JPH0672690U - スカム除去装置 - Google Patents

スカム除去装置

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JPH0672690U
JPH0672690U JP2025293U JP2025293U JPH0672690U JP H0672690 U JPH0672690 U JP H0672690U JP 2025293 U JP2025293 U JP 2025293U JP 2025293 U JP2025293 U JP 2025293U JP H0672690 U JPH0672690 U JP H0672690U
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JP
Japan
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draft tube
water
suction port
scum
conduit
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Pending
Application number
JP2025293U
Other languages
English (en)
Inventor
栄二 嶋田
敏隆 田中
Original Assignee
日立機電工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0672690U publication Critical patent/JPH0672690U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水流の変動があっても水面に浮遊するスカム
をドラフトチューブ内に向かう表面水流にてドラフトチ
ューブ内に吸引し、破砕する。 【構成】 水中モータ4にて回転駆動するスクリュー3
を内部に備えたドラフトチューブ2を水面下所定位置
に、その吸込口を位置するように配設する。そしてこの
ドラフトチューブ2の吸込口21より導水渠1の壁面に
至る2枚の整流板5をドラフトチューブ吸込口21を挟
むようにして配設する。これにより導水渠等の壁面近く
に浮遊しているスカムも整流板5に沿って発生する表面
流によりドラフトチューブ2内まで導かれ、確実にドラ
フトチューブ2内に吸い込まれて破砕できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は水流の変動があっても水面に浮遊するスカムをドラフトチューブ内に 向かう表面水流にてドラフトチューブ内に吸引し、破砕するようにしたスカム除 去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
沈澱池等においては水面に浮遊するスカムを水面下に配設したドラフトチュー ブ内に吸引し、該チューブ内の撹拌用スクリューにてこれを破砕し、再び水中へ 放出撹拌するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来の撹拌機のドラフトチューブは、その上端を水面下100mm程度 に設定されている。このため水位が変動すると、ドラフトチューブに向かう水流 が不安定となり、ドラフトチューブより遠くに流れた位置に浮遊するスカムは吸 引することはできない。特に導水渠では全く吸引できないスカムも発生する。
【0004】 本考案は沈澱池の導水渠に発生するスカムを、水位が変動しても表面に発生さ せる水流を安定させてドラフトチューブ内に確実に導き、破砕することを目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するためになしたもので、水中モータにて回転駆動す るスクリューを内部に備えたドラフトチューブを水面下所定位置に、その吸込口 を位置するように配設すると共に、このドラフトチューブの吸込口より導水渠の 壁面に至る2枚の整流板をドラフトチューブ吸込口を挟むようにして配設してな ることを要旨とする。
【0006】
【作 用】
ドラフトチューブに向かう表面流速が大きくなる場合、ドラフトチューブ上部 で渦流が発生する時である。この現象を利用して導水渠の壁面からドラフトチュ ーブ上端まで、しかもドラフトチューブを挟んでそれぞれ対向し、ドラフトチュ ーブ内に吸引される水流にて表面に渦流が発生しやすいように2枚の整流板を水 面位置に設ける。これにより導水渠等の壁面近くに浮遊しているスカムも整流板 に沿って発生する表面流によりドラフトチューブ内まで導かれ、確実にドラフト チューブ内に吸い込まれて破砕することができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案スカム除去装置を図示の実施例にもとづいて説明する。 図において1は沈澱池の導水渠等で、この導水渠1の所定位置に通常の水位よ り約100mmの水中に上端開口面が位置するようにスカム除去装置のドラフト チューブ2を配設する。
【0008】 このドラフトチューブ2は所要径を有するパイプを円弧径あるいはL字形、ま たはL字形に近い状態に屈曲して形成し、その一端を水平に、他端を垂直になる ようにして配設するが、このドラフトチューブ2はフロートにて浮遊させ、ワイ ヤーロープ等にて所定位置に繋留するかまたは導水渠内あるいは架台上に固定し て設けると共に、ドラフトチューブ2内、望ましくはドラフトチューブ水平部内 に撹拌及びスカム破砕用のスクリュー3を配設し、このスクリュー3を水中モー タ4にて駆動させる。
【0009】 この水中モータ4は架台に設けるかまたは図示のようにドラフトチューブに設 け、この水中モータによりスクリューを回動させることによってドラフトチュー ブ内に上端開口面の吸込口21より水面近くの水及び浮遊しているスカムを吸い 込み、スカム分を破砕して下端開口面の吐出口22より再び水中に吐出する水流 を発生させる。この時、スクリュー端部の水域に空気を噴射するか、またはスク リューの回動にて発生する負圧を利用して大気の一部を吸引し、水中へ放出して 撹拌と曝気を行うようになすこともある。
【0010】 また導水渠1には、その壁面11よりドラフトチューブ2の上端開口面である 吸込口21に至るように水面部分に2枚の整流板5,5をドラフトチューブの吸 込口21を挟むようにして配設する。
【0011】 この整流板5はドラフトチューブの吸込口端面位置より、水面より少し突出す る程度の高さを有し、ドラフトチューブ2に固定するか、導水渠の壁面11に固 定するものである。この場合、導水壁の壁面11とドラフトチューブ2に架け渡 すように配設される2枚の整流板5はドラフトチューブの吸込口より水面部の水 を吸引する際、渠内水面に渦流が発生しやすいように図1に示すようにドラフト チューブ吸込口の外周に接線方向、もしくは放射方向に配設される。
【0012】 従って上述の如く構成した装置においては、スクリューを駆動すると吸込口よ り水及びその吸込口近傍水面に浮遊しているスカムが吸引され、スクリューにて 破砕された後、吐出口22より水中へ吐出される。これにより導水渠水面付近に ドラフトチューブへ向かう表面水流が発生する。この表面水流は整流板5,5に て整流されるので、ドラフトチューブ吸込口で発生する渦流の影響が導水渠の内 壁面近くまで及ぶものとなり、これによりドラフトチューブ吸込口より遠い導水 渠内壁面近くに浮遊するスカムも渦流にてドラフトチューブ内へ引き込まれ、確 実に破砕されるものとなる。
【0013】
【考案の効果】
本考案スカム除去装置は、水中モータにて回転駆動するスクリューを内部に備 えたドラフトチューブを水面下所定位置に、その吸込口を位置するように配設す ると共に、このドラフトチューブの吸込口より導水渠の壁面に至る2枚の整流板 をドラフトチューブ吸込口を挟むようにして配設してなるため、水位の変動によ っても吸込口部に発生する渦流により導水渠壁面部の表面水をもドラフトチュー ブ内に吸い込むことができ、導水渠前面にわたって浮遊するスカムも確実に破砕 することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案スカム除去装置の平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】本考案スカム除去装置の実施状態の説明図であ
る。
【図5】公知例の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
1 導水渠 2 ドラフトチューブ 21 吸込口 22 吐出口 3 スクリュー 4 水中モータ 5 整流板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中モータにて回転駆動するスクリュー
    を内部に備えたドラフトチューブを水面下所定位置に、
    その吸込口を位置するように配設すると共に、このドラ
    フトチューブの吸込口より導水渠の壁面に至る2枚の整
    流板をドラフトチューブ吸込口を挟むようにして配設し
    てなるスカム除去装置。
JP2025293U 1993-03-26 1993-03-26 スカム除去装置 Pending JPH0672690U (ja)

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JP2025293U JPH0672690U (ja) 1993-03-26 1993-03-26 スカム除去装置

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JPH0672690U true JPH0672690U (ja) 1994-10-11

Family

ID=12022011

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334449A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Tsurumi Mfg Co Ltd スカム除去装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334449A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Tsurumi Mfg Co Ltd スカム除去装置
JP4522319B2 (ja) * 2005-05-31 2010-08-11 株式会社鶴見製作所 スカム除去装置

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