JP4522319B2 - スカム除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、汚水処理水槽、例えばオキシデーションディッチ槽内における水面に発生する発泡スカムを水中攪拌機を用いて除去する装置に関するものである。
オキシデーションディッチ(以下ODという。)処理槽内の水面に浮遊発生するスカムを収集・除去するため、該OD槽内に設置される曝気機又は攪拌機の上流側の外側壁より下流側の該曝気機又は攪拌機に向けて水面上にオイルフェンス状のスカム収集ガイドを逆三角状に配置することで、上流から表面流に乗って浮遊移動してくるスカムを当該曝気機又は攪拌機の吸込口に誘導吸引させる事で、当該スカムを水中に巻き込ませ水中内の活性汚泥に接触吸着させ一体とすることで水中に完全に取り込ますことで水面に浮遊するスカムを除去する方法が用いらている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような方法では、表面水路巾を下流に向って縮小遮蔽することでスカム収集ガイドの誘導効果を得ており、当然の事ながらスカム収集ガイドの無い場合と比べて表面流速が低下するので、付着性の高いスカムは前述の上流側の外側壁及び誘導距離が長く曝気機又は攪拌機の吸込口より離れた位置のスカム収集ガイド誘導側面等にスカムが付着する事を完全に防止することが出来無いばかりでなく、スカム収集ガイドの背面の外側壁周辺部分の表面流は当該スカム収集ガイドにより遮られて流れの無い死水領域が形成され、該死水領域の水面上には折角除去したスカムが再び発生・付着すると共に、水処理効率の低下を誘発するという問題を有している。
特許第2923411号公報 (第1図)
解決しようとする課題は、処理槽内の表面流速を低下することなく、浮遊するスカムを効率良く収集・除去すると共に死水領域が形成されることなく水処理効率の低下を誘発しないスカム除去装置を提供することである。
本発明では、汚水処理槽内の水路気中部に左右送行用のガイドレールを付設し、該ガイドレールの下方に左右送行可能に水中攪拌機の外周を覆う吸込みカバーに設けられたガイドにより該水中攪拌機をガイドレールに係合し、前記吸込みカバーの上流側始端上縁部を切欠き上流側に向って末広状に吸込口を形成し、更に、前記吸込みカバーの外周には水中攪拌機を浮かすためのフロートを設け、前記ガイドに付設される繋留具により水中攪拌機が繋留させるよう構成したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、スカム除去に移送水量の多いプロペラ式の水中攪拌機を用いて、吸込口の上縁部を切欠き状に開口しているため水中攪拌機による吸引作用と表層流の越流作用とが相俟って浮遊スカムを勢いよく大量に吸引・破砕・攪拌排水することができるので効率の良いスカム除去ができ、更に、左右送行用のガイドレールの下方に左右送行可能に水中攪拌機が係合されているので、スカム発生の多いポイントに水中攪拌機を容易に移動設置できるので、効率良くスカムを収集除去することができる。また、吐出口より吐出される攪拌流により吐出口の終端に付設された舵板および左右送行の切換え機構により水中攪拌機が左右方向に自走されるので、別途送行駆動源および同駆動装置を必要としないため構造が簡単でイニシャルおよびランニングコストを低く押させることができるとともに、煩わしい人為作業によるスカム除去装置の移動設定を行う必要がないという利点を有している。更に、左右方向の推力を得るため攪拌流を舵板面に当てることにより、攪拌流内に含まれる汚泥は広範囲に飛散攪拌されるので槽内汚泥濃度がより一層均一化されるという副次的効果も有している。
汚水処理槽内の水路気中部に左右送行用のガイドレールを付設し、該ガイドレールの下方に左右送行可能に水中攪拌機の外周を覆う吸込みカバーに設けられたガイドにより該水中攪拌機をガイドレールに係合し、前記吸込みカバーの上流側始端上縁部を切欠き上流側に向って末広状に吸込口を形成し、更に、前記吸込みカバーの外周には水中攪拌機を浮かすためのフロートを設け、前記ガイドに付設される繋留具により水中攪拌機が繋留させる。また、水中攪拌機の前方へ導出された舵軸支持座によって舵軸が枢支され、該舵軸の前方に舵板が張出されると共に舵軸支持座の周辺部には舵角調節機構が付設され、吸込みカバー下面外部の前記水中攪拌機の中心線上に支点を有する操舵用槓杆が舵板の先端近くへ連繋され、水中攪拌機の両側方から対向状に配設されたストッパーによって操舵用槓杆の回動角度が規制され、前記水中攪拌機の中心線上に基点を置くコイルスプリングの始端部が舵板の先端近くに連結され、該伸縮構造体の伸縮繋留作用によって舵板の反転回動力が付勢されるよう構成する。
図1において、1は汚水処理水槽、2は該処理槽1内の水路気中部に設けられた左右送行用のガイドレールであり、3は該ガイドレール2の下方に左右送行可能に表層水ともに浮遊スカムを吸引・破砕し吐出口7より攪拌排水する前部にプロペラ12を有する水中攪拌機3であり、該水中攪拌機3の外周を覆う吸込みカバー4に設けられたガイド5により該水中攪拌機3をガイドレール2に係合し、前記吸込みカバー4の上流側始端は表層流がスムーズに流入するよう上縁部を切欠き上流側に向って末広状に吸込口6を形成し、吸込みカバー4の外周には水中攪拌機3を浮かすためのフロート8が設けられ、前記ガイド5に付設される例えばチェーンやロープ等による繋留具9により水中攪拌機3が繋留させるよう構成する。
実施例1のスカム除去装置を前提として、図2および図3に示すよう、14は水中攪拌機3の前方へ導出された舵軸支持座、15は舵軸支持座14の後端部に枢支された舵軸であり、該舵軸15の前方に舵板が張出されると共に舵軸支持座14の周辺部には舵角調節機構(図示せず)が付設されている。該舵角調節機構の具体例として、一体的に舵板16の上縁から後方へ導延された縁材16eの両側方から対向するように、舵軸支持座14に配設された係止ピン17に該縁材16eの側面が当接することにより回動角度が規制されるが、該係止ピン17の配設間隔を変更することによって、該縁材16eの側面の当接回動位置も変わることから、舵板16の回動角度は調整可能となる。取付孔を配設することで上記係止ピン17の配設間隔を変更することも可能である。19は前記水中攪拌機3の中心線上に支点20を有する操舵用槓杆であり、該操舵用槓杆9の前部に穿設された長孔21が、舵板16の上縁前方部に植設された係合ピン22に係合することにより連繋される。23,23は吸込みカバー4の両側方から対向状に配設されたストッパーであり、ガイドレール2の下方を水中攪拌機3が左右に送行する際に、例えば、操舵用槓杆19の後方導延部がストッパー23,23と当接することで、操舵用槓杆19の反転位置が一定範囲に規制される。24は舵板16に反転回動力を付勢するための伸縮構造体であって、水中攪拌機3の中心線上に基点24aを置き、始端部24bは舵板16の先端近くに連結されているので、舵軸15を支点として舵板16が左右に反転回動しても、該基点24aから始端部24b間に設けられた上記伸縮構造体24の伸縮繋留作用により、始端部24bには基点24aへ向けて常に張力が働いていることで、反転後の舵板16の姿勢が維持される。該伸縮構造体24の具体例として、コイルスプリングやゴム紐体のほかエアーシリンダーやオイルシリンダーを用いることもできる。また、水中攪拌機3の自走性を円滑にするためガイドレール2と摺接するガイド 5内周側に摺動材或いはローラ等を設けることが望ましい。
本発明の実施例1おけるスカム除去装置の構成を説明するための斜視図である。 本発明の実施例2おけるスカム除去装置の側面図である。 本発明の実施例2おけるスカム除去装置の底面図である。
符号の説明
1 汚水処理水槽
2 ガイドレール
3 水中攪拌機
4 吸込みカバー
5 ガイド
6 吸込口
7 吐出口
8 フロート
9 繋留具
12 プロペラ
14 舵軸支持座
15 舵軸
16 舵板
19 操舵用槓杆
20 支点
23 ストッパー
24 伸縮構造体
24a 基点
24b 始端部

Claims (3)

  1. 汚水処理槽内の水路気中部に左右送行用のガイドレールを付設し、該ガイドレールの下方に左右送行可能に前部にプロペラを有する水中攪拌機の外周を覆う吸込みカバーに設けられたガイドにより該水中攪拌機をガイドレールに係合し、前記吸込みカバーの上流側始端上縁部を切欠き上流側に向って末広状に吸込口を形成し、更に、前記吸込みカバーの外周には水中攪拌機を浮かすためのフロートを設け、前記ガイドに付設される繋留具により水中攪拌機が繋留させるよう構成したことを特徴する、スカム除去装置。
  2. 請求項1記載のスカム除去装置において、水中攪拌機の前方へ導出された舵軸支持座によって舵軸が枢支され、該舵軸の前方に舵板が張出されると共に舵軸支持座の周辺部には舵角調節機構が付設され、吸込みカバー下面外部の前記水中攪拌機の中心線上に支点を有する操舵用槓杆が舵板の先端近くへ連繋され、水中攪拌機の両側方から対向状に配設されたストッパーによって操舵用槓杆の反転位置が規制され、前記水中攪拌機の中心線上に基点を置く伸縮構造体の始端部が舵板の先端近くに連結され、該伸縮構造体の伸縮繋留作用によって舵板の反転回動力が付勢されるよう構成したことを特徴とする、スカム除去装置。
  3. 請求項2記載のスカム除去装置において、舵板の反転回動力を付勢する伸縮構造体がコイルスプリングであることを特徴する、スカム除去装置。
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