のサンプル吸引方法。
JP2007131459A 2006-05-17 2007-05-17 サンプルインジェクション用ニードルユニットおよびそれを用いたシリンジのサンプル吸引、洗浄装置 Expired - Fee Related JP4522432B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US80069406A 2006-05-17 2006-05-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007309938A JP2007309938A (ja) 2007-11-29
JP4522432B2 true JP4522432B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=38842895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007131459A Expired - Fee Related JP4522432B2 (ja) 2006-05-17 2007-05-17 サンプルインジェクション用ニードルユニットおよびそれを用いたシリンジのサンプル吸引、洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4522432B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101851350B1 (ko) 2015-03-24 2018-04-23 동우 화인켐 주식회사 액체 시료 채취 장치

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH702498B1 (de) * 2008-05-13 2011-07-15 Ctc Analytics Ag Probenaufgabe- und Reinigungseinrichtung für HPLC-Geräte.
JP2010107389A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Shimadzu Corp オートサンプラ
JP6035603B2 (ja) * 2012-12-19 2016-11-30 株式会社日立ハイテクノロジーズ 試料導入装置
WO2019043907A1 (ja) * 2017-09-01 2019-03-07 株式会社島津製作所 オートサンプラ及び液体クロマトグラフ
CN109669033A (zh) * 2017-10-17 2019-04-23 普瑞邦(北京)科技有限公司 一种免疫亲和柱操作装置
CN109877120A (zh) * 2019-04-10 2019-06-14 安图实验仪器(郑州)有限公司 适于磁珠清洗系统的套筒针
CN112502697A (zh) * 2020-11-25 2021-03-16 西安康际石油科技有限公司 示踪剂同步增注装置
CN113249199B (zh) * 2021-06-01 2024-01-19 青岛速知科技有限公司 加样单元及细胞提取仪

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6063461A (ja) * 1983-09-16 1985-04-11 Tokyo Rika Kikai Kk 液体クロマトグラフイ−の試料導入管洗浄装置
JPH028746A (ja) * 1988-06-27 1990-01-12 Hitachi Ltd 分析装置
JPH05256858A (ja) * 1992-03-16 1993-10-08 Hitachi Ltd 自動分析装置のサンプル分注方法
JPH07506668A (ja) * 1992-04-27 1995-07-20 アクゾ・ノベル・エヌ・ベー 貫通サンプリング・プローブ
JPH10123152A (ja) * 1996-10-23 1998-05-15 Toa Medical Electronics Co Ltd 液体定量装置
JP2000162217A (ja) * 1998-11-26 2000-06-16 Shimadzu Corp リキッドハンドラ
US20030010098A1 (en) * 2001-07-14 2003-01-16 Werner Martin Self-washing injection apparatus
WO2004102182A1 (ja) * 2003-05-15 2004-11-25 Shiseido Company, Ltd. 試料注入装置及び方法、並びに該試料注入装置を有する液体クロマトグラフィ装置
JP2006038809A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Shimadzu Corp オートサンプラ
JP2006145239A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Shiseido Co Ltd 試料吸入用ニードル及び試料注入装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6063461A (ja) * 1983-09-16 1985-04-11 Tokyo Rika Kikai Kk 液体クロマトグラフイ−の試料導入管洗浄装置
JPH028746A (ja) * 1988-06-27 1990-01-12 Hitachi Ltd 分析装置
JPH05256858A (ja) * 1992-03-16 1993-10-08 Hitachi Ltd 自動分析装置のサンプル分注方法
JPH07506668A (ja) * 1992-04-27 1995-07-20 アクゾ・ノベル・エヌ・ベー 貫通サンプリング・プローブ
JPH10123152A (ja) * 1996-10-23 1998-05-15 Toa Medical Electronics Co Ltd 液体定量装置
JP2000162217A (ja) * 1998-11-26 2000-06-16 Shimadzu Corp リキッドハンドラ
US20030010098A1 (en) * 2001-07-14 2003-01-16 Werner Martin Self-washing injection apparatus
WO2004102182A1 (ja) * 2003-05-15 2004-11-25 Shiseido Company, Ltd. 試料注入装置及び方法、並びに該試料注入装置を有する液体クロマトグラフィ装置
JP2006038809A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Shimadzu Corp オートサンプラ
JP2006145239A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Shiseido Co Ltd 試料吸入用ニードル及び試料注入装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101851350B1 (ko) 2015-03-24 2018-04-23 동우 화인켐 주식회사 액체 시료 채취 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007309938A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4522432B2 (ja) サンプルインジェクション用ニードルユニットおよびそれを用いたシリンジのサンプル吸引、洗浄装置
US7526947B2 (en) Automatic sample introduction apparatus
JP5111476B2 (ja) 液体試料分析装置及び液体試料導入装置
JP5852020B2 (ja) プロセス源からのオンラインサンプル採取
JP5471846B2 (ja) 液体試料導入装置及び液体試料導入方法
WO2012073713A1 (ja) 液体クロマトグラフ、液体クロマトグラフ用試料導入装置、および液体クロマトグラフ用試料導入装置の洗浄方法
JP2011513737A (ja) 流体処理用プローブを清浄化する装置および方法
JP4426979B2 (ja) 試料注入装置及び試料注入方法及び液体クロマトグラフィ装置
JPWO2019043907A1 (ja) オートサンプラ及び液体クロマトグラフ
JP2008518240A (ja) 液体クロマトグラフィーにおいて試料のローディングを自動化する方法及び装置
KR101686455B1 (ko) 시료주입장치, 시료주입방법, 및 액체크로마토그래피장치
JP2002162401A (ja) 自動分析装置
JP4492245B2 (ja) オートサンプラ
JP3425989B2 (ja) 自動試料注入装置
JP2006162260A (ja) 液体クロマトグラフ用オートサンプラ
JPH02132369A (ja) 液体クロマトグラフ用試料注入方法
CN211726856U (zh) 样品管清洗装置和固相萃取设备
JP4996991B2 (ja) クロマトグラフ装置用試料導入方法及び装置
JP4348279B2 (ja) 試料吸入用ニードル及び試料注入装置
JPH0363707B2 (ja)
JP2012247440A (ja) 液体試料分析装置及び液体試料導入装置
JPS61114143A (ja) 試料導入装置の導入方法
JPS6232365A (ja) 分析装置における液体試料の吸引方法
JP4174630B2 (ja) オートサンプラ
JPH0212598Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees